2017年5月31日水曜日

2017年05月[写真一覧]

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2017年05月30日
2017年05月31日

新じゃがと牛すじを

「高千穂牧場」のミルクパン
ベーコン入りオムレツ
ヨーグルト(チチヤス 無添加ハニーヨーグルト)
アイスカフェオレ
鹿児島、もとい、宮崎の牧場で買ってきたミルクパンがまだあったのでしたー……と、今朝はこれを軽く温めて食べることに。毎度目玉焼きというのもアレなので、ベーコン入りの大きなオムレツを作って皆で分けつついただいた。
 
そして食後のヨーグルトは、新商品のチチヤス「無添加ハニーヨーグルト」。
 
チチヤスヨーグルトの、ちょっと独特な「チチヤス感」がお気に入りなのだけど、はちみつ入りになってもやっぱりしっかりチチヤス味だったから、ちょっと嬉しかった。
「月揚庵」のさつまあげ
牛肉とルッコラのサラダ仕立て
牛すじと新じゃがの味噌煮
じゃこえびセロリ
刻み野菜の鶏スープ
羽釜御飯
ビール(サッポロ黒ラベル エクストラブリュー)
先週に牛すじカレーを堪能したばかりだけれど、イトーヨーカドーで牛すじがたんまり売られているのを見つけてしまった。前回は国産牛、今回はアメリカ牛。1つの塊が帯状に20cmほどもありそうな、見るからに「筋らしい筋」だった。
 
で、「全部下茹でして、冷凍しちゃえばいいよね?」と、3パックほど、1kg以上の分量を買ってきた次第。ちょっと違った料理にしてみたいなぁと、半量ほどを取り分けて「牛すじと新じゃがの味噌煮」を作ってみた。
 
胡麻油でにんにく生姜、刻み葱を炒め、新じゃがと玉ねぎ、下茹でした牛すじも炒め合わせたら水と酒を注いで煮ること20分ほど。じゃがいもが柔らかくなったら味噌と醤油を入れて軽く煮込み、最後にししとう散らして火を通したらできあがり。
 
どこかの雑誌か何かで見たレシピだった(出典不明なの……)と思うけど、もうちょっと甘さがあるほうが私は好きだったかな。こっくり味でなかなか美味しくできたのだけど。
 
手元にある美味しいルッコラは、野崎洋光さんレシピで薄切り牛肉と白髪葱、春雨と共に和えたサラダ風に。手作りする「さわやかソース」なるものを使うレシピで、ソースの材料はヨーグルト、すりおろしりんご、お酢、薄口醤油。りんごの甘さが薄かったのか、思った以上の「さわやか」さだった。鶏肉とかにも似合いそう(あと香菜とかも……)な味わい。
 
半端に残っていたこうなごと桜海老は、セロリと合わせて甘じょっぱく炒めて常備菜にして、昨日の残りの茹で鶏スープは野菜を色々足して具沢山スープに。
 
鹿児島で買った「月揚庵」のチーズ巻と棒天も温めて食卓に。チーズ巻が期待通りの美味しさで幸せだった。これ、空港では扱っていない品だったのだけど、webサイトを見ても単品では売っていないみたい。もっとたっぷり買ってくれば良かったわー。

2017年5月30日火曜日

野菜を美味しく食べようと

バタートースト w/文旦ジャム
炒めウィンナー&目玉焼き
桜島の枇杷
アイスカフェオレ
今朝の朝食のバタートーストには、母が1週間ほど前に送ってくれた母手製の文旦ジャムを添えて。
 
「けっこう美味しくできたから1瓶送ってあげるわねー、隙間に色々詰めとくから」
と事前に連絡があったのだけど、箱がやたら大きいぞと思ったら、米だのいぶりがっこだの比内鶏冷やし中華だのきのこの缶詰だの、「隙間とは」と言いたくなる品がたくさん詰まっていた。
 
柑橘のジャムは苦み、えぐみが出やすいのだけど、そんなこともなく、とろりと甘く煮えていて美味しかった。
 
母、今度は「梅ジャム」に挑戦するらしい。
桜島大根の切り干しと桜海老、こうなごの煮物
かぶと鶏むね肉のサラダ
新玉ねぎと牛肉の炒め物
鱈と新玉ねぎ、スナップえんどうのスープ
羽釜御飯
麦茶
 
「高千穂牧場」のスフレチーズケーキ
カフェオレ
今日はちょっと遅くなるかもだけど家で夕飯食べるから、とだんなに言われていたので、
「じゃあ万一、遅くなりすぎて家で夕飯食べられなくなったら弁当にまわせるおかずにしましょう」
と、あれこれ支度。
 
先に息子と2人で食べ、結局8時半過ぎに帰って来られただんなはちょっと遅めの夕飯を一人で摂ってもらったのだった。
 
週末に買った美味しい蕪は、茹でて裂いた鶏むね肉と合わせてサラダ仕立てに。特売だった鱈の切り身は、新玉ねぎ、スナップえんどうと合わせてにんにく風味の和風味スープ。
 
本当は、また買ってきてしまった牛すじ肉をメインのおかずにするつもりだったのだけれど、今日はいまいち牛すじという気分ではなく、急遽薄切り牛肉を炒めて食べることにした。新玉ねぎを多めに合わせて、市販の焼肉のたれも使いつつ、それだけでは甘すぎるので塩と醤油も使ってしょっぱめの味付けに。
 
「おー、家飯、ひさしぶり!」
と息子が言っていて、そういえば一週間ぶりくらいだったね?と。
 
朝は眠そうだし、バイトの日は帰宅が遅いしで会話らしい会話もしてなかったので、あれこれ話しながらもぐもぐ。
 
「週末のまかないね、カレーだった。盛り放題!」
「まじか」
「唐揚げとトンカツも乗せていいってさ。で、サラダも食べろって、セルフで」
「なんだそれ天国か」
「あとねー月曜の夜は早めのお客さんいなくなっちゃったから、最後はスタッフ皆で新作スイーツの試食会になった」
「へええ……前のバイトとはダンチだねぇ……」
 
それでも、先輩バイトから「いうても、ここも案外ブラックよ?」なんて言われてるらしいけど、前のバイトのブラックっぷりがそれはもう完全無欠な感じだったから、
「いやー、少なくとも、"スタッフにひもじい思いはさせないぞ"っていう愛はあるじゃんね、すごく」
と、思う私。
 
そしてだんなが帰宅して夕飯がも終わったところで、「高千穂牧場」で買ってきたチーズ風味のスフレケーキで夜のおやつ。
 
ふわふわ食感で、チーズがしっかり香る感じは「りくろーおじさん」の名物ケーキに良く似ていて、なかなか美味しかった。息子曰く、「下にレーズンが欲しくなる」(それはりくろーおじさん……)だそうで。

2017年5月29日月曜日

金目鯛とか切り干し大根とか

「アンデルセン」のミルクフランス
桜島産枇杷
カフェオレ
千葉のエキナカには、我が家でお馴染みの「ピーターパン」が新しくオープンしていて、駅構内店なのに店内でパンを焼いているらしく、たいそうな賑わいだった。……けど、我が家は「でもでもアンデルセンよねー」「津田沼にはデルセン、ないしねー」と、安定のミルクフランス(と長時間発酵食パン)を買ってきた。
 
今朝はミルクフランスとカフェオレ、桜島で買ってきた枇杷で朝御飯。
 
そこそこ良いサイズの枇杷は、ちゃんと甘くてほのかな酸味もあり、値段以上の美味しさだった。房州枇杷も有名だけど、あれはなかなか高級果実で、地元の特産なのにそう簡単に手が出せない。美味しい枇杷を食べることができて、何より。
 
そしてテーブルにはバラが2輪。
 
旅行人山荘」からのチェックアウト時に「女性のお客様にどうぞ」と、地元で咲いた薔薇2輪をプレゼントしてくれたのだった。
 
好みの花を自分で選べるようになっていたから、なるべく蕾が固めなバラを選んだところ、日中の持ち運び(牧場で遊んでいた時は車の後部座席に置きっぱなしだった)にもなんとか耐え、帰宅後花瓶に活けたら綺麗に咲いてくれた。
 
昔どこかのホテルでもこんなサービスを受けたことがあったけれど、帰宅してからもしばらく、花を見る度に思い出せて楽しめるのは素敵な事。楽しい旅行だったなー。
ラタトゥイユ
桜島大根の切り干しと桜海老、こうなごの煮物
金目鯛と蕪の油煮
「ギュートン軒」のモツ煮込み w/豆腐
いかなごのくぎ煮
羽釜御飯
日本酒(佐賀 馬場酒造蔵 能古見 純米吟醸 雄町)
今日は息子不在でだんなと2人の夕御飯。
 
昨日買ってきた野菜があるし、桜島のお土産乾物もあるし、と、そのへんを美味しく調理できそうな食材を数日分お買い物してきた。
 
息子が居ないなら魚がいいやと金目鯛を買ってきて煮付けにし、切り干し大根も炊いたらなんだかすっかり「日本酒おかず」に。帰り道のだんなにモツ煮込みを買ってきてもらい、日本酒の夕御飯にした。
 
福岡で買ってきた、佐賀の「能古見」は、とても雄町らしい雄町。重量感があって旨味がたっぷり。
店頭の紹介札には「じわじわくる辛口さと雄町らしいふくらむ旨味のバランスが旨い」と、若干「日本語でOK」的な説明があったけど(いや、言いたい事はわかるけど、"旨味のバランスが旨い"というのが)、ああなるほどな、という感じ。
 
「ふくらむ旨味」って、確かに雄町の特徴な気がする。
 
昨日買ってきた蕪を2個一緒に炊いた金目鯛。煮汁に胡麻油を大さじ1強入れるので「油煮」らしい。
 
切り干し大根は桜海老と、ちりめんじゃこ状にちょっと乾かした風になって売られていた「こうなご」を混ぜて常備菜風に。
 
あと1品、と思ったのだけど、冷蔵庫にラタトゥイユが残っていたのでこれを先に消費せねばと食卓に出した。
 
「肉ばっか食べないで魚も食べよう」のミッションはこうして地味にクリアしようと頑張ってるけど、「休肝日を作ろう」のミッションはさっぱり達成できずにいる今日この頃。

2017年5月28日日曜日

青空ワインBAR

「高千穂牧場」の
 ミルクパン
 チーズベーコンエピ
カフェオレ
朝御飯は、昨日鹿児島と宮崎の県境にある「高千穂牧場」に寄った時に買ってきたパンで。
 
牧場オリジナルの乳製品やお菓子、パンなどなどを売店で扱っていて、「なんか、牧場の食べ物って全部美味しそうに見えるよねー」とかなんとか言いながら買ってきてしまったのだった。
 
ドーム型の「ミルクパン」は、スキー場のお土産屋なんかでもよく見る、ほの甘いふかふかパン。私はこれが大好きで、そして期待に違わぬ美味しさで満足だった。ベーコンエピも、チーズトッピングがたっぷりで幸せ。
千葉中央公園「青空ワインBAR」にて
 「イタリアン&ワインバル Sola」の
     ジャイアントBoo2本 \400
 「富士見バル」の
     オイルサーディンのポテトサラダ \400
     自家製スモーク3種(塩サバ・ササミ・玉子) \500
 「Beer O’clock」の
     アジのなめろう揚げ \400
 「炭 串焼き 壱」の
     デミグラハンバーグ串 2本 \400
 「美彩や」の
     牛ステーキ USAザブトン \600
     ローズマリー牛タン串 \500
 「BOWLS」の
     野菜スティック \500
 「本町厨房 TETSU流」の
     ココナッツとライチのブランマンジェ \500
 ワインいろいろ
で、昨日までさんざん遊んできたわけだけど、今日は千葉中央公園で開催の「青空ワインBAR」の日。
 
千葉が誇る(銀座シックスにも進出してるよ!)酒屋、「いまでや」さんの恒例イベントで、5月はワイン、9月は日本酒。地元の飲食店もフードメニューで出店して、お金はぼんぼん飛んでいくけど「お酒おいしい、食べ物もおいしい」という素敵なイベントだ。
 
何より素敵なのが、木が茂る公園内の隅のスペースがピクニックエリアになっていて、自由にレジャーシートとか敷いてくつろいでね!となっているところ。開放感があって、なんとも気持ちが良いのだった。
 
こういうイベントだと知る人たちは、小さなテントを持ってきたり、椅子とテーブルのキャンプセットを持ってきたりして各々楽しんでいる。私たちも、厚手のふかふかレジャーシートとIKEAのミニテーブルを持参して、準備万端。
 
いそいそと木陰にシート広げて準備していたら、通りかかったおっちゃんに「お!イイ応接間できてるねー!」と言われてしまったのだった。
 
今日は途中から、千葉在住のボードゲーム仲間Yちゃんが合流してくれて、3人で飲み飲み。3時間ほど楽しんで、結局6杯半(最後の1杯はだんなと半分こ)飲んだのかな。良い気分になりました。フードも全部おいしかったー。
 
飲んだお酒は、こんな感じ。引用部分はパンフレットに記載のもの。
 
奥野田ワイナリー 奥野田フリザンテ2015
スパークリング 日本/山梨 デラウェア
750ml\2200/チケット1枚
夏の太陽をたっぷりと浴びた完熟デラウェアを100%用い、瓶内二次発酵によりフルーティーな味わいときめ細かい泡立ちが特徴のにごりスパークリングワインに仕上げました。摘みたて果実そのままのおいしさと酵母由来の奥深い味わいは、ビール代わりの最初の1杯にもお勧めです。
 
「ビール代わりの最初の1杯」の文字に惹かれて、最初の1杯はこれを。日本酒でも「にごり酒」が好きだから、このにごりスパークリングワインも好みな方向だった。すっきりしているけどコク、旨味もたっぷりという感じ。
 
ギリシャ キリヤーニ アカキーズ ロゼスパークリング2016
ロゼスパークリング ギリシャ/ノーザン・グリース クシノマヴロ
750ml\2900/チケット2枚
イチゴのようなチャーミングな甘さとキレのいいしっかりとした酸があり、余韻はすっきりと楽しめるロゼスパークリング。
 
とても色合いが綺麗で、ベタッとしないすっきりとした甘さが爽やかなロゼスパークリングだった。「クシノマヴロ」って、ギリシャでしか作られていない葡萄品種なんですって。
 
カーブドッチ みつばち 2016
白ワイン 日本/新潟 シュナン・ブラン
750ml\3000/チケット2枚
蜜のような感じとトロリとした舌触り、そして体に染み入るような優しいワインを目指して醸造されています。まさしく、最初にくるのは柔らかい蜜のニュアンス。口に含むとトロリとした舌触りに爽やかなハーブが香るのが特徴で、余韻は短めかつドライにスッと消えていきます。キンキンに冷やしてお楽しみください。
 
「みつばち」というネーミングが絶妙。エチケットもミツバチのイラスト柄で可愛かった。コメント通りに「トロリ」とした表現が似合う、でも飲み口スッキリな美味しい白ワイン。これ、好みだなー。美味しかった。
 
マリヌー・クルーフ シュナン・ブラン 2015
白ワイン 南アフリカ/スワートランド シュナン・ブラン
750ml\2700/チケット1枚
松ぼっくりやフェンネルの香りが優しくグラスから広がります。上品な酸味も感じられ、洋梨や桃の皮、フレッシュな生姜の香りが余韻を活き活きとさせています。
 
「桃の……皮!?桃そのものじゃなくて?」と、説明文が印象的だったのでいただいてみたのは、「みつばち」に続いて「シュナン・ブラン」葡萄品種続き。「松ぼっくり」の香りというのが、なるほどなという感じだった。これも私の好きなこっくり系白ワイン。
 
ガイヤーホフ グリューナー・ヴェルトリーナー ラント ヴァイン 2015
白ワイン オーストリア/.ニーダーエステライヒ
1000ml\3000/チケット1枚
自然な造りならではの柔らかさとしなやかさ、みかんのような穏やかで甘みのある柑橘の風味。全体的に温かみを感じる味わいですが、最後には優しくもきちんと感じる酸味があります。
 
そろそろ酔ってきたところでさっぱり系を!と「柑橘系」の文字をみつけたこの白ワインを。  
エリック・ロデス シャンパーニュ・グラン・クリュ アンボネイ・キュヴェ・デ・クレイエール
シャンパン フランス/シャンパーニュ ピノ・ノワール50%、シャルドネ50%
1500ml\17300/チケット2枚
気泡は細やかで、グレープフルーツや白桃の香りと共に、力強いミネラルを感じます。シャンパーニュ特有のブリオッシュのような香りと複雑さの中に、澄んだ果実の余韻が長く続きます。
 
気温も上がってきた終盤で、「プレミアムマグナムシャンパーニュ」のコーナーから一杯。値段もなかなか立派なシャンパン、気品を感じる存在感のある文句なしの「泡」だった。
 
ジャン・ブシャー ドルンレースヒェン~眠り姫~
赤ワイン ドイツ/ラインヘッセン ドルンフェルダー、ローゼンムスカテラー
750ml\4400/チケット2枚
ラズベリー、バラ、花の蜜などの香りが優しく、タンニンによる渋みもほとんどなく、果実に由来する上品な甘さが広がります。程よく酸味も感じられるので、べたっとした甘味はありません。
 
最後の1杯は、残ったチケット2枚を使ってだんなと半分こ。その名も「眠り姫」というネーミングのドイツのお酒は、「飲んだら寝てしまう」という意味があるのだそうで、トロンとした甘さがなんとも不思議かつ素敵な印象を残すお酒だった。食中酒としては似合わない感じだったけど、ナイトキャップにいただきたい。  
会場では毎度お馴染みの「あいよ農場 」さんも来ていたので、美味しい野菜をと、ルッコラ、プチトマト、スナップえんどう(各\200)、蕪(\150)を購入。
 
ついでに、とっても美味しい「千葉産直サービス」さんの缶詰、オイルサーディン缶が\420→\300の特売をしていたので、オイルサーディンも3缶買って、今年のおおいに堪能して青空ワインBARを後にした。
千葉駅構内「いまでや千葉エキナカ店」にて
 味つけ玉子 \300
 鶏ムネのネギ塩レモンダレ \380
 新政No.6 Stype 2016 90ml 2×\600
 雅山流 別誂 純米大吟醸 愛山 45ml \500
「で、エキナカのいまでやも寄るんですか?」
「……寄らないんですか!?」
「そこで、きょとんとした顔しないでください」
「寄らない理由、なくないですか!?」
 
という夫婦漫才をしながら、帰り道ついでにエキナカの「いまでや 千葉エキナカ店」に寄り道。
 
冷蔵ケースには、これまた魅力的なお酒が満載で、「ああ、これ買って帰りたい」なものが5本以上見つかってしまいつつ、「やっぱり買うのはこれでしょ」と、前回来た時には店頭売り切れだった「山形正宗 生もと純米酒 1898 赤磐雄町」を買うことに。
 
で、併設バーコーナーの「今日の日本酒」に「新政No.6 Stype 2016」の文字を見て、ふらぁと寄り道してきてしまった。
 
酒の肴に、塩レモンダレの鶏むね肉と、味付け玉子。
 
甘味と旨味の後からぶわぁと酸が来る、新政らしい新政を堪能した後、うっかり「あ、愛山だ!雅山流だ!」と2人で1杯、「雅山流 別誂 純米大吟醸 愛山」まで、ついつい。
 
口に含んだ最初の印象が案外とすっきりで「愛山っぽく……ない?」と一瞬思ったものの、後から来る旨味や酸はいかにもな愛山。
 
ここに寄って、酒を飲みも購入もせず帰ることは不可能だったんや……と、酔いを加速させてよろよろと帰宅した。
スティックきゅうり w/マヨネーズ
惣菜暖簾 山正」の鶏唐揚げ
Grill Style」の肉巻きおにぎり
ビール(サッポロ黒ラベル エクストラブリュー)
息子はバイトで不在だし、午後3時頃まで飲み食いしていた私たちは、夕飯はごく軽くで良いよねと、千葉エキナカで軽くお買い物して帰ってきた。
 
惣菜暖簾 山正」の鶏唐揚げと、「Grill Style」の肉巻きおにぎり。
 
「Grill Style」は、「肉のタカギ」が経営しているお肉系お惣菜屋さん。ゆえにか、肉巻きおにぎりも安定の美味しさだった。俵形のおにぎりにぐるりと薄切り豚バラが巻かれていて甘じょっぱいたれを絡めてあるというもの。
 
あとは、「これがあれば私は満足」という大好物のきゅうりも食卓に出して、早めにお風呂済ませた後は「今日はビールは飲んでないしね!」とビール飲み飲み、そういうおかずで。
 
遊び過ぎの疲れと、おそらくは野菜不足もあってか、口内炎が出来てしまったのでビタミンサプリメントも口に放り込み、「明日からは平常運転で御飯作りがんばろー」と思ったのだった。野菜多めで。

2017年5月27日土曜日

高千穂牧場と泥温泉

霧島温泉郷「旅行人山荘」にて
 和朝食
霧島温泉郷の「旅行人山荘」に宿泊の、鹿児島最後の朝。この宿、朝のお風呂は5時から入浴可能なそう。
 
けっこう宿泊者が多いみたいだし、朝早めの朝風呂堪能しに行きますかーと、ぱっきり5時前に起床した。
 
幸い女風呂は貸切状態で、朝もやの中の桜島を露天風呂から独り占め。朝からかなり良い気分だった。
 
朝食は、昨日の夕食と同じく、テーブル席の食堂で。これまた桜島が良く見えて、ちょうど食事時に噴火があったみたい。黒い煙がぼわんと上がるのが見えて、「おー、噴火してる」「あれが噴火か」と盛り上がりつつ、和朝食を楽しんだ。
 
テーブルの盆には、ミニコンロと小鰺の干物、さつまあげ2枚が炙って食べられるようになっていて、あとは温泉玉子、自家製ドレッシングつきサラダ、自家製豆腐、白滝と野菜の和え物、紅白なますなど。味噌汁と御飯はお代わり無料。
 
あとは、セルフサービスの漬物コーナーがあって、りんご酢ドリンクと、焼き海苔、納豆、ふりかけ、海苔の佃煮、梅干し、甘口豚味噌、しそ昆布を自由に小皿に盛って来られるようになっていた。
 
ただでさえ、御飯が進むおかずが多いのに、佃煮とか豚味噌とか、ダメでしょー!と悶絶しつつ、それでも自重して御飯は一膳で。
宮崎「高千穂牧場」にて
 ソフトクリーム 2×\330
 ロースカツカレー 2×\2250
 いちごソフトクリーム \330
 カップ牛乳(大) \220
今日は一日、霧島高原廻り。
 
お土産処などを覗きつつ、最初は鹿児島有数のパワースポットであるらしい「霧島神宮」に。
 
今日は少し雲があるものの基本は青空の良い天気で、どこかおおらかな雰囲気のある霧島神宮の社殿も青空によく映えていた。その後は、宮崎県に入って「高千穂牧場」に。
 
入場無料の牧場で、ふれあいコーナーがあったりポピーの花畑があったり、天然芝そりも楽しめたりと、思った以上に充実の設備。
 
到着早々にソフトクリームを食べて(濃厚でおいしー♪)、一通り見てまわった後に「ちょうど昼時だし」と園内レストランでカツカレーを食べて、食後に「牧場の牛乳をチェイサーにいちごソフトクリーム(あまおう果汁入り)」を食べるという暴挙に出た私。
 
和朝食だと乳製品が口にできなくて、「ヨーグルト食べたい。牛乳飲みたい」とうずうずしてしまっていたので、ここぞとばかりに満喫してしまった。
 
そして午後は、「泥湯に入りたい!」ということで、立ち寄り湯の「さくらさくら温泉」に。
 
別府温泉の泥湯のような、「湯自体がドロドロ」というわけではなく、お湯自体は透明感のある弱酸性の硫黄泉。女風呂では内風呂と外風呂に「泥パック用の泥壷」みたいなものが用意されていて、希望者はそれをこてこてと肌に塗ってどうぞ、という感じになっていた。
 
「泥は肌が薄く見える程度におぬりくださいませ。約10分位で乾き、心地よいパックができます。パックが乾いた後に、石鹸や洗顔料で洗い流していただけますと、美肌効果がより一層実感いただけます。 」
ということで、女風呂は顔が白茶けたゴーレム状の女性だらけ。私も足から腕から盛大に泥を塗りたくって、「泥パック」を楽しんできた。
 
乾くと案外簡単には落ちなくて、タオルでこするとタオルも黒く染まるほど。この泥は、2km離れた源泉からすくってくる「天然の湯の花」なんですって。
 
そして、昨日も寄った「嘉例川駅」に、「猫駅員さん、今日はいるかなー」と再訪して、ついでに「犬飼滝」、「和気神社」に寄り道して(この神社、どこかで情報見たなと思ったら和気公園 藤まつりで有名なところでした。この藤、一度見てみたいなー)、予定より早めに空港に。
 
1人留守番していた息子、「ちゃんと朝は一人で起きて大学行くんだよー?」とプレッシャーかけておいたら、頑張って木曜金曜と一人で起きて登校やらバイトやらした結果、今日、熱を出してしまったそうで(知恵熱……?)。
 
バイトを休んで寝ているらしく、いやでも特典航空券とかって便の変更はできないよね?と思っていたところ、早めにチェックインしたら「18時半の飛行機に変更もできますが」と言ってもらえて、2時間早く帰郷することになった。
 
時間があったら空港至近にある「Barrel Valley Praha&Gen」でも覗きに行くかと思っていたのだけれど、早く帰りましょうか、と、その後はさくさくお土産物屋見て、おつまみ買って空港ラウンジに。
鹿児島空港ラウンジにて
 「揚立屋」の
     新発売ハムたまご \180
     チーズベーコン \165
     さつまいも \140
 生ビール
やっとビールが飲めましたー!と、ラウンジで無料のビール飲み飲み、空港内ショップの「さつまあげの揚立屋」で買ってきたさつまあげで、出発前の軽め夕食、というか遅めのおやつというか。
 
「からあげくん」的な紙容器に1人分ずつ詰めてくれたさつまあげは、ゆで卵が丸々1個さつまあげの中に入った「ハムたまご」に、チーズ天をベーコンでくるんで揚げた「チーズベーコン」、角切りさつまいもがさつまあげのタネに練り込まれた風な「さつまいも」と、どれもビールに合うものばかり。
 
1時間ほどビール飲み飲み、さつあまげも堪能して、ついでに携帯の充電もしっかり終わらせて、少し早く旅行を終えて帰宅の途についたのだった。
「魚力海鮮寿司」の握り寿司セット(半額)
抹茶入り玄米茶
帰宅は21時過ぎ。
 
ちょっと何か食べたいねと、エキナカの「魚力海鮮寿司」で閉店前の半額値札になっていた握り寿司セットを買って帰ってきた。
 
息子にもねぎとろ巻きと、「こういう好物なら具合悪くても食べられるかね」と、これまたエキナカで売っていた北海道「六花亭」のバタサンドと、ポカリスエットを買って帰宅。
 
息子は「なんか、たくさん寝たら治った!」と思った以上に元気な顔で、夕飯に冷凍うどんを3玉茹でて食べたらしい。猫の世話もちゃんとされていて(ただし洗濯とかは一切しておらず……)まぁ、重病じゃなくて何より?という感じなのだった。
 
スーツケースからは、そんなに大量に買ったつもりじゃなかったのに食べ物がざくざく出てきて「うわーこんなに買ったっけ」という状態に。桜島で買った枇杷もちゃんと持って帰ってきましたよ。

2017年5月26日金曜日

本場の白熊と霧島温泉

「ドーミーイン鹿児島」で朝食ブッフェ
 温泉玉子
 カツオのタタキ
 薩摩黒豚の蒸ししゃぶ
 豚骨煮
 焼き鯖
 鹿児島産薩摩揚げ 棒天、鰯棒天
 かつお味噌
 鶏飯
 パイナップル、ピンクグレープフルーツ、ネーブル
 牛乳、ピーチジュース、お茶
ドーミーインの大浴場は、木~日曜の曜日限定の午前中の入浴時間に、季節の変わり湯「果実湯」なんてサービスがある。冬に来た時は柚子湯だったこのお風呂、今回は「ネーブル」ですって。
 
昨夜は早々に寝てしまったので、今朝はパキッと5時前に目覚めた私、いそいそとネーブル湯を堪能しに大浴場に行ってきた。貸切状態で、大きなネーブルがごろごろと20個近く浮かぶ露天風呂を堪能。
 
だんなも早めに起床して、7時前に朝食ブッフェへ。
 
ご当地メニューが色々楽しめる(しかもちゃんと美味しい)このホテルの朝食ブッフェ、「薩摩揚げ」あたりは予想の範囲内だったけれど、薩摩黒豚の蒸ししゃぶに鶏飯までいただけて大満足。
 
目玉焼きやオムレツはお願いすればその場ですぐ焼いてもくれるそうで、でも今日は温泉玉子にしておいた。ソーキ煮的な「豚骨煮」もおいしかったー。焼き鯖も。
鹿児島 天文館「味処むじゃき亭」にて
 薩摩紀行 \1500
     わっぜえか丼
     ベビーコーヒー白熊
ホテルは「22時間宿泊プラン」とやらで、13時チェックアウトで良いらしい。そして13時半からレンタカー借りて、今日は一路霧島温泉郷に向かう予定。
 
「じゃあお昼御飯食べついでに、天文館アーケードとか見て歩きましょうか」とのんびりホテルを出て、「蒸氣屋菓々子横丁」で「かすたどん」買って、「かご市」でお土産用豚とろラーメンと薩摩地鶏の真空パックおつまみ買って、「月揚庵」で真空パック薩摩揚げ買って、「スーパーはるた」で九州醤油と九州醤油味のじゃがりこ買って、充実のお土産購入タイム。
 
お昼は、「鹿児島に来たからには、やっぱりここで食べておかないとね」と「天文館むじゃき」に訪れた。
 
店頭には、私たちと同じ思考の修学旅行生たちがたくさんいて、テイクアウト用の白熊を買う人で大賑わい。
 
私たちは、まあ良い大人なので、店頭の喧噪に混ざるのはちょっとねと、「昼御飯食べついでに白熊食べようかー」と、4階の和食屋さん「味処むじゃき亭」に入ることにした。
 
私が食べたのは、「鹿児島県産黒豚を味噌ベースで甘辛く仕上げました」という「わっぜえか丼」とベビー白熊のセットメニュー、だんなは黒豚カツ丼と単品のベビー白熊を。
 
ベビー白熊は、普通の白熊の他、ストロベリー、ミルク金時、チョコレート、宇治金時、コーヒーから選べるそうで、だんなが普通のを頼むのならと私はあえて「コーヒー白熊」を選んでみた。
 
「わっぜえか丼」は、思ったほどには味噌味噌しておらず、甘さ強めのこってり味の丼。豚そぼろや錦糸卵、千切りキャベツも乗っていて、そぼろがとても美味しかった。添えられた汁物が「薩摩汁」だったのも素敵。
 
「むじゃきの白熊」自体は物産展などで何度か食べた事があって、「あ、おんなじ味だー」という感じ。関東の民には馴染みのない謎焼き菓子や謎豆(でっかい白いんげん豆の煮物。別に甘くはない)、寒天やフルーツ、レーズンにさくらんぼに、とあれこれ盛られた練乳かき氷はベビーサイズでもなかなかの食べ応え。
 
コーヒー白熊には、プリッツ(塩気が幸せ)やマシュマロ、プルーンなどがトッピングされていた。氷の下には豆も、しっかり。
 
練乳ベースにコーヒー風味を加えた味だったので、溶けてくると懐かしい味わいのコーヒー牛乳のような感じ。練乳風味たっぷりで、こちらも美味しかった。
 
だんなはかき氷食べると「頭がキーン」となっちゃうタイプ(私はキーンとなったことがない)で、終盤は私が2皿抱え込んで食べることに。
 
今日はたいそう良い天気。車を借りた後は、「昨日は全然見られなかったし!」と鹿児島港まで桜島を見に行き(ばっちり見えた!)、高速道路に乗ってからも「桜島PA」に寄り道して
「あーやっぱり桜島PAという名前だけあって、ちゃんと桜島見えるねー」
などと確認しつつ、道中「木造駅舎あり」みたいな看板を見つけて急遽立ち寄った「嘉例川駅」を見たりしながら今日のお宿、「旅行人山荘(りょこうじんさんそう)」へ。
 
たいそう眺めが良いらしく、温泉も素敵で、値段もそこそこお手頃だったこの宿、不思議な名前は、かつてあった『旅行人』という雑誌の編集者、蔵前仁一さんの実家旅館だから、だそう。
 
雑誌広告やCMなどに使われた貸切露天風呂はなかなかの人気で、この鹿児島旅行が決まって早々に宿の予約と露天風呂の予約を入れたのに「あいにく赤松の湯は予約がいっぱいで」と断られるほど。
 
お目当ての「赤松の湯」ではない、別の露天風呂を予約していたのだけれど、到着してみたら「夕方5時15分からでしたら、赤松の湯をご用意できます」と言って頂き、更には夜に無料の「ホタル見学ツアー」なるものも開催中とのこと。
 
露天風呂の予約を変えてもらい、夕食スタートも早めにしてもらって、ホタルも見に行くことにした。
 
この宿の温泉は、単純泉と硫黄泉の2種類があるそう。大浴場の露天は硫黄泉で、蔵王温泉郷ほどの濃厚さではなかったものの、湯の花がふわふわ浮かぶあの特有の香り(この匂いが私は大好きでー)のするとても気持ちのよい温泉。肌がすべすべになった。
 
野生の鹿が訪れることもあるという、石段を100m以上も歩いて向かう離れ家的な露天風呂も、とても素敵だった。
 
和室の部屋と共に洋室のベッドルームの部屋もあって、私たちはベッドタイプの部屋を。窓からは桜島が一望できて、大浴場の露天風呂からの眺めも最高。お部屋によっては露天風呂つきの部屋もあるそうで。
霧島温泉郷「旅行人山荘」にて
 みやま御膳
 瓶ビール(キリンラガー) \680
 焼酎(大森林) \480
 焼酎(ぶっぽうそう) \630
せっかく温泉宿に泊まるんだし!と、温泉旅館飯が好きな私は、ちょっと良いめの食事のプランを予約したのだった。
 
「みやま御膳」プランは、「季節を先取りした旬の地元の野菜、黒豚、黒毛和牛などの食材を使った薩摩料理のグルメコースです」だそう。和牛ロースに薩摩黒豚に地鶏のつくねにと、肉料理もたっぷりで食べ応えのある内容だった。
 
お風呂に入ってすっかり喉も渇いたのでビールを1瓶貰った後は、1合徳利でやってくる焼酎を2種類、だんなと半分こ。
 
地元牧園の焼酎「大森林」は、ややすっきり系の味わいで、「おすすめ焼酎」とメニューにあった「ぶっぽうそう」はさっぱりした旨味と甘味が舌に残る、好みな感じの焼酎だった。脂の乗った豚肉料理とかに、焼酎はとてもお似合い。
 
でてきた料理はこんな感じで、どれもちゃんと美味しかった。白味噌仕立てのお鍋の味つけとか、全体的に甘めな印象があって、東北の「塩辛い系の濃い味」側に馴染みのある私にはなかなか新鮮。
 
食前酒
梅酒
小鉢
三点盛 もだま 苦瓜味噌炒め 胡麻豆腐
前菜
サーモン炙り寿司 黒豚昆布巻 もろこしかんざし ホタルイカ
刺身
白身 鮪 ウニ 水烏賊
煮物
季節の野菜 もろこし餡
大隅鍋 塩味噌仕立て
焼物
和牛ロース溶岩プレート焼き
揚物
キビナゴ天麩羅 薩摩芋天麩羅 新茶の葉
吸物
海老 結び湯葉
食事
鹿児島産米かやく御飯(大豆とひじき) 香の物
デザート
メロン 苺
 
そして午後7時半過ぎに宿のロビーに集合して、ホテルのバスで20分ほどの距離にある「ホタルの散歩道」に。
 
霧島温泉の「駅前ホタル会」という団体がホタルが生きる環境を保護整備しているそうで、数百メートルの小さな小川の周辺がホタルの名所になっていた。
 
「いや、とか言っても数十匹がちらちら飛んでるくらいだったりするんじゃないの?」
と思っていたら、1桁単位が違っていた。数百匹のホタルが乱舞していて、本当に綺麗。なんでも見頃のピークが5月下旬で、時間帯は19:30-20:30が一番多く飛ぶんですって。一番良いタイミングに見に来た感じ。
 
緑がかった黄色い灯りがお互い鳴動するように点滅を繰り返していて、隣接の林の木々の高いところにもホタルが飛んで、天然のイルミネーションのよう。撮影禁止ということで(もとより、撮影したところでまともな写真はほとんと撮れなかったと思うけど)、写真には残せなかったけど、思いがけず素敵なものを見ることができて、何より。
 
ホテルへの帰還は午後8時半過ぎで、混まないうちにと早々にもう一回温泉を満喫した後は、お部屋でのんびり。

2017年5月25日木曜日

鹿児島ラーメン食べました

羽田空港ラウンジにて
 「ピーターパン」の
     カツサンド
     天然酵母プレッツェル
     クワトロチーズ塩パン
 を、2人でもぐもぐ
生ビール(モルツ)
通常より少ないマイルで、ただし行き先はJAL側が選んだ「4ヶ所の目的地のうちの"どこか"」という、JALマイレージバンクのサービスプラン「どこかにマイル」。
 
楽しそう楽しそう行ってみたい!と言っていたところ、今年のGWの大半を潰して海外出張だっただんなが、「5月の末に代休貰えたから、どっか行ってみる?」と言ってくれたのだった。行きます行きます!と、「どこかにマイル」の候補を見たら、「釧路・鹿児島・石垣島・熊本」という選択肢が出てきて、これはどこに行けても嬉しいねと申し込みしてみた次第。で、行き先は鹿児島になったのだった。
 
普通に大学のある息子にはお留守番していただいて(バイトもあるしねー)、「猫のお世話だけどうぞよろしく!」と私とだんなの2人旅。そういえば、2人で旅行って、もしかしたらハネムーン以来だったかもしれない。
 
朝食は、空港ラウンジでパンでも食べようかと、昨日買ってきておいた「ピーターパン」のパン食べつつ、朝っぱらから(朝6時から……)生ビール。生ビールが無料で飲めるのをわかっていたから、あえてプレッツェルとか塩パンなどという、ビールに合いそうなパンを選んで買って行ったのだった。
 
平日昼間のビールというのもなんともいえない背徳感だけど、平日早朝のビールというのは、なんかこう、ダメな大人一直線という感じ。
鹿児島フェリー内にて
 かけうどん \450
 
鹿児島 桜島「道の駅 火の島めぐみ館」にて
 桜島小みかんソフト \250
で、鹿児島空港到着が8時半頃、バスで市内に出て9時半。宿泊ホテルに荷物を置いて、「とりあえず桜島に行ってみよう!」と市電(路面電車)に乗ってフェリー乗り場に向かってみた。
 
鹿児島港から桜島港まではフェリー(片道160円)でたったの15分。15分置きに頻繁に船が出ていて、しかも24時間運行(深夜早朝はさすがに1時間1本になるとはいえ)。
 
そして、フェリーについて検索すると、すごく頻繁に「うどん」のワードが出てくるのだった。え、フェリーの中にうどん屋さんあるの?たった15分で着くのに?
 
数年前のデイリーポータルZにも「桜島のフェリーがすごい」なんて記事があったし、観光客がというより地元の人があたりまえに食べているうどんなのであるらしい。
 
ちょうどおやつの時間でもあったし(?)、フェリーに乗って早々、うどんを食べに行ってみた。客席フロアの一角にうどんコーナーと喫茶コーナーがあって、丼持ったお客さんはそこかしこで勝手に食べて丼を返却する感じ。
 
行きも帰りも、さして混雑していなかったフェリーだけど、けっこうな人数、うどんを食べる人たちを見かけたのだった。面白いなー。
 
関西以西ならではの薄い色のおつゆに、ちょっと平たいうどん。トッピングは葱と天かすとさつまあげで450円。だんなの「天ぷらうどん」は550円で、大きなかき揚げ乗せ。
 
だしが、麺が、すごーく美味しい!……というほどでもなかったのだけど、なんだかほっとする味わいで、「これを食べちゃう気持ち、なんかわかる」と思ったのだった。
 
桜島に着いてみると、フェリー乗り場を出たところにレンタサイクル屋さんがあって1時間300円でママチャリ(ギアつき)が借りられるとのこと。
 
ちょっと自転車乗ってみましょうかと、往復4km強くらい?鳥島展望台まで行って、海沿いの遊歩道を回って戻って来た。展望台のところには人慣れした猫が5匹ほどもいて、うっかり猫とのたわむれサービスタイムまで満喫してしまい、最後に寄る予定だった「道の駅」に寄るには時間切れに。一度自転車を返却してから、てくてく歩いて道の駅まで戻ったのだった。
 
道の駅 火の島めぐみ館」の名物が、桜島名産の「小みかん」(直径5cmほどの本当に小さなみかんなんですって)を使った「桜島小みかんソフト」。
 
北海道生乳ミルクとのミックスも選べ、お店のおばちゃん曰く、「ミックスはヨーグルトみたいな味になりますよー」だそう。
 
私はプレーンのみかんソフト、だんなはミックス。味見させてもらったら、確かに「みかんヨーグルト」みたいな味わいで、これもまた美味しかった。みかんソフトは「みかんシャーベット」的な感じで、でも口当たり滑らか。甘酸っぱくてとっても美味しかった。今日は小雨がパラつく曇り空な一日だったのだけど(おかげで桜島は雲に隠れて上の方がさっぱり見えなかったわけだけど)、でも気温はしっかり高いから、冷たくて甘いものがほんとに幸せ。
 
道の駅では島産の柑橘類や、桜島大根の切り干し、ひじきなんかも売られていて、これがたいそう安かった。
「ふおぉ、スーパーで買う国産ひじきの半額以下じゃん!」
と、たんまり詰まったひじきのパック(300円)や切り干し大根(380円)をお買い上げ。ついでに枇杷も買ってみた。これも立派なサイズのが1パック300円。
鹿児島 「鹿児島ラーメン豚とろ 天文館本店」にて
 黒豚とろ餃子 \420
 半熟煮玉子入り豚とろラーメン\870
 瓶ビール \600
市内に戻って、ちょっと遅めのお昼御飯は鹿児島ラーメン。
 
事前に調べて、だんなと2人「ここが美味しそうだよね」「ね、ここが気になる」とアタリをつけていた、「鹿児島ラーメン豚とろ 天文館本店」に向かってみた。
 
鹿児島ラーメンって「各店舗が独自に発達させてきたため鹿児島ラーメン総体としての特徴は無いとも言われている」のだそう。基本は「豚骨をベースにした半濁スープにストレート麺」だけど、各店の個性が強いのだとか。だから関東の家系みたいに「鹿児島ラーメンの味といえばこれ!」という感じのものではないらしい。
 
私が食べたのは、「半熟煮玉子入り豚とろラーメン」870円。これに、葱と醤油だれをかけた黒豚の茹で餃子1皿と、瓶ビール1本はだんなと半分こ。
 
ちょっと塩気強めの煮玉子と、とろける口当たりの豚とろ(これが!素晴らしく!美味しかった!)、スープは関東の豚骨醤油と博多の豚骨スープのちょうど間みたいな、「ほんのり醤油の豚骨スープ」という感じ。上には揚げ葱がたっぷりで、希望すれば生のにんにくも出してもらえるとか。そして卓上に胡麻。
 
ちょっと太めの縮れのない麺で、「替え玉」(100円)を頼むと、これが極細麺になり2度楽しめるとか。数時間前にうどん食べてしまったのでそこまでの余力はなくて、残念でした。
 
ホテルのチェックインまであと2時間弱。
 
この界隈を散策しましょうと、老舗の酒屋さん「鶴田酒店」で、「お一人様2本限り」で売られていた屋久島の焼酎(三岳)買って(1080円……だったかな?)、猫グッズ屋さん「猫雑貨専門店 薩摩ねこ堂」で猫グッズ3点購入。
 
他にお客さんがいなかった事もあって、御主人と猫話をしてしまった。御主人も奥様も大の猫好きなのにお2人とも猫アレルギーで猫飼えないのだそうで。
「最初は、猫を飼ってるお客さんが来店するだけでもくしゃみが出たんですが、慣れましたね!」
とおっしゃっていた。
 
オリジナルグッズの「西郷(せご)にゃん」、かわいかったなー(欲しかったけど、この子が我が家の居間に鎮座している様がいまいち想像できなくて購入は断念……)。
 
そして今日のお宿は「ドーミーイン鹿児島」。
 
ドーミーインは、大浴場つき(ここは天然温泉)で、ご当地メニューが並ぶ充実の朝食バイキング、そして夜の無料夜鳴きそば、という素敵な要素山盛りの、価格帯は「やや高級めのビジネスホテル」なチェーン。だんなも私も大好きで、国内旅行というと(なんなら用事で都内に宿泊する時も)何かとここを使っている。
 
部屋は狭めだけど部屋の照明がシーリングライトで明るくできるのも良いし、館内着もらくちんだしで、色々と居心地が良いのだった。
 
で、チェックイン早々に大浴場を堪能して、部屋でごろごろ。なんだかんだ、たくさん歩いたし自転車も漕いだしで、つかれたー。
鹿児島 天文館「喜多嶋」にて
 突き出し(しらすおくら乗せ冷や奴)
 地鶏刺し \0
 刺身3点盛り(地ダコ・首折サバ・勘八) \1000
 飛魚さつまあげ \700
 キビナゴの天ぷら \700
 黒豚の角煮 \800
 桜島小みかん角ハイボール \2×\600
 焼酎ロック(三岳 原酒) \700
 焼酎ロック(あらわざ 桜島) \400
 焼酎ロック(子鹿 黒) \300
 焼酎ロック(島美人) \300
を、2人ごくごくもぐもぐ
 
ホテルのお部屋で
 セイカ食品の「元祖鹿児島南国白くま」
夕飯は鹿児島っぽいのが食べたいねぇ、あと美味しい焼酎飲めるとこ……と事前に色々調べて、「ここはどうかな?」と「居酒屋 喜多嶋」というお店に行ってみることに。
 
お店の外観、内観もこざっぱりしていて印象が良く、料理もとても美味しそう。某食べ○グの褒め言葉系は私はあまり信用しないのだけど、低評価は見なかったし、強いて言えば「お値段お高め」という言葉が見つかったぐらい。
 
でも、伺ってみたら、事前に見つけたクーポンで地鶏刺しが無料だったうえに、「このくらい飲み食いしたら1万円弱はするよね?」という私たちの千葉感覚(東京感覚だと1万2千円くらいかも?)より2割以上くらいはお安く済んだ。何より、注文したものがどれもこれも美味しくて大満足。
 
焼酎の品揃えも良かったし、初めて口にした「キビナゴの天ぷら」も、自家製のふわふわ食感さつまあげも、中がしっかりレアだた地鶏の刺身も、たいそう良い感じ。
 
卓上には甘口のと普通のの2種類の醤油が置いてあるのが「あー九州なんだなー」という感じで、せっかくの九州だしと、突き出しの冷や奴もお刺身も、全部甘口醤油でいただいてみた。さつまあげに、甘口醤油ちらっとつけて食べるのも美味しいねー。
 
シメの炭水化物系メニューもあれこれあったけれど、「ホテルの夜鳴きそば、食べるでしょ?」「うううーん……私はもう要らないかなー」と話しつつ、コンビニに寄ってホテルに帰還。
 
今日は結局「しろくま」食べに行かなかったので、コンビニアイスのセイカ食品の南国白くま買ってお部屋でもぐもぐ。明日は絶対「むじゃき」に行くんだー。白くま!

2017年5月24日水曜日

刺身とすじぽんの夜

「ル・ブーランジェ・ドゥ・モンジュ」の
 ラルドン・フロマージュ
朝食みかんヨーグルト
アイスカフェオレ
昨日「ヴィエノワ」を食べた、銀座シックスの「ル・ブーランジェ・ドゥ・モンジュ」のパンで朝御飯。
 
だんなと息子には炒めウィンナーと目玉焼きも添えて、私はこのパンだけをもぐもぐ。
 
「ラルドン・フロマージュ」という巨大な平べったいパンは、ざく切りベーコンを練り込んだパンにチーズをトッピングして焼き上げた風なもの。フランスパンのようにごわっと固いものかと思いきや、案外とふわふわ、というか「もちもち」。
 
みっちり目の詰まった感じのパンで、重量感もあって食べ応えがあり、なかなか美味しかった。
 
このパン屋さんは、「パリの美味しい日常をコンセプトに、パリジャンの日常に欠かせないバゲットなど素材にこだわったパンを気軽に楽しめるベーカリー」だそうで、ハードタイプのパンの方が店の本領発揮なのかな?
 
画像検索してみつけた、このお店のガレット・デ・ロワがなんだか美味しそうだった。
スティックきゅうり w/マヨネーズ
ラタトゥイユ(昨夜の残り)
牛すじのねぎぽん
刺身盛り(本まぐろ中トロ・バチマグロ・ミズダコ・鰺・なめろう他)
なめこの赤だし
羽釜御飯
日本酒(愛知 萬乗醸造 醸し人九平次 Le K voyage 純米吟醸)
今日は地元の魚屋さん「角上魚類」の特売日。
 
牛すじのねぎぽんあるから、和風御飯かなーラタトゥイユも残ってるけど……と思いつつ、お買い物に行ったら刺身が恋しくなったので、お刺身を色々買ってきた。本マグロ中トロのパックと、1000円の5種盛りと、お店が作ったなめろうと。
 
汁物は、なめこの赤だしで、今日支度したのは、この赤だしくらいだった感。あと、きゅうりと葱を切ったくらい?
 
牛すじがそこそこたんまり残っているうえに、買ってきた刺身もけっこうなボリュームで、思った以上の「御馳走」になってしまった。明日から旅行だというのに荷造りも終わっておらず(特にだんなのは)、でもこの献立だったら日本酒じゃない?と、数日前に買ってきた「voyage」を名前合わせで開けることに。
 
酒屋サイトなどを見たところによると、「山田錦の持つボディー感がしっかり出た通常の醸し人九平次に比べ、Le Kはよりライトな口当たり」だそう。食中酒としてぴったりな感じに造ったお酒なのかなー微発泡で「お米のシャンパン」という感じ。すごく飲みやすいけど、それゆえにほんのり物足りなさも、という感じだった。
 
醸し人九平次は、純米吟醸雄町が一番好きだなー、と。純米大吟醸じゃなくていい。
 
そして初めて買ってみた「角上魚類」のなめろうは、あまり細かく叩いてない、「鰺の刺身の和え物」みたいな感じ。生姜と味噌感が強くて、良い感じに「酒の肴」だった。これでもかと細かく叩いたなめろうも美味しいけど、こういう方向のもけっこう好み。

2017年5月23日火曜日

牛すじカレー!

「The Pie Hole Los Angeles」の
 マック&チーズ ¥460
 シェパーズパイ \400
 チキン&コーンブレッド \380
「ル・ブーランジェ・ドゥ・モンジュ」の
 ヴィエノワ \250
……を少しずつ
アイスカフェオレ
せっかく銀座シックスに来たことだし!と、昨日、あれこれ買ってきたパイやパンで朝御飯。
 
オールドアメリカン的な雰囲気のパイ屋さん「The Pie Hole Los Angeles」は、LA発のオリジナルパイとオーガニックコーヒーの専門店なんですって。
 
「マック&チーズパイ」なんてものがあったから「これぇ!」と、合わせて3種類の丸いパイを買ってきてみた次第。
 
で、朝早くに登校していった息子には、「マック&チーズ」と「チキン&コーンブレッド」を半切れずつ温めて出してあげたのだけど、眠い目こすりつつ食べた彼が言うことには、
「別に、マッケンチーズをパイにくるむ必要、なくね?」
という、至極ごもっともなもの。
 
その後、残ったその2種のパイを更に半分こして、「シェパーズパイ」も温めてそれも分けつつだんなと朝御飯。
 
具沢山でずしっと重量感があるパイ、でも思った以上に油っこくもあって、余り心地よい感じじゃなく胃もたれするような食後感だった。同じ「お惣菜パイ」系のお店なら、イクスピアリで買った「Pie face」のものの方が、ボリュームとか味とか、好みだったなと。
 
そして私も思った。「マッケンチーズは、別にパイにくるむ必要なくね?」と。
 
で、甘いものも少し、と、家族で1/3切れずつ分けて食べた「ヴィエノワ」も、しょんもりするほどクリームが少なくて、これもちょっとがっかりだった。「アンデルセン」のミルクフランスの1.5倍 のお値段だけど、私の好みではアンデルセンの大圧勝……。
牛すじカレー
ラタトゥイユ
ビール(サッポロ黒ラベル エクストラブリュー)
 
らくだチョコレート
カフェオレ
大昔のカレーだかシチューだかのCMで「あらこんなーところに牛肉が♪」という歌があったのだけど(そして「牛肉買っといて忘れるとかありえないから」とかなんとかいうクレームがついて早々に歌詞が変わった)、今日の私はまさにそれだった。
 
「あー買い物行かないと食材ないよねー」
と肉庫を覗いたら、国産牛すじ肉のパックがいっぱい。
 
そういえば、日曜にだんながスパゲティの材料買いに行ってくれた時に、「国産牛すじがたくさん出てたよー」と1kg買ってきてくれていたのだった。忘れてた。
 
なので、買い物に行くのは取りやめて、「私はこれをカレーにして食べたい。超食べたい」と、夕飯は急遽カレーということに。先週、ちょっと変わったカレーを作って食べてから、その反動で「ごくごくフツーの家カレー」の味が恋しくなってしまっていたのだった。
 
肉は全部下茹でして、半量強をカレーに加工。具材は超スタンタードに玉ねぎと人参、じゃがいも。下茹でした牛すじと野菜を炒めるところでカレー粉もバサッと入れた。
 
茄子やズッキーニが半端に使いかけだったので、それでラタトゥイユもささっと作って、そしたらコンロの空きがなくなってスープまで手が回らなくなってしまった。その分、だんなも息子もカレーをせっせと食べてくれたから結果オーライ、なのかしら。(米飯3合、ほとんど消えた)。
 
私、ビーフカレーにはあまり興味がなくて(外で食べる欧風ビーフカレーとかは美味しいと思うけども)、自分で作るなら圧倒的に豚バラブロックのポークカレーが好み。でも、牛すじ肉カレーは、豚バラポークカレーに匹敵するほどの美味しさだった。今日の和牛すじは、ブリブリした硬いところが少なくて肉っぽい部位が多く残ってから、なおさらホロホロになって美味しくなってくれた感。
 
「このすじ、超おいしいねー」
「まだパックたくさんあったから買ってくれば良かったかな」
 
100g130円弱程度の価格だったそうだから、ほんと、買い占めレベルで買ってくれても良かったかもな感じ。いつも画一的な品揃えの感がある大手スーパーでも、時々こういうことがあるのよね。
 
明日の夜用に残した、ねぎぽんで食べる牛すじもとっても楽しみ。

2017年5月22日月曜日

銀座シックスとイタリアンの日

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「ミスタードーナツ」の
 ミスタークロワッサンドーナツ 焼きチョコアーモンド \162
 オイルカットドーナツ きなこ \129
カフェオレ
クロワッサンドーナツが復活しているらしいし、朝御飯はミスドだー!と、昨日ミスドに寄ってきた。
 
ミスタークロワッサンドーナツ」は3種類あったみたいだけど、店頭にあったのは2種類で、「チーズアイシング&ブルーベリー」と悩んだ末に焼きチョコアーモンドを買ってきた。中にはホイップクリーム入り。
 
このクリームがちょっと植物系風味濃厚なのが残念だったけれど(最近はコンパウンドのけっこう風味の良いクリームもあるのにねぇ……)、さくさく食感のドーナツはリッチな味で悪くなかった。せめてもというわけではないけれど、もう1個選んだのはオイルカットドーナツのきなこ。
銀座「GINZA SIX」内「銀座モダンテラス」にて
 パフェアラモード \1000
「未だに銀座シックスに行ったことがない……」
とぼやいていたところ、「私もです!御一緒しましょう!」と友人が誘ってくれて、今日は午後から「GINZA SIX」初詣で。
 
夕方になるとますます混むだろうし……と、最初は地階を歩き、その後上階に上がって色々お店を見て歩いてきた。
 
でも、平日の午後3時にして、地下食料品売り場はかなりの混雑ぶり。
 
あまり事前知識も得ずに来たのだけれど、「白い恋人」の石屋製菓のお店「ISHIYA GINZA」では全品完売だったりと、たいそうな賑わいだった。みかんジュースの専門店やお麩のお店などなど、ちょっと変わったお店が多かった感じ。そして、全体的にお値段はお高め。
 
そんな中、うっかり馴染みの看板を見つけて近寄ったら、入っている酒屋さんが千葉の「いまでや」さんだったり。
 
あー欲しかった「醸し人九平次」の新しいのが入ってるうううう「兎心BLACK」の4合瓶もあるううううう……と冷蔵ケースに張りついて悩んだ結果、「Le K」VOYAGE、RENDEZ―VOUSの2本を買ってしまった。いきなり私、大荷物。いや、通販で買おうかと数日前に悩んだばかりだったのね……現物見ちゃったら、買うでしょ。仕方なし。
 
「Pavlov(パブロフ)」というお店のケーキ、とっても綺麗。 これは横浜に本店がある「Pavlov(パブロフ)」というお店のケーキ。
 
夕飯を控えていたから買わなかったけど、どのケーキも素晴らしく綺麗だった。
 
奥の方にはバラの花びらを散らしたケーキも。
 
このお店に限らずだけど、今風に言って「インスタ映えする」品を扱うお店が多かったなー、なんて思ったりして。
 
「インスタ映えと言えば!」の、このかぼちゃ群。 インスタ映えと言えばやっぱりこれでしょ!の、吹き抜け空間に吊された草間彌生さんの水玉かぼちゃ群。
 
ただ、茎の断面のブツブツがね、ちょっと怖いね……私はトライポフォビアの気はそんなには無いのだけど(でも積極的に蓮コラなどを見たいとも思わない)。
 
外観や内装はどこか和風さも感じるもので、なんでも「和の要素を取り入れた空間デザイン」だったのであるらしい。
 
でも、最新のファッションビルにしてはなんとなく閉塞感、圧迫感のある建物だったなぁ。
 
天井があまり高くないというのもあるし、レストランフロアは各店の繋がりが薄暗い狭い通路だったりして、なんかこう、「散策するわくわく感」が薄いというか。
 
最上階の庭園は樹木が多くて子供が遊べる水盤なんかもあったりして開放感があったかな。
 
紫の壁に緑の赤の椅子という空間で、パフェ。 そしてちらっと休憩に、6階のフードコート的スペースの奥にあった「銀座モダンテラス」でパフェアラモードをもぐもぐ。
 
苺風味のゼリーにカスタードクリーム、細かく砕いたカステラ、ベリー類、ヨーグルトソースとホイップクリーム、そしてソフトクリーム……という、トライフルのような、ショートケーキのような、そんなパフェだった。
 
ソフトクリームはミルク味濃厚で良い感じ。
 
ただ、友人の頼んだ濃厚ミルクティーが、パフェが出てから20分ほど待っても出て来なくて、スタッフさんを呼び止めてみたら、非常にたどたどしい日本語の男の子が
「アノ、茶葉から煮ているので、時間かかりマス……最初に伝えなくて、申し訳ありマセン。あと5分くらいで……!」
と。
 
味見させてもらった紅茶は確かにとても濃厚だったけど、でもそれにしても、出てくるまで30分以上かかるお茶とは。
 
昭和喫茶のような、緑と赤の椅子に紫色の壁紙という空間も、「これは一周まわってオシャンティーと言って良いのだろうか」と頭を抱えつつ、いやでももう銀座シックスに来ることは(地下の酒とかパンとか目当て以外では)おそらくは無いかな、という感じ。
銀座「Osteria da K.[kappa]」にて
 本日の鮮魚のカルパッチョ サラダ仕立て
 アスパラソバージュ 自家製タルタル添え
 本マグロ赤身の自家製ブレザオラ
 本日のフリット(小イカ)
 富山産ホタルイカとイタリア産グリンピースのリゾット
 才巻エビのプッタネスカ スパゲッティ
 仔羊100%ハンバーグ
 ドルチェ盛合せ
 グラススプマンテ、白ワイン、赤ワイン、エスプレッソ
夕飯は間違いなく美味しいものを食べましょう!と、友人が予約してくれたイタリアンで2人飯。
 
資生堂ビルの裏手にある、「うなぎの寝床」状の小さなビルの5階にある「Osteria da K.[kappa]」は、席数も少なく「隠れ家イタリアン」という感じ。
 
奥には4人席もあるけれど、お店の空気を楽しむなら厨房前のカウンター席が一番で、「だから2人の食事の機会にここ来るんですよね」と、友人。
 
シェフと仲良しの友人のおかげもあって色々我が侭聞いてもらえ、軽めポーションやドルチェ盛合せなど、たっぷり存分に楽しませてもらってきた。お酒3杯飲んで、「もうダメだー」というくらい食べて、お会計は1人1万円弱、という感じだったかな。
 
だんなへの「美味しかったから今度一緒に行こうね」の報告兼ねて、いただいてきたものは、こんな感じ。
 
本日の鮮魚のカルパッチョ サラダ仕立て
魚介がおすすめダカッパの、最初のお皿はカルパッチョ。 日によって違うカルパッチョ、今日は「昆布締めスズキ」だそう。
 
プリプリ食感の美味しいスズキと、紅芯大根や蕪、人参、ブロッコリー、空豆などなど、野菜たっぷりのサラダ仕立てで。
 
このお店の経営は、銀座の寿司の名店「鮨よしたけ」なんですって。仕入れ先が同じで、だから魚介がとにかくお勧め。
 
肉料理も美味しそうなものばかりがメニューに並んでいて困ってしまうのだけど、その日入った魚で作ってもらえるアクアパッツァなんかも、気になって仕方がない。
 
アスパラソバージュ 自家製タルタル添え
つくしっぽい外見の不思議な野菜は、大人の味のタルタルソースで。 2つめのお皿は、シェフおすすめ「アスパラソバージュ」。
 
「アスパラ」という名前だけれどアスパラの若芽とかいうわけではなく、「フランスでは原野に生えている山菜」なのだそう。
 
ほんのり甘さがあって、少しばかりネバネバしていて、食感はしゃきしゃき。
 
そこに卵たっぷりの甘さのないタルタルソースとオリーブ油をかけていただいた。
 
ちょっと青臭さのある系の野菜とタルタルソースの相性は本当に抜群。
 
本マグロ赤身の自家製ブレザオラ
「冷蔵庫で2週間乾かす」は家庭じゃできないよね……の、珍味「鮪ハム」 今日一番衝撃だったのはこのお皿かも?
 
「ブレザオラ」とは、塩漬けした肉を脱水して作る、「燻製しないタイプの干し肉」なのだとか。
 
それを本マグロのブロックで作ってしまったのだそう。最後は冷蔵庫で2週間脱水するのだとか。
 
もう、それを聞いた時点で「家庭で作るのは無理だな」と思った。
 
上にかかっているのは羊乳のリコッタチーズ。ねっとりした口当たりのマグロと、風味の強いチーズが思いの他お似合いで、美味しかった。乾いた匂いの赤ワインとか合わせたくなる感じ。
 
貧乏舌の私は、最適な褒め言葉に至れなくて、
「すごく乱暴な表現ですが、"すごーく高級な鮭トバ"食べてるみたいです」
と言ったら、「あ、そうですよまさに鮭トバで」と、シェフ。
 
鮭トバよりは水分残っているけど、「干した魚特有の、旨味の凝縮感」が鮭トバだったのね。酒好きにはたまらない味わい。
 
本日のフリット(小イカ)
軽い衣でふわさくっと揚げられたフリット。うまっ! シンプルな外見ながら、素晴らしく美味しかったフリット。
 
今日の具材は、親指サイズほどの可愛いイカで、やわらかでふわっとした口当たりだった。
 
絶妙な揚げ加減かつ適度な塩加減。良い食材と良い技術が組み合わせるとこうなるのね、というお手本のような美味しさ。
 
富山産ホタルイカとイタリア産グリンピースのリゾット
久しぶりに美味しいリゾットを食べました。リゾットって美味しいんだなぁ、と。 この料理に限らずだけど、友人も割と最近に口にして「これも美味しかったんです!」との、ホタルイカとグリンピースのリゾット。
 
普段それほどリゾットは注文しない(リゾットよりはパスタを優先しがちという意味で)のだけど、この品は気になってしまい、続けて食べることになった友人には申し訳ないと思いつつ少量サイズでリゾットもいただいた。
 
イカのワタの色味がほんのりついた、旨味たっぷりのリゾットは食感も完璧なアルデンテ。日本のものより小粒で味が濃い感のあるグリンピースも良い感じ。
 
才巻エビのプッタネスカ スパゲッティ
「プッタネスカ」というより「海老パスタ」!?というほどの海老の存在感だったスパゲッティ。 そして、カリッと良い食感に火が通った、殻ごといただける才巻エビのプッタネスカ。
 
ほんのりピリ辛さがあってオリーブの風味もあるのだけれど、でもそれ以上に「海老味」が濃厚で、第一印象は「海老パスタ」という感じ。
 
良い意味での裏切りがあって、なぜかと思えば、海老の殻から「海老オイル」を作って、それを使っているのだそう。オリーブなども細かく刻んでピュレ状になっているという工夫まで。
 
仔羊100%ハンバーグ
何かメインディッシュを……ということで、悩み悩んだ末に、ここはお肉を。「仔羊100%ハンバーグ」という、なんだかすごいものを頼んでみた(今日の一番上の写真)。
 
フェンネルが散らされてほんのりスパイシーなハンバーグは、口当たりはさほど脂っこくないのに旨味は濃厚。粗挽きの肉には刻んだ脂(?)も入っていて、仔羊の主張がこれでもかと伝わっているうハンバーグだった。おいしー♪
 
添え物に、パプリカや玉ねぎの他、万願寺唐辛子(?)と旬のヤングコーンも。ヤングコーンはひげ根ごと食べられるんですって。ほの甘くてこれも美味しかった。
 
ちなみに他の肉料理は、「冷たいカポナータと温泉卵を添えたUSサガリのロースト」とか、「キラキラポークのグリル」とか「豚バラとアサリのスープ仕立て」など。全部美味しそうで困った。
 
ドルチェ盛合せ
ほぼ満席なのに、我が侭言ってで盛合せにしてもらったドルチェ。ぜんぶおいしかった! で、「全部美味しそうで困った」が最後まで。
 
壁の黒板に書かれたドルチェは4種類。どれも美味しそう、困った……となった結果、「少しずつで良いので、全部盛合せで!」とお願いしてしまうことに。口福でした。
 
奥から時計回りに、「チョコラータ、ローズマリーのジェラート添え」、「カタラーナ(ラム酒の香り)」、「ラッテ イン ピェーディ レモングラスの香り」、「ティラミス」。
 
初めて耳にした気がする「ラッテ イン ピェーディ」、「ゆるゆる食感のパンナコッタ」という感じのもの。乳製品好きの私にはこれが一番幸せだったかも。
 
でも、セミフレッド風に半分凍ってるカタラーナも、ローズマリーの風味が鮮烈だったジェラートを添えたチョコレートケーキも、ふわふわ食感のティラミスも期待を裏切らない美味しさ。
 
お店の場所は、銀座と新橋の間くらいにあったので、食後は夜の街を新橋までてくてく歩いて帰路についた。
 
そして今私は、自家製のハム(マグロはさすがに難しいから、お肉で)を作りたくてうずうずしている。
「塩漬けにしてから乾かすだけ」のブレザオラじゃなく、低温で茹でる系の普通のハムだったらできるんじゃないかな……低温調理器が来るのを待ってから、かなぁ。