2014年10月18日土曜日

人生二度目のくら寿司

塩パン
自家製ベーコンの炙り
スクランブルエッグ
カフェオレ
連日遅い帰宅で疲れているだろう息子、今日明日も部活で登校しなければいけないらしい。なんでも学校側で昼食の用意があるイベント手伝いだそうで、弁当持参不要なのは嬉しいところ。
 
「朝6時半に家を出るからね」
「うええええ……了解……」
と、朝、私も一緒に起きて朝食の支度をしてやった。私の朝御飯は、だんなが起きてから改めて用意して、同じメニューを。
 
昨日作った数度目の自家製ベーコン。今回は「ソミュール液」ではなく、豚に直接塩をすり込み、スパイスと共にジップロックに入れて上下返しながら塩漬けした豚を燻製してみた。きつめに塩をしたので、乾かす前に3~4時間ほど真水に浸けて塩抜きを。
 
どちらが美味しく、「いかにもベーコン」な感じに仕上がるかなと思って実験してみた次第だけど、香味野菜やスパイスの香りがちゃんと染みるのはソミュール液の方だなと思った。塩漬けした方も、なんだか「アメリカのスーパーで売っているベーコン」的な感じで、これもこれで悪くなかったのだけど。40分ほどかけてしっかり燻製したベーコンは、いずれにしても絶品だった。
 
今朝はそのベーコンを縦方向に長くスライスして両面をこんがり焼いて、染み出た脂でスクランブル作り。「塩パン」という名で売られていた産直スーパーで買ってきたパンは、見た目は(味も)フォカッチャそのもの。軽く焼いてベーコンと卵の横に添えた。
ららぽーとTOKYO-BAY内「くら寿司」にて
 京風 だし巻きたまご
 とうもろこしのかき揚げ
 ゆず塩かつおたたき握り
 あぶりチーズ豚カルビ握り
 肉厚とろ〆さば握り
 熟成まぐろ握り
 まぐろユッケ軍艦
 あんきも軍艦
 たら白子ジュレポン酢軍艦
 イベリコ豚の大とろ軍艦
 さんま握り
 あなご握り
 究極のかにかま握り
 魚介とんこつ醤油らーめん
 北海道みるくシューアイス
 揚げたて豆乳ドーナツ
 生ビール
などなど
「奥様、くら寿司でモンハンのロックマンコラボ先行配信やってますよ?」
「へぇ……くら寿司、食べに行く?でもこのへん、くら寿司無いよねぇ?」
買い物ついでにお出かけしましょうか、と、最寄りというわけではなかったけど、比較的お出かけしやすい場所にあった、船橋ららぽーと店に行ってみることにした。
 
回転寿司チェーンの「くら寿司」、多分入ったのはこれが人生二度目くらい。我が家はもっぱら「銚子丸」を愛用していて、「100円回転寿司系って、やっぱり100円の味なわけじゃない……?」と、あまり足を向けずにいたのだった。
 
事前にネットで席の予約ができるので入れておいて、お昼時にめでたく入店。店頭でも予約ナンバーを発行してくれるのだけど、12時半にお店を出た時には「次の御案内は14時半のお席になります」なんて表示が出ているほどに盛況だった。
 
お会計も、かなりしっかりたらふく食べて、ビールまで飲んで2人で4000円だったのだから、やっぱり安いなぁと思う。銚子丸の半額とまでは言わないけど、7割くらいの金額でお腹いっぱいになれる感じ。
 
注文は全てテーブル脇のタッチパネル(iPad)で。お皿はテーブル脇の投入口から回収され、回収された皿の枚数5枚毎に上部の「ガチャガチャ」が起動して、運が良ければオリジナルグッズを貰える仕組み。ビールなどはセルフサービスで、自動ビールサーバーに500円投入して持ってくる仕組み。注文した皿は回転寿司レーンの真上にある「オーダーレーン」で、席の前までやってくる。
 
数年前、友人と連れだって別店舗の「くら寿司」に来た時も色々なギミックがあったけれど、輪をかけて色々なんだかすごかった。テーマパークみたいで面白いけど、目線をやる場所が多くて、ぶっちゃけ首が疲れたな、と……。
 
「わーい、変なお寿司がたくさんあるよー」
と、早速レーンから取ってみたのが、今日の一番上の写真の「ゆず塩かつおたたき握り」と、「あぶりチーズ豚カルビ握り」……だったかな。
 
ラーメンが何種類もあったり、やたらとデザートメニューが充実していたり、お寿司も「魚介」以外のものが豊富だったり、これは「普通のお寿司はちょっと嫌い」な子供にも好かれるだろうなと思った。実際、ショッピングモール内という場所もあってか、家族連れがたくさんいた。
 
かき揚げや豆乳ドーナツは揚げたてのものがすぐにやってきたし、イベリコ豚やまぐろユッケなどのいかにもなイロモノメニューも楽しい味だったけど、「美味しいお魚食べたなぁ」と思ったかというと、そこは微妙なわけで。
 
不味くはなかったし、楽しかったけれど、「寿司心」が満たされたかというと、それは微妙な感じなのだった。で、結局、夕飯は「美味しい魚が食べたい」ということに。
きゅうり&キャベツ w/塚田農場味噌
刺身盛り合わせ
まぐろの中落ち
秋刀魚の有馬煮
白子ねぎぽん
自家製いくら
しじみの赤だし
羽釜御飯
日本酒(愛媛 成龍酒造 賀儀屋 無濾過 純米大吟醸 瓶火入)
日本酒(千葉 梅一輪酒造 秘蔵酒 純米吟醸 5年古酒)
ららぽーとを少し見た後は津田沼に移動して、おなじみの「角上魚類」でお買い物。ここの魚屋さんはいつ来ても素晴らしい。お刺身も良いものばかりだし、丸魚のコーナーも充実してるし。
 
美味しそうなお刺身6点盛りセットと、怪しい添加油などは使われていないまぐろの中落ち、しじみなどなどを買ってきた。
 
この献立なら「今日は日本酒だね」と、2合ほど残っていた続きのお酒を飲み飲み、それでは足りずに古酒も出してきてそれも飲み飲み。賀儀屋はとても美味しいお酒。単身赴任中にすっかり日本酒に詳しくなった(←近所に行きつけの立ち飲み日本酒屋ができてしまったばっかりに)だんなから教えてもらった蔵で、すっかり好きになった。
 
上品さもあるけれど力強くもあって、いかにも「無濾過」なこってりした口当たり。「お米のお酒の美味しさ」が感じられる、なんとも幸せな日本酒だった。そりゃ、あっという間に瓶が空になってしまうというもので……。
 
お刺身は3切れずつ入っていて1500円ほどだったかな。本まぐろの赤身と中とろ、ぶり、鯛、鰺、サーモン、と、好きなものばかりが詰まった幸せなセットだった。どれも脂が乗りまくっていて厚めに切られていることもあいまって、贅沢な刺身盛り。
 
「そうそう、こういう魚が乗ったお寿司が恋しい気分だったから、昼御飯が微妙に消化不良だったのよね~」
と改めて自覚してしまいつつ、最後は「いくら&ねぎとろ丼」という御馳走を満喫した。
 
いくらは、午後に魚屋で買ってきて、帰宅後すぐさま漬け込んだもの。漬け時間が短くていまいちかなと心配だったけど、こちらも夕飯時にはほどよく美味しくなっていてくれた。大きなパックでやたらと安かった(これは津田沼じゃなくてららぽーと内のスーパーで買ってきた)白子は、さっと茹でて定番の「ねぎぽん(刻み万能ねぎ+ポン酢)で。
 
先週末もこんな感じだった気がするけれど、「よーし、魚を食べるぞー」となると、本当に魚だらけになる我が家の食卓。「海鮮居酒屋に行きたい」というノリで用意するからこんな感じになってしまうんだな、きっと。
 
でも満足。すごーく満足。そして酔っ払い。