2012年8月28日火曜日

久しぶりのCozimaさん。

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
ちぎりパン
スクランブルエッグ
紅茶(キリテー)
半端に残ってる生クリームがあるなー……と、今朝は生クリーム入りのスクランブルエッグ(いわゆる、"世界一の朝御飯"的スクランブルエッグ)。合わせたのはスーパーで買ってきた大手メーカー製(パスコ、だったかしらん)の「ちぎりパン」。まだふわふわだったので、オーブンに入れずにそのまま出して、適当にバターなど添えながらいただいた。
 
で、今日も相変わらず、絶え間なくしつこくうんざりするほどに暑さは続いていたのだけれど、なんとなく飲みたくなったので、スリランカのミルクティー「キリテー」を用意。牛乳ではなく全脂粉乳を使ったこのミルクティーは、本当はびっくりするほど甘く作るものらしい。全く甘くしないのもつまらないものだけど、まぁ、甘さはほどほどに、好みな程度に……と、控えめにしながら好みな具合で用意した。
 
牛乳使うミルクティーは、これまで何の疑問もなく「美味しい」と思っていたのだけれど、全脂粉乳使ったキリテーを飲んでしまうと、「普通のミルクティーは、濃いめに淹れた紅茶でも、なんだか牛乳で薄まっちゃったような気がする」と感じるようになってしまうのが難点。
 
だからといって「これから我が家のミルクティーは常にキリテーにするわ!」と断言するにはちとカロリーが恐ろしい感じもあるし、全脂粉乳も簡単にスーパーなどで買えるものではないし、いつもいつもこってり系ミルクティーばかりが美味しいというわけでもないので、やっぱりこれは「特別なミルクティー」という印象の存在なのだった。
富里 「Cucina Tokionese Cozima」にて
おまかせコース
さて、今日は車に乗ってお出かけ~♪
 
先日、千葉在住の友人と美味しいご飯についての話をしていた時に、「せりあさんが度々行ってる、成田の方のイタリアンのお店?あそこ、行ってみたいなぁ」ということに。車なら出すよ車で行こうよ、と言ってくれたので、じゃあお言葉に甘えて車お願いします♪と、今日は「Cucina Tokionese Cozima」の平日ランチ。だんなや息子と一緒に行けるのはどうしても週末になってしまうので、平日ランチは初めてなのだった。
 
「千葉とかまで出てきてもらうのも、迎えに行くのも一緒だから~」と、我が家まで迎えに来てもらって(ありがとう♪)、我が家からお店までの所要時間は40分足らず。予定よりずいぶん早く着きそうな感じになったので途中のパーキングエリアで休憩したりしたのに、それでも開店時間の15分くらい前に到着してしまったのだった。すごいな車。早いな車。でもだんなと行く時は「お酒飲みたいし」という何より大きな理由があるので、やっぱり電車とバスを乗り継ぐことになっちゃうかな。難しいところだ。
 
今日最初のお客さんということもあって、隣接のホースパークが良く見える窓際の素敵な席。今日は友人も初めてということで、一番安価なパスタセットではなく、かと言って品数ふんだんお値段高めなフルコースでもない、中庸な感じのメインディッシュやデザートがつく「おまかせコース」をお願いしておいた。
 
いつも通りメニューは渡されず、口頭で今日のコースの説明いただいて「苦手な食材などはございませんか?」と。全部大丈夫です♪楽しみです♪と、私も友人も説明いただいたコースをそのまま楽しんできた。
 
「おまかせするよー今日も美味しいもの食べさせてねー」で済むお店があるというのは(しかもそれが間違いなく美味しいとくれば)本当に素敵な事。人生の宝物みたいな感じ。
 
あちこちの飲食店を食べ歩くのは、それだけでも楽しい経験ではあるけれど、その最終的な到達点……というか、「自分にとっての宝物」になるものは、「食べ歩いた店の数」とかじゃなくて、「あなたにおまかせすればいつも幸せ」とこちらが思え、そして先方にも「あなたには料理のし甲斐がある」と思ってもらえる信頼の絆がどれだけ築けることではないかなぁ……と私は思う。偉そうに言うものの、私にとってそんな幸せなお店はCozimaさんと、あとほんの数店しかないわけだけど。
 
今日のランチもたいそう幸せだった。お魚の前菜、メインはガツンと肉!デザートはたっぷりフルーツ!と、とても好みな流れ。たいそうお腹いっぱいになって、友人も「美味しいね~」と喜んでくれたみたい。良かった良かった。
 
いただいたものは、こんな感じ↓
 
瓜のピクルス・パルマ産生ハムとサラミ
富里「Cucina Tokionese Cozima」にて、シェフからの一品♪ 「シェフからの一品」の小皿は、瓜のピクルス、パルマ産生ハムとサラミの盛りあわせ。
 
さっそくお酒が恋しくなるわけだけど、今日はぐっと我慢して、ランチタイムはセルフサービスでいただけるドリンクバーとミネストローネをいただくことに。
 
ミネストローネはトマト抜き、塩気控えめの、「具沢山野菜スープ」という感じのもの。冬には大根、さつまいもなども入る、「なんでもあり」なスープは今日もとても美味しかった。今日はキャベツが多めかな?という感じ。
 
飲みものはアイスティーとアイスコーヒー(ホットも頼めばいただける)、そして面白かったのは「りんご酢ドリンク」。ビネガードリンクは、私はそれほど得意ではなかったのだけれど(鼻につーんと来る酢の香りがね……)、これはすごく美味しかった。結局食事中、ずーっとりんご酢をいただいていた私。
 
ハムとサラミの美味しさは言うまでもなかったけれど、シャクッとした歯触りの瓜のピクルスがたいそう好みな味だった。
 

コチのカルパッチョ
富里「Cucina Tokionese Cozima」にて、コチのカルパッチョ。 前菜は「コチのカルパッチョ」。白身の肉厚の魚は、コリップリッとした独特の食感。「淡泊」というのとはちょっと違う、ねっとりとした味わいのある肉質だった。
 
トマトのソースと、酸味淡めのマヨネーズソースが色鮮やかで、たっぷりのトマトとルッコラが添えてあるサラダ仕立て。ごわっと、しっかり育った風のルッコラの香りがとても良くて、塩気のしっかりついたソースに負けない風味だった。コチって美味しい魚なんだなぁ、と改めて思ってみたり。
 

ワタリガニのリングイネ
富里「Cucina Tokionese Cozima」にて、ワタリガニのリングイネ。すごい勢いで蟹! そしてパスタは、2人で1尾分、贅沢に使ったワタリガニのリングイネ。
 
殻ごとソースにして、殻に身が残る状態で供されたので、テーブルに出されたフィンガーボウルの存在を頼りにして盛大に両手使って蟹の解体をした。
 
蟹の解体を前に、「のびちゃう前に」とパスタを平らげたわけだけど、トマトたっぷり蟹肉たっぷりのほんのりピリ辛ソースはスプーン何杯でも舐めたい感じ。
 
ふふふ、まさかここで蟹を食べることになるとは……♪と、蟹好きの私と友人は「黒い服で良かったわねー」「トマトソース飛んでも問題ないわね♪」と、ばりんぼりん蟹を解体してしゃぶり尽くしたのだった。
 

「東の匠」豚のロースト
そしてメインディッシュは大好きな豚♪(写真は一番上)
千葉産の「東の匠(ひがしのたくみ)」というSPF豚をしっとり焼き上げて、周囲のオレンジ色のソースはアプリコットの甘酸っぱいピュレ。
 
添えられていたのは黒胡椒が効いた玄米のリゾットとししとう、そして埼玉産なのだという大きな緑茄子。
 
「美味しい豚は脂が美味しい」が通説だけれど、この豚の脂身も旨味はあるのに嫌な後味はクセはない、美味しいものだった。ごろんごろんと大きな肉塊3つ平らげて、そろそろお腹いっぱい……。
 

フルーツパフェ
富里「Cucina Tokionese Cozima」にて、デザートはパフェ~♪ お腹いっぱいになったね~と話していたところで登場のデザートは、嬉しいことに「フルーツパフェ」!
しかもマンゴー乗ってる!マンゴーのソースかかってる!とやおらテンションが上がる私。
 
「お腹いっぱいになりましたか?」
召し上がれますか?と給仕のお姉さんに言われて、
「……いえ、たったいま全然大丈夫になりました」
と即答して笑いをとった。
 
葡萄に梨にバナナ、オレンジ、そして甘いマンゴー。自家製のバニラジェラートたっぷり。うふふふふ……♪
 

プチフール
呪文のようなお菓子、カスタニアッチョ。 食後はミントとレモングラスがベースのハーブティ飲み飲み、プチフールも出してくださった。
 
奥の黄色い焼き菓子は、これはお馴染みのフィナンシェ。アーモンドたっぷりのしっとりした口当たり。
 
手前の黒っぽいのが耳慣れない名前のお菓子で、ゆっくり言ってもらってメモった名前が「カスタニアッチョ」。栗粉を使ったトスカーナのお菓子なのだそうだ。
 
上にはナッツやドライフルーツがトッピングされていて、「つまりモンブランのクリームみたいな味なのかなー」と想像しながら口に入れて、甘さの無さにびっくりした。うわっこれ全然甘さがない!と驚きながら、「ねちもち」と「ぽくぽく」の間くらいの食感の不思議なお菓子を噛みしめていると、自然な栗の甘さがじわ~と広がっていく感じ。
 
「お菓子」と聞いて甘さを期待すると「えええ!?」と驚く味なのだけれど、栗の風味が漂う、これも美味しいお菓子なのだった。そうしてすっかり、本格的にお腹いっぱい。ごちそうさまでした!
 
香取神宮 「亀甲堂」にて
甘辛セット \400
かき氷(いちご) \350
友人と半分こ
ほぼ満席状態の盛況なお店を後にして、
「2時間くらいのご飯でしたねー」
「まだ早いね、ちょっとドライブして帰る?」
と、友人の誘いで千葉市と反対方向、成田方面の高速道路に。香取行ってみる?あそこの神社のお団子屋さんが美味しくてねー……と、一路香取神宮に寄り道することになった。
 
友人は、ぶっちゃけお団子屋さんが目当てで参拝はどうでもよさげ(というか「暑い中歩きたくない」な感じ)だったのだけれど、まぁまぁ、まだお腹いっぱいだし、せっかく参道入り口まで来ちゃったんだから神様に挨拶してからお団子にしましょうよ……と、参道てくてく歩いてお参りしてきた。
 
蝉時雨の中の香取神宮。なんとも良い空気。 折しも現在、香取神宮拝殿本殿は檜皮葺屋根の工事中。
 
すっかり工事用の網で覆われた本殿はちょっとばかり残念な風貌で、それもあってか境内に人影はまばらだ。
 
でも蝉時雨の中、木々の緑を眺めながら歩くのはたいそう気持ちが良くて、殊に拝殿近くの松や御神木の杉はたいそう立派だった。お参りして、家内安全諸々お祈りして、「じゃ、お団子食べよう!」と。
 
入ったのは参道入り口にある「亀甲堂」というお店。ここのお団子は「厄落しだんご」なんですって。
焼だんご2本、草だんご(あんこ)3個の「甘辛セット」が良いかなぁと思いつつ、でも1人1皿はちょっと食べきれなさそう。じゃあ、お団子とかき氷とって半分こしましょ♪ということにした。
 
その、肝心なお団子の写真をすっかり撮り忘れていたわけだけど……。
 
焼き色がしっかりついたみたらし団子は、まだほかほかと温かくて、これがたいそう美味しかった。たっぷりのこしあんでくるんだ草団子も良い感じ。ごくごく普通なイチゴ味のかき氷は、でも今シーズン一度も食べてない味だったので
「これも"日本の夏の味"だよね」
「そうそう、日本の味」
と、これも美味しくいただいた。
 
お団子、息子へのお土産に買って行こうかなぁ……と思ったのだけれど、お土産用包みはどれも多め(最低15個、とか)だったので、こりゃちょっと食べきれないなと断念。森林浴!という感じで良い空気を吸い込むことができて何よりなひとときだった。
レタスのサラダ
マグロのスモーク風味たたき
冷や汁
麦茶
今日の息子、どうも体調がよろしくないらしい。
 
夕方の習い事を前に、「なんか、腹が痛い……」と言い出して、お腹壊しているわけじゃないの?どのへんが痛いの?とやっている間に「なんか、ちょっと大丈夫になったから習い事には行ってくる」と出かけていった。気休め程度だけど、と市販の痛み止めを一応飲ませて、帰宅してからまた様子見るかな、と。
 
で、帰ってきた息子も「やっぱり途中から、なんか痛くなってきた……」
と。でも、夕飯は食べると言うし、食欲もあるみたい。それでも一応軽くしておこうねと、作り置いていた冷や汁出して、あとは小さめおかずを一皿出すにとどめておいた。「冷たい味噌汁」は胃腸によろしくないかなぁと思いつつ、息子の好物だし汗かいて習い事から帰ってきた後なら口当たりは良いかなと。
 
今日は夕方まで出かけるし、と、午前中のうちに仕込んでおいた「冷や汁」。
 
いりこでだしを取って、魚焼きグリルで鰺の干物とアルミホイルに塗った麦味噌を焼く。焼けた干物は丁寧にほぐしてすり鉢で軽くあたり、いつもの味噌汁よりも濃いめに味噌を溶いて干物も混ぜる。で、粗熱取ってから冷蔵庫へ。豆腐を手で崩しながら入れて、すり胡麻混ぜたらできあがり。
 
あとは、御飯(炊きたてじゃなくて冷やご飯で充分……てか、その方が美味しいくらい)に薄切りきゅうり乗せて、そこに汁をたっぷりかけて、添えるのは刻んだ茗荷としそ。普通に味噌汁よりも数段手間はかかるけれど、「こんなに美味しいものが世の中にあったなんて!」と感動するほど美味しかったりするのだった。息子もすっかりお気に入り。
 
で、本当は肉料理でもと思っていたのだけれど、「づけにして食べるかな」と買ってきていたバチマグロをたたきにして数切れ添えることに。燻製風味をつけるスモークソルトをふってフライパンで全面さっと焼いてスライス。レタスのサラダも用意したけど、息子の皿にはマグロに添える程度の控えめな量にしておいた。
 
「うん、やっぱり大丈夫、食べられそう」
と、好物の冷や汁を旨い旨いと食べた息子は、それでもやっぱり不調らしく「……早く寝るね」と寝室に引き上げていった。
 
ちょっと心配だけれど、我が家においては「食べられるうちは大丈夫」というのがあって、そういう意味では一安心。