2019年12月24日火曜日

ヴィジレ・デル・ナターレ

「カトランベーカリー」の
 クリームパン
 チーズパン 1/2個
ヨーグルト(バニラヨーグルト 福岡あまおう苺)
カフェオレ
今日はクリスマスイブ。
 
予定と言ったら料理を頑張ることくらいで、そのメインディッシュも低温調理器にお任せだからまあまあそんなに手間はなく。
せめてもと代わりに、手打ちパスタを頑張ってみることにしている。
 
朝食は、お久しぶりな「カトランベーカリー」のクリームパンにチーズパン。チーズパンはだんなと半分こ。
 
昨日買い物に出た先で見つけて買ってきた、バニラヨーグルトのあまおう苺味も出してみた。バニラヨーグルトは好みよりもちょっと甘さが強めだけど、これはこれで美味しいんだわー。
生ハム・チーズ(モンドール) w/カンパーニュ
クルルジョネス セージバターソース
低温調理の蝦夷鹿のグリリア
    w/紫きゃべつとりんごの赤ワイン煮
かぼちゃのスープ(クノール)
赤ワイン(伊 Castel Novo Brunello di Montalcino 2011)
 
「ル・パティシエ ヨコヤマ」の
 クリスマスショートケーキ
カフェオレ
そして夕方になってから、いざいざと手打ちパスタ作り。
 
昨日のうちにデュラムセモリナ粉と塩とぬるま湯をこねて仕込んでおいたパスタ生地を厚さ2mmに麺棒でのして、8cmの抜き型……は無いので、このくらいかなとスタバのガラスグラスで抜くことにして。
 
サルデーニャの名物ラビオリ"クルルジョネス"は、11月に料理教室で習ってきたとても可愛い麦の穂型の水餃子みたいな可愛いパスタ。中身はじゃがいもベースで、チーズやミント、にんにく風味のオリーブ油などが入る。
 
これを団子にしてちまちまと丸い生地で成形して、初めて全部一人で作ったにしては、まあまあそこそこの出来映えじゃないかなと自画自賛。
何が大変って、包むこと自体はそう難しくはなかったものの、"包みやすい皮"の準備が地味に大変なのだった。打ち粉の手間を怠ると台に貼り付くし、放置すれば乾いていくしで。
 
そうして出来たパスタも、茹でてしまえば境界が曖昧になってしまうのも若干残念ではあるものの。
 
今日はこれも定番なのだと伺った、セージの風味をつけた溶かしバターをかけて、自家製の燻製くるみとグラナパダーノ、セージの生葉を飾って食卓に出してみた。
 
まあまあよそゆきなお皿になったのではないかな。私、がんばりました。
 
そして今年のナターレの主役は鹿肉!
 
先日習ったのが幸せに美味しくて、今年のクリスマスはこれにしようと思ったものの、今年の鹿肉はとても人気があったらしい。
 
元々、この季節ならではのジビエとして人気の食材なのは承知していたけれど、「木村拓哉「グランメゾン東京」ジビエ料理11・8%」なんてニュースサイトに記事が上がってしまうほどに、今、このドラマが人気らしく。
 
ジビエ料理対決でのお題が鹿だったそうで、今年はいろんなレストランがクリスマスのコースのメインを鹿肉にしていたんですって。
 
私は幸いにも、冷凍だけれどその分お値打ちだった北海道産蝦夷鹿のもも肉を買い求めることができて、どーんと1kg届いたそれを掃除して数本の切り身を作った後に低温調理器にかけたのだった。
 
鮮やかな色合いもクリスマスらしい、紫キャベツとりんごの赤ワイン煮も支度して。
 
スープは力尽きてウィーンクノールのインスタント「Cremesuppe von feinem Kürvis mit Kürbiskernen」(南瓜の種入り南瓜のクリームスープ)を出してしまったけど、ほら、鹿肉レシピはトレンティーノ・アルト・アディジェのものだし、その地域はオーストリアに接していてイタリア語圏というよりドイツ語圏な感覚が強いと聞いてるし、だから大丈夫(?)。
 
スープはちょっと不思議なピリ辛感のあるスパイシーさがあって。材料を見れば、生姜ににんにく、ナツメグ、胡椒、パセリの根、それにマスタードも入っていた……のかな。ある意味クリスマスらしい、いかにもな冬の味のスープだった。
 
そしてケーキは、今日の午前中に自転車こいで受け取りに行ってきた、谷津の洋菓子の名店「ル・パティシエ ヨコヤマ」のクリスマスショートケーキ。
 
クリスマスケーキはあからさま冷凍でがっかりする店も少なくない中(いつだったかの、モンブランで有名な某店のはほんとに残念だった……)、このお店のケーキは、確かな満足。
 
スポンジもクリームも、見た目はどうということが無い感じはするのに風味も食感も最高なのだった。手作りっぽいサンタの飾りも可愛らしく。
 
そしてクリスマス前夜を祝う私たちの傍ら、今日も執拗に執拗に執拗にクリスマスツリーに攻撃をし続けているみーちゃん。
 
床面に近いオーナメントは軒並叩き落とされ、今は椅子の背やファックス台から果敢に攻撃を試みている日々。
 
木登りしない事は幸いだけど、日々、落葉がなかなか酷い。
 
それでも御覧の通り、生もみの木を買って1ヶ月以上経過したけれど、枝が茶変することも下に垂れることもなく、まだまだ元気。
ちょっとばかりパサついた見た目にはなってきたかなと思いつつ、年明けまでは多分今年も頑張ってくれることでしょう。