2016年10月9日日曜日

ホーカーズの海南鶏飯

シンガポール「Marina Bay Sands」内「Rise」にて
 朝食ブッフェ
朝起きてみたら、外はビカビカと稲光が見えて、けっこうな雷雨。しばらくしたら、どかんどかんと雷が盛大に落ちる音も聞こえてきて、ほどなくだんなも起きてきた。
 
こりゃ、今日のお出かけは大変そうですかね?いやいや今だけで晴れるでしょこれ……と話しつつ、でもなかなか明るくなってこない空を見つつ、7時半頃に朝御飯。
 
今日の中華粥は「fish congee」。揚げ葱やフライドガーリック、香菜などが魚団子麺コーナーにあることがわかったので、今日は盛大に香菜を散らしていただいた。あとは、昨日のパストラミビーフのコーナーにハニーベイクドハムがあったので、それをまたフムスと一緒にピタパンに挟んでみたり、今日こそアプリコットジャムをヨーグルトにトッピングして食べてみたり。
 
とりあえず私は毎朝美味しい中華粥が食べられれば幸せなのであるらしい。きっと明日も食べちゃうわ。
シンガポール「Maxwell Food Centre」にて
 
「天天海南鶏飯」の
 Chicken Rice M S$5.00
 Chicken Rice L S$7.70
 Vegetable with Oyster Sauce S$4.00
 
タイガービール S$4.00
 
「南京街肉骨茶」の
 肉骨茶 S$4.0
 御飯 S$0.5
 
「Lim Kee Banana Fritters」の
 揚げバナナ S$1.8
今日の日中は各々やりたいことをやりましょうということで、母はホテル近辺のショッピングモール探索、私とだんなと息子の3人は、お昼御飯に中華街の「ホーカーズ」に向かってから別行動、ということに。
 
以前にも来たことがある「Maxwell Food Centre」、前回は食べなかった超人気の海南飯を食べましょうと、この店だけ極端に行列ができていた(20人くらい並んでいて15分くらい待った感じ)けれど、だんながめげずに並んでくれた。
 
日曜日の午前11時は案外と開いているお店が少なくて、半数以上は閉まっている感じ。それでもお目当ての海南飯は無事食べられたし、揚げバナナもしっかり食べたし、だんなは唯一開いていた肉骨茶屋さんの肉骨茶も買ってきていたりした。
 
そういえば息子は「ストロベリーバナナミルク」なんてファンシーな飲み物を生ジュース屋さんで作ってもらってきていて、「安くてうめー」言いながら、ごくごく。
 
鶏むね肉に柔らかく火を通して、とろみのある醤油だれ的なたれに絡めて、チリソースを添えて食べる海南飯、シンプルながらとっても美味しかった。鶏味の御飯が、がっつりガーリック風味で、これもまた良い感じ。
 
食後は中華街を軽く探索してから息子と別れ(シンガポールに住む友達に会いに行くんですって)、私とだんなは2人で地下鉄乗って「Le Cafe」にパイナップルタルト買いに行き、「the little drom store」と「Supermama」に雑貨見に行って、最後はだんなはまだ一度も間近で見たことがなかった(一応ホテルからは見えていたんだけど)マーライオンを見にマーライオンパークまで行き、暑さでよれよれになってホテルに帰還。
 
入浴を済ませた後は、「一度くらい覗きに行ってみますか」とホテル隣接のカジノに赴き、おそるおそる5セントスロットマシンにお金を突っ込んでみたりした。20ドル入れて遊んだらものの数分で「最後1回」になり、その最後の1回が小当たりして15ドル戻ってきて、それでおしまい。という感じ。カジノは大変に大混雑しておりました。
シンガポール「Marina Bay Sands」内「Sky on 57」にて
 Indulgence for Four S$668
 エスプレッソ 3×S$6
 ミルクティー S$8
 白ワイン(Cortr PGrigio13) S$95
「眺めの良い高層階のレストラン」を好む母、きっと最上階にあるレストランも行きたいんだろうなぁ(昨日一昨日はショッピングモール内のカジュアル中華だったし)と思い、今夜は最上階のレストラン「Sky on 57」に。
 
レストランの外周は立ち飲みコーナーも多い吹き抜けのバーコーナーになっていて、こちらもたいそう賑わっていた。
 
「セレブリティシェフ ジャスティン・クエックがご用意するのは、アジアの伝統の味をクラシックなフレンチスタイルでアレンジした、モダンで斬新なフュージョン料理」
……だそうで、「何がなんだか」という感じではあったのだけれど、メニューを見るとなかなか美味しそう。
 
アラカルトで注文する事も考えたのだけれど、「シェアコンセプトメニュー」なる、2人もしうは4人でシェアして食べるのが前提のコース料理があったので、せっかくだからと4人シェアの「Indulgence for Four」メニューを注文してみた。何しろメインディッシュが「Char Grilled M6 Wagyu Tomahawk Steak」だったもので。トマホークステーキ、って。
 
出てきたメニューは、
 
Symphony of Seafood
Smoked mackerel parfait,
botan ebi, sea urchin,
Oscietra caviar,
Scottish salmon, French oyster, pickled vegetables
JQ’s Signature Foie Gras Xiao Long Bao
Iberico ham, baby abalone, superior golden broth
Char Grilled M6 Wagyu Tomahawk Steak
Roasted potatoes, sauteed vegetables, cos salad,
veal jus, sauce choron
Chef’s Dessert
 
という感じ。
 
「洋風刺身盛り合わせ」みたいな前菜も、その名前に偽りなしの「トマホークステーキ」も、色々と凄かったけど、シグネチャーメニューの「フォアグラ小籠包」が、なんだか色々とすごかった。
 
イベリコのハムを使ったとろみのあるスープに小さな煮鮑が1個沈み、2個の小籠包の上には金箔が。そして小籠包の中身はフォアグラとトリュフ。
 
なんかもう「全部入り」みたいな組み合わせで、「なんか下品な組み合わせだわ……」という感じもあったのに、これが絶妙なバランスで、悶えるほど美味しかった。小籠包の中身が、容赦なく「フォアグラとトリュフ!」という感じで。
 
デザートは、温かいザバイオーネソースとベリーのコンポートの上に、薄焼きのさくさくパイ生地、その上にバニラジェラート、という温度の妙を楽しめるもので、これも面白かった。
 
なんでもシンガポールは16歳から飲酒可能だそう。息子も私たちと一緒になって、ボトルで貰った白ワインをぐびぐび飲んで、御機嫌だった。