2016年10月20日木曜日

ヒルトンでハロウィンスイーツ

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「ピーターパン」のカレーパン
自家製ヨーグルト w/パイナップルジャム
アイスカフェオレ
今日はスイーツブッフェなのである。スイーツなのである。食べ放題なのである。
 
なのにうっかり、昨日パン屋でカレーパン買って来ちゃうとか、私ったらばかじゃなかろうか……と思いつつ、明後日まで残して油が回ったカレーパンになるのも嫌だし、冷凍庫にも今はあんまり隙間がないしで、食べてしまうことにした。
 
結局、ブッフェの時にはもう猛烈に空腹になっていたから、結果オーライ。
新宿 ヒルトン東京にて
 アリスとハートの女王様からの挑戦状 デザートフェア \3600
んで、午後に新宿にお出かけ。
 
先月、「ギリギリのグロさ…? ヒルトン東京のハロウィン・スイーツがめちゃんこ攻めてるッ!!! 「指クッキー」や「魔女の内臓スープ」など」というネットニュースを見て、「なんかすごいの来たな」と思いつつ、でもこの手のに喜んで行ってしまう悪趣味な友達、私が思いつく限り1人くらいしかいないのよね……と思っていたら、その貴重な友人から
「ところでこんなの気になったんだけど」
と連絡が。
 
やっぱりあなたも気になったのね、と笑ってしまいつつ、そういうことなら行きましょうと、がんばって予約を入れてみた。ネット予約が可能でキャンセルも簡単にできるだけに、期間中はたいてい満席状態。ぽつぽつとキャンセルが出る度に空席マークが現れるので、私たちの狙った日に空席マークが出るのを虎視眈々と狙っていたのだった。
 
早めに着席できると、ブッフェスタートまでの時間に「写真撮影タイム」が設けられるらしいよ?と早め到着を目指して、私たちは数組目の着席順。14:30スタートなのに14:15頃にはもう50人以上が店頭に列を作っていた。
 
ところで、このブッフェの会場は、いつも1階の「マーブルラウンジ」だったはずなのだけれど、行ってみたらラウンジは何やら工事中で、ぺろっとラウンジ店頭にポスターがあって、「ブッフェは2階レストランで開催されます」との案内が。何かトラブルでもあったのかなと上階に上がるも、今ひとつオペレーションが良くなくて、お客の誘導にもたついたり、「会場の変更でご迷惑をおかけしています」の一言もなかったり。
 
ただ、席に案内される前に、バーバリーの香水の試供品が皆に配られた。うーん、嫌いな匂いではないけど、香水って好みがあるし、貰って「やったあ!」ってものでもなく……うーん。
 
んで結局、普段は中華料理(と和食?)を供しているレストランが、「仮設マーブルラウンジ」になって、ブッフェは開催されたのだった。
案内板によると、数日前からこういう措置を取っていたのであるらしい。でも公式サイトには何もそういったアナウンスはなく、おそらくは仮設になったばかりの頃に訪れたのであろうお客さんのこのレビューはかなり悲惨な状況だったことを伺わせた。
 
その状況よりは今日はかなり「まし」だったのだと思う。ちゃんとアリスの装飾はあったし(ブッフェ直前に、レストランに次々運ばれていく墓場のオブジェを目の当たりにしていた私たち……)、多分料理も過不足なくちゃんとあったのだと思う。
 
でも、ラウンジと比べると明らかにテーブル間に余裕がなくて、私達のテーブルはすぐ脇をお客さんがスカートを擦るような位置で通っていくから、なんだか落ち着かなかった。コーヒー紅茶もセルフサービス。ブッフェ用に作られたのではないだろう場所がブッフェ台になっているから動線がおかしな事になって「サンドイッチを取りたいのに、行列に並んだらスープ皿しか手に取れない→だからスープ皿にサンドイッチ盛りつける→スタッフは動線の先端に平皿が置かれていないことに、指摘するまで気がつかない」なんて事になっていた。
 
毒吐きついでに続けて言えば、先日のウェスティンに比べて客層(というか民度?)が悪く、席に案内してくれたスタッフさんが「ブッフェスタート時にお声がけさせていただきます。それまではご自由に写真をお撮りになってください」と言っていたのに、何か勘違いしたのか、料理を盛りつけ始めてしまってる人たちが複数組いたり。
 
なんかこう……それだけでなく、全体的に「ホテルブッフェ慣れしていない」というか、変にガツガツしているお客さんが多いな、という印象があったのだった。アリスというテーマゆえ、いつもとは違った層のお客さんの割合が多くなった、という結果かもしれないけれど。
 
間違って取り始めちゃった人たちについては、どうもそれは「(写真を)撮って良い」を「(料理を)取って良い」に勘違いしただけだったらしいのだけど(それはホテル側の言い方が悪いとも思う)、それを見た男性ホテルスタッフが
「え、もうスタートしてたんだっけ?」
「してないっしょ」
なんて会話してるのがお客の耳に入るのは、ますます良くないと思うんだなぁ。
 
その勘違いしたお客さんたちに「あの……まだ料理は取っちゃダメなタイミングだと思います」と声をかけたのは私と友人だったりしたから、なおのこと。ホテル側がやるべきことでしょー。
 
とまあ、色々あって、料理もスタッフもお客さんもキラキラしていたウェスティンと比べて、「お客がこの程度だからサービスもこの程度でいいや」「サービスがこのレベルなんだからお客もこの程度でいいでしょ」という負のスパイラルになっちゃってる風に見えたヒルトンが、色々不幸だな……と思ったのだった。
 
決して嫌いなチェーンではないのだけれど。ていうか、スイーツブッフェの値段はウェスティンとそう変わらないんだから、もっと気張った方が良いんじゃないかなヒルトン、ていう。
 
と、サービスやら何やらにもんにゃりすることはあったものの、「アリスとハートの女王様からの挑戦状 デザートフェア」。スイーツあれこれは、楽しかった。美味しかった……というより、楽しかった。それは、期待通りだった。
 
早く案内された甲斐あって、ブッフェ開始前に写真が撮れる時間が5分くらいあったので、綺麗なケーキがたくさん撮れたのは何より。
 
ヒルトンのスイーツは、昔から「ごってり甘い」印象が続いていたのだけれど、案外甘さ控えめなものも増えてきた印象。
 
でも、この3段重ねトレイに乗った「ホワイトチョコのトランプ・タルト」はかなり容赦なく甘かった。あー期待に応えてくれてありがとうヒルトン、超甘い!と苦笑い。
 
私も友人も、実のところ甘さの強いものはあまり得意ではなくて(私は、冷たくて甘酸っぱくてプルプルしている系ならいくらでも食べられるんだけど……)、このタルトは半分こして食べたのだけれど、それでも友人は閉口するほどの甘さだった。
 
手前の緑色のは「青リンゴのパンナコッタ」。これは美味しかったな。
 
同じ台を別角度から。どこかキッチュなイラストが可愛いです。 同じ台を逆方向から。
 
手前の紫色のは「チョコプリン、カシスムース」だったはず。
 
ハロウィンシーズンということでか、赤色、紫色のアイテムが多かった。だからどうしてもベリーやカシスが主体になりがちで、似た方向の味のものが多かった印象。
 
カシスものは、シフォンケーキなども並んでいた。
 
ビビッドな色合いの、真っ赤なマカロン、真っ黒なマカロン。 人気アイテムで、しょっちゅうお皿が空になっていた、「真っ赤なマカロン」「真っ黒なマカロン」。
 
黒マカロンはココアの味がしたような……だけど、ココアだけでここまでの黒にはなりそうにないから、食紅も入ってるのかな。とにかくすごい色合いだった。
 
左端のオレンジ色のグラスデザートは「マイ・リトルアリス ベリーとバニラのトライフル」、右側の籠の中身は「白うさぎのチョッキ クッキー」。
 
他にも、「アリス系可愛いデザート」はあったけれど、ここから先は私と友人の本命メニュー、「HALLOWEEN SIDE」のキモグロ系。
 
やっぱり目玉はこれだよね、「魔女の内臓スープ」 ベリー系の真っ赤なスープの中にタピオカと共に腸を模したマシュマロ、そして目玉のゼリーが浮かんだ「魔女の内臓スープ」。
 
目玉が無駄にカラフル……。
 
で、割と早々に目玉が売り切れて、ブッフェ途中に見に行ったら(というか今日の一番上の写真を盛りつけに行ったら)既に目玉が品切れで、
「目玉品切れだったよー」
と言って席に戻った十数分後には目玉だけが大量投入されていたという。
 
真っ赤なスープにごろごろと大量に入る目玉もまた、なかなかすごい光景だった。
 
「目玉のカップケーキ」&「スパイダーネットケーキ」。きれいきれい。 そんな「目玉萌え女子」の心を掴むアイテムその2、「目玉のカップケーキ」。
 
手前は「スパイダーネットケーキ」。
 
カップケーキは、チョコ味カップケーキにカシスのクリームトッピング、中にもジャム(カシスジャム?ベリーだったかも?)入り。
 
このあたり、持ってきたは良いけど一人で食べられる気がしなくて、全部を友人と半分こ。
 
「じゃあ目玉も切るよー」
「目玉は要らない」
「いやいやそんなこと言わないで」
と、目玉もナイフでまっぷたつ。
 
友人が撮ってくれたその時の私の写真は、めっちゃ良い笑顔だった。
 
ビビッドカラーの「パンプキンの黒ロールケーキ」と、ストローついているのは「苺とブラックタピオカドリンク」。 背景が、おそらくは元の中華料理店の「香港の高層ビル街」風なのががっかりだけれど、左が「パンプキンの黒ロールケーキ」、右が「苺とブラックタピオカドリンク」。
 
ケーキの方は食べる(胃袋的)余裕が無かった……タピオカドリンクは、かなり濃厚で、吸うのが大変。しかもあんまり冷たくはなくて、食感が微妙……(そして甘い……)。
 
オブジェが「ダークきれい」な感じで好みでした。微妙に厨二っぽい。 これも背景が高速道路の写真で「んー……」なのだけれど、烏がいたりする、「ダークきれい」なオブジェ。
 
うーん、やっぱり本来の「マーブルラウンジ」でこのプレゼンテーションが見たかったかも。
 
ピンク色のチョコファウンテン「赤の女王の泉」も目玉の1つだったろうに、微妙に奥まった中華な雰囲気の薄暗い小部屋に押し込まれていて、なんだか可哀相だった。
 
「血塗られたムースケーキ」。もっとこう、血しぶきが欲しい、とか。 あ、これは美味しかった。
 
一番好きなスイーツだったかもしれない「血塗られたムースケーキ」。血塗られてるけど。
 
チョコレートとベリー(カシス?)のムースベースのケーキで、甘さもそれほどくどくなく、好みな塩梅。
 
そういえば、場所が奥の方で非常にわかりづらかったけれど、「しょっぱい系コーナー」もあって、卵としめじ、野菜のコンソメスープと、ミニサイズのハンバーガー、ツナサンド、ターキー&パストラミバゲットサンド、マッシュルームキッシュ、トマトソース和えペンネなどが用意されていた。
 
更に奥にはクロワッサン生地のワッフル「クロッフル」が。
 
これが、カロリーの塊みたいな味だったけど、美味しかった。ホイップクリームやベリーのソース、あんこなどがトッピング用に用意されていた。
 
これもグロキモ、「指クッキー」。指、美味しかったです。 そうそう、これも忘れちゃいけない「指クッキー」。
 
ちゃんと爪もついてるし、関節の皺まで細工されている。
 
クッキーは「固くはないビスコッティ」みたいな感じで、ちゃんと美味しかった。
 
で、隣の黒いモノは、「腸」だそうだけど……
「どう見ても、う○○だよね」
「そうとしか見えないよね」
と、私と友人の意見は一致。
 
これは甘い甘~い、ナッツ入りのチョコムースだった。
 
これが友人のハロウィン皿。目玉2個……無茶しやがって…… というわけで、私の盛りつけた「ハロウィン皿」が今日の一番上の写真、友人の「ハロウィン皿」がこちらの写真。
 
「せりあさん、目玉1個どうぞ♪」
って、お前、明らかに「写真のために2個盛ってきた」んだろう、と。
 
紫色の帽子のようなものは、上全体がメレンゲ。「魔女の帽子」という焼き菓子だった。
 
ちなみに、目玉は見た目通りのブリュンとした食感で、ヨーグルトっぽい甘酸っぱい味わいだった。ゼラチン多めで固めた、ちょっとグミみたいな食感。
 
そんな感じで、おしゃべりしながら5時くらいまでだらだらしてからホテルを後に。後半は私たち、スープばっかり飲んでいた。
タコレタス
ビール(サッポロラガービール)
で、私がキモグロスイーツでお腹いっぱいになって帰る日に限って、だんなも息子も家で夕飯を食べられる日だったというタイミングの悪さ。
 
割と最近、とんでもない価格(1000円超え)のレタスの値段をtwitterのRTか何かで見たところ、昨日の我が家近所のスーパーのレタスは1玉198円と、まあまあ普通の値段だった。
「うん、レタス食べたいな……タコライスかな……?」
タコライスなら準備も簡単だし、と、トマトと牛ひき肉とシュレッドチーズも一緒に買ってきた。
 
でも今の私、肉を炒める匂いを嗅ぐのもちょっとしんどい。
 
「というわけで息子さん、タコミートだけ作ってくれまいか。牛ひき炒めてスパイスミックス混ぜて、水ちょっと加えて煮詰めるだけネー。簡単ヨー」
 
と、タコミート作りは息子にお願いして、私はレタスとトマトを刻んでだんなの帰りを待った。息子はちゃんと、牛ひき500gを立派なタコミートに仕上げてくれた。
 
「おゆきさんも食べるの?」
「いや、私は御飯は要らない……でもレタスは食べる……」
 
と、レタスの上にシュレッドチーズとタコミートとトマトを適当に散らして、「タコレタス」。
 
ビールは飲みたかったので、それをつまみにビールを飲んだ。
 
「タコライスはあるだけ食べる」派の息子が、私はいつもより少ない量しか食べなかったというのに、タコミートを平らげ、お釜に残った御飯も平らげ、刻んだ野菜も全部平らげてくれて、本当に呆れるくらいの量を平らげた。
 
タコライスって、茶碗に1杯の御飯でも他の具材で2杯量以上になるというのに、どんぶり飯くらいの御飯を盛ってきてたし。見てるだけでお腹いっぱいになりそうだったので、おかえしに目玉スープの画像など、息子に見せて差し上げたりした。