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2017年10月8日日曜日

沖縄そば!

那覇「ポークたまごおにぎり本店」の
 PTO BOX ② \1380
     魚フライタルタル自家製島らっきょ
     ポチギハシュドポテト
     あぶらみそ
     人参しりしり
     アーサ汁×2
 ツナマヨゆでたまご \280
さんぴん茶
沖縄最終日、今日の朝御飯は外飯を。
 
宿泊ホテルのハイアットリージェンシーのブッフェも評判は良いらしいのだけど、2日続けてホテルブッフェじゃなくてもねと町に出た。
 
ホテルは、モノレール駅の「牧志」(アクセントは「ポテト」じゃなくて「さしみ」が正しいっぽい)からは歩いて7分ほどかかるけれど、代わりに牧志公設市場はすぐそば。ホテル裏手から出て坂を下れば、すぐにアーケード街に入ることができた。
 
そしてその道中、野良猫(ちゃんと管理されていて、首輪をしているし去勢済の印の耳の欠けがある)がたくさんいて、歩くたびに「あー!ねこちゃん!そっちにもねこちゃん!」と寄り道する羽目になるのだった。おしなべて人慣れしていて、向こうから寄ってきてくれる猫も何匹か。かわいい。
 
でも朝のお出かけは、色々と不発。目当ての「24時間営業」の定食屋さんはなぜか閉店中だったし、ならばと訪れてみた「ポークたまごおにぎり本店」は20人ほどの大行列。
 
おにぎり屋さんの行列なんてたかが知れてると思って並んでみたのだけど、一向に列が進まない。なぜかと思えば、中国人旅行客が数十個単位でオーダーしたりしているらしく……もう……。
 
それでも、朝7時からやっているお店はあんまり無くて、足を伸ばすのもロスだよねと、頑張って並んでみた。結局、並びはじめて1時間くらいはかかったのかな……お店はテイクアウト専門店だったので、部屋に持ち帰って口にできたのは9時近くになっていた。後悔しない美味しさではあったけど。
 
いくつか種類がある、箱入りのお得なセットの「PTO BOX②」は、「選択できるスペシャルとスタンダードが4ヶ入ってスープ2ヶ付」というもの。
 
スペシャルポークたまごおにぎりは3種類から、スタンダードは6種類からの選択。行列しながらだんなと相談して、
スペシャルは「魚フライタルタル自家製島らっきょ」「ポチギハシュドポテト」、スタンダードは「あぶらみそ」「人参しりしり」にしてみた。これにアーサ汁2個がついてくる。
 
「でもでも、セットにはできない"ツナマヨゆでたまご"も美味しそうなんだけど……」
「追加でもう1個買えばいいじゃん」
「そっか!」
と、追加で更に1個買ったら、なかなか大変な量に。
 
「おにぎり」と言っても1個がけっこうなボリュームなので、朝からたいそうお腹いっぱいになってしまった。
 
ホテルの部屋で、買い置きのさんぴん茶をグラスに注いで、まだ熱々のスープと共に、おにぎりをもぐもぐ。
 
「ああああ、ごめんなさい、"ポークたまごにあんだんすーは不要"とか思ってたけど、合います、あんだんすー合います……っ!」
「なるほど、ポチギはポークの代わりにソーセージ(ポチギ)使ってるんだ。これもなかなか」
「玉子焼きの代わりにゆで卵も美味しいよ。ツナ美味しいよ」
 
大騒ぎしながら食べたけど、一番美味しかったのは「魚フライタルタル自家製島らっきょ」だったかも。朝から魚のフライにポークに卵。かなり凶悪な組み合わせだけど、島らっきょうの香りや酸味が心地良くて、なんともいえない美味しさだった。
 
予定より遅め重めの朝食になってしまって、早めに行こうと思っていた昼食は「じゃあむしろゆっくりめに」と予定変更。
10時過ぎまで部屋でだらだらすることにして、のんびりしてからチェックアウト、まずはお買い物から。
那覇 牧志公設市場内「H&Bジェラ沖縄 牧志店」にて
 レギュラー \500
最終日の今日こそ牧志公設市場!と、豚の顔(ちらがー)やら、沖縄の色鮮やかな丸魚が並ぶ市場を見て歩く。さすがにこの気温の中、豚肉を買ってしまうのもね。ちょっとね。
 
と、1階では常温持ち歩きが可能なものだけ少しお買い物。
試食してみて美味しかった「新垣漬物店」の島らっきょうの塩漬けと「シークヮーサーこしょう」(柚子胡椒のしーくゎーさー版)を買い、美味しいと評判の「歩」のサーターアンダギーを買い。
 
そうそう、ここのジェラートが美味しいらしいんだよーと、「H&Bジェラ沖縄 牧志店」でマンゴーとシークヮーサーのジェラート盛りも食べてみた。
 
「ドラゴンフルーツ」「パパイヤ」「ゴーヤ」(!)、「泡盛」(!)なんて種類もあるこのジェラート屋さん。種類によっては、その場でジェラート内に果肉を練り込んでくれる。小さな陶皿みたいなものの中でジェラートをこねこねする感じは、日本版ストーンコールドみたいな感じ?
 
ミルクジェラートをベースにマンゴーをたっぷり混ぜたマンゴージェラートが、おっそろしく、美味しかった。口当たりはふわふわとしていて、とても濃厚なマンゴー味。こちらは果肉の練り込みのない、シークヮーサーもさっぱり味で期待通りの美味しさだった。
 
その後はアーケード街を歩き、「KUKURU」という楽しいTシャツを売っているお店で綺麗な柄の手ぬぐいを買ったり、「壺屋やちむん通り」を散策して、綺麗な皿を買ってみたり。
 
やちむん通りは、若い女性向きの洒落た店があったり、伝統のありそうなシーサー専門店があったり、どの店も個性的でとても楽しかった。海の色の綺麗な皿を買ったのは、「新垣製陶所 新垣勲窯」というお店。壺屋で七代続く老舗の窯元さんだったみたい。
那覇「田そば」の
 田そば(中) \650
「では、行きますか」
「そばを食べに、行きますか」
 
気温は相変わらず30℃越えで、やちむん通りから最寄りのモノレール駅まではけっこうな距離。目指す沖縄そば屋さんも、その最寄りのモノレール駅から、そこそこの距離。
 
でもまあ、頑張りましょう、と、今日は一日外歩きの日になったのだった。
 
伺ってみたのは「沖縄そば専門店 田そば」。
 
だんなの目当ては「三枚肉そば」だったそうだけど、到着の12時半過ぎは、既に売り切れ。店内はかなりの混雑で、たまたま直前に立ったお客さんがいたのですんなり座ることができたけど、直後に店頭に行列ができはじめていた。
 
店名そのままの「田そば」にも三枚肉は乗っているとのことで、私はそれを。だんなは田そばにソーキの乗った「ソーキ入り田そば」(中サイズで780円)を。
 
かまぼこ2枚に刻み葱、三枚肉の煮込みと、肩ロースっぽい部位の煮込みの乗った沖縄そばは、塩気控えめのあっさり味。鰹の風味がしっかり漂う上品なスープだった。
 
「おお……おいしい……」
「ソーキが!ソーキがすんごく旨いんだけど!」
「ほぅ」
 
だんな曰く、「これまで食べたソーキの中で一番旨かった」とのこと。ソーキは軟骨ごろごろのお店も多いけど、この店のはがっつり骨つきスペアリブだったみたい。一口貰ったソーキはとろけるような口当たりで、三枚肉と同様、ほろんほろんに柔らかく煮込まれていた。うん、これは、美味しいな。すごく美味しいな。
 
最後の最後に、本場の美味しい沖縄そばを食べられて、大満足。
那覇「おる商店」にて
 まぐろ中落ち \450
 牛すじ煮 \650
 生ビール 3×\450
 クエン酸サワー \450
この連休は、「那覇大綱挽」が催されているのだそう。
 
「全長200メートルの綱を1万5000人余が引き合う」という伝統の行事で、本番は今日の午後。午前中には「旗頭行列」という練り歩きもあったそう。
 
興味が無くもなかったけれど、とにかくすごい混雑らしいと聞いて、あえてその時間帯は会場の通りには近づかないようにしていた。
 
で、午後は暑さに疲れ果てて、一度ホテルに帰還。多めに設置されていたロビーのソファで1時間ほど休ませてもらった。
 
空腹ということは全然ないけれど、でもビールは飲みたいんだよねぇ……という話になって、最後の1時間ほどの消化試合は、徒歩圏内にある居酒屋に行くことに。
 
「昼飲みができて、猫がいる居酒屋」として紹介されていた「おる商店」に行ってみることにした。嬉しいことに、店内にはもっふもふの長毛種の猫が2匹。
 
雑に床に寝そべっていて、どころか、カウンターの上にまで乗ってくる。あちこちに「猫に餌をやらないでください」という貼り紙も。
 
猫飼いの我が家的には全く問題ないけれど(でもうちの猫は食卓にまでは上ってこないけどね……)、お店の衛生的にはどうなんだろ、と笑ってしまいつつ、でも撫でさせてもくれる猫を存分にもふもふしてきた。
 
料理はあまり「沖縄料理」という感じではなく(ポーク卵くらいはあったけれど)、ビールもオリオンではなくキリンラガー。ホッピーやハイサワー、それに「クエン酸サワー」なんてものもあったりして、ほんと、品揃えは我が家の最寄りの立ち飲み屋と大差ない。
 
ビール飲みつつ、まぐろの中落ちと牛すじ煮を貰って、こんにゃくや豆腐も入ったすじ煮を楽しんだけど、でもこの店のメインは、やっぱり「猫」。最後の最後にたいそう癒やされてしまった。
 
そして私は午後6時10分の飛行機、関西空港乗り継ぎでの帰宅。だんなはその30分後の直行便。
空港までは一緒に行ったけど、JALとANAでゲートがまるで逆なので、セキュリティーチェックのところで別れて帰って来た。
 
エコノミーではそう快適とはいえない空の旅が最後に4時間近くもあったのは疲れたけど、席もそう悪くはなくて、ANAのオリジナルドリンクのかぼすジュースは美味しかった。
 
結局私は羽田空港着陸後10分後に発車する地元行きのリムジンバスにダッシュで乗ることができ、だんなは逆に着陸後30分後くらいのバスになったことで、帰宅時間の差は僅か30分ということに。スーツケースのほとんどの荷物を詰め込んだので、私はショルダーバッグの他はPCと食器とサーターアンダギーを入れたボストンバッグ1個で、だんなが大変なところは全部持ち帰ってくれていた。
 
しかし、色々買ってきたなぁ。宅配頼んだ泡盛の古酒が届いたら、家で沖縄料理祭りしなきゃ。

2017年10月7日土曜日

美ら海と発祥の味のタコライス

那覇「ANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービュー」にて
 朝食ブッフェ
今朝は宿泊ホテル「ANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービュー」のブッフェ朝食でスタート。
 
遅め昼食の予定なのでがっつりめに食べておこうねと、朝からもりもり、よく食べてしまった。
 
おかずが全体的に洋風寄りだったのでパンをメインにしたけれど、でも一角には「沖縄そば」「じゅーしぃ」「フーイリチー」「きのこチャンプルー」といった料理も色々。
 
着席時に卵料理のリクエストを聞かれ、スタッフさんの手にしたチェックメモの「オムレツ」の具材に「全部入り(ミックス)」とあるのを見て、「あ、じゃあ全部入りで」とお願いしてしまった。デミグラスソースと自家製トマトソース、ケチャップと、ソースも3種類。自家製トマトソースでお願いした。
 
小さめバンズとレタス、ベーコン、ゴーヤーなどが入ったミニオムレツが並べてあってセルフバーガーが作れるようになっていたり、冷凍ケースにブルーシールアイスが数種類用意されていたりと、楽しい内容のブッフェで、でも残念ながらこのアイスと、あと食べたかったフレンチトーストやワッフルには手が出せなかった。
 
ドリンクコーナーに「ひらみレモンジュース」(=シークワーサージュース)があって、これが美味しくておかわりしながらごくごくと。
 
そしてフルーツコーナーには、とんでもなく甘くて美味しかったパイナップルとすいか、あとライチも。「みかんのコンポート」も市販のみかんの缶詰とは違った味で、自家製……だったのかな?これも美味しかった。
金武「キングタコス金武本店」にて
 タコライスチーズ野菜 \600
今日は一日レンタカーを借りて、はるばる名護まで「沖縄美ら海水族館」を見に。
 
「高速道路降りて少し行ったところの道の駅で、水族館の入場割引券買えるらしいですよ」
「ほー」
と、立ち寄った道の駅が思った以上に楽しくて、うっかりマンゴーやら缶詰やらお菓子やらをお買い上げ。
 
那覇を9時に出発して、水族館に到着したのは11時を回った頃だった。駐車場がたいそうな混雑で、館内は覚悟以上の大混雑。中国人旅行客(マナーあんまり良くない……うるさい……)が、大量にいらっしゃっていた。
 
ちょこっと期待していたクラゲはあんまりいなくて、でもかなりの巨大サイズの「ハブクラゲ」を初めて見ることができたので、大満足。ハブクラゲって、せいぜい20cmくらいのサイズだろうと思っていたけれど、水槽の中で窮屈そうにふわふわしていたのは、全長70cmほどはありそうな立派なサイズ。名前に「ハブ」がついているとおり、とんでもなく強い毒性を持っているとのことで、「海でこんなサイズのこんなクラゲに出くわしたら速攻逃げるわ」と確信する姿だった。
 
ジンベイザメ2匹が泳ぐ大水槽は壮観の一言で、あとサメ好きとしてはサメコーナーが充実していたのも何より。特別展示のメガマウスの液浸標本が見られたのもちょっと嬉しかった。
 
いや、しかしそれにしても、本当にすごい混雑でした。
 
2時近くなっての、かなり遅めの昼御飯は、水族館から那覇に戻るちょうど中間地点あたりにある「キングタコス金武本店」で、タコライスを。
 
「タコライス」は元々、この金武町のパーラーが発祥の店なのだそう。今はそのパーラーは無いのだけれど、系列店である「キングタコス」がその味を受け継いでいるんですって。本店が金武で、ここは中にイートインコーナーがある(他店はほとんどがテイクアウト専門店)のだそうで。
 
事前にしっかり調べていったので、メニュー選択も迷うことなく「タコライスチーズ野菜」を。「タコライス」と頼んでしまうと"肉on米飯"のみになってしまうそうで、「タコライスチーズ」でチーズ追加、「タコライスチーズ野菜」で、初めて私たちのなじみのあるレタスとトマトも乗ったタコライスになるのだった。
 
テイクアウトのものと同じ形で、プラスチック容器にみっちみちに詰められたタコライスが渡されて、トレイには他に2種類の赤いボトルも。1つはケチャップ、1つはオリジナルタコソース(けっこうがつんと辛い)。好みで適当にかけつついただいた。
 
いかにもアメリカ人が好きそうなチェダーっぽい黄色いチーズと、しこたま乗ったレタス、スパイシーな挽肉。
 
びっくりするほどの盛りだったけど、残さず全部食べ切れた。そのくらい、美味しかった。
 
食後は今日のホテルを目指して那覇に戻り、今日のお宿、「ハイアット リージェンシー 那覇」に。以前のシンガポール旅行などでほどよくホテルマイルが溜まっていて、マイル使って無料宿泊ができてしまった。広くはない普通のツインルームだったけれど、調度品が落ち着いていて和風の急須などが置いてあるところはいかにもハイアット系。窓際にやや細めのガゼボが置いてあって、だんなは早速そこでごろごろしていた。
 
遅めの昼御飯が重かったから、夕飯はどうしましょうねぇ……と放しつつ、牧志公設市場界隈のお店を適当に見て歩きながら国際通りのビール屋さんにでも行きましょうか、ということに。
那覇「Helios Pub」にて
 ごぼうチップ(突き出し)
 ガーリックスティック2本 \476
 ゴーヤーソーセージ(2本) \700
 フライ3点盛り合せ(ポテト・チキン・フィッシュ) \980
 ビール(シークヮーサーホワイトエール レギュラー) \500
 ビール(青い空と海のビール トール) \700
 ビール(酵母入りラガー) \700
お腹はすいてないけどビールは飲みたい、ということで、訪れたのは、ゴーヤー味のビール「ゴーヤーDRY」で有名なヘリオス酒造が母体のビアバー「Helios Pub」。
 
ゴーヤーDRYはじめ、この会社の馴染みのビールがひととおり生でいただけるようになっていて、たらふく楽しんできた。
 
最初の一杯は、さらっとレギュラー(350ml)サイズで、シークヮーサー風味のホワイトエールを。缶入りのものを何度か買って飲んでいる(確か地ビールイベントでも飲んだと思う)けど、シークヮーサー果汁の爽やかさがちゃんと感じられて、ホワイトエールならではの小麦っぽさも楽しめるとても好みなビール。果汁入りだからと「薄い」わけではなく、アルコール度数はしっかり5%あるのも素敵。
 
あとは大好きなヴァイツェンの「青い空と海のビール」と、酵母入りラガーをトール(650ml)で。だんなの頼んだゴーヤーDRYも分けてもらいつつ、「ビールを飲みたい」欲はしっかり充足でした。しかも沖縄の地ビール。嬉しいね。
 
御飯はあんまり(というか全然)沖縄らしくなく、お店名物の巨大なガーリックトーストのスティック(バゲット1本をそのままの長さで細切りにしてトーストした風なの)と、フライ3点盛り、あとこれだけはちょっと沖縄っぽかった(?)ゴーヤーソーセージ。
 
でも思ったほどにはゴーヤー感のないソーセージだった。ゴーヤーDRYほどがつんとゴーヤーでも、かまわないのに。
 
んで、昨日ほどではないけれど、ほろ酔いで良い気分になったところでふらふら散策しながらホテルに帰った。
 
塩屋 平和通り店」でタコライス塩とか塩ポン酢などを買い、ファミマで沖縄バヤリース(本州と全然味が違うそうで、オレンジとシークワーサーを)と沖縄そばのカップ麺をざくざく買い、「かんざし屋wargo」で沖縄限定かんざしを買い、「PABLO 沖縄国際通り店 」で沖縄限定焼き菓子を買い、最後に「泡盛専門店 千寿乃市場」で、昨日飲んで美味しかった琉球王朝の古酒と、あと2本お店のおすすめの古酒を購入。
 
泡盛は2本買ったら無料配送とのことで系列の土産物屋さんの購入物も一緒に送ってくれるそうなので、豆腐ようと常温保存可能な沖縄そばも一緒に詰めてもらった。
 
そこそこ大きなスーツケースで来たけど、そろそろ荷物がぱんぱんになりそう。多分ネックは、小玉すいかくらいの大きさと重量感のある「キーツマンゴー」を買ってしまったのと、あと無駄に大量にある沖縄そばのカップ麺(大小あわせて7個)あたり。
 
スーツケースの荷物詰めは得意だし好きだからちまちまやっているのだけど、「これはもう、明日買ったものは絶対に入らないね」と確信できる状況になってしまった。どうしよう。まだ、さーたーあんだぎー、買ってないのよ。

2017年10月6日金曜日

ン十年ぶりの沖縄に

「ピーターパン」の
 メロンパン
アイスカフェオレ
今日は朝6時に息子を送り出して、私は6時半の便で、だから朝御飯は5時半で、それ以前に花の世話とか猫の世話とかゴミまとめとか最後の荷造り(ノートパソコンはぎりぎりまで使って最後に鞄に突っ込むのが常)をしなきゃだから……と、結局起床は4時。さすがにちょっと早すぎた。私、相当、沖縄が楽しみだったらしい。
 
朝食は、息子とおそろいで「ピーターパン」のメロンパン。確か、「1日の売り上げ個数」でギネス記録を持っているメロンパンで、安くて美味しい。
 
メロンの味はしない、表面にカリカリ食感のクッキー生地をしっかり纏っている、昔ながらのお手本のようなメロンパンで、なかなか美味しい。
留守番の息子に猫の事などを託して、
「あんたの好きなタコライスもの買ってくるねー。タコミートとか、タコライスキーホルダーとか、タコライスペナントとか」
と、宣言して、いざいざお出かけ。一人で飛行機乗るのって、すごく久しぶり……いや、もしかしたらこれが初めて?かも??
那覇空港内「空港食堂」にて
 ちゃんぽん \650
溜まったマイレージを使ったANA便で、そこそこ直前の予約だったものだから直行便は取れなくて、往路は山口県の岩国空港乗り継ぎというルート。羽田も那覇も大丈夫だったけれど岩国は土砂降りという悪天候の中、それでも運休遅延などはなく、むしろ予定よりも10分ほど早くン十年ぶりの那覇空港に到着した。
 
こちらも予定通り、昼で仕事が終わっただんなは空港まで迎えに来てくれていて、首尾良く落ち合って、まずは遅めの昼御飯。
 
昼食にはかなり遅めの時間ですっかり空腹だったということもあり、繁華街に出る時間も惜しんで、だんなが「この店、好きなんだよねー。昨日到着した時もここで飯喰ったんだけど」という空港内の「空港食堂」でさらっと昼食を摂ることにした。
 
食べてみたのは、沖縄の「ちゃんぽん」。
長崎のそれとは違い、塩味のとろみたっぷりのあんが、麺ではなくてご飯のからかけてある。
具材はキャベツともやし、にんじん、玉ねぎ、卵、という感じ。「ちゃんぽん」らしく、かまぼこも入っていたり。
 
一度食べてみたいと思っていたので、何よりだったお昼御飯。
セルフサービスの店は半端な時間なのにかなりの混雑で、次々出て行く料理はどれも美味しそうだった。
 
そして今日の宿泊先、「ANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービュー」に。
 
だんなが探して予約してくれた宿で、空港に来る前に荷物を置きに寄ったら、「1万円お支払いいただければスイートにグレードアップできますよ、お部屋にもすぐに入れます」と言われたそうで。
「だからアップグレードしちゃった☆」
だそうで、応接セットつき、シャワーブースつきのジュニアスイートに泊まれることになったのだった。
 
このホテルは「お客様の快適な睡眠をサポート」なる「sleep advantage」なるプログラムを実施中で、一般的なアメニティの他に、ライティングデスクの上にオリジナルパッケージの追加アメニティが色々用意されていた。
 
めぐりズムの「蒸気でホットアイマスク」、バスクリンの「カラダプラス 新緑イオンの香り」と、「朝用抹茶入りミント緑茶」「夜用ほうじ玄米茶」。
 
お茶まであるのが面白いなぁ……と、早速夜の入浴でバスクリンは使わせてもらった。
 
だんなも仕事でお疲れだし、今日のところは早々に観光とか買い物という感じでもないし、と、午後はホテルのプールでひと泳ぎ。千葉はもう15℃ほどの晩秋の気温だったけれど、ここは最低気温27℃、日中の気温は32℃。普通に真夏の気候で、プールの水もほどよく「ぬるま湯」で、たいそう快適だった。
 
冷房の効いた涼しい部屋に戻って少しごろごろした後は、買い物しがてら夕御飯。
那覇「まーちぬ家」にて
 冷や奴(突き出し)
 ハンダマ炒め
 島豚ウィンナー
 刺身盛り合わせ
 スクガラス豆腐
 ラフテー
 ポーク玉子
 いかすみじゅーしぃ
 生ビール(オリオン)×2
 泡盛(琉球王朝 古酒)1合
 泡盛(琉球王朝 特選 8年)2合
お店裏手のスーパーで、息子への土産のレトルトタコライスやタコスパイス、ランチョンミートやらを買い込んだ後、向かったのは美栄橋駅からほど近いところにある沖縄料理の居酒屋、「まーちぬ家」。
 
「泡盛が飲めてー、沖縄料理が色々あって、間違いなく美味しいところがいいなー」
と事前に調べていて、「あ、ここがいい!」と思ったのがこのお店だった。席数はそれなりにあるみたいなのに「予約必須」であるらしい。人気店で、当日ふらりと行ったのではまず入れないのだとか。
 
数週間前に電話すると「予約は2週間前からの受付になります」とのことだったので、きっかり2週間前に予約の電話を入れておいた。民芸調、というのか、すごく雰囲気のある薄暗い店内、カウンター席で夕御飯。壁にはずらりと大量の泡盛の瓶。
 
だんなが「これは絶対食べてみたい」と言っていたのが「ハンダマの炒め」。
 
沖縄で「血の薬、不老長寿の薬」と言われる葉っぱなのだそうで、増血止血貧血に効果があり、また、「目」にも良いと。バジルの葉のような外見で、生の状態では葉裏が赤紫色なのだけれど、火を通すとちょっと黒っぽくなる。アクはなくちょっとだけ粘りがあって、でも食べやすい葉っぱだった。これが、おそらくは、コンビーフハッシュと共に炒められている。
 
外のあまりの蒸し暑さに最初に貰った生ビールは、この「ハンダマ」が出てくる頃にはもう飲み干してしまっていて、あとはひたすら泡盛を。
 
瓶から徳利に移し替えて出してくれる1合売りの焼酎を、まずは「琉球王朝 古酒」、それから同じ蔵のもっと上等な古酒「琉球王朝 特選 8年」を。後者があまりに美味しくて、うっかりおかわりしてしまい、そしてすっかり酔っ払いになった。泡盛のアルコール度数は日本酒のほぼ倍だから、泡盛3合ということは日本酒6合ということで。
 
でも記憶が飛んだりすることはなく、食べたものが全部美味しかったことは、ちゃんと覚えている。
 
ガーリックとスモークの盛り合わせだった(どちらも美味しかったけど、ガーリックが、もうもう最高……)島豚ウィンナーと、地魚を盛り合わせにしてくれた刺身盛り。絶妙な発酵感のある塩気が泡盛に最高なスクガラスをたっぷり上に乗せた豆腐に、皮つき豚の角煮「ラフテー」。
 
「ポーク玉子」はだんなのリクエストで、「なにも、そんな家庭料理をこういう店で頼まなくても」と笑ってしまったのだけど、ふかふかの玉子焼きが添えられた、こんがり焼かれたランチョンミートがたんまり出てきて、「あ、やばい、これは美味しい、やばい」と2人で笑ってしまったり。
 
最後はイカスミ入りの「じゅーしぃ」を。
 
嬉しいことに、2人客ということでそれに見合った量の料理に調整してくれて、ハンダマ炒めは本来の分量(3人前くらいなのだそうで)から少なめに、刺身盛りも2切れずつ。5本セットだったウィンナーも4本にしてくれた。
 
そういえばメニューには「ニガナの炒め」というのもあって、それも気になっていたのだけど、
「どんな野菜ですか?」
と、聞けば「とにかく苦い」のだそうで。
 
「ゴーヤーは大丈夫ですけど、それ以上?」
「遙かに超えます」
……どんだけ苦いんだ、ニガナ。食べてみれば良かったかな……。
 
そういえば、数日前に「十五夜」だったけれど、月齢上の本当の満月は今日だったのだとか。
 
ホテルへの戻り道の月がたいそう綺麗で、酔っ払い2人、きゃっきゃしながらスマホで建物の上に見える満月を撮影してはしゃぎながら部屋に帰還した。