2018年11月16日金曜日

ロシア料理とよしもと劇

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
クロックマダム
ヨーグルト(バニラヨーグルト福岡あまおう苺)
カフェオレ
一昨日炊いたベシャメルソースは、我ながらたいへんに良く出来た。
使い切れなかった分が大さじ4ほど残っていたので、それを使って今日はクロックマダムを作ってみることに。
 
正式なそれがどんなものなのか今ひとつ理解していないまま、作りやすい感じでやってみたけど、これ、トーストするよりフライパンで作った方がそれっぽいものになった気がする。「次」があったらフライパンで作ってみよう。
 
手元にあったのが6枚切りの食パンだったので、厚さを半分にするようにスライスして、その内側にベシャメルソース、ハム、ドイツのチーズ(エメンタールっぽいの)を挟みこむ。上面に薄くバターを塗ってからトーストして、別途、フライパンで焼いた目玉焼きを乗せたらできあがり。
 
チーズが美味しかったせいもあるかもしれないけど、いつもの目玉焼きトーストより数段美味しくできて、ベシャメルソースの威力すごいなと思ったのだった。
銀座「ROGOVSKI(ロゴスキー)」にて
 つぼ焼きランチ \2000
 ズワイガニのつぼ焼き +\250
 デザート +\400
今日は一人、池袋で観劇。
 
お昼はどこで食べようかな、なんだか無性にロシア料理が恋しいのよね……と、悩んだ末に銀座に寄り道することにして、「ROGOVSKI(ロゴスキー)」に寄ってきた。ボルシチとかピロシキとかつぼ焼きとか、昔、新宿の伊勢丹会館にあった「ペチカ」で食べたみたいなのが恋しくて、それが食べられるセットを扱っていたのがこのお店だったという次第。
 
調子に乗ってつぼ焼きをグレードアップしたりデザートもつけたりしたら2500円超えの豪華ランチになってしまったけど、大満足。どれも期待以上に美味しかったし雰囲気も良かったし(そして案外混んでいてちょっと驚いた)、また食べに来たいな。
 
つぼ焼きランチ 全5品
  • 本日の前菜とサラダの盛り合わせ
  • ピロシキ(3種類から選択)
  • ウクライナボルシチ(いなか風ボルシチ+\100)
  • きのこと鶏肉のつぼ焼き(ズワイガニのつぼ焼き +\250)
  • ロシア紅茶
  • (デザート+\400)
 
他にもストロガノフやシャシリクが食べられるセット(セットとメニューにはあるけど、出てくるのはコース仕立てで一品ずつ。そして他に「コース」もある)もあって、でも初志貫徹で「つぼ焼き」つきのものに。250円足せばズワイガニのつぼ焼きになるそうで、それは少し悩んでズワイガニにしてもらった。
 
最初の皿からとても華やかでした。これはうれしい。 前菜とサラダの盛り合わせは、こんな感じになかなか豪華。
 
人参とくるみの和え物(ほんのり甘い)、色鮮やかなビーツのサラダ、きのこのレモンマリネ、チーズのペーストを添えた黒パンと、葉野菜のサラダ。
 
ワインが欲しくなったけどこの後観劇だしなあと自重して、テーブルに氷と水を満たしたピッチャーが置かれていたのを良いことに、今日はお水で。
 
ロシアの人って食事中にもウォッカとか飲むのかしら。どうなのかしら(よく知らない)。
 
ピロシキは、つるんと丸い、可愛い形状でした。あっつあつ! ピロシキは、肉、野菜、ゆで卵とひき肉のの3種類からの選択で。
 
春雨入りの、いわゆる一般的なのは「肉」だったみたいだけど、ゆで卵の魅力には抗えず、今日はそれにしてみた。
 
炒め玉ねぎたっぷり、あとは合いびきと刻んだゆで卵も詰まっていて、やってきたのは揚げたてあっつあつ。
 
前菜に使ったフォークとナイフは下げられてあと残るのは2本のスプーン(ボルシチとつぼ焼き用)だけだったので、手で良いんですよね?手でいっちゃって良いんですよね?と思いながら、両手で抱えてくらいついた。
 
中村屋のピロシキ(これもだいすき)はカレーパンに近くて細かいパン粉がまぶされているのだけど、ここのは衣無しのつるんと綺麗な表面。表面さくっで、中はもちもち。
さすが専門店、の文句なしの美味しさだった。
 
ボルシチは、ちょっと上品な見た目の「ウクライナ風」の他に、具が大ぶりの「いなか風」もあるそうで、「ウクライナ風」を(今日の一番上の写真)。
 
人参やキャベツ、玉ねぎなどの野菜は細切りで、肉も薄切り肉がひらひらという感じ、豆も入るボルシチは、塩気控えめで優しい味。中央にはサワークリームと刻み葱。ビーツの甘み旨味もしっかり感じられる、美味しいボルシチだった。
 
パン生地がもっちもっちだったつぼ焼き。とっても濃厚。 そして驚きの濃厚さだった、おまちかねのつぼ焼き。
 
厚めに張られたパン生地はもっちもっちで食べ応えがあり、そしてカップの中のシチューは、シチューというより「ゆるいグラタン」くらいの濃厚さ。
 
パン生地をスプーンでつついて破り、手でちぎってからシチューに浸しながらいただいた。
 
デザートもお洒落。フルーティーなミニパフェと、フルーティーな紅茶と。 今日のデザートは、「洋梨のキセーリとヨーグルトのミニパフェ仕立て」とリンゴのタルト、だったかな?
 
悩んだ末に洋梨の方で。
 
キセーリとは、「澱粉で少し緩めに固めたフルーツ果汁」だそうで、ベリーを加工することが多いのだとか。ジャムよりゆるく、ジュースよりとろみがある感じ?
 
プレーンヨーグルトと重ね、バニラアイスを添えてフローズンベリーを散らして。
 
ジャムを溶かした紅茶もほのかに甘酸っぱくて、なんともフルーティーな組み合わせだった。
 
久しぶりの味を堪能できて、とても満足。だんなも連れてきて、「ペチカは良かったよねえ」なんて言いながら、あの店より数段高級感のあるこの店の料理をまた食べに来たいなあ。
 
そして食後は東池袋に移動して、「四つの理由」を観てきた。
 
例によって、すごーくお安くチケットが手に入ったので見に行ったこの劇、「吉本新喜劇座長の内場勝則が主演舞台 石丸謙二郎&大路恵美も再結集 」という、ちょっと異色なお笑い劇。
 
コントとかではなく、ちゃんと劇で、「4つの血液型をえがくオムニバスコメディ」というもの。
 
オムニバスだけど微妙に話が繋がっていて、そして"主人公"がA、B、O、AB型のそれぞれの血液型の性格を極限までデフォルメしたみたいな人物像で、「ああ、そういうところ、あるある」と思ったり「いやさすがにそれは無いでしょ」とツッコミを入れたくなったり……という感じ。
 
抱腹絶倒……というほどには、笑わなかった、かな。
面白かったけど、「ぶふっ」と笑ってしまうくらい、と言うか。
 
大阪弁で次々畳みかけるような早口の台詞回しなんかが、やっぱりよしもとだなぁと思ったり、これはいっそよしもとをちゃんと見に行ってみた方が良いのではと思ったり。
 
「次は十二星座をやってみようと思います!」なんで終幕後の挨拶でおっしゃってて、あ、それはちょっと見たいかもなんて思った。
 
私は牡羊座なのだけど、しいたけさんがおっしゃってた
牡羊座って「金属バットを持ったリス」みたいなところがあって、「かわいい」とか「〇〇さんすごいな」ってちゃんと言われて、ちゃんと評価されているときは「エヘヘ。じゃあもっとドングリあげるね」ってやってくれるけど、敬意がない扱いを受けると金属バットで色々破壊し始めます。
という表現がわかるわかるすぎて、もう、なんかそういう劇を見てみたい。
鰺の中華風南蛮漬け
台湾豆苗のにんにく炒め
「PAOPAO」の水餃子
羽釜御飯
ビール(琥珀ヱビス)
観劇終えたら家に帰りましょう、と、でも池袋北口にちょっと寄り道。台湾食材を扱う「日光亜細亜食品」にちらりと寄って、冷凍腸詰と、あと何か野菜でも……と思ったら台湾豆苗を買うことができた。
 
日本の豆苗と異なり、台湾の豆苗は「えんどう豆の蔓先と葉」を摘んだもの。茎は真ん中に空洞があって、ちょっと空心菜にも似ている感じ。
 
これはシンプルににんにく炒めにすることにして、今日食べる予定の三枚おろしの鰺は、南蛮漬けかなと。あと1品何か買って帰ろうと、東武デパートの地下で水餃子も買って帰った。水餃子は添付の濃縮スープをのばして鍋に入れ、餃子を数分茹でたらできあがり。
 
南蛮漬けは、たれにオイスターソースを使ってほんのり中華風。粉をはたいた鰺は、油を多めにひいたフライパンで揚げ焼きにするように火を通した。思った以上に美味しくできたので、これはまた別の魚でも作ってみたいな。南蛮漬け、大好物。
 
帰宅が6時過ぎで、ほどなくだんなから「帰るよー」の連絡があったからわやくちゃしながら支度したけど、無事に食卓も整ってめでたしめでたし。
なんとなく買ってきてみた水餃子もちゃんと美味しくて、更にめでたし。