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2015年7月31日金曜日

だんなBDの鉄板焼き~

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「Edy's Bread」の
 ミルクフランス
 クリームパン
アイスカフェオレ
昨日、仕事の帰りがけにだんなが買ってきてくれたパンで朝御飯。
 
「ごめん、おゆきさんの分、クリームクリームになっちゃったー」
と、私の分はミルクフランスとクリームパン。どんだけクリームが好きな人なんだ私、という組み合わせ(確かにクリーム、大好きだわ)。
 
このお店のミルクフランスは、クリームふわふわでパンもふわふわ、「アンデルセン」のそれと比べるとかなり違った感じの、「どこが一体"フランス"なんだろう」という感じのミルククリームサンドパンなのだけれど、これがなかなか美味しいし、サイズも大きすぎず小さすぎずの手頃な感じが素敵。
船橋「てんや」にて
 あなご天 \200
 Wチーズ天 \380
 生ビールセット \580
 小うどん \210
今日はだんな、お仕事お休み。なんやかや済ませなきゃいけない用事もあって、お昼は家族で船橋まで行ってきた。
 
お昼御飯は適当に駅近で、冷やし中華みたいなもの食べたい気分じゃない?と駅ビルなどを覗いたのだけれどピンと来るお店がなく。「てんや」の前を通りがかったところで、「てんやで良くない?」「ああ……悪くないかも」と、ここに入ることにした。
 
私とだんなはたいそうお得な「生ビールセット」を頼んで、追加天ぷらも少し足して、あとは小ざるうどんをさらさらっと。
 
「てんや」の生ビールセットはなかなかお得でお気に入り♪ 「生ビールセット」は、1杯400円の生ビールに天ぷら4品盛り(海老、いか、れんこん、いんげん)がついて580円というお値打ち品。
 
今日は季節メニューの「あなご天」も1人1つつけてもらって、あとは息子と2人「あ、これ美味しそう」と「Wチーズ天」も分けて食べることに。
 
「Wチーズ」は、モッツァレラチーズの天ぷらが2つと、「チーズ包み揚げ」(餃子の皮でチーズ包んで揚げた風なもの)が4つ盛られて、これはおつまみメニューの1つらしい。他にも「ハムカツ」や「鶏唐揚げ」なんてメニューもあった。
 
このおつまみメニューは、「てんや」の中でも限られたお店にしかないみたいで、津田沼店では見たことのないメニュー。
 
揚げたての天ぷらがこの値段で楽しめるのだから、お手軽で良い店だ。
涼しい店で英気を養ったところで、用事済ませて、ちらりと買い物もして、一度帰宅~。
浅草橋「ステーキハウス柳鳳」にて
 JRW プレミアム曙コース \5400
 瓶ビール・日本酒
今日から2週間ちょっと、「ジャパン・レストラン・ウィーク 2015」が開催とのこと。
 
JCB先行予約のタイミングで、加盟店をざっと眺めて「んー、でもあんまりお得なお店、ないねー」言いつつ、気になったのが、浅草橋ベルモントホテルにある「ステーキハウス柳鳳」というお店。
 
店舗案内に「希少価値の高い日本酒をご提供」と書いてあるのも見逃せなくて、家族3人分の席を予約しておいてみた。
 
浅草橋は、ビーズアクセ作りにはまっていた時に材料を買いに来た町。印象としてはアクセサリーパーツと人形と服飾関係の問屋街の町、という感じ。神田川沿いの静かな通り沿いにホテルがあって、通りに面した1階がそのステーキハウスだった。
 
あまりの暑さに最初は瓶ビールを1本いただいて、その後は日本酒を2種類ほど飲みつつの、ステーキディナー。税込5400円でこの内容はかなりお得だったと思う。しかもサービス料は要らないそうで、追加の飲み物代は3700円ほど。ソフトドリンク2杯、瓶ビール1本、日本酒2合で、飲料代も良心的だった。ランチも魅力的なメニューがあるみたいだし、また来たいな。
 
コースの内容は
 
  • 自家製オードブルセット
  • ディナー特製スープ
  • 甘みたっぷり焼き野菜
  • 自家製ドレッシングの季節のサラダ
  • 国産牛ロースステーキ
  • 肉汁たっぷりガーリックライス 又は ライス
  • お味噌汁・おしんこ
  • デザート
  • コーヒー 又は 紅茶
 
という感じ。
 
食事スタートと同時に、鉄板の上で薄切りにんにくが1枚ずつきっちり並べられて丁寧に丁寧に焼かれていくという、ちょっと面白い光景が広がった。
 
多めの油で一気に火を通すと、焦げやすいし油の方に香りが移ってしまうからこうして焼くんですって。パリッパリに焼かれたにんにくは除けられて、最後に肉に添えられて出てくる寸法。
 
浅草橋「ステーキハウス柳鳳」にて、酒の肴のぴったりな前菜盛り合わせ♪ 前菜は、長芋のピクルス(?)と、大粒のオリーブ、牡蠣の山椒煮、カマンベールチーズのカナッペ、サラミ。
 
牡蠣と長芋は日本酒かなぁ、と、他のものをビールでいただいて、途中から日本酒を。
 
カウンター向こうの冷蔵庫にはワインと共に日本酒の瓶がぞろぞろ置かれていて、どんなのがあるのかなぁとわくわくしながら「日本酒いただきたいのですが」と言ってみたら、問答無用で最初の一杯を片口に注がれて、ちょっとびっくりした。
 
続く、お代わりのお酒も問答無用で別の種類のものを出して注いできたので(「こちらでいかがでしょう」といったやりとりも、特になく)、日本酒の選択権がお客にないお店なのかなぁ、なんだか面白いなぁ……と思いつつ、でも、そのお酒がどちらも美味しかったので満足。
 
1杯目は、ベルモントホテルオリジナルラベルの「福井 南部酒造場 花垣 純米吟醸 無濾過生原酒」。お米は五百万石だそうで、良い意味で五百万石らしくない、旨味のあるどっしりとしたお酒だった。五百万石って、あんまり好きじゃない方向に淡麗辛口、あっさり系のお酒になることが多くて、私もだんなも「好みな方向と違う酒米だよねー」という印象だったので、「あ、こういう方向の五百万石もあるんだね」「おいしいねー」と。
 
2種類目は、「滋賀 上原酒造 不老泉 亀亀覇 皇 純米吟醸」。「かめかめは」という面白い名前のお酒。米は亀の尾。
 
先よりもこってりどっしり、米の味がちゃんとする、これまた美味しいお酒だった。和牛の脂にも負けないお酒。
 
浅草橋「ステーキハウス柳鳳」にて、これから肉を焼きますよー。 スープはかぼちゃの温かいポタージュ、続いて出してくれた「焼き野菜」は、厚切りの玉ねぎと椎茸、パプリカ、おくら……だったかな。
 
玉ねぎが、シャキシャキ感を残す絶妙な焼き加減で、たいそう美味しかった。しかも味つけは「バター醤油」。そのまま食べても美味しいけれど、卓上にはぽん酢も出てきて「お好みで」と。
 
そして玉ねぎドレッシングの和風サラダが出てきたところで、鉄板で肉が焼かれ始めたのだった。予約なしのお客さんがぽつぽつ入ってきて、店内は3組のお客さん。そう広くはないお店で、カウンターに3組+テーブルに2組入れば満席という席数。
 
肉の皿には、最初に焼かれていたスライスにんにくと、トリュフ塩。そして3つに区切られた薬味皿に、わさび醤油、ぽん酢、胡麻だれの3つのたれがついてきて、「お好みで」と。
 
A4ランク国産牛、「サシも適度に」という感じで、肉汁たっぷり。すんばらしく、美味しかった。自家製らしい胡麻だれも、濃厚な風味で良かったけれど、やっぱり普通に「塩」とか「わさび醤油」とかが美味しいな、と。
 
もうちょっと食べたいかなー?と思いつつ、自重しておいた。お酒もなんだかんだ、けっこう飲んだし。
 
浅草橋「ステーキハウス柳鳳」にて、誕生日デザートプレートは花火つきでした。 そしてデザートは、フルーツとヨーグルトムース(?)の盛り合わせ。
 
だんなの分は、誕生日仕様で、飾り皿にストロベリーアイスと花火のおまけつき。エエ声のウェイター氏が歌を歌ってくれて、小さなお店の中、皆で拍手~。
 
このお店、ホテルレストランなのに土日祝はお休みという不思議な営業なのだけど、ランチは2000円ちょっとでステーキランチをいただけるそう。
 
また食べに来たいな。美味しかった!
 
ちなみに、だんなへの誕生日プレゼントは、「版下入稿で作った、オリジナルネクタイ」でした。「こういう柄のネクタイあればいいのにー」というのが市販で無かったから、思いあまって作ってしまったという。今回は初めて注文ということで、柄の大小の具合とかいまいち図りかねてしまって、なんというか「ごめん今回はプロトタイプということで!」という感じに。
 
でも、シルク印刷の感じも縫製の具合も文句無いクオリティのものだったので、まためげずに注文してみようと思う。ちょいちょい個性的な市販ネクタイ買ってはプレゼントしていて、職場や出張先で「ずっと気になってたけど、君のネクタイ、すごいね……!」と言われているらしいので、その方向性を高めてみようかと。遠目で見て「すごい!」じゃなくて、よくよく見ると「え、この柄、え?」という路線のものが大好きです。

2015年3月6日金曜日

急遽、ウェスティンホテル

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スコーン(プレーン・レーズン) w/クロテッドクリーム・自家製ジャム
ミルクティー
今日は弁当作りの必要がない、のんびりめ朝御飯。
 
息子とだんなには「豚味噌うどん」を出して、母と私は「横濱スコーンクラブ」のスコーン2種類を煮出しミルクティーでいただいた。
 
我が家にはミルクティーに似合う紅茶が色々あるけれど、煮出し紅茶にする時は、たいてい「MitsuTea」さんのお茶を使っている。今日のは少し前に買ったスリランカのディンブラ、だったかな。濃いめに煮出して、濃厚なミルクティーにした。
 
スコーンにクロテッドクリームこてこてつけて、紅茶にも牛乳たっぷりで、今日も「乳製品ばんざい」という組み合わせ。そしてそこそこ長期保存が可能なスコーンは、思っていた以上にちゃんと美味しくて満足だった。クロテッドクリームは地元で買えるから、今度見かけたらこのスコーン、まとめ買いしておこうかな(いや、自分で焼いた方が早いっちゃ、早いね……)。
恵比寿 ウェスティンホテル東京内「舞」にて
 薫風香る春のおたより \5300
 梅酒(鶴齢の梅酒 純米吟醸仕込み) \1600
 日本酒(東洋美人 原点 愛山 純米大吟醸 無濾過生原酒) \2100
数日前、ホテル好きの母曰く、
「ねぇ、今回はあんたたち、ホテルに泊まる余裕とかないの?」
どうなのー?と。予定では母、月曜に上京して今日金曜に秋田に戻る事になっていた。
 
平日はやっぱり難しいよー、金曜だったら、土曜に六本木の謎解きイベント行く予定で夕食も都心で摂る予約を入れてるから都内に泊まるのも悪くないけど……と言ったら、
「あら!じゃあ私土曜に戻ることにするから、金曜どっか泊まりましょ!」
と。
 
母が言うには、
「この間テレビでね、六本木のグランドハイアットのコンシェルジュさんがすごく優秀だって言ってたの。グランドハイアットって、私、泊まったことないわよね?」
ということだったけど、タイミングが直前すぎて、空き室はやたらと高価なお部屋しかなく。
 
私たちとしても六本木泊の方が何かと便利ではあったのだけど、旅行サイトを検索してくれていただんなが、
「ウェスティンならそこそこ安いプランがあるよー。4人グループ客対象の、コネクティングルーム確約、っていうのが出てる」
と、手頃なプランを見つけてくれた。4人泊なら、確かにコネクティングルーム、超便利。恵比寿から六本木なら日比谷線1本だし、恵比寿には三越があるから母の買い物にも便利そうだし、と、急遽、「ウェスティンホテル東京」にお泊まりに行くことになった。
 
「早くホテルに行きましょうね、お昼もホテルで食べましょうね」
と母がはしゃいでいるので、私と母は早々にホテルに向けて出発。息子とだんなは夕飯の時間に合わせて、学校と仕事が終わったらそれぞれホテルに向かってもらうことにした。
 
夕食の事を思うと、昼はそれほど重くない方が良いよねと、行ってみたのは「日本料理 舞」。
 
「20食限定 おすすめランチ御膳」の「薫風香る春のおたより」というメニューが、値段もそこそこ手頃でボリュームも多すぎない様子だったから、これをいただいてみることにした。
 
今日はたいそう肌寒かったので、ビールは止めて食前酒に梅酒を一杯。あとは日本酒を1合、東洋美人の無濾過生原酒の純米大吟醸を母と半分こ。龍天門と同じフロアにあるお店は、テーブル席からは外の景色が見えない位置にあったけれど、天井が高く落ち着いた空間だった。席からはお店のエントランスに飾られた大きな桃の花も見えて、良い感じ。
 
お膳に盛られて、食後のお菓子以外は一気に出てきた料理は、こんな感じ。なかなか壮観。
 
安曇野の野草と笹身の浸し
白魚と若布の玉締め
くみ上げ湯葉
海の恵み季節の魚
山菜と蛍烏賊の天婦羅
飯蛸と菜の花の煮物
鰆の木の芽焼き
独活のきんぴら
筍ご飯
香の物
赤出汁
よもぎの葛菓子
いちご
 
4人がけのテーブル、中央に橋のようにコの字型の台が置かれて、その上に蕎麦猪口風の深さのある容器に入った料理が3つ。
 
盆の上には刺身や天ぷら、煮物に焼き物とひと通りの料理が並んでいた。
 
ウェスティンホテル東京内「舞」にて。白魚たっぷりの茶碗蒸しが美味♪ 今日一番上の写真、うっかり天ぷらに箸をつけてしまったところで写真を撮ったので、天ぷらがちょっとがちゃがちゃに……。
 
台の上に並ぶのは、左から「安曇野の野草と笹身の浸し」、「くみ上げ湯葉」、「白魚と若布の玉締め」。
 
桜色に染めた百合根が添えられた湯葉、張られただしがとても上品な味。若布と白魚をたっぷり使った玉締め(具沢山のゆるめの茶碗蒸し、といった感じのものだった)も、これも春の味わいで、とろけるような口当たり。
 
塩でいただく天ぷらは、ほたるいか、ふきのとう、たらの芽もあった……かな?
 
筍御飯と赤だしは「お代わりもどうぞお申し付けください」とのことで、思わず御飯をお代わりしてしまったのだった。南の地方からいよいよ出回り始めた春の味、筍。ほくほく炊けていて美味しかったー。
ホテルのお部屋にて
 クラシックショートケーキ \650
ミルクティー
食後はちらっとガーデンプレイス内の三越などを歩いてから、午後2時にチェックイン。
 
部屋は東京タワーが右手に見えるデラックスルームで、シャワーブースつき。そしてウェスティン自慢の「ヘブンリーベッド」。なかなかに古いホテルなので水まわりの設備などが若干古びた印象だったけれど、良いお部屋だった。
 
ウェスティンホテル東京、お部屋でおやつタイム。 「おやつ食べましょ!ほら、夕飯遅い時間じゃない?」
と、母の音頭で、落ち着いた頃に階下に行って、ケーキを買ってきた。
 
帝国ホテルやハイアット系はホテル内で買ったケーキにカトラリーをつけて部屋まで届けてくれるサービスを快くやってくれるのだけど、ウェスティンは有料サービスになってしまうことを以前学んだので、「部屋で食べるのでフォークをつけてください」とお願いして包んで貰って持ち帰ってきた。ペーパーナプキンを多めに入れてくれたので、それを皿にして、もぐもぐ。
 
高さのある苺たっぷりショートケーキは「クラシックショートケーキ」という名前だったみたい。母はフルーツどっさりロールケーキを。
恵比寿 ウェスティンホテル東京内「鉄板焼 恵比寿」にて
 和みコース \17000
 ビール(サッポロ白穂乃香)
 グラス赤ワイン
 
恵比寿 ウェスティンホテル東京内「コンパスローズ」にて
 カクテル(スプリングスター)
私と母はお風呂も済ませ、7時を過ぎて息子とだんなも無事合流。
 
鉄板焼きって美味しいねぇ、と、息子が気に入っていることもあり、夕食は「鉄板焼 恵比寿」を予約して行ってきた。
 
大人3人は、シーフードもいただける一番カジュアルなプラン「和みコース」を、魚介は要らない、肉が欲しい!の息子はたっぷりの恵比寿牛がいただける「恵比寿牛セット」を。
 
和みコースは、3種の前菜から始まり、しっかり焼き野菜もいただける、バランスの良い内容だった。
 
前菜
うるいのお浸し
マナガツオの南蛮漬け
生湯葉、青豆、桜海老のわさび醤油がけ
シーフード
帆立のグリル ふき味噌ソース
または
鰆のグリル さくらおろしポン酢
肉料理
恵比寿牛 (A4) ロースステーキ 150g
または
恵比寿牛 (A4) フィレステーキ 120g
焼き野菜
蕪・小松菜・
お食事
ガーリックライス
または
海老と梅ちりめんの炒めご飯
または
神子原米の白飯 味噌汁と香の物
デザート
メロン 苺 ブラックベリー
コーヒー または 紅茶
 
サッポロビールのお膝元なので、生ビールメニューはサッポロビールが。「白穂乃香」があったのでそれを1杯いただいて、あまり飲んだら御飯が入らなくなるからと、あとは赤ワインを1杯。
 
ウェスティンホテル東京内「鉄板焼 恵比寿」にて、3種の前菜。和風なのね-。 3種の前菜は、こんな感じ。
 
日本酒貰った方が似合ってたかな?と思った、和風の味わい。
 
奥がわさび風味の生湯葉で、手前左がうるいのおひたし、手前右が根菜たっぷりの、マナガツオの南蛮漬け。
 
どれも淡めの味つけでとても上品だった。
 
ウェスティンホテル東京内「鉄板焼 恵比寿」にて、お肉の前のシーフード。春の薬味を添えた肉厚の鰆。 ……で、次の皿から、目の前でシェフが次々焼き物を仕上げていってくれるのだけど、肝心の肉を写真に残していなかった、という……。
 
「わーい肉だー肉が焼けたぞー」
と、速攻かぶりついてしまったのだった。
 
黒毛和牛に糖蜜を餌で与えた「恵比寿牛」、店名を銘柄に冠した自慢の牛肉だけあって、さすがの美味。
 
好みものものを添えていただく調味料は、玉ねぎを使ったソースと、粗塩、醤油ベースのたれ、そしておろしたての生わさび。
 
何を添えても美味しかったけれど、最後は結局「わさび+塩」「わさび+醤油だれ」が美味しかったなぁ、と。
 
食後は別テーブルで、フルーツの3種盛りいただきつつコーヒー、紅茶を。
 
……で、お部屋帰って眠りましょう~……となったところで、母が「ねぇ!バーに行きましょう!」と。「あんまりそういうの、寄ったことないもの!」と。
 
僕は先に部屋帰ってお風呂入ってるからねーと息子がささっと離脱して、母に腕を抱えられた私と、苦笑いのだんなは、一度エレベーターに乗ってしまったのにもう一度乗って鉄板焼きの階に戻って「スカイラウンジ コンパスローズ」でカクテル1杯いただいてきた。
 
母、鉄板焼き屋で頼んだグラス白ワインが美味しかったらしくて、お代わりして飲んでいた。それですっかり良い気分になったらしくて、とっっても上機嫌。
 
こりゃ大変だーとだんなと目配せして、
「私に何か適当なカクテル頼んでおいてねー」
と、化粧室に向かったタイミングで、店員さんに
「母に、苺を使ったフローズンカクテルを。アルコールは控えめでお願いします」
とリクエストしておいた。
 
ちょうどフレッシュフルーツを使ったカクテルフェアを開催中で、フローズンカクテルも作ってくれるそう。母はアイスクリーム系が大好きだから、それならきっと好みなはず……と考えた選択は、成功だったみたい。美味しいわー、こんなカクテルあるのねぇ、美味しいわーと、母御満悦だった。
 
私は、季節の限定カクテル「スプリングスター」を。
ショートカクテルで、「春の星空を表現」だそう。グレープフルーツベースでほんのりと桜の香り。透明感のある薄紅色の綺麗なカクテルで、グラスの縁には星形にカットされたレモンの皮が添えられていた。
 
ホテルの夜ってたいてい「すごーくお腹いっぱい」な状態で、なかなか「バーでのんびりと」という流れにはならないのが常(あとは「こういう場所って、安くは済まないよね」という恐怖感もあったりして)。
 
お酒は好きだから、食後の一杯もなかなか幸せだった。ジャズピアノの生演奏つきで、優雅な夜。

2014年12月31日水曜日

パレスホテル東京の年越し

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「サンジェルマン」の
 北海道たっぷりコーン
カフェオレ
「うー……大晦日合わせで完璧胃腸とはならなかったかー」と、少々憂鬱な大晦日の朝。今日から数日飽食の予定(なにしろ来る!母が来る!)、なんとか「今日はごはん食べられなーい」なんてことにならないように乗り切りたいなぁと、「これはアレじゃない?最後は"乳酸菌シロタ株"にお出ましいただく感じじゃない?」と、半ば神頼み的に「あとでヤクルトを買って飲もう」と心に決めての朝御飯。
 
昼から重いことになるだろうからと、朝食はパン1個、私の分はコーンパン。全く食べないのも移動中に気分悪くなっても困るので、そこはしっかりいただいた。
 
お洋服よーし、化粧品よーし、アクセサリーよーし、靴も水着もよーし、猫の世話もよーし。今日から数日都内ホテルに滞在の、初めてのホテル年越し。
「パレスホテル東京」内「鉄板焼 濠」にて
 冬の味覚ランチ「流水」 \8700
 生ビール(ヱビス)
「国内の高級ホテルの年越しっていうものを、一度でいいからしてみたかったの!」と、母。
 
今年が諸々タイミングがよろしいということで、「どこ予約するか検討しといて!」と言われたのが夏頃のこと。外資系ホテルも良いけど、お正月だったらやっぱり日本のホテルかなぁ、でも帝国ホテルやホテルオークラはさすがのお値段なんだよなぁ……と色々考えた結果、何度かレストランで食事した時に良い印象だったこともあり、一度泊まってみたかった「パレスホテル東京」はどうかなと。
 
東京駅から近いし、丸の内のショッピングビルも買い物圏内。眺めの良い部屋もけっこうありそうだし、滞在費も、帝国ホテルあたりに比べれば数段お手頃。滞在中のラウンジ、プール利用の利便を考えるとクラブフロアが良いのかなぁ……と、ホテルの方と相談しながらツイン2部屋、3泊4日の予約を取り付けた。
 
本当はコネクティングルームが良かったのだけど、あいにくそういう部屋は常連さんがとっとと押さえてしまうみたいで8月時点で既に空きは無く。見積書の金額を見て「余裕で海外行けるじゃん!」と思ったわけだけど、私も「ホテル年越し」に憧れがあったわけで、嬉しい機会だったりした。
 
ちょうど正午に到着の新幹線でやってきた母を東京駅で出迎えて、てくてく歩いてホテルに移動。お昼御飯は、今日から滞在のホテル内にある鉄板焼き屋のお店にした。
 
この「鉄板焼 濠」は、唯一、「滞在中、一度は夕食をここにしたかったのに全日満席で叶わなかった」店。例年、あっという間に予約がふさがるそうで、なぜなのかと思えば、席数がたったの14しかないというのも理由の1つであるらしい。ならばと、今日のお昼に行ってしまうことにしたのだった。私も皆も、「予約の取れない鉄板焼きの店って、どんななんだろ!?」と興味津々だったということもあり。
 
体調万全ではない私は自重して、お肉少なめ、魚介少なめの一番軽いコースで。母も同じ軽めのものにして、だんなと息子はもう1ランク上の焼きガニやガーリックライスがつくセットに。先附やデザートまで異なる、どちらも素敵なコースだった。
 
私がいただいたのは、こんな感じ。
 
  • 先附:ローストビーフ
  • 濠オリジナルサラダ
  • 鰤 鮟肝 大根の重ね焼
  • 旬の焼野菜
  • 特選黒毛和牛 サーロイン100g
  • 季節の炊き込み御飯(じゃこ)
  • 赤出汁・香物
  • 水菓子(渋皮栗のブランマンジェ)
  • コーヒーまたは紅茶
 
だんなたちの先附は白子ポン酢で、息子の顔が「そっちのローストビーフの方が嬉しかった」という表情になっていたので私と交換。揚げ湯葉の乗ったさっぱり味のサラダ、どこか洋風な盛りつけの「あんきも乗せぶり大根」的な重ね焼き、薬味たっぷりのメインディッシュ、どれも素晴らしく美味しかった。
 
パレスホテル東京、「鉄板焼 濠」で、洋風盛りつけのぶり大根♪ これが、「「ぶり大根」。
 
上に乗っているのはポロ葱を細く切って揚げたもの。
 
肉厚のぶりの下にはだしを含んだ柔らかい大根、上にはごろりと立派なあんきも。焼き加減ばっちり、絡んだたれの味も上品だけどしっかり濃厚で、日本酒が恋しくなった。
 
この後の、肉と野菜につけていただくのは、おろしポン酢、バルサミコ酢入りの黒胡椒のソース、胡麻だれ、そしてわさびと藻塩。それぞれ特徴があって良かったけれど、最後に辿り着いてしまうのはやっぱり「わさび塩」。
 
「わさび塩つけていただく肉、うまっ!」
「野菜もうまー!」
と、皆で美味しくいただいた。
 
白飯か季節の炊き込み御飯かを選べる食事は、じゃこ御飯。なめこの赤だし、甘めの梅干し入りの美味しい漬物の盛り合わせも出てきて、最後はコーヒーか紅茶をいただきながらの渋皮栗のブランマンジェ。
 
母曰く、「お肉の質、前に帝国ホテルで食べたのより美味しかったかも!」だそうで、しっとり落ち着いたお店の雰囲気もあいまって、期待以上にゆったりくつろげた。食後はちらっとホテル内を散策してからチェックイン。年越し滞在、楽しみねー♪
「パレスホテル東京」内クラブラウンジにて
 グリッシーニ
 魚介のテリーヌ
 チーズのカナッペ w/はちみつ
 ビール(コロナ)
 
「パレスホテル東京」内「琥珀宮」にて
 新春の宴コース
 瓶ビール(プレミアムモルツ)
 紹興酒20年
 プーアル茶
 
「パレスホテル東京」内宴会場にて
 年越し蕎麦(にしん蕎麦)
 
「パレスホテル東京」内「ザ パレス ラウンジ」にて
 カウントダウンカクテルパーティー
パレスホテル東京、クラブデラックスツインバルコニーのお部屋はこんな感じ。 お部屋は、「クラブデラックスツインバルコニー」。
 
和田倉噴水公園に面していて、東京タワーもちらっと見える。大きな窓のある明るい部屋でバルコニーがついているのが嬉しいお部屋。
 
ターンダウンサービスもあって、夕方にはベッドサイドに水のペットボトルとグラス、氷を満たしたアイスペールと、なぜかキャンディーも置いてくれるのだった。
 
日本風の洗い場つきバスではないけれど(もう1つ上のランクのお部屋にすると洗い場つきになったらしい)、シャワーブースのある大きなバスルームは、電動ブラインドつきで日中はシースルーになる仕組み。
 
アメニティはフランスのスパブランド「ANNE SEMONIN」のもので、日本のホテルで採用されたのはここパレスホテルが最初だとか。このアメニティ、激しくデジャヴュを感じるなと思ったら、以前だんなが海外出張先から「なんかアメニティが良い感じのやつだったからー」とお土産に持ち帰ってくれたものと同じだった。ボディソープの香りが良くて好きだなぁと大事に使っていたもの。アメニティが好みな方向のものだと、気分が上がるね。
 
ANNE SEMONIN製は、シャンプー、コンディショナー、ボディソープの他に、バスソルトとボディミルク、大小のソープも置かれていた。木製の可愛いヘアブラシや液体歯磨き、コットンや綿棒なども揃っていて、充実の内容。湯沸かしポットに鉄瓶の急須、コーヒーカップの他にちゃんと湯飲みも置かれていた。
 
そうそう、タオル類は、マットやガウン含めて、全て今治タオル(今治のタグがついてた)。

 
都心とは思えない開けた眺望、大きめバルコニーが良い感じ♪ 椅子とテーブルが置かれたバルコニーの大窓の前にはごろごろできるカウチソファと大きなテーブル。
 
有線無線のLAN利用無料、天井照明つき、カーテンは電動……と、さすが2年ほど前にリニューアルしたてなだけあって、良い設備だった。
 
和風さもある、落ち着いたモダンな部屋で、「良いね良いね」と、少しごろごろした後は、「胃の具合が悪いとか、何だったのか」という勢いで食べ物三昧、お酒三昧。日付が変わるまでお酒飲み続ける感じになってしまった。イベント多すぎ。全部参加する必要はないわけだけど……やっぱり、貧乏性な私としては、参加できるものは参加したいわけで。
 
パレスホテル東京、クラブラウンジのカクテルタイム♪ 「私は夕飯に備えるわー」「ぼくもー」と、部屋に残ることにした母と息子を置いて、だんなと2人で行ってみたクラブラウンジのカクテルタイム。
 
本来17:30-20:00のカクテルタイム、年末年始期間は2回転のディナー対応もあってか17:00-20:00とちょっと長めの提供時間。
 
簡単なおつまみ類とお酒が無料でいただける、「クラブフロア宿泊なら使わなきゃ損でしょう!」という嬉しい時間帯だ。
 
シャンパンの他に国産のスパークリングワイン、数種の白ワイン赤ワイン、日本酒も、蒸留酒も色々、生ビールも。
 
これから中華ディナーなんだけど、と思いつつも、もぐもぐ。 「お、コロナがある♪」
「あ、ほんとだ」
コロナ良いね、コロナ嬉しいね、と、大きなライムが添えられたコロナを1本いただいて、ちょっとだけおつまみもいただいた。
 
並んでいたのは手の込んだ冷菜が3種ほどと、カナッペ類、チーズ、おつまみ系のパンも色々。サラダもあった。
 
「刺身のテリーヌ」のような魚介の冷菜と、鯖のカナッペ、ブルーチーズのカナッペには蜂蜜垂らして、あとはグリッシーニ。最初は「ちらっと覗きに行く」くらいのつもりだったのに、腰を据えて楽しんでしまったのだった。

年末年始の夕食は2部制で、17:00からか19:30からの選択、という感じ。今日のディナーは19:30から中華料理の「琥珀宮」。
で、22:00から宴会場で年越し蕎麦、23:00からはロビーラウンジでカウントダウンカクテルパーティー。例年とは全く違う、大変に賑やかな、慌ただしい年越しになった。
 
中華料理のコースはこんな感じ。
 
  • 金華豚入り前菜盛り合わせ
  • 伊勢海老のガーリック風味の香り蒸し
  • 乾貨の滋養薬膳 極上蒸しスープ
  • 名物 北京ダック
  • 鮑と魚の浮き袋の煮込み
  • 本日の野菜のエビ味噌炒め
  • トリュフの香る和牛のチャーハン
  • 特選デザート
 
このお店、母体は六本木にある老舗の中華料理店「中国飯店」なのだそう。このお店と、お寿司の「かねさか」の2店舗が、ホテル内レストランにテナントとして入っているお店なのだそうだ。
 
パレスホテル東京「琥珀宮」にて、前菜盛り合わせ。モダンで綺麗♪ 前菜はこんな感じに、モダンな雰囲気。
 
金華豚のチャーシュー、五香粉風味の豆、皮をパリッと焼いた焼き豚と、大ぶりのくらげ、そして鮑の醤油漬け。
 
定番な前菜の組み合わせといった風だったけれど、洋食のお皿のようで新鮮だった。味の方も裏切られることのない「王道」といった感じで、良いね良いねと私とだんなは紹興酒を注文。
 
半身がごろりとやってきた巨大な伊勢海老に続いての「滋養薬膳の蒸しスープ」は、"アレ"の事じゃないのかなあ……と思っていたら、卓上に置かれたリーフレットに、「佛跳墻」の文字が。ああやっぱり、と、楽しみにしつつ登場を待っていたスープは、期待以上に素晴らしく美味しかった。
 
「俺の好みで言うと、ホテルオークラのコンソメスープより好きかも」
とだんなに言わしめたほどの美味しさで、でも、漢方や乾物が苦手な母は「どこが美味しいのか、よくわかんない……」だそう。
 
好みが分かれるスープではあるけれど(息子は「コンソメもいいけど、こっちもすごく美味しくて、どっちかなんて選べない」だそうで)、でも、私もすごーく美味しくいただいた。体の不調も吹っ飛ぶ、「滋養のかたまり」みたいなスープ。
 
パレスホテル東京「琥珀宮」にて、トリュフの炒飯。びっくりしたぁ……。 あまり食べ馴染みのない「魚の浮き袋」も、ふわもちした不思議な食感で美味しかった。
 
そしてシメのチャーハンは、「トリュフの香る和牛のチャーハン」。
 
卓上に出てくると同時に、周囲にその香りが驚くほどに広がる、どっさりのトリュフ入り。
 
柔らかな和牛と、卵と葱と、あとは黒っぽい粒々は全部トリュフ!
 
酔っ払いそうな濃厚さだけど、下品にならないくらいの絶妙なバランスで、これも良かったな。
 
パレスホテル東京「琥珀宮」にて、デザートは三種盛りで。 デザートは苺のソースのココナツミルクプリン、龍井茶のゼリー抹茶のソース、そしておめでたい揚げ菓子、「開口笑」。
 
たっぷりのディナーにデザートまで盛り合わせだったものだから、覚悟していた以上にお腹いっぱいになってしまった。
 
夕飯、2回転目のテーブルの私たちがデザートタイムに入る頃には、厨房も「やれやれ、今年の仕事もこれでおしまいだ」という雰囲気。給仕もゆったりのんびりという感じで、テーブル担当の女性とあれこれおしゃべりしたりした。
 
今日は他店舗の営業も既に終わっているということもあって、厨房に系列店のシェフが手伝いに来たりもしているのだそう。「中国飯店」は、ずっと昔から食べてみたいなと気になり続けていたお店だったけど、ますます行ってみたいと思うようになった。系列の「富麗華」はミシュランの星つきだそうで。
 
大晦日の中華というのも良いね!美味しかったね!……と一度部屋に帰った後、少ししてから今度は2階の宴会場に。宿泊プランに年越し蕎麦も含まれているので、せっかくだからいただいてみようかなと。
 
「きっとさ、あれだよ。みんなディナーいただいてから行くわけだから、ちょびっとだよ。わんこそばサイズだよ!」
大丈夫大丈夫!なんて言いながら会場に向かってみたら、待っていたのはたいそう豪華なお蕎麦だった。
 
今日の一番上の写真が、その「にしん蕎麦」。
 
しっとり甘じょっぱい煮汁の味を含んだにしんが2切れ。かまぼこと、小松菜と、葱と、柚子。薄い色の上品なおだしの、普通に「ざるそば」分量の蕎麦が入ったつゆそばだった。
 
私はともかく、母はもうほとんど「おなかいっぱいよー」と、食べられず。「俺たちにまかせろー」と、麺好きの息子とだんなが2人で平らげてくれた。
 
パレスホテル東京にて、カウントダウンパーティー。のんびり迎える年明けでした。 で、お蕎麦を平らげたその足で階下のラウンジに移動して、カウントダウンパーティーに。
 
これも宿泊者は無料で参加できるイベントだけど、外部からのお客さんも参加することができるらしく、参加費は5000円。
 
雑誌から出てきたような「パーティールック」のお嬢さんグループがいたり、気合いの入った装いのカップルがいたり、でも、宿泊者の壮年のご夫婦はカーディガンやニット姿だったりして、その温度差が面白い空間。私たちも「襟つきのシャツは着てるけどー」程度のカジュアルウェアだったから、「あ、もっと華やかにすべきでした、ごめんなさい」という感じ。
 
気合いの入ったグループはかなり前から店頭に列を作っていて、ジャズ生演奏が流れるラウンジ側の席につこうとしている感じ。ラウンジの奥にはブッフェ朝食などが供されるレストランがあって、そちらも座ることができるということだ。私たちはそっちで良いよねー……と、まったりと。
 
首尾良くレストラン側のソファ席に腰を落ち着けることができ、そしてラウンジ側で流れ始めるジャズ演奏。フリードリンクでシャンパン、ワインなどなどが供されて、テーブルには可愛いおつまみもやってきた。
 
お腹いっぱいすぎてなかなか手が出せなかったけれど、フルーツやケーキ、生ハムメロンのカナッペなどなど。ホテルメイドのフィナンシェやマカロンもカウンターに並んでいた。
 
手元にはクラッカーが1人1個配られて、最後は会場の皆でカウントダウン、年明けと同時に皆でポポポポポーンと。新年の曲が流れ、会場が再び盛り上がる中、私たちはさすがに疲れたのでお部屋に帰還。
 
盛りだくさんなホテルの年越しイベント、新鮮で楽しかった。

2014年3月25日火曜日

鉄板焼き屋のブリ大根

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
虎ノ門「ホテルオークラ東京」内「CAMELLIA」にて
 朝食ブッフェ \3150
ホテルオークラ東京に滞在中の私たち。
 
朝食つきのプランにはしておらず(ていうか、できなかった)、でもせっかくだから朝食ブッフェもいただきたいよねぇと、今日は宿泊棟である別館内にあるコーヒーショップ「CAMELLIA」で朝御飯。明日は館内の別のレストランで、オークラ名物フレンチトーストをいただく予定。
 
それほどに品数豊富というわけではなく、風変わりな品も特にない(ニョッキくらいかな)、「普通」な感じの、でもどれも美味しかった朝食ブッフェ。
 
ハムは湯に浸っていてしっとり柔らかく、ベーコンは感動的にカリカリ。サラダのドレッシングもオリジナルのものが数種類。ジュースはオレンジとグレープフルーツとトマトの3種類があった。
 
ホテルオークラ東京の朝御飯。オムレツ、最高に美味しかった♪ 具をセルフサービスで小碗に盛るスタイルのオムレツコーナーもあった。
 
具を渡すとその内容でオムレツにしてくれるので、「チーズ多めに」とか口で伝える必要がなく、これは確かに良い感じ。
 
早速、サラダをいただいた後に、炒め玉ねぎ多めの、マッシュルームとチーズも入れたオムレツを焼いてもらった。
 
玉ねぎは軽くきつね色になるまで甘みが出るように炒めたもの。オムレツ全体が香ばしくほの甘くなって絶品の卵料理を楽しめた。
 
その他にいただいたのはこんな感じ。朝からよく食べました。
 
ミルクティー・牛乳・グレープフルーツジュース
パン オ ショコラ・レーズンデニッシュ
サラダ・チーズ(カマンベール、エメンタールっぽいの)・ドライいちじく・温泉卵
オムレツ(オニオン、チーズ、マッシュルーム)
ベーコン、ソーセージ、ハム、ハッシュドポテト、温野菜、ボロネーゼ風ニョッキ
フルーツ(ライチ いちご メロン パイナップル みかん)
ヨーグルト w/はちみつ
 
「あらやだ、ベーコンもハムもソーセージもおいしそう……」
と「全部盛り」にしてしまったのは御愛敬ということで。あと、和食コーナーにあった温泉卵がすごく美味しそうだったので我慢できずに貰ってきてしまった。結局、母も息子も(2人とも私同様パン食だったのに)温泉卵を持ってきているし。
 
「あれ?なんだかこれがすごく美味しい」
と驚いたのは、ヨーグルト器の隣にあった、一見「缶詰みかん」風のみかん。
 
薄皮が綺麗に剥かれていてシロップに浸っていて、見た目はまんま「缶詰みかん」なのだけれど、房がすごく大きくて、しかもやたらと美味しかった。缶詰にありがちなシロップのベタベタした甘さばかりが目立つのではなく、ちゃんと果実の味。オレンジとかではなく「日本のみかん」の味のように思えたけど、何だったのかな。美味しかった。
 
このブッフェレストランには中国人のお客さんもたくさん。
 
ブッフェ台では押しのけるように「自分の場所」を確保しようとしてくるし、ドレッシングやサラダ野菜を派手にそこらにこぼしても知らんぷりだし、「なんだかなぁ……」なのだけれど、私たちの近くのテーブルでは「何名様ですか」の案内を待たずに(日本語英語で聞かれても無視)、「俺たちはここに座るんだ、ここだここだ」と勝手に席を決めて朝食チケットを突き出すように給仕の人に渡していたりして、ますます「なんだかなぁ……」な光景。
彼らはやたらと声も大きいから余計に目立つ。
 
ホテルの人も大変だよねぇ……と苦笑いしながら見ていたら、その視線に気付いた給仕の方が紅茶のおかわりを注ぎついでに、
「なかなか一筋縄ではまいりません……」
と苦笑まじりで囁くように呟いて去って行った。「一筋縄ではいかない」、うまい表現だなとそんなところに感心してしまったのだけど、やっぱり色々大変なのねと。
 
じゃあ日本人は海外でスマートにふるまえているかというと、自分を省みると全然自信はなかったりするわけで。旅行先のホテルスタッフに「日本人は度し難い」なんて思われることのないようにしたいものだなぁ……と思いながら食後のヨーグルトを平らげたのだった。
銀座 「資生堂パーラー」にて
 ビーフシチュー 資生堂パーラースタイル \3400
 お薦めセット \1500
 ビール(プレミアムモルツ) \940
今日の昼間は銀座でお買い物。
 
母が息子への高校入学祝いに何か買ってあげたいと言っていたので、「じゃあ、通学で革靴デビューになるから、足が痛くならない靴を買ってあげて欲しいな」とお願いしていた。学校指定は黒のローファー。
 
私が高校の頃は確かハッシュパピーを履いていて、これが歩きやすかった記憶があるからこれはどうかなと思ったのだけど、店頭で相談しながら息子に履かせてみると、スポーツメーカーASICSのビジネスシューズがかなり良い感じ。靴裏も凹凸がしっかりあって歩きやすそうだし、何より皮が柔らかく、そして軽かった。
 
これなら全然ストレスなく履けそうだねとめでたく靴も決まり、あとは本屋さんを覗いたり、ユニクロでシャツやらなにやら買ってみたり。
 
いつの間にか銀座のユニクロは4丁目交差点近くから新橋側、6丁目に移転していて、「お昼は銀座三越あたりにする?」と言っていたのだけれど、ユニクロで買い物を終えると、そこから4丁目に戻るのもなんだかめんどくさい状態に。
 
「久しぶりに銀座ライオンでも行ってみる?懐かしいでしょ。でなきゃ……私もリニューアルしてから行ったことないけど資生堂パーラー、とか」
母の知っているお店の名前を挙げてみたら、
「あら、資生堂は良いわね。私も全然行ってないし」
と。
 
昨日の昼と方向が一緒になっちゃうけど、洋食はメニューの選択肢も多いし問題ないよね……と、そういう次第で今日のお昼御飯は「資生堂パーラー」のレストランで。
 
資生堂パーラー名物のコロッケ系にしようかすごく悩んだ末、「うん、やっぱりこれが気になる……絶対美味しいと思う」と、私は「ビーフシチュー 資生堂パーラースタイル」を選択。息子はドミグラスソースを添えたカツレツ、母は「ビーフと季節のきのこの和風ピラフ」。ビーフシチューは、開業から続く伝統の味なんですって。
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アラカルトメニューに1500円の「お薦めセット」をつけると、良い感じのセットメニューになる。カップスープとサラダ、バニラアイスクリームとコーヒーという内容。アイスクリーム良いね、これもつけよう、ということになった。シチューとカツレツには、パンかライスもついてくる。
 
銀座「資生堂パーラー」にて、セットのスープとサラダ。テーブルクロスもオリジナル柄。 スープは日替わりらしく、今日はブロッコリーの冷製スープ。
 
汗ばむ陽気の一日だったから(今日はホテルの部屋にコートも置いてきた)、冷製スープの口当たりがとても心地よかった。
 
テーブルクロスはそこここに資生堂のマークと「SHISEIDO」のロゴが入ったオリジナル。分厚いテーブルナプキンも、似た感じの柄を縮小した風な模様が入っていた。
 
そして卓上には、母のピラフ用の薬味も登場。
ツリー状の銀のタワーに納められた薬味は、福神漬けとらっきょう、ピクルスと缶詰みかん。……みかん?と、みかんの存在に目が釘付けの私たち。
 
銀座「資生堂パーラー」にて、伝統の味ビーフシチュー。すんばらしく美味しかった♪ 待望のビーフシチューは、かわいいお鍋に入ってやってきた。
 
テーブルまで蓋を閉め、しかも鍋底にランプを当ててぎりぎりまで保温した状態で持ってきてくれるという念の入れよう。
 
蓋を開けてもしばらくは表面がフツフツ泡立つほどのアツアツっぷりで、最後まで温かいまま楽しめた。
 
人参もじゃがいもも美しくシャトー型にカットされ、あとはブロッコリー、ペコロスも。お肉はほどよく煮えた牛のバラ肉が、この鍋の見た目から感じる以上に大変にどっさり入っていた。
 
ビーフシチュー専門店にも負けない美味しさで、滑らかなソースは旨味や甘味のバランスもとても好みな塩梅。「ビーフシチュー選んで良かったー♪」と大満足な私の前には、なぜか母のピラフも小皿に盛られてやってきていた。
 
ピラフは銀の器から卓上で皿によそってくれるのだけれど、案外と量がたっぷりで(「太閤園」の大盛チャーハンくらい……って、だんなくらいにしか伝わらないだろう比喩をしてみる……)、サーブ途中で母が
「あら、多いわ……私こんなに食べられないから、あとは娘と孫にあげてくれる?」
と安定の無茶ぶりがあった模様。
 
取り分け皿に盛ってもらったピラフ、きのこもたっぷりだけれどびっくりするほど牛肉もたっぷり。厚さ数mm、やや厚めの短冊状の牛肉がざっくざくと入っていて、ほのかに醤油味を感じる、これまた美味しいピラフだった。三つ葉がたっぷり乗っていて、私は「らっきょう大好き♪福神漬けも大好き♪」と薬味を添えつついただいた。みかんも乗せてみたけど……このピラフにみかんは不似合いだったかな……。
 
デザートのバニラアイスクリームは、なんともレトロな、銀の足つきのアイスクリームカップで。スプーンも器もキンキンに冷やされていて、器にはしっかり資生堂のマーク入り。バニラビーンズたっぷりのアイスクリームは、なんというか「古き良き銀座」の味がした気がした。
 
「ここの1階でお菓子やケーキ売ってるじゃん?この銀座本店限定のお菓子もあるんだよー」
資生堂マークの黒缶に入ったビスケットでね、お菓子の缶スキーとしては見逃せない品で……とアイスクリームを食べながら話したら、
「あら!私、それ買うわ!あんたも買いなさい」
ということに。
 
秋田の親戚へのお土産は資生堂にしちゃうわ、と母があれこれ購入ついでに、私の分のビスケットも買ってくれた。
 
大きな黒缶の中には手焼きのビスケットが40枚。
24枚入り1470円の「白缶」と見た目は似ているけれど、黒缶のビスケットは1枚1枚手焼きしていて、材料も発酵バターや有精卵を使っているんですって。美味しいかなー美味しいといいなー。
ホテルのお部屋で
 祝入学の苺のショートケーキ
 ミルクティー
せっかく良いお部屋に泊まっているのだから、と「買うもの買えたし」と午後はさっさとホテルに帰還。
 
部屋はすっかりお掃除も終わっていたけれど、昨日借りた後、入口ドア脇に寄せていたケーキ皿やカトラリーはそのままの状態。
 
今日もケーキ(=昨夜ディナーでいただいたホールのショートケーキ)食べるからと「今日、もう一度このセット貸してください」とメモして添えておいたのが上手く伝わらなかったかな?と思っていたところで、ワゴン登場。新しいぴかぴかのカトラリーセットをまた持ってきてくださった。
 
お部屋でケーキ。無料サービスとは思えないこの豪華なサイズ(しかもすごく美味しい♪) というわけで、お部屋でケーキのおやつタイム♪
 
ルピシアのアッサムティーのティーバッグを家から持参していたので、それを使って(あとコンビニで買ってきた牛乳も使って)ミルクティーを用意した。
 
大きなナイフとケーキサーバーも持ってきてくださったので、それを使ってケーキを綺麗に6等分して「1人2切れ……食べられる?」と言うと、息子は全力で頷き、母は「……さすがに多くない?」と。
 
でもでも、半径小さいから、2切れ食べて普通のケーキ1切れと同じくらいだと思うの~……と、私と息子はしっかり2切れいただいた。クリームの風味がとてもよくて、中に挟まれた苺もたっぷり。苺は熟した甘いもので、文句なく美味しいショートケーキだった。
 
母は「やっぱり1切れでいい……」と、最後に残った1切れは、息子があっという間に食べてしまった。
日比谷「帝国ホテル」内「嘉門」にて
 清水門 \13200
 ガーリックライス \1050
 シャンパン(taittinger) \1900
 ビール(ヱビス生) \1200
今日は、ホテルオークラで月に一回開催される無料のロビーコンサートの開催日。夕方開催されるそのコンサート、よろしければお越しください……と、昨日の夜、案内カードが部屋に届けられていた。
 
そして夕飯は、「鉄板焼きとかよくない?」という話に。フレンチや洋食が続いていたけど、焼き肉はちょっとせわしないから鉄板焼きはどうかな、と。
 
移動するのがめんどくさいし、せっかく泊まっているのだからとホテル内の鉄板焼き屋さんに夕方予約の電話を入れてみたら、なんと今日は満席とのこと。しまったな、ロビーコンサートがあるからその後に館内のレストランは混雑するって思ってなきゃいけなかったんだ……と、おおいに反省しながら、館内の中華のレストランに改めて予約を入れようとしたら、これもまた満席。
 
えええー……と、六本木のグランドハイアット東京の鉄板焼き屋に電話したらここもダメで、ここならどうだ!と日比谷の帝国ホテルの鉄板焼き屋に電話したら、「8時からのお席でしたら」と。
 
鉄板焼き、「お祝いの席」などで利用されることも多いみたいで、このシーズンはけっこう混雑するものなんですって。昨日のフレンチが案外空いていたから当日の予約でもなんとかなると思ってしまっていたのだけれど、自分の詰めの甘さに激しく反省。昨日のうちの予約だったらホテル内の鉄板焼き屋さんでも大丈夫らしかったこともあって、「やっぱり早め早めに行動したいとダメなのね……」と、母と息子に申し訳なく思いつつ、慌ててお出かけの支度をした。ここと帝国ホテルの往復だったらタクシーを使うのが一番だろうからコートを着る必要もないだろうけど。
 
コンサート開始の6時近くになってロビーに向かうといつもは静かなロビーが大混雑。フロアに置かれたそう多くない椅子はとっくに満席で、絨毯敷きの階段にも座るお客さんがたくさん。椅子ではなかったけれどなんとか座る場所を確保して、無料でサービスされているスパークリングワインをいただきつつ、30分ほどのコンサートを楽しんだ。
 
今日の演者はヴァイオリン奏者の会田莉凡さん。ピアノ奏者と2人での演奏で、「ラヴェル:ツィガーヌ」「プロコフィエル 組曲ロミオとジュリエットより」「ラヴェル:ヴァイオリンソナタ ト長調より第三楽章」と、技巧を凝らした難しい曲も交えつつ、情感たっぷりのロミオとジュリエットもあり、素敵なコンサートだった。
 
コンサート後は混雑するロビーを離れて、館内のショッピングアーケードをちらっと歩いてから帝国ホテルに移動。
 
まだ時間あるねと今度は帝国ホテルのケーキショップを覗き、1本1万円のフルーツケーキ「オーチャード」に仰天しつつ、
「……これ、買っちゃいましょうか?」
「冗談やめてよ。……サイズも大きいもん、食べきれないよ」
なんて会話をしながら、母はお土産のフルーツケーキ(1万円じゃないやつ)を購入。私は帝国ホテル大阪製の雑炊の素(御飯と卵を入れれば美味しい雑炊が作れるそうで)とレトルトのスープを買ってみたり。
 
で、ちょっと遅めの時間にいただいた鉄板焼きディナーは本館最上階の「嘉門」で。
 
それほどにサシの入りまくった「特選牛」などでなくとも良いし、値の張るコースはアワビや車海老などの魚介も出てくるから、
「魚介……要らなくない?」
と、コースの中では一番シンプルな「清水門」コースを選択。ただ、息子は120gの肉では物足りないのではと、息子の分だけ追加料金を払って肉を大きめのものにしてもらった。
 
いただいたのは、こんな感じ~。
黒トリュフの香るカブの擂り流し
帝国ホテル「嘉門」にて、スープの前菜は黒トリュフの香り 食前酒にと母と揃いで貰ったのは、桃の香りがする甘めのシャンパン。
 
突き出しには紫芋やいんげん、玉ねぎなど色々なパリパリ野菜が入ったガラスの器入りの野菜チップ。
 
その後には冷たい前菜。「帆立貝の軽いマリネと生ハムのあしらい 黒トリュフの香るカブの擂り流し」は、「ポタージュ」ではなく「擂り流し」とあるように、どこか和風なお皿。
 
さっと軽く火を通した帆立貝が添えられた滑らかなスープに、生の蕪のシャキシャキ感と生ハムの塩気と黒トリュフの香りが不思議に似合っていた。
 
スープの上に浮かんでいたのは何だったかな……蟹味噌だったような、違ったような。ちょっと失念。「おいしー」と思いながら食べていたことはきっちり覚えているのだけど。
 
鰤と大根のポワレ
帝国ホテル「嘉門」にて。フレンチのような支度をしているけど、でもブリ大根。 ここから、シェフの技を目の前で堪能しながらいただく、鉄板焼き料理。
 
見た目は洋風、味は和風のこの料理は「鰤と大根のポワレ 甘酸っぱい大根と柚子のリュバンと 菜の花と一緒に」。
 
鉄板の上で分厚いブリの切り身をじゅうじゅう焼きつつ、小鍋に入った「ふろふき大根」やソースも温める。菜の花も手際よくさっと火を通して。
 
リボン状の大根は、柚子の香りがする甘酢漬け風の箸休め。
 
こんがり焼けたブリと、ふくふくの大根、その上にブリのアラをベースにしたのだというソースをかけると、「お洒落なブリ大根」。
 
鉄板焼きって洋食なのか和食なのかよくわからない感じがするけど、このお皿とか、さっきのお皿もけっこう和風寄りなんだよねぇ……と、
「ここのシェフは、皆さんどういったジャンルの出身の方なんですか?」
と聞いてみたら、
「この店のシェフは全員フレンチ……と言いますか、"洋食"の出身です。この店に限らず、帝国ホテルのシェフは全員がそうなんですよ」
だそうで。
 
「帝国ホテル内に和食のお店がいくつかありますが、全部テナントさんなんです」
客室にお届けするルームサービスも宴席のお料理も含めて全部です、とのことで、全然知らなかった私はとても驚いた。「なだ万」とか「吉兆」とか入ってるけど、そうか、テナントさんなのね。帝国ホテルの和食は上階にはなく、そのほとんどが地下のアーケード街フロアにあるなとは思っていたけれど。
 
それはそれとして、「ブリ大根」はたいそう美味しかった。
 
ブリはふっくらこんがり焼けていて、だしがしっかり染みた大根とそのブリに甘じょっぱいソースがテラッと絡んで、これはビールに似合う味。皿の端に少量添えられた一味唐辛子も、良いアクセント。
 
和牛サーロインステーキ
帝国ホテル「嘉門」にて、いよいよお肉の登場! そしてどーんと、待望のお肉。
 
コースの肉は2択で、私は「和牛サーロインステーキ120g」、母は分量控えめの「和牛フィレステーキ80g」。息子はどどんと「和牛サーロインステーキ200g」。
 
「私、ミディアムレア」
「僕はミディアムで」
「私もミディアム~」
 
と、好みの焼き加減も肉のサイズも異なる注文を、シェフは華麗に焼き上げてくれた。
 
卓上には、胡麻ドレッシングをかけたサラダもやってきて、黒い角皿の上の焼き野菜は長いも、さつまいも、そして肉厚の椎茸。調味料は塩胡椒、ガーリックチップ、大根おろしとわさび、醤油の小皿。
 
シンプルな調味料でいただく極上の肉は、さすがの美味しさ。息子の200gステーキがまた、なかなか壮観な分量だった。ステーキ屋のステーキだったら300gくらいはいけてしまうけど、脂の乗った和牛は少量でも満足感が得られるようで、母も息子も、そして私もすっかりお腹いっぱい。
 
ご飯・味噌椀・香の物
帝国ホテル「嘉門」にて、待望のガーリックチャーハン♪ コースの食事は、普通の白飯なのだけど、1050円払うとガーリックチャーハンにしてもらえる。
 
「私は絶対ガーリックチャーハン!」
「じゃあ僕も!」
ということで、にんにく嫌いの母は除いてガーリックチャーハンをオプションで追加。
 
ステーキを焼く際に切り落とした脂身を細かく切ってじゅうじゅう焼いて、隣ではバターを溶かして刻みにんにくを炒めて、それらを御飯と合わせたら、脇に醤油と日本酒を流してささっと「焦がし醤油」状態にしてから御飯に絡めて、できあがり。
 
上質な牛脂の風味と、バターと、そしてなんとも香ばしいにんにくの香りがしっかりついた極上のガーリックチャーハン。
 
豆腐となめこの入った赤だしと、長いもときゅうりと人参の漬け物が盛られた小鉢もしっかり食べた。デザートももちろん食べるのよー。
 
デザート
帝国ホテル「嘉門」にて、デザートは「好きなだけ」。うひょー。 デザートは別室で、コーヒーや紅茶をいただきつつ、オーダー制。
 
全部で7種類、「苺のショートケーキ」「レアチーズケーキ」「チョコレートムース」「苺のジュレ」「抹茶の滑らかクリーム」「フルーツカクテルにレモンゼリーのアクセント」「練乳のシャーベット」という感じで、どれもとても魅惑的。
 
「2品でも4品でも、どうぞお好きなだけご注文ください」
全種類でも良いですよ、と笑顔で言われて「いや、それはさすがに無理……」と苦笑い。
 
それでもきっちり、ショートケーキと苺のジュレと、練乳シャーベットの3種類をいただいた。ショートケーキは5時間くらい前にも食べた気がするのだけれど、「同じ日にホテルオークラのショートケーキと帝国ホテルのショートケーキ両方を食べる機会というのもあまり無いんじゃないだろうか」と、思わず注文。うん……帝国ホテルのも、素晴らしく美味しいです……♪
 
季節の味だし、とばかりにもう一品も「苺のジュレ」。あとは乳製品好きとしては絶対外せない「練乳のシャーベット」。非の打ち所のない練乳味のシャーベットはその濃厚さが期待以上で、交互に食べると苺ジュレも「苺ミルク」のような後味に。
 
なかなか予約ができなくて難儀した夕飯だったけれど、初志貫徹で鉄板焼きいただけて何よりだったな、と。
 
息子は「目の前で焼いてくれるお店」は初めてだったらしく、美味しかった!楽しかった!また来たい!と大喜びだった。かくいう私も、こういうお店は結婚前に母と行って以来だと思うから18年ぶりくらいだったかも。
 
じゃあ、あれだ。ハワイあたりの鉄板焼き屋に行って、ヘラをぶんぶん振り回すパフォーマンス見て「そんなの日本文化じゃねェ」(from『もやしもん』)ってネタをやりにいかないと。