2021年9月19日日曜日

伏見稲荷でスズメを食べる

スズメの焼鳥、初めて食べてみましたよ
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
蹴上「ウェスティン都ホテル京都」にて
 朝食ブッフェ
残念ながら、「ウェスティン都ホテル京都」の大浴場は24時間行けるわけではなくて、コロナ禍ということもあるのか、営業は朝6時半から(夜は21時が最終受付)。
 
朝食ブッフェのスタートも6時半からだったけど、「やっぱり朝風呂行きたいよね」とお風呂に行ってから朝食に赴いた。
 
私は基本的には朝食の好みは洋風一辺倒なのだけど、このホテルに限っては、なんといっても和食系の献立が最高。昨年初めて訪れて以来、すっかり虜になってしまった。
 
「八代目儀兵衛のお米マイスターが厳選吟味したお米」がたいそう美味しくて、それを目の前で好みの具材で小さめおにぎりに仕立ててくれるのがもう最高で。
 
カジュッタも健在でした。これ、美味しいんです。 そしてジュースコーナーにある「CAJYUTTA」も愉快で楽しい。
 
オレンジとグレープフルーツの果実の中に金属刃を入れてそのままフレッシュジュースにするもので、まんまるの果実に太いストロー刺してそのまま飲むというスタイルのフレッシュジュース。
 
これも気に入りで、今日はオレンジとグレープフルーツ、両方いただいてしっかり飲んだ。
 
炊き合わせも美味しい、幸せな和朝食。 おにぎりの具は梅肉、ツナマヨ、ちりめん山椒、昆布、鮭、牛しぐれ煮、豆そぼろという選択肢。
 
今日は牛しぐれ煮と梅肉でいただいた。
 
洋風の卵ステーションもあるものの、おだしに浸ってるだし巻き卵や温泉卵も外せないし、目の前で仕上げの炙りをしてくれる焼き魚(今日は赤魚と鯖)もちゃんと美味しい。
 
アイオープナーのミニサイズジュースは、目の覚めるような辛さがある人参ジンジャースープ。これは翌朝も同じものだった。
 
今日は沢山歩く予定だしねと自分に言い訳しながら、つい写真のセットを平らげた後にミニカレーとコーンスープまで食べてしまい、すっかり満腹。
 
自家製カレーは果物の甘さと酸味をほのかに感じる、でもしっかりスパイシーな欧風カレー。濃厚なコーンスープも美味しかった。
伏見稲荷「御食事処 日野家」にて
 稲荷名物 すずめの焼鳥 2×\500
 稲荷名物 いなり寿し \780
今日は京阪電車の「宇治・伏見1dayチケット」を使って、宇治伏見巡り。
 
まずはだんな超お勧めのパン屋さん、「たま木亭」へと向かった。
 
私ほどにはパンに執心しないだんなが、「ここのパンは美味しい、すごく美味しい」と、単身赴任時代に何度か買いに来てた(大阪から自転車で……)お店だそうで。
 
先日、新宿伊勢丹のパンの催事にも来ていたこのお店、確かにとても美味しかった。
 
人気のパン屋さんに無事到着。 黄檗(おうばく)という駅から歩いて5分ちょっと。
 
自衛隊駐屯地と京都大学の宇治キャンパスがある場所で、でも周囲は普通の住宅街。
 
京都駅近に支店があるわけでもなく、なかなかに辺鄙な場所にあるパン屋さんで、でも到着してみれば20人ほどの行列が店頭に出来ていた。
 
店内には30種類ほどのパンが続々と焼き上がっていて、そして買いに来るお客さんは紙袋2つ分ほどのパンをざくざく買ってる人が多く。
 
続々と焼き上がり並べられていくパンたち。どれも美味しそう……! 私たちの帰宅予定は明日。
 
当然、明日パンを買いたかったのだけど月~水は定休日なんですって。
 
「でも明日帰ってから冷凍すればいけるよね……?」と、だんな推しの"堅焼きバター"を中心にごっさり買い物。
 
こんな感じで買ってみた。
 
堅焼きバター 6×\210
ハチミツ堅焼きバター \230
クロワッサンたま木 3×\200
パンシュー \240
ウッフ 2×\240
和栗のパン \250
長崎メロンパン \200
パンオノア・れん乳仕立て \230
 
パンオノアだけは冷蔵販売だったので、これは散策中に食べてしまうことにして。
 
で、巨大なパン袋持って、数駅移動、せっかくだしと「石清水八幡宮」にお参りに。
 
石清水八幡宮、お山の上で涼しかった~。 京阪の周遊券は800円なのに往復600円の石清水八幡宮参道ケーブルにも乗れてしまう太っ腹仕様。
 
しかも周遊券提示で参拝記念の"鳩ストラップ"まで貰えてしまう。
 
山の上の八幡さんは予想最高気温30度の今日もいくらか涼しくて、気持ちの良い神社だった。
 
そしていただいた御朱印もすごく格好良いものだった。
神社の御朱印はお寺よりもシンプルなものが多いから、デザイン的に格好良いのは意外と珍しかったりして。
 
そんな感じに午前中を終えてそろそろ昼御飯時。
 
すずめ焼き、発見! 午後は伏見稲荷を参る予定だったので、せっかくだからと名物の「すずめ焼き」を食べてみたくて。
 
いくつか目星を付けていた参道の飲食店の中から、老舗の「御食事処 日野家」でおいなりさんとすずめ焼きを食べることにした。
 
伏見稲荷の神様が五穀豊穣の農耕神ということで、神田の米を食べる雀を懲らしめる意味で焼いて食べるようになったのだそうで。
 
そのすずめが今日の一番上の写真で、あの写真ではいまいちわからないかもだけど、串を持ち上げてみたらこんな感じ(←若干のグロ写真ご注意を)
 
「頭がね、美味しいからね!」
とお店のご主人が言いながらテーブルに皿を持ってきてくれるのだけど、頭って、つまり脳味噌ってことで、思った以上になかなかグログロしい食べ物だった。
 
ばっちり頭ついてるし、クチバシついてるし、ああここの尖ったところって手の先ね、羽のところね……と、思った以上に小骨満載。
 
これが食べられるならバロット(孵化直前のアヒルの卵)だって案外いけるのでは……なんておかしな度胸をつけてしまいながら、でも美味しくいただいた。食材として美味しいかはともかくとして(食べるところ少ないし)、食べられるものなんだな、スズメって……という。
 
伏見稲荷のおいなりさんは、狐の耳の三角形。 おいなりさんはこんな感じ。
 
狐の耳を模してるから、俵型ではなくて三角形なんですって。
 
人参や胡麻などが入る五目の具で汁気が多め、甘さはほんのりの優しい味。
 
参道はコロナ禍休業しているお店もちらちらあったものの、参拝客はすごく多くて、千本鳥居あたりは相当な混雑だった。
 
山頂を目指します。ながーい階段、ずーっと続く赤い鳥居。伏見稲荷大社」では、まず長らく手元に持っていたお札をお返しして。
 
せっかく体力筋力もついている今だしと、一ノ峰(上社神蹟)まで目指してみた。
 
本殿からは往復4km、案内によると所要時間は約2時間ということだったけど、1時間半で戻って来られたからそこそこ優秀だったのではないかな。
 
もうちょっと涼しい季節にまた来たい、です……(暑かった) 奥社から向こうは赤鳥居は少なくなるのかなと思いきや、ずっとずっとこんな感じに鳥居が続く、異世界がすぐそこにあるみたいな不思議な光景。
 
思ったよりはこの道も参拝客はいたものの、タイミングによってはこんな感じに誰もいない風景を撮れるくらいには人の気配は少なかった。
 
でも何しろ暑くて、ジム用じゃないマスクをつけている状態も厳しくて。
 
最高心拍数は154、マスクの汗が絞れるくらいになるくらいには大変な行程だった。
 
登頂、できました……っ(しかし御朱印は通り過ぎた下の売店で扱ってるだと……?) ともかくもめでたく登頂できて、でも、ここでいただけると思って居た御朱印は、通り過ぎた御膳谷参拝所に行かねばならなかったらしく。
 
往路はその御膳谷参拝所から上ってきたし、帰りは二ノ峰、三ノ峰から行きたいよね……だったら四ツ辻で待っててくれたら行ってくるよとだんなが言ってくれ、御朱印(コロナ禍ゆえ書き置きのもの)をいただきに行ってくれて。
 
ともかくも充実の参拝だった。
 
また来たいけれど、涼しい季節かつマスク不要になってから来たいかな……。
 
のびねこシリーズ、まいーこといなーりが……! そしてこちら、参道の土産物屋で見つけて即買いした「まいーこ」と「いなーり」のゆるいぬいぐるみストラップ。
 
山形で「やまがたぎゅーう」を見つけてしまったのが知ったきっかけだったこのシリーズ、「のびねこ」とか「のびアニマル」といった名称で各地に売られているらしい。
 
忍者タイプの「しのーび」もあったけれど、それは要審議だわと買わずにおいた。
 
だんなは小田原で「かまぼーこ」と「ちくーわ」を見かけたそうで、これは各地の土産物屋に行かねばという気持ちがひしひしと(大阪にもあったのかなー)。
 
最後は京阪で四条に戻り、お土産買って宅配手続きしちゃいましょうと、自宅用には「井筒八ッ橋本舗」のミルキー八ッ橋と栗八ッ橋、それと鳩サブレーならぬ「鴨サブレ」を購入して、ホテルで荷作りしつつシャワー浴びつつ、だんなは夕食の算段を。
四条「居酒屋 恋女房」にて
 ポテトサラダ \450
 おつまみキューリ \400
 牛すじ煮込 \800
 若鳥の竜田揚 \650
 蒸したてのシウマイ \700
 生中 2×\550
 日本酒(京都 蒼空 純米おりがらみ) 2×\750
 日本酒(福岡 三井の寿 秋純吟 ポルチーニ) \650
 焼酎ロック(村尾) \?
「お酒……飲みたいねえ」
「今日はあったかいもの食べたいよね、何か」
「でもお酒飲めるような飲食店、あるのかなー」
 
そんな話になって、私が荷作りをしている間、だんなが飲食店情報を調べてくれて、「この店はやってるみたい」と店に一報入れて、四条の大丸デパート裏手にある「居酒屋 恋女房」に行ってみることにした。
 
小さめの雑居ビルで、テーブル席が壁沿いに一列、あとは長いカウンター席という感じの店で、日本酒は十種類ちょっと、焼酎は数十種類という品揃え。
 
ネットで得た印象では"悪くないんじゃないかな感6割vs地雷かもしれない2割"な感じで、「もし地雷だったらさくっと出て他の店行こう」「デパ地下で唐揚げ買って部屋でビール飲むでも良いんじゃ?」などと言っていたのだけど、料理はちゃんと美味しかったしお酒も良かったしで、幸いだった。
 
美味しいおりがらみでした。京都のお酒。 私が頼んだ京都のお酒、蒼空の純米おりがらみが実に好みな味わいで。これは購入して家でも飲みたいくらいの美味しさで。
 
こっくりめの芋焼酎、でだんながリクエストして勧めて貰った"村尾"も美味しい焼酎だった。
 
森伊蔵、魔王、村尾で"3M"って纏められてる銘柄なんですって。知らなかった。
 
さくさくの揚げごぼうが乗ったポテサラ。お酒に合うなー。 ポテサラや焼売等、手にかかる品もちゃんと手作りらしく、ポテサラには揚げたごぼうが乗っているのが風味も食感も良い塩梅で。
 
料理は全体的に味が濃いめ寄りだったものの、酒のアテとしてはそれがむしろちょうど良い感じ。
 
全体的に、フードメニューはお手頃値段だったうえにボリュームも充分だった。
 
醤油ベースの牛すじ煮込みも美味でした。 これも美味しかった、醤油ベースの牛すじ煮込み。
 
今回はお酒飲めるところありきで探したお店だったけれど、無事美味しい夕食をいただけて大満足。