2016年10月8日土曜日

絶品カプレーゼ

シンガポール「Marina Bay Sands」内「Rise」にて
 朝食ブッフェ
このホテルは、私と母が同室で。……で、2人していつもの事ながら朝5時過ぎにがっつり目が覚めてしまい、
「まだ暗いわね」
「暗いねぇ」
言いながらがさがさ活動し始めてみた。
 
で、息子を7時に叩き起こして、宿泊プランについていた朝食を摂りにロビーフロアのブッフェレストランへ。
 
これまで、そこそこ色々な国のホテル朝食を食べてきたと思っているけれど、このホテルの内容の多彩さは、ちょっとびっくりするレベルだった。和洋中に加えて、マレー料理っぽいのやインド料理まで。
 
カウンターで注文を受けて作ってくれるのはオムレツの他に「fish ball noodle」があったり、vagetable potato curryとsambarの隣には「kachori」「vadai」という名の見慣れぬ揚げパン風のものが並んでいたりした。
 
で、結局どうなったかというと、ピタパンにパストラミビーフとフムス挟んで、スモークサーモンやソーセージと並んでニラ饅頭とカスタード饅頭が皿に盛られ、蟹肉入りお粥に揚げ葱たっぷり散らしてその隣に牛乳とパイナップルジュースのコップが置かれるというカオスっぷり。食べたいものを食べたいように持ってきたら、そうなってしまった。
 
ちなみに、謎揚げパンもカレーもしっかり食べました。カレー、けっこう辛かった。
 
日本食は見るだけで口にはしなかったけれど、味噌汁に白飯、焼き魚や漬物、更には「日本そば」なんてものも用意されていた。本当に品揃え豊富で、びっくり。
 
でも一番びっくりしたのは、デザートにヨーグルト貰ってきて、「パンコーナーにあんずジャムがあったよねー」とapricot jamと書かれた陶器の瓶の中身をすくって入れたらマーマレードだった事だったりして。うん、まぁ、不味くはなかったです。
シンガポール「Pizzeria Mozza」にて
 Mozza Caprese S$19
 Pizza - Margherita with mozzarella & tomato & basil S$27
 Pizza - Prosciutto di Parma, rucola, tomato & mozzarella S$31
 Coconut sorbetto pie : hot fudge & salted almonds S$19
 Sorbetti & Gelati 2×S$17
 Peach Bellini S$18
 Rasberry Mojito S$18
 Peach Soda S$8
今日は特に予定しているものはなく、午前中は「天気も良いし」と、滞在ホテル名物のインフィニティ プールに遊びに行ったりしてみた。
 
3棟並ぶホテル棟の上に船を乗せたような感じで空中に浮かぶプール、地震大国の日本人としては、こんな構造の建物、おっそろしくて仕方がない。そもそも私、高いところがそれほど得意じゃない。水が思った以上に冷たかったこともあって、1時間足らずで退散してきた。だんなが合流したらまた改めて来ることになるだろうし。
 
で、部屋でシャワー浴びたりごろごろしたりした後で、おっひるごはーんと、行ってみたのはピッツェリア「Pizzeria Mozza」。
 
なんとなく「ピザっぽいのが食べたい」で適当に「ここが美味しそう」で行ってみたのだけれど、たいそう人気な店だったらしい。開店と同時に行ったから無事席があったものの、周囲のお客さんはほとんどが予約を入れたうえで来ていた感じだった。注文した飲み物が来る頃には、あっという間に満席に。
 
サイズや具の量とかがいまいちわからないし、と、とりあえず、マルゲリータと、生ハムとルッコラのピッツァを1枚ずつ注文。あとはみんな大好きカプレーゼ。
 
なんでも「現在アメリカで最も高い評価と尊敬を集めるシェフのひとり、マリオ・バタリ」という人のお店だったらしい。窯焼きのピッツァはフチまで香ばしくて、具沢山、美味しかった。
 
驚きの美味しさだったのは、カプレーゼ。
 
無造作にモッツァレラの塊を皿に乗せ、枝つきのプチトマトのマリネが添えられ、上からはジェノバペーストがたっぷり……という感じ。見た目は雑に見えたけど、これが、チーズもトマトのバジルペーストもどれも文句なしの美味しさ。息子と2人で「なんじゃこりゃー!」「おいしい!」言いつつ、感動しながらいただいた。
 
うっかりデザートにココナッツアイスタルトまで食べてしまって、今日も昼からけっこうな満腹ぶりに……。
 
そして午後は、「ゲームセンター探して地下鉄乗って探検してくるー」と出かけて行った息子と別れて、私と母はホテル隣接の「Gardens by the Bay」にある植物園、「Flower Dome」と「Cloud Forest」巡り。
 
「ドームってことは温室なの?暑いの?」と思って覚悟して向かったものの、むしろ外気温より快適な室温のドームで、花盛りのドームも、巨大な滝が流れるドームも面白かった。
 
歩き疲れてホテルに戻り、お風呂に入ってのんびりし終わる頃には、だんなも無事に日本での仕事を終えて1日遅れで合流することができた。ああもうこれで私は必死に英語を話さなくて良いのね……と一安心。
シンガポール「9 Goubuli」にて
 豚ばら肉のカリカリロースト S$22
 エビ炒め S$24
 アメリカンビーフと葱炒め S$26
 シェフ特製茶壺入り澄ましスープ S$14
 蟹と玉ねぎのスープ S$12
 塩漬け魚と鶏肉の炒飯 S$20
 乾燥ホタテ入り卵炒飯 S$22
 ビール(シンハー) 4×S$13
 ビール(ハイネケン) S$13
 スプライト 2×S$7
今日の夕御飯は、ホテル隣接のモール内にあるフードコートで肉骨茶でも食べようじゃないか、なんて話になっていたのだけれど、夜7時過ぎてそのフードコートに向かってみると、想像以上の大変な大混雑ぶり。
 
席数はかなりあるものの、空きそうになった席は次々ローカル客に取られていき、息子と2人フロア内をあちこち歩いてくれていただんなも
「いやー、もう、シンガポールローカルの人々に席争奪戦で勝てる気がしない……」
と絶望の口ぶり。
 
これはあかんね……とモール内を彷徨った挙げ句、気取らず安心して食べられる中華料理がなんだかんだ嬉しいよねと、昨日の夜に行ったお店「9 Goubuli」に今日も向かってしまうことにした。
 
母が昨日「これ、美味しい」と喜んでいた豚バラのカリカリローストと、母好みの牛肉炒め。
 
「スープが飲みたい、あったかいのが欲しいわ」
と母から更なるリクエストがあったので、「2種類頼んで、好きな方を母に飲ませて残りは誰かが飲めば良いよ」と、蟹スープと茶壺スープを注文し、最後は炒飯2種類。
 
なんだかカオスな注文になってしまったけれど、でもこのお店、どの料理も割と過不足なく美味しい。特に好物の鹹魚炒飯も程よい塩気とたっぷりの旨味で良い感じだった。
 
んで、母の音頭で「ホテル最上階のバーで一杯飲みましょう!」とホテルに戻ってバーに向かってみたものの、あいにくの満席。「立ち飲みでしたらコーナーがございますが」と言われて、いやいや座って飲みたいですし……と退散したのだった。仕方が無いから、明日はその最上階のレストランにでも夕飯の予約をしてみましょうか、ということに。