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2016年10月13日木曜日

帰国するなりお寿司

JAL機内食
 「Soup Stock Tokyo」のコーンスープ
 サラダ
 パン
 フルーツ・ストロベリーヨーグルト
 アップルジュース・コーヒー
シンガポールから日本への帰国便、私たちは1:50発という深夜便。さすがに時間が時間だし、母も同行ということでタクシー利用もちょっと怖いねとホテルに送迎を頼んで空港まで送って貰った……ら、やたらと早くて、空港で2時間半以上時間が余ることに。
 
そんな深夜だと案外と空港内のお店も開いておらず、帰りはエコノミーなのでラウンジにも入れず、搭乗口近くで(電源だけ確保して)うだうだと時間を潰す事になった。……で、搭乗した途端に、爆睡。気がついたら窓の外が明るくなりはじめていた。なんだかんだ、3時間弱くらいは熟睡していたらしい。
 
で、着陸3時間ほど前に出てきた朝食は、嬉しいことにSoup Stock Tokyoのスープだった。
「コーンスープでございます♪」
と説明があった気がするけれど、かぼちゃや人参がごろごろ入っていて、「コーン&パンプキンスープ」という感じ。濃厚具沢山で量もたっぷり。
 
添えられたパンもSoup Stock Tokyoのものだったのかな。冷蔵庫から出したてみたいな冷たさで、これはあんまり美味しく感じられなかった。あとはサラダと、フルーツ、苺のヨーグルト。飲み物はアップルジュースやコーヒーを適当に。
 
半端な機内食出されるよりは、この「スープ朝食」はとても嬉しい内容だった。私たちより1本早いJAL便で帰国しただんなは、普通に「夕食&着陸前に軽食」だったそう。それを思うと深夜便も案外悪くないのかも。
 
で、着陸までの2時間、行きと同じく「シン・ゴジラ」をまた全編見てしまったり。さして揺れることもない良いフライトでした。
「さぼてん」のかつ丼
インスタント味噌汁
麦茶
9時半頃に飛行機は無事羽田に着陸して、のんびりエアポートバスで帰宅したらお昼近くになっていた。
 
お昼御飯は、外に食べに行くのも大変だしと、かつ丼を買ってきて皆で食べることに。だんなが買いに行ってくれている間、荷物の片付けをしつつ、お湯沸かして猫を撫でくりまわしたりしていた。
 
シンガポールは米文化だし、味付けも割合と馴染みやすいものが多いし、ストレスと感じる食文化では全くなかったのだけれど、それでもやっぱり「お寿司恋しい」「美味しいお茶恋しい」「何より、醤油味醂味恋しい」というのはあるもので、かつ丼を口にして改めてしみじみと「帰ってきたんだー」とホッとした。
 
息子やだんなが飲んでも私は普段は飲まないインスタント味噌汁まで、自分の分を用意してみたりして。
 
甘じょっぱい味つけのカツと卵の懐かしの味に「そうそうこれこれ」とうっとりしながら平らげた後は、引き続き荷物の整理。というか、洗濯物が多すぎー。
西船橋「すし銚子丸」にて
 秋の炙り3カン
 西船3カン
 オリーブはまち握り
 さんま炙り握り
 〆物3カン
 きな粉と黒蜜のパンナコッタ
 生ビール
などなど
正直、眠くて倒れそうではあったのだけれど、お寿司が食べたいよねー、ということで、夕飯は皆でぞろぞろ「すし銚子丸」に。
 
帰宅したらお風呂に入ってすぐさま寝ましょうということで、まだ混んでいないだろう夕方の、夕食には早い時間にとっととお店に行ってきた。
 
「秋の炙り3カン」は、はまち西京炙り・とろサーモン炙り・真いか炙りゴロソースのせ。
 
「西船3カン」は、中とろ・あじなめろう・いくらのたまごかけごはん。(今日の一番上の写真)
 
「〆物3カン」は、甘海老昆布〆・さより昆布〆・しめさば。
 
3カン盛りセットに魅力的なものが多くて、ついついそんなものを中心に食べてしまった。「本まぐろ5カン」なんてセットもあったのだけれど、そちらまでは手が回らず。
 
でも、脂がしっかり乗ったはまちや、秋刀魚を炙りで貰ったりと、好きなものを存分に食べてきた。食後には、きな粉と黒蜜がかかったパンナコッタも(おいしかったー♪)。
 
帰宅してほどなくしたところで、今朝、羽田からだんなに配送の手続きをしてもらっていたお土産満載段ボール箱が我が家に届くという日本の物流の早さを目の当たりにすることに。
 
シガー型クッキーも思ったより砕けておらず(むしろパイナップルタルトの方が若干の大惨事……)、瓶入り調味料なども割れておらず、無事我が家に届いたのだった。
 
JALの国際便は「23kgまでの荷物2個」を預けられるから、スーツケースがぱんぱんになっても現地で段ボールなりを調達すればそれに詰めて預けちゃうことができる。
 
なんか、年々、海外旅行時の土産物が増えていて(調味料とかお菓子とか、お茶とか雑貨とか……)、更にハワイでは段ボールを買うのにやたらとお金がかかったので、「もう最初から折りコン持参で行けば良いでは」状態だったのだけど、幸い、今回のシンガポールではスーパーで手頃なサイズの段ボールを入手することができたのだった。
 
Haitai Original Crackersの箱よ、どうもありがとう。すっごく丈夫で助かりました。

2016年10月12日水曜日

カヤトーストを食べに

シンガポール「Grand Hyatt Singapore」内「StraitsKitchen」にて
 朝食ブッフェ
今日も昨日に続き、選択肢のたっぷりなホテルのブッフェ朝御飯。
 
今日は中華料理にしましょう、と心に決めて、中華料理コーナーであれこれ盛りつけたきた。
その中華温菜コーナーの説明札によると、
 
Braised Mix Vegetables
Wok Fried Seasonal Vegetable
Char Kway Teow
Roasted Duck Fried Rice
Fried Carrot Cake
 
という品揃え。
 
蒸し物コーナーで蝦餃、焼売、ミニあんまんも貰い、カヤトーストコーナー脇の温泉卵もしっかり貰い、あとはカフェオレとジャスミンティー。食後に甘いパパイアとパイナップルとすいかと、地味に嬉しい存在だった「ヤクルト」も。
 
「Carrot Cake」は、シンガポールのローカルフードだそう。「キャロット」と言いつつ人参は入ってなくて、大根を指しているんですって。大根餅と卵の炒め、みたいな感じで、優しい味でなかなか美味しかった。こってり味の焼きそばとか、ローストダック入りの炒飯とか、ミニ青梗菜のオイスターソース炒めとか。
 
息子は「今日はアメリカン」と、オムレツ焼いてもらってパンをあれこれ持ってきていたり、だんなはだんなで麺料理を啜っていたり。
シンガポール「Killiney Kopitiam」にて
 烤面包 S$2.40
 半生熟鶏蛋 S$1.80
 珈琲(加冰) S$2.10
今日は夜の便でだんなが1人先に帰国して、その4時間後の便で私と母と息子が帰国するという、諸事情あってそんな流れ。
 
後発の私たちがホテルを出るのは夜の11時というところで、そんな深夜に居場所がなく放浪するのもしんどいねと、ホテル1室だけは夜まで使えるようにしてもらった。午前中は空ける部屋の分の荷造りをざっと終え、昼御飯にはちょっと早めの時間にホテルを出て、今日のお昼はカヤトースト。
 
一大チェーンの「Ya Kun Kaya Toast」は以前食べた事があるし、カヤジャムもまだ我が家の冷蔵庫に入っていた気がするし……と、今回は別チェーンの「Killiney Kopitiam」に行ってみることにした。ホテル界隈のショッピングモール内にも支店があるみたいだけれど、行ってみたのは本店(なのかな?)のKilliney Road店。地下鉄1駅乗って移動してみた。
 
思いの外小さな店で、しかもクーラーが効いてない、「街の食堂」みたいな店だった。だんなはチキンカレー、息子は「Mee Rebus」なる和え麺、母はフレンチトースト、私はカヤトーストを注文。トースト類は1オーダーしたら、自動的に2カウント、卵も1オーダーで自動的に2個の卵がカウントされてやってきた。確かにその量で丁度良い感じ、だったかも。
 
Ya Kunのカヤトーストは黒っぽいパンだけれど、このお店のはイギリス食パン風の白いパン。バターは思っていたよりも控えめで、でも優しい味のカヤジャムが美味しかった。店内で瓶詰カヤジャムを売っていたので1個購入。
 
ココナッツミルクの風味が濃厚な、じんわり辛くて旨味たっぷりのチキンカレーも美味しかったので、レトルトパックのそれもお土産に1個買ってみた。
 
食後は、皆して別行動で、「散策してくるー」という息子と、「ホテル帰ってのんびりしてるー」というだんなと、「デパートでも見に行く?」という私と母に別れて散会。
シンガポール「高島屋」内「TWG Tea」にて
 Patisserie Collection S$9.50
 Vanilla Tea S$11.00
で、私と母で、
「3点買うと20%OFFですって!」
と「Desigual」で服買って、高島屋の下で
「2点買うと50%OFFですって!」
とうっかりル・クルーゼの鋳鉄鍋(と陶器のココット)を買ってしまったりで、また荷物を増やしてしまった。
 
スーツケースには余裕があるからまあ持って帰れるでしょう、と思いつつ、そのスーツケース担当の息子にはちと申し訳ないなと……よりによって旅先で鍋を買うとか、ね……。
 
高島屋の中で、「せっかくだからここでお茶しましょう!」と入ったのが、「TWG Tea at Takashimaya L2」。
 
マリーナベイサンズのモールの中にも喫茶店があって、母がたいそう気にしていたのだけれど、お茶をするタイミングが無かったのだった。スイーツが入ったトロリーの中身を見せてもらい、母はクレームブリュレ風のシンガポールのケーキとアッサムティーを、私はミルフィーユとバニラティーを選択。
 
宇宙船みたいな外見の、銀色にぴかぴか光る、丸いティーポットの中には茶葉は入っておらず、適度な濃さに淹れられたお茶がたっぷりと入っていた。ティーカップが浅いタイプだったとはいえ、4杯くらい飲んで、まだ充分残っていたくらい。
 
パリッとしたロゴ入りのナプキンやテーブルクロスも上質な生地で、椅子もふかふか。ミルフィーユは、パイ生地サクサク、やや褐色がかった、おそらくはキャラメル風味のカスタードクリームも、しつこすぎない適度な甘さで美味しかった。てっぺんにラズベリーが乗り、クリームの層にもラズベリーが少々。
シンガポール「Grand Hyatt Singapore」内「StraitsKitchen」にて
 Buffet Dinner S$62
だんなは7時半頃にはホテルを出なければならなくて、「一番効率的に皆で夕御飯を食べるにはー」と考えた結果、2日間朝食ブッフェでお世話になった「StraitsKitchen 」で、ディナーブッフェに行くのが一番かなという結論に。
 
好きなものを好きなだけ食べられるし、私たちはだんなを見送った後にも食事の続きが出来るし、何よりシンガポールローカルフードを色々いただけるというのが良い感じ。残念ながら肉骨茶こそ無かったけれど、マレー料理に中華料理にインド料理に種類豊富なデザート、と、色々楽しむことができた。メニューが多彩すぎて「これは一体なんだろう?」となってしまうのも多々だったわけだけど。
 
最初に向かったのは焼味コーナー。
 
Roast Duck
Hainanese Style Steamed Chicken
Braised Chicken with Soya Sauce
 
といった、好物ばかりが小皿に盛られて並べられていて、海南鶏飯用のスープや御飯、ソース類も不足なく用意されていた。一緒に香菜がたんまり入った壷も置かれていたので、
「香菜!香菜ありました!香菜!」
と、チキンの隣に香菜山盛り。以後、ブッフェ台を往復する度に「最後に香菜を乗せてくる」のが私の行動の基本になっていたりした。
 
炭火コーナーも一角にあり、そこではチキンとラムとビーフのサテが続々と焼き上がっていき、これが一番の人気メニューだった模様。焼かれるなり、大量に持って行くお客さん続出で、私たちが取りに行っても「ビーフが焼き上がってない」とか「ラムが無い」とか、そんな状況が続いていた。ピーナッツソースも自然な味で良い感じ。
 
ローカルフードコーナーにあった「Popiah」というクレープ巻き(目の前で包んでくれる。海鮮醤のような甘いタレ塗って、海老とか卵とか野菜とか揚げ玉的なものが入ってる。生春巻と似て非なる感じ)とか、「Otak Otak」と呼ばれる「ピリ辛味さつまあげ」とか、みんな大好き「Mee Goreng」(マレーシアやインドネシアの焼きそば)なども、もぐもぐ。
 
最後は、蜜をかけて食べる(らしいと口にしてから気がついた。本体は全然甘くなくて)タピオカプリン「Sago Gula Melaka」やマンゴプリン(これ、美味しかった)を食べて、アイスクリームにしようかどうしようか悩みつつ「Ice Jelly with Passion Fruit」(Shaved ice, ice jelly, sugar syrup, pasion fruit syrup……というかき氷デザート)を食べておしまい。
 
その場で削ってくれるかき氷コーナーには「Ice Kachang」「Chendol」なんて選択肢もあって、「派手なういろう」みたいな外見のローカル菓子含め、「あのへんもめっちゃ食べたかったけど、やっぱ無理……」と、お腹いっぱいで部屋に戻ったのだった。だんなは食事中に別れて無事、帰国の途。
 
深夜まで部屋を使えることに心から感謝しつつ、シャワー浴びてごろごろしてすっきりしてから私たちもチェックアウト。あれやこれやと観光に歩いたりはほとんどしなかった今回の旅行だけど、シンガポールを満喫しました。たのしかったー。

2016年10月11日火曜日

絶品飲茶♪

シンガポール「Grand Hyatt Singapore」内「StraitsKitchen」にて
 朝食ブッフェ
シンガポール最大の繁華街、オーチャードに滞在のシンガポール後半戦も、朝御飯はホテルプランにつけてある。母が肉骨茶だとかカヤトーストだとかの食べ歩きに乗るとは思えないので、ゆっくりホテルで食べられれば良いかなと。
 
ロビーフロアの「StraitsKitchen」でいただく朝御飯は、マリーナベイサンズ同様、和洋中に加えてインド料理にマレー料理と、たいそう多種多様だった。
 
奥のインド料理オーナーでは「ロティプラタ」というインド風薄焼きパン……というかパンケーキみたいなのを次々焼いていて、焼きたてのそれがカウンターに出てきたので「あら美味しそう」とそれを2切れ。ついでにベジタブルカレー、チキンカレー、卵カレーを盛り合わせてテーブルに持って行ったら、息子に
「朝からカレーキメてるの?お母さんすげーな」
と感嘆された。そういう息子も朝からフライドホッケンミーだの炒飯だのを盛大に平皿に盛っている。
 
ゆで卵を丸ごと1個使ったカレーは、炒め玉ねぎたたっぷり絡んだ旨味たっぷりの甘辛い味で、これがたいそう美味しかった。
 
ジュースコーナーに「すいかジュース」があったので持ってきたら想像以上にすいかだったりだとか、ヨーグルトコーナーに「ヤクルト」が置いてあったりだとか、あと具材を自分で選んで食器に入れ、麺(中華麺やビーフン、平麺などなど5種類ほど)を選ぶとシェフが仕上げてくれる麺コーナーとか、もちろんオムレツコーナーもあったりした。
 
私はインド料理を平らげた後、「カヤトースト」コーナーで、ホテルの人にやり方教わりながらトースターで薄い食パンをこんがり炙ってたっぷりのバター(「たっぷりが美味しいぜ」、とホテルの人にも超お勧めされた)塗ってカヤジャム塗って、脇に温泉卵添えて、もぐもぐ。
 
そういえばこのレストランには、珍しく「日本食」も「キムチ」も置かれていなかったな。それでも、いつもは食べるデニッシュ系に手が出せないほど料理の種類が豊富でうっとりな内容だった。
 
食後は、部屋に戻らずその足で隣のショッピングセンター地階にあるスーパーにお買い物。
 
海南鶏飯用のソースや肉骨茶ミックス、ジャムやお菓子、あれこれ買い込んだら「これ絶対スーツケースに入りきらないし、そもそも重量オーバーになりますわ」という感じになったので、段ボールも1つ貰ってきた。JAL便は「1人あたり、23gまでの荷物2個まで」なんだよね。23kg制限がなかなか厳しいという(でっかいスーツケースだとすぐにオーバーしちゃう)。
シンガポール「Shangri-La Hotel」内「香宮」にて
 港式焼味双拼 S$34
 蜜汁叉焼酥(4個) S$10
 鮮蝦腐皮巻(4個) S$10
 笋尖蝦餃皇(4個) S$10
 櫻花蝦蒸粉果(4個) S$10
 拾菜金茹餃(4個) S$10
 香宮小籠包(4個) S$10
 鼓汁蒸排骨 S$6
 家幺咸水角(4個) S$10
 芋素菜春巻(4個) S$10
 酥皮旦撻 S$6
 迷你椰子塔 S$6
 果露香芒布甸 S$11
 Chilled Whole Coconut S$14
 生ビール(タイガー) 3×S$14
 プーアル茶 S$12
で、午前中はホテル内のプールで水遊びしてガゼボでごろごろしながらパパイアパイナップルスムージーなど飲んだ後に、タクシーで「Shangri-La Hotel」に行き、「香宮」で飲茶ランチ。
 
ここの飲茶、すごく評判が良いそうで、予約を入れて行ってみたのだった。でも、webサイトに飲茶メニューは掲載されてなくて、「もう飲茶メニューは無いとか言わないよね?大丈夫だよね?」と思いつつお店に入ると、テーブル上にはチェックリスト入りの飲茶メニューが。デザートも含めて40種類くらい、中国語と英語の併記でずらーりと点心名が並んでいた。「New」のマーク入りの品もけっこうあって、メニューはちょこちょこ変わっているみたい。
 
微妙に漢字が分からないのもありつつ、
「あ、これ海老蒸し餃子だよね」
「この列の下から○番目が小籠包だよね?」
「排骨ありました、排骨!」
と、馴染みの文字を拾って、あれこれ注文。しっかりたっぷり満喫してきた。
 
前菜は飲茶メニューではなくグランドメニューから、焼きもの2品盛り合わせ。叉焼と、皆大好きカリカリ豚バラ。
 
筍入りらしい海老蒸し餃子はシャキシャキした食感が面白く、形の残る海老もぷりっぷりと文句なしの美味しさだった。「New」マークつきの桜海老と鶏肉の餃子も、香味野菜の風味が効いていて、良い感じ。
 
スーツ姿の店員さんが、ちょこちょことこちらを気にしてくれて、
「桜海老餃子がおすすめですよ!」
「あ、それ注文しましたよー。超おいしかった!」
「えのきは?えのきの餃子は?これも新しいメニューで」
「それも食べたー!」
「じゃあ、これ!これがお勧め!ライチと海老をさくさくに揚げた素敵な食感の点心!」
「うーん……けっこうお腹いっぱいになってきちゃって……揚げ物けっこう食べたんだよね咸水角とか」
 
なんてやりとりの後、
「メニューに載ってないけどデザートにココナッツゼリーはどうかな!ココナッツの器にココナッツのゼリーを詰めた意欲作!」
みたいなお勧めをされて、これを蛋撻やマンゴプリンと一緒にいただいてみることにした。うーん、でも、これは、美味しかったけど、私はココナッツならココナッツウォーターのゼリーじゃなくてココナッツミルク系のデザートが好きだったかなー……。
 
全体的に、昔ながらのメニューもしっかり押さえつつ、斬新な食材の組み合わせの新メニューもあったりする、素敵なお店だった。でも今回、メニューを見た感じ「焼売」が無かったのがちょっと残念。饅頭系や腸粉などはあったのだけど。
シンガポール「ION」内「FOOD OPERA」にて
 「潮州肉骨茶」の
     排骨 S$8.5
     加飯 S$1.0
 「三巡海南鶏飯」の
     蚝油蔬菜 S$5.0
 タイガービール
午後は部屋でごろごろしつつ、だんなの古くからのお友達がシンガポール在住なのでその方と待ち合わせてお茶したり。
 
夕飯は、「もう高級店の味はそろそろおなかいっぱい」ということで、地元のジャンクめな料理を食べようじゃないかと、ION(「イオン」じゃなく「アイオン」と発音する、ローカルショッピングモール。隣には伊勢丹や高島屋があったりする)のフードコートで、「各々好きなものを好きなように食べる」食事にしてみた。
 
とはいえ、母は一人では各店のメニューの感じがわからないし、注文もできないので、私が横についてあれこれ説明しつつ、海南鶏飯のミニサイズを注文。その後、私が一人で買い物している間に、席の間をまわっている販売ワゴンからレモネードを買ったらしい。「あまーい!甘すぎるわ!」と何やら騒いでいた。
 
私は肉骨茶専門店の肉骨茶、「排骨」と「大排骨」のメニューがあって、「量の違いかしら」と「排骨」の方を頼んだら、一口ぶつ切りサイズのスペアリブが入った肉骨茶だった。だんなが頼んだ「大排骨」は、ごろりと1本丸々サイズのスペアリブが入っていて、そっちの方が美味しそうだったりして。
 
小碗に肉とにんにくと少しのスープ、そして別の小碗にたっぷりの追加スープ、という不思議な盛り方がされ、ライスをつけてもらったらこれだけで充分にボリュームたっぷり夕御飯。海南鶏飯屋で貰ってきた青菜炒めと、母が「フルーツ食べたい」と買ってきたカットフルーツ盛り合わせも口にしたら、すっかりお腹いっぱいになってしまった。
 
その後、買い物ついでにブンガワン・ソロのお店で買ってきた蛋撻を部屋に持ち帰って、中国茶と共にもぐもぐ。

2016年10月10日月曜日

シンガポールスリング!

シンガポール「Marina Bay Sands」内「Rise」にて
 朝食ブッフェ
今日も雷鳴の音に起こされて、起床は6時過ぎ。昨夜は11時頃に爆睡してしまったから、(旅先にしては)けっこう長く寝ていたみたい。
 
3日目の朝食ブッフェは、手切りのミートコーナーは昨日と同じハニーベイクドハムで、中華粥はチキン。ヌードルコーナーは雲呑入りの平麺ビーフ、という感じだった。
 
今日もお粥に香菜たんまり入れて食べるぞーと、昨日香菜が置かれていたヌードルコーナーに行ったら刻み葱しかなかったという失望感。代わりに、chicken flossを葱と一緒にたんまりかけていただいた。
 
あとは3日目にして初めて注文して食べたオムレツ(マッシュルームとチーズ入りで)とか、チーズ乗せターキーハムとか、チョコレート入りパンプディングとか、節操無しに海老蒸し餃子とかアーモンド入り炒飯などをもぐもぐ。
 
今日はホテルの移動日。
「時間あるけど、プール行く?」
「いや、けっこう水冷たいしなー」
「それよねー」
と、荷造りしつつお部屋でごろごろ。
シンガポール「Grand Hyatt Singapore」内「10 SCOTTS」にて
 Hi Tea $43
で、ちょっと早めにタクシーに乗って、今日から繁華街オーチャードに滞在。
 
これまでいたベイエリアは、言ってみればお台場みたいな感じ。オーチャードは銀座みたいな感じ。
 
買い物するぜー!スーパー行くぜー!あとドラッグストアも!とわくわくしながら早めに着いたら、まだ午前中なのにお部屋に案内してもらえた。これから2晩、「Grand Hyatt Singapore」のお世話に。
 
お昼御飯は、ホテル内の「10 SCOTTS 」で、評判が良いらしいハイティーをいただいてみた。
 
ケーキ類はそれほど種類豊富ではなくて(プチフール、ミニケーキの類が10種類くらい?)、代わりに食事系メニューが豊富なハイティー。
 
ブッフェ台には握り寿司(!)や、次々作ってくれる温かい肉料理、生ハムやチーズ、冷蔵庫の中には生牡蠣などが並べられ、更に「2人に1台」のお惣菜盛り合わせもやってくる。乗っているのは、クラブケーキや、シンガポールのローカルフード「ポピア」(甘じょっぱいクレープ巻きみたいなの)、海老サンド、カプレーゼ風カナッペ、サモサ、スパイシーガスパチョ、生春巻、などなど。
 
紅茶じゃなくお酒が恋しくなる品揃えで、実際、シャンパンフリーフローのオプションメニューもあったりした。けど、さすがに自重。
 
スコーンは温かいのをオーブンから出してもらえる仕組みで、クロテッドクリームとラズベリージャム、そしてカヤジャムはテーブルに持ってきてくれる。種類はカレンズの1種類のみ。でもさくさくほろほろ食感で、何というか「とても正しいスコーン」だった。
 
オペラ風のチョコレートケーキや、パンダンリーフの鮮やかな緑色をしたケーキ、一口サイズのモンブラン、ラズベリーソース乗せパンナコッタ、ナッツのタルトなども並んでいる棚から数種類はいただけたけど、さすがに全種類制覇は無理で(2段重ねがけっこうなボリュームだったのね……)、それでもせっかくのハイティーだからとスコーンは2個、根性で食べてきた。
 
で、午後は皆別れてオーチャード散策。息子とだんなはそれぞれ単独行動、私と母は2人で、ドラッグストアや雑貨屋さんを巡ってきた。Watsons 行って、「melissa」行って、「Naiise」行って、最後はRobinsonsデパートの地階で食器や調理器具眺めて、疲れ果てて宿に帰還。
 
マリーナベイサンズのシャワーは、いまいち温かいお湯が出しづらくて(出なくはないけどシャワーの蛇口捻って3分以上は冷たい水しか出ない感じだった)、しかもシャワーブースのシャワーは上部固定で使いにくかったのが難点だったけれど、グランドハイアットは熱い湯が即座にふんだんに出てくるし、シャワーヘッドも固定じゃないし、しかもトイレはアジア式シャワートイレ(水鉄砲的なやつ)つき。
 
「冷蔵庫の中のものを持ち上げるだけで加算される」日本の昔の温泉ホテルのようなマリーナベイサンズのみみっちさにちょっと疲れていたので、
「ここの冷蔵庫は商品も入ってるけど買ってきたものも入れられるスペースがあるよー」
「最高かよ」
と、大盛り上がりな私たちなのだった。なんだかんだ、ハイアット系が一番好みなチェーンかも。
シンガポール「Raffles Hotel」内「Raffles Courtyard」にて
 CLAMARI FRITTI S$22
 INSALATA PRIMAVERA S$27
 PIZZA NAPOLETANA S$31
 BUCATINI ALLA CARBONARA S$28
 PIZZA QUATTRO FORMAGGI S$37
 LASAGNE ALLA BOLOGNESE S$31
 SINGAPORE SLING S$31
 "1887" SLING S$32
 ビール(TIGER DRAUGHT) S$18
 ビール(TIGER PINT) 2×S$22
 MOCKTAILS(SHIRLEY TEMPLE) S$14
「やっぱり、シンガポールに来たからにはラッフルズホテル行っておきたい?」
「おきたいわねぇ」
「ですよねぇ……」
 
あいにく、昼御飯の予定はけっこう詰まってしまっているので、行くとしたら夕御飯……だけど、「がっつりフレンチ」も「がっつりステーキ」も気分じゃないし、とホテルのレストラン情報を見た結果、軽めイタリアンの「Raffles Courtyard」に行こうじゃないかということに。
 
中庭にあるオープンエアのレストラン。ここならお値段もそう大変な事にはならないでしょう、と踏んだのだけれど、けっこうなお値段だった。さすがラッフルズ。
 
ここのホテルのバーが有名なカクテル「シンガポールスリング」の発祥のお店だった、ということで、最初に飲んだのは「シンガポールスリング」。
 
Gin, Cherry Heering Liqueur, Cointreau, Dom Benedictine Pineappple Juice, Lime Juice, Grenadine & Angosiura Bitters
 
というのがそのレシピだそうで、だんなは、
Singapore Sling Puree, Sparkling Wine
という内容のカクテル「"1887" SLING」を頼んでいた。こちらは甘さ控えめ、すっきりと飲みやすい「シンガポールスリング風ワインカクテル」という感じ。
 
肉料理などはなく、前菜類の他はパスタとピッツァくらいしかないお店だったので、気軽な感じに、イカリングフライ、サラダ、パスタとピッツァを1つずつ……という感じに注文して、追加でラザニアとピッツァをもう1つずつ。
 
「ボロネーゼ食べたいけど、ラザニアは苦手(←母が苦手なの)だからパスタにアレンジしてくれない?」とお願いして、「ラザニアしかダメなのよー」と断られ、「しかも、サイズかなり小さいのよ」と続けられたから、「じゃあラザニアじゃなくピッツァにしよう」と注文を変えたつもりだったのだけれど、クワトロフォルマッジとラザニアと両方来てしまったという次第。
 
こりゃ食べきれないかもな、残して帰るようかな、と覚悟したのだけれど、高校生男子が超頑張ってくれた。どの料理もしっかり美味しかったから、大満足。カルボナーラが生クリーム入りの濃厚なやつで絶品だった。
 
食後はホテルのギフトショップでがっつりお買い物。木箱入りの中国茶とか、バゲージタグとか、クリスマスオーナメントとか、泊まってもいないにきゃっきゃうふふとお買い物して、JCBカードで決済したら「こちらプレゼント」と20ドル弱のマグカップを貰えてしまった。ちょっと欲しいなと思っていたマグカップだから嬉しかったー。
 
なんか連日、満腹になってます。やばい。

2016年10月9日日曜日

ホーカーズの海南鶏飯

シンガポール「Marina Bay Sands」内「Rise」にて
 朝食ブッフェ
朝起きてみたら、外はビカビカと稲光が見えて、けっこうな雷雨。しばらくしたら、どかんどかんと雷が盛大に落ちる音も聞こえてきて、ほどなくだんなも起きてきた。
 
こりゃ、今日のお出かけは大変そうですかね?いやいや今だけで晴れるでしょこれ……と話しつつ、でもなかなか明るくなってこない空を見つつ、7時半頃に朝御飯。
 
今日の中華粥は「fish congee」。揚げ葱やフライドガーリック、香菜などが魚団子麺コーナーにあることがわかったので、今日は盛大に香菜を散らしていただいた。あとは、昨日のパストラミビーフのコーナーにハニーベイクドハムがあったので、それをまたフムスと一緒にピタパンに挟んでみたり、今日こそアプリコットジャムをヨーグルトにトッピングして食べてみたり。
 
とりあえず私は毎朝美味しい中華粥が食べられれば幸せなのであるらしい。きっと明日も食べちゃうわ。
シンガポール「Maxwell Food Centre」にて
 
「天天海南鶏飯」の
 Chicken Rice M S$5.00
 Chicken Rice L S$7.70
 Vegetable with Oyster Sauce S$4.00
 
タイガービール S$4.00
 
「南京街肉骨茶」の
 肉骨茶 S$4.0
 御飯 S$0.5
 
「Lim Kee Banana Fritters」の
 揚げバナナ S$1.8
今日の日中は各々やりたいことをやりましょうということで、母はホテル近辺のショッピングモール探索、私とだんなと息子の3人は、お昼御飯に中華街の「ホーカーズ」に向かってから別行動、ということに。
 
以前にも来たことがある「Maxwell Food Centre」、前回は食べなかった超人気の海南飯を食べましょうと、この店だけ極端に行列ができていた(20人くらい並んでいて15分くらい待った感じ)けれど、だんながめげずに並んでくれた。
 
日曜日の午前11時は案外と開いているお店が少なくて、半数以上は閉まっている感じ。それでもお目当ての海南飯は無事食べられたし、揚げバナナもしっかり食べたし、だんなは唯一開いていた肉骨茶屋さんの肉骨茶も買ってきていたりした。
 
そういえば息子は「ストロベリーバナナミルク」なんてファンシーな飲み物を生ジュース屋さんで作ってもらってきていて、「安くてうめー」言いながら、ごくごく。
 
鶏むね肉に柔らかく火を通して、とろみのある醤油だれ的なたれに絡めて、チリソースを添えて食べる海南飯、シンプルながらとっても美味しかった。鶏味の御飯が、がっつりガーリック風味で、これもまた良い感じ。
 
食後は中華街を軽く探索してから息子と別れ(シンガポールに住む友達に会いに行くんですって)、私とだんなは2人で地下鉄乗って「Le Cafe」にパイナップルタルト買いに行き、「the little drom store」と「Supermama」に雑貨見に行って、最後はだんなはまだ一度も間近で見たことがなかった(一応ホテルからは見えていたんだけど)マーライオンを見にマーライオンパークまで行き、暑さでよれよれになってホテルに帰還。
 
入浴を済ませた後は、「一度くらい覗きに行ってみますか」とホテル隣接のカジノに赴き、おそるおそる5セントスロットマシンにお金を突っ込んでみたりした。20ドル入れて遊んだらものの数分で「最後1回」になり、その最後の1回が小当たりして15ドル戻ってきて、それでおしまい。という感じ。カジノは大変に大混雑しておりました。
シンガポール「Marina Bay Sands」内「Sky on 57」にて
 Indulgence for Four S$668
 エスプレッソ 3×S$6
 ミルクティー S$8
 白ワイン(Cortr PGrigio13) S$95
「眺めの良い高層階のレストラン」を好む母、きっと最上階にあるレストランも行きたいんだろうなぁ(昨日一昨日はショッピングモール内のカジュアル中華だったし)と思い、今夜は最上階のレストラン「Sky on 57」に。
 
レストランの外周は立ち飲みコーナーも多い吹き抜けのバーコーナーになっていて、こちらもたいそう賑わっていた。
 
「セレブリティシェフ ジャスティン・クエックがご用意するのは、アジアの伝統の味をクラシックなフレンチスタイルでアレンジした、モダンで斬新なフュージョン料理」
……だそうで、「何がなんだか」という感じではあったのだけれど、メニューを見るとなかなか美味しそう。
 
アラカルトで注文する事も考えたのだけれど、「シェアコンセプトメニュー」なる、2人もしうは4人でシェアして食べるのが前提のコース料理があったので、せっかくだからと4人シェアの「Indulgence for Four」メニューを注文してみた。何しろメインディッシュが「Char Grilled M6 Wagyu Tomahawk Steak」だったもので。トマホークステーキ、って。
 
出てきたメニューは、
 
Symphony of Seafood
Smoked mackerel parfait,
botan ebi, sea urchin,
Oscietra caviar,
Scottish salmon, French oyster, pickled vegetables
JQ’s Signature Foie Gras Xiao Long Bao
Iberico ham, baby abalone, superior golden broth
Char Grilled M6 Wagyu Tomahawk Steak
Roasted potatoes, sauteed vegetables, cos salad,
veal jus, sauce choron
Chef’s Dessert
 
という感じ。
 
「洋風刺身盛り合わせ」みたいな前菜も、その名前に偽りなしの「トマホークステーキ」も、色々と凄かったけど、シグネチャーメニューの「フォアグラ小籠包」が、なんだか色々とすごかった。
 
イベリコのハムを使ったとろみのあるスープに小さな煮鮑が1個沈み、2個の小籠包の上には金箔が。そして小籠包の中身はフォアグラとトリュフ。
 
なんかもう「全部入り」みたいな組み合わせで、「なんか下品な組み合わせだわ……」という感じもあったのに、これが絶妙なバランスで、悶えるほど美味しかった。小籠包の中身が、容赦なく「フォアグラとトリュフ!」という感じで。
 
デザートは、温かいザバイオーネソースとベリーのコンポートの上に、薄焼きのさくさくパイ生地、その上にバニラジェラート、という温度の妙を楽しめるもので、これも面白かった。
 
なんでもシンガポールは16歳から飲酒可能だそう。息子も私たちと一緒になって、ボトルで貰った白ワインをぐびぐび飲んで、御機嫌だった。

2016年10月8日土曜日

絶品カプレーゼ

シンガポール「Marina Bay Sands」内「Rise」にて
 朝食ブッフェ
このホテルは、私と母が同室で。……で、2人していつもの事ながら朝5時過ぎにがっつり目が覚めてしまい、
「まだ暗いわね」
「暗いねぇ」
言いながらがさがさ活動し始めてみた。
 
で、息子を7時に叩き起こして、宿泊プランについていた朝食を摂りにロビーフロアのブッフェレストランへ。
 
これまで、そこそこ色々な国のホテル朝食を食べてきたと思っているけれど、このホテルの内容の多彩さは、ちょっとびっくりするレベルだった。和洋中に加えて、マレー料理っぽいのやインド料理まで。
 
カウンターで注文を受けて作ってくれるのはオムレツの他に「fish ball noodle」があったり、vagetable potato curryとsambarの隣には「kachori」「vadai」という名の見慣れぬ揚げパン風のものが並んでいたりした。
 
で、結局どうなったかというと、ピタパンにパストラミビーフとフムス挟んで、スモークサーモンやソーセージと並んでニラ饅頭とカスタード饅頭が皿に盛られ、蟹肉入りお粥に揚げ葱たっぷり散らしてその隣に牛乳とパイナップルジュースのコップが置かれるというカオスっぷり。食べたいものを食べたいように持ってきたら、そうなってしまった。
 
ちなみに、謎揚げパンもカレーもしっかり食べました。カレー、けっこう辛かった。
 
日本食は見るだけで口にはしなかったけれど、味噌汁に白飯、焼き魚や漬物、更には「日本そば」なんてものも用意されていた。本当に品揃え豊富で、びっくり。
 
でも一番びっくりしたのは、デザートにヨーグルト貰ってきて、「パンコーナーにあんずジャムがあったよねー」とapricot jamと書かれた陶器の瓶の中身をすくって入れたらマーマレードだった事だったりして。うん、まぁ、不味くはなかったです。
シンガポール「Pizzeria Mozza」にて
 Mozza Caprese S$19
 Pizza - Margherita with mozzarella & tomato & basil S$27
 Pizza - Prosciutto di Parma, rucola, tomato & mozzarella S$31
 Coconut sorbetto pie : hot fudge & salted almonds S$19
 Sorbetti & Gelati 2×S$17
 Peach Bellini S$18
 Rasberry Mojito S$18
 Peach Soda S$8
今日は特に予定しているものはなく、午前中は「天気も良いし」と、滞在ホテル名物のインフィニティ プールに遊びに行ったりしてみた。
 
3棟並ぶホテル棟の上に船を乗せたような感じで空中に浮かぶプール、地震大国の日本人としては、こんな構造の建物、おっそろしくて仕方がない。そもそも私、高いところがそれほど得意じゃない。水が思った以上に冷たかったこともあって、1時間足らずで退散してきた。だんなが合流したらまた改めて来ることになるだろうし。
 
で、部屋でシャワー浴びたりごろごろしたりした後で、おっひるごはーんと、行ってみたのはピッツェリア「Pizzeria Mozza」。
 
なんとなく「ピザっぽいのが食べたい」で適当に「ここが美味しそう」で行ってみたのだけれど、たいそう人気な店だったらしい。開店と同時に行ったから無事席があったものの、周囲のお客さんはほとんどが予約を入れたうえで来ていた感じだった。注文した飲み物が来る頃には、あっという間に満席に。
 
サイズや具の量とかがいまいちわからないし、と、とりあえず、マルゲリータと、生ハムとルッコラのピッツァを1枚ずつ注文。あとはみんな大好きカプレーゼ。
 
なんでも「現在アメリカで最も高い評価と尊敬を集めるシェフのひとり、マリオ・バタリ」という人のお店だったらしい。窯焼きのピッツァはフチまで香ばしくて、具沢山、美味しかった。
 
驚きの美味しさだったのは、カプレーゼ。
 
無造作にモッツァレラの塊を皿に乗せ、枝つきのプチトマトのマリネが添えられ、上からはジェノバペーストがたっぷり……という感じ。見た目は雑に見えたけど、これが、チーズもトマトのバジルペーストもどれも文句なしの美味しさ。息子と2人で「なんじゃこりゃー!」「おいしい!」言いつつ、感動しながらいただいた。
 
うっかりデザートにココナッツアイスタルトまで食べてしまって、今日も昼からけっこうな満腹ぶりに……。
 
そして午後は、「ゲームセンター探して地下鉄乗って探検してくるー」と出かけて行った息子と別れて、私と母はホテル隣接の「Gardens by the Bay」にある植物園、「Flower Dome」と「Cloud Forest」巡り。
 
「ドームってことは温室なの?暑いの?」と思って覚悟して向かったものの、むしろ外気温より快適な室温のドームで、花盛りのドームも、巨大な滝が流れるドームも面白かった。
 
歩き疲れてホテルに戻り、お風呂に入ってのんびりし終わる頃には、だんなも無事に日本での仕事を終えて1日遅れで合流することができた。ああもうこれで私は必死に英語を話さなくて良いのね……と一安心。
シンガポール「9 Goubuli」にて
 豚ばら肉のカリカリロースト S$22
 エビ炒め S$24
 アメリカンビーフと葱炒め S$26
 シェフ特製茶壺入り澄ましスープ S$14
 蟹と玉ねぎのスープ S$12
 塩漬け魚と鶏肉の炒飯 S$20
 乾燥ホタテ入り卵炒飯 S$22
 ビール(シンハー) 4×S$13
 ビール(ハイネケン) S$13
 スプライト 2×S$7
今日の夕御飯は、ホテル隣接のモール内にあるフードコートで肉骨茶でも食べようじゃないか、なんて話になっていたのだけれど、夜7時過ぎてそのフードコートに向かってみると、想像以上の大変な大混雑ぶり。
 
席数はかなりあるものの、空きそうになった席は次々ローカル客に取られていき、息子と2人フロア内をあちこち歩いてくれていただんなも
「いやー、もう、シンガポールローカルの人々に席争奪戦で勝てる気がしない……」
と絶望の口ぶり。
 
これはあかんね……とモール内を彷徨った挙げ句、気取らず安心して食べられる中華料理がなんだかんだ嬉しいよねと、昨日の夜に行ったお店「9 Goubuli」に今日も向かってしまうことにした。
 
母が昨日「これ、美味しい」と喜んでいた豚バラのカリカリローストと、母好みの牛肉炒め。
 
「スープが飲みたい、あったかいのが欲しいわ」
と母から更なるリクエストがあったので、「2種類頼んで、好きな方を母に飲ませて残りは誰かが飲めば良いよ」と、蟹スープと茶壺スープを注文し、最後は炒飯2種類。
 
なんだかカオスな注文になってしまったけれど、でもこのお店、どの料理も割と過不足なく美味しい。特に好物の鹹魚炒飯も程よい塩気とたっぷりの旨味で良い感じだった。
 
んで、母の音頭で「ホテル最上階のバーで一杯飲みましょう!」とホテルに戻ってバーに向かってみたものの、あいにくの満席。「立ち飲みでしたらコーナーがございますが」と言われて、いやいや座って飲みたいですし……と退散したのだった。仕方が無いから、明日はその最上階のレストランにでも夕飯の予約をしてみましょうか、ということに。

2016年10月7日金曜日

シンガポールに来ました

「サンジェルマン」のマロンパイ
自家製ヨーグルト w/あんずジャム
アイスカフェオレ
 
羽田空港「サクララウンジ」にて
 トマトクリームスープ
 JAL特製ビーフカレー
 クロワッサン・サンドイッチ
 スクランブルエッグ・ウィンナー・ハッシュドポテト
 フルーツカクテル
 オレンジジュース・カフェオレ
今日からだんなと息子と母と一緒に数日間のシンガポール旅行!……なのだけれど、仕事の都合でだんなは1日遅れで現地のホテルで合流ということに。
 
朝食は、家で軽くつまんでから行ったマロンパイと、空港ラウンジ(今回プレミアムエコノミー席に乗ったので空港ラウンジが使えるそうで)で搭乗までの1時間、がっつり楽しんだラウンジ飯。
 
噂に聞いていた「JAL特製ビーフカレー」がお肉ごろごろで美味しかった。朝から息子はカレー大盛り平らげて「最高かよ!」とか言ってるし。
JAL機内食
 鶏のうめ酢照り焼き
 キャベツの生姜醤油和え
 ニース風ポテトサラダ
 チョップドサラダ フレンチドレッシング添え
 特製フルーツポンチ
 アイスクリーム(ハーゲンダッツ)
 ビール、味噌汁、コーヒー
多分、これが初めての体験だったプレミアムエコノミー席はたいそう快適で、家族皆して「もう普通のエコノミー席には戻れないー」と言いつつ、機内食は料理研究家飯島奈美さんプロデュースのもの。ラウンジ飯を堪能しすぎてしまって全部は食べきれなかったけれど、野菜たっぷりで美味しかった。キャベツの生姜醤油和えも、きのことか入っていて具沢山。
 
そして食後には「JAL機内限定」の文字入りのハーゲンダッツのミニサイズアイスクリーム。しかも「カスタードプディング」。
 
「……最高かよ」
「神かよ」
と、隣に座った息子とテンション上げつつ、「シンゴジラ」を席で見られたのを良いことに2人して何度もお気に入りシーンを連続再生していたりしたのだった。「インデペンデンス・デイ: リサージェンス」も見てしまったわ。面白かった。
シンガポール「9 Goubuli」にて
 豚ばら肉のカリカリロースト&豚の蜂蜜照り焼き S$28.00
 季節の茹で野菜と3種の卵 S$20.00
 鶏スープの米粉の煮そば S$20.00
 五目炒飯 S$20.00
 マンゴーとポメロ S$12.00×2
 生姜スープと白玉 S$12.00
 ビール(タイガー) S$12.00×2
 ビール(ハイネケン) S$12.00
 スプライト S$7.00
今回、前半の宿泊ホテルは「あの、建物に船乗ってるみたいなホテル行ってみたい」との母の仰せで「マリーナベイ サンズ」。
 
到着するなりお部屋(コネクティングルーム予約しましたー)に案内され、部屋内でチェックイン。海を見下ろす素敵なお部屋だった。バスタブ大きいしシャワーブースは無駄に広いし、なかなか良い感じ。収納がやたらと少ないのがちょっと使いづらいけど。
 
荷物片付けたり空港で買ったSIMカードの設定したりしているうちにすっかり8時を過ぎようとしていたので、
「なんか軽い夕飯でいいね」
「中華とか?」
と、ホテル隣接のショッピングモールの案内見ながら「9 Goubuli」というお店に入ってみた。……値段はあんまりカジュアルじゃなかったけど。
 
野菜が食べたい、と頼んでみた「季節の茹で野菜と3種の卵」が好みな味で良い感じ。普通の鶏卵と皮蛋と、あと塩玉子が使われていたのだと思う。ほうれん草と一緒にスープ煮にしてある風な料理だった。息子は「煮ビーフン」という面白いものを頼んでいて、スープを吸ったクタッとした麺が、これはこれで良い感じ。
 
ただ、デザートにうっかり頼んでみた生姜のスープが容赦なく生姜味で、びっくりするほど鮮烈な辛さだった。白玉団子はくるみのあん入り。スープにはナツメも2粒浮いていた。
 
五香粉の香りの叉焼とか、五目炒飯も皆で分けつつ、私はついついビールを2杯。
 
ところで、ショッピングモールの入口に、えらいこと人が集まっていて、どこへ行くでも、何に集まっているでもなく、100人単位でざわついていて軽く驚いた。イベントなの?え、何かのイベントなの?とよくよく見たら皆さん揃って「ポケモンGO」。老若男女が「ポケモンGO」。こういう光景、私は日本でも遭遇したことがなかったから("そういうスポット"にあえて近づいたりはしてなかったし……)、かなり驚いた。