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2022年5月30日月曜日

最後まで北海道甘味

飛行機飛ぶ直前までおいしいもの食べる所存で!
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「フェアフィールド・バイ・マリオット札幌」にて
 朝食ブッフェ \2200
今回のお宿、「フェアフィールド・バイ・マリオット札幌」には館内にレストランは1ヶ所だけ、併設するカフェは日中もそこそこ混雑しているという風で。
 
部屋にあった朝食ブッフェの案内。これは楽しみ……! 前回はまだコロナ禍ということで朝食はセットメニューのみの提供だったのだけど、今回めでたく朝食ブッフェが復活していた。
 
部屋にはわざわざ朝食の紹介(イラストマップつき)のリーフレットが置かれているくらいには、朝食ブッフェは推しらしく。
 
提供価格2500円のところ宿泊者は2000円になるということで、今日は9時頃の電車で仕事に行かねばならないというだんなと2人、オープン早々訪れてみた。
 
和洋バランス良く、充実のブッフェでした。これは良き……! 北海道の食材色々、和食コーナーには道産ホッケに道産塩鮭の炙り、道産豆乳で毎朝仕込むできたて豆腐。
 
いくらやたらこ、蛸わさびに松前漬にと用意されただし茶漬けのコーナーに、トッピング色々のスープカレー。
 
残念ながら豚肉使用ということだったけれど、ジンギスカンまであった。道産ベーコンと道産ソーセージが文句無しに美味しくて。
 
で、そんな感じだからきっと米も食べてしまうのに、「おいしそー」と私はミニサイズのパン・オ・ショコラにメープルピーカンナッツデニッシュまで皿に乗せてしまい、自家製らしい桃、りんご、ベリーのソースが脇に並んでいた全粒粉パンケーキまで1枚。
 
パンケーキと同じコーナーにはワッフルもあって、それらにはホイップクリームと生チョコまで添えることができるようになっていた。
 
エッグモントリオールのいくら添え。うふー(幸せ) 卵料理コーナーは、とうもろこしなども具材に選べるオムレツに、エッグベネディクトはサーモン入り(モントリオール)とほうれん草入り(フロレンティン)も選択可能。
 
ならやっぱりモントリオールだなあと1皿作ってもらって、いくら添えつつ食べてみた。
美味しいわ。幸せだわ。
 
牛乳は函館牛乳、オレンジジュースは生搾りマシンが置かれていてその場で好みの量を絞って注いでくれるというもので。
 
和食洋食どちらもバランスよく楽しめるようになっている朝食ブッフェ、私はもう昼食はスルーして飛行機に乗るつもりで、朝から盛大に食べてしまったのだった。
 
朝食ブッフェは、更に部屋に持ち帰りできるというアイテムまでが そうそう、宿泊者は部屋に持ち帰れる用の紙パック入りソフトカツゲンやヨーグルト、トマトジュース、珈琲などの用意もあって。
 
わーいカツゲン!好き!と貰ったは良いけど、滞在中はあまりにお腹一杯で結局チェックアウトまでには飲めず、結局その後買った諸々と一緒に持ち帰ることにしたのだった。
 
というわけでだんなを見送ってからデパートがオープンする10時過ぎまで部屋でのんびりしてから、「……行くか」と最後の買い物に。
 
自転車こぎこぎ、「大金牛肉店」に来ましたよ。 今日一番の目的は、駅ビル内にも店舗がある「丸大大金畜産」の路面店、「大金牛肉店」。
 
熟成肉やジビエの扱いがあるということで、一度訪れてみたかった。
 
大通り界隈の繁華街からはかなり西側に離れた場所にあるので、これは自転車で行くしかとレンタサイクル借りて、11時にオープンするお肉屋に向かう前にはデパートにもちらりと寄りつつ。
 
これは素敵なお肉屋さんだ……! そうして訪れた重厚な佇まいのお肉屋さんは、期待以上に素敵な店だった。
 
冷蔵ケースには道産の牛肉や豚肉がずらりと並び、鹿肉などのジビエの生肉や加工品も色々。
 
輸入ものの鴨肉、イベリコ豚などの品揃えも充実していた。
 
オススメ品の黒板も、こんな感じに 冷蔵ケースの上の手書き看板のオススメ品は、こんな感じ。
 
到底手が出せそうにはない立派な肉から、案外お手頃価格かも?と思える品まで、色々と。
 
特に"ドライエージング"(熟成肉)は欲しいと思っていた品で、牛にしようか悩んだ末、ひまわり畑ポークのロースをソテー用にカットしていただいてきた。
 
もっと買っても良かったかな……と思いつつ、今回はこんな感じで 冷蔵ケースにあったハチノスがお手頃価格(180円/100g)だったので絶対これは買わなくちゃと前のめりになりつつ、冷凍販売している北海道産和牛のコンビーフも買うことにして、今回買ったのはこんな感じ。
 
お店自家製の熟成牛のハンバーグ(これも冷凍品)と、チルド販売の蝦夷鹿サルシッチャ。
 
スーツケースに入れるつもりで、冷凍品は当然溶けてしまうだろうけど保冷剤代わりになるかなとも思ったのだった。
 
そんな充実の買い物の後、一度ホテルに帰還してスーツケースに詰めるだけ詰め、凶悪な重量になったスーツケースと共にチェックアウト。
 
その後は札幌駅界隈でも買い物して持参した巨大保冷バッグに戦利品を次々詰め込んで、そうして機上の人になる頃にはその保冷バッグがありえないほどぎゅうぎゅうになっていたのだった。
 
なんでかなー昨日のうちに10kg超の食料を既に配送しているのになーー……。
 
というわけで、今日買ったもの、こんな感じ。
 
大金牛肉店」にて
ひまわり畑ポークロース ソテー用(ドライエージング) \1694(\380/100g)
国産ハチノス \707(\180/100g)
北海道産熟成肉ハンバーグ 2×\580
自家製和牛コンビーフ \1830
蝦夷鹿サルシッチャ \980
 
三越「コロッケ倶楽部」にて
プレミアムコロッケ コーンクリーム 2×\200
スモーク風味チーズコロッケ \166
三越「百味千菜サザエ」にて
プレミアムすじこおにぎり \356
プレミアム炙りたらこおにぎり \313
チーズおかかマヨおにぎり \183
北の鶏天むす (値段失念)
 
丸井今井「boulangerie coron」にて
ブリオッシュあんバター \270
ミルクフランス \216
koboreコーンパン(塩バター) 2×\270
 
エスタ「かま栄」にて
エスタ限定 青のりポテト 2×\216
新商品 キャベツレモン揚げ 2×\129
5月限定 アスパラベーコン揚 \248
エスタ「桑田屋」にて
ぱんじゅう15個 \1500
(限定商品 ゴロゴロ白桃、プレミアムカマンベールチーズ、つぶあん各4個、クリーム3個)
エスタ「丸大大金畜産」にて
行者にんにくソーセージ \453
ゴーダチーズソーセージ \453 (ここから20%オフ)
ボロニアソーセージ \734 (ここから20%オフ)
 
大丸「かま栄」にて
大丸店限定 玉子チーズ 2×\216
期間限定 チャーマヨ棒 2×\183
大丸「ベーカリーカンスケ」にて
美瑛コーンフロマージュブレッド \810
大丸「きのとや」にて
大丸店限定 渋皮栗のオムケーキ \756
クロッカンシューザクザク \216×3
たまごプリン 3×\378
 
新千歳空港「ロイズ チョコレートワールド」にて
グ テ 2×\357
パン オ ショコラ 2×\216
新千歳空港「南蛮菓子 北海道牛乳カステラ」にて
期間限定あんバターカステラ ハーフ \900
濃厚チーズケーキ \1890
 
路面店と同じ大金さんの駅ビル内店舗で見切り品のソーセージを見つけてしまって「あー!」となりながら好物の行者にんにくソーセージなどと一緒に買ってしまったり、エスタの「かま栄」では空港では買えない店舗限定品があって「あー!」となりながら買った挙げ句に大丸店にも限定品があって「あああー!」となってしまったり。
 
小樽銘菓ぱんじゅうは買って帰りたいし、あと東京では買えないだろうパンも欲しいところだし、空港では買えない、札幌にいるうちにしか買えないものはこの機会に欲しい、具体的にはきのとやのプリンとか……というわけで、こんな有様に。
 
空港に到着したところでスーツケースは早々預け、それでも既に暴力的に重い保冷バッグとノートパソコン入りのショルダーバッグ抱えて、最後の散策に乗り出したのだった。
新千歳空港にて
 「南蛮菓子 北海道牛乳カステラ」の
     ミックスソフトクリーム \400
 「雪印パーラー新千歳空港店」の
     新千歳空港ソフト \390  
新千歳空港サクララウンジにて
 「きのとや」の
     大丸店限定 渋皮栗のオムケーキ \756
 「boulangerie coron」の
     ブリオッシュあんバター \270
 アイスティー
というわけで、昼御飯をスルーした代わりに、持ち帰りはできない北海道甘味を満喫して帰ろうの流れ。
 
北海道牛乳カステラ、何食べても美味しいですよ。大好き。 ソフトクリームを食べに行こう、と、まずは人気のロイズのパンを買ってしまいながら、同じフロアの「南蛮菓子 北海道牛乳カステラ」に行き、ミックスソフトをいただいた。
 
期間限定のフレーバーはコーヒー牛乳ソフトだそうで、コーヒー1:ミルク9くらいに感じるミルク味濃厚なソフトクリームとプレーンのミックス。
 
口当たり滑らか、甘さ控えめでミルク感濃厚です。おいしい! さすが、「モンサンクレール」の辻口博啓シェフが手がけたブランド。
 
甘さ控えめ、ミルク自体の甘さや風味を大事にしている感じで、看板商品の牛乳カステラと同じく優しい味わいだった。
 
これはとてもよき。とても美味しい。コーヒー牛乳というのがまたとても好き。
 
メロンや生キャラメルのフレーバーも気になる…… 続いてだんなが推していた「雪印パーラー新千歳空港店」の新千歳空港ソフトも。
 
この店はアイスクリームも扱っていて、一番人気の「スノーロイヤル」の他、北海道クリームチーズとかガトーショコラとか、そちらの種類も豊富。
 
ソフトクリームも生キャラメルやメロンといった選択肢があって、気になりつつもプレーンなタイプにしておいた。
 
「雪印パーラー」のソフトクリームは甘さしっかり、濃厚系。 ここのは甘さが強めでこっくり濃厚、生クリーム入ってますという風な、乳脂肪分多めな感のあるソフトクリーム。
 
んんん、私の好みだと、どちらかと言えば北海道牛乳カステラの方に軍配が上がるかな。
 
折しも空港では「新千歳空港ソフト・アイスクリーム総選挙2022」なるものを開催中で、空港内で食べられるソフトクリームの多さには驚愕するしかない。次回はまた別のソフトクリームを、ぜひ。
 
んで、離陸まであと1時間半というところで空港ラウンジに移動して、大事にここまで持ってきたオムレツケーキと冷蔵パンを食べた。
 
オムレツケーキが思った以上のボリュームで、昼御飯の代わりどころかやばいくらいにお腹一杯になってしまったわけだけど。
 
大丸店限定の「きのとや」の「渋皮栗のオムケーキ」(今日の一番上の写真)は、「自慢のオムレット生地に渋皮栗とマロンペーストをのせて、中に求肥とつぶあん、刻んだ栗を入れ、贅沢に仕上げました」という品。
 
求肥が地味に強敵だったものの、栗とあんこの和風味オムレツは甘さも適度、オムレツ生地もふわふわで、クリームも文句無い美味しさで。
 
写真を見た時から気になっていたのだけれど、このふわふわを自宅まで崩さず持ち帰る自信が無かったので、こうしてここで食べられたのは幸いだった。
 
空港で最後に食べたものが、このブリオッシュあんバターでした。 そしてこちらは頑張れば持って帰れたかもしれないけれど、いかんせん冷蔵パンだし……ということでここで食べてしまった、「boulangerie coron(ブーランジェリー コロン)」のブリオッシュあんバター。
 
小ぶりのブリオッシュに道産小豆の粒あんと、赤井川村"山中牧場"のバターをサンドした期間限定品なんですって。
 
店頭で見かけて、「あ、美味しそう」とうっかり買ってきてしまったもの。
 
ブリオッシュ生地自体もバター風味で、そこにたっぷりバターが挟まっているからとんでもない贅沢感。どこかもちもちとしたしっとり食感のパン生地の食感が和菓子のようでもあって。
 
ここのパンは前回買って気に入ったお店なのだけど、これも間違いない美味しさだった。
 
めでたく定刻に離陸した飛行機は、若干揺れた往路と異なり少しも揺れず、快適で。
 
空港内のラウンジが使えるJALグローバルクラブの恩恵は、(ファーストクラスや更に上級会員のお客さんの後とはいえ)預け荷物が早く出てくるというのが地味ながら強い威力で(あと国内線国際線それぞれ預け荷物の重量や個数の制限が緩くなるのもとっても有り難い……)、「これに乗れるかな、乗れると良いな」と思っていた電車にすんなり乗ることができたのだった。
「百味千菜サザエ」の
 炙りたらこおにぎり
 北の鶏天むす
「コロッケ倶楽部」の
 プレミアムコロッケ コーンクリーム
麦茶
 
「きのとや」の
 クロッカンシューザクザク
カフェオレ
関東ってやっぱりあったかい……と思いながら大荷物で帰宅して、息子に「おもっ!!!」と言われながら荷物を居間まで上げてもらい。
 
夕飯は、「百味千菜サザエ」のおにぎりと、「コロッケ倶楽部」のコロッケを一緒に食べた。
 
おにぎりは事前に店頭の品揃えを写真で送っておいて「食べたいもの教えて」と息子に伝え、彼の選択はすじことチーズおかかマヨ。
店頭で選んだ私の分は、炙りたらこと鶏天むす。
 
鶏天むすはちょっとやりすぎかなと買った時から思っていたので、息子にいくらか押しつけた。
 
そしてコロッケ屋さんは、北海道の「サンマルコ食品」という冷食メーカーが運営しているコロッケ専門店なのだそうで。
「種入りかぼちゃ」「ほくっと男爵」「焼きとうもろこし」「カニクリーム」「ホタテクリーム」と品揃えが魅力的だったので、プレミアムなコンクリームと、息子用にだけチーズコロッケも買ってきた。
 
ホワイトソースもちゃんと美味しく、粒コーンもピュレ状のコーンもたっぷりという風な素敵なコロッケ。他にこれ以上惣菜を買う余裕もなくて野菜の欠片もない夕飯になったけど、明日、野菜買ってきて何かちゃんと作ろうと決意することにして。
 
前回デパ地下で売り切れてて買えなかったザクザク、やっと口にできました~ そして食後に、「きのとや」のケーキショップの名物メニューであるらしい「クロッカンシューザクザク」を。
 
前回の札幌では「あ、美味しそう」とデパ地下を通りかかった時に思っていたものの、午後には売り切れてしまっていて残念ながら買えなかったので 、今回こそはと買ってきたもの。
 
これ、買って早々に食べるとざっくざくの食感が味わえて最高なのだと思う。棒状のシュークリームで、表面には砕いたアーモンドとカリカリ食感の焼き生地"クロッカン"がたっぷり。やっぱりきのとや、カスタードクリームの味も良いわあと思いながら美味しくいただいた。
 
充分美味しかったけど、でもこれはやっぱり買ってすぐに食べるものだなあ、と。
 
そんな今回の札幌旅行、行く前日の歩数計の記録は16311歩だった(ジム行ってパンプとコンバットやってきてた)のだけど、今日が16555歩、昨日は17346歩、一昨日は16539歩と、それに並ぶくらいに健康的に歩き回っていた模様。
 
摂取カロリーは莫大だったろうことが確定だけど、今回の旅行、けっこう動いたわ。頑張ったわ。

2022年5月29日日曜日

豊平峡と羊肉な日

美味しいラムが食べたくて
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
札幌大通り「おにぎりのありんこ」にて
 山わさび風味牛そぼろ レギュラー \290
 とん汁 レギュラー \300
 漬物 \120
今日は一日レンタカー借りて、札幌近郊に遊びに行きましょうということで。
 
朝8時予定の朝食をどこで摂ろうかと考えて(ホテルブッフェもあるけどそれは明日行く予定)、レンタカー借りる店は大通り公園の方なんだよね、それならここに行きませんかと、店内飲食可能で週末も朝から営業している「おにぎりのありんこ」に行くことに。
 
おにぎりメニューが豊富で味噌汁や豚汁もある。
ザンギや漬物などの副菜もいくらかあるみたい。
 
いければ2個食べたいと思っていたおにぎり、でも想像以上に大きそうだったので、私は「山わさび風味牛そぼろ」のレギュラーサイズ1個にしておいた。「甘い牛そぼろとピリリとした山わさびのコラボレーション」ですって。
 
朝のおにぎりー。大きくて具沢山! わさびとは少し方向の違う、生姜っぽい爽やかさもある山わさびの風味が良い感じ。
 
こういう使い方を見ていると、北海道における山わさびは、京都の山椒と似ている気がするなと思ったのだった。山わさびも山椒もどちらも好きだわ。美味しいわ。
 
そして豚汁には玉ねぎとじゃがいもが入っていて、そんなところにも北海道を感じてみたり。
玉ねぎ入りの味噌汁って、優しい甘さでとても美味しい。
 
だんなと半分こするつもりで買った漬物は、沢庵と白菜と人参、きゅうりと色々入っていて、これも素朴な感じで良い箸休めだった。
 
で、めでたく車を借りた後は、一路40kmほどの距離にある「豊平峡(ほうへいきょう)」へ。
 
人気の日帰り温泉があり、近くにはダムもあるということでまずはダムを目指してみた。
 
ダムに行くには駐車場から電気バスに乗るか20分ほどの距離を歩かなければいけなくて、それが往復700円。そして3ヶ所から選べる温泉入浴とのセットチケットが1400円、更に豊平峡温泉のカレーも食べられる食事券つきセット(ただしメニューは固定)は2450円.。
 
セットがお得なのでは?と1つを食事券つき、もう1つは温泉つきのにしてもらい、結果、けっこうお得にダム散策することができた。
 
豊平峡ダム。風光明媚でした。 あいにく資料館は平日のみ開館で、レストランも今季の開業前、観光放水もシーズン前ということで、本当にただただダムを見るだけだったけど、思った以上の迫力だった。
 
堤防(?)の上は風も強くて、覗き込んだ渓谷の深さには足が竦むほど。
 
とても風光明媚な場所だったから、いつか観光放水をしているタイミングにまた来てみたいなあ。
「豊平峡温泉」内食堂にて
 ドーキシミキカリー(食事券)
 香味チキンカリー \980
 ラッシー 2×\350
そして、ダムからほど近い、トリップアドバイザーの人気投票だかで頻繁にランキングに入っている人気の立ち寄り湯なのだという、「豊平峡温泉」に。
 
公式サイトを見にいってびっくりしたのだけど、食のページにいきなりナンとインドカレーの写真があって。
 
なんでもインドカレーが名物なのであるらしく、googleの口コミでも
「地元の方なら一度は聞いたことのある豊平峡名物の南インドカレー」
「温泉の香りがわからない程インドカレーの主張が強い」
「何故かあるインドカレーも美味しかった」
「温泉もナンカレーも美味しいです」
「カレーも美味しくて特にナンが美味しいです」
などと、温泉のレビューなのかインドカレーのレビューなのかわからないくらいにカレーが言及されていた。
 
それほどか?それほどなのか?と思いつつ、到着がちょうど食堂オープンの11時頃だったので、「じゃあ食べてからお風呂に行こうか」ということに。
 
温泉の受付脇にひたすらカレー推しのメニュー看板が。 この判断はすごく正しくて、開店するなりお客さんが続々とやってきて、温泉を出た12時過ぎには入店待ちのお客さんがずらりと列を作っているほどだった。
 
どうやら温泉抜きで食事だけしに来る人もいるようで、温泉受付の傍らにはひたすらカレーメニューが掲載された看板が派手な存在感を放っている。
 
ダムで買ったセット券で食べられるのは1400円相当の「ドーキシミキカリー」(チキンとナス&トマト2種類のカリー)とのこと。今だけ特別に、カレーどちらかを「帆立カレー」に変更可能だそうで、ならばとチキンカレーを帆立にしてもらった。
 
で、もう1つの注文は、イートイン限定「好評につき季節限定再登場」の香味チキンカレーに。
 
ちなみに全てのカレーにナンが自動的についてきて、でも別注文でチーズナンやキーマクルチャ、モモチャ、ハスカップナン(!)にあんバターナン(!!)などというのも頼める。
 
あんバターナン……絶対美味しい……と思いつつ、さすがに追加注文は止めておいた。
 
温泉郷でカレーを食べる。ナンもカレーも本格的だわ。 カレーは中辛注文でもかなりマイルドめで、もう一段階辛くしてもきっと全然大丈夫だったろうなと思えたくらい。
 
インドカレーにしては若干もったりと粘度のある口当たりで、優しい味わいのカレーだった。
 
帆立カレーあたり特に、素材自体の味を大事にしている感じ。
 
ココナッツ香るチキンカレーも、トマトの酸味が強めで爽やか感の強い素揚げ茄子要りトマトカレーも、それぞれ方向の違う美味しさ。
 
特に美味しかったのは大人の顔のサイズよりも大きそうな巨大ナンで、ふわふわでもちもちで香ばしく、確かにこれは人気になるねと納得の香ばしさだった。
 
バスタオルなどが積み上がる古びた温泉の受付の脇、華やかなカレーの見本ケースに厨房で立ち働くインド人の兄さんたち、飛び交う異国語、館内に漂うスパイス香り……なんとも不思議な雰囲気で。
でもそんな温泉は、期待以上に素晴らしかった。
 
露天風呂って露天風呂言いつつ視線を遮る塀があったり屋根があったりということがままあるけれど、ここのは文句なしの大自然に囲まれまくった露天。しかもすごく広く、2段に分かれた岩風呂は上が39℃、下が40℃と適度なぬるさ。
 
新緑に囲まれ、鳥や虫の声に囲まれ、つつじもまだ綺麗に咲いている長閑な雰囲気の中、風呂内のそこここに良い感じに置かれた石に背をもたせかけて横になれば、もう何時間でも湯に浸かっていられるような快適さがあった。
 
内湯は41℃ほどといくらか温かく、そして浴室内の床は鍾乳洞の中かなという感じの凹凸が湯の成分によって刻まれていて、それもまた歴史を感じさせる不思議な光景。
 
温泉って往々にして"公式サイトに載っている写真ほどには現物は良くない"ことがあるけれど、ここはむしろ、サイトの写真より実物の方がすごいと思える、稀有な場所だった。
西野「Table of Grace」にて
 プリンパフェ \520
んで、せっかく車で移動しているのだからと、札幌中心部からはちょっと離れたところにある「チーズ工房 アドナイ」のアンテナショップ「Table of Grace」を目指しつつ、その界隈の酒屋も調べてあったのでちらちら寄りつつ。
 
そうしたら、このチーズショップのすぐ近くにある「やまや商店」という酒屋がたいそう素敵な店だった。
 
日本各地の酒を色々揃えていて、自家熟成もしていて。お手頃価格(というか全然上乗せしないで)去年の酒を売っている、という。
 
「うわ……冬の月の縦飲みが出来るよこれ」
「しぼりたてを寝かせたんだ……」
と、だんなと2人冷蔵ケース前に座りこみ、「こういう酒は一期一会だからねえ」と一気に4本お買い上げ。
 
ちなみに買ったのは全部、岡山、嘉美心酒造さんの酒。
限定品 朱月 純米吟醸58%1800円
限定品 輝月 純米大吟醸50% 1800円
冬の月 しぼりたて 2020BY 純米吟醸 58% 1650円
冬の月 しぼりたて 2021BY 純米吟醸 58% 1650円
……という感じ。
 
配送する前提で段ボール貰って、ついでに今日のうちに日持ちする系の冷蔵ものを買って詰めて送ってしまうことにした。
 
アドナイのアンテナショップ。チーズいろいろ、嬉しいなあ。 そして当然、アドナイのチーズもがっつりお買い物。
 
せっかく来たのだしと、買ったのはフレッシュモッツァレラ、トム・ド・アドナイ、ミモレット・アドナイ、カチョカバロ・アドナイ、カチョ・ペペ、ビスコッティを1包みずつ。
 
元々ソフトクリームは食べるつもりでいたのだけど、メニューを見たらパフェもあったものだから、急遽店内1つだけあるテーブル席でパフェ休憩もしてきた。
 
シンプルだけど美味しい、アドナイのパフェ。 プリンパフェは、自家製プリンにソフトクリーム乗せて、キャラメルスコーン(とう名称だけれど実質クッキー的な)を添えたというシンプルな構成。
 
でもそのシンプルさがプリンとソフトクリームの美味しさを際立たせている風で、とても良かった。
 
甘さのそれほど強くないソフトクリームは、牛乳自体の乳脂肪の甘さや風味を感じられて良い感じ。
プリンは前回買って食べた、ミルク感濃厚な素朴な味そのままで。
 
素敵な甘味休憩の後は大通り公園界隈まで帰還して、酒と一緒に詰めて送れるものを買ってしまいましょうと、事前に「こういうの欲しい」と調べてあった品をデパ地下で一気に買い込んだのだった。
 
備忘録がてら、買ったものは、
三越「田中青果」の
ニシン漬け500g \1080
三越 「佐藤水産」の
にしん蒲焼き \426
にしんやわらか煮 \269
鰊切込 甘口 \500
コマイの丸干し \500
丸井今井「きたキッチン」で「市川燻製屋本舗」の
サバスモーク スライス \800
豆腐チーズスモーク \500
丸井今井「きたキッチン」で「渋谷醸造」の
三升漬 \500
 
そういえば私、鰊大好きだったのよということで今回は鰊推しな選択を。
 
今日買ったチーズも入れ、初日に買った六花亭のバターも詰めて、良い感じにきっちり詰まった冷蔵品満載の段ボールを、だんなが抱えてヤマトさんまで配送手続きに行ってくれた。
 
滞在ホテルは100mほど歩いたところにクロネコヤマトの事務所があるとわかって、「え、これはすごく便利では」とまた新たなお気に入りポイントが加算されてしまった模様。
 
札幌駅から歩くとなるとそれなりの距離はあるものの、大通り公園界隈まで余裕で徒歩圏内だし、すすきのも同じく徒歩圏内だし、設備に過不足無くお値段手頃だし、「もう札幌の常宿はここでいい(ここがいい)」となっている私。
狸小路「士別バーベキュー」にて
 お通し ラムのみぞれ鍋 2×\385
 羊のユッケ \1408
 7種盛り合わせ \6908
 ラムホルモン \1188
 ラムタン 豪州産 \1078
 マトンロース 豪州 \1408
 〆のタレごはん 大盛 \363
 ビール(サッポロクラシック) 6×\638
で、夕飯は「間違いなく美味しい羊を食べに行きたい」と前回調べてからずっと気になっていた、狸小路の果てにある「士別バーベキュー」さんを予約して。
 
「士別バーベキュー」、突き出しは羊のみぞれ鍋でした。これまた美味! 道産のサフォーク生肉がいただけるこのお店、いわゆるジンギスカン鍋で焼くのではなく、炭火の七輪で肉を焼いて食べる焼肉スタイル。
 
自家製だれをご飯にかける、"〆のタレごはん"も名物なんですって。
 
せっかくだからと豪華7種盛りを貰ったら、これがなかなかの食べ応え。
 
色々追加もしたらお会計17000円弱にもなり、今日のだんなはダービー(競馬)で万馬券取ったらしいのだけどその配当金もふっとぶほどの豪華ディナーになってしまった。
 
羊のユッケ。初めて食べました。 それでも、食べた肉はどれもこれもが驚きの美味しさで。
 
こちらは羊のユッケ。
 
新鮮で上質な赤身のみを使用して旨みを最大限引き出すように仕上げたもの……なのだそう。
 
羊と言われなければわからないくらいに臭みがなく、生肉特有のねっちり感はしっかりあって、自家製ダレの味わいも良い感じ。葱と唐辛子の影になっているけど、上に乗せられた黄身を崩しつついただく形。
 
そしてこちらはラムホルモン。これも初めての味でした。 日替わりの盛合せは
豪州産チョップ、豪州産ラムランプ、北海道産ショルダー、北海道産モモ、北海道産カルビ、北海道産イチボ、豪州産ハツ+野菜
というもので。
 
それらをつつきつつ、ラムホルモンもさっと炙りつつ(火入れしてあるから炙るだけで良いそう)。
 
ホルモンはミノ・ハチノス・センマイのミックスだそうだけど、牛と違って見た目の違いがほぼないように見える。え、これ全部、同じ部位ではなくて?という印象。
 
ホルモンだけど、ホルモンの食感であり味だけど、豚とも牛とも違っていて、知らなかったら「これは何肉?」と困惑してしまいそうな、不思議な品だった。
 
ラムタンも不思議食感で。羊ホルモン、楽しいな。 こちら、ラムタンもまた、"ふわっ"というか"もちっ"というかな不思議な食感。
 
卓上にはぽん酢系つけだれと、自家製つけだれの他、お店オリジナルのミックス塩や岩塩などもあって、好みで塩でいただけるのも素敵。
 
ラム+塩レモンがさっぱり味で良い感じだった。
 
牛肉だったらカルビよりはロースの方が美味しいと思えるお年頃なのだけど、元々が淡白な赤身肉のラム、カルビの脂の乗りっぷりがむしろ新鮮で「うわなにこれ美味しいとろけそう!」と、生肉も楽しく美味しくて。これはいっそマトンも美味しいのでは?と頼んでみたマトンも嫌な方向の臭さはなくて、すごく美味しかった。
 
豪州産、北海道産、それぞれ食べたけど、やっぱり贔屓目もあるのか北海道産ラムが美味しかった気がする。
 
今日は(今日も)締めパフェを予定しているというのに、最後はうっかり大盛ご飯をだんなと半分こしてしまい、羊肉をおおいに堪能しまくってしまったのだった。
 
ああ、おいしかったー。
すすきの「Parfaiteria PaL」にて
 雨上がりの紫陽花 セット \2180
     本日のおすすめスパークリングワイン
 鈴蘭 セット \2080
     ラムコーク
「この界隈の締めパフェ屋は3店舗、これぞというのをチェック済みなんだよ」
いいつつ狸小路を歩いて、最初のお店はまだ準備中(通し営業だけどパフェ営業前に一旦店を閉めるらしい)、ならばとホテル近くまで戻ってみれば、1軒目は今日はお休み?オープン時間なのに営業の気配がなく。
 
ならばとその近くの、雑居ビル内にある「Parfaiteria PaL」に行ってみることにした。
 
Parfaiteria PaL」、独特な雰囲気の素敵なお店でした これまた、昨日とはまた違った雰囲気の、エモ枯れた感じ(伝われ)の喫茶店風なお店。19時という時間帯、店内はほぼほぼ満席だった。
 
5種類あるパフェは単品価格1680~2180円といったところ。300円足すとセットになって、お酒やソフトドリンクをつけることができる。
追加料金でちょっと良いめのお酒にすることも。
 
なるほどそれはお得な感じだねと、だんなはラムコーク、私はおすすめスパークリングワインをつけてもらって、お酒にぴったりな味わいの締めパフェを堪能してきた。
 

こちらは「鈴蘭~チョコミント~」パフェ。 だんなのは限定10食の「鈴蘭~チョコミント~」(セットで2080円)。
 
私のは「雨上がりの紫陽花、露だく。」(セットで2180円)。
 
どちらも背の高いパフェグラスではなく平たく丸い独特な形状の器に盛られたパフェで、なんとも独創的なストーリー製のある仕立てになっていた。
 
すごい。綺麗。これだけ凝っててこの価格はむしろ安いと思えたくらい。
 
説明カードがすごいです。イラストつきのメニューもすごい。 パフェの構成がイラストで記されたメニューは撮影禁止だったけれど、パフェには説明のカードもついてきて、それはどうぞ持ち帰って下さいとのこと。
 
だんなの鈴蘭パフェは、「香草とホワイトチョコのコポーでしとやかに、しおらしく咲くすずらんを表現」だそう。
 
コポーとはなんぞ?と思ったら、薄く、あるいはカールするように削った装飾用のチョコレートのことだそうで、可憐にてっぺんに飾られたホワイトチョコの鈴蘭のことだったよう。
 
少しだけ味見させてもらったところ、てっぺんはミントクリーム、その中にガトーショコラ、雫が垂れたような独特な形状のレモンのメレンゲの土台の下にはメダルのようにホワイトチョコとキウイが並べられていて。
 
最下層部はチアシードとジンのジュレにペパーミントとミルクのジェラート、グレープフルーツとキウイのコンカッセ、バジルのブランマンジェなどが美しく層を成していた……らしい。
 
ここのお店のパフェも昨日同様、カリカリ食感のアイテムが適度に使われていて、口当たりに変化があって食べていてとても楽しい。
 
こちらは「雨上がりの紫陽花、露だく。」パフェ。きれーい! そしてこちらが「雨上がりの紫陽花、露だく。」パフェ。
 
添えられた葉がリアルなナスタチウムの食用花のものだったり、でも抹茶のラングドシャでも葉が表現されていたり。
 
枝を模しているのは白胡麻チュイルとごぼうのチップ、紫色の花を形作っているのはカシスや木苺を白いんげんと合わせたクリーム。
 
最下層あたりには男山大吟醸のジェラートも忍んでいて、和風なアイテムを組み合わせているところが紫陽花という花にはぴったりに感じられた。
 
これだけ凝っていて、新鮮な果物もしっかり使われているのがまた素敵です。 「雨を受け、雨粒が滴りより一層鮮やかな姿に変化する紫陽花をパフェで表現いたしました」……って、本当にすごい。
 
しかもこのお店、飲み物にも手抜かりなくて、だんなの頼んだラムコークは正しくラムコークの味なのにコーラの色がついておらず、透明で。
 
なんで?不思議~とお店の方にだんなが聞いてみたところによると、自家製のクラフトコーラを使ってるんですって。
 
最近流行のクラフトコーラ(私も作ってみたいと密かに思っていたりして……)、なるほど、こうしてラムと合わせても美味しくいただけるのねとお洒落なグラスを見ながら思ったのだった。
 
やばい、締めパフェ文化楽しい、これは食べ回ってしまう……といけない喜びを知ってしまった今回の旅行。
とりあえず札幌滞在中は体重のことは考えないことに。

2022年5月28日土曜日

北海道に来ましたよ

北海道と言えばやっぱりこれでしょのスープカレー!
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
羽田空港サクララウンジにて
 バニラデニッシュ
 カフェラテ
だんな、土・月~火と週末挟んで北海道でお仕事なんですって。
 
「だから、週末北海道に居続けようと思うんだけど、来る?」
と数週間前に言われて、「え、なら行く」と。
 
昨秋もそんな感じで北海道に来たのだけど、今回も同様な流れで、JALのマイルでチケット取って前回と同じ宿取って、んで今日の夕方現地集合して週末遊びましょうということに。
 
せっかくだから札幌で昼御飯を食べたかった私、朝8時過ぎの便にしたので6時前には家を出なければならず、4時に起きてあれこれ家のことを片付けてから移動することになった。
 
朝御飯は、昨日スーパーで買っておいたバニラデニッシュを傍らに、サクララウンジでカフェオレ飲みつつ、ラウンジにあるおせんべ類も少しつまみつつ。
 
機内で選んだ飲み物は、JALオリジナルドリンクのスカイタイム。5代目の空の味は「ももとぶどう」ということで、これ、とても好み。
キウイ嫌いな私でも美味しく飲めた、前代のキウイも悪くなかったのだけれども。
 
ちなみに初代がキウイ、次がゆず、シークワーサーと続いてキウイ復刻、そして今回のももぶどうなんですって。ゆずの時期にやたらと飛行機乗っていた記憶……。
札幌「ピカンティ札幌駅前店」にて
 スープカレー 38億年の風 2辛 チキンレッグ \1150
 ライス半分 -\30
 トッピング プレミア舞茸 \200
 星空の旅人ラッシー \300
で、10時頃に新千歳に到着して、「けっこう早いから空港内でソフトクリーム食べる余裕くらいあるかしら」と思いつつも、虫の知らせあってか飛び乗るようにJR線に乗って札幌に移動。
 
結果的にこの判断はすごく良かったようで、ほぼ開店と同時のタイミングで、行こうと思っていたスープカレーのお店、「ピカンティ札幌駅前店」に辿り着くことができた。
 
店頭には既に数人のお客さん。開店後は続々と席が埋まっていって、11:13頃には満席に。ソフトクリーム食べてたら、諦めて別のお店に行くか1時間以上待つかしないといけないところだった……という。
 
この店に決めたのは、札幌駅からホテルへの道中にあって、東京に支店がないお店で人気がありそうなところをと調べた結果だったのだけれど、これが大当たり。
 
選べるスープは濃厚系"38億年の風"、"アーユルヴェーダ薬膳"、あっさり系"ジャンバラ"から選べて、辛さは1~5番で指定。メインの具材は定番のチキンレッグの他、フライドチキンや角煮、海老やキーマ。その中でも「北海道プレミア舞茸」という具材が異彩を放っていて。
 
「ピカンティ札幌駅前店」のスープカレー。おいし! 更にご飯の量も色々選べてトッピングも各種追加できて、と、サブウェイのサンドイッチ並に細かく注文できるようになっていた。
 
事前に公式サイトで予習していた私は、流れるように「38億年の風でチキンレッグ、辛さ2でライス半分、追加トッピングで舞茸お願いします」と注文して。
 
で、何か飲みたいなあとちょっと不思議なネーミングだった"星空の旅人ラッシー"を。
このラッシー、甘さはシロップ別添でそれ自体は全く甘くない、がっつりレモンの酸味が効いたラッシーだった。カレーが思った以上に辛かった分、このラッシー(もちろん甘くした)が良い口直しに。
 
骨からほろりと外れる鶏肉に、大ぶりの具材はじゃがいも、人参、ごぼう、茄子、ピーマン、蓮根、うずら卵と種類豊富。スープカレーには必須の焦がしバジルの香りもしっかりで、2辛(中辛程度と記されていた)でも家カレーの辛口以上に相当するくらいにはがっつりした辛さだった。
 
野菜への火の通り具合も多すぎず少なすぎずの絶妙な塩梅で、そしてなんと言っても美味しかったのが大ぶりの舞茸。
私の好物なものだから何かにつけ舞茸を食べている我が家だけれど、こんなに味の濃い舞茸は久しぶりに食べた気がする。
 
あー、美味しかったー。
ホテルの部屋で
「梅屋」の
 美瑛の牧場生エクレア \314
 紅茶
 
「六花亭」の
 クレームブリュレ \148
 アイスコーヒー
で、明らか早い時間だったのだけど、前回に続いての今回のお宿「フェアフィールド・バイ・マリオット札幌」に。
 
アーリーチェックインのリクエストはしていたものの、さすがに13時にもなっていない時間だと無理だろうなと荷物を預けるつもりで行ったところ、すんなりお部屋に入れていただけてしまった。
 
札幌の常宿と化しつつある「フェアフィールド・バイ・マリオット札幌」のツインルーム。 シンプルなシングルベッド×2のツインルームはライティングデスクが大きめで2人向かい合わせで食事することもできる広さなのがお気に入り。
ユニットバスもまあまあ広め。
 
昨今の流れに準じてアメニティは最小限という感じ(冷蔵庫も空っぽ……ってそれはむしろありがたいけど)で、でも部屋のそこここにUSBや電源の口があるのも使い勝手がいい。
 
札幌駅から歩こうとすると若干距離があるものの、大通りのデパート群やすすきのに歩いて行けるのは便利だし、まあまあ近くにレンタサイクルのポートもある。
 
「……じゃあデパ地下巡り、してこようかな」
と、小雨降る中、最終日にこれを買って帰ろうという算段をしつつ、色々見てきた。
前回からさほど間を置かずの再訪だったので土地勘もばっちりで、三越から丸井今井までの地下街を迷わず移動できるようになった。このお店はこっちだけにある、とかいうのもおおむね覚えたし。
 
部屋で食べようと買ったのは、「六花亭」の冷蔵スイーツ色々(と、ついでにお土産用に十勝マルセイバタ)と、旭川「梅屋」のエクレア。
 
今回は丸井今井の「きたキッチン札幌本店」で釧路の「さんまんま」を買うという強い野望もあったのだけど、残念、こちらは今日の午前中に売り切れてしまって次の入荷は火曜日になってしまうそう。
お取り置きもできると言われたから、次回は予定が決まった直後に連絡を入れておこうと思ったのだった。
 
「梅屋」の「美瑛の牧場生エクレア」、チョコ感濃厚です。 というわけで、お部屋に買って第一のおやつ、一人で紅茶入れて食べた「梅屋」の「美瑛の牧場生エクレア」、314円。
 
梅屋さんは、旭川市内で100年以上の歴史を持つ老舗のお菓子屋さんなんですって。
 
名物はエクレアよりむしろシュークリームなのであるらしい。でも数種類あるエクレアもどれも美味しそうで、生クリームもりもりのこれが特に「これ絶対おいしいやつー」と一目惚れしたのだった。
 
カスタードクリーム詰めたエクレアに全体を覆うしっかりめのチョココーティング、そして上に絞られたホイップクリーム。生クリームは美瑛の牧場、ファームズ千代田ものなんですって。
 
カスタードの美味しさもさることながら、上のホイップクリームが、確かにすごく美味しかった。これは幸せ。
 
こちらは六花亭の冷菓。関東の民には馴染みが薄い品。 ……で、夕方無事にだんなもホテルに到着して、「夕飯前に食べましょう」と「六花亭」のカスタードプリンとクレームブリュレを分けつつ。
 
1個148円という、コンビニスイーツよりお手軽価格な六花亭の冷菓は、クレームブリュレが若干小ぶりな分、濃厚な口当たり。
 
カスタードプリンも悪くはなかったけれど、こちらは期待していたよりは普通の味、だったかな。でも今時、148円はすごいなと思う。
 
杏仁豆腐はボリュームしっかりめ、こちらは翌日朝に食べたのだけど、杏仁豆腐のスープに杏仁豆腐が浮かんでいるような、つるつると飲めてしまいそうな口当たりの杏仁豆腐だった。
 
これまた美味だったわ。さすが六花亭。
すすきの「海味はちきょう いくら御殿」にて
 お通し 2×\500
 かちわりきゅうり \390
 はちきょう刺盛り \1980
 トキシラズ刺身 \990
 はちきょうカニクリームコロッケ \650
 ホッケメンチカツ \550
 生ビール(サッポロクラシック) 4×\630
 日本酒(福司 上等純米)1合 \700
そして夕飯はすすきのの「海味はちきょう」、本店は全然予約の電話が繋がらなくて、こちらはすんなり電話が繋がった姉妹店の「いくら御殿」に予約をして行ってきた。
 
「おいさ~!」というかけ声と共にいくら盛り盛りの丼を供するのが名物の店だけれど、あのノリが好きなだけでいくらご飯自体は「そんなに米はいらない……」「いくらもそんなには食べられない……」ということで、注文したことのない私たち。
 
「はちきょう」の刺身盛。山わさびと三升漬でいただくのが北海道的。 今日も、ほぼ全てのテーブルでおいさーおいさー言われているのをBGMにしながら、刺身盛りやこれがどうにも美味しい"ホッケメンチカツ"などを堪能してきた。
 
刺身盛りは鮪と鰹、ぼたん海老、帆立、サメガレイという内容だったかな。
 
帆立とサメガレイは卓上の"三升漬(さんしょうづけ)"をどうぞと勧められ、食べてみたらじわっと辛く旨味たっぷりの美味しい調味料だった。
 
後に調べたところによると、「青なんばん・麹・醤油をそれぞれ、一升ずつの分量で漬け込んだ保存食。北海道・東北地方の郷土料理」なのだそう。
 
でも秋田でもあんまり馴染みのあるものじゃなく、甲殻類や白身の魚にお似合いな風な、美味しい調味料だった。
 
こちらはトキシラズの刺身。色鮮やかで脂たっぷり。とろけるような口当たり♪ そして北海道と言えば「山わさび」。別名、ホースラディッシュ。
 
刺身の傍らにはわさびと共にこの山わさびも添えられていて、かちわりきゅうりには山わさびを混ぜた味噌が添えられていた。
 
元々ホースラディッシュが好物の私、この山わさび文化もかなりツボで、「やばい、この味噌でもうなんぼでもお酒飲めそう」と思ってしまいつつ。
 
ホッケメンチが美味しいんです。大好物。 そしてこれがホッケメンチ。
 
メンチの上には鰹節、添えてあるのはタルタルソース。
 
ほっけの身がほくほくと素敵な食感で旨味の塊のような感じ。香ばしくてビールにも日本酒にもお似合い。
 
一緒に頼んでみたカニクリームコロッケも良い感じだった。
 
でも今日の夕飯は、だんなも昼食が重めだったということもあって若干軽めにしておくことに。
と言いつつも「夜のパフェ活~」と2軒目の甘味処巡りに突入したのだった。
 
今日のはちきょうのお会計は9000円弱というところ。
この店、割と良いお値段なのよねえ……(次回の札幌は別の海鮮居酒屋探すかな……)。
狸小路商店街近く「パフェ、珈琲、酒、佐々木」にて
 苺と焦がしカスタード パフェ \1985
ここ数ヶ月、月イチでパフェを食べるようになって「パフェって美味しいし美しいし楽しいな」と思うようになった。
 
そういえば札幌には他の地域にない"締めパフェ"なる不思議な文化があるわけで、営業時間が18時から19時からといった専門店も数多く存在する。
 
「パフェ、珈琲、酒、佐々木」、落ち着いた雰囲気の素敵な店でした。 せっかくだからこの機会に行ってみましょうかと、今日目指したのは「パフェ、珈琲、酒、佐々木」というお店。
 
パフェ、珈琲、酒、佐藤」の姉妹店で、
 
店名は、パフェ、珈琲、酒『佐々木』。ここでは『佐藤』で身につけた技術や知識、経験をもとに製造室を新たに設け、『佐々木』でしか食べることのできないアイスクリームやソルベを作り、 至福のパフェをご提供していきたいと考えております。北海道産の牛乳を使用した自家製ソフトクリームは、プレーンのほか、厳選のチョコレートを配合したチョコソフトクリームが登場します。
さらに、フレッシュの果物を贅沢にソルベやソースの原料に使う「季節のフルーツパフェ」など、『佐藤』とは一線を画すパフェをお届けいたします。
 
という風な店だそう。
 
メニューもお洒落、酒や肴とパフェのセットもありました。 佐藤ではなく佐々木の方にしたのはあんまり意味はなくて、ホテルに向かいつつ下見にと場所を確認したら、佐々木さんの方を先に見つけたからという次第。
 
パフェを食べるほどには余裕はないというだんなは、珈琲フロート ミルク(808円)を、私は季節のフルーツパフェの「苺と焦がしカスタード パフェ」を。
 
薔薇の花びらのお茶を加えた苺ソルベに
香ばしいカスタードクリームとの組み合わせ。
芳醇な甘みと華やかな香りを引き立てました。
 
という品、他のパフェの種類は定番品の3種のショコラ、塩キャラメルとピスタチオ、抹茶と烏龍茶といった感じだった。
 
喫茶店というよりはバーといった雰囲気の落ち着いた店内は大きな花瓶の緑も目に入り、無機質さと温かさが同居する落ち着ける空気感。
 
なるほど、これが締めパフェ……!(きれい!おいしい!) そんなお店のパフェは、そんな雰囲気にお似合いの、とても美しく上品な佇まいだった。
 
底から順に
 
蜂蜜でマリネした苺、アールグレイジュレ、ロイヤルティーヌ、フレッシュストロベリー、ソフトクリーム、苺のソース、苺のソルベ、焦がしたディプロマットクリーム、苺のメレンゲ菓子
 
……という構成だったみたい。
 
「パフェには、少量で良いから小麦粉焼いた系のカリカリ食感が欲しい」というのが私の好みなパフェの方向で、この品はそれもしっかり満たしつつ、でも重くなく、ソルベやソフトクリームも全て手抜きなく手作りで美味しくて……という、パフェのお手本のような見事な品だった。
 
何より嬉しいのが、締めパフェということで、あんまりまったりこってりとした濃厚な甘さと脂肪分にはしておらず、軽い感じに仕上げつつも物足りなさを感じない塩梅になっていること。
 
見た目がキュートな珈琲フロート。 だんなの珈琲フロートもまた良かったようで、
「これ、コーヒーもソフトクリームもどっちもすげー旨いよ……!」
と驚いていた。
 
これは初手から良いお店に行けたなあと、札幌パフェ活の成果に満悦な私。
 
このお店、店頭にはお店の缶バッジとマスキングテープが買えるガチャがあって(思わずマスキングテープ買っちゃった)、そして店ドア外に薄ぼんやりと光るミッフィーのオブジェにはきゃりーぱみゅぱみゅ、EXIT、いとうあさこ、こじるりらのサインが記されていた。彼らもここのパフェ、食べたのね。
 
そして宿に帰還すれば、何故だか外で爆発音。
「おゆきさん!窓の向こう花火!見えてる!」
とだんなに言われて慌てて窓に張りつけば、あっちに球場とかあった?いやないよね?テーマパーク的なのもないよね?という場所からぽこぽこと花火が……100発くらいは上がってたのかな。
 
季節外、予定外に綺麗なものを見られて、あれは何だったのだろうとtwitter検索したら数時間前に北海道の花火会社さんが「場所、時間は言えませんが花火を上げるにはいい感じに暗くなってきました。今夜札幌のどこかで花火を打ち上げます」と呟いてらした。
 
豊平川でゲリラ的に打ち上げたものだったらしく、コロナ禍以来で全然見られていなかった花火、数年ぶりに期せずして見ることができたのだった。綺麗だったな。

2021年10月25日月曜日

新千歳空港ヒャッハーな日。

札幌最後の食事はやっぱりこれでしょのスープカレーを
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「boulangerie coron」の
 kooreコーンパン(塩バター) \270
 ミルクフランス \216
「Table of Grace」の
 ビクトリアケーキ(ストロベリー) \380 1/2個
カフェオレ
今日は私、帰宅の日で、だんなは今日から北海道でお仕事の日々。
 
割合に早くホテルを出なきゃいけないということだったので、昨日のうちに部屋で食べられるようにパンを買っておいたのだった。ホテルブッフェが通常営業に戻ってくれていれば、普通にホテルで食べて行けるのにねえ……と思いつつ。
 
昨日のデパ地下で「三越のJohanのパンでいいじゃん?」などと言い出しただんな、
「え、ダメに決まってんじゃん、ちゃんと北海道のお店のパンを買うんだよ!」と、事前に調べておいてあった、丸井今井内の「boulangerie coron(ブーランジェリー コロン)」に寄ってきたのだった。
 
美味しいパンで朝御飯。 北海道産小麦100%使用のパン屋さんなんですって。ミルクフランスは山中牧場の発酵バター入り!
 
コーンパンも面白いもので、品札には「スプーンですくって食べるパン」という不思議な説明が。
 
レジでも「スプーンおつけしますか」言われて頷いたら、確かにこれはスプーンが必要なコーンパンだった。
 
囓る端からぼろぼろ零れる。塩バターの風味のとうもろこしがみっちりと、ボウル状になったセミハードタイプのパンに詰め込まれている風なパン。これは面白いし、美味しいな。あっためて食べたらもっと美味しかったかも。
 
バター風味濃厚なミルクフランスも美味しかった。もちもち系の食感の生地。
 
甘系パンもう1つ、と、アドナイのお店で買ったビクトリアケーキもだんなと半分こ。バターみ濃厚なクリームと苺ジャムが挟まれたケーキ、ケーキ自体もバターの良い香りが漂ってくる、これまた美味しいパン(いやお菓子?)だった。
 
ビジネスホテルに泊まる時は、ドリップコーヒーや日本茶紅茶中国茶のティーバッグを持っていくようにしていて、今朝もそのドリップコーヒーが活躍してくれた。
 
ビジネスホテルでもドリップコーヒーを置いてくれているところもあるけれど、このホテルは顆粒のインスタントコーヒーだったからこれ幸い。カフェオレ好きの私はコンビニでミニパックの牛乳買って冷蔵庫に入れておいているのもいつもの事で。
 
余裕で徒歩圏内だった「北海道神宮頓宮」に朝のお参りに。 8時にだんなを見送った後は、「デパ地下の営業は10時からだしなあ」と荷作りを仕上げつつ、徒歩圏内だし行ってみようかなと「北海道神宮頓宮」にお参りしてきた。
 
昨日詣でた北海道神宮の、いわば"支店"みたいな小さな神社。
 
鳥居の向こうに銀杏の巨木が左右にあって、綺麗に色づいた黄葉を眺めることができたし、御朱印も手書きのものをいただけた。
 
そして10時札幌駅着を目指し、今日はひたすらお買い物!
 
手元には呆れるほど重くなったスーツケース(私の往路は小ぶりのキャリーだったのだけど、だんなの大型キャリーと持ち替えてだんなの分の洗濯物や不要品を持ち帰るというミッションが課せられていた)があるので、空港で荷物預けるまではそれほど動き回れないなと見越して、札幌駅で寄ったのは駅ビルのエスタとPASEOの2ヶ所だけ。
 
何しろスーツケースには350ml缶のビール6缶やソラチの調味料瓶も詰め込まれている。もうかなり重いのだった。
 
それでもめでたく「ぱんじゅう」買えたし、肉も買ってしまったし、惣菜やパンも買えた。こういうのは空港じゃなくデパ地下じゃないとねということで。
 
エスタ「morimoto
量り売りパン 栗パイ、千歳たまご、チーズDEポン、ジューシーアップルパイ 計\471
エスタ「桑田屋
ぱんじゅう12個セット \1080
エスタ「百味千菜サザエ
プレミアムすじこおにぎり 2×\324
エスタ「大金畜産
ロースハム(2割引) \1784
行者にんにくソーセージ \453
ゴーダチーズソーセージ \453
ラム味付ジンギスカン400g \1280
3パック1000円肉(熟成旨肉豚ひき・大金ポーク切り落とし) \1080
PASEO「boulangerie coron
マロンパイ \324
ブリオッシュ・カスタード \238
コンプレ・カマンベール 3×\259
 
morimoto」さんは、1g1.8円の量り売りのミニパンが有名なお店みたい。今は完全バイキング方式ではなく、2~4個に袋入りになっているのをトレイに乗せていく方式で、おすすめNo.1の「栗パイ」、No.4の「千歳たまご」、「チーズDEポン」、「ジューシーアップルパイ」を2個ずつ買ってみた。
 
今朝食べた「boulangerie coron」さんのパンも美味しかったので、昨日見かけたとうもろこしのセミハードパンが欲しかったのだけど、残念、駅ビルの小さな店舗では扱っておらず。
せめてもと道産カマンベールを詰めたミニパン(多分冷凍できるだろうし家族分)と、「ああっ!ここにもマロンが!」とマロンパイ、息子用のカスタードパンも買ってきた。
 
小樽以外では唯一ここだけで買える「桑田屋」のぱんじゅうも買ったし(これは冷蔵して、あっためて食べる所存)、twitterのフォロワーさんから「ここのすじこおにぎりが美味しくてお値打ち!」と勧めていただいた「百味千菜サザエ」というお店のプレミアムなすじこおにぎりも。
この総菜屋さん、品数豊富で他のおにぎりもとても美味しそうだった。夕飯用のお肉系の惣菜もここで買えば良かったかなあ。
 
札幌で生肉を買う旅行客……。 そして、寄りたかったのが、北海道の食肉加工・販売・卸を営む「大金畜産」のお肉。
 
路面店ではジビエも積極的に扱っているそうで、でも今回は週末までだんなは家で御飯を食べられないしと、路面店まで行くのは諦めた。
 
駅ビル店にもよさげな品があるかなと寄ってみれば、見切り品のロースハム(おいしそう!)があったし、行者にんにくソーセージ、ゴーダーチーズソーセージといった魅惑的な品も。
 
ジンギスカン用の味付けラムは賞味期限が週末まであるのを確認してから籠に入れ、そして「なにこれ気になる……」と、"熟成旨肉"なる豚ひき肉も3パック1000円のを道産切り落としポークと一緒にお買い上げ。
 
今回の旅では、「ぜーったい冷蔵品買って帰るし」とトートバッグ型の分厚い巨大保冷バッグ持ってきていたので、冷蔵品は全部全部ここに詰め込んで。
 
買ったもの次々保冷剤つけてもらいつつバッグに入れておいたら、帰宅時まで良い塩梅にひんやり状態で持ち帰ることができたのだった。
千歳空港内「スープカレーlavi」にて
 角煮to野菜カレー \1520
 セットドリンク(マンゴーラッシー) \380
そんな感じでもう既に大荷物になってしまいつつ空港に移動して、スーツケースはとっとと預けて身軽に(と言えるほど全然身軽じゃないけど)なってから、お昼御飯。
 
まだ北海道名物で食べてないものと言えばスープカレーとジンギスカンよね、でもジンギスカンはお肉買ったしね、と、足を向けたのは食堂街の「スープカレーlavi」というお店。
 
辛さも御飯の量も選べるお店で、「そういえば豚肉はあんまり口にしてなかった気がするな!」と、角煮カレーを頼んでみた。辛さは中辛相当の3、御飯は少なめ、セットドリンクでマンゴーラッシーもつけてもらって。
 
スープカレーは具沢山なのがとても好き。ごろごろとたっぷりの角煮と共に、うずら卵まで入っていたのが嬉しかった。
野菜はじゃがいも(レッドムーン)、にんじん、ピーマン、かぼちゃ、ブロッコリー、さやいんげん。
 
思ったよりはしっかり辛く、そしてスープカレー特有の焦がしたバジルの香りがしっかり漂う、良い感じにスパイシーなカレーだった。角煮、美味しかったなあ。
 
飛行機の搭乗時間までは2時間ほど。空港でのおやつも堪能しつつ、広い広いショッピングエリアを右往左往してきた。
 
365日開催の大北海道物産展と言われる新千歳空港。話に聞くと、LCCで飛んできて、ただ空港でだけで買い物して帰るお客さんとかもいるそうで。
 
だんなが買ってきてくれるお土産で大体は察していたけど、でも察した以上に凄かった。なんですかこのショッピング天国は。なんですかこの乳製品パラダイスは。
 
道産乳製品が山盛りだあ~! 特にねっちり足を留めてしまったのは、「Wine&Cheese北海道興農社」というワインとチーズを扱うお店。
 
カチョカバロだけでも山ほどある……!と撮影した左の写真の、4倍量くらいはチーズの種類があったと思う。モッツァレラ系に漬け込んだクリーム系、ハード系もセミハード系もよりどりみどり。
 
いやでもアドナイでいっぱい買ったよね?と思いつつ、ドライフルーツのパパイヤとパイナップルをまぶしたチーズ(大好物!)やら、ミニサイズの塊カチョカバロやら、冨田ファームの"さけるチーズ"を厳選に厳選のうえ、購入。
 
でも、その後立ち寄った「さっぽろ東急百貨店」もこれまた乳製品が豊富で(ここにはアドナイのチーズも2~3種類だけ置いてあった)、悩みに悩みつつ、「牧家」の杏仁豆腐とまんまるプリン系のレアチーズだけを買っておいた。
 
新千歳空港はやばいです、実にやばい……。 というわけで、帰宅してから撮影した戦利品は、こんな感じ。
 
他にも新千歳限定のお菓子とか、今日の夕飯に食べるものをと惣菜系をいくつかと。
買ったものはこんな感じ。
 
きのとや
北海道アップルパイ 2×\432
札幌農学校プレミアム 2×\205
Wine&Cheese北海道興農社
冨田ファーム さけるチーズ プレーン \513
ニセコチーズ工房 雪花 パパイヤ&パイナップル \1620
ニセコ高橋牧場 カチョカバロ \980
出塚水産
カニマヨボール 2×\275
チーズ巻き \165
もろこしだらけ \250
十勝VALLEYs
ラクレットチーズコロッケ 2×\300
どろぶたメンチカツ \350
BLUE SKY
牧家」 冬みかんラッシー 200ml \313
牧家」 ももベリーラッシー 200ml \313
牧家」 かけるチーズソース \540
佐藤水産」 鮭バターフレーク \575
さっぽろ東急百貨店
牧家」 クリームチーズケーキ \972
牧家」 杏仁豆腐 \883
スカイショップ小笠原
六花亭」 サクサクパイ \200
 
保冷バッグもぎゅうぎゅうになったし、常温ものを詰めていた大型エコバッグもおおむねぎっちり。
 
どうするのこれ、スーツケースと一緒に持って帰れる……?と不安しかなかったのだけど、スーツケースの上に保冷バッグ積んで、更にエコバッグも積んで、手持ちのバッグハンガー(カラビナ代わりになる)で固定したら案外余裕で持ち帰ることが出来たのだった。
千歳空港内「よつ葉ホワイトコージ」にて
 ソフトクリーム ミックス カップ \410
 
千歳空港「サクララウンジ」にて
 「六花亭」の  アイスティー
新千歳空港、ソフトクリームの選択肢だけでも両手の指くらいるのですよね というわけで、買い物の合間に満喫した甘味も。
 
ソフトクリームの選択肢だけでも両手の指くらいありそうだったのだけど、寄ってみたのは「よつ葉ホワイトコージ」。
 
バニラの他に"とうきびソフト"という謎美味しそうな品があったので、カップ入りのミックスにしてもらった。
 
薄黄色のソフトクリームは、ほの甘くてしっかりとうもろこし風味。コーンでソフトクリームだ……と脳がバグりそうな味だったけど、でも、美味しかった。
 
最後はラウンジで脱力しながらサクサクパイ。 そして保安検査場を抜ける直前に「スカイショップ小笠原」で買ったのは、これも新千歳空港限定の「サクサクパイ」。
 
六花亭」のお菓子だけれど、六花亭のショップでは売られておらず、総合お土産もの屋さんのカウンターで売られているというちょっと不思議なスイーツ。
 
購入後3時間以外にお召し上がりください、と言われているサクサクパイ、購入後10分で食べたわと、ラウンジでアイスティー傍らに美味しくいただいた。
 
名前の通り、パイがうっとりするほどさっくさくで。それほどには甘さの強くないカスタードクリームもふわっと濃厚、良い感じ。
 
飛行機は行きも帰りもそこそこ揺れたけれど、到着が遅れるということもなく無事羽田に帰ってきたのだった。
コロッケ、かまぼこいろいろ
すじこおにぎり
蟹味噌汁(インスタント)
麦茶
 
「桑田屋」のぱんじゅう(チョコ・キャラメル)
「きのとや」の札幌農学校プレミアム
帰宅はぎりぎり夕飯時。
 
「お湯沸かしてくれる?あと取り皿。あとなんか床汚いからちょこっと掃除機」
と、留守番していてくれた息子に次々指示出しつつ、買ってきたものをずらりと並べて夕御飯。
 
いわゆる"空弁"っぽいものは空港でも色々売られていたのだけれど、8割が海鮮丼という印象で。
蟹もいくらもなんか違うし、かといって肉系になるといわゆる"十勝肉丼"みたいなのが多い風。
 
夕飯どうしようかなあと悩んだ末、いつも買ってる「かま栄」とは違う練り物屋さん、「出塚水産」で人気なのだという"カニマヨボール"を、とうもろこしとチーズのと一緒に買ってきてみたのだった。
 
そして、「あ、なんか美味しそうなコロッケがあるー」と「十勝VALLEYs」というショップでラクレットチーズのコロッケと、どろぶたのメンチカツを。メンチカツは息子だけにあげれば良いやと。
 
お土産ものだらけの夕御飯。 そんな感じの夕御飯、息子曰く、メンチカツがめちゃくちゃ美味しかったのだそう。
 
なるほど、チーズコロッケもすごく贅沢な分量、チーズが入っていて充実のサイズ感。
 
このお店は他にも黒毛和牛のコロッケもあって(あとソフトクリームも!)美味しそうだった。
 
期待のかまぼこ(さつまあげ)の方は、カニマヨは確かに蟹たっぷりで美味しかったものの、肝心の練り物自体の旨味が、かま栄と比べると若干物足りなく。
 
そしてそして、札幌駅ビルで買ってきたすじこおにぎりは滅茶苦茶美味しかった。
 
隅まですじこがどっさりで、おにぎり自体も大きめサイズ。
 
私の前に買い物していたお姉さんも「すじこおにぎりと……」なんて注文していたから、やっぱり人気の品なんだろうな。
 
「で、何が目的で札幌まで行ったん?」
と息子に問われて、
「え、えーと……買い物?食べ歩き?まあ大体食べることメインかな?」
と返しつつ、「おいさー!」について熱く語ってしまったりして。
 
これも美味しかった!プレミアムな札幌農学校。 食後は「ぱんじゅう」2種類(チョコとチーズ……のつもりがキャラメルだった)を温めつつ、空港で買った「札幌農学校premium」も。
 
チョコぱんじゅう、あっためたら期待以上に美味しかった。チョコがふわんと柔らかくとろけて、表面はカリッと食感が蘇って。
 
一応公式には賞味期限は翌日ということだけれど、基本は今川焼きのようなものだから、(温め直しの技術は要るとはいえ)冷蔵で案外保ちそうだなと思ったのだった。私、札幌に行く度にぱんじゅう買って帰ってきてしまいそう、というくらいに気に入った。サイズ感とか皮と具のバランスとかが実にちょうど良いのよね。
 
そしてこれまた期待のプレミアムな札幌農学校も美味しかった。
 
人気のミルククッキー「札幌農学校」に、余市産のりんごを混ぜたバタークリームをサンドしたという品。
巷の評判では、「マルセイよりあっさり気味で美味しい」という声もあって、なるほど?と思いつつとりあえず私と息子の分2個だけ買ってきてみたのだった。
 
全体的にマルセイバターサンドより甘さ控えめ、その分バターの香りと旨味が引き立つ感じ?りんごの存在感も良い感じで、マルセイと比べてどちらが美味しいとかどちがら好きとかいうのは難しいのだけれど(だってマルセイもとっても美味しい……)、これも良いお土産だなと思ったのだった。
 
そしてお菓子棚には北海道銘菓がまだまだ満載という事態。
この数日で絶対体重増加してるだろうし、さて、どうしましょう。とりあえず運動頑張るか。