ラベル おでかけ(海外_バリ島) の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル おでかけ(海外_バリ島) の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2019年9月10日火曜日

帰国の昼のロブスター

バリ島 ヌサドゥア 「The Ritz-Carlton Bali」内「Senses」にて
 朝食ブッフェ
 
バリ島 ヌサドゥア 「The Ritz-Carlton Bali」Club Loungeにて
 Breakfast
 ビール(Bintang)
昨夜謎の腹痛に苛まれ、すわハネムーンで襲われた"バリ腹"(バリ島での、凄まじい腹下し)かと思いきや、単にそれは食べ過ぎ飲み過ぎの結果だったのであるらしく。
 
痛いよーと思いながら9時過ぎに寝たら、4時過ぎに爽やかな気分で目が覚めた。
そしてだんなも6時頃には起きてきたので、それじゃあと6時半オープンの朝食レストランに早々に赴くことに。
 
今日のフレッシュジュース"LET US REVITALISE YOU"は、"GREEN SENSATION"ですって。グリーンアップル、ほうれん草、セロリ、生姜だそうで、まんま野菜ジュースだな!と貰ってみたら、これが案外、美味しくて。
 
スープコーナーには、トマト入りの鶏スープ「Soto Lomongan」、昨日同様、日本の味の「Chicken Teriyaki with Sautted Cabbage」も温菜コーナーにはあった。
 
今日はヌードルコーナーも堪能したし、フルーツコーナーで、カット済のところに並んでなかったパイナップルも頼んで切って貰ったしで、昨日以上に充実した朝御飯。
 
「Sauteed Alfa lofa with Egg」というのが面白かった。「……アルファルファ?」と思ったけど、私の知るアルファルファはかいわれ大根みたいな野菜なのに、でも目の前の野菜はきゅうりかなアロエかなといった風のうすら緑の白っぽい野菜。塩味の炒り卵炒めみたいになっていた。
 
ヌードルコーナーでは、麺を米麺や平麺、卵麺など5種類ほどから選ぶことができ、レタスやほうれん草、きくらげも一緒に茹でて貰える。そして好みで何個でも、チキンボールビーフボールフィッシュボール蟹ボールを混ぜて貰えて、今日のスープは二択、鶏スープとトムヤムスープですって。
 
私は少し縮れた卵麺にほうれん草ときくらげ、チキンボール入りの鶏スープ。よそっていただいてから、セルフで香菜、揚げ葱、フライドガーリックなどをトッピング。
 
米飯もあるし、なんなら寿司コーナーまであるし、よくよく見たらその寿司コーナーには「fresh "ONIGIRI" つくります」みたいな札まで立っていて、でもそれを頼むまでもないほどに日本食が恋しくはならないバリご飯。今回の旅行では、これまで知らなかった味も沢山試すことができました。
 
で、今日は悲しい帰国の日。
 
あらかた荷物を片付けたところで水着になって、2時間だけプールサイドに行ってきた。
 
もう、日射しが当たるとぴりぴりするくらいに腕やら肩やらが痛いけど、海っぺりのガゼボを一つ押さえて、泳いだりころころしたり。
 
波が高いバリ島のビーチは、シュノーケリングやサーフィンに興じるのでなければ、"見るだけのもの"という感じだけれど、眺めるだけでも素晴らしい。
 
ぎりぎりまで楽しんだ後はささっとシャワー浴びてフロントまで荷物を運んでくれる?とベルデスクにお願いして、そして私たちはチェックアウトしがてらクラブラウンジへ。
 
最後にお茶の一杯でもというつもりが、うっかりビンタンビールを貰ってしまって、しかもぎりぎり朝食提供中だったものだから、「SIGNATURE SAMPLERS」という朝食メニュー、BRAISED BEEF、CHAWAN MUSHI、LOBSTER SCRAMBLED EGGの3種類からうっかりロブスタースクランブルエッグをいただいてしまった。
 
ブッフェ台には先のレストランで見た料理もいくらかあったけど、レストランには無かった中華蒸籠にはLo Mai gai、Vegetable Bun、Chicken Bun、Chicken Siaumai、Shang hai Dumplingなんてけしからんものも入っていたりして、そのへんも少しだけ。
 
やってきたロブスタースクランブルエッグは、「ロブスターが入ったスクランブルエッグ」どころじゃなく、「ロブスターに入ったスクランブルエッグ」で、たいそう驚いた。ポテトやトマトまで添えられてるし、何よりロブスター半身分の身がごっそり詰まっているし。
 
味付けは塩味のあっさりめで、最後の最後まで、なんだかすごいものをいただいてしまった。
バリ島ングラライ空港ラウンジにて
 ビールとかソトアヤムとか
キャセイパシフィック機内食
 チキンあんかけ御飯
 フルーツ
 ハーゲンダッツ(バナナクリーム)
 白ワイン・スプライト
「またすぐ戻ってきてね、バリ島に」
と、顔馴染みになったスタッフさんたちが見送ってくれる中、なるべく早く戻ってくるよと言い置いて、予約していた車で空港へ。
 
移動時間1時間くらいを見込んでいたのに、高速道路を使ったらあっという間で、30分かからないくらいで空港に着いてしまったのだった。
 
前回来た時からリニューアルした空港は随分綺麗に、かつシステマティックになっていて出国手続きもあっという間。飛行機に乗るまでは、各社共通のラウンジでだらだらビールを飲んでいた。
 
それなりに料理も用意されていて、カウンターで注文していただける「SPECIAL OF THE DAY」はSPAGHETTI CARBONARAとCHICKEN SOUPとのこと。
「つまりソトアヤムだよね?」と貰ってきたそれは、ホテルのものより数段カジュアルな味わいで、それはそれで美味しくて。だんなが頼んでいたカルボナーラはんんんん……という感じだったけれど。
 
そして復路も香港経由、バリ島16:05発CX784、トランジットは香港到着3時間ほど後の香港01:00発成田着CX524。
 
元々は羽田発着便の予約で、「どうせ帰りの荷物が多いだろうし自家用車で行こうか」という予定にしていたのに、出発数日前に「羽田着便が運休になったから、成田行のに振り替えました」と連絡があっててんやわんやに。結局往路はタクシーを使い、復路は普通に電車で帰ってくる(荷物はspgアメックスが空港から1個ただで送ってくれる特典があるからそれ使う)ことにして、でも心配なのは台風被害。
 
台風直撃だった昨日はもとより今日になっても交通網が完全に復旧したわけではなく、未だ成田空港発着のJR便は本数が限られているらしい。
幸い我が家の被害はなかったけれど、千葉全域、停電や断水の復旧の見通しが立たない地域もあるようで。
 
心配しつつの香港便、機内食は鶏あんかけ御飯とシーフードパスタとのことで、鶏あんかけ御飯をさらっと軽くいただいた。
食後に残さずいただいた"ヒコウキスゴクカタイアイス"は、今日はバナナクリーム味一択。日本では出ない、南国のまったりこってり味だった。
香港国際空港キャセイパシフィックラウンジにて
 担々麺
 唐揚げとか餃子とか
 ビール(青島)とかカクテルとか
香港空港では特に買い物もなく……(と言いつつ、通りすがりの蛋撻屋で蛋撻は買った)、長いトランジット時間はキャセイのラウンジの電源つきの席を確保してだらだらと。
 
Wi-Fi繋がってPCも使えるならなんだかんだやることはあって、日記を書いたりしているうちに搭乗時間まではあっという間だった。
 
夜10時過ぎても絶賛営業中のヌードルバーで定番の担々麺貰って、温菜コーナーから少しばかり唐揚げや餃子も貰い、あとはソファでクッキーやレモンパイつつきながらカクテルバーからカクテルを貰ってきたりもして。
 
「ラウンジ快適すぎ……もうワンワールド以外使う気になれない……ていうかキャセイが好き……」
とすっかりキャセイ信者な私(多分だんなも)だけど、残念ながら今回は往路も復路もアップグレードはして貰えなかった。
 
エコノミーは狭いわあとぐんにゃりしながら、飛行機に乗ったら機内食も全部スルーで爆睡の構え。
夜中にふと目覚めたら、目の前の機内誌ホルダーの上にちんまりと軽食の箱とジュースの紙パックが置かれていた。

2019年9月9日月曜日

チャナンを作りました

バリ島 ヌサドゥア 「The Ritz-Carlton Bali」内「Senses」にて
 朝食ブッフェ
もう帰国までホテルから出ないぞの、ひたすらぐうたらの予定のバリ島終盤戦。
 
朝食はクラブラウンジでも他の宿泊者も利用するホテルレストランでも良いと事前に確認していた(そこ、とても大事ですもの)こともあって、てくてくと歩いて朝食専用のレストラン「Senses, Breakfast Restaurant」に赴いた。ここ、本当に朝食のためだけにオープンしていて、午前11時には閉店してしまう。
 
だからもうブッフェに特化しまくりで、ブッフェ台は島のように店内あちこちに設えられていた。
 
ヌードルコーナーは麺4種類に肉団子や魚団子や野菜類も選んで茹でてもらい、鶏スープとラクサ風スープで仕上げてもらう。トッピングの葱や香菜、塩玉子なども大量に。
 
もちろんオムレツコーナーもあるし、目の前で次々焼かれていく美味しそうなワッフルやパンケーキもあるしで、もう何をどう食べてよいのか混乱するまま、うっかり美味しそうなデニッシュまで皿に盛ってきてしまって「どうしようこれはお腹一杯になってしまう」と朝から困ることになった。
 
だって、ソトアヤムもナシゴレンもミーゴレンもお粥(残念ながらブブルアヤムではなくプレーンな中華粥風の)もあるんですもの。
 
ジュースコーナーにはスイカにメロンにグアバに……と色々なフレッシュジュースがあったけど、中でも「Tropical Sensation」がホテルの推しだったみたいなのでこれを飲んでみた。マンゴーとドラゴンフルーツ、タンジェリン、パパイアのミックスジュースで、でも色はドラゴンフルーツの鮮やかな赤紫色。花のような香りと濃厚な甘さでいかにもトロピカルフルーツのミックスジュースだった。
 
どうせなら知らないものをと持ってきた、三角形にカットされたパンケーキ2枚重ねみたいな焼き生地は「SWEET MARTABAK」というもの。マルタバ、と言うらしく、サウジアラビアあたりでも食べられているそうな。
 
ちょっと固めのパンケーキ風なのが重なってて、間がちょっとベタベタしてるのは練乳味のクリームを挟んでいるから……かな。多分、挟まっていた黒っぽいのはチョコレートだったような。
素朴な味の、昔ながらのパンケーキといった風なものだった。
 
明日はパンやチーズに浮気しないで麺を食べるぞと誓いつつ、食後はフルーツ(赤いスイカと黄色のスイカ、緑のメロンとオレンジのメロン、あとパパイヤ)をいただいて、ちょっと塩気のあったストロベリーヨーグルトと、あと「ココナッツパンプキンパフェ」という謎の壺も1個。
 
これ、プレーンヨーグルトに甘いかぼちゃのピュレを合わせてココナツ味のグラノーラみたいなのをトッピングした、ちょっと不思議な味のデザート(と言って良いのかそもそも)だった。
 
で、食後は早々に、水着に着替えていざ海辺のメインプールに移動。
 
インフィニティプールの周囲にはデッキチェアが沢山。海際の砂浜の上にはもっと沢山。
そこここに屋根つきのガゼボも点在していて、多分10個くらいはあったと思う。
 
午前中早々に赴いたから、プールに面したひときわ立派なガゼボを取ることができた。バスタオル敷いて領有権を主張したら、あとはひたすら水遊びしたりガゼボの上でごろごろしたり。
 
午後の一番暑い時間にはそれなりに混雑したけれど、でもチェアが埋まりきるということもないほどよい混雑。
今日はずっと、雲一つない良い天気だった。そして暑かった。
バリ島 ヌサドゥア 「The Ritz-Carlton Bali」Club Loungeにて
 Light Buffet Lunch
で、お昼はにょろっとラウンジに食べに、水着の上に羽織ものをして移動。
 
ラウンジ脇にはラウンジ専用プールがあって、プール客も飲食できる風だったから、「さっきまでプールにいてまだ濡れてるから、外の席でも良い?」と伝えて、屋外席でランチにした。
 
今日の日替わり料理コーナーにあった文字は「HAINAN CHICKEN RICE」。海南飯きた!海南飯!と、私もだんなも勿論これを注文して。
 
それ以外も、ブッフェ台は昨日と色々異なっていて、今日は人もあんまりいなかったから品名札をあれこれ撮影してみた。
 
Spinachi and Brie Cheese Sandwich with Onion Jam
Tuna Sandwich with Spicy Mao, Chopped Onion
Shredded Chicken Sandwich Fried Onion, Tomato sambal Stuffed in Mini Bun
Baked Chicken with Bumbu Merah
Zucchini Lasagna with Cheese & White Sauce
Sweet Corn Soup with Crub Meat
Grilled Pumpkin, Honey and Pine Nut
Seafood Salad with Lemon, Parsley, Garlic and Olive Oil
Celery, Walnut and Apple Salad with Olive Oil Dressing
Shredded Chicken Salad, Banana Heart and Lime
 
などなど、一口で食べられる可愛いサンドイッチや温菜も色々と。
 
海南飯はとても良い感じに申し分なく海南飯で、醤油だれは上から少量かかり、チリソースと生姜ソースはちんまり脇に添えられていた。
 
今日は余力もあったのでデザートコーナーのローカル菓子もいくつか食べた。
棚にあったのは、Nasi Unti、Onde-onde、Berries and Cream、Classic Chocolate Torte、Pistachio Financier、Sawutの6種類。
 
Nasi Untiは、甘いココナッツジャムを乗せたおはぎみたいな米飯のお団子、Onde-ondeは見た目中華の揚げ胡麻団子、でも中身は白餡といった風なものだった。
 
Sawutは、うすら甘いさつまいものシュレッドを焼いて固めた風なもの……という印象で、調べてみたらキャッサバのお菓子らしい。ああタピオカの原料かーと思いつつ、芋と思った印象はそう遠くはなかったみたいで。
 
そして午後は再びプールサイドに。
 
昼寝もしたけど、午後1時半頃にガスパチョがプール客に「おやつですよー」という感じに振る舞われて、それがちょっと嬉しかった(味は昨日のお昼に飲んだのと同じだったけども)。
ちなみに午前中には、これまたおやつ、と、串に刺さったスイカとメロンも配られて。
バリ島 ヌサドゥア 「The Ritz-Carlton Bali」Club Loungeにて
 Evening Hors d’Oeuvres
そう、すごいことに、このホテルのプールにはプールサイドに2ヶ所ほどボディクリームの無料バーが用意されていて、SPF20、30、50の日焼け止めと日焼け用のオイル、日焼け後用のアロエジェルが使い放題なのだった。自分たちのチェアやガゼボに持って行けるように小分けの容器まで置かれているのが素晴らしくて、せっせと顔や身体に塗っていたけれど、割とがっつり日焼けした。
 
まあ、多少は焼けても良いよねと、SPF30しか塗らなかったわけですが(私は、顔だけはせめてもとがっつりSPF50を)。
 
焼けた焼けたと騒ぎつつ部屋でシャワーを浴びてから、夜もやっぱりラウンジ飯。
 
今日は夕方から「チャナン作り」のワークショップをやっていて、それにちらっと参加してから御飯にした。
 
昨日同様、ナイフ一本で葉っぱをさくさく切って綺麗な器に組み立てていくのをあらかた眺めながら、そしていくらか手伝いながら仕上げていき、緑のパンダンリーフと黄色のマリーゴールド、あとはピンクと赤と紫のバリの花を飾ってできあがり。このバリの花は多分ブーゲンビリヤ……かな。「こちらではパニャ(ポニャ?)と言うのよ」みたいな事を言っていた気がするけども。
 
で、そんな可愛いお供えをテーブルに飾りつつの夕御飯。
 
夜のスペシャルディッシュは「RISSOTO」と「COOKIE CREAM PARFAITS」。
 
リゾットは、シーフード(ミックスとかイカだけとか)やチキン、グリンピース、マッシュルーム、ズッキーニなどの具材を、朝のオムレツよろしく好きな感じに組み合わせて仕上げて貰える。
 
パフェは、クッキーをバニラやチョコチップから選んで、更にトッピングをバニラクリームとかチョコスプレー、ナッツなどから組み合わせて仕上げて貰える。
 
この料理担当のお兄さんが、台を見に行く度に「リゾット作りましょうか!?パフェは!?」とすごく嬉しそうに話しかけてくるものだから、つい両方とも頼んでいただいてしまった。
 
他には
 
Ote-ote Kacang
Spicy Tofu and Seafood Cube
Chicken Pop Corn
Crispy Ravioli with Cheese
Fried Vermicelli with egg, Turmaric and Vegetable
Balinese Red Lamb Curry with Potato
Seared Barramundi, Capers, Parsley and Olive Salsa
Beetroot Mash
Indonesian Red Bean Soup with Chicken
 
などなど、他には定番の寿司とかチーズとかサラダとかフルーツも。
 
デザートコーナーも、毎回よく違うものをという感じで、
 
Triple Chocolate Torte
Sentiling
Creame Caramel
Getuk Lindri
Kue Ku
Royal Chocolate Cake
 
の6種類。
 
プリンは昔ながらの喫茶店の味という風なもので、Sentilingはういろうに似た感じの蒸し菓子、Getuk Lindriはまたもキャッサバが原料らしい、練り菓子っぽい感じのもの。
 
このホテルは全体的にローカル菓子は甘さ控えめに作っている風だけど、多分、本来はもっと甘いものなのかなと思う(以前、余所のホテルで食べたものはおっそろしく甘かった記憶が……)。
 
芋とか米とかが材料のお菓子は、どこか昔の日本のもののようでもあって、素朴で美味しく、良い感じ。
 
そして今日はカクテル"MADRAS"からのモヒートからの赤ワインで、今夜もまたいーい感じに酔っ払ったのだった。
 
そんなこんなで明日は帰国。楽しい時間はあっという間に終わってしまうね……。

2019年9月8日日曜日

今日からヌサドゥア

ホテルの部屋にて
 「The Harvest Cake」の
   Chocolate Croissant 17000Rp
 カフェオレ
今日はホテル移動日で、クタからリゾートエリアのヌサドゥアへ。
 
昼はサンデーブランチを予約済なので、朝はすっごく軽くで良いよねと、昨日、通りがかったお洒落パン屋さん「The Harvest Cake」で1人1個のパンを買ってきた。
 
部屋にはマグカップと湯沸かし器とインスタントコーヒーの用意はあるので、それでカフェオレ用意して、プールサイドであさごはん。
 
私はチョコクロワッサン(見た目も味もパン・オ・ショコラ)17000Rpで、だんなはチョコレートアーモンドクロワッサン(こちらの見た目はクロワッサン)19000Rp。
 
だんなの品がずっしり重く、何かと思えばトッピングされたアーモンドスライス以外にも、中にアーモンドカスタードみたいなのがどっしりサンドされていたのだった。170円ほどのパンにしては大変にボリューミー。
 
「このホテル、結構宿泊者多いよね」
「昨日の朝食ブッフェにもけっこう人が来てたもんね」
などと話しながらもぐもぐもぐ。
 
いや、期待以上に快適で良いホテルでした。さすが「by Sheraton」。
バリ島 ヌサドゥア 「The Ritz-Carlton Bali」内「The Beach Grill」にて
 Sunday Brunch 2×598000Rp
 ビール(Bintang) 2×60000Rp
そして昼前に、予約していたタクシー(アプリで簡単に予約できるブルーバードタクシーが本当に有能)に乗って、高速道路経由でヌサドゥアに。
どうせ渋滞するんでしょう、と1時間ほど移動時間を見込んでいたら、日曜ということでか道路も混雑しておらず、30分で到着できた。東京だったら多分4000~5000円はかかるであろう距離が、バリ島だったら1000円ちょっと。素晴らしい。
 
今日からの最後の2泊は、「The Ritz-Carlton Bali」。
 
年会費3万円ちょっとするspgアメックスカードの最大の恩恵が「1年に1泊、好きなホテルに泊まれる」というものなのだけど(泊まれるホテルのクラス上限はある)、どうせだったら可能な限り最高クラスのホテルに泊まりたいよねと、このリッツカールトンで今年の分の恩恵を使うことにした。
 
無料宿泊には朝御飯はついてないし、夜にはお酒も飲むだろうし、だったらいくらか追加料金払ってクラブアクセスにした方がお得じゃないかなと、予約と一緒にクラブアクセス権も申込み。
1人1泊1100000Rp(+21%の税サ)のチャージで、朝から夜まで軽食やお酒がいただけて、専用プールにアクセスできて、1日2枚お洗濯が無料とか、そんな内容なのだった。
 
そしたらクラブアクセス申込みが効いたのかそれとも全然関係なかったのか、「spgゴールドのお客様なのでお部屋をアップグレードさせていただきました」と、当初の予約内容の「Sawangan Junior Suite」から「Sawangan Junior Suite with Pool Access」に。まさかの2宿連続のプールアクセスアップグレード。ばんざーい。
 
で、崖の上のフロントからエレベーターで海際エリアまで降りて(客室もこの下層のエリア)、海際のレストラン「The Beach Grill」までバギーで移動。
 
海に向かって大きく窓が開けられた素敵なダイニングで料理をいただきながら、海を背に歌とギターの生演奏まで始まって、なんとも良い雰囲気のお昼御飯になった。
 
「Gourmet Sunday Brunch By The Beach」はお値段1人5000円強とバリ島にしては驚くほどの値段だったけれど、でも何を食べても美味しかったし食べきれないほどの種類があったしで大満足。
 
メインディッシュは、お店の人はバリで獲れたグリーンロブスターがイチオシのようだったけど、「肉だな」「肉が良いなー」で、だんなはオーストラリア産ラムラック、私はミックスサテ。こういう時に注文してしまうくらいには、私はサテが大好物。
 
お決まりの甘めのピーナッツソースとちょっと辛い醤油だれっぽいのが添えられて、チキンとビーフとラムの3種類。だんなのラムラックと交換しながらいただいた。
 
前菜は可愛い器に入ったサラダ類や、一口サイズのポテトコロッケやキッシュや試験管風の容器に入ったガスパチョ、温かいスープはシーフードクリームでトッピングにガーリックトーストといくらが別添で。
 
5種類ほどのパスタに数種のソースを合わせていただけるパスタステーションもあり、脇では巨大なパルメザンの中で作るリゾットの用意もあった(食べたかったけどここまでは手が、というか胃袋が回らなかった……)。
 
デザートもたいそう豊富で、屋外にはアイスクリームステーションまで。そこでは温めて様々なトッピングで楽しめるチョコブラウニーやクレープシュゼットまであって、煩悶しながらクレープシュゼットはだんなと半分こ。
 
レモングラスのブリュレにラズベリーのババロア、マンゴーのババにココナッツアイス……と、まあ、最後までたんまり食べました。おいしかったー。
バリ島 ヌサドゥア 「The Ritz-Carlton Bali」Club Loungeにて
 Evening Hors d’Oeuvres
お部屋はびっくりするほど広かった。壁が移動するタイプの開放的なバスルームと洗面台の間を通ってベッドルームに行くという間取りは少し珍しいけれど閉塞感などは全然なく、2人がけのカフェテーブルが室内と屋外に。更に寝転がれるほどのデイベッド風のソファまで屋内と屋外に。梯子じゃなく段差でさくさく入れるプールも思った以上の広さで、でもプライバシーもほどよく確保されていて。
 
それでもこのホテルでは最も狭い部屋らしかったけれど、100㎡もあるそうで(ちなみに昨日までのFour Pointsのお部屋の広さは28㎡だったらしい)そりゃ広いよね、っていう。
 
今日はほどよく蒸し暑かったので早速部屋前のプールでちゃぷちゃぷ遊び、カクテルタイムが始まるのを待ってクラブラウンジで軽めの夕飯で終わらせることにした。その前に、さらっと、クラブラウンジでのアクティビティ「ジャヌール(バリの飾り物)作り」も体験してみたりして。
 
リュウゼツランの葉をもっと巨大にした風な葉っぱを重ねてカッターでさくさく切って重ねて折ってホチキスで留めていくだけなのだけど、これがなかなか難しい。
私はえらく小さなジャヌールになってしまったけど、でも作り方は覚えたから、他の素材でも似たのがあったら簡単に作れる……と、思う。多分。
 
夕飯は、カクテルタイムのみにいただけるカクテル類、モヒートを2杯とマルガリータを。
喉が渇いてしまっていて、つい、くいくいと飲んでしまったけど、正直、昼が重かったから固形物の方はあんまり食べられる空腹度でもなくて。
 
一口サイズのお寿司数種類とサラダ、1本ずつグラスに入れられて供されるサテとチーズと……という感じ。
 
ブッフェ台には温菜も4種類ほどあって、レッドスナッパーのバリ風トマト煮、チキンのレモンローズマリー煮、パンプキンライス(!)などが。バナナタルトやインドネシア語のネーミングのお菓子もあれこれあったけれど、これまた、フルーツを少しと、これだけ食べられた"黒糖の馬拉糕"的な"Bolu Kukus Caramel" を平らげるので精一杯で、今夜はさらっと終わりにした。
 
席も充分あるし料理の品数もそこそこあって過不足ないし(そして何より追加料金不要だし!)で、滞在中はせっせとラウンジに通う予定。幸い、ラウンジにほど近いホテル棟だったのもたいそう嬉しいのだった。ホテルはあんまり広いから、バギーを呼んで移動するのが普通みたい(でも私たちは呼んで待つのが面倒だからさくさく歩くのよ)。

2019年9月7日土曜日

本当のバビグリン

バリ島 クタ「Benih Cafe」にて
 Sweet "B" Breakfast 60000Rp
 Coffee White 35000Rp
今日は一日こってり買い物デー。
 
朝御飯は近場に何か食べに行こうと、ホテルからものの数十秒のところにある人気のカフェ「Benih Cafe」に行ってみることにした。朝は7時から営業ですって。
 
好みの卵料理とサワードウのパンの組み合わせとか、パンケーキとか、お洒落な洋風メニューがたくさんあって、私はこれだと「Sweet "B" Breakfast」を。
「Double Decker French Toast, Vanilla Ice Cream, Mixed berries Sauce, Granolla.」だそうで、やってきたお皿はお洒落感すごかった。
 
だんなはエッグベネディクト。ほうれん草ソテーがたんまり挟まれていて、きのこのソテーとドラゴンフルーツのソースが飾られ、これまた"映え"な素敵なお皿。
 
「Coffee White」はカプチーノかカフェラテだそうで、カフェラテにしてもらったら表面に葉っぱの模様が浮かんでいるし、座った席は古いミシンを改造したテーブルだし、最初に卓上にやってきた謎タブレットと水が入った可愛い木皿は、「水にタブレットを入れてね」のおしぼり容器だったりしたし。
 
お洒落なうえに料理もちゃんと美味しくて、フレンチトーストは、薄切りパン3枚にベリーのソースを挟んで重ねてから焼いたという手の込んだもの。皿に美しくブルーベリーとベリーソースとグラノーラとミントが飾られて、そして脇にはバニラアイス。
 
しっかり活力養ったところで、今日は6時間のカーチャーターであちこち回ってお買い物。
バリ島 サヌール「Massimo Italian Restaurant」にて
 Spaghetti allo Scoglio 89000Rp
 Tagliatelle con Ragu alla Bolognese 89000Rp
 Pizza Frutti di Mare 95000Rp
 Lime Juice 35000Rp
 Sprite 2×32000Rp
今日一日お世話になったのは、日本語堪能なプタラさん
 
色々面白いお話も聞けたし諸々助けていただいたしで、ほんとにお世話になった。陽気で良い方だったので、次回はこの方に頼んでバトゥブラン村に本場のケチャを見に行きたいなと誓ったほど。
 
クタを出発して、最初は近くにある「JENGGALA FACTORY OUTLET」に趣き、そこからサヌールに移動して早めのお昼御飯……と思ったのだけど、チェックしていたバビグリン専門店が臨時休業。
ならばとその近場のプタラさん御存知のバビグリン屋に車を向けるも、そのお店も2つして休業。
 
なんでもこの界隈で先日大きなお祭りがあったのだそうで、お祭りの後はお店が休みになることが多かったりするのだそう。
 
結局お昼は、「じゃああのイタリアンに行こうか」と、7年前の旅行でジェラートを食べた、人気のイタリアンレストラン「Massimo Italian Restaurant」に入ってしまうことにした。
 
プタラさんも一緒に食べようよということで、パスタ2皿ピッツァ1皿を適当に分けつつ、私は甘酸っぱい味が恋しくてライムジュースをいただいた。
 
プタラさん曰く、ここは魚介系が美味しいとのこと。なので、アーリオオーリオベースにフレッシュトマトとアンチョビ、あさりと海老が入ったスパゲッティに、ピッツァもツナと海老とイカが乗ったものにして、あとは自家製手打ちタリアテッレのボロネーゼ。
 
言うて、バリのイタリアンでしょー?なんて思っていたのだけれど、これがしっかり美味しかった。ピッツァも中央部分はしっかり薄く、縁はもっちもちの良い感じのもので、具沢山。
 
「あとでスミニャックの方にも行ってみますか?私の知ってるバビグリン屋さんで良ければ……」
と嬉しい提案をプタラさんからして貰えたから、ここはさらっと軽めに(ええ、これでも軽めに)しておいた。
 
突き出しのトマト入りのゼッポリーニもとても美味しかった。
 
で、食後は本腰入れてお買い物!と、「Nogo Bali Ikat Center」に7年前に買ったゲッコー(≒ヤモリ)のぬいぐるみがまた買えないかなと見に行って(残念、なかった)、もしかしてお土産系はここ1つで収束するんじゃなかろうかという品揃えの「Hardy's Sanur」に行き、本日の一番の目的の「JENGGALA JIMBARAN」に行って、先のアウトレットショップと合わせて梱包含めて12.5kgという重量のお買い物をし、その後はまたクタエリアまで北上しつつ、明日の朝御飯用に「The Harvest Cake」に行きーの、スミニャック方面に向かいつつ、巨大ハンドクラフトお土産ショップ「Unagi Handicraft Bali」にも寄りつつの……という道程。
 
最後の最後、プタラさんお勧めのバビグリン弁当も無事買えて、契約通りの午後4時にホテルまで戻ってきたのだった。
はー、おつかれさまでしたー。
ホテルのお部屋にて
 「Warung Babi Guling Sari Kembar 99」の
     バビグリン弁当 30000Rp
 ビール(ビンタン) 40000Rp
 ビール(バリハイ) 39000Rp
ホテルに戻った後は早々にシャワーを浴びて(そう、このお部屋、バスタブは無いのね、シャワーだけ……まあ良いけども)、少しのんびりしてからお部屋ディナー。
 
「これは、お部屋で食べるよりベランダで食べた方が気持ち良いし椅子もテーブルもあるのでは?」
ということで、コンビニで買ってきた瓶ビールをグラスに注ぎつつ、プールサイドのベランダの籐の椅子と丸太のテーブルでアウトドア夕飯にした。
 
バビグリンは、「Warung Babi Guling Sari Kembar 99」というお店のもの。夕方半端な時間に訪れたのに、他にもお客さんが続々とやってきていて、ここも人気店らしかった。
 
「私が行った方が安く買えるので買ってきますね!」と、プタラさんが一人で店に入っていってくれ、肉野菜多めに詰めてもらって、1人前30000Rp。コンビニのビール大瓶より安い。
 
写真で見知ってはいたけれど、パリパリの皮部分は1枚が入っていて、あとは肉の謎炒めみたいなのとか、骨付き肉の唐揚げっぽいのとか、串焼きにしたものとか(サテだね)、あとは脂身をこんがりフライにしたような、「ああこれ細かく砕いたのが富士宮焼きそばに入ってるよね!」みたいなのとかが合わさってるのがバビグリン。
 
青菜のにんにく炒めっぽいのも添えられていて、封筒みたいに綺麗に畳んだ紙筒の中に御飯もたんまり入ってた。
 
謎肉炒めの部分が案外とスパイシーで、唇がヒリヒリしてくる程度には辛い。辛いけど、我慢できないくらいでもないし、ビールにも米飯にもすこぶる似合うものだから、フォークが止まらなくなる。他の部分の肉の味のメリハリが効いてるし、2人して余裕で完食できたのだった。
 
バリ島4回目にして、やっと食べられた、本物のバビグリン。
ホテルのブッフェでは何度か口にしていたけど、皮のとこだけ皿に盛ってくれるものだから、これは北京ダックみたいに皮だけ食べる料理なのかしらくらいに思っていたのだった。
 
高級ホテル飯もそこそこ安く美味しくいただけるバリ島だけど、昨夜や今日みたいな、「数百円で美味しいものをたらふく食べられる」というこの文化が素晴らしい。きっと次回も食べに行ってしまうなバビグリン(あと美味しいナシチャンプルのあるワルンもきっと行く)。
 
最後に、今日聞いて楽しかったプタラさん語録。
 
  • バリ島、1997-99年頃は海外人旅行客は日本人が一番多かった。今は中国人。特に旧正月の頃は本当に中国人だらけ。
  • オーストラリア人はクタが大好き。彼らはクラブとビーチが好きだから。
  • 今のウブドゥはヴィラやゲストハウスが増えすぎて昼夜問わず渋滞しまくり、路駐も多いから大変。
  • 日々のお供えもの(チャナン)は供えて精々が1時間くらいが大切で、その後は踏まれても蹴散らされても良いもの。
  • お供え物は新月と満月、三日月などによって内容が違う。他にもお盆とかその前の祝いとか、色々な種類がある。
 
山の神様と水の神様にお祈りしますとか、道中、いろんな話を聞いた気がする。
7年前頃に出来たのだというヌサドゥアとサヌールあたりを繋ぐ海の上の高速道路も走ってくれたし、カーチャーター万歳な一日だった。

2019年9月6日金曜日

なしちゃんぷるー!

バリ島 クタ「Four Points」ホテル内「The Eatery」にて
 朝食ブッフェ
朝5時(日本時間で朝6時)、お腹が空いて目覚めてしまった今日の朝。
 
近隣のお洒落なカフェなども調べてはあったけど、あんまりお腹が空いたので、「ホテルブッフェにはバリ飯っぽいのがあるらしいし、いっぱい食べられるよね」と、ホテルブッフェに行くことにした。嬉しいことに、spgカード特典で朝食も20%オフになるそうで(昨日の夕飯も15%オフですって嬉しいね!)。
 
普通のパンやデニッシュ、ソーセージなどの類もあったけど、せっかくだからとインドネシア料理っぽいものを色々と持ってきてみた。
 
LAK-LAKは白玉団子サイズの可愛いパン。ねちもちしていてココナッツ風味のジャムっぽいものがトッピングされていて。
 
見知らぬ品名はメモしてきたけど、「CORN PALAK」はコーン入りのほうれん草カレー(辛さはマイルド)、GOBI MUTTERは豆とカリフラワーのクローブ風味のカレー風煮込み。更に屋台風のしつらえで「SOTO AYAM」(鶏スープ)も出してくれるし、Congeeと札にあったそれはどっから見ても「BUBUR AYAM」(鶏粥)ですありがとうございましたといった感じのものだった。
 
この、ソトアヤムとブブルアヤムが私は大好きで大好きで。
 
どちらも鶏味濃厚、お粥には揚げたエシャロットやセロリ、揚げた豆、油条などを入れていただく。ちょっと塩味も効いていて、どちらかといえば海鮮(帆立)ベースな中華粥より、むしろこちらの方が好みなほど。
 
大豆ミートが一緒に炒められたいんげんの炒め物とか、自家製のパイナップルジャムだとか、色々全部満足だった。
 
安いし便利だし、良いなこのホテル……。
バリ島 クタ「Mal Bali Galeria」内「MM Juice」にて
 NASI GORENG SPECIAL 43637Rp
 Ice Tea no Sugar 8182Rp
折角のプールアクセスのお部屋なので、朝食後はちらっと水に浸かってみたのだけど、「無理!冷たくて無理!凍える!!」というほどに気温も水温も低かったものだから、早々に退散してオープン時間を待ちかねるくらいの勢いで「Beachwalk Shopping Center」に行ってみた。
 
徒歩圏内にあるバリ島最大級のショッピングモールだったのだけど、ここは特段、これという買いたいものは見つからず。
 
むしろスーパー行きましょうスーパー、と、タクシーに乗って「Mal Bali Galeria」に行ってきた。ここにある大型スーパー、「Hypermart」がお目当てで、一番買いたかったellipsのヘアオイル始め、ソトアヤムの素とかパイナップルジャムだとかをざくざくお買い物。
 
昼御飯もここで済ませちゃいましょうかと、いくつかのローカルフードチェーンが並んでいる中から、多分本業はジュース屋さん(?)のファミレス風レストラン、「MM Juice」に入ることにした。
 
だんなはチキンのミーゴレン(MIE GORENG AYAM 38182Rp)、私は少し悩んでスペシャルナシゴレンを。
 
どのへんがスペシャルかと言えば、「fried rice with sunny side up, meatball, sausage and chicken」という感じだそうで、肉たっぷりのたいそうボリューミーなお皿だった。上には崩しながら焼いた目玉焼きと、えびせんっぽいパリパリと、フライドガーリックと野菜の甘酢漬けとレタスときゅうりとトマト。
 
甘いものは飲みたくない気分だったのでノンシュガーのアイスティーを別途頼んだら、かなり濃厚味のジャスミンティーでちょっとばかり驚いた。ジャスミンティーはホテルの部屋のティーバッグにもあったから、どうやらこの地ではそれが人気というかメジャーなのであるらしく。
 
口の中さっぱりして良いけどね……いやしかし濃いめだなと思いながらくいくい飲んで、スーパーはしごしてカルフールまで行っちゃおうかと言っていたけど疲れたので一旦ホテルに帰還。
 
午後になって漸く気温も水温も水遊び向きになってきたので、プールで遊んだり、プールサイドでおやつ(ホテルのウェルカムおやつ)を食べたりしていた。多分ホテルのお手製なのだろう、ホテルのマークを模したクッキーとマカロンと、謎豆煎餅っぽいのと、バナナチップっぽいうすら甘いぱりぱりおやつ。とっても素朴。
バリ島 クタ「Warung Indonesia」にて
 ナシチャンプル(私) 42000Rp
 ナシチャンプル(だんな) 36000Rp
 空心菜炒め 15000Rp
 ビンタンビール(瓶大・瓶小) 2本で59000Rp
今日の夕飯は、ホテルから徒歩圏内の人気ワルン、「Warung Indonesia」に行ってみることにした。
 
ワルンは「食堂」。いわゆる定食系が食べられるけど、ここの名物はナシチャンプル。
 
ナシチャンプルくださーいと伝えると、店員さんが皿に御飯を盛って待機してくれるので、ショーケースの中を見ながらこれとそれとあれをくださいと好きなものを好きなだけ盛りつけて貰える。ぺろっと金額札と共に皿を渡され、お会計は飲み物代と一緒に食後に払うシステムだった。
 
料理は保温されているわけじゃないから全部常温の、つまりお弁当みたいなノリではあるのだけれど、評判に違わずどれもこれもが美味しかった。
 
私は"AYAM KUNING"(直訳で"黄色い鶏"。今日の写真一番奥)をメインに、時計回りにコーンフリッター、鶏唐揚串(っぽいの)、サンバル(これは勝手につけてくれる)、豆苗ともやしの炒め(多分)、揚げゆで卵の甘辛煮(的なもの)という感じに盛ってもらって42000Rp。
 
だんなは"AYAM LADA HITAM"(直訳で"黒胡椒鶏")をメインに、串カツ(豚の)っぽいのを盛ってもらっていて36000Rp。
 
美味しいと聞いていた空心菜炒めは別に作ってもらって、ビール大瓶で1本貰って半分こしたら足りなくなって小瓶を追加……で、
「で、結局おいくら万円だった?」
「15万円だった」
なんて会話を食後にしていたという。
 
これだけ飲み食いして1人600円くらい。なんて幸せ。
 
味付けは若干濃い(まあバリ島の御飯って大概濃い……濃くて甘い……)けど、それがあっさり味のビンタンにやたら似合うし、そして「何食べるんだかわからない」という謎感も薄い。
 
酢豚を甘くしたような鶏唐揚げ串がほんとに美味しくて、にんにくの塊がごろごろ入った塩味空心菜炒めも、「台湾やシンガポールで食べるのとはまた別の味がするね」という風で。
 
そしてこの店、子猫が2匹、足元をちょろっちょろしているという大変にけしからん(=素晴らしい)店だった。狂犬病が怖いからあんまり撫でることはしなかったけど、カメラを構えていたら近づいてきて手に鼻を擦り付けてくる人なつっこさ。
ごめんね、もっともふもふ触りたかったけど、ホテルに戻った後は速攻手を洗った私……。
 
そうそう、バリ島の猫は、これで3匹見たけれど、全員が耳が大きく鼻が尖ったきつね顔。正直あんまり美猫な造形ではないものの、でも猫は猫というだけで可愛いから良いのです。

2019年9月5日木曜日

香港経由でバリ島に

羽田空港 JALさくらラウンジにて
 ビーフカレー
 生春巻き、サラダ、ソーセージ
 焼き鮭、玉子焼き
 JALスカイタイム キウイ
今日から私とだんなは少し遅めの夏休みで久しぶりのバリ島旅行。
 
息子は就職活動の関係で直前まで予定が見えず「もし行けそうだったらホテルにエキストラベッド入れて飛行機別に取ってあげるからねー」と言っていたのだけど、日程後半にゼミ旅行が重なってしまったのでだんなとの二人旅に。
 
今回はJALマイルの特典航空券使用で、キャセイの便使って香港経由の空の旅。今日のうちにバリ島に着くためには朝6時台の飛行機に乗らなきゃいけなくて、朝4時過ぎに手配したタクシーで羽田空港まで移動した。
 
で、朝食は、羽田のJALラウンジでカレーライスもぐもぐ。「JALのカレー、うめー」と機内食は残すつもりで、つい玉子焼きや焼き鮭まで食べてしまったのだった。メゾンカイザーのパンも置いてあってこちらも食べたくてうずうずしつつ、我慢。
香港空港 キャセイラウンジにて
 豆漿 w/油条、皮蛋、香菜
 牛肉焼売、肉饅頭
 蛋撻、チーズタルト、レモンパイ、バナナパンプディング
 ビール
 
 雲呑湯麺、担々麺
 唐揚げ、蝦餃
 ビール
ただいま絶賛政情不安デモ大勃発な香港で心配していたのだけど、今日は香港の離発着便に影響は無く、少なくともトランジットの建物範囲内はまるっきりの通常営業。
 
2時間ほどの乗り換え時間を有効活用して、マニングスでタイガーバームの肩こりクリーム「NECK&SHOULDER RUB BOOST」(我が家で超愛用されている、通称"寄る年波クリーム")と喉飴のニンジョムをたんまり買い(これ買いたかったから香港トランジットにしたまであるやつ)、あとはキャセイのラウンジでだらだら……というかもぐもぐしていた。
 
台湾のキャセイラウンジもなかなかすごかったけど、さすが、香港本国のキャセイラウンジはすごい。というか、すさまじい。
 
空港内に複数あるうえにやたら広いし、いくつか別れたブースには軽食コーナーとヌードルバー、その場でカクテルを作ってくれるカクテルバーに、ティーハウス(ポットで中国茶が飲めるらしい)まで。ちょっとしたホテルのブッフェレストラン並には色々食べられる。
 
「あ、しまった、こっちのラウンジはヌードルバーがないやつだ」
と、最初に入ったラウンジではヌードルバーが無かったものだから、数百メートル離れた別のラウンジまで麺を食べに行っちゃったりした。どれだけラウンジ飯が好きですか私たち。
 
でも、最初に入った方ではその分軽食メニューが充実していて、あったかい豆乳や、鴨と冬瓜のスープ、お汁粉っぽいものとか、パンあれこれに、途中でサービス内容が変わって甘味までずらりと出てきたものだから、私、大興奮。
 
しっかり美味しい本場の味の蛋撻にレモンパイにチーズタルトにバナナプディングと、そこまで食べてしまったうえで別ラウンジのヌードルバーで担々麺と雲呑麺(だんなと半分こ)してしまった。どっちでもビール飲んでしまったし……。
 
機内食はタイ風グリーンカレー(あんまり辛くはなかった)と、マッシュポテト添えトマトソースの白身魚の選択。きゅうりのサラダとあったかいパン……で、これはもうほとんど食べられず。
 
でもキャセイ名物デザートハーゲンダッツはしっかり食べた。クッキー&クリームとマンゴー&ラズベリーの2択で、マンゴーを。
新幹線も驚きの、「ヒコウキスゴイカタイアイス」でちょっと楽しかった。
バリ島 クタ「Four Points」ホテル内「The Best Brew」にて
 Four Points Quesadilla 90000Rp
 Pork Satay 90000Rp
 Beer (BINGTANG DRAUGHT 510ml) 2×60000Rp
 Beer (BINGTANG DRAUGHT 300ml) 45000Rp
 Beer (BALI HAI) 45000Rp
そうして漸く夕方5時半過ぎにバリ島、ングラライ空港に到着して、そこからホテルに頼んだ送迎車の人を探し出すまでに苦心して(送迎の人めっちゃ多くて……)、車に乗れたのが6時20分頃。そこからは、今日宿泊の繁華街クタのホテルを目指して大渋滞のなかよろよろと40分かけて、今回の旅、前半宿泊の「Four Points by Sheraton Bali, Kuta」に到着した。
 
バリ島は何度か来てるけど、サヌールやヌサドゥアに泊まることばかりだったから、こんな繁華街のど真ん中に滞在するのは初めて。でも夜も煩いということはなく、モダンな雰囲気の部屋も狭すぎるということもなく、充分快適な宿だった。
 
夫婦してspgアメックスカードを持ってしまってここ数年すっかりspg信者(ウェスティンとかマリオットとかシェラトンとかのグループチェーン)な私たちだけど、嬉しい恩恵の一つが「部屋が空いてたらグレードアップしてあげるね」というもので。
 
ちょっとは期待していたけれど、嬉しいことに、「Deluxe Pool View Room King」の予約を「King Deluxe Lagoon Access Guest Room」にアップグレードしてくれた。
 
部屋のベランダからラグーンプールにそのまま飛び込めちゃう素敵なお部屋。あらまあ素敵。
 
もう移動で疲れてしまったし、あまり歩いたことのないクタの街を夜に散策というのもちょっと怖かったので、夜はホテル1階、路面に面したオープンエアのレストラン「The Best Brew」にてインドネシアのローカルビール、ビンタンの生を飲みつつ、バリっぽい料理を2品ばかり。
 
ケサディーヤはメキシコ料理だけど、「Quesadilla filled with pulled Balinese Chicken pelalah, served with avocado, cheese and salsa pimento」という感じにアレンジしたものがあったので、まずはそれを。薄焼きトルティーヤ2枚の間に、インドネシアな味の鶏肉がサンドされていて、クリームチーズやアボカドのディップをつけつついただくもの。
 
あとは、スティームドライスを添えたポークサテ。「Served with your choice of pearnut sauce or Balinese Spices」とのことで、ピーナツソースと刻み野菜のピクルス風の甘酸っぱいソースつき。
 
ぶっちゃけ、ビンタンビールってあまり美味しくないし、かつてバリ島ローカルだったけど、今はバリ島では作られていないバリハイもまたなんというか「うっすい味のビール」という感じなのだけど、バリ島の気候やちょっとこってり系の(そしてやや甘めの)味のものが多いインドネシア料理にはよく似合うと思う。
 
豚肉が、案外と臭みもなくてジューシーでおいしくて。
 
ちなみにバリ島の通貨は"ルピア(Rp)"で、大体、0を2つ取って2割減したつもりでいると良い感じ(厳密には1000Rpは現在7.6円くらいなのだけど)。
10000Rpでも100円切ってるわけなので、なんとなく自分がお金持ちになった気分が味わえる(味わえるだけ)。
 
そう、そしてバリ島は思った以上に涼しかった。最近涼しくなってきた東京あたりよりも更に涼しい感じ。多分夜は22℃くらいしか無さそうな。
湿気も少なく、「あれ、これ、日本の夏の方がよっぽど南国的気候なのでは」と思ってしまったりしたのだった。
 
水着持ってきたけど、プールに入れるチャンスはあるかしら……(てくらいに涼しい)。

2011年10月12日水曜日

とうとう帰国、「これはサテ」と焼き鳥の夕べ

機内食
 オニオンオムレツ グリルトマトとポテトソテー添え
 フレッシュ サラダ
 フルーツ(メロン・パパイヤ・パイナップル)
 ソフトロール
 ヤクルト(2本)
 スカイタイム
帰国前の水遊びなどの疲れもあってか(あと乗り換えがね……荷物のピックアップもしなくちゃだったし、あれは疲れる……)、機中泊の一夜は、機内にライトがついて「おはようございます」のアナウンスが出るまでずっと寝こけていた。「離陸後すぐにお飲物、コンソメスープ等と軽食をご用意しております」だったそうだけど、その存在すら気付かずにぐーぐー。
 
「離陸後3時間ほど、若干揺れるかと存じます」と、飛び立つ直前にあったアナウンス通りに帰りの便はけっこう揺れ、その揺れも「寝にくいなぁもう勘弁してよー」と、恐怖とは違う別の感情で乗り切る感じで。
 
往路の機内食は美味しいなぁと思ったのだけれど、着陸1時間半前に供された朝食は、眠いところを起こされた不機嫌もあいまってかあまり美味しくは感じなかった。「日本ではなくインドネシアで調理したものを載せたから」というのが理由なのかなとも思いつつ(でもガルーダの機内食はけっこう好みな感じだし……)、全部は食べずに欲しいところだけをもぐもぐ。
 
今回の旅行は全体通して果物があんまり美味しくはなくて、スイカもメロンも苺も、ホテルで出された果物はどれもあまり甘くなかった。最後の機内食のメロンやパパイヤもこれまたやっぱり今ひとつの味で、「ああ、バリの果物の味だな」と妙な感動をしてみたり。
 
そうそう感動と言えば、何より嬉しかったのはヤクルトが2本ついてきたこと。豪華だ!と密かに感動しながら2本立て続けに飲んでしまった。
 
息子はといえば食事中もぐーぐー寝続けていていて、ようよう起きてジュースとヤクルトだけ持ってきてもらって飲んでいた次第。
 
帰路は予定よりも若干早くジャカルタを発ったらしく、更に追い風の効果もあって、予定より15分ほど早く成田に着陸することができた。スムーズに入国手続きも終わり、スーツケースと共にジェンガラ入りの段ボールも無事手元に。
 
段ボールには、既に印刷された「FRAGILE」マークと、更にお店で追加に貼られた「FRAGILE」シールもあったけれど、更にガルーダのチェックインでもシールが追加され、続くJALのチェックインでも札やら何やらが追加され……と、箱は大変に賑やかなことに。おかげさまで、無事に割れ物箱と成田で再会することができたのだった。
 
早く着いたおかげで、予定より1本早い総武線に乗ることができて、9時過ぎに帰宅。ペットシッターさんからの報告も受けていたのでさほど心配はしていなかったけれど、猫たち2匹も何事もなく家にいてくれていた。りゃんりゃんは最初「お前たち、誰ニャー!」とばかりにベッドの下で警戒していたものの、ほどなく出てきてお土産が散らかった居間で「これは俺のニャ?」とアタの籠に突撃しまくってくれて一安心。
「吉野家」の牛丼(並)
麦茶
荷解きしなきゃだし、何より洗濯しなきゃだし、旅行の写真も早めにハードディスクに移して整理しなきゃだし……と、眠気を我慢してあれこれ動き回った午前中。
 
朝食をほとんど口にしなかった息子が空腹になってきたところで、早めのお昼は早々に「吉野家の牛丼」。サンバルじゃない、醤油味の甘じょっぱいような味と日本のお米が恋しい気分だったので
「牛丼はどうだろう?」
「牛丼いいねぇ!」
と、家族全員盛り上がるままにテイクアウト牛丼となったのだった。
 
なんでも、「並弁当3つ買うと無料でもう1つ並弁当をプレゼント」的なクーポンがだんなの手元にあるそうで、ダイニングテーブルに積まれたのは4個の並弁当。すっかり腹ぺこな息子が4個目牛丼は「僕が食べる、あるだけ食べる」と鼻息を荒くしていたけれど、私もだんなも少しずつ4個目牛丼に箸を伸ばした。
 
ひとごこちついた後は、これまた猛烈な眠気が襲ってきたのだけれど、「夜までがまんー」と、引き続き荷物の片づけ&写真の整理&旅行記書き。
 
夕飯は外食かなぁと思いながら、お買い物に行くこともなく家であれこれやっていた。
稲毛 「串じまん」にて
 おつかれさまセット 2×\1100
     ねぎま・ハツ・つくね・ぼんじり・しそ巻・ビール
 特製煮込み \504
 つくねチーズ揚餃子 \525
 厚揚げ \420
 串焼き(チーズ焼き) 5×\189
 串焼き(もも) 3×\136
 串焼き(かわ) 2×\136
 串焼き(白レバー) 2×\189
 串焼き(シロ) 2×\157
 串焼き(にんにく) 2×\126
 鮭茶漬け \420
 卵鶏ぞうすい \577
 鶏ガララーメン \357
 ホッピー(黒) \420
 ホッピー(中) 2×\210
 焼酎ロック(山ねこ) 2×\546
 ラムネ \252
家族でもぐもぐ
結局夕御飯は、地元の焼き鳥屋さん「串じまん」に赴くことに。
 
「俺はまだバリにいるはずなのに、なんか肌寒いよ?」
と現実逃避的な事をだんなが言っているので、
「今タクシーに乗ってるからだよ、ほら、バリの車は寒かったじゃない」
「……そっか」
「で、これからチキンサテ食べにいくんだよ、ビール飲もうね、バリハイね」
「……そっか、チキンサテか」
 
長袖2枚着ていても肌寒い中、ニヤニヤしながらそんな会話をしつつ、駅前のお店に向かった。結局最後まで「これはブルルアヤム~!」とか言いながら鶏雑炊を食べ、「じゃあこっちはスープ麺だからソト・ミーかな」と、現実逃避をしつつ、でもいただいたのはいつも通りに美味しい焼き鳥とプレミアムモルツ、鶏雑炊などだった、という。
 
数ヶ月ぶりに訪れたら、またメニューがちょこちょこと変わっていて、刻み葱たっぷり乗せた、表面をカリッと焼いた厚揚げがあったり、鶏つくねとチーズを詰めた揚げ餃子があったり。カリカリサクサクの揚げ餃子が特に美味しくて、「僕はももとチーズ焼きとお茶漬けがあればそれで良いんだ~」とか最初言っていた息子も手を伸ばしていた。
 
ホルモン好きな私。でも、焼き鳥のレバーやハツあたりは正肉ほどには好きじゃなくて、「あれば食べるけど~」くらいの嗜好だった。でもこのお店のレバーやハツは前向きに注文したいほど臭みがなくてちゃんと美味しく、たれの味もくどくどしく甘ったるい感じじゃないのが気に入っている。今日もビールとのセットで5本いただいた後、シロだレバーだ皮だとあれこれ追加注文してたっぷり串焼きをいただいた。
 
「酔っぱらって、あとは寝るだけにしちゃいましょう」
ということで、ビール飲んで焼酎ロック2杯飲んで、すっかり良い気分で帰宅。午前中帰宅直後にお風呂に入ったのを良いことに、家族皆早々にベッドに倒れ伏したのだった。
 
明日からいよいよ日常が戻ってくるー仕事しなきゃー。

2011年10月11日火曜日

最後のランチはちょっとお洒落なナシゴレン

ホテル 「Grand Club Lounge」にて
 スモークドハム・スモークドフィッシュ・ハッシュドポテト
 スクランブルエッグ・ラタトゥイユ
 フルーツコンポート(洋梨&謎トロピカルフルーツ)
 テーブルロール・ティラミスデニッシュ・パイナップルケーキ
 ロックメロンとキュウリのジュース・ミルクティー
あっという間に4泊5日のバカンスも終わりに近づき、今日が最後の朝御飯。
 
もっと豪華な内容だろう有料のブッフェ朝食も興味がないではないけれど、居心地の良いソファや椅子に座って、並ぶことなくいただけるラウンジの朝御飯の快適さが嬉しくて、結局連日ここで朝食をいただくことに。
 
今日の「TODAY SPECIALS」はスクランブルエッグとミニラタトゥイユ。日替わりの野菜入りジュースは「rockmelon, cucumber juice」。
「……ミニラタトゥイユって、何がミニなんだろ?」
「小さな器に入っているわけでもないしねぇ?」
と、盛りつけてみたら野菜がかなり小さめにカットされているのだった。野菜のカットが「ミニ」ということで良いのかな?
 
パンコーナーからは「caramelized pineapple cake」や「 tiramisu danish」を貰ってきて、ホットミールも一通り。ロックメロンとキュウリという瓜的な味のジュースも試しにもらってみた。……しっかり濃厚にキュウリなんだよなぁ……なんで毎日キュウリジュースなんだろうなぁ……と、そのホテルのセレクションに思いを馳せながら、ぐびぐび。
 
食後には生のフルーツやヨーグルトはスルーして、今日はフルーツコンポート2種類を。シナモンがしこたま入った洋梨のコンポートと、マンゴーのような色と舌触りだけれど見た目は枇杷くらいのサイズの謎コンポートと。「このフルーツ、なんですか?」と給仕の人に尋ねてみたのだけれど、ローカルのトロピカルフルーツで~と教えてもらったその肝心の果物名が聞き取れず。ねっとりとした口当たりで、花のような香りがするフルーツだった。朝食などによく登場する、あまり馴染みのないフルーツといえばスネークフルーツなのだけれど、そのコンポートだったのかな。
「BALI COLLECTION」内「coco bistro」にて
 NASI GORENG COCO'S Rp 42000
 Beer (BALI HAI) Rp 19000
一昨日あたり、ホテルのフロントにチェックアウト後の空港への送迎をお願いしがてら、レイトチェックアウトについてもお願いしてみていた。
「6時過ぎの飛行機なんだけど、ホテルは4時前に出た方が良いって勧められたのね。だからレイトチェックアウトさせてもらえると嬉しいなぁ」
とダメ元で聞いてみたら「いいですよ、大丈夫」とのこと。14時まで部屋を使わせて貰えることになった(本来は12時チェックアウト)。
 
なので、昼過ぎくらいまで今日は全力で水遊び。今日もたいそう良い天気、「でもそう何時間でもないしね」「ちょっとは日焼けして帰りたいところだしね」と、ろくに日焼け止めも塗らずに遊んだら、家族皆良く焦げた。
 
プールの一画には水球用のゴールとボールが用意されていて、私がデッキチェアで寝ころんでいる間に、だんなと息子は白人のおっちゃんらと一緒に水球に興じたりしていたらしい。へとへとになって帰ってきた風の数分後には「今度はスライダー乗ってくるー!」と息子は相変わらず元気なのだった。私としては、時々水に浸かりつつ、花が咲きこぼれるプールサイドのパラソルの下で寝そべってるのが何より至福だわぁ、と。
 
名残惜しみつつ、部屋に戻ってシャワー浴びて最後の荷造りをし、「チェックアウトするから荷物運んでー」とベルデスクにお願いしてから手荷物だけ持ってフロントへ。遅めのお昼はホテル内ではなく、向かいのショッピングモール「BALI COLLECTION」内のレストランに適当に入ることにした。
 
初日に入ったこのモールのお店と同じ感じで、「洋食あります、インドネシア料理もあります」という今日のお店には、バリ島に来て初めて飲めたビール「BALI HAI」が置いてあった。
 
バリ島で、一番メジャーに飲まれているのはピルスナーの「BINTANG(ビンタン)」。バリでビールと言えば問答無用な感じでこれが出てくる。で、バリの名前を冠した「BALI HAI(バリハイ)」はラガー。バリ島のビールなのだからバリハイの方がメジャーなのかと思いきや(実際、新婚旅行の時にはバリハイばかり飲んでいた記憶が)、現在はバリハイはバリ島では作られなくなったとかの理由で、それほどには見かけなくなっていたのだった。
 
どちらもコクとか旨味とかが微妙に足りない感じで、印象としては「薄いビール」というものなのだけれど(しかも挙げ句の果てにジョッキに氷満たしてそこにビール注いで飲むという文化もあったりするし)、「その国の酒はその国の料理と食べるのが一番美味しい」という真理通りに、インドネシア料理にはやっぱりビンタンやバリハイを合わせて食べるのが幸せだったりするのだった。
 
で、バリハイ飲みながらいただいたのが、ナシゴレン。
 
値段も若干良いめだった(とはいえ400円以下)ナシゴレンは上品な盛りつけで、チキンサテと目玉焼き、千切り野菜のピクルスとえびせんが添えられている。だんなはサテチャンプル(SATE CAMPUR)、息子はRp60000のソフトドリンクつきランチパッケージでハンバーガーとスプライト。
 
ナシゴレンには鶏肉と海老、青菜などが入っていてなかなかの具沢山。最後に定番のインドネシア料理もがっつりいただけて満足した後は、30分ばかりホテルのラウンジで休憩して、いざ飛行場へ。
ガルーダ機内食
 ツナソテー、野菜のソテー
 ご飯
 ティラミス
 アップルジュース
 
ジャカルタ空港「Great Indonesia Resto & Cafe」にて
 BAKMI JAWA GORENG Rp 33000
 Beer (BINTANG) Rp 40000
行きと同じく、ガルーダの国内線でジャカルタへ飛び、そこからJALで日本を目指すという長き道のりの帰り道。
 
とても雑多な雰囲気の国内線の搭乗口は、席の数も少なくて、アナウンスは当然インドネシア語(マレーシアのマレー語とかなり近いのだそう)がメインで、そのインドネシアなまりの英語がずらずら~と続くので、聞き取りにくいことこの上なく、
「ちゃんと時間通りに発つのかなぁ」
とハラハラしながら放送を必死に聞いていたら、「GA×××……delay……」のアナウンスが流れた。あちゃー遅れてるってー、と一瞬騒然となりつつ、幸いな事に15分遅れでガルーダ機は無事飛び立った。
 
今回も、短いフライト所要時間ながら、ガルーダ機内でちゃんと軽食が出てきた。
横長長方形の器の中央にご飯が盛られ、左側に野菜のソテー、右側にツナのサンバル煮のようなもの。別添のサンバルソースもついてきて、デザートには、しっかりコッテコテに甘い四角いティラミス。
 
19時過ぎにジャカルタに着き、そこからの乗り換え時間は3時間弱というところ。
 
分かりづらい乗り換え構造も、行きにおおむね把握していたので今度はスムーズに移動できた。ガルーダのチェックインカウンターで「壊れ物」シールを貼られ、今度はJALのチェックインカウンターでも「壊れ物」シールを貼られ、私のジェンガラ入り段ボールは移動するたびに賑やかな事になっていく。落とさないでね?乱暴しないでね?とハラハラしながら見送ったけれど、どこでも丁寧に扱ってくれていて一安心。
 
で、搭乗案内まで1時間半ほどある最後の待機時間、出国手続き後にあるだろうフードコートかどこかで過ごしましょうと出国手続きを済ませてみれば、そのモールの一等地にあたる場所には白い壁が立ちはだかり、「フードコート、リニューアル中」的な悲しいお知らせ看板が貼られているのだった。
 
インドネシア料理を供するお店が1軒だけはあったけれど、あとはスターバックスと、ソフトクリームのお店と、ケーキなどの甘味のお店があるだけ。インドネシア料理屋さんもそう席数はなくて、「何か食べてから飛行機に乗ろう難民」が次々訪れているような状況だった。
 
なんとか席もあったので、結局最後の休憩はここで。
「もうハンバーガーはソールドアウト。ソトアヤムも、ライスが無いからソールドアウト」
とのことで、なし崩し的に「全員麺だね」ということに。
 
私は「BAKMI JAWA」(ジャワ風焼きそば、という理解で良いのかな?)、だんなは「MIE GORENG SEAFOOD」(Rp 40000)、息子は「SPAGHETTI CARBONARA」(Rp 45000)。食べ物もそこそこお高いけど、飲み物ときたらビンタンが1缶Rp 40000、スプライトが1缶Rp 22000で、やっぱり空港価格なのねぇとしみじみ思った(でも飲んだけど)。
 
最後にソトアヤムでも口にできればラッキーだなと思っていたのだけれど(私はナシゴレンよりミーゴレンよりソトアヤムが好きなのよ)、それが果たせなかったのがちょっと残念。焼きそばも、具はけっこうそこそこ色々入っていたけれど、過剰にベチャアとした口当たりで今ひとつだった。カルボナーラを頼んだ息子も、曰く
「……許容範囲、って感じかな……」
と、上から目線の感想を。美味しいカルボナーラ食べたい(というか、美味しいカルボナーラしか食べたくない)のだったら、こういうところでは頼まないようにすればいいと思うよ、息子。
 
ともあれ、それでなんとなく時間も潰れて、搭乗口に向かい、21:55発(ジャカルタは時差2時間なので、日本時間では23:55発……そりゃ眠いはずだわ)のJAL便も無事離陸。
 
離陸後はドリンクサービスなどもあったようだったけれど、家族3人、それすら知らずに熟睡してしまったのだった。午前中の水遊びの疲労はかなりなものだったらしく、以後朝まで爆睡。おつかれさまでしたー。

2011年10月10日月曜日

サヌール散策の一日

ホテル内「Grand Club Lounge」にて
 スモークドハム
 ポーチドエッグ、ほうれん草ソテーとオランデーズソース
 ハッシュブラウンポテト、チキンソーセージ
 フルーツ
 パパイヤペストリー、葡萄パン
 人参と林檎と生姜のジュース
 牛乳、ミルクティー
今日もいつも通りに6時(でも日本時間だと7時だ)頃に起床、8時頃に家族連れだって朝御飯。
 
今日のラウンジのホットミールは「poached eggs sauteed spinach, hollandaise sauce」とハッシュポテト、チキンソーセージ。日替わりジュースは「carrot, apple, ginger juice」。人参と林檎と生姜……と思いながらグラスに注いでみたら、これが案外美味しかった。辛さを感じない程度にほんのりと生姜の香り。
 
小ぶりの取り皿におかず類をちまちま盛りつけ、パンは「papaya sliced puff pastry」と葡萄パンを1切れ。今日のフルーツもいつもと変わらず、スイカ多めでパパイヤ、メロン、苺という感じ。……マンゴーには、なかなかお目にかかれないなぁ。
 
鯉の泳ぐ池の上に大理石の床が浮かんだ風な造りになっているラウンジ。水面まで数十センチの高さの床と池との境に柵も段差もないのだけれど、今朝はよちよち歩きの幼児が池に落ちるというハプニングがあったりした。すぐさま母親が池に飛び込んで助け、子供には怪我も何もなさそうだったのが幸い。言葉からするに彼らは日本人家族だったようだった。
 
……で、「あら、落ちたわ」「落ちたね」という風な態度で、走って様子をうかがいに行くでもないスタッフの対応がちょっと興味深かった。タオルを持っていってあげるでもなく、親子連れはびしょ濡れのままラウンジを後に。まぁ、「幼児が池に落ちそうになっても助けられない距離感で見ている保護者」が悪いのかなぁ、ということで。
サヌール 「Warung Mamarita」にて
 Mie Goreng Rp 16500
 Spaghetti Carbonara Rp 35000
 Ayam Bumbu Rujak + Rice Rp 35000
 Beer(BINTANG/large) Rp 24000
 Sprite Rp 9000
今日から滞在ホテルでは、ASEANの会議がいよいよ始まるみたいで、会議棟の入り口には看板や受付カウンターが作られている。ホテルの入り口には「いつでも撃てますー」的にライフルに手を構えながら警備する警察官がぞろぞろいて、スモークガラスの黒い車が国旗を立てて続々とやってきていた。時折警察マークのヘリコプターまで巡回している始末。
 
で、そんな喧噪のホテルから出て、今日の私たちはサヌールでお買い物。バリ島のもう一つのハイアット系ホテル「Bali Hyatt」がサヌールにあり、無料のシャトルバスが日に何度か往復しているのでそれを使って行くことにした。
 
「……で、サヌールは海っぺりで坂もないから、レンタサイクルが良いらしいよー。あちこちで借りられるらしいけど、とりあえずホテルでで左側に歩けばあるみたい」
と事前に調べた情報を元にまずはレンタサイクルの手続きに。
 
情報通りハイアットホテルを出て左、ホテルの敷地が終わったあたりですぐにレンタサイクルのお店がみつかった。3台を4時間借りて1台Rp25000(200円くらい)。サドルの高さが変えられなかったりブレーキがあまり利かなかったりと色々あったけれど、ともあれ「足で歩くよりはずーっとまし」な交通手段を得ることができた。
 
12時過ぎたし、まずはお昼御飯!と、北上しながらお店を探す。
 
絵や彫り物を売るアートショップに併設された小綺麗なレストランは値段も手頃でいかにもなバリ料理屋さん。「ここにしようか」と入ってみたら息子好みのスパゲティメニューもあって、大人も子供も嬉しい品揃えだった。安くて美味しいお昼御飯、3人でビールまで飲んでお会計は1000円ほどだ。
 
だんなはミーゴレン、息子はスパゲティカルボナーラ、私は初挑戦の「Ayam Bumbu Rujak」。メニューによると「Balinese sauted Chicken and mixed tomato, cucumber served with plain rice」だそう。バリニーズチキン!これ!と頼んで出てきたものは骨つきの鶏もも1本、ばぼーんとトマト色のソースで和えられたプレートだった。いかにもなバリのソースのその味はケチャップ風の、でもケチャップよりは甘さが控えめで辛さがある馴染みのある味。骨付きは予想外だったけれど、そうそう思ったとおり♪と美味しくいただいた。
 
今日も水遊び日和ですよという風に、薄曇りながら時折強い日差しが降り注ぎ、気温も午後になって上がる一方。ビンタンビールも染み渡るほど美味しかった。
 
あとはひたすら自転車こぎこぎ、事前に調べたマップ握りしめて「次はあそこー」「今度は道の反対渡ってあそこー」とあっちうろうろこっちうろうろ。買ったものはこんな感じ。「俺はスーパー行きたいし」と来てくれただんなと、「僕もサイクリングはしたい!」とついてきてくれた息子よ、どうもありがとう(当初は、私だけレンタサイクルで買い物して、男たちはサヌールのホテルのプールで水遊びして待っててくれてていても良いかな、とか思ってた)。
Orient
雑貨メインの小さなセレクトショップ。フランジパニの髪飾り(Rp 20000)、エスニックな髪飾り(Rp 75000)購入~
HARDY'S
地元のスーパーマーケット、だんなはここで"職場用のばらまき土産"を大量購入。私はパイナップルジャム(Rp 30400)、バティック3枚(Rp36000, Rp37500, Rp27000)を購入。この店ではお釣りをシレッとRp4500ごまかされそうになった。
nogo BALI IKAT CENTRE
インドネシアの織物、イカットの専門店。イカットそのものもたいそう素敵だったのだけれど、トカゲぬいぐるみ(Rp 69000)を購入
ASHITABA
アタ商品の専門店(お店の人によると代官山にもショップがあるそうで)。アタ製の小さな手提げ(Rp 125000)、蓋つきお菓子入れ(Rp 140000)、ポーチ(Rp 45000、Rp 50000)を購入
A-Krea of Sanur
センスの良いセレクトショップ。フランジパニの香りのシャワージェル(Rp18000)購入
Sayang
ガムランボールの品揃えが豊富なアクセサリーショップ。小さなガムランボールのついたピアス他計3点購入(値段失念、3つで4000円くらい)。
Gundang Keramik
ジェンガラを扱うアウトレットショップ。品揃えはあんまりよろしくなかった(し、B級品はやっぱりB級品という感じ)。花瓶(Rp 64800)1個買ってきた。値段は本店より2~3割は安いかなという感じ。
サヌール「Massimo」にて
アイスクリーム 3×Rp 20000
 
「Bali Hyatt」内「PIANO BAR」にて
 アイスコーヒー、アイスティー 各Rp 28000

帰りのシャトルバスは午後4時出発予定。午後3時過ぎまで買い物して、最後に通りかかったイタリアンレストランのジェラートショップで一休み。2種類盛りつけてもらってRp 20000(180円くらい)、私はレモンといちじくを選んでみた。……で冷たくて心地よかったのだけれど、甘さでむしろ喉が乾いてしまい、最後に20分くらい時間が残ったのを良いことに、ホテルロビーでも一休み。
 
日本で言うLサイズドリンクです、みたいなけっこうな分量入ってきたレモンアイスティー飲み飲み「やっと座れた~」とソファに沈み込んでいた。レモンアイスティーが容赦なく酸っぱくて(生レモンを絞ったものがしこたま入ってた……)それもまた良し。「私たち、グランドハイアットに泊まってるんだけど、伝票は部屋につけておいてくれないかな?」と聞いてみたら「もちろんですとも」とすんなりリクエストが通ったのにはちょっと驚いた。

ホテル内「Grand Club Lounge」にて
 ガスパチョ
 カプレーゼ、チーズ
 チキンサテ、野菜スティック
 ビール
 
ホテル内「PASAR SENGGOL」にて
 Adult Dinner Show 3×Rp 388000
 Beer(BINTANG) 2×Rp 60000
 7-UP Rp 35000
ホテルに帰ってシャワーあびて一休み。結局サヌール往復は一日仕事になってしまった。シャトルバスのタイミングが良かったら「午前中はホテルで水遊び」とか「午後早く帰って水遊び」とか出来たかもだけど、ちょっと無理だった。
 
午後6時半頃、ぷらぷらとクラブラウンジのカクテルタイムに寄り道しながら、今日はホテルのディナーショー。
 
「これ、絶対ディナーショーの食事でも出ると思うよ」
「そっかそうだよね」
と言いつつ、カクテルタイムでチキンのサテをもぐもぐ。一応、カクテルタイムでは軽めにしておきましょうということで、サテの他はカプレーゼと野菜スティック、チーズ1切れ、ショットグラスに少量入れられたガスパチョ、という感じで。
 
ガスパチョのグラスには苺とパインが飾られていて、「もしやストロベリージュース?」と思ったのだけれど、しっかりガスパチョだった。甘くて辛くて、明らかに「味つけのベースはサンバル(インドネシア料理、マレー料理でお馴染みのチリソース、ケチャップ寄りの甘めのがあったり、がっつり辛いのもあったり、色々)です」という風だったのが面白かったし美味しい。
 
このホテルには「PASAR SENGGOL」という、立派な舞台つきのブッフェレストランがある。毎夜毎夜、今日はケチャ、明日はダンス数種類のミックス、と様々な催しがブッフェディナーと共に提供されているのだそう。一度くらいこれも行っておきたいねと、バリ島にやってきた翌朝に「今日の夜って何やるの?明日は?明後日は?」と内容を聞いていた。初日がケチャ、2日目がダンスミックス、3日目がバロンダンス、とのことで、「ケチャはウルワツ行くから、だったらバロンが見たいなぁ」と早めの段階で予約をお願いしておいた。
 
まぁ、ホテルの催しだからダンスはあまり期待せずにおまけ程度で、ブッフェが楽しめると思えばいいじゃない?なんて言っていたのだけれど、これがなかなかのハイレベル。10人ほどのガムランつきの楽団が生演奏を奏で続け、役者さんは計10人。がっつりと見応えのあるバロンダンスを鑑賞できた。
 
料理の方も、「外の厨房で作って持ってきて並べました」という風じゃなく、厨房棟が2つ3つあって、出来立てのものがどんどん並べられていく感じのもの。なんといっても炭火で焼かれていくサテが最高に美味だった。チキンとビーフとラム、3種類をひたすら食べる。バビグリン(子豚の丸焼き)も食べる。ソトアヤムもあったし、今日も全種類はとても食べきれないほどにインドネシア料理が揃っていた。定番のナシゴレン、ミーゴレンも、勿論。
 
ショーが始まった頃にちらっと貰ってきたのは、種類豊富なアイスコーナーからシナモンアイスとライチ&ライムシャーベット、果物コーナーからパイナップル、そしてピサンゴレン(ホットケーキミックスみたいなのを絡めて揚げた、揚げバナナ)。
 
お腹もいっぱい、ダンスも良いものを見られました……とお腹も心も満足して、最後はショーの出演者たちと記念撮影タイム。
「俺、バロンと撮る!あとお姫様とも撮る!」
とだんなが息子以上にはしゃいでいた。
 
1週間、いや2週間くらいバリ島でだらだらしていたいものだけれど、とうとう明日は帰国の日。最後の1日も思い切り楽しまなくちゃ。

2011年10月9日日曜日

セントレジスのサンデーブランチ

ホテル内「Grand Club Lounge」にて
 スモークドハム、ベーコン
 スパニッシュオムレツ、マッシュルームのソテー
 フルーツ
 パン・オ・ショコラ、テーブルロール
 ビーツとキュウリのジュース
 牛乳、ミルクティー
昨日はなんだかんだで疲れ果てて10時になるかならないかのうちに就寝。
 
案の定、今朝はあまり明るくもないうちから目が覚めてしまって、時間を見れば午前5時30分。日本時間だと午前6時30分、結局「いつもの時間」くらいに目が覚めた。
 
昨日の日記をぽちぽちつけつつ家族が起きるのを待って、午前8時、今日もラウンジに赴いて無料の朝御飯。
 
料理の種類はおおむね同じで、でも菓子パンの類は7割以上入れ替わっている感じ。「TODAY SPECIALS」はSpanish omulette と sauteed forest mushrooms with herbs だった。日替わりの野菜ジュースは「beetroot & cucumber juice」。昨日も「○○とキュウリのジュース」というやつで(リンゴ、だったかなー)結局それは飲まなかったのだけれど、今日は試しに飲んでみた。ビーツとキュウリのミックスジュース。
 
「……うん、ビーツだよね。んでもってキュウリだよね」
リンゴやトマトあたりも入っているのか、ほのかに甘さも塩気もあって飲みやすく調整されていはいたけれど、それは見事にビーツとキュウリの味だった。
 
今朝はちょっと軽めにしておきましょうということで、TODAY SPECIALを貰った他は、ごく軽めにちょこちょこと。グラスに盛られたフルーツもだんなと半分こした。苺とパパイア、メロン、パイナップル、黄色いスイカという組み合わせで、残念ながらマンゴーは無し。そういえばマンゴスチンもまだ食べてないなぁ。
「The St. Regis Bali Resort」内「Boneka」にて
 Food Brunch 3×Rp 495000
 Beverage Brunch 2×Rp 495000
午前中の数時間はお部屋でまったり。せっかくのスイートルーム、満喫しているようでけっこう部屋を空けていたりもして、シングルベッドサイズもあろうかという巨大なソファに寝ころんでやたらとたくさん数があるクッションを思うさま抱え込んだりしていた。
 
お昼御飯は、同じヌサドゥアエリアにあるThe St. Regis Bali Resortというホテルのサンデーブランチをいただきに。
 
地図で見る限りでは、海岸線を500mくらい進めばそのホテルに行けそうな感じなので「歩いて行けるかな?」とホテルの人に相談するも「タクシー乗った方がいいわよー」と言われ、行きはタクシーを使うことに。グランドハイアットも相当ゴージャスなホテルだけれど、セントレジスはこれまた輪をかけてなんだか凄かった。
 
車寄せから、ロビーフロアを通してずどーんと吹き抜けで海まで視界が広がっている。ロビーに立って右手がサンデーブランチのレストラン。旅行前に日本からメールで予約を入れた時に「Complimentary aperitif selection, including our signature Bloody Mary from 11h00 A.m to 12h00 P.m at The King Cole Bar.」と案内があったので、11時過ぎに到着するようにお出かけしてみた。ロビー左手の"The King Cole Bar"で、カクテル飲んで一休みした。
 
バーの何ヶ所かには、天蓋つきのお姫様ソファみたいな席もあって、そこに座って冷たいパッションフルーツダイキリを。サンデーブランチに含まれるアペリティフは5種類ほど(ノンアルコールのミント入りレモネードもある)で、何杯かいただこうかと思いつつ、ダイキリがものっすごく大きなグラスに入ってきたので1杯で断念した。
 
そして12時からお待ちかねのサンデーブランチ!
 
要するに「ランチブッフェ」なのだけれど、ここのはたいそう幸せなのだと聞いていた。卓上には20種類ほどの品名が載ったメニューがあり、それはスタッフに注文すれば席まで持ってきてくれるのだそう。料金にはフレッシュジュースやスムージーなども含まれ、アルコールは別料金。
 
ブッフェコーナーには生牡蠣もあったものだから、
「だったらスパークリングワインくらい飲みたいよねぇ」
とお願いしたら、これがうっかりボトムレスサービスだったらしく(一人4500円ほどの追加料金が請求されることに……)、途中からそれに気付いた後は遠慮会釈無くたっぷりスパークリングワインをいただいてしまった。……シャンパングラス、3cm減ると、いつの間にかまた3cm水位が戻ってるものだから、もうどれほど飲んだら自分でもわからない。
 
使っている食材もたいそう豪華だったお料理の数々は、小皿や小鉢に美しく盛られているものも多くて、見た目もたいそう素敵なものばかり。
「ブッフェに来たら、全種類食べないと気が済まないわ!」
という年はとうに過ぎ去り、「欲しいものを欲しい量だけ食べればいいのよ」という境地になったとはいえ、でもこのレストランは
「ああっアレも食べたいのに、これも食べてないのに、でも無理……」
と愕然とするほど、食べたいものばかりだった。
 
洋食がベースではあるけれど、お寿司コーナー(!)があったり、味噌汁や日本風のお粥があったり、中華の点心類やラーメンもあったり。入り口近くには伝統的なインドネシア料理コーナーもあって、望めば"ナシ・チャンプル"(ご飯と数種のおかずの盛り合わせ)を作ってくれるようにもなっていた。
 
で、生牡蠣コーナーで生牡蠣いただいて(ソースは2種類、コリアンダー入りのライムソースと玉ねぎ入り赤ワインのヴィネグレット、だそう)、シーザーサラダやハム、スモークサーモンなどの冷菜をいただいた後、いよいよメインの温かい料理。
 
スペシャリテのひとつが「クロワッサンフレンチトースト」だそうで、それもいただいた。ただでさえバターたっぷりなクロワッサンを卵液に浸してバターで焼き上げるという暴挙に出たフレンチトースト、ふわふわ食感で生地の隙間という隙間に卵液が染みてじんわり焼けていて、最高に美味しかった。アイスクリームのように盛られたホイップバターはほんのりシナモンの香り。
 
テーブルには、「ただいまこんなんできましたけどー」と次々スタッフたちが料理のお皿を持ってお勧めに来てくれたりもする。
 
うっかり豚バラのグリル(中華の焼味のように皮目をクリスピーに焼き上げてあるけど、ソースは洋風)を貰ってしまったりしつつ、他のスペシャリテ、フォアグラのムース(ブリオッシュに洋梨と共に乗せられてベリーのソースを添えてある)と、キャビアをしこたま乗せたパンケーキもしっかりいただいた。
 
目の前でカットしてくれるローストビーフも絶品で、息子はうっとりしながら
「ロウリーズも幸せだけど、このお店も幸せ……♪」
と、"ローストビーフと、卵コーナーで焼いてもらったオムレツの盛り合わせ"などというすごいものを頬張っている。
 
そろそろ夫や息子が脱落しようという頃、私は
「でもデザートは食べるよ!てか、食べなきゃ!」
と、意気揚揚とクレームブリュレとリンゴのベニエ、パイ生地にカスタードクリーム挟んでホワイトチョコ味のメレンゲをかぶせた風の「Allumatte」という焼き菓子を貰ってきて、更にココナッツのパンナコッタをいただいて、お食事はやっとおしまいになったのだった。
 
ああ、でも、斬新なプレゼンテーションをしていたチョコフォンデュもちょっとやりたかったし、おっきなマカロンも美味しそうだったの……マドレーヌもすごく美味しそうだったのに、食べられなかった。残念。
 
食後は、ついでにとセントレジスの中をぷらぷら歩いて海岸まで出て
「あの船が浮いているあたりが私たちのホテルだよね」
「歩けそうじゃない?」
と、海岸沿いをてくてく歩いてホテルに帰還。砂浜は歩きづらくて途中はだしになったりしたけれど、腹ごなしにはちょうど良い運動だった。
 
……ところで、明日からグランドハイアットではASEAN絡みの国際会議が開催されるそうで、昨日の午後からホテルには大量の警官とガードマンがやってきている。防弾チョッキを着たいかつい警官の手には、アサルトライフルまで握られていて(だんなと息子が興奮気味に"照準もついてる!"とか囁き合ってた……君たちはバイオハザード←ゲームのやりすぎだ)、リゾートには甚だそぐわない景観だけれど、手厚い警護をしてくれてると思うと安心かな。
ホテル内「Grand Club Lounge」にて
 ビーフパストラミ、サーモンロール、えびせん
 ナゲット、揚げ餃子
 野菜スティック
 パンダンカスタード
 シャンパン
お腹一杯すぎて(あとお酒の酔いもあって)よろよろしながら部屋に戻った後は、クラブフロア用専用プール(広くはないけど空いていて快適)で、トドのように昼寝してみたり。今日は一日たいそう良い天気、日焼け止めもがっつり塗ったけれど、それでも家族揃って日焼けした。
 
そして今日こそカクテルタイムに赴きましょう、と、夕方部屋に戻って着替えた後、朝食をいただいているクラブラウンジで無料提供されるカクテルタイムを楽しんできた。
 
パンやフルーツ、チーズなどは朝とおおむね同じような品揃えで、あとはお酒の肴に合いそうなナッツや甘いお菓子、肉や魚の冷菜が出てきている。温かい料理も2種類、チキンナゲットと、揚げ餃子のような外見の「vegetable turnovers」があった。
 
「これから夕飯食べに行くしね」
「ていうか、まだお腹空かないし……」
と、軽くつまみながら私はシャンパン、だんなはビール、息子はスプライトを飲み飲み。
「Four Seasons Resort Bali at Jimbaran Bay」内「WARUNG MIE」にて
 Sate Lilit Rp 130000
 Soto Ayam Rp 140000
 Gulai Kambing Rp 190000
 Nasi Bali / Nasi Kuning / Nasi Merah Rp 0
 Cha Kangkung Rp 35000
 Es Campur Rp 0
 Beer(BINTANG) 3×Rp 65000
 Mango Iced Tea Rp 55000
夕飯は、私とだんなの思い出の店に行くことに。
 
だんなは初めて、私は2回目のバリ島だった14年前の新婚旅行は、「憧れのホテルに泊まろう!」と分不相応なのは承知の上で「Four Seasons Resort Bali at Jimbaran Bay」に泊まったのだった。ホテルの料理はどれもこれも美味しいものだったけれど、忘れられなかったのが「WARUNG MIE」(ワラン・ミー)という麺料理メインの軽食のお店。いわゆる"ラーメン"とはちょっと違った風だったけど、「インドネシア風ラーメン」はたいそう美味しかったし、「焼きうどん」「餃子」というものをバリ島で食べた(しかも、なんだかすごく美味しかった)のは強烈な思い出だ。
 
ワラン・ミーが今もあるのはwebサイトで確認済み。前回のバリ旅行はまだ小さな息子を連れていたからここまで食事に来ることもできなかったこともあって、今回は!と行ってみることにした。
 
一応電話で「予約した方がいいかな?いらないかな?」とホテルに聞いてみると「予約は入れた方がおすすめですよ」と言われて、7時半で予約。7時にタクシーに乗ってゆるゆるジンバランまで移動した。
 
坂を上ったところにある、吹き抜けのロビーの感じは「そうそうこんな感じだった!」と懐かしい気持ちに。
ぼんやりと地面近くにランタンのように並ぶ明かりを頼りにしながらてくてく歩いてワラン・ミーを目指した。このホテルは全室ヴィラでね、小さなプールがついてるんだよーと息子に話しつつ。
 
到着したワラン・ミーは、雰囲気は以前来た時のものを残しつつ、「気軽な麺料理屋さん」ではなくてトラディッショナルなインドネシア料理を供するお店になっていた。全体的にお洒落な雰囲気になっていて、素敵な感じ。あらまぁ、と、軽く驚きながらあれこれ料理をいただいたけど、さすがフォーシーズンズ、何を食べても美味しかった。
 
お店のスタッフさんたちに「新婚旅行で来てこのお店気に入っちゃったんだ、今回は14年ぶりに来たんだよ」等と話したら、「僕の知らない時代の事を貴方は知ってますね!」とシェフにニコニコされ、給仕の人たちにも「おかえりなさい」と言われ。
 
コース料理をお勧めされたけれど、「ゴメン、サンデーブランチ行っちゃって、あんまりたくさんは食べられないんだ」(ほら、当初はラーメン食べる気で来たわけなので……)と、アラカルトからいくつか注文していただいてきた。
 
私が選んだのは「Gulai Kambing」。インドネシア風ラムシチュー。ココナッツとレモングラス、ライムの葉が入った、カレー的な味わいのシチューで、ラム肉のサテと"ご飯のお団子"がついてきた。ホロホロに煮込まれたシチューは、「ココナッツ味のスープカレー」なノリで、ご飯を浸して食べてもとても美味しい。
 
息子はソトアヤム、だんなはサテの盛り合わせに空心菜炒めをつけてもらっていた。ご飯は無料で、「ライスいかがですかー」と3種のご飯(普通の白いごはん、ターメリック入りの黄色いご飯、赤米入りの赤っぽい色のご飯)を小皿によそってくれる。
 
全体的に上品ながら程良くスパイスの香る料理で、でもうっかりご飯もいただいちゃったから一同満腹。デザート……食べたいけど、アイスティーくらい飲みたい感じもするけれどでもちょっと厳しいかなぁ……と思っていたら、「これ、お店からのプレゼントよ」と、1人1つデザートがサービスされた。
 
「Es Campur」(エス・チャンプル)というそのデザートは、フルーツとパンダンゼリー、タピオカ、発酵キャッサバ、ココナツミルクを合わせて(←日本語メニューくれたので、その説明から)、クラッシュドアイスを加えた「冷たい具沢山ぜんざい」のような雰囲気のもの。シンガポールやベトナムあたりにやたらと具沢山で色鮮やかなかき氷があったりするけれど、それと似た風なものだった。甘くて爽やかで美味しい。
 
「今度は昼抜きで来いよー、たくさん料理作るからなー!」
的な事をシェフに言われて見送られ、タクシーでホテルに帰るともう9時。
 
今日は一日美味しいものを食べました、みたいな日なのだった。

2011年10月8日土曜日

初めてのBebek Goreng

ホテル 「Grand Club Lounge」にて
 スモークドハム・スモークドフィッシュ・ハム
 オニオンピクルス・ドライいちじく・ドライマンゴー
 フルーツカクテル
 クロワッサン
 インドネシアンマフィン・チーズクリームバナナケーキ
 オレンジジュース・ミルクティー
昨夜は深夜1時を過ぎる頃にベッドに入って、でも案の定6時頃には目を覚ましてしまった私。
「日本時間だと7時だもんなーそりゃ目も覚めるわなー」
と、一人ぺたぺたとリビングルームを歩きまわってみる。広い。落ち着かないほど広い。
 
昨夜はもう真っ暗で見えなかったベランダも、カーテンを開けてみれば呆れるほど広いベランダがあって、椅子やテーブルも並んでいた。1階の部屋のベランダのすぐ外は池があって鯉や小魚、アヒルが泳いでいるのが見える。ちかくの木にはリスまでいた。おおおおお、なんか……「紛うかたなき楽園」に来た感じ。
 
早くだんなと息子も起きないかなーご飯食べに行きたいなーと思っているうち、息子が起きて、数十分後にはだんなも起きてきた。8時過ぎ、家族連れだって朝御飯。
 
スイートルームの宿泊者は"Grand Club Lounge"が使えるのだそうで、コンチネンタルブレックファストと夕方のカクテルタイム(あと日中のお茶も)無料で楽しめる。ただそのラウンジが遠かった。おっそろしく遠かった。バリ島最大規模を誇るこのホテル、レセプション棟を挟んで左右に2つずつホテル棟が建っていて、私たちは左隅の海岸沿い。ランジは右隅のちょっと内陸側。
 
「ん……海岸沿いに歩いて行って、で、帰りはロビーの方に寄りつつ上の方から散策しながら帰ることにしようか」
と、ぺたぺた歩いて朝御飯場に向かうことになった。良いお散歩ではあるのだけれど、クラブフロア宿泊客専用プール(メインプールより全然小さいけど、静かで空いていてよさそうだ)もこれまた遠いので、まぁ、なかなか大変そうなのだった。
 
池に囲まれた、壁のないラウンジは当然ながら冷房も入っていなくて、でも朝のうちはそれほど暑くもないので快適。ブッフェ台そばのソファ席に案内してもらって、くつろぎながら軽めの朝食を楽しんだ。コンチネンタルなのでオムレツ焼いてくれるシェフなどはいなくて、パンとフルーツ、コールドミート、というシンプルな内容。でも品揃えは思った以上に豊富だった。紅茶もティーバッグじゃなくてちゃんと茶葉使って淹れてくれたものだし。
 
ハム類と、ピクルスや少しの生野菜、ドライフルーツに、カットされてグラスに詰められたフルーツ。パンの種類はしこたま豊富で、そして卓上には「TODAY SPECIALS」というポップ札があって「egg mousse with shiitake mushrooms ・ hash-brown potatoes」と記されていた。どうやら温かい料理が日に2品だけあるみたいだねと、ココット焼きのような卵ムース(ムースと言うにはちと固かった)をいただいてみる。
 
「インドネシアン マフィン」とか「チーズクリームバナナケーキ」なるものもいただいてみつつ、もぐもぐ。
BALI COLLECTION内「FRANGIPANI BALI」にて
 Bebek Goreng Rp 75000
 Beer(BINTANG) Rp 23000
午前中はホテルのメインプールで水遊び。
 
ほどほどに傾斜があってほどほどに長さもある快適なウォータースライダーがあり、そこを拠点にしながらラグーンのように曲がりくねったリバープールをぐるっと一周。子供連れがたいそう多いし、日本人もたくさん。なんでも宿泊者の3割が日本からのお客さんなのだそうだ。
 
お昼前に水からあがって、着替えた後は「外にご飯食べに行きましょー」「ついでにスーパーとか見てきましょー」と、ホテルに隣接するショッピングモール「BALI COLLECTION」へ。新婚旅行で来た頃からある古いショッピングモールは、観光地ヌサドゥアにあるだけあって、他のエリアよりおしなべて価格は高め……だけど、遠くに出かけるのもめんどくさいねと、食事がてら簡単な買い物はここで済ませることにした。
 
インドネシアっぽいものが食べたいねと飲食店のメニューを眺めて進むうち、日本語が達者な店員さんの誘い文句についついつられて入ってしまったのが「FRANGIPANI BALI」というお店。初めて食べる「Bebek Goreng」なるものを注文してみた(それが今日の写真)。
 
「Fried Duck w. vegetale, rice & sambal」なのだそう。小ぶりの、半羽分のダックが、小骨はパリパリと食べられてしまうほどにこんがり揚げられて出てきた。トマトたっぷりの自家製らしいサンバルと、レモングラスと生姜が香るピリ辛味の小皿がついてくる。あとはキャベツときゅうりとトマト、可愛らしく円錐形に盛られたご飯。
 
だんなは「Bali Nasi Campur Rp 62000」(Gedampfte Reis geschmuckt mit pepes ikan, tum Ayam, Sate lilit, nyat nyat, lawar kacang saur und Sambal)、息子はオニオンリングが乗ったゴージャスなハンバーガー「Febulous Burger Rp 52000」。ビンタンビール飲み飲みつまんでいたら、雨がバラバラ降ってきた。早めにプール上がっておいて良かったねぇ、と話しながら、小雨降る中もぐもぐ食事。食事を終えて買い物を済ませる頃には雨もすっかり止んでいた。
Grand Hyatt Bali 内 「SALSA VERDE」にて
 Antipasti Platter Rp 135000
 Pizza Indonesiana Rp 113000
 Pasta Carbonara Spaghetti Rp 102000
 Involtini di Maiale Rp 195000
 Panna Cotta Rp 72000
 Gelati Vanilla Rp 31000
 Beer (BINTANG) 3×Rp 60000
 Sangria Rp 125000
 7-UP Rp 35000
 Coffee Rp 35000
買い物して、しばしホテルでのんびりしてから、4時頃お出かけ。
 
毎日開催している、ウルワツ寺院のケチャを見たくて、
「帰りも迎えに来て欲しいんだけどー」
と、ホテル入り口のタクシーカウンターで相談してみたら、「だったらチャーターをお勧めするよ」とのこと。1時間$13だそうで、それをお願いしてしまうことにした。
 
チャーターだったら、ついでに寄って欲しいところがあるんですけど、と、ついでにJENGGALA KERAMIKに行ってもらうことに。バリ島で一番買い物したかったのが、ジェンガラの食器。フランジバニの模様が彫られた綺麗なお皿は、ずっと「いつか買うぞー現地で買うぞー」と思っていた品だった。
 
ジェンガラ行きたいジェンガラジェンガラ、ここからジンバランに向かう途中にお店があるでしょ?とお願いしたら、「だいじょぶだいじょぶー」と愛想の良い運転手が、なぜか全然違うお土産物屋さんに車をつけた。「たくさんお買い物するといいよー」とばかりに降ろされたのだけれど、この建物、なんか違う気がする……と入ってみれば、雑多なお土産物が並ぶ、小綺麗だけれど怪しげな土産物屋さん。「ついている値段から、20%お安くなりマス、あと○○すると5%引きで××……」と、気持ち悪い感じに愛想の良い店員たちが寄ってくる。でも、こんな店なのにお客さんがけっこう入ってるんだなぁ。
 
欲しいものは全然ないし、何よりついている価格は昼に訪れたバリコレクションより更に高めという感じでお話にならなくて、お店入って1分後にそこを後にした。典型的な、「連れてきたタクシー運転手たちにはマージンあげますよ」みたいなお店。ここじゃなくて!ジェンガラ!と憤慨しながら車を出してもらう。余計な事をするお前にチップはもうやらん、と決めて、実際彼にはチップを1ルピアも渡さなかった。
 
で、今度こそジェンガラでお買い物。時間もあまりないし、何より店内は写真撮影禁止だしで写真は1枚も撮れなかったけれど、息子が隣で
「お皿10枚目ー!」
とカウントしながら仰天する中、15アイテムばかり(でも箸置きとか小皿も多いのよ)お買いあげ。カエルのついたお皿も買ったし、バナナリーフの大皿も買った。念願のフランジバニのも小皿と長角皿とフチのない四角い大皿を。
 
そのまま空港に持っていけるようにしてくれる「check-in box」なるものを数百円でお願いできるので、パッキングもお願いした。箱の内側に発泡スチロールの板を張って、放り投げても割れないくらいに厳重に梱包してもらい、にっこり笑って「7kg!」と重量を告げられて渡された。……大きなお土産が増えました。
 
うっかり時間をかけてお買い物してしまったので、ウルワツ寺院到着は5時45分頃。崖の上に建つ寺院がよく見える場所にある会場は、既にお客さんがみっちりと座っていた。観光バスも呆れるほどたくさん。
 
逆に、そのギリギリのタイミングで来たのが功を奏して、広場(舞台)から一段上がって階段状の客席が並ぶ、その広場と舞台の境界にもお客が案内されつつあった。座り心地は宜しくなかったけれど、期せずして最前列でのケチャ鑑賞。
 
大学の卒業旅行で友人と来た時と、だんなとの新婚旅行で見たケチャはデンパサールのアートセンターのものだったけれど、それはすごく良いものだった。ケチャの集団の周囲に透明なドームがあって、そこだけ空気が違う、みたいな、独特な雰囲気を感じるものだったけれど、今日のは残念ながらそこまでの感じはなくて。お客さんたちのマナーもあんまりよろしくないし、会場側も、開演してからお客さんをどんどん詰め込んで踊り手さんとお客が門のところでぶつかっちゃうような感じになってしまっていた。何度か「あ、あの空気だ」と思える瞬間が来ても、その数秒後には霧散しちゃうような。
 
舞台そのものも、エンターテイメント性を強く出していて、魔王がお客さんにちょっかい出したり、白い猿ハヌマーンも何かとお客さんに絡んだりで、後半は客席から笑いが絶えないような感じだった。息子はたいそう笑って喜んでいたけれど、私はちょっとがっかりかなー。あの、アートセンターで見たみたいなケチャが見たかった。
 
そしてホテルに戻れば、もう8時というところ。「20分で行けるヨー」なんて運転手さんは言っていたけど、片道40分のなかなかの行程だった。
 
イタリアンっぽいのが食べたいねと、ホテルについてからの夕御飯はプールサイドのイタリアンレストラン「SALSA VERDE」で。
 
息子は一人でカルボナーラ(嬉しい感じに大盛りの)を抱え込んで平らげ、それを平らげると一人早々に部屋に戻っていった。私とだんなは「シェアして食べようか」と、あれこれ注文。「Antipasti Platter (Parma Ham, Italian Salami, Tomato & Mozzarella Salad, Baby Octopus, Artichokes & Olives, Grilled Vegetables, Parmigiano Cheese)」に、「Pizza Indonesiana (Pomodoro Sauce, Mozzarella, Braised Beef, Chili, Mushrooms, Fried Shallots)」、メインディッシュは「Involtini di Maiale (Pork Rolls Filled with Mozzarella Cheese, Ham & Mixed Mushrooms, Dressed on Risoni Pasta, Pomodoro Sauce)」。
 
どれもちゃんと美味しかった。アペタイザープレートは、全部が2切れずつ盛られていて、2人で食べてちょうど良い分量。お上品にちまちま、という感じではなくて、豪勢な盛りの「トラットリアの夕御飯」みたいな感じだった。
 
チーズたっぷりのリゾットが敷かれたインボルティーニも良かったけれど、何より「これ!美味しい!」と思ったのが「ピッツァ インドネシアーナ」。スパイシーなシュレッドビーフがこれでもかと散らされて、揚げ葱とトマトソース、モッツァレラ、マッシュルームのほんのりピリ辛味のピッツァ。厨房に石釜があるのを見て「これはピッツァ食べなきゃだよね」と注文したのは正解だった。
 
その石釜で焼いたらしいパンも味わい深いものだったし、「ピザ生地を薄く伸ばしてパリパリに焼きました」風のグリッシーニっぽい突き出しも良い感じ。イタリア色のトマト・バジル・ヨーグルトベースの3種のソースが添えられてきたのが面白かった。
 
うっかりデザートにパンナコッタまで頼んでしまい、部屋に戻ると「遅かったじゃん」と、風呂も済ませた息子がちょっと不機嫌なお出迎え。
明日はねー、サンデーブランチに行くんだよ。楽しみ!

2011年10月7日金曜日

バリ島に来ましたよー

成田空港内 「La Toque」にて
 モーニングオムライスセット \980
今日からバカンス、起床は朝6時。
 
最後の荷造りをしている間に猫たちが寄ってきて「私はここに入れば良いのかニャ」「俺はここに収まって一緒に行くのニャ」とばかりにスーツケースの荷物の隙間に「自分の位置」を決めてごろごろしている。ごめんごめん、君たちは今回も留守番だ……と、後ろ髪ひかれながら家を出た。
 
ちなみに、3泊以上外泊が続く時は、猫の世話はペットシッターさんにお願いしている。1回来てもらうごとに、我が家の場合は交通費入れて3500円弱。
 
鍵を事前に預けておいて指定の日時に来てもらい、猫のご飯やトイレの世話をしてもらう。「知らない人に鍵を預けて心配じゃない?」と言う人もいるけれど、見知った人に鍵を預けて入ってもらうというのもそれはそれで別な方向に緊張するし、お互いビジネスと割り切って色々頼めるので、私はけっこうこのサービスが気に入っている。地味にありがたいのが、郵便物をポストから取り込んでおいてもらうこととか、ベランダの花に水をやってもらえること。
 
何も食べずに家を出たので、成田空港に着く頃にはすっかり空腹。チェックインしてから「何か食べよう……」と、手近なお店に入ってささっと済ませることにした。「La Toque」というオムライスとカレーのお店で、店が掲げるとおりにオムライスとカレーを食べている私たち。
 
私はモーニングオムライスセット(\980)、だんなは朝カレーセット(\980)、息子はミックスサンドウィッチセット(\880)、それぞれサラダとドリンクつき。
 
オムライスセットは、デミソースかトマトソースが選べるようになっていて、デミソースを選んでみた。……うん、すごーく美味しいというわけじゃないけど、卵は半熟に良い具合に固まっていて、中もちゃんとチキンライス。悪くなかった。
 
で、10:50発のJAL便で、いざインドネシア、ジャカルタへ。今年のバカンスはバリ島!
機内食
 がんもと根菜の煮物
 おひたし
 福豆
 二色うどん
 ブリの照り焼き
 ご飯
 チーズ味のラスク
 味噌汁
 アイスクリーム(ハーゲンダッツバニラ)
 ビール(キリン一番絞り)
そうそう、搭乗前に
「プレミアムエコノミーシート、追加料金払いにてご利用いただけます」
との案内が。
 
なんでも、プレミアムエコノミークラスは残席にかなり余裕があるのだそう。値段を聞くと1シート2万円とのことで……
「うーん、自分の分だけなら払っちゃいたいところだけどね」
「家族3人分となると、けっこう重いよね」
と、おとなしくいつものエコノミークラスで行くことにした。
 
乗ってなるほど、エコノミークラスのシート数はそれほど多くはなくて、そしてこちらは満席なのだった。
 
時間通りに離陸した飛行機、機内食は洋風の肉料理(煮込みハンバーグっぽいの)と和風の魚料理(ブリの照り焼き)の2択。
 
ちょうど私たちの席はワゴンが最後にやってくる位置だったようで、
「あいにくハンバーグは残り1食となってまして……」
とのことで、息子がハンバーグ、私とだんながブリ照りで。
 
JALの国際線に乗ったのは何やら久しぶりな気がするのだけれど、エコノミークラスの機内食も美味しくなったなぁ、と、思ったり。洋食と和食で副菜もすっかり違うのが用意されていた事にも軽く驚いた。味噌汁が出てきた事には更に驚いた。
 
で、何より嬉しかったのは食後に出てきたミニカップのハーゲンダッツ!
キャセイでサービスされなくなってしまって久しいハーゲンダッツのデザートにJAL便でお目にかかれるとは!と、たいそう幸せにいただいた。
 
食後はだらだらと、ビデオサービスで「パイレーツ・オブ・カリビアン」とか見てみたり。最新作の「生命の泉」(だっけ?)を初めてちゃんと見たのだけれど、インデイージョーンズ最後の聖戦と、高橋留美子の人魚シリーズの漫画を合わせたような内容だなーなどと思ったりした。
機内食
 アーモンドのデニッシュ
 スカイタイム(柚子ジュース)
ジャカルタ着陸は、日本時間6時半、現地時間4時半というところ。
 
着陸前に、おやつみたいな感じで出てきたのが、アーモンドデニッシュ1個&ドリンクサービス。
色々選択肢がある中から、「JAL乗ったからにはやっぱりこれ飲んでおかないと!」と、「スカイタイム」を選んだ。JALオリジナルの柚子ジュース、めっちゃ美味しいのよね。
ジャカルタ空港内フードコートにて
 SOTO BETAMI Rp 35000
 ペットボトル水 Rp 6500
 
機内食
 ナシゴレン
 チキングリル with サンバル
 ココナッツとナタデココのゼリー
 りんごジュース・紅茶
「マイレージ使ってどこかいきましょう」が今回の旅行の主目的だったから、JAL便を使うことにしたのだけれど、悲しいことにJALのバリ島直行便はついこの間廃止になってしまったのだった。ジャカルタでの乗り換えが必要で、今回の乗り換え時間は3時間半と少々長め。
 
国際線出口から国内線搭乗口への移動がなかなか分かりづらくて難儀したけれど、それでもたっぷり時間が余ってしまった。
 
で、フードコートでさっそく「バリ飯じゃー」「異国の味じゃー」と食べてみたのが、バリ4回目にして初めて口にした「SOTO BETAMI」なるもの。
 
同じお店で買って、 SOTO BETAMI (レシートにはBETAMI+NASI(SOTO)とあった)はRp35000、だんなのSOTO AYAM (AYAM+NASI(SOTO))もRp 35000。息子が「これ食べるー♪」と買った、クリスピークリーム(!)のオリジナルグレーズドは1個Rp 6000(で、甘いグリーンティーがRp 15000)。
 
店頭に、具のみをボウルに入れた見本があったので「この、肉とじゃがいものやつ食べてみる~♪」と選んでみたのだけれど、出てきたものは「ほんのりピリ辛味のココナッツスープカレー」的なもの。アタリだった。たいそう美味しかったししっっかりと異国の味だった。平皿に、ご飯がこんもりよそわれて添えられてくるから、ノリとしても「スープカレー」な感じだ。
 
とろみのないサラサラのスープの中には、煮込んだ牛肉と、モツも少々。刻んだトマトとじゃがいもも入り、フライドオニオンとフライドガーリックがたっぷり散らされている。表面にぷかぷか浮かぶのは「えびせん」的な……というか、えびせんより更に繊維っぽく魚っぽい味がしたので、漁港で売られている「たこせんべい」に近いような感じのもの。パリパリ食感の煎餅のようなトッピングが食感も良くて素敵だった。
 
「んー……日本で食べるほうが美味しいけど、でもちゃんとクリスピークリームの味だなー」
と、息子もそこそこ満足気。
 
ジャカルタ-バリ間は1時間45分のフライトなので「ご飯も出ないでしょう」と空港で食べちゃったわけなのだけれど、乗ってみたら「おやつ」と表現するのはやや重めな軽食がちゃんと出てきた。
 
錦糸卵の乗ったナシゴレンと、なかなか大きめサイズの鶏肉のグリル。脇にはやけに食感がムチムチと固めなココナッツ味のナタデココ入り透明ゼリーも鎮座ましましていた。
 
このナシゴレン(と、ケチャップ風外見の小袋に入った)サンバルソースが思いのほかしっかりと辛くて、"辛口寄り中辛味"のカレーでも普通に食べる息子が「これは……辛いね」としょんぼり顔になってしまうほど。私もSOTO BETAMIの後だったので全部は食べずに、ゆるゆるとバリへの機中を過ごしていた。
 
バリ島到着は現地時間11時過ぎ。1時間の時差があるので日本では日付が変わった頃。やっぱりバリはなかなか遠い。
 
お願いしていたホテルの送迎となんなく落ち合えて、向かったのは初めて泊まる、ヌサドゥアエリアの「Grand Hyatt Bali」だ。ここ数年、すっかりハイアット信者のようになって国内で宿泊し続けた結果、めでたく「ホテルポイント6000でスイートルームにグレードアップ」ができるようになったので、さっそく使ってみることにしたのだった。
 
宿泊費用たったの200ドルそこそこで、案内されたのはどえらいお部屋。
 
だだっぴろいリビングルームにダイニングテーブル、ベッドには大きな天蓋、トイレも2つ、バスルームも踊れるほど広い。
「これはホテルからのプレゼントです」
と、テーブルに置かれた大量のウェルカムフルーツとラズベリーのタルトにうっとりして、うっかり深夜にタルトはいただいてしまいつつ、バタバタと入浴して就寝。だんなも息子も、みなさんお疲れさまでしたー。明日からたっぷり遊ぼう。