2014年3月31日月曜日
パン食べ放題ランチ♪
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「551蓬莱」の豚まん
アイスプーアル茶
今日は3月最終日、年度末。アイスプーアル茶
息子の出身中学は「離任式」があるそうで、強制ではないけれど卒業生も任意参加を求められている。お世話になった先生が離任するということもあって、息子はこれが本当に最後の中学制服を着て学校に出かけていった。
朝御飯は、先週末、だんながお土産にと大阪から買ってきてくれた「551蓬莱」の豚まんを。十数分かけて蒸している間に、アイスプーアル茶も支度した。
食傷気味になってしまって、ここ半年ばかりはご無沙汰気味だった豚まんは、久しぶりに食べると「やっぱりこれよ、これ。うん、これ」と頷きたくなる幸せな味。こちらもちょっと久しぶりだったプーアル茶は、ピッチャーにたっぷり淹れて日中いっぱい楽しむことに。今使っている茶葉は5~6煎くらいは余裕で出るので頼もしい。
稲毛 「神戸屋レストラン」にて
牛ほほ肉シチューセット \1029
「うーん……高校始まる前に、君の銀行口座の手続きをしたいんだよなぁ」牛ほほ肉シチューセット \1029
「あ、あと僕、千葉のメガネ屋行きたい。度数調節したい」
「じゃあ出かけますかー」
ということで、息子が昼前に帰宅するのを待って、急ぎお出かけ。
大混雑の銀行で無事に手続きを終え、昼御飯は地元でささっと済ませることに。一度食べてみたかったんだよね、と、駅ビル内の「神戸屋レストラン」のパン食べ放題ランチを試してみることにした。
メニューは2種類で、「牛ほほ肉シチューセット」と、あとはポトフ風の煮込みっぽいもの。食べ放題のブレッドバーとミニサラダ、珈琲or紅茶(アイスも可能)がついてきて1029円。そこそこ値の張るランチだったけれど、パンは思った以上に種類豊富で、空になった籠にも新しいパンが次々に盛られてきて、大満足な内容だった。
シチューも大きめの塊肉がごろんと入っていて、良い感じ。じゃがいもと人参、ブロッコリーも入っていて、見た目以上にボリュームがあった。
パンは「テーブルパン」的なものだけかと思いきや、パン売り場の店頭に並ぶ「あずきデニッシュ」「青森県産ふじりんごデニッシュ」「クラッシュアーモンドデニッシュ」「たっぷりカレンズ」といったトッピング入りのものをはじめ、全粒粉パン、ライ麦パン、ミルクパン、食パンなども。
中には、焼いて間もないパンもあって、中がふわんと温かいものもあったりして、それも「パン屋併設レストランならではの味」という感じ。バターやジャムの用意はなかったけれど、それでも存分に楽しめた。そのうち、もう一方のポトフ風のメニューも試してみようっと。
で、午後は千葉に移動して息子のメガネ屋に行きついでに、ヨドバシカメラに寄ったり100円ショップを覗いたりお総菜を見てきたり。
私は、届いたばかりのカメラ用のケースやストラップなどのアクセサリーを買ってきた。
先日、おばあちゃん宅でPC設定を手伝ったお駄賃に自分の貯金を足して買ってしまった、カメラ2台。
左が4年近く愛用していたCanonの「IXY 30S」。
写真ではそれほどの小ささには見えないけれど、体感としては「半分以下」ほどに感じられるちーっちゃい白いコンデジがNikonの「COOLPIX S02」。
そして憧れのミラーレス一眼「PENTAX Q7」。
ナノサイズ一眼はお出かけにも気軽に持ち歩けそうだし、Nikonの方は飲食店でちらっと撮影するのに便利かな……と。
PENTAXはこれまでも使っていたメーカーだから使用感に抵抗はなく、Nikonの方はちょっと癖があるかなという印象。ズーム機能を使った途端にマクロ撮影が不可能になっちゃったり、その肝心の「マクロモード」が自分では設定できなくてカメラの判断任せだったり。仲良くになるにはちょっと時間が必要そうだけど、多分「できる子」だと思う。Nikonカメラ初めてだから、そういう意味でもちょっとわくわく。
なかなか良い感じのケースもめでたくお手頃価格で買えたし、次のお出かけ(多分息子の入学式)にはこのおニューのカメラ両方持って行けるかな、と。
「タカギフーズ」の和牛コロッケ w/千切りキャベツ
「新宿中村屋」のプチシチュー
鯖のマリネ焼き
羽釜御飯
ビール(プレミアムモルツ コクのブレンド)
「でも、あかん……今日はちょっと力尽きた……」「新宿中村屋」のプチシチュー
鯖のマリネ焼き
羽釜御飯
ビール(プレミアムモルツ コクのブレンド)
ここ2週間ほどはしゃぎすぎて、私はほんのり体調不良。
夕飯は、すでに鯖の下ごしらえをしているからあとは焼くだけなんだけど、息子はそれだけでは不満だろうなぁ……と、千葉の駅ビルで1個70円ほどの和牛コロッケを買ってきた。私はそれを1個、息子はコロッケの他にメンチカツも1個。
スープくらいは支度しようと思っていたのだけれど、「いいや、これ使っちゃおう……」と、手元にあった「中村屋」のミニサイズのレトルトシチューを温めてしまうことに。御飯炊いてキャベツ刻んで、あとは鯖を焼いただけの簡単夕御飯になった。
作ってみた「鯖のマリネ焼き」はワタナベマキさんレシピ。すぐには食べないなと、先日鯖を買ってきた時に残りの半身をマリネしておいたもの。マリネしておけば冷蔵庫内で1~2日間の保存が可能ということだ。
鯖は塩をし、薄切りにしたにんにく、玉ねぎ、ざく切りトマトを散らしてからオリーブ油と白ワインを回しかける。ローズマリーやタイムなどのハーブを散らすと良いということで、ドライハーブミックスのエルヴ・ド・プロヴァンスをパラッと。
そこまで仕込んでおいたら、当日は焼くだけ。水気を切った鯖を焼いて、焼き色がついたら玉ねぎやトマトなどの具材も加え、軽く煮てから最後にバルサミコ酢を大さじ1ほど回し入れてさっと火を通せばできあがり。確か初めて作った料理だけれど、至極簡単に洋風の鯖のおかずができあがった。野菜やワインの旨味も染みて、これはかなり良い感じ。美味しかった。
2014年3月30日日曜日
だんな特製クリームパスタ
苺のパンケーキ
カフェオレ
今日は一日、家でまったり。だんなは昼過ぎに大阪に戻ってしまうから、買い物にもいかずに朝御飯と昼御飯をのんびり家で摂ることにした。カフェオレ
朝御飯は、「一人暮らしじゃ滅多に作らない……どころか、一度も作らないねぇ」とだんなが言っていたパンケーキを支度。
ちょうど昨日、「あまおう」が特売だったこともあって、ホイップクリーム泡立てて苺を添えて、あとはパンケーキシロップや練乳を好みにかけていただくスタイルにしてみた。
美味しかったので数袋まとめ買いしていた(いや、母と北野エースに行った時に母が買ってくれた)「ウルトラミックスパンケーキミックス」を2袋使って、焼けたパンケーキは10枚。
1人3枚積み上げて、こんな感じに。
不器用な私でもこんな焼き色に、綺麗に焼けるのが嬉しいし、特に工夫することもなく、厚さもしっかりあるふんわりパンケーキに仕上がるのがすごく幸せな、このパンケーキミックス。
苺もさすがの美味しさ。中までしっかり赤くて甘さもしっかり。
朝からちょっとした御馳走だった。
だんな特製 スモークサーモンとルッコラのクリームパスタ
麦茶
「帰省中に1回くらいは俺の料理も食べて貰わないと」と、だんな。麦茶
昼御飯は、昨日見切り品のルッコラを買ってきたところだった(1袋50円!)ので、それとスモークサーモンを合わせてのクリームソースのスパゲティ。ソースは生クリームではなく、小麦粉とバターと牛乳を使ってだんながゆるめのベシャメルソースを作ってくれた。
先日私が作った、ほうれん草とサーモンのパスタのルッコラ版という感じ。ほうれん草ももちろん美味しかったけれど、ルッコラもきっと美味しいだろうな~と思っていたところ、期待通りに好みな組み合わせ。
ソースの材料なども違ったこともあるけれど、息子が食べて
「やっぱりお母さんの料理とお父さんの料理は味が違う」
と言っていた。
私もだんなもお互い自分の料理にはそこそこの自信はあるものの、「"自分の味"って、なんか飽きるのよね」という意見も一致するところ。「私の味」じゃないクリームソースのスパゲティは、とても美味しかった。胡椒をがりごり挽いて、もぐもぐ。
厚揚げの葱おかか挟み焼き
白菜と豚肉の蒸し煮
わかめと油揚げの味噌汁
豆ごはん
麦茶
そしてだんなも大阪に向かい、静かな日常が再び。白菜と豚肉の蒸し煮
わかめと油揚げの味噌汁
豆ごはん
麦茶
「粗食にするよー。御馳走続きだったもんね」
と、「粗食」というより「手間なし」夕飯。
昨日の豆ごはんが残っているからそれに合わせた感じの献立が良いかなと、白菜と豚、厚揚げを使ったシンプルめな和風おかずにした。
「白菜と豚」というと鍋にしたくなるところ、今日はフライパンで蒸し煮に。
ざく切りにした白菜と豚バラ肉を交互に重ねて途中で片栗粉をパラッとふりつつ、ミルフィーユ状に。日本酒と水を合わせ、おろし生姜を加えたものを回しかけたら蓋して中火で10分ほど。白菜が柔らかくなったら、あとはポン酢をかけつつ食べるだけ。簡単だ。
厚揚げは、半分に切ってから白い内側の部分に厚み半分の切り込みを入れ、刻み長ねぎと鰹節、白胡麻、醤油を和えたものをぎゅうぎゅう詰め込む。それを魚焼きグリルの弱火で焦げないように、じくじく焼いたらできあがり。表面がカリッと焼けてくれると一層素敵。しっかり醤油味がついているから、そのまま食べられる。
当たり前の味のものをこのところあまり食べていなかったこともあって、良いぞ良いぞという感じ。白菜と豚の蒸し煮が期待以上に美味しくて、しかも思った以上に簡単だったのがまた嬉しい。
2014年3月29日土曜日
ガストで豪遊!
「神戸屋」の黒豚と国産牛のミートパイ
自家製ヨーグルト w/いちごジャム
カフェオレ
昨夜、帰宅途中の乗換駅構内で「神戸屋」のパン屋さんを発見。「~キッチン」ではなく、普通の「神戸屋」さんの方。自家製ヨーグルト w/いちごジャム
カフェオレ
9時半を過ぎた閉店間際ということで、全品30%offセールが開催中なのだった。
売れ残りのパンばっかりなのかな?とちらっと店内を覗いたら、そんな感じでもなく、美味しそうなパンがまだまだ沢山。
中でも、定価283円の「黒豚と国産牛のミートパイ」に目が釘付けに。定価だと、ちょっと気合いの入った値段で買うのを躊躇してしまうけれど、30%offならちょうど200円くらい。これなら買いだよね?だよね?と、それを2つトレイに乗せた。
息子はポテトとチーズの乗ったお総菜パンを選択。そこそこボリュームのあるパンが3つで500円ほどのお買い物だったから、これはなかなかお得でした……♪とご機嫌に帰宅したのだった。
そういうわけで、今日の朝御飯はミートパイ。
昨夜はだんなも飲み会で遅い帰宅だったので、全員のんびりめに起きての朝御飯。これだけ頻繁に使っているともう焦がすこともほとんどないわけで(ゼロとは言えないのが悲しいところだけども……)、魚焼きグリルでささっと温めたパンを食卓に出した。
ここのミートパイは、「ハンバーグ系」ではなく「ミートソース系」という感じ。「肉と玉ねぎ」以外の、トマトをはじめとしたドミグラスソースっぽい風味がする感じ。これはこれで美味しかったけれど、でも私が好きなのはどちらかと言えばハンバーグ系……かなぁ。
「ガスト」にて
山盛りポテト \149
ハンバーグ&チキン南蛮 \649
Bセット(ソフトフランスパン・とうもろこしのポタージュ) \299
プリンバナナサンデー \369
生ビール(ジョッキ) \449
今日は29日だけれどイオンは5%off特売だそうで、じゃあ明日ではなく今日、買い物に行ってしまうか、と、だんなと2人増税前のお買い物。猫餌をはじめ、日用品などをがっつり買い込んできた。山盛りポテト \149
ハンバーグ&チキン南蛮 \649
Bセット(ソフトフランスパン・とうもろこしのポタージュ) \299
プリンバナナサンデー \369
生ビール(ジョッキ) \449
今日の夕御飯、明日の昼御飯の算段はつけたところで、
「でも、今日のお昼はガストで豪遊しない?」
ということに。
手元に携帯のキャリア変更でゲットしたクオカードがまだまだあるので、「クオカードを使って食事しよう」=「使えるのはガストだ!」ということで、ここ数ヶ月、我が家の中で地味に注目を集めているすかいらーくグループなのだった。すかいらーくグループ全店で使えるわけじゃない(ジョナサンは使えない)のがちょっと面白い。あと、デニーズでも使えるのね、クオカード。
ともかくも、なんとなくガストな気持ちが高まってしまったので、最寄りのガストがある西千葉までちらっとお出かけ。
息子とだんなが2人でチーズinハンバーグに盛り上がる中、「いやでも私はチキン南蛮も食べたい」と、チーズ抜きのハンバーグのプレートを選択した。
テーマが「ガストで豪遊」だから、ビールもつけちゃう。ビールの供にと、ポテトも一皿。でも使えるメニューには割引クーポンもしっかり使ってみたりして。
価格のお手頃さと料理が出てくる早さがウリのファミレスだから、味の方も「すごーく美味しい」というほどでもないのだけれど、でもこの味がけっこう好き。「豪遊するぞ!」と気合い入れたのに(私に至ってはデザートまで食べたのに)お会計が5000円いくかいかないかくらいの金額だったから、驚いた。
チーズインよりは薄めのハンバーグも、チキン南蛮に添えられた甘酢タレもいかにもな味ではあったけど、揚げたてポテトをつまみながら飲むビールはやっぱり幸せで、プリンバナナサンデーのプリンも思った以上に美味しくて大満足。
茹でもやしのうまたれかけ
海老とマッシュルームのアヒージョ
鯖の塩焼き
豚厚切り肉の炒め物 w/千切りキャベツ
大根の味噌汁
豆ごはん
ビール(サッポロ黒ラベル)
ビール(プレミアムモルツ コクのブレンド)
午後は久々にモンハンなどしつつ、家でまったり夕御飯。海老とマッシュルームのアヒージョ
鯖の塩焼き
豚厚切り肉の炒め物 w/千切りキャベツ
大根の味噌汁
豆ごはん
ビール(サッポロ黒ラベル)
ビール(プレミアムモルツ コクのブレンド)
「美味しそうなマッシュルーム買ってきたからアヒージョはどうかな」
「じゃあ海老も買ってきて海老も入れよう」
あと、グリーンピース売っていたら豆御飯もやらない?と、食べたいものを食べたいように用意したら、節操のない献立に。
スーパー内の魚屋で美味しそうな真鯖が安かったりしたものだから、私とだんなのメインのおかずは鯖の塩焼きで。魚嫌いの息子には、焼き肉用の豚肉をだんなが焼いてくれた。あとはさっぱりと、茹でもやし。
「な、なんか、"私の料理"らしい料理がないね……塩ふったくらいしか、これという調味がない……」
と反省しつつ、アヒージョはたいそう美味しくできたので何より。
スキレットにオリーブ油と薄切りにんにくを入れて熱し、そこに刻んだマッシュルームと剥き海老を入れて塩を多めにふって「揚げ焼き」するような感じで火を通せばできあがり。
アヒージョは、本当は直火かけ可能な素焼きの小鍋を使った方がそれっぽいのだけれど、我が家にある一番近い調理器具がスキレットだったのでスキレットを使用。でも、小ぶりとはいえ8インチサイズのスキレットだったので、6.5インチのスキレットの方がよりそれっぽくできたかも……って、グリル用ベイクパンも鋳鉄製だから、そちらを使っても良かったんだわと今気がついた。
魚焼きグリルでこんがり焼いた鯖もばっちりで、
「たまりませんな」
「ビールが進んでしまいますな」
と、ついつい2缶。
「豆は"後入れ"の方が好みだよね」とだんなと意見が一致した豆ごはんも最後に出して、そんな感じの夕御飯。
2014年3月28日金曜日
銀座で、うなー♪
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「成城石井」のガーリックチャバタ
自家製ヨーグルト w/いちごジャム
カフェオレ
今日金曜にだんな、東京でお仕事があるのだそう。自家製ヨーグルト w/いちごジャム
カフェオレ
つい先週あたりに「今度の木曜の夜に帰るからー」と連絡があり、ちょうど母と入れ違いというタイミングで昨夜帰ってきたのだった。引き続き賑やかな我が家。
昨夜遅くに帰宅しただんなの手には、お土産にとリクエストした「551蓬莱」の豚まんと「やまもと」の冷凍ねぎ焼きがあった。だんなの単身赴任は寂しいけれど(でももうすぐ終わる予定)、多関西の味が定期的にいただけるのは嬉しい。すごく嬉しい。
というわけで、今日は家族揃っての朝御飯。なんだか美味しそう……と、一昨日「成城石井」で買ってきたは良いけど、昨日のうちには食べなかった(本当は夕飯に洋風のチキンソテーでも作って、それに添えて食べたら良いなと思っていたけど、肉じゃがにしてしまったものだから……)「ガーリックチャバタ」というパンを温めて食べることに。
「チャバタ」というパン、あまり聞き慣れないものだったのだけど、イタリアのパンなんですって。フランスパンよりも断面の気泡が大きくてしっとりめ。長方形の大きなパンを半割にしたもので、そこにオリーブ油と刻みにんにくを染みこませた風になっていた。イタリアのパンということでフォカッチャと似た方向……なのかな?
思った以上にがっつりにんにくの効いたパンに、「でも今日は早めの昼御飯だしね」と卵やベーコンを添えるのは無しで。
でも食後にヨーグルトを出したのはいつも通り。会心の出来の自家製いちごジャムを添えて。
銀座 「ひょうたん屋」にて
肝焼き \300
鰻重 上 \3000
仕事は午後からだから、鰻を食べてから職場に向かうんだー……と言っていただんなに、肝焼き \300
鰻重 上 \3000
「私も!私も鰻!」
と便乗した私。
ほら、息子の高校入学の報告をおばあちゃん家にしに行かなきゃだし!今日は予定もないしちょうど良いタイミングだし!と、私も息子も一緒に出かけることにして、便乗鰻。
もう15年以上通い続けている銀座の鰻屋さん「ひょうたん屋」は、私と息子は行こうと思えば週末などにいつでも行けるお店ではあるけれど、15年ほど前は1800円という破格値だった上鰻重が3000円になってしまった今はけっこうな「御馳走」だから、ふらっと食べに行こうという感じでもなく。なんとなく、「行くときはだんなと一緒(に行って奢ってもらう)」という感じになっている。
というわけで、お気に入りの「ひょうたん屋」で早めのお昼御飯。
息子とだんなは100円増しの、大盛りの上鰻重。私は普通盛りの上鰻重。
あとは「ビールも恋しいけど」「でも今日はダメだよーお互いに」と言いつつ、肝焼きも2串。
固めに炊いた御飯に、甘さがそれほど強くはないタレに、バリッと香ばしく焼けた歯ごたえのある鰻。ちらっと醤油を垂らした自家製漬け物と、シンプルなお吸い物。串にこれでもかと肝がたっぷり刺さった肝焼きの美味しさも変わらずで、鰻が来るなり会話がなくなる私たち。
汗ばむほどの陽気だった今日、額に汗しながら食べた鰻は最高だった。
関東風に蒸してから焼く鰻ももちろん美味しいと思うのだけど(この店は、蒸さずに焼く関西風)、どこの店の鰻重が一番恋しくなるかと聞かれたら、私も(確実にだんなも、おそらく息子も)この店の名前を挙げるだろうなという感じ。十数年前、だんなと2人で銀座を歩いていてたまたまこの店の前を通りがかって、一度食べて以来惚れ込んでしまったのだから仕方がない。
鰻の仕入れ価格高騰で、どうしても値段が高くなる一方の鰻重だけど、高くなっても良いから末永くお店が続いてくれれば良いなと思う。
「銚子丸」にて
生わかめと揚げじゃこのカリカリサラダ
生わかめとさくら海老のかき揚げ
マグロ中落ち軍艦
金目鯛握り
ブリ握り
ほたるいか軍艦
帆立握り
トロしめ鯖握り
いくら海苔つつみ
中トロ握り
杏仁豆腐
などなど
鰻を食べて幸せな気持ちになったところで、午後は都下にあるだんなのおばあちゃん家へ。生わかめと揚げじゃこのカリカリサラダ
生わかめとさくら海老のかき揚げ
マグロ中落ち軍艦
金目鯛握り
ブリ握り
ほたるいか軍艦
帆立握り
トロしめ鯖握り
いくら海苔つつみ
中トロ握り
杏仁豆腐
などなど
私たちは息子の中学卒業&高校入学の報告が主目的だったのだけれど、おばあちゃんと同居のAおばさんにはそれ以上の目的があったみたい。
「今来てくれて良かったぁ~。来月、パソコンのXPが、終わっちゃうんでしょ?新しいパソコン買わなきゃって、でもどれ買ったら良いのかわからなくて……」
と、5年以上前にそのWindowsXP搭載のノートパソコンを買った時に助言しただんなにヘルプ要請が来たのだった。
だんなはお仕事だけど、パソコン選びとセッティングくらいなら私でもなんとか……と、ひとしきりおばあちゃんに近況報告などをしたところで、Aおばさんの車で近場の電器店に行き、パソコン購入のお手伝い。操作環境があまり変わらない方が良いのかなと、XPマシンと同メーカーで、同じくらいのモニターサイズで、最新スペックでなくて良いからそこそこお手頃価格のもので……と、店員さんに相談しながら「今日すぐ持ち帰れるものを」も要素にして、めでたく購入機が決定した。
Aおばさんが支払い手続きをしている間、私と息子は近くのカメラコーナーを眺めて、
「うわー……なにこのちっちゃいニコンのコンデジ……かわいい……」
「お母さんの持ってる一眼レフよりすげーちっちゃいのがあるけどあれって何?」
「ああ、それはミラーレス一眼って言って……ってQマウントカメラってこんなちっちゃいんだ!?すごいな!」
と2人して興味津々。
うーん、もうカメラ長いこと買い換えてないし、新しいカメラが欲しいかも。やっぱり一眼レフは重いしかさばるからそうそう持って行けないし……と、気になる機種を心のメモ帳に記録。あとで調べてみようっと。
ともあれめでたくパソコンも買えて、あとは現マシンからの移行作業。LANで繋げられるかと思いきや、ADSLルーターにLAN用の口が1つしかなくて(LAN用のハブを持ってくるべきだったー)、USBメモリといったものなく(事前に知っていれば家にごろごろ転がってるのにー)、「これは困っちゃったな」という状況に。
幸い、移行が必要なデータはそれほど多くはなかったから、現マシンと新マシンを交互にネットにつないで、dropbox経由で必要なデータを圧縮してアップロードとダウンロードを繰り返すことにした。
実は何よりも大変だったのは、私も息子もWin8を触ったことがなかったことだったりして、
「なんじゃこりゃー」
「スタートメニューはないのか?ないのか?」
「ていうかコントロールパネルどこよ?」
「このわけのわかんない大画面表示はどうやって閉じるのよ?」
と、Win8の挙動を覚えてAおばさんに説明できるレベルに理解するまでが大変だった、という……。おかげさまで、Win8についてはおおむね理解できました。
そして夕方、「数Mのファイルをアップロードして、しかるのちにダウンロードする」という最後のミッションだけが残ったので、その間に夕御飯。Aおばさんも、そしておばあちゃんも我が家同様、回転寿司の「銚子丸」が大好き。「行く?」とお誘いいただいたので「行きます!」と息子と2人全力で頷いて、御馳走になってきたのだった。
ちょうど「新わかめフェア」なるものが開催中だったようで、「生わかめと揚げじゃこのカリカリサラダ」「生わかめとさくら海老のかき揚げ」といった面白いものも、皆でつついてみたり。カリカリに揚がったじゃこをトッピングしたサラダも、桜海老がどっさり入ったかき揚げもたいそう美味しかった。もう90歳を超えたおばあちゃんも、「このかき揚げ、美味しいねぇ」ともぐもぐ。
ひ孫(=うちの息子)がこの春に16歳になるのだから、すごいなと思う。未だに自転車に乗っているおばあちゃん。
息子もいつも通り好きなネタをあれこれ握ってもらい、私も好物の金目鯛とかホタルイカとか。美味しいよと勧められて食べた帆立貝も、肉厚で美味しかった。最後はAおばさんとお揃いで中トロ握りからの杏仁豆腐でおしまい。
夕食後、1時間ばかり引き続きおばあちゃん宅で移行作業をしたところで、めでたく「web閲覧もメール受信も今までどおり」という環境に。プリンターのドライバも入れ終えて、とりあえずめでたしめでたしという感じになった。
「ありがとありがと。まさか半日で全部終わるとは思ってなかったわー!」
とめっちゃ感謝され、帰宅は予定よりは遅くなったものの各駅停車でのんびり座って帰ってきたのでそれほどには「大変だった」という感じでもなく。
「本当にありがとう。これで美味しいものでも食べて?」と帰りがけにいただいた封筒には、コンパクトデジカメが普通に買えるくらいの金額が入っていた。ありゃ、こんなにいただいてしまった……と困惑しながら、「でも、今日現物見て気になってたカメラの購入資金にできちゃうな」とか考えてしまったり。
2014年3月27日木曜日
日常御飯、肉じゃが。
「ホテルオークラ」の
パン・オ・ショコラ
ハムチーズクロワッサン
自家製ヨーグルト w/いちごジャム
カフェオレ
いつもはそこそこ静かな、息子との2人暮らし。受験までは外出を控え気味だったこともあって、外食もすごく控えめ頻度だった。パン・オ・ショコラ
ハムチーズクロワッサン
自家製ヨーグルト w/いちごジャム
カフェオレ
それがここ数日は連日のお出かけ&外食続きで、美味しいもの好きの私も息子もさすがに色々とお疲れ。
「今日はゆっくりしましょう……」
と、飽きるほどに朝寝坊を満喫した。
遅めの朝御飯は、昨日買ってきたホテルオークラ東京のパンを2種類。
私は、ハムチーズクロワッサンとパン・オ・ショコラ。息子はハムチーズクロワッサンとチェリーのデニッシュ。
パン・オ・ショコラは190円ほどだったから、それほどお高いという感じもなく、見た目も案外と素朴な風合い。でも生地が美しく層になったクロワッサンは、使われたハムやチーズも上質なもので、さすがホテルメイドという感じ。魚焼きグリルで温めてからいただいた。
パン・オ・ショコラは、ややしっとりめの、柔らかな優しい口当たり。私は表面の生地がパリッと砕けてしまいそうなほどに乾いた食感に焼かれたものの方がどちらかといえば好みなのだけれど、でもこのパン・オ・ショコラも美味しかった。
のんびりしたいところだけれど、色々済ませたい用事もあった今日。
「でも、午前中に届く予定の荷物があるから、交代で留守番しようね」
と、先に私が買い物に行き、私が帰ってから今度は息子が銀行などに行き、地味にばたばたした一日だった。
「成城石井」の
サーモンと玉ねぎのマリネサラダ
冷や奴
肉じゃが
大根の味噌汁
羽釜御飯
いかなごのくぎ煮
麦茶
ここ数日、食べなかった方向の夕飯が食べたいなぁ……と、考えた結果、「肉じゃが」に。サーモンと玉ねぎのマリネサラダ
冷や奴
肉じゃが
大根の味噌汁
羽釜御飯
いかなごのくぎ煮
麦茶
シンプルめに、おろし生姜たっぷりの冷や奴と大根の味噌汁、そしていかなごのくぎ煮を乗せた炊きたて御飯。昨日の残りのサーモンマリネも食卓に。
ちょうど産直スーパーで美味しい豚肉を買ってきたところだったので、焼き肉用の厚切りカットの豚肉を使い、じゃがいもも美味しい「北あかり」を使った肉じゃが。厚めの肉でいつもとはちょっと違った口当たりの肉じゃがにはなったけれど、美味しさはそのまま。今日はじゃがいもへの火の通り具合もたいそうばっちりな感じに仕上がった。
「フツーの醤油味醂味」「フツーの味噌汁」にご無沙汰していたこともあって、「あ、やっぱり家御飯も幸せだわー」としみじみ感じた夕御飯。遊んだ後はおっくうな気持ちになりがちだけど、シャンとしなきゃねぇ。
2014年3月26日水曜日
オークラ名物フレンチトースト
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虎ノ門「ホテルオークラ東京」内「Orchid Room」にて
パパイアヨーグルト \1260
フレンチトースト 2p \1,785
紅茶 \945
「やっぱりホテルは2泊はしなきゃ!」という母の音頭で2泊した、楽しいジュニアスイートルーム滞在も今日でおしまい。今日の午後にホテルを発ったら、母はそのまま秋田に戻る予定だ。パパイアヨーグルト \1260
フレンチトースト 2p \1,785
紅茶 \945
「ホテルオークラの名物の一つがフレンチトーストらしいよ?」
webサイト見たら予約した方が良いみたい……と、母に伝えたら「あら素敵。じゃあ食べましょう、予約しておいて」とのこと。
「あと、あれじゃないの?ホテルオークラに泊まるんだったら、あの飲茶食べ放題は行かないの?行くもんだと思ってたわ?」
とも言われたので、「じゃあ、朝御飯にフレンチトーストで、昼に飲茶食べ放題にすればいいのかな……朝ブッフェじゃないから、まぁちょうど良いのかしら」と、そんな感じに朝と昼の予約を入れておいた。
予約しておいた朝食の時間は8時。ちょっとのんびりめに起きて、本館のロビーフロアにある「欧風料理 Orchid Room」に向かった。ブッフェ朝食のレストランとはうって変わって静かで、そして面白いことに欧米人のお客さんが多い(昨日大騒ぎしていた、かの国のお客さんは見当たらない……)。
予約していたのは私と母の分のフレンチトースト2皿。「僕はフレンチトーストじゃなくて別のが良いなー」と言っていた息子は、メニューを見てアメリカンブレックファーストを選択。
私と母は、
「フレンチトーストだけじゃつまらないかな」
でもきっと、フレンチトーストはけっこうな分量があると思うから、追加するにしてもフルーツくらいにしておいた方が良いかもだよ……?と、母はフルーツプレート、私は「パパイアヨーグルト」をフレンチトーストの前に持ってきてもらうことにした。
で、やってきたパパイアヨーグルト。
てっきり「パパイア in ヨーグルト」もしくは「パパイア with ヨーグルト」だと想像していたのだけれど、目の前に出てきたのは「ヨーグルト in パパイア」。
「わぁ!パパイアでっかいな!」とびっくりしつつ、卓上に置かれたヨーグルト用のシュガーをパラっとかけていただいたのだけど、砂糖など要らないくらいにパパイアが甘く熟れていて美味しかった。スプーンだけで簡単にこそげる果肉を削ってはヨーグルトに絡めて、もぐもぐ。
この美味しいパパイアももちろん、マンゴーやキウイ、苺、ブルーベリー、葡萄、りんご、オレンジにグレープフルーツにと数切れずつ美しく盛られた母のフルーツプレートも美味しそうだった。
そして待望のフレンチトースト。
事前に写真で見て知ってはいたけれど、私の知るフレンチトーストとはまるで違う、この分厚さ。
まるで卵焼きのような、厚みのある直方体のパンがどどんと2切れやってきた。別添でバターとメープルシロップ。
表面こんがり、中はふっくら焼き上がって、見事に卵液が中まで染みたそれは仕込みに丸1日をかけているのだそう。
この厚みの感じとか、中まで卵液がこれでもかと染みた感じとか、かなり独特なフレンチトーストだから好みが分かれるところかもしれないけれど(私が作るフレンチトーストはたいていバゲットを使ったものだし)、私はすごく美味しいと思った。「これぞフレンチトースト」というのとはまたちょっと違うのだけど、「フレンチトーストとしてこういう方向もあり。すごくあり」という感じ。
外側はカリッと、そして中はぷるんぷるんのプリンのような食感のフレンチトーストは、メープルシロップの甘さともお似合いで、シロップをたっぷりしっかりかけながらいただいた。おいしかったー。
虎ノ門「ホテルオークラ東京」内「Starlight」にて
頂級飲茶 蘭 \3150
グラスビール
中国茶(烏龍)
朝食後は、「楽しかった数日間もおしまいかー」と惜しみながら、帰りの荷造り。頂級飲茶 蘭 \3150
グラスビール
中国茶(烏龍)
お菓子やら服やら息子の靴やら、行きの荷物と比べると随分増えてしまったから、ホテルで段ボールを貰って母も私も宅急便で荷物を送ってしまうことにした。底にガムテープを貼って組み立ててもらった段ボールをベルデスクで受け取って、部屋で荷造り。詰め終えたところで「宅急便お願いしますー」とベルデスクに連絡したら、部屋まで集荷しに来てくれた。配送料の集金もその場で。これはたいそうらくちんだ。
チェックアウトしてから向かったのが、本館の上階にあるカジュアルめな中華料理店「チャイニーズテーブル Starlight(スターライト)」。
50種類もの飲茶が食べ放題で楽しめる「頂級飲茶」は一番シンプルなプランで3150円から。サラダと「本日の点心4種類」がやってきた後にオーダー制の飲茶食べ放題になる。
今日の点心4種はこんな感じ。
蒸しものは、リストにはないものだったと思われる、豚肉ベースの蒸し餃子と、貝柱入りの焼売。
揚げ物は「脆炸粉果」(海老入り揚げ点心)と「芝麻蟹盒」(蟹肉入り挟み揚げ胡麻風味)。
最初に揚げ物が出てくるあたりが微妙にずるいのよねと今回も感じてしまいつつ、しかも今日のこの揚げ物は揚げたてではなく冷めかかったものだったから、余計にしょんぼり。
でも、揚げ物はともかく、蒸し物は2点とも美味しかった。あまり飾らない感じの、でも香港のレストランでいただくような、本格的な味の点心。
今回は朝にしっかりフレンチトーストを食べてしまったこともあり、何よりも連日のご馳走続きで胃腸も疲れ気味だったこともあり、「無理してたくさん食べずに軽くにしようね」と。私も今日は無理せず、食べたいものをほどよい量、食べたい分だけいただいた。
今回の食べ放題メニューはこんな感じ。一口でも食べたもの(大きな肉まん、息子が注文していたので一口だけ囓らせてもらったりした)に丸をつけたけど、本当に今回は控えめだった。後から書いている今となっては「もっと食べておくべきだったー」とか思うわけだけども。
- 蒸点心(蒸し点心)
- 鮮蝦餃皇(広東風海老の蒸し餃子)○
- 干貝焼売(焼売)○
- 蝦仁焼売(海老焼売)
- 鮮翡翠餃(蒸し餃子 翡翠仕立て)○
- 滑肉包子(肉入り饅頭)○
- 叉焼包子(チャーシュー入り饅頭)
- 潮州粉果(五目入り辛蒸し点心)
- 焼小籠包(焼き小籠包)
- 潮州粉果(五目入り辛蒸し点心)
- 糯米珍珠(海老、豚肉のもち米蒸し)
- 蓮葉米鶏(鶏肉ともち米の蓮の葉包み蒸し)
- 精蒸花捲(中華蒸しパン)
- 梅子排骨(スペアリブの梅肉蒸し)
- 蛎油牛肉(牛肉の包み蒸しオイスターソース)
- 豉蒸牛肚(ハチノスの中国黒豆蒸し)○
- 紅焼猪脚(豚足の醤油煮込み)
- 紅焼腐皮(巻き湯葉の醤油煮込み)
- 姜葱大蜆(アサリの葱・生姜蒸し)
- 干貝焼売(焼売)○
- 煎点心(煎り焼き点心)
- 煎韮菜餅(豚肉とニラの香港餃子香り焼き)
- 煎水晶蝦(海老の煎り焼点心)
- 煎水晶蝦(海老の煎り焼点心)
- 炸点心(揚げ点心)
- 煎蘿蔔糕(大根餅)○
- 叉焼酥角(中国風チャーシュー入りパイ包み揚げ)
- 麺包貝球(帆立、イカのパン包み揚げ)
- 脆炸春巻(春巻)
- 炒咖哩角(カレー入り包み揚げ)
- 脆炸粉果(海老入り揚げ点心)○
- 咸水角子(変わり揚げ餃子)○
- 峰巣芋角(タロ芋の蜂の巣揚げ点心)
- 炸腐皮巻(湯葉巻き揚げ)
- 芝麻蟹盒(蟹肉入り挟み揚げ胡麻風味)○
- 叉焼酥角(中国風チャーシュー入りパイ包み揚げ)
- 小吃(小皿料理)
- 辣白菜(白菜の甘酢漬け)○
- 清白海蜇(刺身くらげ)
- 涼拌木茸(木くらげの和えもの)
- 麻醤鶏片(鶏肉の胡麻ソース炒め)
- 蝦米白菜粉絲(干し海老入り白菜と春雨の煮込み)
- 鮮炒時菜(季節野菜のさっぱり炒め)○
- 麻蓉蝦仁(海老のマヨネーズソース)
- 芝土乾焼蝦仁(とろけるチーズ入り海老のチリソース)○
- 麻婆豆腐(麻婆豆腐)
- 黒椒牛肉(牛肉黒胡椒炒め)
- 清白海蜇(刺身くらげ)
- 甜品(デザート)
- 香芝麻球(胡麻付き揚げ団子)
- 焼菓子(焼き菓子)
- 黒芝湯圓(黒胡麻入り白玉団子きな粉風味)○
- 馬拉蛋糍(中国風カステラ)
- 豆沙包子(あん入り饅頭)
- 杏仁豆腐(杏仁豆腐)○
- 椰汁西米(タピオカ入りココナッツミルク)
- 茘枝愛玉(愛玉子のライチ風味)○
- 杏仁雪糕(杏仁アイスクリーム)
- 黒芝雪糕(黒胡麻アイスクリーム)
- 芒果冰淇(マンゴーシャーベット)○
- 焼菓子(焼き菓子)
小皿に盛られた一品料理でも、この量で1人前だから、「この料理、私一人しか食べられる人がいないしなぁ」という品でも遠慮無く注文できるのがこの食べ放題の嬉しいところ。
見た目ではさほどチーズの存在は感じられなかったけれど、箸を入れると見事にぴよーんと伸びる、とろけたチーズの存在感。チーズ入りの海老チリってどうなの?と最初は思ったけれど、食材の組み合わせ的に似合わないはずがなく、じんわり辛い海老チリソースが良い感じにマイルドになって美味しかった。
というわけで、「これは絶対私しか食べる人がいないよね」と思いながら注文した「豉蒸牛肚(ハチノスの中国黒豆蒸し)」。
事前にハチノスが豆鼓で味付けされていた感じではなく、味付けなしで煮るなり蒸すなり、下処理しておいたハチノスを、注文を受けてから豆鼓ソースで和えて蒸しました……みたいな感じの品。
でも、こっくり味の豆鼓ソースを絡めて食べるハチノスは充分に味が染みていて良い感じ。
好物の大根餅や咸水角もいただけたし、デザートには大好物の「黒芝湯圓」もいただけたし、最後の食事も美味しくて楽しめてめでたしめでたし。
平日ランチということで、数日前の予約でもすんなり席が取れたのも何よりで、でもお店を出る頃にはすっかり満席になっていた。
「成城石井」の
鶏つくねと根菜のあんかけ丼
サーモンと玉ねぎのマリネサラダ
麦茶
「ホテルオークラ東京」の
レモンパイ
アイスティー
楽しかった数日間もあっという間。ホテルを発つ直前にホテル内のケーキショップで最後にケーキと明日に食べるパンを買って、タクシーで東京駅まで。息子に荷物を託して先に帰らせた後は、母の新幹線の時間まで、少しばかり丸の内界隈を散策。鶏つくねと根菜のあんかけ丼
サーモンと玉ねぎのマリネサラダ
麦茶
「ホテルオークラ東京」の
レモンパイ
アイスティー
我が家にあった野菜チップを美味しい美味しいとつまんでいた母に、「あのチップ、この店の福袋に入ってたのよ?」と「DEAN&DELUCA」に連れて行き(「ベジタブルチップス」と「根菜チップス」、それに「フルーツチップス」と数種類売られていて、母大喜び)、数日前に歩き足りなかったということで新丸ビル内もちらっと散策。
帰りがけ、
「もう夕方だし、夕飯のお総菜も買って帰っちゃえば良いじゃない」
と母に言われて、
「うーん……そうしようかな……」
と、成城石井でお弁当の類を見繕って帰ることにした。
まだまだお腹いっぱいだし、ケーキも買ってしまったしで、夕食は軽くで良いなと、「鶏つくねと根菜のあんかけ丼」を息子と分けるつもりで1個購入。さっぱりしたサラダっぽいのも欲しいなと、玉ねぎたっぷりのサーモンマリネも1パック。
購入したお総菜と、母が買ってくれたDEAN&DELUCAのフルーツチップと、ホテルのケーキとパンの袋を抱えて(うわ、食べ物ばっかり……)、あと十数分後に新幹線の時間が迫った母と別れて帰路についた。
帰宅してから洗濯して掃除して猫の世話して、でも息子も私も夜になってもいまいちお腹が空かず。
やっぱり軽くで良いねと、つくね丼は息子が8割私が2割くらいで盛りつけ、サーモンマリネは1パックの半量を更に半分こ。成城石井はお総菜も案外ちゃんと美味しくて、つくね丼もなかなか自然な味で悪くなかった。
で、食後にホテルオークラ東京のレモンパイ。
ホテルオークラ東京には「絶対の一品。」と銘打った名物料理の数々があって、レモンパイもそのうちの1つ。館内でリーフレットを見て、食べてみたいなと買ってきてみたのだった。
1カット525円で、半世紀変わらないレシピなのであるらしい。
しっかりめに焼いたパイ生地にレモン風味の滑らかな生地。上には焼き色をつけたメレンゲがたっぷり。
あんまり酸味が強すぎないといいなー……と思いながら口にしたのだけれど、ほどよい甘さでほどよい酸味。レモンの風味は強いものの強すぎる酸味や青臭さはなく、マイルドな味わいだった。「レモンクリーム」というよりも「レモンプリン」とでも言うような口当たりの生地で、「今時」ではない、なんともレトロなケーキ。でもすごく美味しかった。
「ん!これは美味しい……。うん、美味しい」
「僕もこのケーキは好き」
と息子と2人、デザートを堪能。
ホテルオークラは繁華街の近くというわけではないからなかなか「ついでに買い物」というわけにはいかないのが難点。でもあの美味しいコンソメスープはだんなにも是非味わって貰いたい(&私ももう一度いただきたい)から、遠くないうちにまたホテルに来たいなと。
2014年3月25日火曜日
鉄板焼き屋のブリ大根
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
虎ノ門「ホテルオークラ東京」内「CAMELLIA」にて
朝食ブッフェ \3150
ホテルオークラ東京に滞在中の私たち。朝食ブッフェ \3150
朝食つきのプランにはしておらず(ていうか、できなかった)、でもせっかくだから朝食ブッフェもいただきたいよねぇと、今日は宿泊棟である別館内にあるコーヒーショップ「CAMELLIA」で朝御飯。明日は館内の別のレストランで、オークラ名物フレンチトーストをいただく予定。
それほどに品数豊富というわけではなく、風変わりな品も特にない(ニョッキくらいかな)、「普通」な感じの、でもどれも美味しかった朝食ブッフェ。
ハムは湯に浸っていてしっとり柔らかく、ベーコンは感動的にカリカリ。サラダのドレッシングもオリジナルのものが数種類。ジュースはオレンジとグレープフルーツとトマトの3種類があった。
具をセルフサービスで小碗に盛るスタイルのオムレツコーナーもあった。
具を渡すとその内容でオムレツにしてくれるので、「チーズ多めに」とか口で伝える必要がなく、これは確かに良い感じ。
早速、サラダをいただいた後に、炒め玉ねぎ多めの、マッシュルームとチーズも入れたオムレツを焼いてもらった。
玉ねぎは軽くきつね色になるまで甘みが出るように炒めたもの。オムレツ全体が香ばしくほの甘くなって絶品の卵料理を楽しめた。
その他にいただいたのはこんな感じ。朝からよく食べました。
ミルクティー・牛乳・グレープフルーツジュース
パン オ ショコラ・レーズンデニッシュ
サラダ・チーズ(カマンベール、エメンタールっぽいの)・ドライいちじく・温泉卵
オムレツ(オニオン、チーズ、マッシュルーム)
ベーコン、ソーセージ、ハム、ハッシュドポテト、温野菜、ボロネーゼ風ニョッキ
フルーツ(ライチ いちご メロン パイナップル みかん)
ヨーグルト w/はちみつ
「あらやだ、ベーコンもハムもソーセージもおいしそう……」
と「全部盛り」にしてしまったのは御愛敬ということで。あと、和食コーナーにあった温泉卵がすごく美味しそうだったので我慢できずに貰ってきてしまった。結局、母も息子も(2人とも私同様パン食だったのに)温泉卵を持ってきているし。
「あれ?なんだかこれがすごく美味しい」
と驚いたのは、ヨーグルト器の隣にあった、一見「缶詰みかん」風のみかん。
薄皮が綺麗に剥かれていてシロップに浸っていて、見た目はまんま「缶詰みかん」なのだけれど、房がすごく大きくて、しかもやたらと美味しかった。缶詰にありがちなシロップのベタベタした甘さばかりが目立つのではなく、ちゃんと果実の味。オレンジとかではなく「日本のみかん」の味のように思えたけど、何だったのかな。美味しかった。
このブッフェレストランには中国人のお客さんもたくさん。
ブッフェ台では押しのけるように「自分の場所」を確保しようとしてくるし、ドレッシングやサラダ野菜を派手にそこらにこぼしても知らんぷりだし、「なんだかなぁ……」なのだけれど、私たちの近くのテーブルでは「何名様ですか」の案内を待たずに(日本語英語で聞かれても無視)、「俺たちはここに座るんだ、ここだここだ」と勝手に席を決めて朝食チケットを突き出すように給仕の人に渡していたりして、ますます「なんだかなぁ……」な光景。
彼らはやたらと声も大きいから余計に目立つ。
ホテルの人も大変だよねぇ……と苦笑いしながら見ていたら、その視線に気付いた給仕の方が紅茶のおかわりを注ぎついでに、
「なかなか一筋縄ではまいりません……」
と苦笑まじりで囁くように呟いて去って行った。「一筋縄ではいかない」、うまい表現だなとそんなところに感心してしまったのだけど、やっぱり色々大変なのねと。
じゃあ日本人は海外でスマートにふるまえているかというと、自分を省みると全然自信はなかったりするわけで。旅行先のホテルスタッフに「日本人は度し難い」なんて思われることのないようにしたいものだなぁ……と思いながら食後のヨーグルトを平らげたのだった。
銀座 「資生堂パーラー」にて
ビーフシチュー 資生堂パーラースタイル \3400
お薦めセット \1500
ビール(プレミアムモルツ) \940
今日の昼間は銀座でお買い物。ビーフシチュー 資生堂パーラースタイル \3400
お薦めセット \1500
ビール(プレミアムモルツ) \940
母が息子への高校入学祝いに何か買ってあげたいと言っていたので、「じゃあ、通学で革靴デビューになるから、足が痛くならない靴を買ってあげて欲しいな」とお願いしていた。学校指定は黒のローファー。
私が高校の頃は確かハッシュパピーを履いていて、これが歩きやすかった記憶があるからこれはどうかなと思ったのだけど、店頭で相談しながら息子に履かせてみると、スポーツメーカーASICSのビジネスシューズがかなり良い感じ。靴裏も凹凸がしっかりあって歩きやすそうだし、何より皮が柔らかく、そして軽かった。
これなら全然ストレスなく履けそうだねとめでたく靴も決まり、あとは本屋さんを覗いたり、ユニクロでシャツやらなにやら買ってみたり。
いつの間にか銀座のユニクロは4丁目交差点近くから新橋側、6丁目に移転していて、「お昼は銀座三越あたりにする?」と言っていたのだけれど、ユニクロで買い物を終えると、そこから4丁目に戻るのもなんだかめんどくさい状態に。
「久しぶりに銀座ライオンでも行ってみる?懐かしいでしょ。でなきゃ……私もリニューアルしてから行ったことないけど資生堂パーラー、とか」
母の知っているお店の名前を挙げてみたら、
「あら、資生堂は良いわね。私も全然行ってないし」
と。
昨日の昼と方向が一緒になっちゃうけど、洋食はメニューの選択肢も多いし問題ないよね……と、そういう次第で今日のお昼御飯は「資生堂パーラー」のレストランで。
資生堂パーラー名物のコロッケ系にしようかすごく悩んだ末、「うん、やっぱりこれが気になる……絶対美味しいと思う」と、私は「ビーフシチュー 資生堂パーラースタイル」を選択。息子はドミグラスソースを添えたカツレツ、母は「ビーフと季節のきのこの和風ピラフ」。ビーフシチューは、開業から続く伝統の味なんですって。
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アラカルトメニューに1500円の「お薦めセット」をつけると、良い感じのセットメニューになる。カップスープとサラダ、バニラアイスクリームとコーヒーという内容。アイスクリーム良いね、これもつけよう、ということになった。シチューとカツレツには、パンかライスもついてくる。
スープは日替わりらしく、今日はブロッコリーの冷製スープ。
汗ばむ陽気の一日だったから(今日はホテルの部屋にコートも置いてきた)、冷製スープの口当たりがとても心地よかった。
テーブルクロスはそこここに資生堂のマークと「SHISEIDO」のロゴが入ったオリジナル。分厚いテーブルナプキンも、似た感じの柄を縮小した風な模様が入っていた。
そして卓上には、母のピラフ用の薬味も登場。
ツリー状の銀のタワーに納められた薬味は、福神漬けとらっきょう、ピクルスと缶詰みかん。……みかん?と、みかんの存在に目が釘付けの私たち。
待望のビーフシチューは、かわいいお鍋に入ってやってきた。
テーブルまで蓋を閉め、しかも鍋底にランプを当ててぎりぎりまで保温した状態で持ってきてくれるという念の入れよう。
蓋を開けてもしばらくは表面がフツフツ泡立つほどのアツアツっぷりで、最後まで温かいまま楽しめた。
人参もじゃがいもも美しくシャトー型にカットされ、あとはブロッコリー、ペコロスも。お肉はほどよく煮えた牛のバラ肉が、この鍋の見た目から感じる以上に大変にどっさり入っていた。
ビーフシチュー専門店にも負けない美味しさで、滑らかなソースは旨味や甘味のバランスもとても好みな塩梅。「ビーフシチュー選んで良かったー♪」と大満足な私の前には、なぜか母のピラフも小皿に盛られてやってきていた。
ピラフは銀の器から卓上で皿によそってくれるのだけれど、案外と量がたっぷりで(「太閤園」の大盛チャーハンくらい……って、だんなくらいにしか伝わらないだろう比喩をしてみる……)、サーブ途中で母が
「あら、多いわ……私こんなに食べられないから、あとは娘と孫にあげてくれる?」
と安定の無茶ぶりがあった模様。
取り分け皿に盛ってもらったピラフ、きのこもたっぷりだけれどびっくりするほど牛肉もたっぷり。厚さ数mm、やや厚めの短冊状の牛肉がざっくざくと入っていて、ほのかに醤油味を感じる、これまた美味しいピラフだった。三つ葉がたっぷり乗っていて、私は「らっきょう大好き♪福神漬けも大好き♪」と薬味を添えつついただいた。みかんも乗せてみたけど……このピラフにみかんは不似合いだったかな……。
デザートのバニラアイスクリームは、なんともレトロな、銀の足つきのアイスクリームカップで。スプーンも器もキンキンに冷やされていて、器にはしっかり資生堂のマーク入り。バニラビーンズたっぷりのアイスクリームは、なんというか「古き良き銀座」の味がした気がした。
「ここの1階でお菓子やケーキ売ってるじゃん?この銀座本店限定のお菓子もあるんだよー」
資生堂マークの黒缶に入ったビスケットでね、お菓子の缶スキーとしては見逃せない品で……とアイスクリームを食べながら話したら、
「あら!私、それ買うわ!あんたも買いなさい」
ということに。
秋田の親戚へのお土産は資生堂にしちゃうわ、と母があれこれ購入ついでに、私の分のビスケットも買ってくれた。
大きな黒缶の中には手焼きのビスケットが40枚。
24枚入り1470円の「白缶」と見た目は似ているけれど、黒缶のビスケットは1枚1枚手焼きしていて、材料も発酵バターや有精卵を使っているんですって。美味しいかなー美味しいといいなー。
ホテルのお部屋で
祝入学の苺のショートケーキ
ミルクティー
せっかく良いお部屋に泊まっているのだから、と「買うもの買えたし」と午後はさっさとホテルに帰還。祝入学の苺のショートケーキ
ミルクティー
部屋はすっかりお掃除も終わっていたけれど、昨日借りた後、入口ドア脇に寄せていたケーキ皿やカトラリーはそのままの状態。
今日もケーキ(=昨夜ディナーでいただいたホールのショートケーキ)食べるからと「今日、もう一度このセット貸してください」とメモして添えておいたのが上手く伝わらなかったかな?と思っていたところで、ワゴン登場。新しいぴかぴかのカトラリーセットをまた持ってきてくださった。
というわけで、お部屋でケーキのおやつタイム♪
ルピシアのアッサムティーのティーバッグを家から持参していたので、それを使って(あとコンビニで買ってきた牛乳も使って)ミルクティーを用意した。
大きなナイフとケーキサーバーも持ってきてくださったので、それを使ってケーキを綺麗に6等分して「1人2切れ……食べられる?」と言うと、息子は全力で頷き、母は「……さすがに多くない?」と。
でもでも、半径小さいから、2切れ食べて普通のケーキ1切れと同じくらいだと思うの~……と、私と息子はしっかり2切れいただいた。クリームの風味がとてもよくて、中に挟まれた苺もたっぷり。苺は熟した甘いもので、文句なく美味しいショートケーキだった。
母は「やっぱり1切れでいい……」と、最後に残った1切れは、息子があっという間に食べてしまった。
日比谷「帝国ホテル」内「嘉門」にて
清水門 \13200
ガーリックライス \1050
シャンパン(taittinger) \1900
ビール(ヱビス生) \1200
今日は、ホテルオークラで月に一回開催される無料のロビーコンサートの開催日。夕方開催されるそのコンサート、よろしければお越しください……と、昨日の夜、案内カードが部屋に届けられていた。清水門 \13200
ガーリックライス \1050
シャンパン(taittinger) \1900
ビール(ヱビス生) \1200
そして夕飯は、「鉄板焼きとかよくない?」という話に。フレンチや洋食が続いていたけど、焼き肉はちょっとせわしないから鉄板焼きはどうかな、と。
移動するのがめんどくさいし、せっかく泊まっているのだからとホテル内の鉄板焼き屋さんに夕方予約の電話を入れてみたら、なんと今日は満席とのこと。しまったな、ロビーコンサートがあるからその後に館内のレストランは混雑するって思ってなきゃいけなかったんだ……と、おおいに反省しながら、館内の中華のレストランに改めて予約を入れようとしたら、これもまた満席。
えええー……と、六本木のグランドハイアット東京の鉄板焼き屋に電話したらここもダメで、ここならどうだ!と日比谷の帝国ホテルの鉄板焼き屋に電話したら、「8時からのお席でしたら」と。
鉄板焼き、「お祝いの席」などで利用されることも多いみたいで、このシーズンはけっこう混雑するものなんですって。昨日のフレンチが案外空いていたから当日の予約でもなんとかなると思ってしまっていたのだけれど、自分の詰めの甘さに激しく反省。昨日のうちの予約だったらホテル内の鉄板焼き屋さんでも大丈夫らしかったこともあって、「やっぱり早め早めに行動したいとダメなのね……」と、母と息子に申し訳なく思いつつ、慌ててお出かけの支度をした。ここと帝国ホテルの往復だったらタクシーを使うのが一番だろうからコートを着る必要もないだろうけど。
コンサート開始の6時近くになってロビーに向かうといつもは静かなロビーが大混雑。フロアに置かれたそう多くない椅子はとっくに満席で、絨毯敷きの階段にも座るお客さんがたくさん。椅子ではなかったけれどなんとか座る場所を確保して、無料でサービスされているスパークリングワインをいただきつつ、30分ほどのコンサートを楽しんだ。
今日の演者はヴァイオリン奏者の会田莉凡さん。ピアノ奏者と2人での演奏で、「ラヴェル:ツィガーヌ」「プロコフィエル 組曲ロミオとジュリエットより」「ラヴェル:ヴァイオリンソナタ ト長調より第三楽章」と、技巧を凝らした難しい曲も交えつつ、情感たっぷりのロミオとジュリエットもあり、素敵なコンサートだった。
コンサート後は混雑するロビーを離れて、館内のショッピングアーケードをちらっと歩いてから帝国ホテルに移動。
まだ時間あるねと今度は帝国ホテルのケーキショップを覗き、1本1万円のフルーツケーキ「オーチャード」に仰天しつつ、
「……これ、買っちゃいましょうか?」
「冗談やめてよ。……サイズも大きいもん、食べきれないよ」
なんて会話をしながら、母はお土産のフルーツケーキ(1万円じゃないやつ)を購入。私は帝国ホテル大阪製の雑炊の素(御飯と卵を入れれば美味しい雑炊が作れるそうで)とレトルトのスープを買ってみたり。
で、ちょっと遅めの時間にいただいた鉄板焼きディナーは本館最上階の「嘉門」で。
それほどにサシの入りまくった「特選牛」などでなくとも良いし、値の張るコースはアワビや車海老などの魚介も出てくるから、
「魚介……要らなくない?」
と、コースの中では一番シンプルな「清水門」コースを選択。ただ、息子は120gの肉では物足りないのではと、息子の分だけ追加料金を払って肉を大きめのものにしてもらった。
いただいたのは、こんな感じ~。
- 黒トリュフの香るカブの擂り流し
-
食前酒にと母と揃いで貰ったのは、桃の香りがする甘めのシャンパン。
突き出しには紫芋やいんげん、玉ねぎなど色々なパリパリ野菜が入ったガラスの器入りの野菜チップ。
その後には冷たい前菜。「帆立貝の軽いマリネと生ハムのあしらい 黒トリュフの香るカブの擂り流し」は、「ポタージュ」ではなく「擂り流し」とあるように、どこか和風なお皿。
さっと軽く火を通した帆立貝が添えられた滑らかなスープに、生の蕪のシャキシャキ感と生ハムの塩気と黒トリュフの香りが不思議に似合っていた。
スープの上に浮かんでいたのは何だったかな……蟹味噌だったような、違ったような。ちょっと失念。「おいしー」と思いながら食べていたことはきっちり覚えているのだけど。
- 鰤と大根のポワレ
-
ここから、シェフの技を目の前で堪能しながらいただく、鉄板焼き料理。
見た目は洋風、味は和風のこの料理は「鰤と大根のポワレ 甘酸っぱい大根と柚子のリュバンと 菜の花と一緒に」。
鉄板の上で分厚いブリの切り身をじゅうじゅう焼きつつ、小鍋に入った「ふろふき大根」やソースも温める。菜の花も手際よくさっと火を通して。
リボン状の大根は、柚子の香りがする甘酢漬け風の箸休め。
こんがり焼けたブリと、ふくふくの大根、その上にブリのアラをベースにしたのだというソースをかけると、「お洒落なブリ大根」。
鉄板焼きって洋食なのか和食なのかよくわからない感じがするけど、このお皿とか、さっきのお皿もけっこう和風寄りなんだよねぇ……と、
「ここのシェフは、皆さんどういったジャンルの出身の方なんですか?」
と聞いてみたら、
「この店のシェフは全員フレンチ……と言いますか、"洋食"の出身です。この店に限らず、帝国ホテルのシェフは全員がそうなんですよ」
だそうで。
「帝国ホテル内に和食のお店がいくつかありますが、全部テナントさんなんです」
客室にお届けするルームサービスも宴席のお料理も含めて全部です、とのことで、全然知らなかった私はとても驚いた。「なだ万」とか「吉兆」とか入ってるけど、そうか、テナントさんなのね。帝国ホテルの和食は上階にはなく、そのほとんどが地下のアーケード街フロアにあるなとは思っていたけれど。
それはそれとして、「ブリ大根」はたいそう美味しかった。
ブリはふっくらこんがり焼けていて、だしがしっかり染みた大根とそのブリに甘じょっぱいソースがテラッと絡んで、これはビールに似合う味。皿の端に少量添えられた一味唐辛子も、良いアクセント。
- 和牛サーロインステーキ
-
そしてどーんと、待望のお肉。
コースの肉は2択で、私は「和牛サーロインステーキ120g」、母は分量控えめの「和牛フィレステーキ80g」。息子はどどんと「和牛サーロインステーキ200g」。
「私、ミディアムレア」
「僕はミディアムで」
「私もミディアム~」
と、好みの焼き加減も肉のサイズも異なる注文を、シェフは華麗に焼き上げてくれた。
卓上には、胡麻ドレッシングをかけたサラダもやってきて、黒い角皿の上の焼き野菜は長いも、さつまいも、そして肉厚の椎茸。調味料は塩胡椒、ガーリックチップ、大根おろしとわさび、醤油の小皿。
シンプルな調味料でいただく極上の肉は、さすがの美味しさ。息子の200gステーキがまた、なかなか壮観な分量だった。ステーキ屋のステーキだったら300gくらいはいけてしまうけど、脂の乗った和牛は少量でも満足感が得られるようで、母も息子も、そして私もすっかりお腹いっぱい。
- ご飯・味噌椀・香の物
-
コースの食事は、普通の白飯なのだけど、1050円払うとガーリックチャーハンにしてもらえる。
「私は絶対ガーリックチャーハン!」
「じゃあ僕も!」
ということで、にんにく嫌いの母は除いてガーリックチャーハンをオプションで追加。
ステーキを焼く際に切り落とした脂身を細かく切ってじゅうじゅう焼いて、隣ではバターを溶かして刻みにんにくを炒めて、それらを御飯と合わせたら、脇に醤油と日本酒を流してささっと「焦がし醤油」状態にしてから御飯に絡めて、できあがり。
上質な牛脂の風味と、バターと、そしてなんとも香ばしいにんにくの香りがしっかりついた極上のガーリックチャーハン。
豆腐となめこの入った赤だしと、長いもときゅうりと人参の漬け物が盛られた小鉢もしっかり食べた。デザートももちろん食べるのよー。
- デザート
-
デザートは別室で、コーヒーや紅茶をいただきつつ、オーダー制。
全部で7種類、「苺のショートケーキ」「レアチーズケーキ」「チョコレートムース」「苺のジュレ」「抹茶の滑らかクリーム」「フルーツカクテルにレモンゼリーのアクセント」「練乳のシャーベット」という感じで、どれもとても魅惑的。
「2品でも4品でも、どうぞお好きなだけご注文ください」
全種類でも良いですよ、と笑顔で言われて「いや、それはさすがに無理……」と苦笑い。
それでもきっちり、ショートケーキと苺のジュレと、練乳シャーベットの3種類をいただいた。ショートケーキは5時間くらい前にも食べた気がするのだけれど、「同じ日にホテルオークラのショートケーキと帝国ホテルのショートケーキ両方を食べる機会というのもあまり無いんじゃないだろうか」と、思わず注文。うん……帝国ホテルのも、素晴らしく美味しいです……♪
季節の味だし、とばかりにもう一品も「苺のジュレ」。あとは乳製品好きとしては絶対外せない「練乳のシャーベット」。非の打ち所のない練乳味のシャーベットはその濃厚さが期待以上で、交互に食べると苺ジュレも「苺ミルク」のような後味に。
息子は「目の前で焼いてくれるお店」は初めてだったらしく、美味しかった!楽しかった!また来たい!と大喜びだった。かくいう私も、こういうお店は結婚前に母と行って以来だと思うから18年ぶりくらいだったかも。
じゃあ、あれだ。ハワイあたりの鉄板焼き屋に行って、ヘラをぶんぶん振り回すパフォーマンス見て「そんなの日本文化じゃねェ」(from『もやしもん』)ってネタをやりにいかないと。
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