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2024年8月18日日曜日

ジム後のとんかつ……

※写真はクリックすると大きくなります※
「セブンイレブン」の
 照焼チキンとたまごサンド \320 1切れ
「ヤマザキ」の
 ナイススティック 練乳多めのミルククリーム(コンビニ限定) \145 1/2本
沖縄県産キーツマンゴー
アイスカフェオレ
昨日は焼肉食べたついでにセブンイレブンで朝御飯のお買い物。
 
どうしようかなと考えつつも私はアイス棚にへばりついていたのだけれど(この"森永れん乳氷 鬼れん乳"がたまらなくおいしくてやばい)、だんなが「これは?」と照焼チキンサンドを持ってきてくれて、「あ、良いね半分こしましょう」と。
 
ついでに、みんな大好きヤマザキのナイススティックのコンビニ限定"練乳多めのミルククリーム"も半分こ。
 
1回では食べきれないサイズだったキーツマンゴーを今日も出して、ねっとり濃厚で果肉の黄色みが強い(けど表皮は緑~黄色というのが面白い)マンゴーの、独特な風味と甘さを楽しんだ。
 
関東ではまず見かけないキーツマンゴー、大きいものは1.5kgを越えるものもあるそうで、"マンゴーの王様"の異名があるのも納得の味わい。追熟が必要なのが面倒ではあるものの、本当においしい。
 
で、そんな朝食の後、いつもの支店ではないジムで、部活系イントラSさんのBODYPUMP60からのBODYBALANCE ST。
 
せっかくだからとバランスも出たのだけど、SさんのST(=ストレングス。コアトレーニングが入るヨガクラス)は私も初めてで、それが冗談でしょ?というほどにきつかった。
 
え、ボディバランスって、こんなごりごりの筋トレだったっけ?というほどで、これ、私が知ってるボディバランスと違うよ?という感じ。明日はこれ腹筋の筋肉痛が確実なのでは……。
「とんかつ和幸」にて
 ロースかつ御飯 \1380
 ビール(中瓶) \680
かくして平和な予定だった日曜ジムはよれよれに疲れた状態で建物を出ることに。
 
船橋に戻ってあれ食べようこれ食べようと考えていたけど、目の前にあった「とんかつ 和幸」に入ってしまうことにした。
 
もう、蛋白質と脂質と炭水化物しか勝たん、という心持ち。我々には肉が何より必要だった。お店に入る前には「ハンバーグみたいなの食べたい」と言ってたくらいで。
 
和幸は御飯、味噌汁(しじみ汁)、キャベツがお代わり無料なのが素晴らしい。私はロースカツセットにして、キャベツおかわりしつつ、でもとにかく豚肉を満喫した。
 
だんなはと言えばチーズ入りメンチが入った"さざんか"にしていて、メンチカツをお裾分けしてくれると言うから私のロースカツ1切れと交換して。
メンチカツもジューシーでとても良い感じ。
 
さすがに御飯のお代わりまではしなかったものの、そこそこ大盛りだった御飯茶碗の中身はすっかり食べたし、うっかりビールも飲んでしまった。悔い無し。
国産枝豆浅漬(わさび風味)
もろこしとうふ
きゅうりと叉焼の和え物
「ニュークイック」の
 さわやかレモン風味マカロニポテトサラダ
「角上魚類」の
 本マグロすき身
 縞ほっけ開きの炙り
羽釜御飯
日本酒(長野 尾澤酒造場 19 ばぶるす 純米吟醸 壜火入れ R4BY)
魚を食べたいけど、そろそろ刺身という気分でもないねと帰りに「角上魚類」に寄って。
 
まぐろのすき身は条件反射で籠に入れてしまったので(おいしそうだったし……)、メインはどうしようかなと考えた結果、冷凍コーナーにあった縞ほっけの干物がおいしそうで。
 
「これ炙って食べるのはどうですかね?」
 
とだんなに告げたら快諾されたので、今日はほっけを食べようということになった。肉っ気は「トンデンファーム」の残っていた焼き豚を角切りにして手持ちの焼き豚のたれで絡めてきゅうりを合わせたものを。
 
あとは簡単に、角上に併設しているKINOKUNIYAで「これおいしそう」と、もろこし豆腐とやわさび風味の枝豆漬け、肉屋のマカポテサラダあたりを買ってきた。
 
で、お酒はキュートなお猿さん酒、"ばぶるす"。
 
なんでこんな愉快な名前を?と思ってしまうこのお酒、猿の胸には"じゅ~く"とあるし、その下の、いつもならイタリア語がかわいく踊る品名ラベルのところには"ばぶるす"とあるし。
 
命名に特に理由は無し!とのことです」だそうで、お、おう……wという感じなのだけど、フルーツ感のあるおいしいお酒だった。魚に合う系。
 
わさび風味の枝豆が期待以上に鮮烈なわさび味で面白かったり、もろこしとうふは逆に、思った以上に豆腐寄りだったり、こちらの豆腐はわさび塩や醤油かけてちょうど良い味という感じ。
 
自分では作れない感じのお惣菜色々で、お酒もおいしくて、つい四合瓶飲み干した後に、飲みかけだった一升瓶の続きもちらっとだけ飲んだりなどしているうちに、来年の夏の旅行が決まってた。
 
特典航空券の必要マイルが少なくてやっぱり良いよねー直行便あるしねーということで、台湾になった模様です。7泊8日……!(台南と台北と両方行こうかなということでそうなった)。

2022年6月25日土曜日

とんかつ&二郎風

「木村屋總本店」の
 あんバター
 酒種 瀬戸内れもん
ゼリー(マルハニチロ 大満足ゴールデンパイン)
カフェオレ
だんなは今日から海外出張で、だったら日本的あ味の朝御飯のが良いのかしらと、昨日、「木村屋總本店」でお買い物。
 
みんな大好き「あんバター」と、季節限定ものの瀬戸内れもんあんぱんを買ってきた。
 
爽やかなレモンあんやレモンジャムが詰まったあんぱんも良かったし、ホイップバターたっぷりの安定の美味しさのあんバターも良い感じ。
 
お供にはポイ活で貰った大きめサイズのパインゼリーを半分こしたのだけど、「大満足ゴールデンパイン」という名前に反して、あんまり大満足ではなかったかな、と……。
 
パイン果肉はかなり少なめで70%はゼリーという感じ、ナタデココ(あんまり好きではない……)も嵩増し用にかざくざく入っていて。
 
ポイ活ってことで普段買わないゼリーを色々貰って来たのだけど、食べるならもっと果肉ざくざくの方が幸せだなと切に思ったのだった。
二郎風味噌ラーメン
アイス烏龍茶
「ちょっと、髪切ってくる!」
と出張出発当日の今日、思い立って床屋に出かけただんなに昼御飯の材料も買ってきてもらった。
 
今日は真夏日、都内は35℃とかになるそうで、千葉も似たようなもの。6月なのにこの気温はおかしいのでは!?と、twitterのトレンドに「令和ちゃん」が上がっていた。
 
「令和ちゃん、4歳児だと思うと許せるけど、入社4年目と思うと殺意しか沸かない」などという書き込みを見て「ソウデスネー」という思いしかなく……というか猛暑はほんと、勘弁して欲しい。
 
などという外気温だったのだけど、お昼は暑苦しく二郎風味噌ラーメン。
 
楽天の買い回りマラソンのついででだんなが買っていた「【送料無料(メール便)】まずはお試し!二郎系の味噌味!≪豚系・味噌ラーメン2食セット≫ 二郎系インスパイア:老舗の匠 製麺処 桔梗庵」、前回はスタンダード二郎風の豚骨醤油味だった(これも美味しかった)けど、今回は味を変えて味噌ラーメンをごっつい太麺でいただいた。
 
チャーシューは津田沼の角上魚類併設のお肉屋、肉処大久保で買ってきたもの。
 
ここのチャーシューが本当に美味しくて、若干値上がりしたもののそれでもけっこうお手頃価格(ハーフサイズで1000円くらいだった記憶)。
 
秋田の母はこのチャーシューが好き過ぎて、時々「送ってちょうだい」と言うので3本くらいまとめてクール便で送っている(スライスして冷凍して大事に食べるらしい)。
 
そんなチャーシューをもりもり乗せて、二郎風と言えばこれ、の茹でもやしとキャベツもどっさり乗せて。
 
夕方からはジムにも行くのでにんにくは控えめにしたものの、それでもがっつり濃厚、食べ応えのあるラーメンだった。とんこつ醤油も良かったけど、味噌も案外、良い感じ。
 
だんなと息子曰く「麺が限りなく二郎っぽい」とのことで、そしてまた今日から楽天の買い回りマラソンが始まっているという……。さすがに真夏に二郎風は無いかしらね。
南船橋「かつ庵」にて
 アジフライと熟成ロース(120g)かつ定食 \990
 とん汁変更 \110
 麦飯 小 \0
そして土曜のいつものBODYATTACK45からのBODYJAM45からのBODYPUMP60をこなしつつ、だんなは最初の1本だけ出て、ジムでお風呂済ませて一瞬自宅に戻ってからそのまま成田空港へ。
 
週1での運動タイミングを逃すと丸2週間身体を動かさないことになってしまう(=筋肉痛がとてもひどくなる……)からせめてもとの心意気や、あっぱれ。ちなみに帰国は来週金曜日、時差ボケ確定な土曜日にも動くつもりでいるらしい。あっぱれ。
 
んで私はジムで「いってらっしゃーい気をつけてねー」とだんなを見送り、一人いつも通りのプログラムを全てこなしたあと、息子と2人の夕飯は外で済ませることにした。
 
チェーンとんかつ屋さん「かつ庵」、私は行ったことがなかったから行ってみたいとここにしてみたのだけど、息子は一人で何度かは利用したことがあるそうで。
 
ちなみにここはすき家系列のゼンショーグループ。似ている系統の「かつや」はマンゴーツリー唐揚げの「からやま」を擁するアークランドサービスの経営。
「かつや」の方が、「大人様ランチ」みたいな面白いメニューを提供している感じ?
 
あとは松屋系列の「松のや」もあって、これは残念ながら船橋界隈には無いけれど。
 
というわけで初めてのかつ庵。
 
注文はタッチパネル式、会計も無人機があって、極力店員さんと接触せずに済むようになっていて。
 
私は事前に調べていた「今が旬!長崎県産アジフライフェア」の季節限定品からロースカツとの盛合せにしてみた。
 
ご飯は無料で対応して貰える麦飯の小サイズにして、追加料金で味噌汁を豚汁に変えてもらって。
 
アジフライはタルタルソースつき、卓上にはソースや味噌だれ、すり胡麻、ドレッシングなどが色々置かれていて味変を楽しめるようになっていたし、もちろんかつは揚げたてで、値段もそんなにはお高くなく。
 
でも息子曰く、とんかつは割り下の味があんまり好みではなくて、「かつも、もっと美味しい店があるよなあと思った」だそうで、なるほど?と。
 
確かに、アジフライは文句なしに美味しかったけれど(けっこうなサイズで肉厚、ジューシーだった)、かつは、「さぼてんの惣菜とかの方が満足度高いかも?」という印象で。でも麦飯頼めるのはちょっと嬉しいし、ゆえにオプションでとろろとつけることも出来たりするのも有り難い。
 
何かと飲食店に恵まれているこの地域なので、行ったことのないお店は積極的に行ってみたいと思っている私だった。……まだ「かつや」の大人様ランチ、提供続いているのかな。

2021年12月3日金曜日

とんかつデート

久しぶりに本当に美味しいとんかつ、食べました。
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「OAKHOUSE235」の叉焼まん
苺(とちおとめ) w/練乳&牛乳
普洱茶
冷凍庫の中を全力で消費していきましょうの精神で、今朝は「OAKHOUSE235」の冷凍叉焼まんを。
 
他の焼売だとか肉まんも美味しかったけど、神奈川の銘柄豚"やまゆりポーク"を使った叉焼まん、素直な味でとても美味しかった。皮もほんのり甘みがあるのが私の好みで。
 
このお店の通販サイト、相変わらず安いものはすごく安いし、冷凍庫整理が一段落したら(これから3kg超の大量のラム肉と油そばが届く予定なのよね……)ここの通販また申し込んでみたいんだわ。
 
そして今シーズン初の苺、安かったので買ってきた。1パック398円のとちおとめは、ケーキに乗せるには不格好なものばかりのパックという感じで、でも家で普通に食べるには問題ないねと、練乳と牛乳かけて苺スプーンで潰す、昭和時代の食べ方で。
外苑前「とんかつ七井戸」にて
 天城軍鶏チキンとロースかつ定食 \1600
今日は毎度どこかの日比谷花壇に「ハナノヒ」の花を貰いに行くことにしている金曜日で、話の流れで田中玉緒さんとデートすることに。
 
前回は沖縄そば、今回はとんかつと、ランチの行き先がやたら男性的なチョイスで、「彼氏かって感じですよね」「彼氏おっけーですよ、こういうの好きですし」と、今日は外苑前の「とんかつ七井戸」にお誘いいただいた。
 
看板がすごく、すごく控えめで笑っちゃいました。 有名焼き鳥店「焼鳥今井」のご主人が手がけたとんかつ専門店、開店はちょうど3年前とのことで、今の営業はランチのみ、土日は休業というなかなか行きづらいお店だった。
 
混むかもしれませんと聞いていたから開店十数分前には店頭に到着したのだけれどその後どどっとお客さんが増えて、開店時にはもう10人以上の行列に。
 
そもカウンター席5~6つ+1人がけテーブル席4つくらいの小さな店で、しかも2回転目のお客さんには「もうあと○○肉は2枚、○○は1枚になります」などと品切れ間近な案内もあって、ああこれは開店前の到着が正しいあり方なのねと頷いた。
 
元々が焼き鳥屋さんゆえにチキンカツも絶品だという口コミを目にしていたので、私はチキンカツ(天城軍鶏なんですって!)とロースかつの盛り合わせに。玉緒さんは厚切りヒレかつ定食(2000円)を。
 
「せりあさんヒレかつ手伝ってください」
「じゃあチキンカツも1つどうぞ。味見したいでしょう?」
と並んだ席で交換しつつ、3種類のお肉、いただいてきた。全部美味しかった。もう掛け値無しに全部が絶品!
 
下味の塩胡椒はしていないというカツは、ラードで揚げてあるから独特のこってりした風味があるものの、ベタつき感がなく衣は軽やかで、肉は絶妙にジューシー。
 
240gサイズの特ロースになると厚みも相当なものになるみたいだけど、150gサイズのロースかつでもたっぷりとした分量で、油の層がしっかりついているのに嫌な感じがしないのが素晴らしかった。
 
卓上にはゲランドの塩、浜松のトリイソース、川越、松本醤油商店のはつかり醤油などが置かれていて、風味の良い味噌汁には「豆源郷」の京揚げ1枚と葱、おひつに入った羽釜炊きの御飯……と、もう色々全部に隙がない。すごい。
 
あ、これは御飯少なめにって頼まなくて良かったやつだ、幸せ……と思いつつ、塩で食べてソースで食べて、おかわり無料のキャベツもしっかりいただいて、心から満喫した。
 
これで1600円なら充分お安いのでは。
 
TOKYO Xの上ロース(150g)3500円はさすがにちょっと清水ダイブだけれど、特ロースかつ(240g)に、2人で1枚チキンカツ追加(600円)とかならいけそうだな?なんて思ったりしたのだった。メンチカツ(1個500円)も、これ絶対美味しいよねえ。
玉緒さんのスタジオで
 「Caffe Pascucci」のマリトッツォ
 カプチーノ
ランチ後は玉緒さんのスタジオにお邪魔して、帰り道に通りかかった「Caffe Pascucci(カフェ パスクッチ)」 のマリトッツォを半分こ。
 
道中では、清澄白河が本店で去年の夏に青山に2店目がオープンしたのだという紅茶屋さん「TEAPOND」と、つい最近オープンしたのだというニューヨークの紅茶屋さん「HARNEY & SONS」にも寄り道。
 
どちらも紅茶缶がすごく可愛くて、私はHARNEY~の方の「Tower of London」のミニ缶を買ってみた。この缶、喧嘩売ってるのかしらってくらいに開けづらいのが笑ってしまうのだけども。
 
カプチーノ、美味しうございました!そしてマリトッツォは玉緒さんのが勝ってた、と思った。 で、「コーヒー紅茶、どちらにしますか?」
「これを飲んで欲しい!ってお勧めのがあったら、是非そちらを」
 
というやりとりの結果、「あ、じゃあカプチーノを御馳走しますよ」と、いただいたは良いがその実出番はあんまり無いのだと暴露されつつ、手動のミルクフォーマーでふわふわの泡たっぷりのカプチーノを御馳走に。
 
しかしこのマリトッツォブームは何なのですかね?なんて話しながら口にしたマリトッツォ、しっかりめのクリームに、肌理の細かいしっとり食感のパンがお似合いで。
 
でも、オレンジの香りが程よく漂ってきていた、玉緒さんお手製のマリトッツォ(御馳走になったのはブーム前の2020年の春)もすごく美味しかったんですよー、という話もしつつ。
玉緒さんお手製牛頬肉のブラザート
マッシュドポテト
「りょくけん」の
 冬人参のロースト
 たまごと季節野菜のグリーンサラダ
アイス普洱茶
そしてありがたきことに、12月のクリスマス料理のレッスンの試作品を数パターン、「食べ比べてみてくださいね」の嬉しい言葉つきでお土産にいただいて、じゃあ帰宅してからマッシュドポテトでも作って、あと野菜料理を添えれば良いかなと、銀座で花を受け取りがてら、松屋銀座でお買い物。
 
いつも美味しそうなサラダやロースト野菜などを売っているお店、以前から気になっていて「りょくけん」という店名もちょっと不思議な感じだなと思っていたところ、このお店、階下の八百屋さんが経営しているお惣菜屋さんなのだった。なるほど、種類豊富で美味しそうなのも納得で。
 
リアル格付けチェックな夕御飯でした。 南瓜やごぼう、プチトマトなども盛られたボリュームたっぷりのサラダと、りんごジュースで煮たのか、ほの甘い冬人参のローストを買ってきて、さて3種類の牛頬肉のブラザート(煮込み)をどうやって盛り付け用かなと考えた結果、マッシュポテトをダムにするという残念な見た目の有様に。
 
ちなみにお手本の盛り付けは先生のブログ「2021年ナターレの特別レッスンを前に…「牛頬肉のブラザート」 」に掲載されていて、あまりに異なるその外見に苦笑してしまったのだった。美より実用を取ったということで、ひとつ。
 
「えーとね、3種の煮込みのうち、2つが同じお肉です。んでソースも2つが同じソースです」
つまり1つだけ肉が違うのと、ソースが違うのがあるわけです……と息子の前に出して、「んで、どれがより美味しい?」と。
 
無駄に舌が肥えている息子、
「この肉、美味しいね。でもこういう煮込みじゃない方がこの肉は美味しい気がする……」
と、仔牛肉を看破し、
「ソースはこれが一番美味しい、かな」
と、テーブルワインではなくネッビオーロ(←お高いワイン)を使ったソースも見事に当ててくれちゃって、お母さんびっくり。
 
でも息子曰く、仔牛ではなく成肉のを使ってテーブルワインで煮込んだものが、「一番食べやすいし、いっぱい食べるならこれがいい」ですって。
 
お高いワインは、少し食べるなら美味しいなーって思うけど、食べていて疲れる気がする」
だそうで、面白いものだなあとそのままその感想を玉緒さんにお伝えして。
 
今日のだんなは会食で遅い帰宅なので、明日の朝にだんなにも格付けチェックをしてもらう予定。

2019年8月18日日曜日

寿司食べ放題&日本酒飲み放題

「ミスタードーナツ」の
 チョコファッション
 ポン・デ・リング
カフェオレ
津田沼からミスタードーナツの店舗が無くなってしまって朝食の選択肢が減ったと嘆きまくりのここ1年ほどなのだけど、ときどきショッピングモールに出張店舗がオープンする。売られているのは超定番品の10種類ほどだけだけど、それでも「あー、ミスドだ」と嬉しくなってしまったり。
 
どうせだったら期間限定のドーナツも持ってきてくれるのとても嬉しいのだけど、それも難しいらしくて、今朝はそこで買ってきたチョコファッションとポン・デ・リング。
 
この連日の猛暑もあって、せっかくのポン・デ・リングのグレーズドも溶けがちだったけど、それでも久々のミスドはけっこう幸せ。
 
出かけた先だとつい美味しいパン屋さんを探してしまうし、やっぱりミスドは地元にあって欲しいお店。早く復活してくれると嬉しいなー。
津田沼イオンモール内「和幸」にて
 特ロースかつ御飯 \1600
 セット烏龍茶 \100
「昼御飯、どうしましょう」
「今日はハッピーデーだからヨーカドーで買い物したいんだよね」
すた丼とか?お蕎麦とか?と色々協議した結果、イオンモール内の和幸にとんかつ食べに行こうかということに。
 
だんなは蟹クリームコロッケとのセットもの、私は「とにかくとんかつが食べたい」と、特ロースかつ御飯を。
 
御飯と味噌汁、キャベツはお代わり無料で、そして"特"定食だと大葉玄米塩と大根おろし、甘口の味噌ソースもついてくる。今日もいつも通りにキャベツをお代わりしたら、肉はボリュームあるわ御飯もけっこうな盛りだわでしっかり満腹になってしまったのだった。
 
……だんなに少し手伝って貰えば良かったな。
錦糸町「LITTLE SAKE SQUARE」にて
 寿司食べ放題&日本酒飲み放題 \4000
今夜は「LITTLE SAKE SQUARE」で、久しぶりに御飯つき企画の「寿司食べ放題」に行ってきた。
 
面子は少し不思議な感じで、我が家3人+息子の友人20代社会人女の子。
 
その子が日本酒大好きということで御一緒した次第だけど、店長さんと音ゲー話でたいそう盛り上がっていて、あ、連れてきて良かったなあという感じになった。
 
御飯つきは久しぶりだったけど、かなりの混雑で、でもなんだかんだ、だんなは店長さんと日本酒談義で盛り上がっていた。
 
次々とトレイに出てくるお寿司は小ぶりサイズなのでぽいぽい食べられる。いくらやうにの軍艦もあるし肉寿司もあったりで、20種類くらいはあったかな。カウンターには玉子入りポテサラ、春雨サラダ、きんぴらごぼう、ガリも置かれてこれも食べ放題。しっかり食べたししっかり飲んだ。
 
ちらっと味見レベルで飲んだ酒も加えると、今日飲んだのはこんな感じ。
  • 香川 川鶴 讃岐くらうでぃ
  • 秋田 一白水成 雄町 純米吟醸
  • 宮城 阿部勘 KAERU sweet 2019
  • 大阪 片野桜 山廃仕込み 雄町生原酒
  • 福井 舞美人 純米 酒粕再発酵酒
  • 長野 本吉乃川 しぼりたて 生酒
  • 秋田 栗林 六郷東根
  • 群馬 分福 純米辛口 三年貯蔵
  • 長野 斬九郎 山廃美山錦
  • 鳥取 福寿海 純米酒 米だけ
  • 新潟 妙高山 特別純米 妙高山ダー!
  • 栃木 鳳凰美田 剣 辛口純米 瓶燗火入
  • 和歌山 紀土 山田錦 精米歩合50
  • 福岡 喜多屋 純米吟醸 雄町 明冠
  • 金沢 加賀鳶 純米大吟醸 藍 しぼりたて
  • 京都 澤屋まつもと 守破離 五百万石
  • 山口 中島屋 純米にごり
  • 佐賀 鍋島 特別本醸造
 
片野桜の安定感は当然として、今日好きだなと思ったのは、一白水成の雄町や鍋島の特別本醸造あたり。
 
手元のメモによると「ケツがダメな酒」などという謎なパワーワードも飛び出していたらしく(言いたい事はわかる……喉越しの感じと後味ががっかりな酒ってことだよね……)、今日も楽しい酒飲みだった。
 
そして息子は深夜バスに乗って一路関西へ。
これから10日間、関西の企業でインターンシップなんですって。宿泊の補助なんて出ないから、民泊使ってキッチン付きのワンルーム借りて「食事や洗濯は自力でなんとかしなさいね」と。
 
寂しいと思うよりも「あー、息子の食事の世話考えなくて済むのらくちん!」という気持ちの方が強かったり、そしてなんだかんだ予定がぎゅうぎゅうで、そしてほどよく「一人の日」も何日かあったりで、実はわくわくしているお母さんなのだった。

2018年9月13日木曜日

パスタランチとおいしい甘味

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「きいろいくるまのパン屋さん」の
 アプリコットフロマージュパン
卵トースト
梨(千葉県産あきづき)
カフェオレ
今日の朝御飯は、昨日食べるつもりで買ってあった「アプリコットフロマージュ」というミニサイズのチーズクリームパンと、卵トースト。
 
たまには目玉焼きじゃなく、マヨネーズ味でゆで卵で、という感じのものが食べたいなと、朝食の支度を早めに始めて卵を茹でた。バター多めに塗ってこんがりめにトーストしたパンに、こんもり卵サラダを盛って。
 
そして今日剥いた梨は、千葉県産の「あきづき」。豊水幸水の季節がそろそろ終わりなのか、入れ替わりで店頭に並び始めた「あきづき」、これは新高梨と豊水、幸水の掛け合わせなんですって。期待以上に甘くて果汁もたっぷり。美味しい梨だった。
津田沼「Riku Chika」にて
 前菜付きパスタコース \1400
     サラダ・自家製フォカッチャ
     トリッパとお豆の赤ワイン煮込み
     豚肩肉と緑野菜のクリームソース生パスタ
     コーヒー味のパウンドケーキとチーズクリーム
     日向夏の和紅茶アイスティー
今日は高校時代からの友人が遊びに来てくれた。
 
お仕事が休みなので会いませんかと連絡を貰い、どこか美術展にでも?とも思ったけれど「今なら生後1ヶ月半の子猫が我が家に居ます」「見に行きます!」という感じで、我が家遊びということに。
 
お昼は待ち合わせて一緒に地元で外食にすることにした。
 
せっかくだから行ったことのないお店はどうでしょうと言って貰えたので、ワインバーの「Petit L'Assiette (プティ ラシェット)」のランチと悩みつつ、今回は並びのイタリアン「Riku Chika」に行ってみることに。
 
すぐ近くには六本木に本店がある「ジリオーラ」もあるし、それよりはちょっと遠いけど「CRACCa」もあるし、実はイタリア料理店の多いこの街。
 
リクチカもずーっと気になっていたお店で、やっと来る事ができた。
平日ランチに予約済のお客さんが続々とやってきて、12時頃にはほぼ満席に。1000円のパスタセットからあるランチは、どのセットもなかなかお値打ちだった。
 
私と友人は、前菜つきのパスタコース1400円にしてみることに。
 
前菜は5種類から、パスタ(orリゾット)は4種類からの選択で、サラダと自家製フォカッチャ、本日のデザート、コーヒー紅茶もついてくる。
 
前菜はプラス300円で3種盛りにしてもらえたり、デザートもプラス200円で3種盛りにしてもらったりすることができるそう。
 
津田沼「Riku Chika」にて。ボリューム控えめだけど味はしっかりのトリッパ煮込み。 前菜は、鴨と里芋とオリーブのパテとか、季節野菜のフリッタータとかサーモンとケッパーのリエットとか。
 
私は好物の「トリッパと豆の赤ワイン煮込み」にしてみた。
 
ボリュームはこんな感じに思ったよりは控えめだったけれど、味はしっかり。
 
もちもち食感のフォカッチャも自家製だし、サラダは菊花が入った色鮮やかなものだった。
 
提供スピードを早めるためにか、数組のお客さんのオーダーをまとめて作っていっているようで、パスタの提供にはけっこう時差があったけれど(同じトマトソースのパスタがばばばばっと各テーブルに出て行って、次はクリームソースのがばばばばっと……といった感じ)、値段を考えるとそれもやむなし……かな?
 
家族同士仲良し同士なら、割り切ってパスタは分け合いつつ食べてしまった方がストレスが無かったかもしれない。
 
私の頼んだ「豚肩肉と緑野菜のクリームソース生パスタ」は、限定10食の生パスタ。
 
他の選択肢は「鶏むね肉とキノコのオイルソース」「ツナと白菜のピリ辛トマトソース」「押麦のボロネーゼリゾット」という感じだった。
 
ごろごろと食感を残したカットの豚肉と、ズッキーニや青菜の組み合わせのクリームパスタは、生パスタの食感含め、なかなか美味しかった。
 
最後は、「アイスティーは日向夏の和紅茶」の文字を見て頼んだアイスティー(追加料金とかは無し)と、珈琲風味のパウンドケーキとチーズクリームで「一緒に食べるとティラミス風」のドルチェでおしまい。
 
ディナータイムに来て、色々取り分けながら食べると楽しそうなお店だった。
自宅にて
 台湾菓子いろいろ
 「ハリッツ」のドーナツ
 凍頂烏龍茶
そうして午後は、我が家で猫遊びしつつ、台湾のお土産をふるまいつつ、そのお土産話などを色々と。
 
Sちゃんは新しく日本橋に支店ができたのだという、代々木上原が本店のドーナツ屋さん「ハリッツ」のドーナツを店頭にあった全種類買ってきてくれた。
 
「ドーナツ買えなかったら悪いと思って」
と、その前に寄ったのだという銀座シックスで買ってきた和洋の甘味もテーブルに。
 
食べてみたかったランドグシャとか、美味しそうなかりんとうとか ねえお菓子だらけだよなんでこんな事に?と笑ってしまいつつ、思わず記念撮影を。
 
北海道「白い恋人」の石屋製菓が母体の、「ISHIYA GINZA」のランドグシャは、とってもカラフル、箱も素敵。
 
北海道チーズ、北海道ワイン、抹茶ミルクにジャンドゥーヤといろんな種類があるんですって。
 
ぎんざ鏡花水月」のかりんとうは、黒胡麻味、きなこ味とこちらも面白い種類があって。
 
「ハリッツ」のドーナツは、なんだか揚げパンみたいな懐かしい味。 でも気になるのは、「今日中にお召し上がりください」のこれだよね?と、「プレーンが食べてみたい」とのSちゃんのリクエストもあって、ドーナツをいくつか切り分けて食べてみた。
 
今日の店頭にあったのは、プレーン、クリームチーズ、シナモン、チョコレート、胡麻の5種類だったんですって。
 
「ごま」と袋にスタンプが押されていたごまドーナツは、右の写真の、丸パンみたいな可愛いかたち。他のは全部ドーナツ形だけど、もふっと丸めのシルエット。
 
パンとして焼き上げてから揚げたように感じるくらいにふわっふわの、揚げパンに似た食感のドーナツは、見た目よりずっと軽くていくらでも食べられそう。
 
とっても胡麻胡麻していて、そして甘じょっぱさがあって、なんとも不思議美味しいドーナツだった。
津田沼イオンモール内「とんかつ和幸」にて
 特ロースかつ御飯 \1600
そうしてSちゃんとは夕方にお別れして、「ゆうはんどうしよー」「やるきなーい」とぐにゃぐにゃな私と息子。
お昼もおやつも充実してたし、いっそ夕飯スルーで良いんですけど……と思うも、息子の側はそうもいかず。
 
「すき焼きかカツ丼が食べたい」
「え、なにその二択……すき焼きはかなり難しいよ……?」
と言いつつ、結局イオンモール内にある「とんかつ和幸」に行ってしまうことに。
 
どうせとんかつ食べるなら、お店でちゃんと美味しいものを食べたい気分だった。
 
で、ついつい、息子も私もちょっと豪華な「特ロースかつ御膳」を。
 
大葉玄米塩と大根おろし、味噌だれがついてくる定食で、肉もたっぷり厚切りで。
しじみの味噌汁、固めに炊かれた御飯、千切りキャベツはおかわり無料。
 
息子の分の大根おろしも貰って食べたらキャベツのお代わりまではお腹の余裕がなかったけれど、しじみの味噌汁はお代わりしていただいた。
 
「息子……ごめん、御飯ちょっと多かったわ」
「……とんかつ一切れつけてくれたら食べられる」
「あ、喜んで喜んで。かつもちょっと多かった」
と、御飯も味噌汁もお代わりしていた息子に終盤助力を頼むという暴挙に及びつつ、私も息子も満腹に。
 
とんかつ屋の濃厚なソースが私は大好きで、今日は更にみそだれ(甘めで美味しかった)や大根おろし(かつにも添えたし御飯に乗せて食べたりもした)で目先が変わって楽しめた。
 
美味しいもの色々食べて栄養状態がすこぶる良かったせいか、今日はがっつり蚊に食われたわ……。
 
【今日のみーちゃん】
  • 朝5時半に目が覚める→りゃんりゃんが実に紳士的に「ご主人おはよう」と近寄ってくる→みーちゃんがそれ追って来て私の顔面にダイブを決める、という目覚め。
  • お客が来るし顔を綺麗にしましょうねとりゃんの顔(顎がすぐ黒くなるのね……)を洗面所で洗ってやったら、みーちゃんが足元で心配そうに鳴き、さながら「にーちゃんに何するの」的ハートフルな光景が。
  • しかしりゃんを床に降ろすとすぐさま噛みつきに行くみーちゃんなのだった。
  • 夕方、寝室からミーミー鳴く声を聞こえて、何かと思えばベッドとベッドの間に仰向けに挟まって身動き取れなくなっていた。この子、ちこっと頭弱い子なのかもしれない……。

2017年2月15日水曜日

はじめての松乃家

チョココロネ
ランチパック(ツナ・たまご)
自家製ヨーグルト w/パインジャム
カフェオレ
今日は息子、2月に2日間きりしかない登校日。
久々に家族揃っての朝御飯になった。
 
月曜日にネットスーパーで適当に選んで買っておいたチョココロネとランチパック2種類を皆でもぐもぐ。
 
ツナとたまごのランチパックは2切れ入っているうちの1切れはこんがりと焼いて、1切れを2等分。
「焼いてあるのとないのがあるから、適当につまんでねー」
と食卓に出した。
 
時々食べると、しみじみ美味しいのよねランチパック。
多分私、家族で一番ランチパックが好きな人だ。
津田沼「松乃家」にて
 ロースかつ&チキンモモかつ定食 \650
昼御飯は買い物がてら、午前中登校で帰ってきた息子と落ち合って、駅前でランチ。
 
私は午前中早いうちから
「今日はとんかつが食べたいんだよねー。狂おしくとんかつ気分なんだよねー」
と思っていたのだけれど、いち早くだんなが、「お昼はこれ食べた!」ととんかつ定食の写真を送ってきて、
「ちょっと待って、私が先に食べたいと思っていたのに!」
と、だんなにとっては理不尽な怒りをぶつけられる展開に。
 
息子の帰宅は2時近くとけっこう遅めで、「私、ここで食べてみたかったんだよね」と駅前の「松乃家」に入ってみることにした。
 
松屋が展開するとんかつチェーンで、店内の雰囲気も松屋っぽかった。入口で食券買うスタイル。
 
今日は電車が遅れていたり、学校でも色々めんどくさい事があったらしく、「厄日だ~」とうんざり顔の息子は、上ロースかつ丼のうどんセット。私もお腹が空いてしまって、「ロースかつ&チキンモモかつ定食」を。御飯と味噌汁がついてきて、御飯大盛は無料。ただしキャベツや味噌汁のお代わりはできない。
 
でも、たった650円で揚げたてのとんかつが食べられて、しかも期待以上にはちゃんと美味しくて、何よりだった。チキンカツがまた良い感じ。
 
卓上のオリジナルソースはフルーツの甘味を感じるちょっと酸味のあるもので、これも悪くなかった。
 
だんな曰く、このお店の唐揚げは、フリット系の衣がふにゃっとしたものであんまりお勧めできないそう。でも冬メニューの牡蠣フライはちょっと食べたみたいかも。
「角上魚類」の小鰺の南蛮漬け
たらこスパゲティ サーモン乗せ
麦茶
今日は息子と2人の夕御飯。
 
鍋にしようかな……と思っていたのだけれど、遅め重めの昼御飯だったので「なんだか違う気分」と。鍋は明日に回すことにして、2人分材料を3人分にすべく、肉や野菜の追加も買ってきた。
 
んで、夕飯はお久しぶりのたらこスパゲッティにした。多めのバターとほぐしたらこ、日本酒少しと、旨味づけは昆布茶をひと匙。心もち、麺の量は軽めで。仕上げにサーモンのお刺身の少量パックを買ってきたのでトッピングした。
 
箸休めに魚屋の小鰺南蛮漬けも買ってきたので小鉢で出して、お酒も控えて、ほんのり軽めの夕御飯。

2016年12月11日日曜日

ゲームマーケットと忘年会

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「ピーターパン」の
 トリプルチーズクッペ \216
カフェオレ
アナログゲームが楽しいここ最近、今日は年に二度の「ゲームマーケット」開催日。企業と個人のアナログゲームの展示即売会で、つまりアナログゲーム版コミケみたいな感じ。
 
息子も最近、友達とTRPGで遊んだりする機会があるそうで、
「俺も行くー。クトゥルフのシナリオ買いたいんだー」
だそうで。ちなみにこのイベント、高校生以下は入場無料。
 
開場と同時くらいの到着を目指すよと、9時頃に家を出ることにして、家族揃っての朝御飯は8時過ぎ。買い置きの、「ピーターパン」のお気に入り品「トリプルチーズクッペ」を温めていただいた。重量感のある、1個でも食べ応えのあるチーズ山盛りパンを齧ってから、いざいざお出かけ。
幕張「和幸」にて
 ロースかつ・カニクリームコロッケランチ \970
 生ビール \580
コミケほどの規模ではないものの、ビッグサイトの会場はなかなかの混雑ぶり。
 
欲しいと思ったゲームで予約できるものはしていたものの、「実際見てみて、面白そうだったら買ってみよう」と思っていたゲームは、開場から1時間ちょっとくらいのタイミングで既に3種類ほどが売り切れになっていたりした。
 
早く発売されないかなー!の日本酒造りゲーム。 右の写真は、「日本酒造りゲーム」。
 
残念ながら見本展示のみで、販売は「印刷所さん次第」とのこと。来春~夏頃の販売を目指しているということだ。
 
酒米やお酒のスペック、名前などを良い感じに組み合わせつつ「良い感じの日本酒」を醸すのが目的。
 
インディーズのゲームは、(当然ながらいまいちなのもけっこうあるけれど)面白い方向性のゲームも多くて、本当に楽しい。
 
買ったゲームは全部でこんな感じ。「リビドー」の存在感、半端ない。 買ったゲームは、全部でこのくらい。(あと、写真に撮らなかった謎解き系のものがいくつか)
 
中央の「リビドー」は「戦略的エロ本収集ボードゲーム」ですって。ボドゲ会に持参したら喜びそうな面子が多いので、ついついこれも。
 
サイズは小ぶりでも、インディーズゲームだと値段が高くなりがちで、なんだかんだ、これだけ買って3万円ほどが飛んでいったのだった。大体1ゲーム、2000~2500円という感じ。大箱ものはもっとお高かったりして。
 
バハムートを倒しに行ったり、血みどろの駆け引きしたり、原始人になって狩りしたり、人狼がゾンビ編成になったり、女子向けお洒落なカメラゲームだったり、皆で世界を滅亡させたり、探偵になったり、言葉遊びしたり、王様が死ぬ前にピラミッド作ったり、プロレスラーのマスクを収集したり……というゲームを買いました。
 
目指すエリアがTRPGブースだった息子とは別行動だったので、ひと通り見終わってから合流して、一度昼食離脱。
 
「あっちのビルに和幸があるよ」
と、息子とだんなはとんかつ心が高まったようで、ビール飲みつつとんかつ定食。ランチセットにやや小ぶりのロースかつとカニクリームコロッケがセットになったものがあって、私とだんなはこれを選択。息子は「かつ煮定食」を。
 
キャベツは当然のようにお代わりして、でもご飯は息子に手伝って貰いつつ、さくさくの揚げたてカツとコロッケを食べたら、なんだかすっかり元気になった。
午前中、けっこう歩いて疲れていたのに、ビール効果ととんかつ効果でやる気も体力も諸々復活、という感じ。だんな曰く、「ビールはガソリン」。
 
で、午後も再びゲームマーケットへ。息子は先着順の「体験クトゥルフTRPG卓」のチケットを入手できたそうで、また別行動。
赤坂見附「中華茶房8」にて
 白菜の甘酢漬け
 キュウリとニンニクの和え物
 クラゲの醤油和え
 ゆばと香菜サラダ
 北京ダック 2羽
     北京ダック
     ヤーツァイ(炒め物)
     ガラスープ
 水餃子いろいろ
 豚角煮
 豚肉炒飯・燻製シャケとレタスの炒飯
 なめらか杏仁豆腐(レモン味)
 ビールとか紹興酒とか
 
「BAKE」の
 焼きたてチーズタルト \1242/6piece
カフェオレ
で、夜は6時からボードゲーム会面子と忘年会を予定しているので、それまで新宿をぷらぷら。
 
dean&delucaにマロン入りパネトーネの扱いがあると知って、いそいそと「マウロ・モランディン パネットーネ ミラノ マロングラッセ」を買いに行ったり(Williams-Sonomaのこれが大好きなのだけど、それよりは随分小ぶりで、そしてお値段も良かった……)、北海道の「きのとや」と同じ焼きたてチーズタルトが買えるという、創業者の息子さんが経営している「BAKE」でチーズタルトを買ってみたり。
 
さすがボーナスシーズンの12月半ばとあって、新宿は大変な賑わいで、BAKEも20人近い行列が出来ていた。私は荷物番で少し離れたところで待っていたのだけれど、だんなが
「このタルト、"きのとや"さんのと同じものなんですよね?」
とお店の人に聞いたら、「きのとやって、なんだろ?」的なキョトン顔をされてしまったのだとか。
 
んで、キョトン顔になった店員さんとは別の人がフォローしてくれたそうだけど、その言葉も、
「こちら、焼きたてのチーズタルトを販売しております♪」
と、これまた全然答えになっていないお返事だったのだとか。うん、まあいいや。見た目はまんま、同じ感じだった。
 
JR駅構内のパン屋で明日の朝ごパンも買えて、あとは時間調整に中村屋とTAKANOの地下をちょこっと見て、夕飯は赤坂見附。
 
社会人なりたてもいるし、学生さんもいるし、んで私とだんなレベルでお酒好きな人はそう多くないし……で、
「なるべく安く、美味しいところ。皆で行って楽しいところ」
の選択で、予約したのは「中国茶房8」。
 
丸ごと1羽、焼きたてのを目の前に持ってきて肉つきでさばいてくれる(で、炒め物とスープもセットになっている)北京ダックは1羽3000円ちょっと。10人集まったので2羽出してもらうことにして、あとはアラカルトで好き勝手に色々頼んでみた。
 
「中華茶房8」で宴会ですよー。 3~4人で食べに行くと、前菜にもそうそう手を出せない(北京ダックだけでお腹いっぱいになっちゃう……)けど、今日は色々食べられた。
 
メインはなにしろ北京ダックなので、野菜系あっさりおつまみが欲しいよねと、写真は手前から白菜の甘酢漬け、キュウリとニンニクの和え物、ゆばと香菜サラダ。
 
このお店、油断するとびっくりするくらい辛い料理にぶち当たることがままあって(以前食べたザーサイとか、辛かった記憶)、今回は「ゆばと香菜サラダ」が予想外の鮮烈な辛さだったりした。
 
でも、ビールが進むので辛い料理もそれはそれで良し、という感じ。
 
北京ダックが来ましたよー。 甘味噌と辛味噌、皮と、刻んだ長ねぎ、きゅうり、揚げ雲呑の皮……と、「いつもの」北京ダックが登場。
 
このお店は初めてだった人がほとんどだったようで、丸ごとのダックの登場に「わー!」、盛られたたんまりの肉つきの皮に「きゃー!」と大盛り上がりだった。
 
高級店の、皮だけを巻いて食べる上品な北京ダックも勿論美味しいなと思うけど、この店を知って以来、「北京ダック食べるぞー」という気分になると、このスタイルばかり恋しくなる。私はレモンだれがけっこう好き。終盤はシンプルに塩で食べるのもとても好き。
 
で、(クレープ状の方の)皮が足りないねと皮を追加注文したら今度は皮が余ったので、角煮を1皿貰ってそれを少しずつ巻いて食べつつ、最後は炒飯とデザートで〆。
 
けっこうお腹いっぱいになったし、お酒も飲んだし(飲んべえ3人で紹興酒1本空けてた)、それで1人頭割り3000円ちょっと。酒飲み組が多めに持ったら、学生さんは2000円で楽しめてしまう感じになったのだった。いや、ほんとにお安い。
 
……で、お店で杏仁豆腐まで食べてきたのに、帰宅してから夕方に買ったチーズタルトを皆でもぐもぐ。
 
「きのとや」の味とほぼまんま同じだったけれど、息子に言わせると、
「フィリングの味が、なんかちょっと薄い気がする」
だそうで。私は、タルト生地がちょっと厚めでカリカリ食感にまで若干焼きすぎた感じがあるなーと思ったけど、「オーブンの個性の範囲」程度の差な感も。
 
ちゃんとあの「焼きたてチーズタルト」の味だったので、これはもう新宿に行くたびに買ってしまいそう。美味しかったです。

2016年7月17日日曜日

ワッフル&とんかつ屋飲み

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
ベルギーワッフル
 w/ホイップクリーム&国産マンゴー
ミルクティー
昨夜はボードゲーム仲間の女子大学生Sちゃんが我が家にお泊まり。
 
遠方からの遠征組で、今日も都内に用事があるというので交通費が比較的お安く済む我が家にお泊まりということになったのだった。
 
昨夜の就寝は午前1時近く&今日は彼女の用事合わせで7時起床ということで、寝不足気味ではあるものの、朝御飯食べられるかな大丈夫かなーと、朝御飯はベルギーワッフル。だんな土産の「牛乳とオイル混ぜて焼くだけ」のベルギーワッフルミックスを使ってみた。
 
マネケン風の丸っこいもちもちワッフルの「リエージュ風」と、四角いアメリカンワッフル系の「ブリュッセル風」の両方のミックス粉が手元にあったのだけれど、今日は後者で。さくっと軽い食感の、食べやすい美味しいワッフルが次々焼けた。箱半分の粉で12枚の四角いワッフルが焼けた計算になるのかな。
 
以前ハワイで買ってきたホイッパー使ってホイップクリームもりもり添えて、一昨日半額で買ってくることができた大ぶりサイズの国産マンゴーをざくざく切って。
 
これも好みでどうぞ~と、自家製のあまおう、紅玉、あんずのジャムも並べたら、「全部試したいです~」と全種類つけてもっふもふと食べてくださった。
 
どころか、おかわり、おかわり~と、ワッフル4枚食べて、都度、
「ふおおおおおお~……ワッフル美味しい~」とか
「きゃあああ~このホイップ、すごいですねスタバみたい!」とか
「猫ちゃん!猫ちゃんが警戒心少なくて嬉しい……!」
と、感動しきりで、おお、それは良かった、と。
 
りんごの果肉ざくざく入りの紅玉ジャムをいたく気に入ってくれたので、大荷物なのに悪いかなと思いつつお土産に1瓶。ヨーグルトに入れて食べると旨いですよー。
だんな特製 ナポリタン
アイスミルクティー
三連休中日の今日、息子はバイトなんですって。そりゃ大変……と思いつつ、私とだんなは
「なんか肉が食べたい……美味しいハンバーガーとか」
「あー、私、美味しいとんかつが恋しい」
と、ゆるゆるモード。
 
最初は「お昼に外食か?」という話だったのだけれど、一品料理が色々あるとんかつ屋に夜行こうということになった。
 
お昼は家のありもので、と、協議の結果「ナポリタンスパゲッティ」。使いさしのボローニャソーセージ使って、マーガリンで麺を炒めるリッチな味のナポリタンを、だんなが支度してくれた。
 
ナポリタンに入っている輪切りピーマンが大好きな私。玉ねぎよりも、むしろピーマンの方がナポリタンには重要な存在なのではないかなと私は思っている。
津田沼パルコ内「うえだ」にて
 生ビールセット 4×\800
     まぐろ・いわしフライ・串カツ・串カツ
 自家製もつ煮込み \520
 たこの唐揚げ \510
 チキンから揚 \650
そして夜にだんなと2人、繰り出したのは、津田沼パルコ内のとんかつ屋さん「うえだ」。
 
「パルコ」というファッションビルブランドにいまいちそぐわない、昔ながらの雰囲気のとんかつ屋さんは、いつもなかなかに混んでいる。一般的なとんかつ定食に加えて、刺し身やサラダなどの一品料理もなかなか豊富で、何より「生ビールセット」といった晩酌セットがあるのが素晴らしい。いつかここで夜、飲んでみたいと思っていたのよね。
 
津田沼パルコ内「うえだ」にて、なかなか幸せな生ビールセット。 「生ビールセット」は800円。
 
生ビールはけっこう大きめサイズのジョッキで、選べる一品は串カツ・いわしフライ・まぐろ(3切)・しおから・冷奴・さつま揚げの6種類。
 
嬉しいことにこのセット、「お一人様1回限り」ではなくて、何回でも注文できるんですって。
 
私もだんなも「ビール一杯では終わらない勢」なので、これ幸いとビールお代わりついでに串カツ2本でセットにして貰って、そんな注文していたらとてもじゃないけど「とんかつ定食」的なものには辿り着けなかった。でも満足。
 
左は生ビールセットについてくるいわしフライ、右は鶏から。 しっかり2切れやってきたのが、セットの「いわしフライ」(左の写真の左側のお皿)。
 
とんかつ用のざくっとした粗めの衣が良い感じで、当然揚げたてのほかほか。
 
皿によって千切りキャベツやレタスが添えられ、更に練り辛子やマヨネーズ、レモンなどが料理によってそれぞれ添えられていた。
 
別注文した唐揚げは、一見すると鶏むね肉使用の、しかもフリッター系のそれに見えて「あー好みじゃない方向のかも」と思ったのに反して、ちゃんともも肉を使った衣サクサクしっとりジューシー系。下味もしっかりついていて、この唐揚げもたいそう美味しかった。
 
「とんかつ」そのものは結局食べなかったものの、串カツも1人1本食べられたし、「ビールを飲み飲み魚と肉の揚げ物満喫」の幸せな夕御飯。

2016年2月27日土曜日

3年ぶりの蔵王温泉!

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
山形新幹線車内にて
 「ほんのり屋」の
     海老天むすび
     北海道石狩漬けむすび
     鶏の唐揚げ
 お茶
たいそう久しぶり、この週末は3年ぶりの山形蔵王スキー旅行。
 
今年は、いつものメンバー親子が受験年ということで、参加は我が家3人+友人夫妻2人の計5人。私はというと、昨秋あたりから肩の具合が悪くて(いわゆる「四十肩」というやつで……)、「この肩じゃ転んだら立つのが大変そうだし、そもそもストック上手く使えそうにないし」とスキーは断念、今回の旅行はひたすら「湯治」目的。
 
朝出発なので、いつも通りに東京駅構内の「ほんのり屋」で朝食おにぎりを買い込んでから、山形新幹線乗り場に向かった。横須賀線で人身事故があった影響で在来線にダイヤが乱れまくり、元々余裕をもって行動していた我が家も、友人夫妻も予定よりかなり逼迫した感じで新幹線ホームに到着することができた。
 
席について、さっそく朝御飯をもぐもぐ。定番の「海老天むすび」は、いわゆる「天むす」なのだけど、サイズが通常おにぎりサイズだから、見た目、かなりゴージャス。私もだんなも、これがたいそうお気に入り。
 
で、だんなと息子が定番の「鮭いくら」を頼む中、私はそれに似て非なる季節限定メニューの「北海道 石狩漬けむすび」を選んでみた。「石狩漬けとは紅鮭といくらを麹漬けにした北海道名産の珍味です」とのこと。麹のほの甘さを感じる、とろっとした食感の鮭が美味しいおにぎりだった。息子のリクエストで唐揚げも購入。
 
友人夫妻はモンハン仲間でもあるので、道中はせっせと狩に興じて、山形までおよそ3時間。
山形 「平田牧場」にて
 金華豚厚切りロースかつ膳 \2100→\1500
 庄内風芋煮 \300
山形駅に着くと11時を少し過ぎたところで、蔵王温泉まで移動してからの昼御飯だと飲食店が混むタイミングになっちゃうかなと、移動前に早め昼御飯にすることに。
 
山形と言えば「平田牧場」、ということで、駅コンコース内にある店舗でささっと昼御飯にした。
 
嬉しいことに、この週末は開店6周年記念キャンペーン中。「3日間の特別価格」とのことで、金華豚厚切りロースかつ膳の通常2100円が1500円というお値打ち価格になっていた。山形名物の「庄内風芋煮」のメニューが壁に貼られていたので、これも美味しそうだねと1つ注文してだんなと半分こ。お酒は自重。
 
卓上には甘口ソースと、辛口にんにくソース、キャベツ用のドレッシングが2種類。あと、お店の方に「ロースの脂に添えていただくと美味しいですよ」と勧められた、藻塩の小瓶。
 
山形駅「平田牧場」でおひるごはん。金華豚ロース、うまっ! さすがの銘柄豚は、その脂がとろけるような甘さと美味しさだった。
 
確かに勧められたとおり、藻塩を添えるとソースよりさっぱり美味しくいただける。
 
キャベツと味噌汁、御飯はおかわり無料とのことで、私はいつも通りにキャベツをおかわりして、せっせと食べまくった。
 
千切りキャベツがたっぷり食べられるお店は、良いお店!と断言したくなるくらい、私は千切りキャベツが大好物。
 
ちらっと試してみた、辛口にんにくソースも、思った以上にこってり濃厚なにんにく味で面白かった。美味しいとんかつに合わせると肉の旨味が損なわれそうな感もなくはないけれど、キャベツにかけるのも美味しい。
 
庄内風芋煮は、豚肉+味噌の組み合わせなのであるらしい。同じ県内でも内陸は牛肉+醤油なのだとか。確か、秋田の芋煮は鶏肉+醤油が一般的だったかな。
 
こんなに雪の少ない2月の蔵王温泉は初めてかも。春先のような光景でした。 で、食後は急ぎ蔵王温泉に移動して、私以外の一同は3時間ほどの午後スキーへ。
 
私は別行動で、「今日は共同浴場巡りしてきまーす」と、温泉街に向かうべく、バスターミナルで別れて温泉街の坂を上りはじめた。
 
今年の蔵王はびっくりするほど雪が少ない。
 
スキー場は麓のコースも全て営業できてはいるようだったけれど、温泉街の道路にはほとんど雪が積もっていなかった。歩きやすいのは何よりだけど、物足りなくて寂しくもある……かなぁ。
 
蔵王温泉「下湯共同浴場」。そこかしこから湯気がもうもう出ています。 財布に100円玉詰めて、いざいざと、最初に入ったのは「下湯共同浴場」。
 
まず体をあっためましょう、と、温泉街の坂を登って最初に辿りついたこの浴場に入った。
 
入り口のポスト風の集金箱に200円入れて入ると、女風呂のお客は私1人。やったー貸切だーと、人のいないうちにと写真数枚撮らせてもらって、さっそく入浴した。
 
蔵王温泉「下湯共同浴場」内部。良い感じに古びております♪ 源泉は複数あって微妙に肌触りや温度、PHが異なるものの、蔵王温泉は強酸性の硫黄泉。
 
難しい表現だと「酸性・含鉄・硫黄-アルミニウム硫酸塩塩化物泉(旧泉質名:含硫化水素強酸性明ばん緑ばん泉)」というもので、「卵が腐った匂い」の白濁温泉。
 
私が一番好きな、温泉らしい温泉の泉質で、蔵王に行きたいと思わせてくれる、大きな魅力のひとつだ。
 
ただ、蔵王温泉は、全体的に「熱い」。以前一度泊まった宿の大浴場は加水した適温の浴槽だったのだけれど、館内の別室にあった「源泉風呂」に入ってみたら、熱湯コマーシャルでもやらせる気なのかしらという温度で、かけ湯すらほとんどできなかったことがある。タイミングが悪いと、「明らかに45度どころか50度以上ありそうですよね……?」という湯温だったりする。
 
でも、今日の下湯はすんなり入れる適温だった。それでも多分43度くらいはあったと思うけれど、肩までしっかり浸かって3分くらいは入っていられる温度。
 
浸かりっぱなしで長湯はできないので、ちょいちょい湯船を出ては、洗い場(と言ってもシャワーも蛇口も石鹸も何にもない。あるのは洗面器だけ)で休憩しながらゆるゆる入る。
 
ほどなく、地元のおばあちゃんがやってきて、「や、さんびね、さんびね(=寒いね)」と入ってきたので「でも今日は良い天気ですねー3年ぶりに蔵王に来たけど雪少なくてびっくりしました」と返したら、そこからおばあちゃんのマシンガントーク開始。少しして、東京から来たのだという20代のお姉ちゃんもやってきて、3人でおしゃべりしながら40分くらい長湯してしまった。
 
おばあちゃん、東京出身で蔵王温泉に嫁に来たそうだけど、言葉はもう完璧に「地元のおばちゃん」。秋田弁のヒアリングスキルをもってしても、本格山形弁は6割くらいしか理解できない。でも、聞いた話は色々と面白かった。踊りの先生をしていたから色々な温泉街の芸妓さんに会っていたそうで、あすこの芸妓はだめだぁーあすこの芸妓はすんばらしかったーとか、色々。
 
今年の蔵王の雪は、雪自体はけっこう降るけど、それ以上に気温が高くて雨が降るからどんどん溶けていってしまってる、
とか、
自分はこの下湯が一番好きで毎日来ている、上湯は湯が強すぎて肌がブツブツになるから苦手、川原湯は改装して綺麗にはなったけど狭くて居心地悪いからやっぱり好きじゃない、
とか。
 
どこかで下湯の評価として「上湯ほど攻撃的ではない」という表現を見ていたのだけれど、なるほどなぁと思った。
 
蔵王温泉「河原湯共同浴場」入口。数年前に改装したばかりで、とっても綺麗。 じゃあその攻撃的な方も行ってみましょうか、と、2人とお別れして、手早く身支度整えてからまた坂を登って、次は「川原湯共同浴場」へ。
 
ここは「すのこ状の浴槽底から常に新鮮な湯が湧き出ている」という面白い浴槽で、そのすのこの目が粗い(隙間が広い)こともあって、なんだか不思議な入浴感。
 
下からふよふよと、熱い湯が沸いてくるのを肌で感じることができる。
 
しかしここ、めっちゃ熱かった。首まで浸かって、30秒もしたら体中が真っ赤になるくらい。
 
入り口に「この浴場は温度が安定しません」的な注意書きがあるほどで、どうやらタイミングによってはぬるく感じる時もあるみたいだ。
 
湯は他2つに比べてかなり透明で、湯の花も少なめ。浴槽の奥に、ほぼ1人分のスペースのタイル敷きの一角(ちょうどそこの床が湯の水面と同じくらいの高さで、ひたひたと表面だけ濡れて温かいようになっている風)があって、そこでは先客が、時折ざばざば肩に湯をかけながらくつろいでいた。ああ、その場所だったら長湯できそうで羨ましい……と思いつつ、下湯、上湯ほど広くない洗い場で休み休みするのも難しくて、20分ほどで退却。
 
蔵王温泉「上湯共同浴場」。立派な共同浴場だけれど、人影はまばら。 そして最後に「上湯共同浴場」。
 
私、ここが一番好きかも。湯温は下湯より高いけど、浴槽は一番広かった感。
 
おばあちゃんが「強い」と言っていた湯は、確かに肌にピリピリ来るほどの刺激があって、湯の花たっぷり。
 
浴槽の底の隅には、すくって泥のように体に塗れるほどの湯の花が積もっていた。
 
蔵王温泉「上湯共同浴場」。浴槽が一番広いのはここ。濃厚なのもここ。 「温泉で肌が荒れたこととか、一度もないし~♪」
と、貸切状態だったのを良いことに、たっぷり満喫。
 
「やったぁ、1人だ!」
と、脱衣場に入って早々、写真もしっかり撮っておいた。
 
入浴中、一度、スキーウェア着用の若いお嬢さんグループがどやどやと入ってきたのだけど、賑やかに
「げ、シャワーとかないんだ?」
「シャンプーとかは?」
「ないないない」
「えええー」
なんてやりとりの後、数分で退場。
 
蔵王温泉「上湯共同浴場」、浴室から上を見上げるとこんな感じ。美しい~。 木造の建物も実に味があって、吹き抜けの屋根近くは外気が入ってくる造り。太い梁が縦横に走っていて、なんとも良い雰囲気だった。
 
そうこうするうちに、宿にチェックインできる時間になったので、温泉街にある酒屋さん「伊東商店」でお酒3本買ってから宿に移動。
 
夜に飲む用の「山形 タケダワイナリー サン・スフル白」(\1944)と、お土産用は「山形 男山酒造 羽陽男山 無濾過本生 純米原酒 (出羽燦々・六割磨)」(\1404)と、「山形 羽根田酒造 羽前白梅 山廃 純米吟醸 無炭素生詰 24BY (阿波産山田錦・六割磨)」(\1728)を購入。
 
山形駅の酒屋さんで、多分「秀鳳」は買うだろうから……と、山形地米の出羽燦々のお酒と、2年熟成のお手頃価格の純米吟醸を選んでみた。どうかなー、だんなが好きな感じのだと良いのだけれど。
山形 蔵王温泉 常宿にて
 夕御飯
 
お部屋で
 「蔵王クリームチーズ」の
     ガーリック
     トマト&バジル
     ソーダクラッカー
 「舊振南」のパイナップルケーキ
 白ワイン(サン・スフル)
皆より一足先に部屋に入って、空いているうちにと宿のお風呂で髪や体を洗ってしまっているうちに、だんなたちがスキーから帰ってきた。
 
だんなたちが風呂に行く前に皆でちらりと買い出し(夜のおつまみとか、風呂上がりのビールとか)を買いに行って、夕食前に私はチューハイを1缶。美味しそう、と手にとったのがアルコール度数9%の「ストロングゼロ」だったものだから、思った以上に酔っ払い。だんなもビールを飲んだことだし、と、食堂で食べる夕飯は、お茶を傍らにアルコール無しで食べてきた。
 
  • 先附 茸ゼリー寄せとスモークサーモン 山葵菜 紫玉ねぎ
  • 前菜 赤貝生姜醤油漬け かに流し たらの芽揚げ 鴨ロース焼き 菜の花と海老旨煮
  • お造り 鮪 カンパチ 刺身こんにゃく 妻一式
  • 焼物 焼き鰤大根 はじかみ ライム 小豆南瓜
  • 煮物 ひりゅうずと鰊と筍の炊合せ 絹さや 梅麩
  • 鍋 国産牛肉しゃぶ鍋 ぽん酢 柚子胡椒
  • 酢の物 ハタハタ南蛮漬け パプリカ 針胡瓜 セルフィーユ
  • お椀 きりたんぽ汁
  • 食事 白米 山形県産はえぬき
  • 香の物 青菜漬 赤かぶ漬
  • デザート 抹茶ケーキ オレンジ いちご
  • お茶
 
いかにもな「温泉宿飯」なずらりと並んだ料理の数々、各席にちゃんと献立表が置かれていた。
 
出来合いのものも使われている風だし、焼物など含めて多くの料理はすっかり常温にまで冷めてしまったりはしているけれど、でも鍋物があったり、汁物が具沢山で美味しかったり、なにより米飯が幸せに美味しかったりで、私たちはここの食事をけっこう気に入っている。
 
ちょっと前までの息子は「ここの夕食、食うものないんだよなぁ」という顔をしていた息子も、赤かぶ漬を「これだけ要らない」と私に寄越してきた他は、全ての料理を平らげていた。
 
今日は、お椀がきりたんぽ汁、酢の物がハタハタと、ちょっと秋田寄りの品が入っていて嬉しかったなー。ハタハタ大好き。
 
夕飯が6時スタートだったので、それからは長い夜。
 
土産物屋さんで買ってきた、「蔵王クリームチーズ」のガーリック、トマト&バジル、それを塗って食べるソーダクラッカーをテーブルに並べて、昨日まで(!)出張で台湾にいたのだという友人旦那さん土産の台湾パイナップルケーキももぐもぐ。数時間前に買ってきたサン・スフルもあっさり空になった。
 
モンハンやったり、カードゲームやったり、0時近くまで遊んでから布団に沈没~。おつかれさまでしたー(温泉巡りだけやっていた私はあんまり疲れてないけども)。

2015年5月24日日曜日

自家製ピッツァ♪

「アンポンタン ドゥ」の
 オニオンロール
 コーンパン
 アイスカフェオレ
息子は今日はたいそうなねぼすけで、
「でもお腹空いたね」
「先に食べちゃうか」
と、だんなと2人、昨日お出かけついでに買ってきた「アンポンタン ドゥ」のパンで朝御飯。
 
前回だんなが買ってきてくれたオニオンロールが美味しかったので、それを再び、だんなと半分こ。あとはマヨ味のコーンパン。
 
「買い物行くけど、あんたはどーすんのー?」
と声をかけても息子は全然さっぱりなので、息子の分のパンは食卓において、だんなと2人地元駅まわりに買い物に。100均とか、色々、見たいのよね。
津田沼「和幸」にて
 ロースかつ御飯 \1188
 生ビール \562
駅近くに向かったついでに千葉工大で今日開催だった「文化の祭典」をちらりと眺め、そのまま買い物に。学祭でフランクフルトとか食べたので喉も乾いて「ビール飲みたいねー」と、イオンモール上階にあるとんかつ屋さんに、つい、ふらふらと。
 
だんながロースカツとチーズメンチのセットを頼んで、私がロースカツのセットを頼んで、メンチ半分とロースカツ2切れを交換。
だんなの「チーズメンチは良いけど、ロースカツがちっちゃいんだよねー」という希望と、私の「チーズメンチ、ちょびっとだけ食べたいなー」という希望が合致して、お互いハッピーな感じになった。
 
とんかつ屋さんのとんかつの何が幸せって、「キャベツが食べ放題」なこと。キャベツの値段がいまいち安定してくれない中、これでもかと好物の千切りキャベツを食べられるのは、かなり幸せな事だったりした。だんなに御飯を手伝ってもらいつつも、キャベツはがっつりおかわりした私。
自家製ピッツァ
シャンディガフ
きっかけは、昨日、ホームセンター行きついでに寄ったスーパーで、美味しそうな地元産のルッコラを見つけたことだった。しっかりした葉のルッコラ、大きめな一株が100円。
 
「おいしそうだね」
「でもルッコラって何に添えるよ?まぁサラダでも良いんだけど」
「ピザじゃね?」
「だよねーピザだよねー」
 
なんてやりとりの末、「久々に、家ピザを作ろうか」ということに。
 
ちなみにそのスーパーは、「新鮮市場マルエイ」という名前。肉もけっこう安いけど、特に野菜が良い感じ。全体的に「あらお安い」みたいなのが色々あって、昨日もがっつり買い物してきた。あ、そうそう、たまたま卵が1パック50円(お一人様1個限り、1000円以上の買い物で、の制約つきだけど)だったりして。
 
野菜あれこれ、「照り焼きチキンピザも作ろう」と鶏もも肉も勝って、午後はパン焼き器におまかせしてピザ生地作り。パン焼き器添付の説明書の通りの材料と分量で釜にセットすると、お店のSサイズピザほどの生地が4枚できる計算になるらしい。1単位じゃ足りないなと、2回連続パン焼き器を動かして、2単位の生地を作った。
 
パン焼き器でかかる時間は40分ほどで、取り出してから4等分にして軽く丸めて濡れ布巾をかけ、更に20分。もちもちと膨らんだ生地をのばしたら、これ以上発酵が進まないようにとっとと生地のみで下焼きをして、重ねておいた。あとは具を乗せて5分ほど焼くだけ。
 
電気オーブンMAX250℃+ピザストーンで焼いてみたのだけど、やっぱりどうにも時間がかかる(焼いている間に前のを食べ終えてしまうから待ち時間が長い)感じ。試しにと、下焼きしたピザ生地を半分に切って魚焼きグリルで焼いてみたら、これが一番美味しく焼けた。2分ほどであっという間にパリッとこんがり焼き上がる。
 
「ピザは丸型」と考えずに、魚焼きグリルにぴったり入る角形で作った方が、案外満足度、高いのかも?
 
結局6枚ばかり焼いて食べたピッツァ、組み合わせは色々に、
 
  • 自家製トマトソース・トマト・モッツァレラ・摘みたてバジル
  • 燻製照り焼きチキン・ゆで卵・マッシュルーム・ルッコラ
  • 自家製トマトトース・トマト・ベーコン・ピーマン・マッシュルーム・モッツァレラ
  • モッツァレラ・生ハム・ルッコラ
 
といった感じで、トマト味のとそうではないのを交互な感じに焼いてみた。トマトソースを使わないのも、あっさりしていて良い感じ。
 
たまたま午後にだんなが色々燻製していたので(職場の飲み会に持って行くんですって)、ついでに一緒に燻製した照り焼きチキンがとても良い存在感。ゆで卵やマッシュルームとも合うし、最高に良い風味だった。
 
本当は、カスタークリームとキャラメルソース作ってデザートピッツァも作ろうと思っていたのだけれど、色々余裕がなくて今日は断念。そういうのは早めに用意しておかなくちゃだったね……。

2014年12月30日火曜日

とんかつ納め。

「パン工場」の
 クリームパン
 チーズフォンデュパン
カフェオレ
「"パン工場の食パン"って不思議な名前の食パンだね?」
ああ……このパン屋さんの名前が「パン工場」って名前なのかぁ……と、スーパー併設のパン屋の店頭で「なるほどー」と立ち止まっていた昨日の私たち。
 
旧宅最寄りのイオンの併設スーパーはがっかりするほど美味しくなかったけれど、こっちはどうかな、店名や品揃えも全然違うしね、と、試しに買ってきてみた。特売品だったチーズフォンデュパンと、「初めて買う店ならやっぱ食べておきたい」と、クリームパンも。
 
うーん……まぁ、普通の、「悪くはないけど普通のパン」という感じ。とろける系チーズパンはポンパドウル(だんな曰く、「あの赤いパン屋」だそうで……)の「とろけるチーズパン」が秀逸で、それを期待していたのだけど、ちょっと方向性が違っていたかな、と。クリームパンも、「不味くないけど、まぁ、普通」という感じで。
 
津田沼はスーパー激戦区ではあるけれど、地味に「パン激戦区」なところもあって、「うーん、これだったら、同じイオンの中にあるサンジェルマンで買った方が幸せだよね」と思ったのだった。
津田沼「和幸」にて
 ロースかつ御飯 \1080
 
帰宅後
 ハーゲンダッツの「ジャポネ <苺アズキ>」
昨夜の焼肉から、なんか調子が戻ってきた私。
 
なんか胃が軽い!大丈夫そう!と浮かれていたところで、だんなの「なんか、とんかつが食べたい」という言葉に「それー!」と食いついてしまうのだった。とんかつ、しばらく食べてないし。とんかつ納め!
 
ということで、昨日買い忘れたものを買いものしがてら、駅方面にお出かけ。イオンモールの中にある「とんかつ和幸」でロースかつの定食を食べてきた。
 
御飯と味噌汁(しじみ汁)、千切りキャベツは食べ放題。御飯はむしろだんなに1/3量ほど手伝ってもらって、でも千切りキャベツはがっつりお代わりしてもりもり食べた。あー、とんかつが美味しく食べられるくらいに復活できて良かったーしあわせーとんかつしあわせー……とうっとりしながら平らげて、調子に乗って帰宅してからハーゲンダッツの新商品まで食べてしまったところで、また胃痛復活(←ばか……)。
 
しかも、ハーゲンダッツは「アントワネット」を買うつもりで、すぐ横に詰まれていた(と思われる)「ジャポネ<苺アズキ>」を間違えて買ってきてしまったというおまけつき。
 
「いや、苺アズキもいずれ食べるつもりでいたから全然良いんだけど!……美味しいんだけど!」
と、つぶあんのソースとミルクアイス、濃厚な苺の風味の、なかなか絶妙な組み合わせを満喫した。
 
ああそれにしても胃痛が憎い。
「ギュートン軒」のもつ煮込み
だんな特製 なす野菜炒め
だんな特製 牛肉とわかめの韓国風スープ
羽釜御飯
ビール(ザ・プレミアム・モルツ〈コクのブレンド〉 )
夕飯は「なす野菜が食べたい!」ということで、だんなが中華鍋をふるってくれた。
 
だんなもいまいち好調ではないらしく、本当は炒め物の他に「フォアグラ入りの中華風茶碗蒸し」を私が用意する予定だったのだけど、「なんか、フォアグラという感じではないね」と一品削減。なのに「でももつ煮込みは食べたい!」と、持ち帰り用にと頼んで包んでもらってきたギュートン軒のもつ煮込みは食卓に登場しちゃうのだった。
 
「なす野菜炒め」は、我が家が愛してやまない稲毛「太閤園」の定番メニューリスペクトの、だんなオリジナル。
「多分ね、オイスターソースと紹興酒がベースなんだよ。醤油が入りすぎると、味が強くなりすぎる」
だそうで、茄子や白菜、人参などの火入れは完璧に、でも味はなかなか「あの店のあの皿と同じ!」という風にはいかないようで。
 
料理店ならではの豪快な油の使いっぷりとか、何より火力とか、どうしても敵わないものが色々あるけれど、それ以上に「味の再現」が、私には「ムリムリムリムリ」という感じ。だんなは果敢に再現に取り組んでいて、「前回の方がもっと近かった!」と情熱を燃やしているのだった。がんばれ、がんばれ、超がんばれ。今日の炒め物も、「あのなす野菜炒め」とはちょっとベクトルが違っていたけど、でもとても美味しかった。

2014年5月10日土曜日

万世と脱出とピッツァ

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ジャムバターサンド
カフェオレ
今日は家族でお出かけ、謎解きイベント。
 
「日中用事があるなら、夜に夕食の場所で待ち合わせでもいいけどー?」
と息子に聞いたら「僕も行く、謎解きは好きだし」と。
 
皆さん寝坊で遅めの朝御飯になったので(しかも昼御飯はちょい早め予定だったので)、朝御飯はドッグパンのサンドイッチ1個とカフェオレで。
 
先日、息子のお弁当用に作ったジャムバターサンドが傍目から見て美味しそうだったので、それを家族分用意することにした。バターを惜しみなくたっぷり挟むのがポイント。そして使うジャムは自家製あまおうジャム。
 
食べる分量少なめでも、糖分とっておけばとりあえず動けるよねと、甘くて幸せなサンドイッチを食べた後は急いで身支度。今日は久しぶりの秋葉原~。
秋葉原 万世本店内「呉越同舟」にて
 万世ロースかつ150g&唐揚げ定食 \1320
 ドリンクバー \100
秋葉原でのお昼御飯、せっかくだから万世に行こうということに。いっちょクリアしてみるかと思った4月からのスタンプラリー、まだ今月は行ってなかったことだしちょうど良いかなと。
 
私「あそこが万世本店です!ビル1個が丸ごと万世で、上に行くほどお高いお店です!」
子「ほほぅ」
夫「しゃぶしゃぶとかね……昔喰ったことあるな」
私「焼き肉屋とかね!……だが、これから行くお店は地下一階です!」
子「へ!?一番下!?」
 
息子の反応も期待通りで、いやでも、地下の居酒屋「呉越同舟」のとんかつ定食がね、食べたかったのよね。
 
全品味噌汁、ライスつき。おかわりもセルフサービスで無料。ただし千切りキャベツのお代わりは有料で50円。ドリンクバーは100円でコーヒー紅茶、ウーロン茶、オレンジジュースがいただける。
 
ロースかつと唐揚げ5ピースの定食がたいそう幸せな感じで、かつが120gなら1120円、150gなら1320円。
 
夜はピザ食べ放題のお店を予約しているというのに、うっかり150gサイズを頼んでしまい、結局唐揚げは息子に手伝ってもらい、かつと御飯はだんなに手伝ってもらう羽目になった。私は120gで充分でした、次はきっと120gにします……と、ここに備忘録を残しておこう。
 
秋葉原万世本店の、ロースかつ&唐揚げ定食。ボリュームたっぷりー! さすが万世、お肉自体がちゃんと美味しかった。唐揚げもとんかつも、どちらも揚げたて。
 
卓上には甘口ソース(これが"とんかつ屋さんのとんかつソース"ぽいもの)と、サラリとした中濃ソースの2種類。
 
味噌汁は葱とわかめ、油揚げ入りのたいそう具沢山なもので、これまた良い感じ。
 
「万世でお昼」と聞いていた息子は、最初、「え、とんかつなの?ハンバーグじゃなくて?」と少し残念そうにしていたのだけど、「とんかつ、旨いな!」と結果オーライな感じに。
 
んで、めでたく今月のスタンプカードもノルマ達成で、お土産に430円相当の2食入りコーンポタージュをいただいたのだった。来月はなんと「弐万かつサンド」プレゼントで、その次は黒毛和牛の佃煮ゲットの予定。たーのしみー♪
 
そして午後は、同じ秋葉原内の書泉ブックタワーに移動して、「書泉リアルゲームブックシリーズ vol.2 漫画迷宮からの脱出」に挑戦。
 
普通に本屋として営業している書店内で、謎解きキットを購入して(1セット1300円弱……けっこう高い)、お客さんに混じって店内を中心に謎を解いていくというもの。「漫画迷宮」というだけあって、渡される資料は漫画。段階を進めるごとに「続きの漫画」を貰える仕組み。
 
さすがSCRAPの謎だけあって、仕掛けがたいそう面白かった。謎の難易度がどんどん上がっていくのもいつも通りで、ただ「時間制限が無い」(その日の営業時間内に解けなかったら後日改めて挑戦できる)ことと、「行き詰まったら店内のスタッフがヒントをくれる」のがいつもの脱出イベントと違うところ。
 
「おおおおおおおお」
となる面白い部分がいくつもあって、「そんな事にコレを使うのか!」みたいなのもあり、そして我が家はノーヒント3時間でめでたく迷宮から脱出することに成功したのだった。感想を書き込める店内のボードには「ヒント大切!」とか「2日がかりで8時間かかった」なんてコメントもあって、やっぱり難易度はけっこうなものだったみたい。
 
このところ、イベントでは失敗続きだったから、無事にノーヒントで解決できたのは何よりだった。一番最後の難関は息子のひらめきで解けたというのがちょっと悔しかったりするけども。
船橋「PIZZERIA 347」にて
 ピッツァ食べ放題付きプリフィクスコース 3×\6000→¥8300
そして夜、向かったのは船橋のピッツェリア。
 
だんなが帰ってきたなら共同購入クーポンを買うメリットもけっこうあるよねと、3月中に買っていたのが「トリュフやポルチーニ茸etc豪華食材も◎21種の名物ピッツァが食べ放題+選べるパスタ+前菜+2ドリンクが【2,900円】リゾート風のガーデンを備えた有名イタリア人シェフ監修の人気トラットリア★船橋駅5分」というクーポン。
 
ピッツェリアのピッツァが食べ放題、前菜やドリンク2杯もついて、1人2900円。手元にあった400円クーポンを使って3人で8300円はなかなかお値打ちじゃないかな?と。正規価格6000円というのは、「それはちょっと盛ってないかなぁ?」と思ったものの、「この内容で1人2900円なら」と買ってみたのだった。「PIZZERIA 347」という、船橋駅から歩いて3分ほどのところにあるお店。
 
いくつか、「あれ?クーポンに書いてあったのと違う……」というものもあったけど、内容はおおむね満足。肝心のピッツァはちゃんと21種類食べ放題で、焼きたて熱々具沢山のものがいただけたし、すっかりお腹いっぱいになった。
 
船橋「PIZZERIA 347」にて、前菜盛り合わせはこんな感じで。 最初に出てきた前菜はこんな感じ。
 
揚げさつまいものバルサミコ酢和え、お肉のパテと鱈のカルピオーネ(=南蛮漬け)。
 
悪くはなかったけど(でも、パテがものっすごくレバー臭かった……苦手な人は苦手だろうなというレベル)、でもクーポンの案内には「下記より一皿お選びいただけます」とあり、白レバームースのブルスケッタ、フリッタータ、347サラダ、スモークサーモンのサラダ、カプレーゼ、サラミと生ハムの盛り合わせ……といった魅惑的なメニューが並んでいたから「……ええ?」という感じ。
 
続くパスタは記載通りの1人1種類の選択制だったけれど、内容がクーポン購入時の記載のものとは違っていたから、
「クーポンにはこう書いてあったんですけど……」
とさすがに伝えたら、しれっと「クーポンの案内は一例ですので」と言われてしまった。
 
確かに「料理の内容は季節、仕入れ状況により変更される場合があります。」の一文はあったけど、でも、選択できるはずの前菜が選択できないのは、「一例」じゃないよね……?前菜、嫌いなものではなかったし、不味くもなかったけど、でも、さつまいもよりは別のものが食べたかったかな、と。
 
船橋「PIZZERIA 347」にて、選べるパスタはボリュームたっぷり 想像以上にボリュームたっぷりだったパスタ、私が選んだのは「帆立入りのジェノベーゼ」。
 
だんなは生ハムが乗ったアーリオオーリオペペロンチーノ、息子はカルボナーラ。
 
他の選択肢はトマトソースのスパゲティくらい、だったかな。
 
クーポンのメニューにはペンネも載っていたり、「塩漬けの豚肉は自家製」とわざわざ書いた自家製パンチェッタのペペロンチーノなども載っていたから(んで、その記載を見ながら「美味しそうね」とわくわくしていたからなおさら)微妙にダウングレード感。
 
「……しかし、これからピッツァ食べ放題なのに、けっこうな分量のパスタなわけですよ」
「それがこの店の狙いよ」
「……だよねぇ……」
 
と苦笑いしながらいただいたわけだけど、でも、味の方は悪くはなかった。松の実が乗ったバジルソースのパスタは、帆立貝柱がころころたっぷり入っていたし。
 
そしていよいよピッツァ食べ放題。
 
トマトソースかトマトが乗った「赤いピッツァ」が12品、トマト抜きの「白いピッツァ」が9品、という感じ。
 
それぞれ食べたいのを1枚ずつ選ぼうかと、最初に注文したのは
・ ビスマルク:アスパラ、ベーコン、半熟卵
・ マーレ・エ・モンティ:キノコ、ベーコン、海老、ポルチーニ茸
・ レジーナ:水牛モッツァレラ、プチトマト、ルッコラ
の3枚。
 
なんでもこの店のピッツァは「ふっくらとしたナポリピッツァとクリスピーなローマピッツァの良いとこどりをしたオリジナルピッツァ」なのだそう。
 
でも、見た目はフチにしっかり厚みのあるナポリ風。やや固めに焼き上げられているから、そのへんがローマ風、なのかしら??
 
欲を言えばもう少しフチに近いところまでしっかり具が乗っていると嬉しかったのだけど、でも具の量が物足りないということもなく、水牛のチーズもちゃんと美味しかった。
 
船橋「PIZZERIA 347」にて、お代わりピッツァはミケランジェロ。 ピッツァ食べ放題と言っても、そうそうどっさり食べられるものでもなくて(昼も重かったし、そして直前のパスタがたっぷりだったし……)、お代わりは2枚。
 
・ クアトロフォルマッジ:ゴルゴンゾーラ、タレッジォ、モッツァレラ、パルミジャーノ
・ ミケランジェロ:サルシッチャ、キノコ、タレッジォ
の2枚をいただいて、おしまいにした。
 
この「ミケランジェロ」がかなり良い感じ。肉の食感をしっかり残したサルシッチャの塩気もちょうど良く、ちょっと独特な風味のあるウォッシュタイプのチーズのタレッジョも存在感たっぷり。
 
しかしこのピッツァメニュー、具材の表記が全然統一されていなくて、だんなと2人、「間違い探し」をしては苦笑い。「水牛モッツァレラチーズ」と「モッツァレラ ブッファーラ」、「タレッジョ」と「タレッジォ」、「アーティチョーク」と「カルチョーフィ」、「ルッコラ」と「ルコラ」あたりだったかな。それらが混在していて、料理が出てくるペースがのんびりだったこともあって、
「これは、メニューを眺めてツッコミどころを探してくださいという店側の高度な遊び心だったりして?」
とだんなと顔を見合わせてしまったほど。なんだか色々と不思議なお店だった。
 
船橋「PIZZERIA 347」にて、プランになかったデザートも登場。これは嬉しかった♪ そんなこんなで色々「あれー?」な感じもあった今日のクーポンディナー、最後は嬉しい方向の「あれー?」が。
 
プランにはなかったデザートがついてくるとのことで、やってきたのはチーズケーキの上にキウイのジェラートが盛られたココット。あとはホイップクリームとピスタチオ。
 
ピッツァですっかり満腹で、でも口の中をさっぱりしたい気分ではあったから、これは嬉しいオマケだった。
 
うん、値段と内容を考えると、おおむね満足ではあったけど、でも定価の6000円を払っては、やっぱり来ないかなーという感じ。
ただ、店頭に、月に2度ほど、日にち限定のピッツァ食べ放題ランチを開催しているようで(お値段2000円ほどみたい)、それは良いかな、と思ったのだった。パスタとか抜きでピッツァたっぷりいただけるならけっこう幸せかもしれないな、と。

2013年3月21日木曜日

とんかつからのー

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目玉焼きトースト(ラピュタ版)
カフェオレ
ヨーグルト(チチヤス低糖)
今日の朝御飯は「目玉焼きトースト」。
 
ただし、トーストと並行して別に目玉焼きを用意して、最後に乗せるだけの簡易版。マヨネーズもチーズも無しだ。
「これぞ基本!ラピュタトースト!」
と出したら、息子はちょっと微妙な顔になって、
「やっぱりチーズとマヨがある方が美味しいよねー」
と。
 
まぁそう言いなさんな、パズーが作ってシータに御馳走したトーストだよ?と言えば、
「……ダメだなパズー。詰めが甘いな……」
だそうで。
ジブリのヒーローに厳しい息子なのだった。
 
さて、今日は私、お出かけ~。
汐留シティセンター内「かつくら」にて
 おろしひと口ヒレかつ膳 \980
今日は汐留で劇団四季「オペラ座の怪人」観劇。
 
でもその前に日本橋に寄り道、と、午前中早くに家を出た。なんとなく惰性で溜めていた三越カードのポイントがそこそこになり、しかも今月末で有効期限で切れるポイントが1000円くらいあるという。数週間前にその通知を貰って、「たいへーん!」と、ポイント消費すべくデパートに寄り道したのだった。
 
ポイントが溜まったと言ってもほんの1000円2000円程度のものなので、使い切れるものをと、Johanでパン買って、新館地下のcuocaで全脂粉乳をまとめ買いしたら、それでおしまい。それから急ぎ汐留に移動して、早めのランチを済ませられるお店を探した。
 
「……揚げ物が食べたい気分。美味しいとんかつとか」
と思い至って、入ったのはこれが二度目の「かつくら」というお店。一番安い定食は、「おろしひと口ヒレかつ膳」の980円で、これで充分だなと、この品を。
 
麦飯と味噌汁、キャベツはお代わり無料。無料なのに赤だしの味噌汁は、豆腐にわかめに油揚げにと、具沢山なのが嬉しい。ちゃんと美味しいし。御飯がおひつでやってくるのも、自分のペースで好きな量だけいただけて良い感じ。
 
卓上には、炒り胡麻入りの小さなすり鉢とすりこぎ(これはお店オリジナルの甘めのとんかつソースを加える)と、もう一つ、中身が空のすり鉢(こちらは辛口ソースを好みで入れて使う)。更に、キャベツにかけて食べられるよう、柚子ソースも置いてある。あとは、壺にたっぷり入ってセルフでいただける唐辛子入りのきゅうり漬けも。
 
で、やってきたかつは、一口ヒレかつが3切れと、かぼちゃのかつ、さつまいものかつの盛り合わせ。かぼちゃとさつまいも、かつで食べるのは新鮮で、これがたいそう美味しかった。「揚げ野菜」は天ぷらの方がメジャーかと思うけれど、パン粉をつけて揚げたかつというのも美味しい。
 
かつの皿には、大根おろしにポン酢をかけた風なおろしだれが乗っていて、かつにつけたり御飯に乗せたり、こちらもさっぱりと美味しくいただけた。
 
観劇に合わせて汐留界隈でとんかつを食べられるちょっと幸せなお店だったのだけれど、残念ながらもうすぐ閉店してしまうとのこと。
 
とは言うものの、月に1度の汐留詣でもあと2回ほどで終わりになる(=オペラ座の怪人が千秋楽を迎える)はずだから、またちょっとしたら「あのお店もこのお店もまた知らない店になってる!」ということになるんだろうな。
 
劇団四季「オペラ座の怪人」、本日3/21のキャスト。 というわけで、終演後のイベントの参加券を無事引き替えて、今日も2階C席からの観劇(観劇貧乏&脱出貧乏でお金なし……)。
 
でも今日は、今日こそは、「しまった!S席でチケット取れば良かった!」と心から後悔した好キャストだった。
 
高井ファントム、高木クリス、涼太ラウル。脇を固める人たちもベテラン揃いで、全体通して演技も歌も素晴らしかった。カーテンコールもいつもより多めな感じ。
 
というわけで、今回も鬱陶しい長さの観劇感想。
 
  • 賛否両論だと思うけれど、個人的にベストに感じられた今日の配役。殊に高木クリスは好き嫌いが別れる役者さんかなと思うのだけれど、「いつも夢見ているような不思議ちゃん」というキャラクターに似合っているなと私は思う。硬質な印象もあるのだけれど、それも私は好きだなと。
     
  • 良い舞台だなと思っていたら、観客皆さんそんな思いだったようでカーテンコールも長め。数回のいつものカーテンコールから「緞帳捲ってメイン3人登場」から「カーテン開けて全員」×2回からの、「緞帳捲って怪人1人登場」まで。そこから更に「カーテン開けて全員」が更に2回……くらいあったかな。「お手ふり怪人」はもとより、「両手ひらひらさせて笑顔で退場クリス」がなんともキュートだった。
     
  • ハンニバル、下手から上手に向かってハシゴを運ぶブケー(だよね?)と一緒にメグとクリスが腰をかがめてこそこそっと移動するシーンがあるのだけれど、その3人が笑顔で会話していたことに気がついて、ちょっと萌え。ブケーの笑顔良いよ良いよ。
     
  • ハンニバル、クリスがThink of me を歌いだした時の、周囲の「おお、クリスティーヌ、やるじゃん」「歌うまいじゃん!」という驚きと喜びの表情をつぶさに観察してみた。モブキャラの演技の観察が楽しい今日この頃。C席からの双眼鏡観劇ならではのお楽しみ……。
     
  • マスカレード、メグと「お花」が2人でユニゾンする風なダンスが素敵だった。ああメグってやっぱりダンス上手なんだな~と(ダンスが上手くて歌もいけなきゃいけないからメグ役の人は大変なのね……)
     
  • 「あ、そうなのか、わかってみれば簡単なことだ」のシーンでのマダムジリーの表情が良かった。「ラウル、貴方、何言ってくれちゃってるの!?」という困惑の表情から、「駄目よ!止めなさい!勝ち目無いんだから!」に繋がる、という。
     
  • ドンファンの勝利、テーブルの上を観察していたら、何やら仔羊(?)のぬいぐるみが。リアルじゃなくて、普通に可愛い「ぬいぐるみ」な事に笑ってしまった。
     
  • ↑の宴席のテーブル、酒と肉と果物はたっぷりだけど、野菜が無くて、「野菜が足りぬ!野菜も食え!セロリとか!」と思ってしまった私……。
     
  • クライマックスシーン、涼太さんは今日も良く回っていた。そして例のシーンでの「お口あんぐり」も迫真に迫っていて大変によろしかった。
     
  • そして、手元のメモ(目線落とさずに舞台に向けたまま、殴り書きしている)に「しきしゃいけめんうれしい」の文字が……今日の指揮者は長髪メガネの吉住典洋さん。指揮がこの方だと「やった!イケメン!」と嬉しい私。
で。
 
観劇後は数十分の待機の後、会員向けイベント「ファントム・ミュージカル・アカデミー」に参加。今回は「第5回後編」で、マスカレードシーンのストーリーや踊りの意味についての内容。
 
というわけで、観劇感想以上に鬱陶しい備忘録まとめ……。
 
  • 司会はアンドレ役 増田守人さん、フィルマン役 青木朗さんのお2人。クリスティーヌもラウルも出てくる豪華な講座だった。
     
  • フィルマン青木さんは初演にも出演していたとのこと。1988年2月当時の初演台本を持参し見せてくれた。「今も昔も、"ト書き"が重要。ここが面白い部分」と。
     
  • その初演台本では、マスカレードの「4人組」は、「猿+おもちゃの兵隊4人」という設定になっていた(人数が1人多かった)。
     
  • 熱く語るフィルマン青木さん。
    フィルマン「……しゃべりすぎですか?」
    アンドレ「いいですよ~」
     
  • マスカレードの音楽は、後半にいくほど不協和音が多くなる。本編通してそうだけれど、特にマスカレードシーンはこの不協和音の使い方が雰囲気の変化をもたらしている。随所にファントムの影を感じさせるつくり。
     
  • 1幕では「ファントムなんてわけのわからんものにこの劇団は何を怯えているのだ」という見解だった支配人たちも、1幕最後の出来事で「ファントム怖えぇ」と認識を改めての、半年後の舞踏会。フィルマン「劇場って、怖いんです。特に夜の、誰もいない劇場ほど怖いものはないんです(←余談)」
     
  • 冒頭の支配人2人の登場シーン、ドンッ……ドンッ……のBGMの音はきっかり13回(←不吉な暗示)。ちなみにシーンに登場する"ドクロ"は4体。
    フィルマン「ドクロ4体、不吉です……今、こじつけただけですが」
     
  • フィルマンはドクロタイツの衣装ではなく、仮面とマントのみ着用という服装。初演当初の設定では支配人は2人とも「ドクロタイツ」の予定だったが、ロンドン初演でのフィルマン役俳優が著名な方で「ドクロタイツはヤダ」と、燕尾服に変更になった。
     
  • ダンサー魚役 髙田直美さん、シンガー吉田絢香さんが登場。冒頭の「人形振り」について。階段に並ぶ役者が、皆人形のように動く。曲の拍(カウント22回?)に合わせて、振り幅が小から大に変化し、「人形から人間へ」変わる感じに。
     
  • 「人形振り」の実例。髙田「ここで、"キスする人形振り"をやってみます」アンドレ「してして♪」 ハイテンションで喜ぶアンドレさん。
     
  • 「人形振り」の振りは決まっていない。一人一人自由。ストーリーを作ってみたり、毎日替えてみたり、各役者楽しんでいる。
     
  • シンガー吉田「ここはダンサーと同じことをしなきゃいけないので大変。カウントとずれてしまうと、とにかく目立つので」 ロボットダンスとはまた違う、シャープな動き。
     
  • 続いて、ラウル役 鈴木涼太さん、クリスティーヌ役 高木美果さん、マダムジリー役 戸田愛子さんが登場。このシーンでの各人の思いについて。
     
  • ラウル涼太「クリスティーヌと心が通じ合って半年後、婚約したにも関わらず、距離感が縮まらないことを少し苛立っている。クリスが風船のようにふわーっと行ってしまう人なので、マスカレードでもそんな感じのクリスを追いかけている。自分はお金持ち、大スポンサーなので、この仮面舞踏会にも少なからず資金を提供していて、そして恋人の彼女に楽しんでもらいたいと素敵なドレスをプレゼントした」
     
  • クリス高木「ラウルから貰った素敵なドレスを着て、楽しいパーティーで幸せ。でも、クリスにしかわらかない不安感がある。仮面の人々の中にファントムがいるのではないか?という不安感」。実際、マスカレードの中には「男女」「猿」「中国服の男」といった、ファントムを暗示させる服装のキャラクターが登場する。
     
  • ジリー戸田「ラウルとクリスティーヌの2人が公の場にカップルとして出てきたことへの戸惑いがある。2人でこそこそ話してるし。そして一番始めにファントムの気配に気付くのがジリー。ラウルにそれを教えようとするが、ラウルは聞いてくれない。マスカレードのシーン中、2~3回、ラウルに声をかけようとして振られるシーンが出てくる。ジリーはクリスの次にファントムに近しい存在」。ファントム登場時、意味ありげにジリーの後ろ姿にもスポットライトがあてられているそう。
     
  • 今度は「4人組」について。猿役 野手映里さん、せむし男役 深見正博さん、トライアングル役 菊池華奈子さん、太鼓役 佐藤圭一さん登場。全員シンガーなので、縦横無尽に舞台を動く必要のあるここのシーンはけっこう大変。
     
  • トライ菊池「ヒール履いて仮面かぶっているので、菱形フォーメーションを崩さないようにするのが大変」
    せむし深見「仮面で見づらくてね。最初は無表情に出てくる。能面のような感じで」
    太鼓佐藤「僕の解釈では、4人組は、楽隊としてパーティーを盛り上げる役目」
    サル野手「私は本物の猿のつもりで、野性的に。威嚇して爪を立てるような動作をするようにと演出指示されています」
    太鼓佐藤「故意に"今、ファントムの影が!気配が!"という演技はしていない、結果的にそう見えるような感じになっている」
    せむし深見「仮面舞踏会ということで、仮面をかぶったことで普段隠している出てくる人間の本質的なところ、浅はかなところを表現した4人組……」
    せむし深見「とか、難しいこと言っても、ファントム出てくると最初に逃げちゃうんです。つまり単にバカ4人組ということで」
    一番難しい、フォーメーションの部分の実演もあった。きっちり「菱形」を守って、カウントの早い曲に合わせて動くのがたいそう美しい~♪
     
  • 次はダンサー登場。トライデント役 園田真名美さん、蝶役 馬場美根子さん、メグ・ジリー役 小林由希子さん、魚役 髙田直美さん、花役 平井佑季さん、チロリアン役 黒柳安奈さん。
     
  • 蝶馬場「低姿勢を保つ振りが多い。きっついんです」
    トライ園田「舞台では一瞬だけど、練習ではこのポーズを1分キープするような事をしたりも」
     
  • 通称「ラウル止め」の実演 。クリスティーヌの元に行こうとするラウルを止めるこの6人組。両手を広げて圧力をかけるような動きなので、稽古場では実際に「ハァッ!」と声出して練習したりしている。
     
  • バレエとは違う「バランセ」の動き。裏表がしっかりと、シャープに踊る。ここでも「低姿勢」キープがあり、難しい(実演あり)。
     
  • メグ小林「低姿勢のままターンする部分も難しい 全員でやるんですが」その部分の実演
     
  • ダンサー6人の実演。途中、上手から登場する男性ダンサー、男女役 佐野隼平さん、中国服男役 瀧山久志さんも登場。彼らはマスカレードシーン冒頭から舞台にいるが、一度袖にひっこみ、マントをつけて再登場する。
     
  • ファントムを暗示する「仮面とマント」が頻繁に使われるマスカレードシーン、ダンスの振り付けにも仮面の表現(「マスカレード♪」で顔を隠した右手を上に持ち上げるところ)、マントの表現が出てくる。
     
  • 最後にピアノ伴奏で、稽古着での全員での実演。マスカレード冒頭から、ファントム登場まで(残念ながらファントム高井さんの登場は無し)。いつもは仮面で表情が見えないこのシーン、登場人物皆(不安げにするクリス以外)超笑顔だったのが印象的。「人に言ってはダメよ2人のこと」のあたりでジリーの顔が曇り、空を見上げる動作がある(ここでファントムの気配に気付いた、ということなのかな)。
     
  • 最後はくじ引き。壇上から降りた役者さんたちがくじをひき、手渡しに。残念ながら当たらず……。
 
というわけで、今回も充実の内容だった。今日は息子の習い事もあるし(英語ティーチャーが来るし)、急ぎ帰宅。
「RF1」の緑黄色野菜のコク旨シーザーサラダ
「ドミノピザ」のミルキーミルフィーユ・春のハーフ&ハーフ
ビール(キリンラガー)
夕飯は結局、支度する時間も買い物する時間もなくて、ちょうど「39%off」キャンペーンをしていたピザの宅配にすることに。
 
サラダだけは駅ビルのRF1で買ってきたのでそれを出して、あとはLサイズのハーフ&ハーフピザを1枚。息子はもう「Mサイズを2人で半分こ」では全く足りなくなってしまったようで、Lサイズの12切れを私は5切れ、息子が7切れということに。
 
ほのかに甘い「ミルキーミルフィーユ」ピザは、「マスカルポーネをたっぷりのミルフィーユに隠し味の練乳が、クリーミーでふんわり甘い味わいに。」というものだそう。薄いピザ生地2枚の間にチーズの層があって、それがほんのりと甘いのだった。これはこれで、まぁ、アリかな……?という面白いピザ。
 
で、ハーフ&ハーフの具は「ローストチキンとバジルソース」、「熟成ベーコンとマッシュルーム」の2種類。息子と私2人一致で「ベーコン乗ってる方が旨いね」ということになり、私はビール飲みながらもぐもぐ。本当だったら3500円する宅配ピザが2135円で済んでしまって、なかなかお得な夕御飯だった。

2012年11月21日水曜日

とんかつ食べて怪人観劇

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「Johan」のチョコブレッド
チーズブレッド
ヨーグルト(牧場の朝 ストロベリー)
カフェオレ
昨夜寝たのは2時で、起きたのは5時で、けっこう寝不足。寝不足だとちょっと変なテンションになる。
 
「ヨーグルトも食べる?」
「食べる食べる」
「じゃあ、冷蔵庫からヨーグルト出して!シャバドゥビタッチヘンシーン! ヨーグルトプリーズ!ヒーヒーヒーヒー!」
「……お母さん、一体どうした!?」
 
うん、ちょっと、変なテンションになる。
 
「シャバドゥビ~」は、ここ数ヶ月ネットでやたらと見かけるようになったフレーズで、一体何かと思ったら仮面ライダー新シリーズの変身のかけ声(ていうか、変身ベルトがそんな音出してるって感じ?)なのであるらしい。だんなが大阪で見始めてしまったらしく、先週末にご丁寧にも「もうすぐ始まるよ!」なんてリマインダーメールを送ってくれちゃったものだから、うっかり息子と見てしまったのだった。
 
私はアニメと漫画文化にどっぷり浸かった子供時代だったけれど、特撮ものとガンダムには全くハマらないで来てしまった。息子も同様で、彼もどうやら特撮系にはあんまり興味がないみたい。一度だって見たことがなかった仮面ライダー、
「すっごいねーCGばりばりだね」
「ていうか、どれが敵なの?これは味方なの?」
とハニワ顔になりながらも、うっかり30分最後まで見てしまった。変身ベルトのギミックの奇天烈っぷりに「これは来週も見なきゃ」「噂のドドドも見なきゃ」と、なんだかちょっと危険な予感。
 
昨日日本橋三越で買ってきたチョコブレッド(あの店のチョコブレッドは、「和やかチョコブレッド」とかいう固有名がついている。生地とか違うのかしら?)スライスして、それだけだと甘いので手持ちのチーズブレッドも切って軽くトースト。で、ヨーグルトとカフェオレ。
 
「今日さー、私出かけるんだけど、帰りは7時近くになりそうなんだよね。……どっかで待ち合わせて夕御飯外で食べる?王将とか」
「王将!チョーイイネ!」
"チョーイイネ!"をシャバドゥビ調仮面ライダー風に言った(実際、番組でもチョーイイネ!とベルトが言う……)息子に
「あんただって言ってんじゃん」
「それは!最初にお母さんが言ったから!」
ぎゃあぎゃあとうるさい水曜日の朝。
汐留 「名代とんかつ かつくら」にて
 本日のおすすめ膳 \1280
今日は仕事のお出かけじゃなく、遊びのお出かけ。観劇後の無料イベント目当てで、劇団四季「オペラ座の怪人」観劇。
 
「11時に着いてすぐ昼御飯食べて、イベントの整理券貰いに行けばちょうどよいかなー」
と、早めに汐留に向かい、お昼御飯にすることにした。
 
カレッタ汐留よりも、なんとなく好きな汐留シティセンターに向かい、「海南飯でも良いし」とレストランフロアをぷらぷら。
 
とんかつ屋さんの前で足が止まり、
「とんかつ……いいな……てか、とんかつソースどっぷりつけたキャベツが食べたいな……」
と、動けなくなったところで、「キャベツお代わり無料」の文字を確認して、「じゃあここにしようかな」とお店に入った。「名代とんかつ かつくら」というお店で、京都が本店なのだそう。新宿高島屋など、都内にもちょこちょこお店があるそうだ。
 
で、日替わりの「本日のおすすめ膳」が「とんかつ、ミンチかつ、ハムかつ」という魅力的な内容だったのでそれにすることに。
 
御飯はおひつに入れられてきて、卓上で自分でお代わり。麦入りでもちもちしていて、良い感じ。味噌汁もお代わり無料、わかめと油揚げと豆腐の赤だしで具沢山。テーブルの壺に入れられた紫蘇風味のきゅうりの漬物も食べ放題。あとは、胡麻入りミニすり鉢とすりこぎ、もう1つミニすり鉢がやってきた。胡麻入りの方はすってから「とんかつソース」を注いでいただき、もう1つは「濃口ソース」を、それはそのまま使うようにとのこと。あとはキャベツ用に柚子ドレッシングもあった。
 
ここのカツは、パン粉がざっくり、粗めな感じ。しっかりめの衣がカリッサクッと揚がっていて、なかなか幸せな昼御飯だった。絶妙なタイミングでお茶やキャベツのお代わりを「いかがですか?」と持って来てくれるのがありがたくて、キャベツはしっかりお代わり。小ぶりな茶碗におひつから麦御飯をお代わりしてよそいつつ、味噌汁のお代わりは自重した。
 
腹ごしらえしたところで、11:45。まだ10人ほどしか並んでいない劇場入り口に並んで、12:30あたりで配られ始めたイベント整理券は最前列席真ん中あたりを無事ゲット。ほどなく入場も始まり、さっそくキャスト表に今日の怪人とクリスティーヌの配役を見に行った。
 
本日の「オペラ座の怪人」配役表。おお、新怪人だ! 今日の配役は、こんな感じ。
 
「おお……新怪人だ……」
しかも新クリスティーヌだ……どうなのかな、大丈夫かな、と一抹の不安を抱えつつの観劇。
 
6月時点では、本当にどうなることかと思った"土居クリス"は、それでも随分良くなってきた、と思う(思いたい)。まだまだ歌の尻がぶつ切りになる感じがあったり、台詞をはっきり言うことに頓着しすぎる風で学芸会的棒読みになってしまったりしているけれど、でも、歌唱力はある(と思いたい……)し、だんだんこなれてきたかな、と。
 
で、以下、備忘録がてら鬱陶しい観劇記録。
 
  • 新怪人、橋元聖地さんは、「CAT'S」のオールドデュトロノミーやアスパラガス=グロールタイガー、怪人のピアンジ役などを演じてこられた方なのだそう。ナルシストな印象、「ぐいぐい来る」怪人だった。若いなー青いなー……という風な。結論、属性「素直ホット」。背丈があって、がっしり体型なのでタキシードが似合うのが何より。顔つきから、もしかして?と思ったら、やっぱり韓国籍の方らしい(劇団四季、案外韓国の方が多いです)。
     
  • 「ドヤァ……!」な笑い顔が多かったのも印象的。クライマックスになるに従って、「男の子が辛い時にあえて無理して笑ってる」みたいな表情をする時があって、それはけっこうキュンキュンきた。地に足のついた感じの「大人の色気」の高井怪人や、「完全に変態です」という感じの佐野怪人(←褒めてます)とはまた違った雰囲気で、新鮮で良かったなと。でも、書いていて自覚したけれど、どうやら私は佐野怪人が見たくて仕方がないみたい。当日のキャスト発表見て、佐野さんの時に当日券で見てこようかなー……。
     
  • そうそう、新怪人、「最初の声」はクリスティーヌにかける「ブラヴァー……ブラヴァー……」なわけだけど、それが「江戸っ子!?」ってくらいに巻き舌だったのがちょっと面白かった。
     
  • 今日も涼太子爵はよく回っていた。  
  • 指揮は吉住さん。茶髪サラ髪、眼鏡がお似合い。私は密かに「指揮のヨン様」と呼んでいる。観客にもファンが多いみたい。
 
で、上演後数十分してから第3回「ファントム・ミュージカル・アカデミー」に参加。
各回テーマを決めて役者と共にシーンを掘り下げていこう……という趣向で、「ダンスの意味」とか「衣装の意味」などを知ることができて、たいそう楽しいイベントだ。役者さんの素顔が見られるのもとても新鮮。
 
というわけで、備忘録がてらまた鬱陶しい箇条書き……。
 
  • 今回のテーマは劇中では比較的コミカルなシーン、1幕の「支配人のオフィス」。司会はフィルマン役、青木朗さん。オフィスシーンの大道具前に椅子が7つ、シーンの登場順ということで、稽古着に戻った役者さんが左からフィルマン(青木)、アンドレ(増田)、ラウル(鈴木)、カルロッタ(浅井)、ピアンジ(永井)、マダムジリー(横山)、メグ(小林)が座ってトーク。椅子の右端にマネキン、このシーンのカルロッタの衣装が飾られる。
     
  • そして役どころを説明する自己紹介。
    フィルマン「私はユダヤ系フランス人で、お金の事ばっかり考えている。お金面は私が担当」
    アンドレ「私もフランス人。お金の面はフィルマンさんが……ということで、私は芸術方面。共同支配人です。でも、自分たちだけじゃお金の工面がつかなくて、パトロンとしてラウル子爵が」
    ラウル「ファントムが闇、というのに対して光の存在」
    カルロッタ「イタリア人で、マリアカラスみたいな、プリマドンナです」
    ピアンジ「僕もイタリア人、第1テナーで、カーラは年下、愛人関係でカーラがフランスに呼んでくれました。頭が上がりません」
    マダムジリー「謎の人物、ファントムの代弁者」
    メグ「マダムジリーの娘で、踊り子。クリスティーヌの一番の友人、いつも一緒にいて、クリスティーヌの事を誰よりも心配しています」
     
  • このキャストでは、カルロッタ&フィルマンが初めて一緒の舞台に立った。メグとマダムジリーも今週からの新キャスト。
    フィルマン「ですから、私、それなりに緊張してました」
    カルロッタ「本番で舞台に立って、その場で相手の呼吸をみながら……というところがありますから」
     
  • このシーンの音楽について。「ミステリーだオペラ座で」の冒頭は15分の16拍子という変拍子。休符がなく隙間がない、緊迫感がある旋律。子爵登場シーンは16分の16拍子、これがかぶさってくる。この後の「プリマドンナ」で、歌い手としては楽しい朗々とした調子になる。7重唱になり「各自が何言ってるのかわからない」というところも狙いの一つ。
     
  • 「だが考えてみれば♪」の旋律は、「支配人モチーフ」とも言える、支配人たちだけが歌うメロディ。
     
  • カルロッタ登場の「ひどーいわ!侮辱されたひどーいわ!」の旋律は、「感情が激する部分」で劇中通して色々な使われ方をしている。ファントムが仮面を取られてシーン「何をするこいつめ」、オフィスシーンのジリー「駄目よやめなさい勝ち目ないんだから」、墓場シーンのラウル「やめろこの偽物、やめろ」などなど。
     
  • 怪人からの手紙「クリスティーヌを返した」の旋律は、「ファントムの影を感じる」シーンで、これも劇中よく使われる。冒頭オークション「オルゴール、これだ」、ブケー「そんな目で私をみないでください」、ブケー「スキを見せるなよ奴の手を逃れたいなら」、ジリー「悪ふざけだわ口は災いの元よ」、オークションシーン、シャンデリアが出てくる時のBGM、「ドンファンの勝利」での群衆の歌「殿様は今、感極まるところ」などなど。
     
  • 「下降5度の繰り返し」も多い。ハンニバル後のファントムの声「クリスティン、クリスティン……」、メグの「クリスティン、大丈夫?」など。
     
  • カルロッタの衣装について。1902年当時流行したバッスルスタイル。腰の後ろのみにペチコート状の下履きをつけ、胸からヒップのS字ラインを強調する。シーンでは一番派手な衣装になるが、でも色合いは白と黒のモノトーン。衣装さんの解釈によると、「タブロイド紙にクリスティーヌの事ばかり載っているが、本当は載るべきはプリマドンナの私だったはず!世間の目を集めたい!という欲望が、"新聞の白黒色"の衣装に表れているのでは」と。
     
  • 大道具の説明。奥と手前、二重になったカーテンは手前がオークションシーンにも出てくる「オークションドレープ」、「オークションケッター」(上にかぶさるカーテン)、奥が「マネージャーペーズリー」と呼ばれるもの。そう、奥のカーテンはペーズリー模様。支配人の机は、ブケーが踊り子たちを脅かしている間に袖からぐぐっと押し出してくるが、これがかなり重い。新聞投げ実演、「うん、読売新聞も……けっこう飛びますね」
     
  • で、このシーンを通しで実演。ピアノで伴奏、指揮は役者の瀧山久志さん。手元のメモ書きによると「ラウルかっけー」「ラウルすね毛ない」「フィルマン地毛ハゲ」「マダムジリーのかんろくはんぱない」とのこと(どうよ……このメモ……)。
     
  • 上記メモはともかくとして、メイクなし、稽古着でいると「ハンサムな、でも普通のお兄ちゃん」「普通のおっちゃん」な感じにも見えるのに、劇が始まった途端に見事な声量、姿勢の良さ、溢れるオーラという感じで本当にすごい。手元には、このシーンの各自の歌詞のプリントが渡されていて、「あ、こんなことを歌っていたのか」と初めて知るものもあったり。ラウルが「ゲームは終わった」、ジリーが「このゲームに勝ち目はない」と同時に歌ったりしているのね。
     
  • この後は、参加者の質問コーナー。いつも通り、事前に質問を募集、選ばれた質問者にはサインポスタープレゼント。
    質問1「アンドレとフィルマンの関係、ラウルとのつながりは?」
    フィルマン「これは最初に言ってしまったけれど、経営上のパートナー、そしてスポンサー」
    アンドレ「なかなかイイ関係、なんですよ」
     
  • 質問2「マネージャーたちはカルロッタのご機嫌を取っているが、本当はクリスとどっちが上手と思っているのか?」
    フィルマン「……むずかしいね」
    フィルマン「新しい素材、というかスターが誕生するのは、興業主としては嬉しい。ラウルが気に入っている子だし、というのもあるし……(ごにょごにょ)」
     
  • 質問3「"プリマドンナ"の最後でラウルは笑顔になるが、その心境は」
    ラウル「これまでラウルは思い通りに生きてきた。支配人オフィスのシーンも、コートも脱がずにカッカしてやってきたり。最後の心境は……命令してくるファントムに対する、"そんな命令無視してやるぞ"の決意のあらわれ」
     
  • 質問4「ジリーはいつも無表情だけど、難しくはないか」
    ジリー「彼女は最初の演出からミステリアスで、ヨーロッパのキャストから髪も目も、眉毛も黒。服も黒という設定。指導者としての厳しさが出ているから眉毛も一直線につり上がっている風だけど、心の中では色々うずまいている。その心の中を感じつつ歌うので難しくはない」
     
  • 質問5「"プリマドンナ"のシーン、ラウルとメグとジリーが何やら話しているが、何を話しているのか」
    メグ「私は話してはいません、勝手についてきただけ」
    フィルマン「そう、彼女は支配人室に入って来て良い人物ではないけれど、ジリーの娘ということでついてきてしまう」
    メグ「勝手に入ってくるんです」
    ジリー「話す内容は……クリスティーヌに関してラウルに問い詰められているんですが、台本にないアドリブです。キャストによって、いろいろ」
     
  • 質問6「"プリマドンナ"、支配人たちのパートに切れ目がないが、息継ぎは?」
    フィルマン「タンギングブレスと言って……短く息を出しながら吸う……」
    アンドレ「いやいや、出しながらは吸えないでしょ。でも、まぁ、ゆっくりは吸えませんね。8分音譜の最後を短くしてそこで吸っています」
    アンドレ「そう、この椅子を回すところなんですが、支配人が歌っている旋律が、2幕ではクリスティーヌが同じこの椅子に座って"あちこちに引きずられて"の旋律で出てきます。そしてカルロッタの歌う"プリマドンナ"の旋律が、2幕ではラウルによって"クリスティン、クリスティン、まかせてくれ"と歌われます。対比になっているんですよね」
     
  • 質問7「フィルマンさんとアンドレさんの違いは?」
    フィルマン「フィルマンはお金系、アンドレは芸術系……はもう話しましたが、"弱い者ほど強く出る"じゃないけど、ハンニバルでは偉そうだったフィルマンが、(ブケーの)死体を見てからトーンダウンしていき"どうしよう?"という感じに。代わりにアンドレさんが頼りになる存在になっていきます」
    アンドレ「そう、アンドレがだんだん頼りがいのある感じになっていくんですよ」
 
以上、イベント終了は17:30頃。今回も充実の内容でした。楽しかった♪
 
カレッタ汐留のXmasイルミネーション。キレイ♪ 外に出ると、もう真っ暗。
 
昼間のうちに歩いて、「どんなイルミネーションなのかな」と思っていた中庭は、すっかりXmasな光に満ちていた。
 
東京駅丸の内駅舎保存・復原工事の完成イベントで一躍有名になった「3Dプロジェクションマッピング」。今年の汐留のイルミネーションもこれが目玉。
 
6分間のショーが20分おきに流れるということで、5分ほど待って見ていくことにした。
 
これが噂の「3Dプロジェクションマッピング」か、と。 話には聞いていたけれど、本当に綺麗。
 
思った以上に色鮮やか。凹凸のある建物の壁面に違和感なく映像が投影されるのはたいそう美しかった。
 
もうすっかり街はクリスマスなんだねぇ……と、ほこほこしながら急ぎ家路へ。
「餃子の王将」にて
 餃子 2×\231
 チーズインポテトボール \290
 豚カルビ炒飯 \500→\450
 東京ラーメンセット \924
 生ビール \383
 ドリンクバー \210
で、夕飯は息子に「チョーイイネ!」と言われた、久しぶりの「餃子の王将」。
 
とにかく今日は餃子だ、餃子とビール……あと炒飯かな?と、あれこれ注文。息子はここ数年の鉄板注文「東京ラーメンセット」(普通サイズの東京ラーメン、ミニサイズ炒飯、餃子1皿のセット)を。息子も食べたいと言ったので、初めて見たメニュー「チーズインポテトボール」も1つ。
 
炒飯は、これまた新商品らしい「豚カルビ炒飯」を。フェア中で、500円が450円とのこと。「玄米豚カルビの旨みと食欲あおるニンニク醤油!」ですって。
 
炒飯&ビール、そして餃子。うまっ♪ くぅー!やっぱ旨いね!餃子久しぶり♪
と、うっとりしながらもぐもぐ。
 
餃子だ餃子!とエキサイトして食べたものだから肝心の餃子の写真は撮り忘れたわけだけど……初めて食べた、にんにくがっつり味の豚カルビ炒飯もなかなか良い感じだった(息子に言わせると「普通が一番!」だそうだけど)。
 
ケチャップつけつつ食べるチーズ入りポテトもビールの良いアテになってくれて、すっかり良い気分。最後に餃子もう1皿追加して食べたらすっかり満足な気分になった。
 
これで帰って、ドラマ「相棒」見て、お風呂入って寝るだけだったらすごく幸せなのだけれど……まだ作業が残っているわけで。
 
ドラマ見終わった後に「さ、これから作業するか!」とパソコンに向かったら、息子に「今から!?」とびっくりされた。そう、今から。終わるまで。

2012年6月27日水曜日

IKEAと、ららぽーと

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
バタートースト
マンゴー練乳ヨーグルト
カフェオレ
今日の朝御飯は、「Johan」で買ってきた食パンをトーストして。
 
「これ、あまおうのジャムね。こっちはシナモンと赤ワイン風味のいちじくジャムね」
色々手持ちのジャムを出しちゃおう、と、美味しそうなところをいくつか並べて、バターとジャムを添えつつかぶりつく。
 
お供にカフェオレと、台湾産アップルマンゴーの練乳ヨーグルトかけ。昨日のケーキの宮崎マンゴーには遠く及ばないながらも、最近たっぷりお手頃価格で輸入されるようになった台湾マンゴーの美味しさも、家で普通にいただくには十分贅沢な美味しさ。今回のも少しだけ繊維っぽかったけれど甘さは濃厚だった。
船橋 「IKEA」にて
 スウェーデン・ミートボール 10個 \649→\325
 ミッドサマープレート \599
 フルーツ盛り合わせ \?
 ドリンクバー 2×\0
今日は母と私、南船橋にお出かけ。目的は「IKEA」と「ららぽーと」。私も、ちょうどIKEAで瓶を買いたいと思ってたのでした~と、喜んでお供させていただくことにした。
 
なにしろ広大なIKEAの売り場なので、2階1階全て歩くとそれだけで疲れ果てる。2階の家具売り場には全く用はなかったのだけれど、それでも、「2DK・2人暮らし」などの、日本の一般的な住宅を再現した展示場のような2階売り場は眺めるだけでも楽しくて(色々ヒントを貰えて参考にもなるし)、家具には用事がないのにしっかり見て歩いてしまった。
 
「ダメ、もう疲れた」
一回休まない?というところで、タイミングよく存在するセルフサービス式のレストラン。
 
「お昼じゃなくて、これはおやつ」だったはずなのだけれど、なぜかトレイにはプレートが2つ。これ……昼御飯だよね?と思ったのだけれど、やっぱりこれは「おやつ」だったのであるらしい。IKEAの会員証持って平日に来るとミートボールが半額なんだよねぇ……ついつい「ミートボールください」と言ってしまった私だ。
 
「IKEA」にて、「ミッドサマープレート」。ニシン、うまー♪ 「これ、美味しそうねぇ~。色々食べられて素敵じゃない?」
と母が選んだのは、「ミッドサマープレート」。夏季限定、平日限定のスペシャルメニューなのだそう。
 
コールドミートの皿なので、ミートボールも冷たい状態(で、ソースもかかってない)のがちょっと残念。
 
だけど、ミートボールは温かいいつもの皿も別に注文していたので、ミートボールは取り分けて温かい方に移しながらいただいた。
 
他にも定番のスモークサーモン・ニシンの酢漬け・ハムとチーズ・ポテトサラダ・しっとりした口当たりのケークサレ(風の、塩気のあるパウンドケーキ的なもの)などが盛られ、これにパンでも添えれば「立派なランチ」という内容。
 
どれも「すんごく美味しい~」というほどでもなくて、ファストフード的な味わい(実際、多くの料理が食品コーナーで買えたりする)ではあるのだけれど、でもミートボールにリンゴンベリーのジャムとか、ハニーマスタードのソースとかが馴染みの薄い味わいだから面白いなと思うし美味しいな~と思う。
 
これはやっぱり「おやつ」じゃなくて立派な「ランチ」だったんじゃない?と思いつつ、でもその後IKEAの1階エリア歩いてたらふくお買い物したら、なんとなく小腹が空いてきちゃったのだった。
 
最初は「両手で持って帰れるくらいのものを買おう」と思っていたのに、母と2人して「もう絶対持てません」というくらいの雑貨(キャニスターとか瓶とか、些細なものばかりだったんだけど……)を買ってしまって、結局「1ボックス宅配990円一律料金」の「手ぶらdeボックス」を活用することに。やれやれ。
 
あ、そうそう、前回(今年の3月頃)まで、「扱い終了」と販売が終わってしまった「ローステッドオニオン」がめでたく復活。メーカーが変わったのか、パッケージがスタイリッシュなものになっていた。お気に入りの、刻みピクルス(レリッシュ)と合わせて、「一人じゃなかなか買い物に来られないから」とこれもがっつり買い置き分を購入。しばらくピクルスとローステッドオニオンには困らない感じになった。
船橋 「ららぽーと TOKYO-BAY」内「ゲンカツ」にて
 選食ランチ 2×\1290
 一口ビール 2×\280
午前中一杯IKEAを堪能し、昼過ぎたあたりで今度は「ららぽーと」をぷらぷら。
 
「なんか……やっぱりちゃんと座ってちゃんとお昼食べたくない?」
「……うん、反対はしない……」
 
と、レストラン案内を眺めて歩き、
「ここ、クアアイナ。ハンバーガー屋さんだよ、美味しいよ。あっちにモンスーンカフェがあって……あそこはサラダとかデザートとかがブッフェスタイルみたい」
あとはお好み焼きは好きじゃないでしょ?あっちがピッツァの店で、その奥が焼き肉屋で、あとうどんととんかつ……
と、フロアマップを眺めながら「ハンバーガーくらいで良いんじゃないかなー?」と思いつつ母に説明していたら、
「あ、とんかつ食べるわ」
だそうで。
 
ゲンカツ」は、例の、「薄切り肉を層にしたミルフィーユカツ」の店で、私はそれほどには美味しいと思わなかったのだけれど、母は「柔らかくて美味しいわ!食べやすいわ!」と気に入ってくれたみたい。良かった。
 
私も、揚げ置きっぽかったお台場のフードコートの丼の店よりも、ちゃんと揚げたてが出てくる今日のカツの方が数段美味しく感じられた。ああ、揚げたてだったら、このカツはなかなか美味しいものなんだな、とこれまでの印象が少し改まった。
 
私と母が注文したのは「選食ランチ」。旨味バター醤油・梅しそポン酢・ねぎ塩・和風だし醤油・ゆず胡椒ポン酢の5種類のつけだれから好みのものが、そして、ほうれん草のナムル・クリーム豆腐・揚げだし茄子の中から好みの小鉢が1品ついてくる。味噌汁も赤・白からの選択。
 
私は旨味バター醤油・揚げだし茄子・赤の味噌汁という組み合わせ、母は和風だし醤油・揚げだし茄子・白の味噌汁という組み合わせ。白の味噌汁は、「白味噌の味噌汁」かと思いきや、こちらはつまり「普通の味噌汁」なのだった。赤の方は当然「赤だし」。私、外食の時は赤味噌仕立てがけっこう好きなんだな~(家ではあんまり作らないしね)。
 
「旨味バター醤油」は、バター醤油に揚げにんにく落とした風の、なかなかガッツリとした味わいのたれ。でも粘度はなくシャバシャバしたソースなので、卓上のとんかつソースも使いながら交互に添えつついただいた。さっき「おやつ」も食べたというのに、キャベツだけはしっかりお代わりしちゃったりして。
船橋 「ららぽーと TOKYO-BAY」内「Cold Stone Creamery」にて
 グレープフルーツ&ライチベース(サイズ:like) \470
 スイートクリームベース(サイズ:love) \690
特に「セール品を買おう」といった予定のなかった今日の買い物だったけれど、折良く初夏のセールが始まったタイミングだったみたい。良い香りのお香をアジア雑貨の店で買ってみたり、猫が喜びそうなやけにリアルな鳥のオブジェを買ってみたり、「300円ショップ」をねちっこく眺めてみたり、「もう歩けません」というくらいにショッピングを堪能した。
 
最後にアイス食べようよ商品券持ってるから奢るよ、と、私が誘って寄ったのは「Cold Stone Creamery」。
 
母の注文も私に任せる、とのことだったので、お店提案の組み合わせではなく、ベースとトッピングをそれぞれ注文する方法で2種類アイスを作ってもらった。
 
「Cold Stone Creamery」で一休み。 ライチ好きの母には、新発売のジェラート「グレープフルーツ&ライチ」をベースにして白桃トッピングで。
 
私の分は、「スイートクリーム」をベースに、マンゴー果肉とグラハムパイクラスト、ホイップクリームトッピングで。
 
母は店内のテーブルに疲れ果てて座って待っていたのだけれど、時折売り場から聞こえてくる歌声に「???」となっていたみたい。ずいぶん時間のかかるアイスクリーム屋さんなのねぇ……とあきれ顔だった。ええ、まぁ、歌ったり混ぜたりしますから……。
 
「どちらもお客さまオリジナルのアイスですね~。素敵な組み合わせです!」
なんてお店の方におだててもらったこのアイス、でもこの組み合わせは期待通りに素敵な感じ。
 
「グレープフルーツ&ライチ」のお店提案の組み合わせは白桃に加えてグレープフルーツのゼリーとベリーを加えるものだったけれど、あんまり酸っぱいものは足さない方が私と母は好みじゃないかなーと思ったのだった。ライチの風味は軽めで、グレープフルーツの存在が強めなジェラートは、シャリシャリと夏っぽい味わい。マンゴーの方は、期待通りに「ホイップクリームたっぷりのマンゴーパイ」のようなミルキーな味わいだった。
稲毛 「Trattoria Vino」にて
 カンパーニュ産水牛モッツァレラチーズと甘いトマト \1270
 牛フィレ肉のカルパッチョ ルッコラ添え \1380
 パンチェッタとこだわり卵のカルボナーラ リングイーネ \1080
 桜海老と九条ネギのピッツァ \1500
 ピッツァ ビスマルク \1850
 骨付イベリコ豚のグリル380g \4800
 ミルフィーユ \420
 いちじくのコンポート \420
 ホットコーヒー \420
 アイスティー \420
 グラスビール(小) \380
 グラスビール(大) \580
 白ワイン(デキャンタ) \2600
 白ワイン(グラス) \900
 赤ワイン(グラス) \1000
 ピーチジュース 2×\420
たらふく堪能……
さすがに母も歩き疲れた風だったけれど、
「夜はあそこ行きましょう!駅前のイタリア料理のお店!」
……まだまだやる気のようだ。
 
私も疲れ果てて夕飯の支度を「是非ともやりたい、やらせて欲しい」とかいう気分でもなかったので、母の提案に「ばんざーい」という気分。
息子が帰宅するのを待って、「Trattoria Vino」に向かった。
 
「美味しいワイン飲みましょうよ、このイベリコ豚も美味しそうよ」
と、値段を見ると躊躇するメニューもスポンサーの母は頼もうとするので、御相伴に預かる私と息子は毎度のことながら贅沢を堪能させていただくことに。
 
定番メニューは紙のメニューに、日替わりのものは黒板メニューに記されているこのお店、カルパッチョとピッツァビスマルク以外は、黒板メニューから選択した。
 
ビールの後に飲んだワインは、「今日の特選ワイン」と紹介されていたLazio Bianco I.G.T "Clements"と、Amarone della Valpolicella Classico D.O.C. Cesari 。Amarone della Valpolicella がグラスで1000円というのは、かなりお値打ちだったんじゃないかなと思う。何よりグラスでいただけるというのが嬉しい限り。
 
ラツィオの白ワインも深い香りの美味しいもので、最初は「そんなに飲まないよね」とデキャンタでいただいたのに母はグラスでお代わりをお願いしたくらい。
 
稲毛「Trattoria Vino」にて、前菜定番のカプレーゼ。 家では頻繁に食べるカプレーゼも、「カンパーニュ産水牛モッツァレラチーズ」は悶えるほど美味しかった。
 
甘く香りの良いトマトと同じサイズに並んでいるのが可愛らしい。
 
私はついにんにくも効かせてしまうのだけれど、本当に美味しいチーズとトマトだったら、バジルと塩とオリーブ油で充分美味しいものなのだなぁ……と思った。
 
稲毛「Trattoria Vino」にて、季節のピッツァ桜海老♪ いつもは魚介にあまり興味のない母(寿司だけは別枠で好物)が、「これ食べたい」と珍しくリクエストしたのは、季節の品の「桜海老と九条ネギのピッツァ」。
 
トマトソースは使わず、チーズもモッツァレラなどのこってりしたものではなく、パルミジャーノ・レッジャーノを軽くふった風。
 
あとはたっぷりの桜海老とフライドガーリック、焼き上げてからトッピングした九条ねぎで、どこか和風な食べやすいものだった。トマトやチーズでベシャッとならない分、生地の美味しさもいつもよりしっかり感じられて、ワインにもよく似合う味わい。
 
稲毛「Trattoria Vino」にて、定番ピッツァのビスマルク♪ こちらは息子リクエストのピッツァ、「ビスマルク」。
 
イタリア産ソーセージ・生卵・モッツァレラがトッピングされるこのピッツァ、卵がまんま生だと食べにくくもあるのだけれど、今日のは白身も綺麗に固まり、黄身は絶妙に半熟という絶妙の火の通り具合。
 
こちらは定番のトマトソース&モッツァレラで、「ピッツァと言えばこういう味」というのが堪能できた。
 
母は「私は桜海老のピッツァを主に食べるわ~」と言い、息子は「僕はビスマルクが好きだからビスマルクを主に食べるよ~」と言い、私はと言えばどちらからも等しくもぐもぐいただいていたという次第。
 
前後して出てきたカルボナーラは、息子が一人で抱え込んで平らげていた。
 
そしてメインディッシュは、母の希望で注文した骨付きイベリコ豚!
オリーブ油とビネガーで和えたルッコラを敷いて、皿の隅にはくし形切りのレモンが1切れ。その上に、迫力のサイズのイベリコ豚が鎮座ましましていた。味つけはシンプルに塩胡椒。
 
脂も甘さを感じる美味しいイベリコ、この肉も、したたる肉汁も端の脂もとろけるような味わいだった。固くなく柔らかすぎもしない弾力のある肉質も良かった。
 
稲毛「Trattoria Vino」にて、デザートは自家製ミルフィーユ。 手作りデザートもお楽しみの一つのこのお店、入り口近くの冷蔵ケースを見て決めたのはジェラート仕立てのミルフィーユ。
 
母は赤ワインで煮込んだいちじくコンポートを選び、息子は「もう超腹一杯なのでデザートは要らない」だそうで。
 
アイスティーももらって、食後の一杯も満喫してからゆるゆる帰宅。
 
なんだか、自分の家に住んでいるのに毎日旅行して観光地を歩いているような、そんな感じのここ数日。