2021年9月18日土曜日

今日から京都

初めての本場のにしんそば。
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「セントレジスホテル大阪」にて
 ブレックファースト エクスペリエンス \2950
セントレジスホテル大阪」に宿泊の今日。
 
朝食は宿泊費(というか無料宿泊権)の中には含まれておらず、でもせっかくだからホテル朝食をいただきたいなあと思っていたら、通常は1人4900円のところ、チェックイン当日に予約しておいたら2人で5900円で良いのですって。
 
整然とトレーに並んだ洋朝食のお料理。でも全部が美味しい。 でしたらお願いしますと予約しておいたら、これが、お値段以上の幸せな朝御飯。
 
セットメニューでこれほどに幸せな朝食ってそうそう無いのではないかなという充実の内容だった。
 
和朝食か洋朝食かの選択で、私もだんなも洋風を選択、メニューはこんな感じ。
 
  • シグニチャートースト&クロワッサン
    バター&自家製ジャム(白桃)を添えて
  • 本日のサラダ
  • 本日の魚のエスカベッシュ
  • 自家製スモークサーモン ディル ケッパー オニオン
  • カプレーゼ
  • ヨーグルト w/マンゴージャム
  • シーズナルフルーツ
  • お好きな卵料理
    シェフスペシャルオムレツ(ベジタブル・シーフード・ミート) or アスターベネディクト or クラシックベネディクト or クラシックエッグ
    サイドディッシュとしてポテト、ソーセージ、グリルドトマト、キノコ
 
これだけでも十二分なボリュームなのに、更に「サプリメント」として追加で選ぶことのできる品がある(なんならサプリメントのおかわりはいかがですかとまで言われる)。
 
この一品だけは追加料金15000円(!)が必要な、キャビアやロブスターが使われた「タイタニックオムレツ」の他、本日のスープ(白人参のスープですって)、うどん、お粥、シリアル&ミルク、ワッフル、リコッタパンケーキといった、サプリメントの品揃え。
 
可愛いサイズのリコッタパンケーキ。美しい……♪ 私は卵料理をアスターベネディクトにしてしまって、もうその段階でパンが増えてしまっていたというのに、うっかり、そう、ついうっかり、リコッタパンケーキまでつけてしまった。悔いはない。
 
写真くらいのサイズだったのでそれほどには胃袋を圧迫しなかったのが幸いだったパンケーキ。
 
リコッタチーズが入った生地特有のクシュッとした食感で、でも過剰にふわふわしすぎてもおらず、文句なしの美味しさのパンケーキだった。
 
ベネディクトも可愛いサイズで、この美しさ。 そしてアスターベネディクトもこの美しさ。
 
パン・オ・レのベースの上にズワイ蟹の身とほうれん草、ハムとポーチドエッグ。
 
いくらの下のオランデーズソースは、その見た目だとなんだか酢味噌のようにも見えたのが面白かった。
 
添えられた温野菜もちょっとしたランチやディナーの一品料理のサイドディッシュクラスの味と美しさ。
 
おまけのパンまでがすごく美味しいし……(しかしお腹一杯だし……) そして更には、食事の最初に「ゴールドメンバーへのプレゼントでございます~」と、柚子風味のクリームが詰まったミニデニッシュ食パン(1片7cmくらいの立方体)までやってきていたものだから、脳裏には川尻こだまさんの「はじめてのコメダ珈琲」の映像が流れまくってしまった。
 
これもすんごく美味しくて。
 
なまじなブッフェ朝食よりもよっぽどお腹一杯になってしまったわけだけど、でもどの料理もびっくりするほど美味しかったし、どの料理も美しかった。
 
トーストに添えられていた白桃ジャムも絶品で(あんまり美味しいジャムだったのでヨーグルトにも入れて平らげた)。
 
これは……食べてしまうじゃん……?(誘惑に弱い人) そうそしてそして、あらかた食べ終わったところで、プチパンのトレイまでテーブルにやってきたのだった。
 
マドレーヌサイズくらいの可愛いパンは、卵サンドとかハムチーズサンドとかマカロンっぽいのとかマロンデニッシュ、洋梨デニッシュ等々で。
 
うわーんこれは食べてまうやろー!と、全く抗えないままに、とどめのマロンデニッシュもいただいてしまった。
 
帰りがけにはエレベーターホールで、シェフお手製のシリアルバーのプレゼントまで。
 
セントレジスの朝御飯は、人を太らせにかかる魔性の空間だった。
なんておそろしいレストランなのかしら。
でもまた食べに行ってしまうわ。
京都 四条「総本家にしんそば 松葉本店」にて
 にしんそば \1350
そんな朝御飯だったものだから、当初の予定ではホテルの近所に気になる定食屋さん(「八百屋とごはん しみず」というお店)があったのでお昼はそこにしようかなどと相談していたのだけれど、無理、内容充実の定食とか絶対無理、って事になって。
 
なのでもう今日からのお宿の京都に移動してしまいましょう、そして先方でさらっと昼食に致しましょう、と、京阪線で祇園四条まで出て、にしんそばを、その発祥のお店「総本家にしんそば 松葉」でいただいてきた。
 
今日の一番上の写真は、テーブルに持ってきてくれたそのままのものではなく、若干にしんを引き上げて別添の葱乗せて撮ったもの。
 
発祥の店のにしんそば。満足な美味しさ。 で、テーブルにやってきたそのままのがこちらの写真。
 
端ににしんは見えてたけど、所謂にしんそばの外見とはちょっと違う、かなりシンプルな見た目だった。
 
でもこっくり煮られた身欠鰊も、関西にしては黒めのおつゆも(でもしっかりだしが効いていた)、期待以上に美味しくて大満足。
 
国内外の観光客が戻ってきたら観光地はまた混雑し始めるのだろうし、この旅行ではこてこてのスポットを巡ってみようかなの所存。
このお店も、昼時少し前のタイミングだったけれどほどよく空いていてすんなり入ることが出来たのだった。
 
京都のマリベルは絶妙に可愛いお店なんです。たまらん。 そして昼食を終えたあたりで、「もうチェックインできますよ」の案内がスマホに届き(まだ12時過ぎというタイミングで。ありがたや……)、それならホテルに向かいましょうかと。
 
地下鉄東西線は三条を目指すのが良さそうだったので、鴨川沿いを歩いて北上して、うっかりチョコレートショップの「MarieBelle」にも寄り道してしまった。
 
このディスペンサーでチョコレートをジャーッとやるのが楽しくて、つい。 関東だったら銀座の東急プラザにも支店があるのは承知なものの、この京都店の可愛らしい雰囲気がたまらなくて、ついつい、マリベル名物のディスペンサーで好みなチョコをジャーッと。
 
ディスペンサー以外の板状のチョコもお願いすれば缶に一緒に詰めてくれ、なんだかんだで4000円超のお買い物をしてしまった。
 
ディスペンサー用の可愛い丸缶、以前はグリーンベースだった記憶なのだけどピンクに色替えしたそうで、その缶欲しさについつい……という次第。
 
そうして、去年に続いての今回もお世話になった京都のお宿は、蹴上駅近くの「ウェスティン都ホテル京都」。
 
恵比寿のウェスティンよりは落ち着いた客室の雰囲気も好みです。 ここは宿泊者にもれなく無料の朝食ブッフェがついてくるので、無料宿泊権を使っても朝食がいただける嬉しいホテル。
 
しかも今春には、"京都最大級のSPA「華頂」が誕生"だそうで、こちらも宿泊者は無料で利用できるようになった。
 
部屋備え付けの館内着とスリッパ着用で専用エレベーターで移動でき、内湯やジェットバスの他に半露天風呂まで。
 
ホテルの敷地内から掘削されたという天然温泉「京都けあげ温泉」は無色透明で匂いもないシンプルなお湯ではあるものの、このクラスのホテルで大浴場というのがそも珍しいので大歓迎。
 
しかもスパのアメニティ(シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、メイク落とし)は併設スパと共通のSOTHYSブランドのもので、客室のものと共通のもの。
 
最近はこのスタイルの浴室が増えているけど、とても嬉しい。 その客室の浴室も、左の写真のように洗い場つきの和風スタイルで使い勝手が良く、部屋の大きな不満と言えば、収納場所が若干少ないという程度のもので。
 
今回の滞在は部屋飲みもしていたから、窓辺の大きめ丸テーブルも嬉しい存在だった。
 
「……あかん、朝食だけでも心を掴まれていたのに、もう京都のお宿は永遠にウェスティンでいい……」
なんてなってしまうのもやんぬるかな、というもので。
 
若干アクセスは悪いけど、地下鉄駅からはすぐだし、南禅寺近くの静かな環境も素敵だし。
 
あ、そうそう、更に今回は「Marriott Bonvoy 会員のお客様へ 特別なご案内」ということで、"1回のご滞在につき、客室内のミニバー対象商品(ビール3種、ペプシコーラ、伊右衛門)を無料でご利用いただけます"とのこと。
 
補充はされず、ビールは350ml缶のモルツとヱビスとハイネケンだったs。ありがたーく滞在中にほぼ飲み干すことになるのだけど(ペプシだけは息子におみやげ)。
 
そんなこんなで、でもさすがに昼からずっとホテルというのも退屈なので、一休みしてから散策に出ることにした。
三条「イノダコーヒー 本店」にて
 プリン \420
 ミックスジュース \700
平安神宮にお参りしてきました。 今日はホテル最寄りのスポットで「kotobike」のレンタサイクル借りて、ホテルにほど近い「平安神宮」参拝からの「緑寿庵清水」本店でお買い物。
 
季節の栗味金平糖も無事買えたし、これまた大好物のミルク味金平糖も無事買えた。でも小袋サイダーは売り切れだった。
サイダーはいつも大人気……。
 
そして京都最大の目的と言ってもいい、「イノダコーヒ」でプリンのおやつ。
 
やっぱり行くなら本店よねと本店を目指し、今日は旧館に案内していただけた。赤い布張り椅子の、これまた素敵な雰囲気で。
 
完全無欠なイノダのプリン。ほんっとに美味しい。 形状といい味といい食感といい、店内で供されるレトロ感のある食器といい、イノダのプリンは私とだんなの好みど真ん中。
 
「プリンさあ、ケーキコーナーに売ってるわけじゃん?最終日に京都駅のお店に予約しといて、自宅まで持って帰れば良くない?」
 
なんて話になって、実行することにしたのだった。
 
東京大丸にもイノダは入っているのだけど、プリンは扱っていない。
関西に来て食べるしかないプリンは、今日も変わらず美味しかった。
 
お供は、メニューの写真が緑色でどうにも気になったミックスジュースを。
 
やわらかなメロン色をした、ちょっと不思議なミックスジュースは、でも味としてはバナナや缶詰の黄桃みたいな感じもした。独特で美味しいな。
 
今日の甘味の戦利品いろいろ。 そしてこちらは今日のお出かけでの甘味系戦利品。
 
緊急事態宣言下では外食でお酒を飲むのは難しそうだし(あと、もう疲れてとっとと大浴場に行ってのんびりしたいという欲望も)、今夜は部屋飲みにしましょうかと、最後は「錦市場」と高島屋でお買い物してきた次第。
 
デパ地下で「Baton d'or」のショップ前も通りかかったから、1箱だけ知らない味のを買ってみたり。
ホテルのお部屋で
 錦市場「木村」の
     あんきも \350
     琵琶湖の小あゆ佃煮 \350
     焼はも巻き寿司 \400
 錦市場「三木鶏卵」の
     だし巻 小 \480
 京都タカシマヤ「豆藤」の
     焼き小なすのおひたし \346
     ほうれん草のおひたし \346
 コンビニで買った鶏皮チップ
 日本酒(滋賀 神開 純米さらに辛口 二年熟成)
ホテルの大浴場はとても快適だった。
 
隣接する南禅寺の水路閣をモチーフに使った洋風な雰囲気も良かったし、半露天風呂の一角には湯船に寝転がれるデッキチェアが並んでいるのが最高。
 
寝湯タイプのジェットバスも疲れた足に水流が当たって、この2ヶ所がすっかりお気に入りの場所になった。洗面所のドライヤーはダイソン(すっごくお高い憧れのドライヤー)だし。
 
館内着も快適で、部屋には更にバスローブとパジャマも置いてある充実ぶり。作務衣風の館内着は若干厚め素材だったので、寝る時にはパジャマになるのが丁度良かった。
 
今日は部屋飲み!京都の味を色々並べて。 というわけで、さっぱりしたところでテレビで野球中継の読売戦など流しつつの、今夜は部屋飲み。
 
錦市場内のお気に入りの酒屋さん「津之喜酒舗」で買ってきた、お店のご主人お勧めの熟成酒はホテルからワインクーラーに氷みっちり詰めたのをお借りして、入浴中にしっかり冷やしておいた。
 
同じく錦市場では、通りかかって「あら美味しそう」と、「木村」さんの海鮮もの色々と、「三木鶏卵」の玉子焼きも買ってきて(あと「茶・やまだしや」のほうじ茶も買ったりした)。
 
野菜も欲しくて寄ったタカシマヤでは「豆藤」のおひたしも2種類入手した。
 
そして最後に立ち寄ったコンビニで「なんかこう、肉も欲しい」と鶏皮チップも買って、これだけ並べても余裕がある部屋のテーブルサイズがすごく嬉しかったりして。
 
小あゆの佃煮は馴染みのないものだったけど、ほのかに苦みがあって、でも風味が良くて美味しかった。淡めの味の玉子焼きも良い感じ。