2011年11月13日日曜日

ザッハトルテとだんなの帰還

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
ハニトー風トースト
りんご(シナノスイート)
ミルクティー
今日はだんなが出張から帰ってくる日。そして母が我が家から秋田に帰る日。
 
母の新幹線とだんなの飛行機の便はちょうど入れ違いぐらいのタイミングで、母が帰っていって数時間後にだんなが帰ってくるというタイミング。お掃除しなきゃ、洗濯もー……と、若干浮き足立ちながら朝食の支度をした。
 
今日は塊の食パンが手元にあったので、ハニトー風のトーストに。ミミを下にして、深く格子に切れ目を入れてまんべんなくバターを散らし、オーブンでじっくり焼く。はちみつつけたりジャムつけたりしながらもぐもぐ。
 
見事なまでに毎日パン朝食だったわ、と振り返りつつ、「明日は米の飯を炊こう」と、生食用の美味しい卵を用意した私。
ザッハトルテ
カフェオレ
いいからいいから駅になんて見送りに来なくていいから、居間からも出てこなくていいから玄関で見送ってくれたりなんかしてくれなくていいから、と、
「じゃあね長い間お世話になったわね、向こうついても連絡とかしないわよめんどくさいからね」
と、キャリーバッグをガゴガゴ引きずりながら、母帰還。
 
もっとあちこち出かけたかったけれど、今週に入ってからはなんだかずーっと風邪ひいていた感じで、結局日本橋にも船橋ららぽーとにも行けなかったなぁ……と母を玄関先で見送り、それから3時間ほどして巨大なスーツケースをガゴガゴ引きずっただんなが帰ってきた。
 
「大変じゃない海外出張」なんていうのはそうそうないのだろうけれど、今回はとみに「早く日本に帰りたい、日本のご飯が食べたい」と思う出張だったよう。日数もけっこう多かったしね……。
 
まずこれね、お土産ね!と、「ただいま」「おかえりなさい」の挨拶も早々に、開いたスーツケースから、出てくる出てくる乳製品。
 
乳製品と共にだんな、帰還 今回もチーズてんこ盛りで、「チーズ屋か!?」というこの分量。
 
シーズン到来のモンドールに、大好きなテテ・ド・モワンヌ。
 
出張先がスイスということで、エメンタールにラクレット、そして万能チーズのパルミジャーノ・レッジャーノ、お手頃価格だったというグラナ・パダーノ。
 
スイスチーズのみならず、フランスチーズイタリアチーズと、今回もごろんごろんとテーブルに並べられた。
 
そして、日本では品薄気味のバターも!ということで、パッケージのセンスが素敵なバターが4包み。写真の手前、「BURRO」の文字があるのがバターなのだけれど、パッケージの色使いやフォントの並びがすごく綺麗だった。大事に食べよう。
 
はい、あとこっちはウィーン土産の方ね、と、スイス前に立ち寄ったオーストリア土産ということで、出てきたのは本場ザッハホテルのザッハトルテ
 
チョコレート味のバターケーキの、厚さ半分の部分にジャム(杏ジャム)を塗り、表面にチョコレートのフォンダンでびっちりコーティングした古典的チョコレートケーキ「ザッハトルテ」。
 
ザッハホテルのザッハトルテ、もう20年近くも前に一度食べたことがある(学生時代の家庭教師先で、クリスマスプレゼントにといただいてしまったのだった)のだけれど、歯が抜けるかと思うほど甘かった記憶が濃厚だ。
 
今日は、夕方早めに昼夜兼用で寿司を食べに行こうよということになったので、それまでの腹もたせにとザッハトルテを早速いただくことにした。
 
スライスして、ゆるめに泡立てたホイップクリーム(砂糖なし)を添えて、お供にカフェオレ。
 
濃厚なチョコレートの風味が豊かで、ジャムの爽やかな甘酸っぱさが良いアクセント。でもでも、相変わらずチョコフォンダンは歯が溶けるかと思うほどに甘かった。ジャリッと砂糖の粒を感じるような感覚を覚えてしまうようなこの甘さ。クリームクリーム、たくさんクリーム……と、クリームこてこてたっぷりつけながらいただいた。
「銚子丸」にて
鶏の唐揚げ
御魚五彩
金目鯛握り
白子軍艦
あん肝軍艦
シメサバ握り
サーモンなめろう
炙り中トロ握り
生ビール
などなど
とにかくお寿司が恋しかったらしいだんな。
 
私の方も、「お魚食べたい……さっぱりした味のが食べたい……」と思っていた(昨日一昨日と肉責めだったのでね……)ので、これ幸いと「今日は寿司!」という流れに。本当はおでんを仕込もうと材料を揃えていたのだけれど、それは明日でいいや、ということで。
 
いつものお寿司屋、回転寿司「銚子丸」に、「昼食には遅く、夕食には早い」という微妙なタイミングを狙って訪れたのだけれど、それでも店内は結構な混みよう。お店を出る5時半頃には、待合室が満杯になるほどの(30人ほどの)お客さんが待っているほどの状況だった。な、なんか、前にも増して銚子丸の人気が高まっているような……。
 
この時期の限定メニューの盛り合わせは「御魚五彩」(ごぎょごさい)という名前の5カン盛り。
マグロ赤身、ブリ、オーロラサーモン、アジ、マダイという組み合わせで、生姜や山葵、おろし醤油など、それぞれの魚に合わせた薬味が添えられているのが面白い。
 
あん肝!白子!ブラボー! そして、「今日のおすすめ」の黒板メニューには、なんと「白子」「あん肝」の文字が!
 
「白子!白子出た!」
「あん肝~!」
と、だんなと私は大喜びで、
 
「こ、これは1皿全部食べるからね!半分こはしないからね!」
「俺もだ!」
と、珍しくも「1人1皿」。
 
えへへ、私の白子……私のあん肝……と、2皿並べてうっとりしてからいただいた。
 
ぶっちゃけ、あん肝も白子も、「寿司飯に乗せなくても良いんじゃない?」と思わなくもない(どちらも刻み万能葱かけてポン酢かけていただくのが一番好き)のだけれど、旬であっても「お魚屋でいつでも買える」というわけではないので、こうしてお寿司屋で口にできるのは嬉しい限り。
 
うーん、白子ぷりぷりー、あん肝もねっとりーと、今日の寿司の最高の御馳走が、この白子&あん肝だった感じ。シメには炙り中トロも口にして、リッチな気分で帰宅した。
 
明日からはまたいつもの日々。あっというまに11月も半ばだ。