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2024年11月19日火曜日

おでん食べ放題!

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「551蓬莱」の
 豚まん
苺 w/牛乳&練乳
プーアル茶
今朝は、京都で頑張って(いや、全然行列はしていなかったから頑張ってはいなかった)買ってきた、「551蓬莱」の豚まんを。
 
やっぱりおいしい。すごくおいしい。豚まん最高。
 
最近は、"551の孫の店"が立て続けに都内に出店している風だけれど、あれは似て非なる感じで、値段も高いし、全然ちっとも欠片も551心は充足できないので、見ても看板から目を逸らしがち。
 
ああいう豚まんだと思えばおいしいのかもしれないけれど、"551創業者の孫"!というのをアピールポイントにしつつのあの味は、違うなと思ってしまうのだった。
 
そして今シーズン初苺は、なんと見切り品、15粒のパックが200円。
 
どこ県産とも知れず、ただ「苺」とだけ記されていたそれは、さすがに新鮮そのものというものではなかったから、練乳と牛乳かけて苺スプーンで潰していただいた。ちゃんと甘くて酸っぱくて、200円なら大満足。
冬のくちどけポッキー ふぞろい品
で、今日のだんなは、在宅勤務。
 
私はいつも通りにジムに行き、帰ってきたところで「何か食べなくて大丈夫?」とだんなに言われ。
 
確かにお腹ぺこぺこです、と、だんなが職場のオフィスグリコのキャンペーン?か何だかで買ってくれた、ふぞろいポッキーを食べることにした。
 
こんな感じで、大きめ箱に6袋、だったかな。
 
分量たっぷり、いくらかお安かったみたい。
 
製造工程で、ちょっと欠けたり折れたり、見た目の基準をクリアできなかった製品たち。
おいしさそのまま、特別価格でご提供するお菓子のアウトレットです。
 
だそうで、けれど、開けてみた袋は「何がふぞろいなんだろう?」としか思えなくて。
 
写真でこうして見ると、確かにちょっとムラがあるのかなー?というくらい。
 
ポッキーは、積極的にせっせと買うお菓子ではないけれど、食べるとおいしいなあとしみじみ思う、懐かしのお菓子。
船橋「炉端とおでん 呼炉凪来 船橋店」にて
 お通し(おでん食べ放題) 2×\550
 やみつきパクチーサラダ \748
 とりかわユッケ \638
 あおさの出汁巻き玉子 \638
 焼き鳥5本盛り \979
 2h飲み放題 2×\1980
今日はだんなと2人の夕御飯。
ちょうどだんなは終業後に船橋のお医者に行くそうで、「じゃあ待ち合わせて船橋で食べて帰る?」ということに。
 
突き出しの料金でおでん食べ放題をいただけるお店が出来きたらしいと知ったのは、1ヶ月ほど前のこと。
 
炉端とおでん 呼炉凪来(ころなぎらい) 船橋店」という店で、母体は株式会社FOOLISH
 
一番多く展開しているのが、この"炉端とおでん 呼炉凪来"で、あとは"スミビトケムリ"が8店舗、他にも数種類の飲食店がという感じみたい。
 
最初にやってきたのは、大根とちくわが1つずつ、さつま揚げ、白滝は2つずつのシンプルおでん盛り。
 
この後は、空になったこの皿をおでんカウンターに持っていけば、好きなだけおかわりをいただける。
 
早々に貰ったお代わりは、こんな感じで、そしてそれほどには種類は多くなく。
 
webサイトに掲載されていた、
 
大根・こんにゃく・はんぺん・玉子・厚揚げ・しらたき・たこあし・焼売・さつま揚げ
 
そのままという感じで、けど残念ながら"たこあし"は無かった。それ以外の全部はあって、ひと通り貰ったし、白滝とさつま揚げは何度もお代わりした。
 
で、今回、予約時点で2時間飲み放題を事前につけていたのだけど、種類はそれなり限られていて。
 
メニューに9種類あった日本酒のうち飲み放題は2種類、焼酎も同様に、対象は黒霧島(芋)、いいちこ(麦)、しろ(米)の3種類。
 
あとは生ビール(残念ながらスーパードライ)、チューハイ系、ワイン、ソフトドリンク(でも黒烏龍茶は対象外)という感じ。
 
でもビール飲んで日本酒2人で2合のんで焼酎4杯飲んで、という感じで、それなり元は取れたのかな。
 
そして一品料理もまあまあ良い感じ。
 
良い感じにパクチーもりもりだった”やみつきパクチーサラダ"に、写真はこってり甘辛味の"とりかわユッケ"。
 
下の写真の"焼き鳥5本盛り"は、まあこんなもんかな……な味だった(船橋にはおいしい焼き鳥屋がけっこうあるというのもあり……)けれど、値段相応な味ではあって。
 
この店の並びには同じ系列の「スミビトケムリ 船橋店」もあって、こちらは種類豊富なモツ焼きがメイン。そちらも一度は行ってみようかなーと思いつつ。
 
で、結果、私が口にしたおでんは、
 
  • 大根1/2個・ちくわ1/2本・さつま揚げ・白滝
  • こんにゃく・厚揚げ・焼売・はんぺん・玉子
  • 大根1/2個・焼売・さつま揚げ
  • 厚揚げ・玉子・白滝
  • 焼売・白滝
という感じで。
 
口当たりが良いものだから、つい、せっせと白滝を食べてしまったけれど、案外おいしかったのが焼売。
 
皮がてろてろになりがちだから、家のおでんでは多分入れないかなーと思った(あとどうしてもひき肉はだしがいっぱ出てしまうから全体が焼売味になりそうで)ものの、これは良かったな。
 
そんな感じで、飲み放題もつけたからお会計は8000円くらい。飲み放題+おでんで2500円ほどと思うと、他に飲み食いしたら妥当な感じだったかな。
 
またおでんをたらふく食べたくなったら来ようと思う。

2018年1月12日金曜日

幸せ物産展

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豚味噌うどん
麦茶
今朝は家族で豚味噌うどん。
 
息子はセンター試験対応で大学休み、だんなも仕事が休みで、家族揃って平日にしてはちょっと遅めの朝食になった。
 
まだ肉や白菜のかけらが残っていた鍋の残りなので、なかなかに具沢山。
七味唐辛子と黒胡椒と、両方かけながらいただいた。
千葉そごう 催事会場にて
 「日本橋お多幸本店」の
     とうめし定食 2×\981
     たまご \191
     ちくわぶ \191
     つみれ \250
 「木内酒造」の
     常陸野ネストビール飲み比べ 2×\1000
「今日、千葉に行くとね、551蓬莱が買えます」
「まじでか」
 
今週末は土日とも用事が入ってるから、買いに行くなら今日か週明けかなーと思ってたんだけどね、と、だんなに千葉そごうで開催中の「ご当地うまいもの大会」を見せれば、「お多幸も来てるじゃん!」とたいそう乗り気。
 
じゃあ、551ついでに色々見に行ってみますか……とお出かけしてみた。
 
舐めてたね。
551蓬莱の人気っぷりを、私たちはまだまだ舐めていた。
 
文句なしに催事場一番の人気コーナーになっていた551、行列は100人以上かな、という感じ。待ち時間は1時間以上だそうで。
 
「あかん」
「あんまんも食べたいし、おとなしく通販しよ……?」
 
関西出張もまたいずれあるんでしょ?なんて言いつつ、イートインコーナーを早々に目指したのだった。
 
「おでん定食」「とうめし定食」などと共に単品おでんも頼めるようになっていたイートインコーナー。
 
「とうめし定食」は、とうめしの他、「おまかせおでん」2品と赤だし、お新香つき。
おまかせおでんは文字通りおまかせだそうで、
「じゃあ、単品追加したら、それを外して組み合わせくれるかな?」
「絶対食べたいのは別に買おう」
と、たまごとちくわぶ、つみれを別注文してみた。
 
卵の色合いが大変にすばらしい、「日本橋お多幸本店」のおでん♪ 嬉しいことに、だんなと私の「おまかせおでん」は別々のものを盛ってくれ、全部で7種類のおでんを食べることができてしまった、嬉しいランチ。
 
だんなの皿には「大根・さつまあげ」、私の皿には「半ペン・ごぼうまき」(品名はメニュー表にあったものから)。
 
わーいわーいと全部を半分こして食べてきた。だんな曰く、ここのちくわぶは理想の中の理想のちくわぶなんですって。
 
小さめのご飯茶碗に口切りいっぱいご飯をよそって、その上にご飯と同じくらいの分量があるんじゃないかという豆腐の塊。だしもご飯にほどよく染みて、豆腐もろともご飯を食べるのがこの店名物の「とうめし」。
 
そこそこ混雑してはいたけれど、それでも本店の行列に比べるとかなりらくちんに、絶品とうめしを食べることができた。ああ、おいしい。幸せ。
 
千葉そごうの物産展にて、常陸野ネストビールもごくごく。 あとは、「へんこ」さんが来ていたので練り胡麻を買ったり、常陸野ネストビールさんも来ていたから、うっかり飲み比べセットを貰ってしまったり。
 
ビールイベントで飲んで美味しかった「賀正エール」「だいだいエール」の他、ホワイトエール、ラガー、アマリロ、ニッポニアもあったので、2セット買って飲み比べ。
 
「賀正エール」は毎年微妙に味を変えて作ってるんですって。
今年のものがこっくり濃厚で「飲むパン」そのものみたいな感じで、すっごく好み。
 
柑橘の爽やかさとほろ苦さを感じる「だいだい」もとても好き。
 
続々と551の白地に赤のロゴの袋を持つお客さんがフロアに溢れて来る中、やっぱりあの行列は勘弁だねと、あとは美味しそうなコロッケとメンチカツを買って帰宅することにした。
千葉駅エキナカ「いまでや」にて  日本酒(三重 木屋正酒造 而今 純米吟醸 八反錦 無濾過生) \500
エキナカに美味しい酒屋があるの、ほんとにずるいから……。 ……で、例によって、帰り際にぬるっとエキナカの酒屋に寄ってしまうという。
 
ほんと、改札の中に素敵な酒屋があるとか、ほんと、駄目だから。寄っちゃうから。
 
さすがに今日は酒瓶こそ買わなかったけど、それでも一杯だけ、バーコーナーで飲んできた。
 
だんなのも私のも、店頭メニューに無かったお勧めを店員さんに出してもらったもの……だったと思う。
 
私は而今(じこん)の八反錦 無濾過生、だんなは澤屋まつもとの「守破離 雄町×山田錦 生酒」(700円)。
 
どちらも米の味が乗った、とても美味しいお酒だった。瓶に白ペンで描いた風なワインボトル風の英語のラベル(?)もお洒落。「Omachi」のOの文字が犬の顔になっている。
 
口当たりが少しばかり微発泡な感じで、旨味と酸味の中にシュワッとした口当たりもあったりして、うん、これ、美味しかったなぁ……而今もすごく美味しかったんだけど。
「肉のたかさご」の
 たかさごメンチ
 やき豚コロッケ
千切りキャベツ
お吸い物(インスタント)
羽釜御飯
ビール(ザ・プレミアム・モルツ〈香る〉エール 初摘みホップヌーヴォー)
今日は昼からおばあちゃん家に行っていた息子、夕飯も御馳走になってくると連絡があって、「じゃあ買ってきた君の分のコロッケは明日の夕御飯にしなさい」と返事して、だんなと2人で夕御飯。
 
「ここのメンチカツとコロッケ、すっごく美味しそうじゃない?」と催事で買ってきたのは、「肉のたかさご」のもの。住所は月島……と見て、思い出した。あった、あったね。バス通りに面したところに、ビルになってた大きな肉屋さん。
「あった、あったよ、そんな店あった」
と、20年以上前に住んでいたあのエリア界隈を思い出して、ちょっと嬉しくなった。
 
焼き豚がごろごろ入った重量感のあるコロッケに、それ以上にみっちり「詰まった」感のあるどっしりメンチカツ。
 
それとビールがあればもう充分だねと、千切りキャベツ添えて、吸い物はだんなの金沢出張土産の加賀麩「ふやき御汁 宝の麩」から2種類選んで。
 
「めっちゃ高かった~」と言いながら買ってきたこのインスタント吸い物(と味噌汁)、包まれた麩の中央を軽く破いてから椀に入れて湯を注ぐと、ふぁ~っと色とりどりの具が出てきて、たいそう綺麗。
 
綺麗な上に味もよく、それぞれちゃんと違う味がする。今日私が飲んだ「潮」はかき玉子やわかめが入り、そしてほんのり梅の味。
 
うっとりするほど美味しいコロッケとメンチカツに、これまた目にも美味しい吸い物で、簡単に済ませたのにすごく幸せな夕御飯だった。さて、明日からは怒濤のイベント続き。

2015年10月31日土曜日

脱出とおでん

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「スワンベーカリー」の
 クリームパン
 ミルクフランス1/2本
 キッシュ 1/2個
カフェオレ
今日は土曜日、夕方に頭を使うイベントに参加(例によって脱出ゲーム)の予定。昼間は特に予定がないからのんびりの予定で、
「夕飯が遅くになりそうだから、お昼は遅めにがっつりと、って感じですかねー」
とだんなと相談しつつ、朝ごパン。
 
だんなが昨日、通りかかったついでにと「スワンベーカリー」で買ってきてくれたパンは、クリームパンとミルクフランスとキッシュ。
 
「何も考えないで買ったら、なんかミルク系ばっかになったよ」
と言っていたけど、確かにどのパンも「乳製品がっつり系」という感じ。乳製品好きな私にはウェルカムな品揃えで、ミルクフランスやキッシュは半分こしながら美味しくいただいた。息子の分のパンももちろんあったから起こしたのだけれど、息子は全然起きず……。
 
スワンベーカリーはアンデルセンが技術協力しているから、ミルクフランスもアンデルセン系の味。でもパンがちょっと柔らかめで、なんだか優しい味がした。
「ほっかほっか大将亭」の
 のり唐揚弁当 \482
麦茶
お昼は地元のお店で外食しようか悩んだ結果、ドカ盛り名物の弁当屋さんの弁当を。家族3人、唐揚げつきの「のり弁」、「のり唐揚弁当」にした。
 
みんな大好き「ほっかほっか大将亭」の、「のり唐揚弁当」。みんな大好き「ほっかほっか大将亭」の、「のり唐揚弁当」。みんな大好き「ほっかほっか大将亭」の、「のり唐揚弁当」。 「のり弁」にあるまじき、このボリューム。
 
御飯の上には昆布の佃煮、おかか醤油、海苔。
 
巨大な唐揚げは鶏むね肉だけれどしっとりとして美味しくて、これが2個。
 
白身魚のフライとちくわの天ぷら、あとはもやしの和え物、漬物。
 
このボリュームのおかげで、夜9時近くなった夕御飯まで、空腹を感じずにがつがつ動くことができたのだった。発泡スチロールの器ににはちゃんと蓋もついているのだけれど、蓋が蓋として機能していないというか、単に「上にかぶせているだけ」というか。
 
おかずももとより、御飯も呆れるほどたっぷり詰まっていて(別に、大盛り指定とかしてないのよ……)、ある意味「バランスの良い盛合せ」。おかず、御飯、おかず、御飯、と食べて行くと、「確かに、このおかずの量だと、このくらいの御飯が欲しくなるよねー」という絶妙な分量なのだった。いや、それでも、全体量が多いんだけどね。
 
うっかり全部食べてしまって、午後少し休んでから今日の目的地、有楽町へ。
 
家族3人で挑戦したのは「東京リアル脱出ゲーム Vol.15 ある映画館からの脱出」。場所は丸の内ピカデリー、有楽町マリオンの9階にある映画館。
 
映画館での謎解きだから、当然「映画」がキーアイテムとして登場してきて、そして「映画館だけどおしゃべりOK」「映画館だけど写真orビデオ撮影OK」という愉快な特典(?)つき。
 
いつもの謎解きとは勝手が違うところも多々あって、序盤の私はほとんど全く戦力にならなかったのだけれど、終盤はちゃんと働けた……と思う。久しぶりの「脱出成功者」になることができた。
 
「ああああ!わかった!これってこういうことなんだ!」という「気付き」が訪れた時の快感はなかなか他では得られないもので、だから私たちはまた謎を解きに来てしまうんだなぁ……次は来月、ルパン三世コラボに挑戦する予定。
日本橋「お多幸本店」にて
 厚焼玉子 \550
 揚げぎんなん \580
 牛タンおでん \800
 おでん(大皿3人前) \2800
 たまご \190
 こんにゃく \190
 やきちくわ \190
 だいこん \240
 がんも \260
 ふくろ 2×\290
 牛すじ 2×\390
 いいだこ \390
 はんぺん \360
 じゃがいも \290
 きゃべつまき \330
 ちくわぶ \190
 半とうめし 2×\200
 とうめし \390
 瓶ビール(サッポロラガー) \650
 日本酒(大七) \770
 日本酒(賀茂泉) \770
祝勝会は、日本橋の「お多幸本店」。
 
謎解き終わって会場出るのが多分7時半過ぎ、夕飯は8時過ぎで、ラストオーダーがそれなりに遅いお店にしないとねー……と銀座、有楽町、日比谷界隈のお店を考えていたのだけれど、「……あ、お多幸も選択肢に入るか」と呟いたら、だんなの顔がぱあああと輝いた。気温もけっこう低いみたいだし、おでんはアリかな?アリだよね?と、おでんを食べにいくことに。
 
このお店、予約は5人以上じゃないと受け付けてくれないということで、予約は入れずに直接お店に向かってみた。店頭到着は8時過ぎ、3組のお客さんが並んでいて、待ったのは20分ほど……だったかな。さほど待たずに入ることができた。
 
まずは3人前のおまかせ盛合せから。
 
12品が盛られてくる2800円の盛合せ(今日の一番上の写真)は、こぶまき、ちくわぶ、厚揚げ、筍、大根、しらたき、あつまあげ、玉子、ごぼうまき、焼ちくわ、がんも、はんぺん、という内容。
 
適当に皆で分けつつ、
「僕の食べたいもの、別に注文していい?」
と言った息子が、まぁ食べる食べる食べる。でも、おかげで、おでんメニューほぼ全て食べることができちゃったかも。どの種も、すごーく美味しかった。
 
「牛タンおでん」。びっくりするほど柔らかい♪ これは「牛タンおでん」。
 
厚さ1cmほどにカットされた牛タンが、3切れほど。
 
白髪葱がこんもり盛られていて、甘めのこのお店のおでんだしがしこたま煮含められている。
 
色が濃いめのこのお店のおでんだしは、見た目通りにしっかり強めの味わいで、甘さも強め。私が煮るおでんはここまで濃いめの味にはしないけれど、この店で食べると美味しいし、「あり」だなと思う。
 
しっかり味を含んだ大根やじゃがいもの美味しさもたまらなかったけれど、「あ、これはやばい。これは美味しい」と思ったのは、ちくわぶ。
「いや、私、ちくわぶそんなには好きじゃないし」
「僕もあんまり興味ないから」
「どうぞどうぞ」
「どうぞどうぞ」
と、ちくわぶを愛してやまないだんなに、ちくわぶを譲っていた私と息子。いや、でも、このちくわぶはちょっと反則じゃないかってくらいに美味しかった。
 
小麦粉の塊の、旨味のカケラもないような具材だけれど、それゆえに美味しいだしを含むとたまらなく美味しくなるんだなぁ。
 
あと、気になって頼んでしまった「ふくろ」は、玉ねぎや人参、ごぼうなどが詰まっているものだった。玉ねぎがトロトロに柔らかく煮えていて、これもまた良い感じ。
 
〆はもちろん「とうめし」を。 〆はもちろん、この店名物の「とうめし」を。
 
昼はどんぶりサイズの定食になる「とうめし」、夜は可愛い茶碗サイズ。
 
写真は私の頼んだ「半とうめし」で、写真の奥のだんなの器が「半」じゃない方の普通の「とうめし」。
 
おでんたらふく食べて、お酒飲んだ後にさらっと食べるのにちょうど良いサイズになっていた。
 
店頭に貼られた雑誌記事によると、豆腐をさっと炙ってから砂糖たっぷりのだしで30分煮るのだそうだ。家で適当に豆腐買ってきて作ってもなかなかこうはならない、絶妙のフワトロ食感で、最後の一口まで嬉しい「豆腐御飯」なのだった。
 
おでん良いね、おでん最高、また来ようね~と、良い気分で帰宅。お刺身とか串焼きとか、魅力的なメニューが他にも色々あったけど、次に来てもきっと「おでんたっぷり」になってしまうんだろうな。

2015年1月8日木曜日

とうめしとガレットデロワ

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カレーうどん
麦茶
今日も5時半起きで弁当作り、今日のおかずは焼き鳥風の鶏の炒め煮。
 
最初から「焼き鳥丼」にしようかとも思ったのだけど、この季節、御飯が温かい方が嬉しいらしいので、御飯は保温容器に詰めて、おかずは別添で。食べる時に乗せれば良いよと、醤油と味醂をテラッと絡めた焼き鶏と焼き葱を支度した。
 
  • ご飯
  • 鶏ももと長ねぎの焼き鳥風
  • 春菊の粒マスタード和え
  • 玉子焼き(市販品)
  • 野菜さつまあげ(市販品)
  • りんご
  • ほうじ茶
 
玉子焼きは海鮮丼用に買ったのがまだ残っていたのでそれを使い、さつまあげも市販品。2品手抜きさせてもらって、あとは春菊の粒マスタード和え。茹でた春菊をオリーブ油と醤油と粒マスタードで和えるだけ。シンプルだけどなかなか美味しい……と思う。冨田ただすけさんの弁当本に載っていた副菜だった、かな(←うろおぼえ)。
 
昨日は七草、明日はだんな朝ジムの日……ということで、今日の朝御飯は「ここしかない」というピンポイントのタイミングでカレーうどん。
 
あんまり薄くなってしまうのも好みではなくて、残ったカレーの分量に合わせてだし汁を加え、醤油と味醂と塩で適当に調味。豚薄切り肉を少しだけ足して、冷凍うどんを入れて煮上げたら仕上げに刻み葱をぱらり。
 
今回は汁気が少なくて「和えうどん」のようになってしまったけれど、汁の味をしっかりめにしたから、それはそれで悪く無い感じ。肉を足したのも我ながらグッジョブだった。おいしー。
日本橋「お多幸本店」にて
 とうめし定食 \670
今日はお出かけ。午後イチに非常に憂鬱な予定がある(だが行かねばならぬ理由がある)ので、少しでもテンション上げようと、日本橋に寄り道。
 
昨日思い立ったその勢いで、日本橋三越の「有次」に抜き型を見に行った。欲しかった梅の抜き型と、季節はまだまだ先だけど紅葉のも1個。あと、銀杏の型も欲しかったのだけど、あいにく欲しいサイズが品切れだったので次回の入荷を待つことにした。
 
他にお客もいないことで売り場のお姉さんと色々お話できたのだけど、年末年始の「ご挨拶品」として、有次の抜き型を購入していく人が少なくないのだとか。
「申し訳ありません、本店からの年明けの入荷がちょうど明後日で、なかなか品薄で……」
ということだった。
 
羽子板と羽根の組み合わせも楽しいですよ、なんて色々使い方を伺いつつ、気になっていた「羊の抜き型」もチェック。毎年干支の抜き型が出ているんですよね?と聞いたら、
「そうですね、当店には大体11月頃に干支の型が入ってきます」
だそうで。直近の卯年は、ミッフィーのようなうさぎの顔型が出たのだそうだ。
 
来年は申だよね……使い勝手がよさそうだったら買おうかなぁとか、いやいや12年後を見越して、着実に毎年1個ずつ買ってみようかなぁとか、悩みどころ。とりあえず羊の型購入は、今日は見送った。懐あったかいタイミングで改めて来よう。
 
で、お昼御飯は高島屋からすぐのところにある「お多幸本店」に。開店の11:30到着を目処に向かったら店内は既にお客さんが入って大混雑。2階の4人席がぎりぎり空いているといった状況で、
「相席でおねがいしますねー」
と、よりによって「お一人様」が4人、テーブルを囲むことになったのだった。微妙に気まずい。でも、注文したのは全員が「とうめし定食」という足並みの揃いっぷりだった。
 
どーんとボリュームのある「とうめし」と、しじみの味噌汁、大根サラダ、大根とすじ肉と玉子の煮物、壷漬け、刻み葱のセット。
 
大根は、おでんの大根の切れ端部分といった感じで、でも味が染み染みの文句のないおかず。今日は牛すじも大きめで嬉しかった。
 
ふるふると煮崩れそうな豆腐は相変わらずの美味しさ。味がしっかり染みているのに固くなることもなくふあんふあんで、口に入れるとくしゅりと溶けていく感じ。今日は若干「つゆだく」気味で、最後はややしょっぱくて食後に猛烈に喉が渇いたりもしたけれど、それでも「おいしー」「しあわせー」と、うっとりしながら完食した。
 
そして午後は予約していた大学病院へ。
 
「親知らず、抜いてきなはれ」
と紹介された先生宛に紹介状を持って、内心びくびく、診察を受けてきた。
 
「はっはっは、見事に真横に生えてるねぇ!」
と言われ、
「歯がこのように神経を圧迫しているから、もしかしたら術後に痺れが出るかもしれませんよ?大体は治ります。でも100万人に数人くらいの割合ですが、一生残る痺れが出る可能性もあります。それでも抜きますか?」
と懇切丁寧、歯の模型まで使って説明を受け、
「いや、だって、痛いし……今は落ち着いてるけど爆弾抱えているようなもんだし……」
と年始の苦痛を思い出して「抜きます」と。
 
今日はレントゲン撮影等だけで終わり、「本番」は再来週にねということになった。生えている場所が通常より奥(?)すぎて、レントゲンにちゃんと写らなくて撮り直ししたくらいだったのだけど、
「まぁ、大学病院に紹介受けてくるような方は、そういう方ばっかりですから、大丈夫大丈夫」
ということで、あとはどーんと、無心で、臨みたいと……思います……(弱気)。
フォアグラの西京漬け w/紅玉ジャム
豚とニラの胡麻炒め
蕪ときのこの生姜スープ
羽釜御飯
「神宗」の塩昆布
ビール(ザ・プレミアム・モルツ〈コクのブレンド〉 )
 
「メゾンカイザー」の
 ガレットデロワ
カフェオレ
なんだかんだお出かけを楽しんで、買い物袋をぶら下げて帰宅し、夕飯は和風寄りのおかずで。
 
豚ニラ炒めは笠原将弘さんレシピで、オイスターソースを使った中華味ではなく、シンプルな醤油味。豚をしっかり炒めて酒と醤油、砂糖で調味し、最後にニラをざっと炒め合わせて炒り胡麻をたっぷりと。シンプル味の炒め物は思った以上に美味しかった。
 
具沢山なスープは干し貝柱と干し海老で旨味を出して、焼いた蕪ときのこ入り。味付けは醤油ベースだけれど、胡麻油も入ってちょっとだけ中華風。
 
あと1品欲しいなと、フォアグラの西京漬けをスライスして、今日はデザートもあるしねと、ちょっと軽めの献立にしておいた。
 
3人家族にはちょうど良いサイズのガレットデロワはメゾンカイザーのもの。 そしてデザートは、「ガレットデロワ」。
 
なんとなーく「1月8日頃に食べるもの(七草終わったら食べる、みたいな)」という印象を持っていたこのお菓子だけど、本来、食べるべきは1月6日なのであったらしい。
 
そっか、過ぎちゃったか……と思いつつ、せっかく都心に出たのだしとデパ地下を歩いて、これ!と思ったものを買ってきてみた。フランス本国でも「クリスマス後から1月の間、食べ続けられている」という習慣もあるらしいから、まぁいいかなーと。
 
ガレットデロワ、「王様だーれだ」の仕掛けも楽しいし、フェーヴも可愛いし、でも何より美味しいから大好き。さくさくのパイ生地、アーモンドクリーム、全てがたいそう好みな味だから、見かけるをわくわくしちゃうのだった。
 
今年買ったのは、サイズもちょうど良かったこともあって「メゾンカイザー」のものを。
 
ボタン型の可愛いフェーヴ、その柄は、嬉しいことに猫!
 
添えられたリーフレットによると、6種中5種が黒猫のもの(うち1つは黒猫2匹&白猫1匹のイラストだったけど)だったのだけど、日頃の行いが良かったせいか(?)入っていたのは唯一の白猫イラストのもの。
 
尻尾の長いスリムな白猫が屋根の上で伸びをしているもので、「お、りゃんりゃんっぽい。かわいいかわいい♪」と、王様になる前から「当たり」を引いた気分になれた。
 
パン屋メイドのガレットデロワは、でも申し分なく生地もさくさく、甘いアーモンドクリームもほどよい塩梅で、味の方も大満足。

2014年9月26日金曜日

あこがれの「とうめし」

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「Johan」のコーンパン
ランチパック 4種のおいしさ
カフェオレ
金曜朝はだんな朝ジム……の予定だったから、早起きしてすぐにささっと食べられるものをとランチパック「4種のおいしさ」を買ってきていたのだけれど、昨夜遅くに帰って来ただんなは「明日のジムはおやすみするー……」と。
 
息子は「自宅学習日」ということで学校お休み(で、自宅で学習せずに学校の友達と遊びに行くそうで……)。朝寝を満喫している模様だったのでだんなと2人で先に朝御飯にした。
 
「4種のおいしさ」ランチパックは、その名の通り、1袋のランチパックに4種のサンドが入っているユニークなもの。白パンサンドは玉子とツナ、全粒粉サンドはロースハムとチーズクリーム。白パンの方は魚焼きグリルで軽く温めてからいただいた。ついでに残っていた「Johan」のコーンパンも1人1個。
日本橋「お多幸本店」にて
 とうめし定食 \670
息子、夜も友達と食べてくると言っていたので、
「じゃあだんなと待ち合わせて飲みに行くかなー」
と。確か赤坂の飲み放題の共同購入クーポン、早めに使わなきゃねって言ってたのがあったはず……と、夜にお店で落ち合うことに。
 
急ぎの仕事もないし、じゃあ昼からお出かけしちゃおう、と、午前中に到着指定しておいた宅配便の荷物を受け取った後にいざいざお出かけ。数ヶ月前に存在を知って、「夏が終わったら食べに行こう」と行く機会を狙っていた日本橋の老舗おでん屋さん「お多幸本店」に行ってきた。
 
目当ては「とうめし定食」。
 
「とうめし」とは「豆(腐)飯」の事らしい。元々はまかない料理で、そこからお客に供する裏メニューになり、今や店の看板メニューの1つになってしまった食べ物なのであるらしい。
冷や御飯に冷や奴と薬味をかけて食べる「豆腐飯」が好きな私としては、この「あったかい豆腐飯」も食べてみなければならぬ、でもちょっと真夏はきついよねー……と思っていたのだった。
 
13時少し前、サラリーマン客が食事を終えた頃のタイミングを見計らって「1人ですー」と手動の扉を開けると、「カウンターにどうぞ!」と。6席ほどあるカウンターの2席が空いていたので、真ん中あたりの席に座ってみた。目の前には巨大なおでん鍋、その隣には2つの寸胴鍋。渋いおやっさんがおでん鍋の前に立ち、他の店員さんたちとの会話を聞くとそのおやっさんが店長なのであるらしかった。店長の立つおでん鍋の中には豆腐!ひたすら豆腐!とにかく豆腐!と、豆腐が大量に浮かんでいる。
 
そのおでん鍋の真っ正面あたりのカウンターにはお客を座らせない1席分ほどの空白があって、そこからおでんや「とうめし」の受け渡しがされるから、「とうめし」の出来上がる様がよく見えた。
大きめ茶碗にごそっと茶飯が盛られ、1切れが半丁分ほどの「煮豆腐」が煮汁ごとごそっと御飯の上に乗せられる。更にお玉半分ほどの煮汁を更にじゃばっとかけて、おしまい。
 
日本橋「お多幸本店」にて、とうめし定食全景。 お客の8割ほどがこの「とうめし定食」670円也を注文している様子だった。
 
とうめし定食に、「ちくわぶもつけて」などと単品おでんをつけてもらう人も、ちらほら。
 
とうめしの他にはしじみの味噌汁、壺漬け、刻み葱、大根のサラダ、大根と卵と牛すじの煮物、と、けっこうなボリュームだった。
 
豆腐、エッジがちょっと崩れるほどに煮られていて、味が染み染み。なのに変に固い場所があったりということは全然なくて、とろけるような口当たりなのが驚きだった。
 
あんなに汁をかけた御飯も、びちゃびちゃになっているということもなくて(多分水分控えてかなり固めに炊いているんじゃないかな)、見た目ほどくどくない。後になってじわじわ喉が渇いてきたけれど、「おでんとかお寿司とか食べた後って、大体こんな感じだしねー」の範囲内。
 
「崩した豆腐と一緒に食べる御飯」は不思議な食感の気持ちよさがあるのだけれど、この「とうめし」の食感は格別だった。期待していたけど、期待以上に美味しくて、もうもううっとり。
 
日本橋「お多幸本店」にて、大根とすじと卵の煮物。 で、こちらの煮物も良い感じ。
 
牛すじは2切ればかりで、皿の構成物はほとんど大根が占めていたけど、それはそれで幸せ。
 
寸胴鍋が2つ並んだカウンターの向こうでは、寸胴鍋にたっぷりこの煮物が入っていて、バットにこの煮物をあけて、粗熱を取って、上下を入れ替えるようにまた鍋に戻して……みたいな作業をしているところだったりした。
 
我が家のおでんよりも色が一段黒い「江戸のおでん」、普通に夜に行って1品ずつ食べるのも絶対幸せ。で、朱色の「おでん缶」にお土産おでん詰めてもらうのも絶対幸せ。また来なくちゃ。
赤坂「CAFE&WINE OSCAR」にて
 WINE BAR OSCAR COURSE MENU \6400→\3000
30分ほどの遅めランチの後は、近くのカラオケボックスのフリータイムを満喫して3時間半ほど一人ジャイアンリサイタルを満喫。
デパートの物産展や食料品売り場をぷらぷら見て歩いた後、赤坂見附に向かった。
 
夕飯は「センチュリオンホテル・グランド・赤坂」1階にある「CAFE&WINE OSCAR」というお店の共同購入クーポン飲み放題プラン。
 
ホテルレストランで優雅なひととき。フォアグラ、トリュフなど贅沢7品+豊富なワイン含む2時間飲み放題が3,000円!」なるクーポンが夏の終わりに3000円で出ていて、
「今、ポンパレのギフト券1000円分っていうのがあるんだけど」
「じゃあ2人で5000円か……ならけっこうお得かも?」
「ここのビール、ハートランドだしね。そこがポイント高いよね」
と協議の結果、だんなが2枚買っていてくれたのだった。
 
出てきた料理はこんな感じ。
 
  • 本日の先付:パリパリやみつき揚げパスタ
  • 前菜1:海老と季節野菜のマリネ
  • 前菜2:前菜2種類盛り合わせ(ローストビーフ&ゼッポリーニ)
  • 本日のバケット
  • こだわり自家製ドレッシングのサラダ
  • 自家製モッチモチ生パスタ:トリュフ香るクリームソース
  • 本日のお肉料理:フォアグラ乗せ牛肉のステーキ ロッシーニ風
  • 本日のデザート:バニラジェラート チョコレートソース
 
分量はそれなりにしっかりめ(パスタはもうちょっと欲しかったけどー)。
品名にやたらと「本日の」がついていたけど、でも、8月下旬にクーポン出して11月の使用期限まで同じ内容だったら全然「本日の」関係ないよね?と突っ込んでしまいたくなったのは御愛敬。
 
これに飲み放題ついて1人2500円だったのはけっこう幸せだった。飲んだ飲んだ。酔っ払った。
 
赤坂「CAFE&WINE OSCAR」にて。海老のマリネは野菜もたっぷりめに。 先付は、このお店の定番らしい揚げパスタ。岩塩たっぷりめにふってあって、ビールのお供に良い感じ。
 
海老と野菜のマリネは、パプリカとかぼちゃとエリンギ添え。
 
今日はけっこう暖かだったけれど、夜にはやっぱりそれなりに涼しくなったので、ハートランドビールを1杯飲んだ後はワインを中心にごくごく飲んだ。
 
葡萄の品種名で記載されていたワインは白赤それぞれ3種類ずつ。
 
赤坂「CAFE&WINE OSCAR」にて、前菜がローストビーフだ!豪華だ! ユニブラン・コロンバール(白)とメルロー(赤)がフランスワイン、アイレン(白)とテンプラニーリョ(赤)がスペインワイン、トレッビアーノ・ダブルッツォ(白)とサンジョヴェーゼ(赤)がイタリアワイン。
 
私がフランスワイン、だんながスペインワインをそれぞれ飲んで交換しつつ、イタリアワインは1人1杯ずつ。
 
うーん、スペインワインも美味しいものが多いけど、今日飲んだスペインワインは白も赤も「うーん」という印象。「なんかこう、あんまり味がない、印象が残らないワインだなぁ……」という感じで、白はトレッビアーノ~、赤はサンジョヴェーゼの、結局はイタリアワインが「うん、これなら飲める」という感じだったりした。
 
飲み放題ワインと1グラス1000円のワインを比べちゃいけないのは重々承知しつつ、「ああ、ビストロブノワで飲んだワインって美味しかったんだなぁ」」と思ってしまったり。
 
で、前菜2皿目は期待以上の豪華さの厚切りローストビーフと、揚げピザ(ゼッポリーニ)。ゼッポリーニはほんのりハーブの香りで、ローストビーフには玉ねぎベースの甘じょっぱいソースがかかっていた。
 
赤坂「CAFE&WINE OSCAR」にて、生パスタはトリュフソースを選択。うん、おいしい。 パスタは「フレッシュトマトとモッツァレラチーズのパスタ」「オリーブとアンチョビのペペロンチーノ」「トリュフ香るクリームソース」の3種類からの選択で、ここはトリュフでしょ、と。
 
飲み放題リストに「サングリア」の文字を見つけて、
「あ、なんだ、サングリアもあるじゃん~」
と、白赤順番にいただいてみて、「んで牛肉に合わせて赤ワインに戻るんだ~」と宣言して有言実行。
 
パスタは、ご覧の通りに刻んだトリュフがたっぷり。直径数センチの冷凍トリュフがあったりするから、多分そういうのを使っているのだろうなと思いつつ、でもちゃんとトリュフの風味だった。
 
赤坂「CAFE&WINE OSCAR」にて、メインディッシュはロッシーニ風。 2杯目のサンジョヴェーゼをいただきつつ、肉は「フォアグラ乗せ牛肉のステーキ ロッシーニ風」。
 
ソースはあまりトリュフっぽくなかった(トリュフ入りのソースを添えるのが「ロッシーニ風」……だよね?)ものの、フォアグラはしっかり添えられていた。
 
牛肉はごろごろ、こちらもボリュームたっぷり。
 
デザートにバニラアイスのチョコレートソースがけをいただきつつ、飲み放題にコーヒー紅茶は含まれていなかったので「ウーロン茶やオレンジジュース合わせるよりは」と、ついつい最後までアルコール。生ハードシードルを飲み飲みアイスクリームを舐めてお食事終了。
 
けっこう飲んだせいもあるけれど料理もしっかりめでお腹いっぱいになってしまい、
「赤坂にはじゃんがらがあるよ?」
「ああ、じゃんがら、良いねぇ」
「天一もあるよ?」
「天一もいいねぇ……」
と、「シメラーメン」に思いを馳せていたのだけど、それもちょっと無理そうで、「じゃあ地元に帰ってから地元でラーメン?」というのもやっぱりお腹いっぱいで断念。
 
「じゃあ代わりに」と、コンビニ寄って、帰宅してお風呂入ってから「ハーゲンダッツ 和栗」とか食べちゃってるわけですが……(和栗、超美味しいのよ!危険なのよ!)。

2011年10月22日土曜日

日本橋で、おでん!

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「アンデルセン」のチェダーチーズ
オレンジジュース
カフェオレ
数ヶ月前、劇団四季から白い封筒が届いた。
 
封筒の裏面に「the Phantom of the Opera」のサイン。
中のレターは
「四季の会会員諸君 驚いたかね?私はまだ健在だ。」
という言葉で始まっていて、4年ぶりに東京汐留に「オペラ座の怪人」の公演が始まる旨の案内が入っていた。
 
「ファントムからお手紙来た~!」
「"私はまだ健在だ"って書いてあるー!」
と、私とだんなは大喜び(劇中、ファントムの再登場シーンの第一声が「驚いたかね?私はまだ健在だ」なのね)。
 
これは予約しなきゃ"想像を絶する災い"が起こっちゃうねと、予約開始日に座して「全然四季の予約ページに繋がらない~」と嘆きながら、それでもなんとか予約を入れたのだった。というわけで、今日はだんなと観劇。息子も誘ったけれど、「ミュージカルは興味ない~。部活もあるし」とのことで、今日は夜まで別行動だ。
 
朝御飯は、そろそろ食べ頃を通り過ぎた感のあるオレンジが手元にあったので、それは絞ってジュースにしてしまうことにして、あとはカフェオレとチーズパン。「アンデルセン」の人気商品のひとつ「チェダーチーズ」は、フランスパン生地にしこたまチーズが詰め込まれた食べ応えのあるパンだ。ごろりと大きなパンを丸ごと温め、適当に割って家族で分けた。
 
部活に向かった息子を見送って、ゆるゆるとお出かけ。
汐留「海南鶏飯」にて
 ランチセット(海南鶏飯 蒸し 肉大盛) \1400
マチネの開演は1時。早めのお昼御飯を摂ってから劇場に向かいましょう、と、何度か行ったことのあるお店「海南鶏飯」で海南飯をいただくことにした。お店の入っている汐留シティセンターでは「極盛」という何やらすごいランチイベントが開催されていたのだけれど、あいにくこれは13時からのレイトランチ限定メニューなのだそう。
 
この店のこれ美味しそうだよね~、と「極盛」のリーフレットを手にして眺めつつ、今日のところは普通のランチを。
 
ランチメニューの中から一品、それにソフトドリンクとデザート(マンゴープリンか、ボボチャチャ)がセットになって1200円というランチセットがあったので、それをお願いすることにした。海南鶏飯はプラス200円で肉大盛になるとのことで、
「揚げ鶏と蒸し鶏、分けあって食べることにしようよ」
と、2人して肉大盛で、揚げ鶏の海南飯と蒸し鶏の海南飯を1つずつ注文。
 
汐留の「海南鶏飯」でお昼御飯。大好物のメニューなので、ついつい肉大盛に…… しっとりと火が入った鶏肉に、3色のソース。鶏のスープで炊いたタイ米と、少しの野菜が入った鶏スープ。
 
肉骨茶と共にこの「海南飯」はシンガポールが世界に誇れる美味だと常々思っている、私の大好物料理だ。
 
海南飯の基本は「蒸し鶏」だけど、このソースをつけて食べる揚げ鶏もたいそう幸せなんだなぁ……。
 
デザートのマンゴープリンはあいにく品切れとのことで、食後にはだんなと2人「ボボチャチャ」を。さつまいもやかぼちゃが入った濃厚なタピオカココナッツミルクだった。
 
適当にお腹が膨れたところで、いざ「オペラ座の怪人」観劇。
 
劇団四季「オペラ座の怪人」10/22マチネの出演者一覧 「あれ?この○○役の人は前に見たことあるぞ」などと思うことが度々なので、今日は会場で配られる配役表を←こうして残しておくことに。
 
ファントム役は、信頼と実績の高井治さん。この方のファントムは、前回の東京公演でも何度か拝見していたはず。
 
美声に定評がある方で、人の良さが感じられるような、"実は怪人、良い人"感が溢れる、親しみを感じる怪人だ。ラウルやクリスティーヌは多分初めて見る配役で、でも安心して見ていられる方たちばかりだった。
 
劇団四季は、直前にならないと配役が発表にならない(&配役がわかってから良い席のチケットを取るのは指南の技)ので、「この人が出るからこの日に見に行く」ということができない劇団なのがちょっと残念。前の東京公演で、ラウル役が"違いの分かる男"石丸幹二さんだった時はさすがに格好良いなぁと思ったりした記憶がある(でもその時はメグ役の役者さんが非常にがっかりな感じだった記憶もある……)。
 
今日の観劇は幸運にも、ちょっと左寄りの席ながら「前から2列目」という嬉しい席。実のところ、あんまり前すぎても逆に見えにくい(特に「オペラ座の怪人」の演出は、前にいると見にくいものがなかなか多い)のだけれど、何度も見ている演目だからたまにはこういう席も、と、予約時に前から2列目が空いていたのを良いことに押さえてみた。
 
これがやっぱり楽しくて、クリスティーヌが「夢見る女の子」的な態度をとるシーンでは、周囲のキャストが「まったくこの子は何を言っているのかしら」という顔をしているのがはっきり見てとれたりして、楽しいシーンがたくさん。
 
以下、知らない方にはなんじゃこりゃな感想ですが……

  • マスカレードのシーン、マダム・ジリーがめっちゃ良い笑顔なのが印象的だった。ああ、この人こういう風に笑うシーンもあるのか、と。
  • 今日のカルロッタは華奢で小柄で可愛らしいカルロッタ。「おだまり!このチビガエル!」の台詞に「いやいやお前も同じくらいチビだろう」と苦笑い。
  • だんなが「怪人はさー、要するに"ヒキニートの逆ギレ"じゃない?」と言い、耽美な世界観がガラガラと崩れ落ちる。ラウルとクリスティーヌはどこから見てもリア充、そのリア充に嫉妬乙なヒキニート逆ギレファントム……って、まぁ、その通りかもしれないけども……。

と、そんな感じで。
とは言いつつも、やっぱりファントムは大好きな演目。東京公演中にまた何度か行っておこうと思います(とりあえず平日マチネに行って、2階席最前列から見てみようかと)。
 
そう、それと、劇場でフライヤーを見つけたのだけれど「オペラ座の怪人 25周年記念公演inロンドン」なるものが映画館で上映中なのだそう。これは楽しそうだなぁ、と、これも見に行ってみる算段で。でも、休憩なしの175分上映はなかなか疲れそうだわね……。

日本橋「一平」にて
 牡丹コース
     前菜三点盛
     お刺身三点盛合せ
     季節の焼き魚
     特製牛すじ煮込み
     おでん三点盛り
     さっぱり酢の物
     自家製ひと口そば
 ビール・柚子サワー・焼酎ロック・梅酒など
観劇後はちらっとお茶などして、有楽町へ移動。
 
ちょうど手元に共同購入クーポンサイトで購入した「いきいき富山館でご利用可能な1,000円分商品券」というのが3枚あるところだったので、富山のアンテナショップが入る有楽町駅前の交通会館内をうろうろ。アンテナショップ巡りはたいそう楽しかった。うっかりたっぷりお買い物。
 
まずは富山アンテナショップで、1500円で購入した3000円分の商品券を握りしめ、「ますのすし」と地ビール数本、チーズ入りのかまぼこを購入。
 
建物入り口あたりで"うどん県"イベントやってたので、1回200円の銀杏つかみ取りに挑戦しつつ、地階の福岡アンテナショップでは「キャベツのうまたれ」と同じシリーズの「もやしのうまたれ」、東京では見かけない長浜屋のカップ麺を購入。
 
秋田アンテナショップでほうれん草や舞茸などを買って、大阪アンテナショップで明日用の朝ごパンを買って、最後にうっかり「むらからまちから館」で日本酒購入。一気に大荷物になってしまった。いやー楽しいねアンテナショップ。
 
そして東京駅までてくてく歩き、そこで息子と待ち合わせして夕御飯。
 
東京駅の広大な地下街に直結したビル地下にある「一平」という居酒屋に行って来た。
「飲み放題で、この金額はお得かも」
と、だんなが買っておいてくれていた共同購入クーポン「【東京駅直結 創業82年】歴史が作る変わらぬ味!伝統おでん盛に、牛すじ煮込み、自家製そば..とホッと一息つける、2時間飲み放題付き牡丹コース全7品【5,000円⇒2,500円】」使って、あれこれ飲み食い。
 
調子に乗ってずいぶんあれこれ飲んできた。で、御飯もしっかりちゃんと出てきた。
 
今年の夏頃、「なんかもう共同購入クーポンサイトも良さそうなお店載らなくなっちゃったし、そろそろ卒業かしら~」と思っていたのだけれど、またポロポロと興味深い内容のクーポンが発売されたりして、現在手元に6~7店分の未使用飲食クーポンがある次第……まだ、なんだか卒業できそうにないのだった。
 
日本橋「一平」にて、共同購入クーポン使ってあれこれ飲み食い 最初に出てきたのが「前菜三点盛」と、「お刺身三点盛」。
 
前菜は昆布巻きと、"和風テリーヌ"的な練りもの、葉玉ねぎ(かなと思ったけど葉玉ねぎの旬は春ですよねぇ……小長ねぎかな?)に味噌添えたもの。
 
「季節の前菜」と言えば、我が家ではコレ(もう半ば伝説となっているがっかりクーポン屋での1コマ……)が忌まわしい記憶となって残っているのだけれど、今日の「季節の前菜」はちゃんと美味しかった。
 
「季節の前菜だ!」
「カニカマ入ってなかった!」
と変なところで盛り上がる私たち。
 
お刺身は赤身のマグロ、ブリ、炙り帆立。
 
そして「季節の焼き魚」は大ぶりの鮭の塩焼き(に、きゃらぶきと、はじかみ添え)。おでん三点盛りと牛すじ煮込み、シメの一口蕎麦の前にはもずくの小鉢……と、ひととおりのコースはどれも幸せに美味しかった。
 
飲み放題の日本酒や焼酎はさすがに「すごく美味しい」というものではなかったけれど、でもお値段気にせずあれこれ飲めてすっかりご機嫌。
 
日本橋「一平」にて。この牛すじ煮込みが絶品でした♪ 特に美味しかったのが、この牛すじ煮込みと、おでん。
 
牛すじ煮込みは、ホロホロの食感に煮込まれていて、味のベースは味噌でも醤油でもなく「おでんだし」。
 
こってりとした調味料の味がしない分、すじ肉そのものの美味しさが感じられて、家族一同「これは旨いね!」ともぐもぐ。
 
この手のお店は、ともすると「周囲はクーポン客ばかり」という感じになったりもするのに、このお店は普通に仕事帰りのおじさまグループなどで賑わっているのだった(テーブルに出ているもので明らかにクーポン客じゃないとわかるわけで)。それもまた良い感じ。
 
おでん盛りは、先に息子の分だけ出してもらった皿には卵と大根とはんぺんが。
 
私とだんなは2人分を一緒に盛りましょうかと言ってくださって、豆腐と卵と大根、こんにゃく、ウィンナー巻き、ロールキャベツが盛られてきたのだった。
 
関東のおでんは、かなりしっかり醤油色をしているのだけれど(我が家のおでんもしっかり茶色い)、このお店は関西風のおだし。醤油の入らない澄んだだしは、えぐみがなくてうっとりするほど美味しかった。
 
自慢のだしなんですよ、という風に、盛りつけ皿にも取り皿にもだしをしっかり張って持ってきてくれるのがまた嬉しい。1滴も残さずいただいてきた。
 
で、息子の好みの練り物などはあまり入っていなかったので、シメのお蕎麦の前にちょっとだけおでんの追加注文をした。
息子リクエストのチーズ巻きと、私リクエストの餅巾着。
 
「俺はちくわぶ10本とカツ丼だったら、ちくわぶ選ぶほどちくわぶが好きだ!」
と力説するだんなに
「それはない!そこはカツ丼選ぶでしょー」
と私と息子に反論されつつ、ちくわぶも追加。あと、ちくわも1本。
 
そうか、家おでん時に、ちくわぶは何が何でも入れておかなきゃいけないんだな……と改めて思いつつ、良い具合に美味しいだしが染みた餅巾着は私が一人で美味しくいただいた。
 
安い具だと1つ180円ほど、お高いものは350円~400円台、という感じ(たとえば牛すじは350円、自家製つみれは420円)。けっこう高いな、と思ったのだけれど、「おでんたらふく食べて3000円」といった感じだったら、それは納得のお値段かも。
 
美味しいおでんが食べられて、他のつまみもあれこれ楽しめるお店というのは、これまで池袋でちょこちょこ行く「かぶら屋」(ここは静岡おでんなんだけど、それがまた良い感じ……♪)しか知らなかったのだけれど、関西風の美味しいおでんが東京駅界隈で食べられる、という選択肢が一つ増えて嬉しい限り。
 
「美味しいお店だったねー」
「また来ようね」
と、盛り上がりながら帰宅したのだった。