ラベル おでかけ(海外_台湾) の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル おでかけ(海外_台湾) の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2025年7月27日日曜日

最後は今大魯肉飯

※写真はクリックすると大きくなります※
旅行中につき簡易版メモ書き日記。後日旅行記になる、はず
台北 三重「今大魯肉飯」にて
 魯肉飯(大) 2×NT$50
 香菇排骨湯 NT$55
 竹筍排骨湯 NT$55
 魯白菜 NT$35
 魯豆腐 NT$10
 魯蛋 2×NT$10
前回の台湾も、台湾を発つ前(この時は香港に飛んだんだけど)に行った、台湾の最後の食を飾るのにふさわしい美味絶品魯肉飯のお店、「今大」。
 
場所は三重という若干半端な場所にあって、他に特段何があるわけではないのだけど、この魯肉飯を食べるだけのために電車に乗って行くのもやむなしという感じでいる。
 
AI執事に「今大魯肉飯って地元の人にも人気なの?」と尋ねたら(人気なのは、いつ行っても誰かがおいしそうに食べていることからも明らかではあるのだけれど)、
 
  • 地元民のみならず、滷肉飯ランキングでは常に上位にランクイン。
  • 日本人旅行者のブログやYouTubeでも「台湾来たらここ!」と紹介されること多数。
  • 「観光客向けではないのに、観光客にも勧められる」味の普遍性が高評価に。
 
だそうで、ああわかる、「観光客向けではないのに、観光客にも勧められる」の感覚すごくわかる、と頷くしかなかったのだった。
 
で、何食べてもおいしいから、行く度に試したいものが増えていくという。
しかも私は毎度魯肉飯は小サイズしか食べずにいたのだけど、この店だけは大を食べておかないと後悔するよねとも強く強く決意していた。
 
最寄り駅は三重ではなく、"菜寮"なのも慣れたもので、「公園に自転車いっぱい停まってたよね」「じゃああっちだ」からの、自転車跨がってほぼ躊躇なく自転車をこぎ出すだんな。え、地元民?ここ地元ですか?と笑ってしまった。
 
他の店と同じく注文票にオーダー入れて店員さんに渡すスタイル。
 
当初の予定通りに魯肉飯は大にして、
「スープどうする?俺筍にしよ」
「じゃあ私椎茸にするわ」
と、毎度つい苦瓜にしがちなので(苦瓜スープおいしいんだよね……苦くなくて)、筍と椎茸で。
 
魯肉と同じ味の魯蛋に魯豆腐、そしてこちらはあっさり味の魯白菜頼んで、でっかいお盆に載ってやってきた料理でテーブルはまあまあぎゅうぎゅうになった。壮観。
 
ここの豚バラ肉は、脂身多めの皮付き肉。それがふわとろという食感に柔らかく煮込まれていて、ほんとに美味しい。
 
口当たりがむっちりごり、ではなく、ふわっとしていて、なのにそれほどくどくはないし、臭くもない。
 
椎茸スープには排骨の他にあさりとにんにく。筍スープにはにんにくが入っていなかったみたい。
 
んで白菜には魚の浮き袋みたいな?なんかふわふわむちむちしたものが入っていて毎度何だろと思い、後にChatGPTに聞いてみたところ、どうやらこれ、豚の脂身らしい。中国語のコメントサイトでそういう意見が複数あったと言われ、へえええと思ったのだった。言われてみたら確かに皮際のぷるぷるしている部分かも。
 
大変においしうございました……と再び電車に乗って帰り、そして行天宮駅近くのパン屋さん「大普美藝術蛋糕」で最後のお買い物。
 
ここ、1972年創業の老舗ベーカリーで、創業者は「国宝級の師匠」とも称される製菓名匠のお店だそう。
 
とはいえ全く気取った風ではなく、街のパン屋さんという佇まいで、惣菜パン菓子パン色々の他に、パイナップルケーキや台湾ではデパ地下以外ではあまり見ない、生ケーキも売られていた。どれもおいしそう……と思いつつ、ばら売りのパイナップルケーキとパンいくつかを購入。
 
大普美藝術蛋糕」にてお買い物。
鳳梨酥 5×NT$38
(頂級)土鳳梨酥 3×NT$43
甜甜圈 NT$33
起酥奶酥 NT$48
奶油菠蘿酥 NT$48
おそらくツナパン的な NT$45
ねぎパン(正式名称不明) NT$40
 
商品札確認しつつ、「肉髭は持ち帰っちゃダメなやつだからね」と肉系は全部排除しつつ、「これはどこから見てもツナパンだ」というツナパンと、あと台湾のパン屋さんあちこちで見るねぎパンも買ってみた。この2点は商品札がついてなかったり、説明がメインで商品名自体が読み取れなかったりと色々で。
 
そして最後の荷造り。
 
SPGアメックスカードの特約で、だんなも、家族カードの私も、成田からスーツケース1個ずつ無料で送れるという特約があって。
 
もう重い物は配送して貰っちゃおう、と、最初からそのつもりで来た大型スーツケース2つに主に土産物をぎゅうぎゅう詰めて、小さめキャリーに帰ってすぐ洗いたいものや翌日職場に持っていくお土産あたりを詰め込んで、タクシーで松山空港に。
 
今回お世話になったコートヤードから空港へは、ホテルの窓から空港の滑走路が見えるほどの近さで、ゆえにタクシー移動も10分かかるかかからないかくらい。色々とらくちんで何よりだった。
台北 松山空港ラウンジにて
 炒め物とか蒸し物とか魯肉飯とか
 台湾啤酒
とはいえ、松山空港が残念なのは、JALラウンジもキャセイラウンジもなく、航空会社共通ラウンジみたいなのがあるだけなこと。
 
午後2時とかの便だしさらっとだけお腹にもの入れておこう……と、貰ってきてみた魯肉飯は、「そうだね、今大の美味をこれで上書きする意味はなかったね」と軽く後悔するそぼろ御飯だった。魯肉飯はそぼろ御飯じゃないんだよ……。
 
小籠包がいくらかましだったのと、あと芝麻包(黒胡麻団子)があったのはちょっと嬉しかったかな。後半はあったかいお茶飲みつつ、マンゴーアイスと、チョコチップアイス……のつもりでチョコミントアイス貰ってきちゃってだんなにそこは食べてもらったりしつつ。
 
JAL機内食
 筍素揚げ 青海苔風味
 春菊とほうれん草のおひたし しらす添え
 海老の南蛮漬け 枝豆
 うなぎ山椒煮 ケール
 蒸し鶏と夏野菜 にんにく割り醤油
 大鮃塩焼き 銀餡かけ、野菜焚き
 ご飯 味噌汁
 アイスクリーム
 日本酒(広島 相原酒造 雨後の月 純米大吟醸 別誂)
帰りはJAL便、マイルがけっこうあったからと、帰路は最初からビジネスシートの予約だった。
 
キャセイは数日前含めて2度座ったことあるビジネスシート、JALはこれが初めてで。
 
もうあちこちのボタンやら何やらが気になって仕方無かったのだけど、JALはフットレストだけ上に上げるということができないのね?キャセイはそれができたから、足をうんと伸ばせて良かったのだけど、色々会社によって違うのだなあと思った。色々すごく快適ではあったのだけども、座り心地はキャセイの方が好きかなあ……。
 
けど、事前予約してあった和食の機内食はさすがのおいしさで。
 
月替わりメニューだった、メインの”大鮃塩焼き 銀餡かけ"がべらぼうにおいしかったのと、八寸みたいな料理もそれぞれ優しい味わいでとても良き。
 
日本酒が飲みたいとリクエストすれば、寫樂か雨後の月ということで、それはもうノータイムで雨後の月ですねとお願いしたら見慣れない青色ラベルのボトルがやってきて、これ一度も見たことないなと思ったら、
 
JAL国際線専用に誂えた限定酒。酒米は広島県産新品種「萌えいぶき」と兵庫県産「白鶴錦」、仕込みには瀬戸内海国立公園野呂山の伏流水を使用。白ぶどうやライチのような香りと上品で透明感のある甘み。空でしか味わえない一杯です。
 
というものだったそう。
 
そもそもおかずが日本酒のアテみたいなものばかりだったから、席が前後だっただんな共々、「もっとください」と日本酒おかわりしていただいてしまった。
 
多分おいしいお米なのだろう白飯が、独特のスチーマーの匂いが強くていまいちだったのだけが残念だったけれど、なるほどビジネスシートはらくちんすぎて人間がダメになりますね……とデザートのアイスクリーム(ハーゲンダッツのバニラ一択だったけど幸せ)と煎茶貰った後は、ほんの30分くらい、フラットシートにしてビジネスシートたるところを満喫しておいて。
 
着陸は6時過ぎ、そして帰宅は8時半過ぎ。なんだかんだ気を張った1週間ちょっとの旅行で、へろんへろんに疲れた状態で帰宅したのだった。おつかれさまでした……(へとへと)。

2025年7月26日土曜日

最後の夜は客家料理

※写真はクリックすると大きくなります※
旅行中につき簡易版メモ書き日記。後日旅行記になる、はず
台北 行天宮「大吉林涼麵」にて
涼麵 大 2×NT$55
味噌加蛋 NT$40
綜合湯 NT$55
今日はなかなか良い天気。
自転車日和だね、と、ホテル前から自転車に乗って、界隈で人気のあるらしい和え麺屋さんに行ってみることにした。
 
品名は”涼麵"とシンプル極まりないそれは、さっぱり味の醤油だれを敷いた皿にゆで麺、その上にきゅうりと胡麻だれをかけた風なシンプルなもの。
 
塩気はそれほど強くないから、卓上のおろしにんにくと自家製らしいラー油っぽいタレを絡めるとバランスのいい味になる感じ。
 
そしてこの店の"綜合湯"は、味噌スープ+豆腐+溶き卵+貢丸(肉団子)という組み合わせだった。だんなの頼んだ味噌加蛋は、だから肉団子が無いだけという感じのもので。
 
やや薄めの味わいの味噌汁(でも本当に味は味噌汁そのもの)に、豆腐と、溶き卵まではぎりぎり知ってる味わいだけれど、そこにあの台湾ならではのねっちり系肉団子が浮いているものだから、絶妙に脳がバグる。面白い。
 
帰りがけ、道中にあったスーパー「全聯福利中心」によったら、冷蔵ケースに甘い台湾マヨネーズ"桂冠沙拉"を見つけて、あ、これ買って帰る、と500gサイズのそれを購入。
 
行天宮「全聯福利中心」にてお買い物
桂冠沙拉 500g NT$62
行天宮「Courtyard Taipei Downtown」の
 朝食ブッフェ
そして今日も帰り際、さらっとだけホテルブッフェにも顔を出し。
 
自家製のキャロットアップルジュースとアイスミルクティー(甘い)を飲みつつ、クロッフルとフルーツと。
 
ソフトクリームマシンがあるんだよなーと気になっていた、"香濃巧克力霜淇淋"なるマシンを動かして、チョコレートアイスクリームも食べてみた。なるほど確かにチョコレート味。濃厚。
台北 忠孝復興「阿宗麵線」にて
 大碗 2×NT$80
もうお買い物したいものはさしてなく、けれど「これを食べておきたい」みたいな品は色々あって。
 
お昼は自転車こぎこぎ、「阿宗麵線」忠孝店に行ってきた。
 
計量用の碗に別鍋のモツをぽいぽい入れ、巨大な鍋から麵線をわしゃーと盛り、はみ出たものをざくざく落としてから発泡スチロールのカップにばしゃ、と入れて渡してくれる。
 
トッピングって台湾バジルだったっけ?昔は香菜だった気がするけれど……と思い返すと、2008年の旅行記では確かに香菜が乗っていた。
 
そういえば今回の台湾、香菜をほとんど全く見ていなくって。朝食ブッフェのお粥のトッピングとしてさえ見かけていない。猛暑で収穫量が少ないとか?それとも全体的に香菜嫌いという風潮になりつつある?不思議。
 
ともかくも、鰹だし風味の、柔らかく煮えたそうめん風の麺とモツは安定のおいしさ。シンプルな味ながらおいしいのよね、麵線。
 
そういえば今回は(今回も?)入れなかったけど、飲食スペースの入口には、辣椒、蒜醬、烏酢のセルフコーナーも。
 
つい、味変なんて要らないわって勢いで食べてしまうけど、どれもきっとお似合いなんだわ。
台北 南京復興「春美冰菓室」にて
 芒果牛奶雪花冰 NT$220
 鳳梨冰 NT$100
そしてその足で食後のスイーツも食べに。
 
再び自転車に乗って「春美冰菓室」に。
 
2017年にはミシュラン主宰の江振誠氏と協力した"杏仁豆腐 2.0"を開発し、日本Vogueや朝日新聞でも話題になった実力派のお店……ということで、確か前回の台湾からチェックしていたお店だけれど、来たのは初めて。
 
満席につき、QRコードで予約してね、との看板が出ていたので、QRコードで手続きしてその隙に最寄りのポートに自転車返しに行けば、「席が空いたよ」と連絡があり。
 
さして待たずにお店に入れることになって何よりだった。
 
名物は胡麻味のパンナコッタがどーんと乗ったタピオカミルクティー味のかき氷だそうだけど、ここはこれを食べておきたいと夏季限定のマンゴー雪花冰、芒果牛奶雪花冰を。
 
だんなは春美鳳梨冰(パイナップルかき氷)を。
 
練乳ミルク味のほの甘い雪花氷にフレッシュマンゴーもりっもり+マンゴーソース、そしてなぜかコーンフレークがそっと添えられているマンゴー氷と、対してパイナップル氷はかなりさっぱりした味わいだった。
 
通年品の定番人気メニューらしく、蜜漬けパイン・愛玉子といった"古早味"の具材が香る、どこか懐かしいような味わいで。
「順成蛋糕」の
 烤布丁 NT$30
カフェオレ
そして午後は夕食まで部屋でのんびりと。さすがに疲れも溜まっていて、部屋で昼寝もしたりしていた。
 
おやつに部屋のコーヒー淹れて(ドリップタイプのインスタント)、道中の「順成蛋糕」で買ってきた焼きプリンを。
 
ねっちり固くて甘さ控えめなプリンは、正しく"蛋味"。
 
もうちょっとカラメル多かったら最高だったな……と思いつつ、でも1個150円かーと思うと感動しかない。安くて美味。
南京復興「厨房客家美食」にて
 招牌豆腐 NT$190
 客家小炒 NT$310
 客家封肉 NT$580
 什錦炒飯 NT$160
 台灣金牌啤酒 2×NT$110
夕飯は、いまいち使えないラウンジのハッピーアワーに軽く顔出して(今日に限りイレギュラーで本来のラウンジではなく1階のバーで提供ということだったけど、フード物足りないし、ワインもそれほどおいしいものじゃなく……白ワインはカリフォルニアのリースリングとオーストラリアのシャルドネだったかな……)、19時予約で客家料理の名店「厨房客家美食(Kitchen )」に。
 
在地感ある客家料理が楽しめ、値段も手頃、サービスも安心できると人気の店で、台北に来たなら絶対ここに来ることにしている店の1つ。
 
他の店はともかく、この店に限っては、事前にすごくすごく打ち合わせをしてから向かったのだった。
 
「角煮が食べたいんですよ……前回は食べなかったし、その前は、お腹いっぱいで、こう、半分は食べられなかったわけだから」
「でもボリュームあるから他の料理考えないと詰みますよ」
「そうだよねえ……でも、今後を考えると、"今が一番若い時"だから、今後は苦しくなる一方なんだよ……」
 
招牌豆腐がとにかくおいしかったからまた食べたい、あと炒飯も絶品だからまた食べたい、じゃあせいぜいあと1皿だよね?と議論は白熱し。
 
「いや、そもそもさ、角煮は蒸しパンが6個とか来るから多いわけで。最初から"蒸しパンは4つで良いです"と言えば良くない?」
「!!!!!それだ!!!!」
 
と、残りの1品ももう事前に決める勢いで、「あとは席について注文するだけ」という状態で店に向かったのだった。気合いが違う。
 
到着してみれば、ちょうど客の入れ替わりのタイミングだったようで、どばーっとお客さんが出て行って、同様にどばーっとお客さんが入るところだったようで。
 
周囲はほぼほぼ団体客、この地では「金曜ディナーは家族(一族)揃って外食を楽しもう」という文化でもあるのかな?というくらいに、親子3世代くらいの会食がそこここで催されていた。
 
そんな中、私たちみたいな小盆しか頼まない個人客のオーダーって待たされたりしなかなと思いつつ注文を終えると、光の速さで豆腐と炒飯がやってきたことに苦笑い。
 
炒飯、後からの注文でも良かったかもね?と話しつつ、でもお腹も空いていたのでせっせと食べた。
 
そしたら、それはそれで、空腹状態で食べる炒飯がべらぼうに幸せだったりして。これまで食べたうちの6割増しくらいおいしく感じて、空腹が一番の調味料というのは本当なんだなとしみじみ。
 
全体、甘めの醤油炒めであり、斜め切りにされた唐辛子であり、という料理の印象ではあるのだけど、どれも味が違っていてそれぞれおいしいんだなあ。
 
この店の名物でもある"招牌豆腐"が、なんてことない"葱と厚揚げ炒め"な風なのに、なんでかやたらとおいしくて。
 
そして今回初めて食べてみたのが、これもお店のおすすめメニューの1つだった(そしてChatGPTにおすすめ聞いたらこれが人気ですと挙げてくれた)"客家小炒"。
 
説明では「客家風イカと野菜の炒め」ということだけど、イカと豚ロースが同量くらい入っている感じ。それと"豆乾"(さつま揚げっぽい豆腐ベースのくにゅくにゅ?)と、中国セロリの炒め物という風で。
 
旨味を重ねがけした風な、知ってる方向の味なのに知らない美味しさみたいな、なるほど看板メニューの皿なのも頷けるという美味だった。というかね、この店、何を食べてもおいしいので……しかもメニューの種類が半端ないので……。(「厨房招牌菜」だけでも23品ある)
 
そして期待の客家風角煮。オーダーはスマホからQRコードでという形に進化していたのだけど、割包は増やせても減らせはしない設定になっていたので、だんなが口頭でお店の人に「6個じゃなく4個にして」と伝え、めでたく食べ切れそうな量が眼前に。
 
トロッと煮えた、芸術的な皮つきの豚バラ肉は6切れ。刻み葱と香菜つき。蒸しパンに1切れ挟んで、薬味乗せて、かぶりつく。
 
次回これを食べようとなったら、1人2切れは到底無理になっている可能性が高いから、思うさま頬張れるのはこれが最後かもしれないなあなんて思いつつ、しみじみ味わいながらいただいた。
 
今ならどうにか、1人角煮3切れ&蒸しパン2つならどうにかなるレベルだから。
 
このお店、デザートらしきものは"什錦水果(果物盛り合わせ)"以外はなんにもないんだよねとその潔さに苦笑しつつ、ホテルに帰還。
 
今日はそう出歩かなかったのと、ほぼ自転車での移動だったから、移動距離5.81km、歩数8,737でした。それでも9000歩弱は歩いてたんだな……。

2025年7月25日金曜日

ビブグルマンの小籠包。

※写真はクリックすると大きくなります※
旅行中につき簡易版メモ書き日記。後日旅行記になる、はず
行天宮「Courtyard Taipei Downtown」の朝食ブッフェ
 香料蔬菜燉豬肉
 松露薯泥
 糖醋雞中翅
 牛肉大根煮
 起司奶油焗蛋
 茶卵
 叉燒酥
 カスタードまん、カスタードデニッシュ
 甜豆漿、ミルクティー、カプチーノ
 などなど
昨日は香港日帰りでそれなり帰還も就寝も遅かったからと、今朝はホテルブッフェ朝食で簡単に済ませることに。
 
炊飯器で保温されている無添加の豆乳に砂糖入れて甘くしつつ、茶卵食べたりチャーシューパイ食べたり。必ず台湾風の滷味風の煮物もあるのでそれも持ってきたり、でもカスタードデニッシュなんかもうっかり食べてしまったり。
 
"松露薯泥”はMashed Potato with Truffleなんですって。なるほど。
 
そして今日はお買い物の日。
 
最初に向かったのは東門エリア、「來好」で扱う雑貨が大好きなのでそれを見つつ、でも欲しかったミニチュアだったりかわいい柄のクリアファイルやらはもう一昨日買ってしまったし……と、今日はそれほどにはお買い物しなかった。
 
いや、呆れるほど大量のインスタント麺は買うことになったけれど。
 
東門「來好」でお買い物
在横紅 黑后葡萄荔枝果醬(グレープ&ライチ ジャム) NT$350
フリクションスタンプ 麻将 NT$48
 
この東門エリア、気付けばこの通りに似た方向の雑貨屋さんが他に4軒ほどはオープンしていて、すっかり台湾雑貨屋街になっていて笑ってしまった。
台北 東門「東門赤肉焿」にて
 赤肉焿 NT$55
 滷肉飯 NT$35
 魯筍絲 NT$25
 滷蛋 NT$15
で、昼食には少しばかり早かったものの、行きたいねとチェックしていたお店がこの界隈にやたら多かったので、少し早い昼食にすることに。
 
東門市場の露店をうきうき眺め歩きつつ、向かったのは、「東門赤肉焿」というお店。どこかのサイトで"肉粥"と見た気がするけれど、粥というよりスープの店だった。
 
焿とは台湾語で"とろみのあるスープ"のことだそうで、とろみのあるスープに豚赤身肉を入れた台湾式とろみスープ料理が"赤肉焿 "。
 
それは後から知ったお話で、何も知らぬまま、「とりあえず赤肉焿 食べてみるわ」と私が言い、だんなはブレずに滷肉飯を。そして筍の煮物"魯筍絲"と、見つけたらつい食べてしまう"滷蛋"と。
 
柔らかな肉片がたっぷりのスープは思いのほかあっさり味で、ほのかに酸味も感じるからさっぱりしている。具はとにかく、肉!という風で。
 
小碗にこんもりと盛られ、上から魯肉をかけた筍の煮物も、「お前、何にでも魯肉かけたらおいしくなるって思ってるんじゃないぞこのやろう」という感じで、でもなんというか、正しい美味しさなのだった。
 
台湾の魯蛋はどこで食べてもごりごりの固茹で状態なのだけど、それもまたよし、ということで。
 
そして外は大変な土砂降り。今日はずっと荒天らしく覚悟はしていたけれど、レンタサイクルなんて到底乗れそうには無く、電車に乗って移動して、降りたところでせっせと歩くという買い物の日。雨の中、めちゃめちゃ歩いた。とりあえず象山駅に移動して。
 
信義 「吳寶春麥方店 台北信義旗艦店」でお買い物
浪花干層蛋撻 2×NT$80
愛文芒果義式果醬 NT$124
無嫌鳳梨酥(單顆)5×NT$45
 
蛋撻は「超爆酥脆 6/14 新品上市」ですって。「超サクサクな新商品、6月14日新発売」という感じ?
おいしそう……とうっかり買いつつ、本当はこのパン屋さんでジャムをいっぱい買って帰りたかったのだけど、今日はマンゴージャムしか扱いがなく。
 
仕方無く、これも美味しかった鳳梨酥を買うことに。
 
信義 「ATT 4 Fun」内「創Q space」でお買い物
Tiny 1/35 台灣小販檔#02 珍珠奶茶 NT$400
Tiny 1/35 台灣小販檔#01 車輪餅 NT$400
 
そして、昨日香港で行ったTINYの台湾での扱いは"創Q space"なるポップカルチャーのセレクトショップ的なところにあるらしい、と言ってみれば、昨日買ったシリーズの買えなかった版が置かれていてやったー!と。値段は多分同じくらい。
台北 忠孝復興「台灣人ㄟ脆皮鮮奶甜甜圈」にて
 原味招牌 2×NT$25
 奶酥 NT$25
そして今度は忠孝復興駅に移動。
 
一昨日、台北駅で「ドーナツ食べよう!」とお店に向かったら、日本風鯛焼きのお店に変わってしまっていて愕然としたお店が、2024年に忠孝復興駅に移転オープンしていたらしいとだんなが調べてくれ、団地の1角にある風な解りづらい場所にあったその店へ行ってみた。
 
台灣人ㄟ脆皮鮮奶甜甜圈」と若干店名が変わったそのお店、今度は喫茶コーナーとかあるかしら、あると良いなと行ってみれば、以前通りに、ただただドーナツを売っているだけといった感じ。
 
"原味招牌"も、他のドーナツも、お値段1個NT$25。
"蛋奶素"は、この原味招牌、奶油(バター)、奶酥(ミルクパイ)、起司(チーズ)、
"鹹味"は、咖哩(カレー)、酸菜(白菜の漬け物)、起司(チーズ)、
"素食"は、紅豆、芋頭、地瓜、花生、巧克力(チョコレート)
とあって、そのあたり、全種類あるのはこの時間帯だけよ、みたいな張り紙があった。
今日棚にあったのは、オリジナルドーナツ以外は奶酥だけで、せっかくだからとこれも食べてみることに。
 
表面は適度にカリッとした感じもあり、けれど中はふわっふわ。口溶けが良く、そして表面にまぶされているのはミルクパウダー。言うならクリープみたいな感じ。
 
それが袋の底に溜まるくらいにたっぷりまぶされていて、それがもう禁断の味というか、「こんなよきものをこんなに舐めちゃって良いんですか?」みたいな気持ちになる。
 
で、奶酥は、まんまクリームデニッシュのような?
小麦粉多めなカスタードクリームといったものが中に詰まっていて、そのクリームの舌触りは今ひとつではあったものの、ドーナツ生地の塩梅はそのまま、心地良い食感で。
 
おいしかったけど、でもやっぱりオリジナルの方が好みではあったかな。
 
この店舗は2024年にオープン、他、中山腈光市場のお店が2002年からあるのだそう。台北分店は2024年9月に営業終了してしまって、それと入れ違いにこの忠孝店が出来たということみたい。
 
おいしいものを食べたところで、再び雨の中を歩き出し。
 
そろそろ足が疲れた……となりつつ、「ここに行けばKiKiの和え麺は全部買える!」と以前教えて貰った忠孝復興駅から1ブロックばかり北上したところにある「KiKi食品雜貨」に行ってきた。
 
店舗ではなく、いかにもオフィス然としていて、その片隅で取り扱い商品全部売ってもいますよと、そんな雰囲気。
 
だんなが「前、ここチェックはしていたんだけど、"オフィスじゃん"と思って行くリストから外したんだよね……」とのこと。
 
それは外してしまうよねという、黒い扉にそっけなく「KiKi食品雜貨」とだけ記したような一角があって、なるほどここか、と。
 
忠孝復興「KiKi食品雜貨」にてお買い物
小醋麵 2×NT$199
沙茶拌麵 NT$199
椒香麻醬麵 2×NT$258
蔥香陽春拌麵 NT$209
帆布袋 NT$100
 
そして最後は更に少し北上したところにある微風超市でお買い物。
一番の目当ては「Keya Jam」というジャムで、どこかの記事でこの"微風超市"でなら売っていると見たのだけれど残念ながら扱いがなく。
 
でも、そこそこお手頃価格の皮蛋があったり、あとここなら悠遊カードが使えるからちょっとお買い物しても良いよね?と、トリュフソースなどを勢いで買ってしまってみたりした。
 
忠孝復興「微風超市(Breeze Super)微風廣場店」にてお買い物
度小月 松花溏心皮蛋 2×NT$99
TARTUFI JIMMY 松露義大利醬 NT$330
ホテルの部屋で
「吳寶春麥方店」の
 浪花干層蛋健
アイスカフェオレ
部屋に戻って、吳寶春麥方店で買ってきた蛋撻でお茶を。
 
朝食ブッフェでコーヒー持ち帰り用のカップを貰えると知ったので、それで貰ってきたコーヒーを冷蔵庫に入れておいてあった。スーパーで買ってきた牛乳入れればアイスカフェオレ。
 
さっくさくのパイ生地の蛋撻はラードが入った中華系の味わいではなく、いかにも"パン屋さんの蛋撻"という風だったけれど、これはこれで正解の味。卵フィリング部分もとても濃厚で良い感じ。
台北 忠孝敦化復興SOGO内「點水樓」にて
 沙拉觀音山涼筍 NT$480
 小籠包(大 10顆) NT$280
 九層塔小籠包(小 5顆) NT$170
 蝦肉餃子(小 5顆) NT$220
 法式芒果奶酪 NT$150
 ビール2本
結局今日は1日荒天で、ちょっとした移動も「じゃあ自転車で行こう」という感じではなく。
 
本当はもう長いこと行っていなかった士林夜市あたりに行きたかった(あと昼間も動物園に行きたいという野望もあった)のだけど、もう今日は近場で終わらせましょうかと、台湾観光局から貰った5万円分のお小遣いを積極的に使いに行ってしまおうということに。
 
多分、この機会が無ければ行かなかったと思う、忠孝復興駅隣接のそごう内にある「點水樓」というお店は、ビブグルマンにも選出されたことのある小籠包の名店で、全体的に値段は高めとのこと。それゆえにそれほど混雑もしていない……ということだったけれど、予約して訪れてみれば店頭に待ち客がいるくらいには盛況で、店内も満席だった。
 
小籠包自体はそれほどの値段ではなかった(10個で1400円なら、まあそんなものかなと)ものの、他の料理の品がかなり良くて、「これ食べたい!」と頼んでみた筍のマヨネーズ添えが2400円ほどもしたことにはかなり驚いた。いやでもおいしかったけど。
 
"台湾風観音山産たけのこサラダ"は、全くえぐみがなくて、独特な甘さのある(例えて言うなら日本のマヨネーズに練乳混ぜた感じ)マヨネーズがお似合いで。
添えられた梅ジャムっぽい甘酸っぱいソースもそれもそれでよく似合っていた。
 
小籠包は肉汁たっぷり、油っ気もコクもちゃんとあるけれど上品な味わいで。
 
薄い皮、たっぷりスープ、どこかふわっとした口当たりのあんのバランスが素敵だった。なるほどこれはおいしいし、値段に見合った上品さだわーという感じ。
 
そしてこのお店、蟹黄、トリュフ、XO醤、麻辣といった風に色々なフレーバーの小籠包を出しているのも特徴で、1つくらいはと頼んでみた"台湾バジル小籠包"が笑っちゃうほどバジル味だった。なるほどこういう方向もあるのか……と思いつつも、結局おいしいのは原味だねとはなってしまうけど。
 
面白かったのは、「蝦餃も食べておきたい」と頼んだ"蝦肉餃子"が、浮き粉を使ったものではなく一見普通の餃子で、そして小籠包と同様、肉汁がたっぷり詰まっていたこと。
 
海老も確かに入ってはいたけれど、豚肉も使われた"海老入り小籠包”とでも言う風な品だった。
 
面白かったし美味しかったけどびっくりしたわ……。
 
〆のスイーツは、マンゴープリン……ではなく、"ミルクプリンのマンゴーソース掛け"ということで、ねっちり濃厚、やや固めの舌触りのミルクプリンに、ソースの味はまあまあ普通だったマンゴーソース。
 
これで750円は割と良い値段のスイーツだったかな。
 
総じて小籠包だけ食べるならそれほどお高くないけれど、アラカルトで他のものを食べると一気に値段が跳ね上がるという印象のお店で。
 
でも良い機会だったよね来られて良かったと、8000円ほどのお会計を済ませて店を後にしたのだった。
 
せっかくだからと、そごう内でも色々お買い物したりして。
 
そごうの地下食料品売り場にて
KiKi 蔥油拌麵 NT$299
小磨坊 台式紅蔥肉燥風味醬 2×NT$69
小磨坊 熱炒 十三春 三杯醬 NT$69
康寶私廚料理醬 金沙豆腐醬 NT$55
 
MUJI無印良品」にてお買い物
愛文芒果乾 NT$199
原味胡麻拌麵醬 NT$169
 
ひたすら歩いた今日の結果は、移動距離12.87km、19,868歩!
そして私の悠遊カードは残金7元(40円弱)!
すごい勢いでお小遣いを使い切っていっている……。

2025年7月24日木曜日

弾丸香港

※写真はクリックすると大きくなります※
旅行中につき簡易版メモ書き日記。後日旅行記になる、はず
台北 桃園空港 「キャセイパシフィック・ラウンジ」にて
 皮蛋痩肉粥
 燻里肌軟包
 チェダーチーズ、モッツァレラチーズ、パルマハム
 ヨーグルト
 ビール
 
 バニラクッキー、ストロベリークッキー
 平安米香
 ハニーレモネード
「台北から香港って片道1時間ちょいだよ、往復1人2万円くらいで行けるよ」
とだんなに言われ、あー、そういう手段もあるのか……前回タイガーバーム全然買えなかったしね……と、今日はとても軽率に(でも飛行機の予約だとかはちゃんと前から入れていた)日帰り弾丸香港に。
 
早朝起きて身支度して、5時にホテル前のタクシー乗り込んで、始発5:30の空港MRT(結構混んでる)で桃園空港に。
タクシーはホテル前に止まっていて、深夜早朝料金で200元ほどだったかな。
 
帰りに荷物が増えるだろうことはほぼ確定だから、折り畳みのボストンバッグだけショルダーバッグにしのばせて、なんなら東京から大阪に遊びに行くよりももっと軽装で飛行機に乗り込んだ。荷物増やしたくないからと、普段の大距離移動なら持ち歩いている(機内で日記書いたりできるからと)ノートPCもタブレットも何も無し。
 
出発の台北駅には、日本のガチャが大量に並んでいて(秋葉原もびっくりの台数だった)、お値段、最低でも60元、多くは100元120元という感じ。1回500円超のガチャはなかなかに贅沢な気がするけど、人気あるのかな。あるんだろうな。
 
ものの数分で出国手続きも終わらせて、で、寒いと(私たちの中では)評判のキャセイラウンジで朝御飯にした。
 
お馴染みの坦々麺や牛肉麺がある中、"皮蛋痩肉粥"がメニューにあったので私はそれを。
 
セルフサービスの棚から、燻里肌軟包(スモークハムとチーズのサンド)やチーズ、ハムやヨーグルトも適当に貰ってきて、少しだけビール飲んで。
 
でもやっぱり寒いからと、バーに移動した後はあったかいレモネード貰って、クッキーつまんだりしていた。
 
"平安米香"というお菓子は昔懐かしいような風味と食感のポン菓子のようなもの。
 
で、そろそろ搭乗だねーと搭乗のゲート潜るときに人生2回目?くらいの"ピンポーン"が響いて入場を止められたのだった。
 
お客様はこちらのお席をどうぞと渡されたのがビジネスクラスのお席。
やったー!インボラがきたー!片道1時間だけど、うれしー!
キャセイパシフィック ビジネスクラス機内食
 時令鮮果
 台式肉燥麵
 麪包
 烏龍茶
180度横になれる席だーなんかもう色々ボタンが多くてわけわからないーうれしーとうきうきしつつ、香港では間違いなくおいしいランチを予約しているけれど、ビジネスクラスの御飯が出てきてしまったら仕方ないよね……と、西班牙奄列(Spanish omelette)か台式肉燥麵(Taiwanese minced pork and dried bean curd, kai lan and noodles)との2択で肉燥麵にした。
 
極太の幅広麺に肉野菜炒め、野菜はカイラン菜。ちゃんとおいしい。
 
フルーツはパパイアとすいかとメロン。
 
そしてビジネスクラスの恩恵でWi-Fiも無料で使え、短い空の旅ながらすごく有意義に時間を使えて香港に到着したのだった。
 
香港は一昨年にも来ているからと流れるようにオクトパスカードをだんなから渡され、そして私は e道(e-channel)に登録済なので(だんなは今年パスポート切り替えで再手続きが必要に)、無人カウンターでぬるりと入国して。
 
だんなの入国審査を待つ間、「ATMで現金おろしてきて」と言われたので、どきどきしながらATMのキャッシング機でHKDをおろしてみた。HKD400で7700円くらい?おおよそ20倍なんだなあと計算しつつ。
 
そして、香港に到着してSIMを香港のものに差し替えた途端、ChatGPTが息しなくなってしまって、「中国圏こわぁ……」となった。Xやインスタグラムは普通に使えるけれど、ChatGPTは全く反応しなくて、鏞記酒家でおすすめ料理は何?などと尋ねていた経緯はメモ帳にコピーしていたから良かったようなものの履歴すら見られなくて。
香港 中環「鏞記酒家」にて
 松花皮蛋配酸薑 HKD20
 芝麻伴爽脆海蜇 HKD300
 正宗炭燒黑鬃鵝 例牌 HKD300
 XO醬带子炒滑蛋 HKD350
 蝦醬肥燶叉炒飯 HKD230
 吕宋香芒凍布甸 HKD65
 Chinese Tea(普洱) 2×HKD30
 ビール(Tsing Tao) 2×HKD68
空港MRTで降りたのが中環。そこからお昼のお店は徒歩圏内で、まだ30分ほど時間あるねと、チェックしてあった「Tiny微影」の中環微影店に。
 
新しい屋台ミニチュアがあるらしいんだよと見に行ったら、めでたく
Tiny 1/35 台灣小販檔#03 - 豬血糕 HKD119
Tiny 1/35 台灣小販檔#04 - 麵茶攤 HKD119
を購入。わーいって買ったけど、このミニチュア、1個2000円以上するのか……と愕然としつつ(前の香港屋台シリーズはせいぜい1200円くらいだった肌感覚)。
 
そして香港に来た第二の目的、タイガーバームの"虎標頸肩舒(特強配方)"が売られているのも最寄りのドラッグストアで確認しつつ(これも以前は1つ600円程度だった気がするけど、800円弱に。まあ仕方がない……)、お昼御飯へと向かったのだった。
 
お昼は、香港5回目にしてこれが初めてになった、「鏞記酒家」。
 
前回の香港で安価だけれど大混雑でそれはもう大変だった"孫の店"に行ったのだけど、じゃあ本家はどれほどにおいしいのかと気になってしまって、一度は食べておきたいね、と。
 
いやー、それにしても思った以上に高かった。びっくりした。お昼1時間ちょっとでばばっと食べて、1人15000円のランチはなかなかに贅沢すぎた。おいしかったけど。
 
予約してあると告げれば上階の落ち着いた雰囲気のフロアに通されて、かたや、予約が無ければ1階でそれなり安価な"ガチョウ御飯"なども食べられるらしい。けど今日は、ちゃんとアラカルトのを食べたかったので。
 
店員さんたちがいずれも手厚いのは良いのだけど、お茶を15cc飲んだら15cc足しに来るくらいの感じで、オーダーも割と急かされるというか、圧がなかなかすごかった。気にしないようにはしてたけど。
 
とろける口当たりの皮蛋豆腐、歯触りとか風味とかめちゃめちゃ良かったクラゲの前菜、そして待望のガチョウ。
 
眼前でピーナッツソースを上からかけてくれ、そして卓上には梅味のソースも置かれ。しっとり火が通り、でも香ばしく、脂たっぷりのガチョウはなるほど、これはおいしいわ……と唸るばかりの美味だった。一番小さなレギュラーサイズ(例牌)でも、2人ならちょうど良かったかな。
 
あとはお店手製のXO醤を使った帆立と卵の炒め。シンプルな見た目ながら、帆立も卵もそしてXO醤も旨味たっぷりで素晴らしくおいしくて……いやでもこれ1皿7000円?と仰天しつつの、自家製叉焼入り炒飯がべらぼうにおいしかった。
 
いろんな炒飯食べてきたけど、人生10指には入るだろう、絶妙な旨味とパラッパラ加減とリッチな具沢山ぶり。
 
最後のマンゴプリンは、エバミルクもかかっていない、これまたクラシック通り過ぎてそっけない見た目のものだったけれど、味の濃厚さ等々、伝統を感じさせる、何十年も前からこの味です、という風な味わいだった。好みよりはちょーっと固めだったかな……。
 
ちなみに孫の店のガチョウは、一昨年時点で半隻HKD330。こちらはHKD460。3500円くらいの差でこの店でゆったり食べられるならこっちが良いじゃんと言いたいところだけれど、他の料理とかお酒の値段(ビールはほぼ倍!)を思うに、孫の店の人気の理由は察せられてしまったのだった。
 
思った以上に強気な高級店だったなー。でも美味しうございました。本当に。
香港国際空港 「The Pier, First」にて
 Serrano ham with figs
 Wagyu beef skirt
 Coconut panna cotta
 お酒とかお茶とか
そして複数のドラッグストアを見て歩いた結果、最初に見たManningsで、タイガーバームを30個お買い上げ。
 
1ダースが1箱になっているので、「これ2箱と、あと6個ください」と爆買いしてきた。だって捻挫系の痛みとか、お医者が処方する湿布薬よりこっちの方が効くんだもの。なお1個HKD38。お店によってはHKD42みたいなところもちらちらあった。
 
あとは、海南鶏飯用の醤油だれがほしいなとぷらぷら見て歩き、私がトイレを探して彷徨っている間にだんながBUY 1 GET 1 50% OFFな調味料があったと、それらしいものを買ってくれ。
 
香港と言えばこの飴、の京都念慈菴の枇杷潤喉糖-金桔檸檬味をざこざこ買い込み、早めに空港のキャセイラウンジに。
 
ファーストクラスラウンジ「ザ・ピア」なんて、ダイヤモンド会員の維持は容易ではなく来年以降は入れないかもしれないし!と、シャンパン飲んだり、シグネチャーカクテル飲んだりと、色々堪能。
 
それでもお昼ががっつり重かったので、あれもこれもというわけにはいかず、アラカルトメニューが頼めるダイニングで、生ハムといちじくの前菜、和牛のステーキ、ココナッツパンナコッタを食べるくらいが精々だった。
 
全部がちゃんとおいしかったし、余裕があったらもう少し食べたかったけれど。むり。
 
Serrano ham with figs
Brie cheese and truffle honey
Wagyu beef skirt
Salsa verde and roasted new potatoes
Coconut panna cotta
 
という感じ。
 
渡されたメニューには、「Mott 32」という有名レストランと提携してのプチコースメニューなどもあって、素晴らしくおいしそうだったし、アラカルトの他のメニューも、
 
Double boiled chicken soup、Pan fried salmon fillet、Longan and red date sweet soupなどなど、いいなーと思うものは色々あるも、胃袋には限界というものがあるのだった。
10年前だったらその胃袋の限界ってものすごく遠くにあると思ってたんだけどなー。
 
そして本来だったら18:15に離陸するはずだった飛行機は、搭乗開始の案内が相当遅れたうえ、ここで眠くなって目を閉じていたのだけど一向に飛んでくれず。
 
どうやら豪雨で飛べない飛行機が続出したらしく(確かにラウンジにいる時、ものすごい土砂降りが降ってきてはいた)、1時間ほど後ろ倒しでそれぞれの機体が飛んでいるとのこと。
 
帰路は普通にエコノミーの席だったので、「インボラしてくれるなら復路の方が嬉しかったかな……」とじれじれ待ちつつ、結局50分遅れくらいで台北に戻ることになったのだった。
 
機内食ももう要らない、とする予定だったのだけれど、そんな感じだったから一応少しは口に入れておこうと、"香港スタイルフライドフィッシュ御飯"をもぐもぐ。ドリンクの提供もなく、トレイにペットボトルの水が乗っているだけ。
 
なるほど移動時間1時間ちょっとの国際線の軽食ってこんな感じになるのかと新たな気付きを得つつ、ともあれなんとか無事に台北のホテルの部屋に帰還したのだった。
 
今日の徒歩移動は11.57km、17801歩。おつかれさまでした。

2025年7月23日水曜日

台北、迪化街散策とか熱炒とか

※写真はクリックすると大きくなります※
旅行中につき簡易版メモ書き日記。後日旅行記になる、はず
台北 南京復興「五湖豆漿」にて
 鹹豆漿 2×NT$30
 蛋餅夾油條 NT$43
 小籠包(一籠8顆) NT$80
今日はお洗濯の日。
 
起きるなり小山になった洗濯物をレンタサイクルに積んで、近くで朝食を摂れそうなランドリーに向かってみる。
 
洗濯乾燥1つのマシンで200元、それぞれ別で、洗濯は100元乾燥4分10元。
 
おしゃれ着は乾燥にかけたくないからととりあえず洗濯(30分ですって)回して、その間に朝御飯にすることにした。
 
「五湖豆漿」は、朝食だけ営業している(毎日5時半~11時営業といった感じ)の朝御飯屋さん。
 
定番の鹹豆漿、それに蛋餅夾油條(油条巻き蛋餅)、それに小籠包。
 
吹き抜けの厨房、客席は団地の中庭のような空間。「あ、テーブル足りないね、出すねー」という感じにその場でテーブルが増えて行く。
 
酸味少ないマイルドな味の鹹豆漿は、やっぱりかの人気店「阜杭豆漿」に比べるといくらかあっさりはしているものの、ちゃんとおいしくて。
 
焼きたてのサクッとした歯触りの蛋餅にあつあつの油条がくるまれているのが少し不思議な感のある品は、周囲のおっちゃんらはビニールに入ったそれを街角でクレープ食べるみたいな感じにかぶりついていた。
 
そして小籠包はほとんどスープはなく、生地の感じからしても"プチ肉まん"な感じで、これはこれで悪くなく。1粒50円?とても素敵だ。
 
食後に洗濯物を乾燥機に入れて一旦帰還し、乾燥終わったところでだんなが再び取りに行ってくれた。
 
で、部屋に戻ったところで、「氷ください」とルームサービスに電話したら、1階で待機していたロボが届けにきてくれて。
 
部屋前に来ると"お届けに来たよ"と電話が鳴る→ロボの頭にルームキー当てると、当該のドアが開く(最大4つの品を運べるらしい)→受け取ると「have a nice day」と笑顔の表示が出て、すすすと去って行く。
 
というロボ。1人でエレベーター乗ってお届けに来るのすごいなあ。かわいいなあ。
 
ちなみに氷は、日本から持参した保冷水筒にいっぱい詰めて、部屋で作ったお茶(日々くれる無料のペットボトル水に、日本から持参した顆粒の麦茶やほうじ茶を溶かして作る)を注いで、日中持ち歩くと、すごくすごく便利。
行天宮「Courtyard Taipei Downtown」の朝食ブッフェ
 可朗芙
 菠蘿麵包
 松露奶油焗蛋
 馬鈴薯蛋沙拉
 番茄野菇沙拉
 新鮮現榨蘋果胡蘿蔔汁
などなど
今回の宿も無料の朝食がついてきていたので、せっかくだからと「フルーツくらい食べておこうか」とブッフェ会場に向かい、結局そこそこ真剣に食べてしまっているという。
 
新鮮現榨蘋果胡蘿蔔汁は、りんごとにんじんのフレッシュジュース。
菠蘿麵包はパイナップルパン(パイナップルの味がするわけではなく、日本のメロンパンに近い定番の甘味系パン)、そして"現烤區(今日提供)"というホットディッシュコーナーには可朗芙(Croffle)の文字。おお、クロッフル。
 
ペストリーコーナーにあるミニクロワッサンをその場で焼いてくれるもので、キャラメル和えバナナとかブルーベリー、ナッツにキャラメルシロップ、メープルシロップ等々置かれている。
 
麺コーナー(「台灣牛肉麵」「日式豚骨麵」「川燙時蔬」(野菜のさっと茹で、という感じっぽい)の3つがある)、卵料理コーナーなども当然のようにあったのだけれど、そこまではいらないなあと、馬鈴薯蛋沙拉(ポテトエッグサラダ)、番茄野菇沙拉(マッシュルームとトマトのサラダ)、松露奶油焗蛋(トリュフソースのゆで卵)あたりをいただいて。
 
そして"綜合壽司"と札のあった一角もあったのだけど、どうにも様子がおかしい寿司が2種類置かれていてちょっと笑ってしまった。
黒米のいなり寿司と薄焼き卵で巻いた太巻きかな……?
 
フルーツは白いパイナップル(甘くておいしい)、パパイア、ピンクグアバ(いまいち)、葡萄(おいしい)。ギリシャヨーグルトにはちみつ(パンコーナーに巣蜜があった)かけたりして。
台湾 迪化街 「度小月擔仔麵餐廳本鋪」にて
 擔仔麺 2×NT$60
 滷鴨蛋 2×NT$20
 蒜泥白肉 NT$160
 焰烤紹興香腸 NT$130
 金牌合灣啤酒 2×NT$110
そして今日は行ってみたかった鉄道博物館、國立臺灣博物館鐵道部園區に。入場料は100元。地元の小学生の社会科見学らしきグループ客もいたりして、なかなかに賑わっていた。
 
旧台湾総督府交通局鉄道部庁舎である建物がそもそも格好良く、日本統治時代の食堂車の再現や、当時の客車(まんま日本の古い特急だった)の再現があったり。
 
かなりこってりめに歴史を学べ、華山1914文化創意產業園區(華山芸文中心)の裏手の芝生にかつてあった、扇形車庫の再現ジオラマなどもあったりした。子供たちと一緒になってジオラマの列車が動く様を見てみたりなどもして。
 
展示のあちこちで、「新幹線が通ったぞー」「日本の技術だぞー」と、新幹線開通歓迎!みたいな雰囲気があったのもちょっと嬉しかったりして。
 
で、お昼以降はそのまま北上して迪化街方面の散策をしましょうということに。お昼は、高雄では結局食べなかった台南名物担仔麺をいただきに、「台北迪化店 度小月擔仔麵餐廳本鋪」に。
 
つい、癖になってしまったかのように雲白肉的な「蒜泥白肉」を頼んでしまいつつ、ビールのアテに紹興酒がけ腸詰、"焰烤紹興香腸"も。
 
ちょっと無愛想めなカウンターのお姉さんが手際よく作ってくれる擔仔麺は、そうそうこれこれという懐かしいような味わいで、そして改めて思ったけど新宿の「台南担仔麺」は、ものすごく正しく担仔麺の味なのだなと。あのお店は本当に過不足なく台湾の味がする。
 
そしてその後は迪化街エリアを自転車に乗ってお買い物。
 
何しろ、台湾観光局から貰ったお小遣いがあるからせっせと使わないとと、店内レジの表示を見て「ここ使えるー!」という場所ではせっせと楽しく買い物したりなどして。
スーパーで使えるのはとっても便利。つい、台湾クノール(康寶)の品が増えていく。
 
梁山泊壹零捌」でお買い物
攤車磁鐵 大腸包小腸 NT$220
攤車磁鐵 台南擔仔麺 NT$220
攤車磁鐵 古早味豆花 NT$220
攤車磁鐵 小龍包 NT$220
攤車磁鐵 蚵仔煎 NT$220
插畫三層L型資料夾 台灣夜市 NT$90
插畫三層L型資料夾 台灣早餐 NT$90
插畫三層L型資料夾 台灣小吃 NT$90
 
滋養和菓子」でお買い物
鳳梨酥 5個入り NT$360
 
新點子食品」でお買い物
麻油薑泥 NT$280
魚卵醬料からすみ 2×NT$350
 
林華泰茶行」でお買い物
高山鳥龍茶(1/2斤 NT$1600/斤) NT$800
 
家樂福重慶店(Carrefour)」でお買い物
康寶濃湯 自然原味干貝雪菜 NT$79
康寶濃湯 培根風味起司馬鈴薯 NT$79
康寶濃湯 奶油風味經典蕈菇 NT$79
康寶濃湯 奶油風味蕈菇 NT$79
康寶濃湯 火腿蘑菇 NT$79
康寶濃湯 奶油風味玉米 NT$79
日正 鮮奶油濃厚粉、醤油膏とか、牛乳とか
 
こんな感じで最後は大荷物で宿に帰還。
 
でも中山あたりのお買い物もしたい……と、そう休むことなく中山駅に出ることにして。
長安東路「中央市場生猛海鮮100」にて
蒜泥白肉 NT$150
金莎蛋豆腐 NT$180
炒蛤蜊 NT$150
冷盤三拼 NT$200
18天台灣生啤酒 3×NT$110(多分)
全部でNT$1010
中山では、「神農生活」で、わけありマンゴーを加工したのだというオリジナル商品らしい、愛文芒果果茶醬 (NT$230)を購入。
 
だんなはサンダルを買いたいらしいのだけれど、なかなかこれという品が見つからず、適当に繁華街を見て歩いた後、自転車で熱炒(居酒屋)が集中するエリアに足を向け、やたら目立つ店舗で夕飯にすることにした。
 
6時過ぎの入店時はまだガラガラだったけれど、7時が近づけばけっこうな混雑になってなかなかの賑わいに。
 
例によってメニューに自分で印をつけてオーダーし、ビールは自分で取ってくる。テーブルに酒瓶が溢れ始めると、お店の人がビールケースをテーブル脇に置いてくれる。飲んだ本数はこうしてリアルにカウントしていくから、テーブルから完全に下げることがないのが面白いなあ、と。
少し離れた席の6人?くらいの団体客のところは、もう酒屋みたいなビールケースが置かれていた。
 
賞味期限18日という、待望の"18天台灣生啤酒"を飲みつつ、またも"蒜泥白肉"(豚バラ肉のにんにく醤油)を頼んでしまいつつ。
 
すり胡麻がたっぷりかかったジャリッという食感もちょっと楽しい"金莎蛋豆腐"(卵豆腐揚げ)に、台湾バジルがたっぷり入ったにんにく味の"炒蛤蜊"(アサリ炒め)、どれもとても良い感じ。
 
さらっと食べられるものがほしいねと、最初に出てくることを期待して頼んだ"冷盤三拼"(冷菜の盛り合わせ)が最後に出てきたことに笑ってしまったのだけど、炙った腸詰(もうここから冷菜ではない、笑う)に、カニカマの甘酢がけ、塩揉みきゅうりという、どれ1つとして予想していなかったものが出てきたことにも笑ってしまった。
 
でも手抜きという感じではなく、どれも"ただ盛っただけ"という風ではないし、千切りキャベツやトマトやレタスもたっぷりで、これはこれで良いおかず。
 
あさりが食べたいねーと、軽い気持ちで頼んだアサリ炒めが最高においしかったので、大満足な夕飯だった。
 
帰りは、google map(どの路線のバスに乗れば良いか出してくれる)と、「台灣公車通」のアプリを駆使して、「あと5分でバス来るよ」「あ、じゃあそれ乗ろう」と、お店のすぐ近くの停留所からホテル最寄りの地下鉄駅までさくっと移動して帰還。
 
これが初めての台湾でのバス利用だったのだけど、拍子抜けするくらいにすごく簡単だった。
 
すぐ軽率に自転車乗ろうとしてしまうけど、お酒飲んだ後とか悪天候の時とかはバスも良いかもだ。
 
今日の徒歩移動結果は、10.67km、16522歩。今日もいっぱい歩きました……(つかれた)。

2025年7月22日火曜日

高雄から台北に

※写真はクリックすると大きくなります※
旅行中につき簡易版メモ書き日記。後日旅行記になる、はず
高雄 蓮池潭近く「龍佳饌小籠湯包」にて
 8粒 2×NT$70
今朝は起きるなりホテル前のYouBike借りて、自転車漕いで北上して。
 
「龍虎塔」という、1976年に左營慈濟宮の指示により造られた派手な門を湖畔から見物しつつ、朝(早朝から午前11時頃まで?)しかやっていないという小籠包屋さん「龍佳饌小籠湯包」に。
 
メニューは本当に小籠包だけ(あと豆漿くらい)、5粒50元、6粒60元、7粒65元、9粒80元、10粒90元という価格。
 
生姜やたれはプラカップでセルフ、ピリ辛だれがしっかり辛く、スープたっぷりもちもち小籠包、安くておいしい幸せな味だった。スパイス感とかもなく、優しい味わい。
 
で、自転車に乗って宿に帰還する途中、台湾のドンキというかホームセンターというかみたいな場所でお買い物。
 
小北百貨-左管新莊店
康寶(台湾クノール)の
排骨風味湯塊 NT$30
雞湯塊 NT$30
奶油風味獨享杯玉米濃湯 NT$55
奶油風味獨享杯蘑菇濃湯 NT$55
奶油風味獨享杯香蟹海鮮濃湯 NT$55
濃厚自然原味火腿玉米 2×NT$40
濃厚自然原味香菇雞蓉 NT$40
濃厚自然原味海鮮總匯 NT$40
濃厚自然原味雞蓉玉米 NT$40
 
それと、台湾産のジャムの大瓶、
自由神 鳳梨果醤 NT$89
 
世界のクノール大好きな私、本国ドイツのものと中華圏はことさらにおいしいよねと思っている。
高雄 高雄萬豪酒店(Kaohsiung Marriott Hotel)
ラウンジにて
 蔥油雞
 蔥爆猪五花
 紅燒燉豬肉
 皮蛋痩肉粥
 ヨーグルト
 グレープジュース
 などなど
で、つい今日も宿に帰ってから「フルーツくらい食べようか」とラウンジに行き、今日のお粥が皮蛋痩肉粥だったとか、CHEF'S SPECIALが蔥爆猪五花だったとかでつい、食べてしまい。
 
一応、野菜を食べておこうというつもりはある。
 
今日は午後には新幹線で台北へ戻る予定なのだけど、乾物街散策くらいはできるかなと宿からまたも自転車で、"北の迪化街、南の三鳳中街"と言われる乾物街、「三鳳中街」に。
高雄 三鳳中街「癒見老宅咖啡」にて
 蜂蜜咖啡 NT$120
けど買いたかったカラスミの店はあいにくこれというものがなく、ただ、割れ貝柱1匁190元のものを4両ほど購入。200gほどで3500円という感じ。
 
「富琪中药行」という店の肉骨茶料理包が100元、「久裕商行」という店の藥燉排骨が、これも100元。
本格乾物屋さんの肉骨茶スパイスセット。おいしいと良いな。
 
お昼のお店がオープンするまで30分ほど時間が余ってしまったので、「癒見老宅咖啡」というとてもかわいい店で蜂蜜珈琲休憩などして。
高雄 三鳳中街「清渓小吃部」にて
 綜合湯 2×NT$60
 筒仔米糕 NT$40
 肉燥飯 NT$40
で、お昼は乾物街中にある「清渓小吃部」という、地元住民に愛される老舗の小吃店に行ってみることに。
 
このあたり、それほど多くの情報が日本語ブログでは見つけることはできなくて、お店の情報自体、「高雄の三鳳中街界隈でランチにするならどこがおすすめ?」とChatGPTに尋ねて候補に挙げてもらったものだった。
 
肉団子のスープがおすすめ、それと、餅米をセットで食べるのが定番と知って画像検索してみた結果、「あらこれおいしそう」と。
 
"綜合湯"は、それぞれ個別のスープもある肉丸、蝦丸、鹹湯圓の全部入りスープ。鹹湯圓とは台湾の客家料理で、白玉団子(湯圓)を具材(肉や野菜)と一緒にスープで煮込んだものなのだそうで、これがいかにも白玉団子系のねっちもちした舌触りで素敵だった。ほんのりと五香粉っぽいスパイスの香り。
 
だんなはブレずに肉燥飯にして、私はせっかくだからと餅米の筒仔米糕に。
 
これ、ざっくり大ぶりカットの肉燥と、その煮汁と一緒に餅米を炊いた風なもので、仕上げにえいっとおろしにんにくトッピングしてある風なもので。
 
台湾はおこわ文化もあるから餅米料理があっても当然ではあるのだけれど、初めて食べるものだった。餅米+肉燥が合わないはずもなく、これもまたおいしいもので。
 
続々と店頭には持ち帰りを買おうとするお客さんと、店内10ほどが座れるテーブルにも続々とお客さんが。
 
ささっと食べてホテルに帰還、帰り道には、日本統治時代に建てられ2002年までは実際に高雄火車站の駅舎として利用されていた建物も遠目に見物して帰ってきた。
 
ホテルの部屋は14時まで使えるということだったから最後のシャワー浴びたりして、15時前の新幹線で台北に帰還。
 
ホテルから左營駅までは地下鉄、台北車站からホテルまではタクシー(200元しないくらいだから1000円弱という同じ)で。
 
で、これから5泊のお宿は、行天宮駅が最寄りになる「台北國泰萬怡酒店(Courtyard Taipei Downtown)」に。
 
2018年開業の比較的新しい宿、残念ながらお部屋のグレードアップはされなかったみたい(多少上層フロアにしてくれたのかなー、くらい)だけど、食事もできそうな大きなテーブルに窓辺にソファ、ライティングデスク代わりにテレビ前カウンターに椅子、お風呂はシャワーブースつきでお湯の出も排水も問題なし、と、過不足なく良いホテルだった。
 
ラウンジが、17:30-19:30のハッピーアワーと19:30-21:30のイブニングスナック以外はろくな営業をしていないのが使い勝手悪く、日中コーヒー飲みに行ってみたら冷蔵庫のソフトドリンクとコーヒーメーカー(お湯は出るから紅茶も飲める)、お菓子はクッキーとチョコケーキくらい、という寂しい感じだったのがちょっと残念ではあったかな。でも朝食はラウンジではなく1階のレストランでいただけたのはありがたかった。
台北 忠孝復興「臺虎啜飲室大安(Taihu Daan)」にて
 BUFFALO WINGS NT$250
 FISH & CHIPS NT$250
 MAC & CHEESE NT$280
 ビール:Draft High〈嗨啤〉 NT$260→0
 ビール:IPA NT$320
 ビール:Peach Weisse 2.0 水蜜桃小麥 2.0 NT$340
 ビール:Taihu Craft Lager 臺虎 MLB直球對決拉格 NT$320
そして今日の夕飯だけど、私はなんだか"台湾の味"がちょっと食傷気味で。
 
多分、それなりこってり味だったお昼の餅米が尾を引いていたのだと思うけど、「なんかこう、台湾の甘じょっぱい味じゃないものが食べたい……でも台湾のおいしいビールは飲みたい……」とホテルの部屋から色々調べたところ、繁華街に台湾クラフトビール「臺虎精釀(TAIHU BREWING)」の直営店があるらしい。今日もありがとうChatGPT。
 
自転車で行けそう!とYouBikeに乗って「臺虎啜飲室大安(Taihu Daan)」というその店に向かってみれば、平日の18時過ぎ、まさかの店内大混雑で、「立ち飲みだったら場所あるよ」とのこと。
 
ビールは飲みたい気分だったので、それで良いよ!と頷いたら、40分くらい飲んだところで「テーブル空いたから移る?」と言って貰えて移動することができた。
 
しかしほんとに店内、地元らしきお客さんと、あと欧米人グループとかで大混雑で。
 
巨大な白身魚がどーんと2切れ乗ったフィッシュ&チップスは当たり前のように自家製タルタルソースが添えてあるのが素晴らしく、そしてバッファローウイングもしっかりすっぱ辛く、本場の味わい。ランチドレッシングとセロリが添えてあるのがとても正しい様で、「台湾で本格バッファローウイングが食べられるとは」と感動する私たち。
 
ビールも口当たりは軽く、けど濃厚な旨味もあるおいしいもので、そして店員さんの勧めでアプリを入れたら、誕生日クーポンで1杯ビールが無料になった。
 
最初に飲んだシグネチャービールのドラフトも良かったし、ヴァイツェンっぽいけどしっかり桃の香りもする甘いビールも良かったな。意外にもバッファローウイングあたりとお似合いで。
 
「マッケンチーズまである……これ気になる……」
と最後に頼んだマッケンチーズは、「Old school mac & cheese, Mexican meat sauce」ですって。
 
ココットケース+皿に溢れるといった風な盛り付けもとてもお洒落で、そしてマカロニは大きめシェルマカロニ。いかにもビールに合いそうな(実際お似合いだった)メキシカンミートソースが添えられているのも面白く、そして正しきチェダーチーズの味がした。
 
台湾のおいしいビールが飲めたうえ、目先の違うおいしい料理もいただけて大満足な台北の夜。
 
帰りは適当に路上でタクシー拾ってホテルに戻り、そして今日の移動は14245歩 9.45km。頑張りました。

2025年7月21日月曜日

高雄2日目、かき氷とか鴨肉飯とか

※写真はクリックすると大きくなります※
旅行中につき簡易版メモ書き日記。後日旅行記になる、はず
高雄 美麗島站 「老江紅茶牛奶」にて
 火腿煎蛋 NT$55
 起司煎蛋 NT$59
 經典原味台式蛋塔 2×NT$37
 老江紅茶(大) 2×NT$50
高雄2日目、地下鉄に乗って「美麗島站」に。
 
Maestro Narcissus Quagliata(中国語:水仙大師)による祈りを表現したパブリックアート、「光之穹頂(The Dome of Light)」と題したステンドグラス作品が美しく、世界で一番美しい駅という呼び名もbあるらしい。実際、すごく綺麗で。
 
朝食は、老舗の紅茶屋さん「老江紅茶牛奶」で。
 
蛋餅がおいしいということで、だんなはハム、私はチーズ。
 
表面がうっすらカリサクとした食感で中はふわりと柔らかく。そして、茶葉と氷と水と砂糖の量に大変なこだわりがあるという紅茶もいただいた。苦さを感じるくらいにすごく濃厚、そしてすごく甘い。
 
老江紅茶を飲む、と決めたところで紅茶牛奶があることに気付いて(壁に貼られていた日本語併記メニューに「紅茶ラテ」とあったからなんとなくスルーしてしまっていた)、結局こちらも午後の散策ついでに買って飲むことに。
 
あ、ここの紅茶、ミルクティーの方が口に合うなと思うことになった。普通に紅茶より、むしろミルクティーの方が甘くはない感じがして。
 
そして卵と言うよりもミルク味濃厚なねっちり味蛋撻、"經典原味台式蛋塔"は、さすが牛奶を店名に関する店の蛋撻という感じで。
高雄 高雄萬豪酒店(Kaohsiung Marriott Hotel)
ラウンジにて
 滷味とか筍絲豬肉粥とかCreamy truffle Soupとか
そして一度宿に戻り、せっかくだから無料でいただけるラウンジ朝食も見ていきましょうかと、上階のラウンジに寄り道。
 
うずらや厚揚げ、ミートボールが煮られた滷味があったものだから当然のように貰ってしまい、今日のお粥は筍絲豬肉粥。
 
そして手書きのポップな札がついていた「CHEF'S SPACIAL」 はいかにもの濃厚そうなCreamy truffle Soupということで、これも数口分だけ。
 
果物はグアバ(ごりっとした……固渋かった……)とドラゴンフルーツ(しっかり熟している風だけどやっぱりそんなに甘いものじゃない……)、パイナップル(美味!)、スイカ(美味!)といかにも南国的な品揃え。
 
"LCA506"という名前の、ヤクルトっぽい乳酸菌飲料も飲んでみた。……おいしいな。
高雄「鴨肉珍」にて
 鴨肉飯(小) 2×NT$60
 綜合下水 2×NT$25(多分)
今日は環状線の路面電車「高雄環状軽軌(高雄LRT)」に乗って、海辺の「駁二藝術特區(The Pier-2 Art Center)」に。
 
海辺には「大港橋」があって、これは台湾全土で初めての水平旋回景観橋梁かつ、アジア最長の港を跨ぐ旋回橋でもあるそうで。
 
それを渡ったりしつつ周辺の雑貨屋などを見て歩くも、今日はあいにくの悪天候で、時々笑っちゃうほどの土砂降りに見舞われた。
 
今日は月曜、案外と閉まっているお店も多くて、エリア全体閑散とした雰囲気で。
 
けど、欲しいと思っていた「高雄熊」グッズ(見た目がもう相当に某熊本のキャラクターと血縁関係にあるとしか思えない)が買えたし、色々満足。
 
お昼はやっぱり土砂降りの中、鴨御飯がとてもおいしいらしい「鴨肉珍」というお店に。
 
壁のない吹き抜けのあるあるな食堂、店頭にはずらりとお客さんが並び、テイクアウトも多いみたい。カウンターで注文して席に座っていれば料理を持ってきてくれる。
 
小サイズの鴨肉飯2つと、これも必須らしい"綜合下水"(名前がすごい)2人分で合計NT$170だったみたい。
 
鴨肉飯は、肉燥飯の上に鴨肉が乗っている風なもので、甘さ若干控えめな肉燥飯がそれ自体とってもおいしい。鴨肉もおいしい。
 
でも特筆すべきは"下水"のおいしさで、生姜の効いたクリアなスープに、心、肝、胗、腸(つまりハツ、レバー、砂肝、腸)がたっぷり入っているというもの。
 
臭みもなく、どれもぷりっぷりですこぶるおいしい。土砂降りの中、足びちゃびちゃにしながらも来て良かった。大満足。
高雄「高雄婆婆冰旗艦店」にて
 招牌綜合冰(醃製)雪花水 NT$100
で、せっかくだからと、高雄名物、おばあちゃんのかき氷屋さんにも寄り道して。
 
普通にマンゴー氷などもあった中、やっぱりここは伝統的な煮豆が乗ってる風なものが食べたいと、"全部盛り"みたいな品を頼んでみた。
 
普通の氷だとNT$75、雪花氷にしたらNT$100。
 
紅豆に緑豆に芋泥(タロイモ)、上に乗ってるのはイチゴジャムと、李鹹(干しすもも)、スターフルーツ、パイナップル、青マンゴーといったところ。本当に全部盛りだった。華やかというより、なんだかすごい。
 
でも優しい甘さで、ミルク氷と煮豆の調和も悪くなく。そもそも日本人はあんこ慣れはしているから、緑豆だとかタロイモだとかも全然違和感は無いのだった。
 
相変わらず雨降る中、一旦ホテルに帰りましょうかと、乗り換え駅で「舊振南」という高雄のお菓子屋さんの「鳳梨酥禮盒」を買って帰還。9個入りNT$450、VISAカード支払いで5%オフですって。
高雄「木屋家常料理」にて
 炒A菜 NT$50
 蔥爆蝦仁 NT$70
 蚵仔煎蛋 NT$90
 蒜苗五花肉 NT$80
 澎湖花枝丸 NT$80
 韮黃肉絲 NT$70
 金牌啤酒 2×NT$70
夕飯は熱炒(ルーチャオ。台湾における居酒屋)的なところに行きたいねえと、地元に根ざした開業約50年の老舗の家庭料理のお店に行ってみることに。
 
話には聞いていたけど、ほぼほぼ路上飯の店。屋内にあるのは簡素な厨房だけで、歩道にざらざらテーブルと椅子並べてあって適当に席について食べるスタイル。テーブル自体、4つくらいしかないから時間によっては行列したりもするようで。
 
だから午後5時の開店直後に到着するように行って、ちらちらと増えていくお客さんの中、2人がけテーブルで落ち着いて飲食することができた。良かった。
 
冷蔵庫から勝手に出すスタイルでビール2本貰って、けっこうあれこれ食べてお会計3000円弱の夕御飯。センベロとまではいかなかったものの、すごく素敵な夕飯になった。
 
香港あたりの青菜の炒め物と言えばこれ、のアブラナ科の炒め物を貰いつつ、シンプル海老炒め、屋台のものとはまた違った風な素朴な牡蠣入り玉子焼き、蒜苗五花肉は、名前からして葉にんにくと豚バラの炒め?(五花肉=豚バラの薄切り)
 
イカボール揚げは揚げたてあつあつ、最後にこれもと頼んでみた青椒肉絲風の黄ニラ炒めも、素朴な味わいでおいしかった。
 
日中はかなり蒸し暑い台湾(けど多分、今や日本の方が暑いのではないだろうか、とは思う)だけど、朝晩はいくらか空気がひんなりとして心地良く、屋外の席でも暑くて困るということもなく。
 
食べ終えてホテルに戻れば、まだ18時半というところだった。
高雄 高雄萬豪酒店(Kaohsiung Marriott Hotel)
ラウンジにて
 香蔥豬肉餡餅
 BBQ 烤雞翅
 港式煲仔飯(豬肉)
 プチ肉まんとかチーズとか
 スパークリングワイン
 カフェラテ
で、ホテルのラウンジで最後ちょっとだけ炭水化物食べたい……と料理を見に行けば、"港式煲仔飯"という嬉しい文字が。
 
豬肉とあるけど、これってどっから見ても腸詰だ!と嬉しくなりながら、つい、チーズやら揚げ小籠包やらも貰ってきてしまった。
 
さすがに小籠包あたりは専門店の方がおいしいよねという風ではあるけれど、煮物だったりこの煲仔飯だったりは遜色なくおいしくて。
 
そして今日の歩いた距離は13.46km、20931歩だそう。がんばりました……。

2025年7月20日日曜日

台湾旅行、一路高雄に。

※写真はクリックすると大きくなります※
旅行中につき簡易版メモ書き日記。後日旅行記になる、はず
羽田空港国際線 JALファーストクラスラウンジにて
 鮨(マグロ(天身)・紅富士(ニジマス)・玉子)
 パテ・グランメール
 鴨のテリーヌ オレンジ風味
 サザエと海苔の煮凝
 みつせ鶏のローストジャスミンライス添え
 ガスパチョ風スープ (冷製)
 ムハラビーヤとローズシロップ
 紅茶と夏みかんデニッシュ
 日本酒(酔鯨 純米大吟醸 丞)
 シャンパン(Leonce d'Albe Spéecial Réserve Brut)
 シャンパン(Joseph Perrier)
 
 「三英堂」の湖都路
 「GODIVA」のチョコレート
 梅酒(本格梅酒 鶴空)
今日から夏休み旅行、海の日絡みで7泊してしまえということで、今回は台湾の高雄2泊+台北5泊(途中日帰りで弾丸香港)という旅程。
 
おそらく来年以降はなかなかその身分にはなれないであろうJALのJGCプレミアの特典使って、「羽田空港国際線 JALファーストクラスラウンジ」で朝御飯。
 
往復JALマイルを使っての旅程、往路は使用マイルそのままにプレミアムエコノミー席が取れたので、とても快適な移動になった。
 
前回の羽田国際線利用時にはコロナ明けでまだ稼働していなかった寿司バー「鮨 鶴亭」も再営業していて。けれどラウンジ到着が6時45分ほどで営業開始の7時より前だったから、結局寿司バーは行かなかったな。行ってみても良かったな。
 
席からのスマホオーダー制の料理色々と、セルフサービスのお酒類、テリーヌなどの冷菜もセルフサービス。
「カレーは普通のラウンジでも食べられるから」
と、ファーストクラスラウンジならではのお寿司だったり肉料理だったりをしっかり楽しんでしまった。
 
お米プリン、ムハラビーヤはアラブあたりのスイーツらしく。ローズシロップがかかっているのがとてもゴージャス。おいしかった。
 
食事の後は上階のサロンで和菓子とチョコつまみながら梅酒飲みつつ、ソファでだらだら。ラウンジはデブ製造機……まことにあかん。
JAL機内食 資生堂パーラー監修メニュー
 キーマカレー
 魚のエスカベッシュ
 ショコラヴィオン
 ハーゲンダッツ(苺のミルクプディング)
 コーヒー
そんな搭乗前だったので機内食はスルーする予定が、「JAL近距離線機内食に資生堂パーラーの本格洋食メニュー」ということで、資生堂パーラーなら食べたい!と、キーマカレーしっかりもぐもぐ。しっかりスパイシーで辛さもある。おいしい。
 
食後のハーゲンダッツは、シンカンセンスゴイカタイアイスならぬヒコウキスゴイカタイアイスだった。JAL機内限定苺のミルクプディング味。
 
到着後は、事前購入していたSIMカード受け取ってその場でスマホ通信可能なようにしてもらい、そして事前登録していた「いらっしゃいませ-遊・台湾で金運も開運も狙っちゃおう!~Taiwan the Lucky Land」の抽選に赴けば、だんなと2人して当選。
 
その場で1枚5000元が入金された悠遊カードを2人分貰ってしまう。1万元って5万円超!え、すごくない。
 
前回の台湾では2人共外れていたのだけど、「台湾観光庁企画・個人旅行者対象/NT$5000プレゼント抽選キャンペーンに特別予算を追加」ということで、キャンペーン継続に見事当たったのだった。
 
1回の使用限度額は1,500元、1日の使用限度額は3,000元とのこと。わーい。
 
で、一旦タクシーで台北のホテルまで移動し、大きなスーツケースを預けた後は小型キャリー持ってメトロの駅までてくてく歩く。けっこう距離ある。そして蒸し暑い。
台湾高鐵車内で
 「台鐵便當」の
     排骨經典便當 NT$100
 「ヤマザキ」の
     蛋塔(2個)NT$84
 「 泰哥Tiger 泰式手沖奶茶」の
     泰式手沖奶茶 NT$60
そして一路高雄へ。
 
Taiwan High Speed Rail Pass 3 DAYを購入し、予約してあった往復分の台湾新幹線「台湾高鐵(Taiwan High Speed Rail)」の便を印字してもらい。
 
で、「台鐵便當」のお弁当”排骨經典便當"(100元)買って(中身は白米、排骨(臺灣)、魚漿煉製品、豆包(非基改)、蛋及季節蔬菜等ですって)、日本のパン屋さん「ヤマザキ」(店名もこのままカタカナで「ヤマザキ」)のエッグタルト"蛋塔"(2個84元)買って、微笑台北車站の吹き抜けホールで開催されていた地方の夜市のお店イベントみたいな一角でおいしそうだった「泰哥Tiger 泰式手沖奶茶」のミルクティー買って、新幹線に。
 
台湾新幹線は日本の新幹線技術の初の海外への輸出案件だったそう。車両はJR東海・JR西日本の技術が入っているということで、ほぼほぼ700系。
 
座席も、乗り心地も、車内の音も、まんまほぼほぼ東海道新幹線で脳がバグりそうになる。
 
高雄のある左營駅までは、"のぞみ"に近い便だと1時間半ちょっと。快適。
 
そしてお弁当は、排骨の他に厚揚げっぽいのとさつま揚げっぽいのと煮卵と優しい味の野菜炒め(玉ねぎとか人参とか)と、大根の酢漬けっぽいのが入っていて、見た目以上にご飯もたっぷり。これはおいしいものですね。
 
そしてミルクティーはペットボトルに練乳大さじ5くらい入ってるのかなという濃密な甘さで、エッグタルトもしっかり甘く。通常の3倍くらいのサイズ感だったからすっかりお腹いっぱいに……。
高雄 高雄萬豪酒店(Kaohsiung Marriott Hotel)ラウンジにて
 滷肉とか味噌烤雞腿とかチーズとか
 台湾啤酒
高雄の宿は「高雄萬豪酒店(Kaohsiung Marriott Hotel)」。新幹線駅からは地下鉄数駅、そこから徒歩で5分ちょっとという立地。隣接したショッピングモールがあって、その向こうにはコストコもあった。
 
ライティングデスクのない室内は大きめダイニングテーブルとカフェテーブル的なものがあって、カウチソファにオットマンつきの椅子。浴室は客室から丸見え(ブラインドは下ろせる)のすけすけ仕様。
 
お風呂が見えるのはともかくとして、トイレまで丸見えなんだよなあ、という。
 
ウェルカムギフトが謎の駄菓子のようなスナック菓子で、ターンダウンには個包装のチョコレート。
 
SPG系列のホテルだとプラチナ会員資格があるので、その権利で朝食とラウンジアクセスはついてきてる。
 
ご飯はともかくビールが飲みたいねとカクテルタイムになるのを待って、台湾啤酒飲み飲み、でもホットディッシュに滷肉だとか味噌烤雞腿だとかがあったのでこれもつまんで。
 
謎の、關東煮(Kanto oden)なるおでんがあったのが面白かった。
高雄 忠孝夜市界隈「老店柏弘肉燥飯」にて
 空心菜 NT$65
 蟹肉炒蛋 NT$240
 蒜泥白肉 NT$160
 肉燥飯/小 NT$39
 肉燥飯/大 NT$68
夕飯は、ビブグルマンに2年連続掲載されたという、老舗の肉燥飯屋さん「老店柏弘肉燥飯」に。
 
忠孝夜市に隣接しているお店で、最寄り駅からレンタサイクル(YouBike)で10分ほどの距離にあった。7時過ぎ、店頭には5組くらいのお客さんが待っていたのかな。
 
メニューを見てもビールはなく、「ビールないの?」と尋ねたら「そこにセブンイレブンあるから(買ってきて好きに飲んで良いよ)」と。
 
うおおおわかりやすい……と思いつつ、素直にビール買ってきてここでもビール飲みつつ、料理をいただいた。
 
全体的ににんにくたっぷりな料理は私たちの感覚ではいかにも酒のアテなのだけど、現地の人たちが飲んでいるのはたいていはお茶。私たちが缶ビールをプシッとやっているのを見て、欧米人のお客さんたちが「あ、あれ良いな」とばかり、真似してセブンイレブンで買ってきていたのがおもしろかった。
 
蟹肉炒蛋はコンフィにされているかのようなほくほくにんにくが大量に入っていて、シンプル塩味、やさしい味。雲白肉っぽい、でも薄切り肉を使った"蒜泥白肉"のたれもしっかりにんにく風味のピリ辛で、これも良かったな。
 
で、台北あたりでは魯肉飯、滷肉飯と呼ばれるものがこの地方では"肉燥飯"で、ほぼ同じもの。というか同じもの。
 
脂身多めのとろとろ系で若干甘めな味付けで。並ぶ名物のもう1つが"腿庫飯"というものだったけど、塊肉がどーんと乗っている迫力の品だった。
 
食後は夜市をさらっと見て歩き、「水果師傅水果專賣」という品数豊富なフルーツ屋さんのカットフルーツをお買い上げ。
 
棚を見ただけでは解らなくて、「マンゴーとライチください」と言ったら別の冷蔵庫から出してきてくれて、その2パックで計85元。
高雄 忠孝夜市「水果師傅水果專賣」の
 カットマンゴー
 剥きライチ セットでNT$85
凍頂烏龍茶
で、この頃から真剣に雨が降ってきてしまって、でも歩いて帰るのは大変だからと雨の中再びYouBikeで駅まで帰ろうとしたところで、ショッピングビルの入口で盛大にスリップしてしまい、見事に転んで肩強打するまあまあの惨事に。
 
地元のおっちゃんがすごく心配して助けてくれた。「お大事にね」と祈る仕草までされてしまって、すみませんすみませんありがとう、と。
 
数分肩が痺れたようになったものの指も腕も動くし、あとは四十肩になった時みたいに腕の上げ下ろしが痛いなーという感じ。宿でいっぱい氷もらって、日本から持参してあったジップロックに詰めて氷嚢にしつつ、でも買ってきたフルーツはちゃんと食べた。マンゴー、すっごく甘い。かき氷に乗っているあの果肉そのまんまの濃厚な甘さ。
 
本日、歩いた距離10.30km。15940歩。がんばりました。

2023年12月8日金曜日

ヤエスパブリックで台湾料理

※写真はクリックすると大きくなります※
「DONQ」の
 燻しベーコンとイタリアンポテト \300
「パークハイアット東京」の
 マロンシュトーレン
りんご(青森県産サンふじ 蜜子)
みかん(紀州原農園 完熟温州みかん)
カフェオレ
そういえば、一人でちまちま昼間に切って食べていたけど、朝食の食卓には出してませんでしたよ……と、今朝は「パークハイアット東京」のマロンシュトーレンをスライスして。
 
しょっぱい系パンは、「DONQ」の"ららぽーとTOKYO-BAY店おすすめ"印がついていた、"燻しベーコンとイタリアンポテト"というパン。
 
イタリアンポテト、燻しベーコンをラクレットチーズフィリングで焼き上げた、ラクレット風のパンなんですって。
厚切りベーコンがざくざく乗っていて良い感じだったけれど、ラクレット風と言うならもうちょっとチーズが多くても良かったかな……いっそ追いチーズをしたら良かったかしら。
 
今日は東京駅界隈に買い物に。
「ついてはお昼御飯一緒にしませんかー」
とだんなに声をかけたらいいよーと言われたので、今日はだんなとお昼御飯。
東京ミッドタウン八重洲「オルソー」にて
 魯肉飯ランチ \1050
 葱油鶏麺ランチ \1100
 招牌馬告水餃 \690
どこか行きたいところある?と言われて、行きたい!と言ったのが、開業してから早や9か月、行きたい行きたいとずっと思いつつ機会がなかった、「東京ミッドタウン八重洲」内の「ヤエスパブリック」にある「オルソー」という台湾料理店。
 
去年の春に赴いた「FUJI COMMUNICATION」の系列店で、東京駅界隈であの味が楽しめるなら最高じゃない?と気になりつつも、夏頃まではけっこうな混雑ぶりのようだったから、「そのうち混雑が落ち着いたらね」という感じで機を狙っているうちに、季節は冬になってしまっていたという次第。
 
「ヤエスパブリック」はとてもお洒落なフードコート……のような、違うような。最近多いネオ屋台街みたいな感じ?
 
2023年度のグッドデザイン賞を受賞したそうで、
「約820㎡に渡って広がる、立ち飲みエリア、物販・休憩エリア、八重洲の裏路地を彷彿とさせるエリアが混在する公共性を帯びた商空間」とのこと。
 
11:30-13:30は飲食物持ち込み禁止、終日アルコールの持ち込みは禁止、そして一部のエリアは17:00-23:00はオールスタンディングの飲食コーナーになって、そのエリア内ではモバイルオーダーで席まで料理を届けてくれるのだそう。
 
ランチタイムはそのスタンディングエリアにもテーブルに合わせたハイチェアが置かれ、座って飲食できるようになっていた。
 
雰囲気の違うブロックがいくつもあって、秘密基地みたいな、穴蔵みたいな、なんとも良い雰囲気で。
 
席数は充分あったし、どこに座ろうかなという悩む楽しさもあった。
 
結局、お店にほど近い、ハイテーブルの席に座ることにして。
 
で、こちらが「オルソー」の店頭。
 
漢字で書けば「鶯嵝荘」なのであるらしい。
 
カウンターで注文してすぐに出る料理もあるようだったけれど、私たちは水餃子も頼んだからか、料理が出来たら教えてくれるブザーを渡された。
 
ランチタイムはお得なのだろう(多分)セットメニューが色々と。
 
スープと肉ワンタンがついてくる魯肉飯、排骨飯、鶏肉飯、炸醤麺に葱油鶏麺。
 
だんなは当然のように魯肉飯セットにしていて、私は排骨飯、鶏肉飯あたりと悩みつつ、和え麺が食べてみたかったんだよねと葱油鶏麺を。
 
グランドメニューもまたとても魅惑的で、台湾メンマの黒胡椒、ねぎ豚(カシラ肉)、腸詰、豚足煮込み、ガツの生姜炒め、葱油餅などなど、「あ、食べたい」と思うものばかり。
 
この店のすぐ隣には日本酒の品揃えが魅惑的な、大阪が本店の飲み屋も出店していたり、その隣にはイタリア料理のお店もあって、どこもほんとにおいしそうで。
 
週末の昼とか平日の夜とかに来てだらだら飲み食いしたいとしみじみ思う素敵スポットだった。
 
というわけで、こちら、馬告風味の水餃子。
 
皮もちもちで、表面にも、そして肉だねにもしっかり馬告が練り込まれていて、独特な"柑橘風味の胡椒"みたいな風味の良さがとても良い感じ。
 
だんなの魯肉飯(今日の一番上の写真)はちょっと大ぶりに切られたバラ肉がざくざく乗っていて、うずら玉子の台湾風醤油煮と高菜と自家製の大根の漬物が添えられているというもので、味見させてもらったら、正しく台湾の味がした。
 
だんなは少し前に東京駅構内の新しくできた魯肉飯のお店に行って「これは魯肉飯じゃない……」という感想を抱いて帰ってきたそうで、「次に職場近くで魯肉飯食べたくなったら迷わずここに来るわ」というくらいには気に入ったらしい。良かった良かった。
 
私の葱油鶏麺のセットはこんな感じで。
 
細めのきゅきゅっとした麺に醤油ベースのたれが絡んで、柔らかな蒸し鶏と葱ソース。
 
ワンタンもぷりぷりで文句のないおいしさ、値段こそ台湾の倍(いや3倍?)くらいはしたものの、台湾への郷愁をしっかり癒やせる幸せな美味だった。
大手町「DEAN & DELUCA」にて
 ストロベリーチーズケーキラテ \693
食後は「東京ギフトパレットに行きたいです」と、私一人だったら地下迷宮を歩く自信がないから迷わず地上に出ようとしていただろうところ、だんなにさくさくと地下街の最短距離を連れていってもらって、一度買ってみたかった「Bakers gonna Bake!」のスコーンを買って。
 
ついでに通りすがりった「八 by PRESS BUTTER SAND」でもお菓子を買って(もとい、買ってもらって)、ごちそうさまでしたありがとうーと、だんなと別れた後は、がつがつ歩いてパレスホテルまで行ってきた。……割と遠かった。
 
お目当てはシュトーレン
 
2023年限定販売の"パイナップルとジンジャーのシュトーレン"(限定400個ですって)が気になって気になって、予約した上で取りに行ったのだった。
 
洋酒が香るセミドライパイナップル、オーガニックドライジンジャー、数種類のフルーツやヘーゼルナッツを用いた2023年限定のシュトーレン。鮮やかなマンゴパウダーをあしらいました。
 
だなんて、ぜったにおいしいと思うから。
 
他に明日のパンを少しだけ買って、あとは東京駅構内か地元駅かでお惣菜でも買ってゆるゆる帰ろうと、最後に立ち寄ったのは大手町の「DEAN & DELUCA」。
 
季節のドリンク、"ストロベリーチーズケーキラテ"が気になっていたので、これをいただいてから帰宅した。
 
果実味あふれるストロベリーソースや、まろやかなチーズクリームを層になるように注ぎ、生地やクリームを重ねたケーキのように仕立てたデザートドリンク。
 
まずはいちごの甘酸っぱさとチーズのコクをそのまま順番に味わってから、全体を混ぜていくととろみが増し、デザートらしいリッチな飲み心地をおたのしみいただけます。
 
という品で。
 
ベースはチーズドリンク……というかヨーグルトドリンクな風で、フラペチーノのようなこってりさはそれほどないし、氷も入っているしで、説明文から感じた印象よりはいくらかさっぱり。
 
けど、砕いたパイ生地的なものとか、生の苺が1粒乗っていたりとかで、確かに"飲むケーキ"みたいな素敵ドリンクだった。
 
というわけで、そんな風に東京駅界隈を満喫した後、ゆるゆる帰宅。
「はなまるダイニング」の
 真イカと玉ねぎのサラサラマリネ
 トマト・TOMATO・とまと
手切り生ハム&チーズいろいろ
イベリコ豚と白ソーセージのポトフ
ビール(サントリー ザ・プレミアム・モルツ〈香る〉エール)
 
「八 by PRESS BUTTER SAN」の
 ばたふく \270
ほうじ茶
夕食は、塩漬けにしていたイベリコ豚の残りでポトフを。
 
肉は朝に一度煮込んでおいて、帰宅して冷めたところで表面の脂をすくい、夕方からまた煮込んで柔らかにした。
 
ハイ食材室」で買った白ソーセージは旨味があまり出てしまわないように食べる20分ほど前に鍋に追加して、あとはキャベツ、人参、玉ねぎを。
 
生ハムもあるしチーズもあるしと、あとは船橋に帰ってきてから買った、「はなまるダイニング」のサラダ2種類を添えた。真イカと玉ねぎのサラサラマリネと、トマトだらけの、"トマト・TOMATO・とまと"というマリネサラダ。
 
トマトだらけのサラダが思った以上においしくて、これは良いなと自分でも真似して作ってみたいと思った。雑に言えば、刻み玉ねぎ+フレンチドレッシングみたいな組み合わせだったのだけど。
 
で、白ソーセージのおいしさもさることながら、イベリコがほんとにおいしくて。
 
これは「せんどば」の定番商品らしかったから、また是非買ってこようと思った。冷凍だから特売クーポンが使える時に買っておけるのも、とても良い感じ。
 
そして食後に、「八 by PRESS BUTTER SAND」で買ってきた"ばたふく"を。
 
北海道産あずきを炊き上げたあんこの中にとろりとあふれ出るバタークリームを入れ込み、もち米に砂糖や水あめを加え、丁寧に練り上げた羽二重餅で包んだ大福に仕上げました。
 
お昼時にして残り数個だったこの"ばたふく"、人気商品なのか、そもそもの販売数が少ないのかは解らねど、一緒に買ったバターサンドの箱もラスト1箱だったところを見ると、人気、なのかな?
 
ふくふくと柔らかな餅に、こしあん、そしてたっぷりのバタークリーム。おいしかったけれど、罪深い味がした。こう、想像の2倍くらいバター感があった印象。
 
バターは、だっておいしいよバターなんだもの……という、頭の悪い結論に至ってしまいつつ、おいしかっただけに頻繁に買ってはいけないお菓子だなと思った。
 
バターと言えば、「エシレ・メゾン デュ ブール」の案内もちらちら見ていて、"新年を祝う“バター香る”ガレット・デ・ロワ"だとか、"エシレバターたっぷりブッシュ・ド・ノエル"だとか。
 
あそこのケーキは、並んだり予約したりして買う濃厚こってりバター満載品ではない、通常販売の(=バター感が若干控えめの)生ケーキくらいで十二分なバター量だよねと思ってしまうあたり、私もそろそろ年なのかもしれない(?)。

2023年8月9日水曜日

台北→香港 孫の店の絶品ガチョウ

三重「今大魯肉飯」にて
 魯肉飯 大TWD45 小TWD30
 香菇排骨 TWD55
 魯豆腐 2×TWD10
 魯蛋 2×TWD15
 魯白菜 TWD35
  • 私、結局ずーっと日本時間で生活し続けていて、今朝も安定の3時台(日本では4時台)起床。夜は21時には眠くなる日々。
     
  • で、だんなもやっぱりいつも通りの6時には目を覚ますので、今日も6時過ぎに朝御飯へと出かけるのだった。三重にある魯肉飯の名店、今大さんに。住所(?)は三重だけど、1つ手前の菜寮駅の方が近いし、駅出たところに自転車がいっぱい。
     
  • 前にはなかった(と思う)、並びの店に飲食スペースが拡充していて、圧の強いご主人の壁絵とメッセージが壁一面に描かれていてちょっと笑う。相変わらず魯肉飯は絶品だし、他の色々もおいしかったし、だんなの中でも私の中でも、ここの魯肉飯が世界一美味しいという認識に揺るぎはなく。
     
  • 前回は頼まなかった魯白菜は、白菜の塩スープ煮という感じなのだけど、多分同じ煮汁で魯魚肚も作っていて、そのかけらがちらほらと(うれしい)。とろんととろけた白菜、最高オブ最高。
     
  • 今回は別のスープにしようかとも思ったけど、結局これにしてしまった椎茸たっぷりスペアリブスープ(更にあさりも入ってる)もやっぱり最高オブ最高。
     
  • スープもだし魯肉もだし、全体、そこそこにんにくが強いから、にんにくお好きな人に刺さるのかなあとも思いつつ……いやでも、おいしいです。魯肉は脂身多めの肉で、でも変に甘すぎることもなく。添えられたお漬物が古漬けのピクルスみたいな甘酸っぱい系のきゅうりっぽいものなのがまた独特で、これがまたおいしい。
     
  • なお、壁面の長いメッセージをgoogle翻訳さんに訳していただいたところ、
    「親戚や友人に、三重に美味しい魯肉飯今大があると伝えてください」
    「あなたの推薦が必要です」
    「あなたの推薦は私の広告よりも優れています」
    「あなたの口コミは私の看板よりも優れています」
    「あなたの助けを非常に必要としています」
    「顧客を紹介してください!」
    などと、熱く熱く語っていて笑ってしまった。ご主人は15歳の頃、青葉餐廰にいたそうで。
     
    というわけで、今大、とってもおすすめですよ。(とここでおすすめしておく……)。
     
  • 連日、台湾の朝晩のバイクの猛進ぶりがすごいしちょっとこわい。でもめげずに自転車で移動していた。
    そういえば、朝の通勤時間帯は、電車内のマスク着用率が5倍くらいに上がる印象。普段はマスクつけてる人、1~2割くらいかなという感じなのだけども。
     
  • 「結局ホテルの朝食、一日も行かなかったね……」
    台湾と香港は朝に食べたいものが多すぎてちょっと無理だね、と。
    欧米はもちろん、他のアジア諸国(インドネシア、シンガポール、タイやマレーシア……)は、ホテル朝食、すごく楽しみなんだけどな。台湾と香港はむりですね……。
     
  • かくして早め朝御飯で早々に荷造りも完了し、9時を待たずしてホテルをチェックアウト。
    ホテル前からタクシーで台北駅に向かい、そこから地下鉄一本で、今日は桃園空港へ。
     
    1時間に2本の快速に乗れば35分で到着、車内は広く、荷物置き場もあって、しかもなぜかスマホの接触型充填機まで座席脇に備えられていた。便利だなー。
     
  • 飛行機は13:20なのになぜそんな早くに空港へというと、昨日か一昨日に「ラウンジ再開するよ!来てね!」というインビテーションメールが届いたから。
     
    キャセイパシフィックの空港ラウンジ、桃園空港はコロナ禍以来長らく閉鎖していて、飛行機を予約した時も「まだ再開しないかー」となっていたのだけど、それが今日からまさに再開とのことで。
    「え、行く、キャセイのラウンジ行く」となってしまうよねえ、と。
     
    ついでにだんなは、日本時間12時(つまりこっちの11時)に野球チケットの発売があるから、それまでに快適なWi-Fiが繋がる環境にいたいという思いもあったそうで……。
台湾桃園空港「キャセイパシフィック空港ラウンジ」にて
 豬肉燒賣
 叉燒包
 紅燒蕃茄牛肉麺
 奶皇包
 生ビールとかモクテルとか
  • かくして、
    「ラウンジ復活おめでとう!」
    「そうなのよ今日がファーストデイなのよ!」
    「うん、インビテーションメール貰ったからね、だから急いできたよ!」
    なんて軽妙な(?)やりとりを受付のおねえさんらとしつつ、今日から再開のキャセイラウンジへ。
     
    鰻の寝床のような、長~いラウンジは、どこの空港でも似た雰囲気で、ヌードルバーの緑色のタイルも「そうそうこんな感じだよね」と懐かしくなった。
     
  • とりあえずはチケット取るんでしょう?と、バーコーナーでモクテルとおつまみ貰ってつまみつつ。
     
    キャセイディライトは、キャセイのテーマカラーのグリーンを主体にした、キウイとミントとココナッツミルクのドリンク。本当はジンジャーフォレストを頼んだのだけど、係の人が間違えてしまって、「ごめん!こっちは嫌い?作り直す?」と言ってくれたのだけど、いいよ味知ってるし嫌いじゃないからこっち飲むー、と貰ってきて。
     
  • フロア中、雑に置いてあるクッキーが香草餅乾(バニラクッキー)、桃巧克力餅乾(チョコウォルナッツクッキー)、XO干貝起士餅乾(干し貝柱とチーズのクッキー)の3種類なのだけど、チーズクッキーの酒のアテ感も良いし、残り2種類もしっかり美味しくてお気に入り。
     
  • めでたくチケット取れたところで「The Noodle Bar」に赴いたら、到着時にはブレックファーストメニューとしてお粥やブルーベリーパンケーキ、オムレツなどがあった代わりに"All day menu "、"Bao and dumplings"が爆増していた。やったー。
     
  • というわけで、せっかく台湾にいるのだからと、牛肉麺と、豚肉焼売、チャーシュー饅、カスタード饅をおいしくもぐもぐ。
     
    そもそも牛肉麺を食べつけてないから正解の程を知らないのだけど、ここのはトマト風味のお醤油スープ。ちぢれのない、ちょっと太めのもちもち麺。冬瓜や人参も入ってた……かな。料理を貰う(フードコートのアラーム的なものをオーダー時に渡されて取りに行く)カウンターに、主にはきっとお粥用の香菜や揚げ葱が置いてあるので、それをぱさぱさかけていただいた。
     
    だんなはブレずに滷肉飯を。これは、まあ……普通、だったかな……我々はおいしい魯肉飯を食べ過ぎた感があるよね……。
     
  • ラウンジ、他にはチーズやコールドミート、ツナマヨクロワッサン、ラタトゥイユサンドイッチ、チェリーチョコレートバターケーキ、フルーツタルト、キヌアとかぼちゃのサラダ、トマトサルサのフジッリなどがブッフェスタイルで。
     
    後半は再びラウンジでぐだぐだしながら搭乗案内を待っていた。
     
  • 台湾→香港便はかなりの混雑、そして台湾の人ではなく欧米人の家族連れ多い。子供もたっくさん。なかなか賑やかなフライトだった。
     
  • 2時間弱のフライトでぺろっと機内食も出た。
    ワンプレートで、鶏ときゅうり?の甘辛煮乗せ丼的なもの+トレイに水ボトル、という風な。さすがにほとんど食べなかった……。
     
  • 15時前に、無事香港空港に到着~。
湾仔「甘牌燒鵝」にて
 手拍青瓜 HK$30
 甘片燒鵝(半隻) HK$330
 太子成撈麵(焼鵝油撈麵) HK$40
 青島啤酒 4×HK$35
  • 香港について早々、トイレに行って思ったのが「便座が高い!」だったりして。高いというか、大きい?欧米仕様(いやイギリス仕様?)と言うべきか。
     
  • パスポート有効期間中、次の香港訪問の入国手続きが簡単になるという「e-Channel Services」に登録してみた。ものっすごく係員さんがかったるそうに手続きしてくれて、めでたくこの先らくちんになることに(しかしだんなのパスポート有効期限はあと2年くらいしかないのだ……)(期限切れたらまたやりなおしというね……)
     
    で、SIMカード買って、2人チケットだと安くなる香港駅行きのMTRチケット買って、片道26分で香港島側の香港駅に。上下移動が皆無のノンストレスな状態でタクシーに乗り込んで、香港のお宿JWマリオットへは片道1000円くらい。
     
  • 多くの部屋が角部屋仕様になっている(外壁がジグザグしてる)このホテル、海もビルも見える素敵な高層階。
    ウェルカムフルーツにバナナとりんごとオレンジ(結局食べず……)、バーコーナーにはネスプレッソ、収納たーっぷりで使い勝手の良いお部屋。
     
    「今度のシャワールームは水はけが最高だよ!」
    と、感動するポイントが違う気がするけど、ああ、でも、台湾のホテルはウォシュレットだったんだよね……香港では結局最初から最後まで一度もウォシュレットは無かったな……とは。
     
  • アメニティはロンドン「Aromatherapy Associates」のもの。大きなボトルがシャワールームに置いてある仕様で、惜しみなく使ったコンディショナーがとても優秀、さらっさらヘアになれた。万歳。
     
  • 角部屋仕様も独特なら、入口ドアから部屋内部が見えないようになっている間取りも独特かつ秀逸で、こんな感じ
     
  • 今日の夕飯は、混むとわかっている、ガチョウ焼きの有名店、ヨンキーのお孫さんが経営している、"安くておいしい"と評判の焼きガチョウのお店、甘牌燒鵝 に。到着17:45、店頭には20人くらいの行列が。おばちゃんに「並ぶから」と告げて、番号を渡される。
    仕切りの黒服おばちゃん、怖いくらいの勢いでの人さばき。「はい次○番!あんた何番?ああそれはまだまだよ!」そんなノリ。
     
    コンシェルジュに予約しておいて貰えば良かった……と心から心から思った。汗みどろで1時間並んで、30分12000円の夕御飯という感じ。おいしかったので悔いは無い。
     
  • しかし香港、物価高い。香港はTWDをざっくり5倍弱くらいなイメージで、HK$はざっくり20倍。HK$30のきゅうりは600円という感じ。ビール1缶700円かあ……と思うと、感覚、台湾の1.5倍(か下手したら2倍)くらいな感じ。
     
  • ちなみにこのお店、クレジットカードはHK$250以上からで使用可能。
     
  • 並んでる間に「ガチョウ、どのサイズ食べるの?半羽?半羽でいい?」という感じにおばちゃんにまくしたてられ、座るとほぼ同時にその半羽のガチョウがテーブルにやってきたのだった。テラッテラ光って、皮はぱりんぱりん。
    皮ごと食べる北京ダックが好きなのだけど、まさにそんな感じのお肉。
     
    しかし、"安くて美味しい"で半羽7000円弱かあ……とは思ってしまうわ。
     
  • にんにく風味のたたききゅうり、「手拍青瓜」、うまし。焼ガチョウの油をかけた「太子成撈麵 焼鵝油撈麵」もうまし。あ、でも、油かけ炭水化物なら一昨日の台湾のガチョウご飯の方が私は好きだったかもー。
     
  • で、お店を出て駅に向かったところでチェーンの「檀島咖啡餅店」が。
    あ、ここ、むかーし蛋撻食べるかして鴛鴦茶の休憩したとこだよね?と懐かしくなって、蛋撻買って帰ることに。
     
  • あと、道中のワトソンズでタイガーバームのお気に入り肩こり筋肉痛クリーム「虎標頸肩舒 (特強配方)」もいくつか購入。HK$40/個。これも円安効果あって、たっかいなー……と……(前は600円くらいで買ってた感覚なんだけどな……)。
     
  • 取るものもとりあえず、両替もせずに、以前から持ってた手持ちのコインだけでMTR乗ってご飯食べに来たので、帰りにようやくオクトパスカード(Suica的な)を購入して、お宿に帰還。
     
  • 香港、全体的にエスカレーターが早くって、割と緊張するのだった。前からこんなに早かったっけ……(覚えてないなー)。
ホテルの部屋で
 「檀島咖啡餅店」の
     蛋撻 HK$10
 アイスカフェオレ
  • 手元のメモによると、「ポイント2倍の宿はタオルも枕も2倍だった」とあって。
    今回、spgのポイント使って泊まったのだけど、JW Mariott Hong Kong はSheraton Grand Taipei の倍、ポイントが必要だったそうで。
     
    バスタオルもフェイスタオルも2倍の量があって、ツインベッドの上の枕は1人4個もあった。毎夜、真ん中に枕をもふもふ重ねるという儀式が発生。
     
    そのバスタオルもふかふかで上質なもの、何よりバスローブが、「なんだこれは貴族のローブか」ってくらい、起毛のつるりふわりとした、やたら手触りが良いもので驚いた。
     
  • そんなお風呂を満喫した後、買ってきた蛋撻を、コーヒー淹れてアイスにして、スーパーで買ってきた牛乳(200mlで200円くらいした。日本感覚だと「生クリームじゃん、それ」という感じ……)注いで私はカフェオレに。
     
  • 層の数が多い感じのさくさく系蛋撻、プリン風のフィリングも優しい味で、そうそう香港の街蛋撻ってこんな感じ……と嬉しく思いつつ。
     
  • そういえばお部屋にはターンダウンが入っていて、カーテンしまってたりタオル交換されてたり、お出かけ前に飲んだコーヒーが補充されていたりした。暑いから夕方シャワー浴びたりしたくなるし、これはうれしい。
     
    手元のメモによると「不満はウォシュレットくらい」ですって。
     
  • かくして、今日の歩数は15776歩とのこと。おつかれさまでしたー。

2023年8月8日火曜日

台北4日目、夜市に行こう

中山「露西早餐」にて
 玉米蛋土司 $45
 肉醬鐵板麵 $70
 升級套餐HK$25 奶茶/紅茶(冰)
 金桔檸檬(冰)$70
  • 6泊する今回の旅行、しかも海で一日過ごすでもなく、街歩きで汗まみれになって夜の外出前に着替えたりもするしということで、今日はお洗濯の日。
     
    ホテルのランドリーサービスに頼むには懐が痛すぎる量なので、コインランドリー探して行くことにしたら、ホテル最寄りの24時間営業の店は閉まってて。
     
    知ってた!そういうことあるって知ってた!と、別候補の北側のお店に自転車走らせたら無事やっていた。
     
  • 洗濯乾燥まで一気にやってくれるものは少量サイズで1時間TWD60。洗濯乾燥別マシンのは、洗うだけならTWD40という感じ。
     
    乾燥にかけたくない品もあるからと、とりあえず洗いだけかけて、自転車はいったん近くの駐輪場に返却して、涼しいコンビニでフルーツ牛乳飲みながらのんびり待っていた……ら、自転車置き場が他の人にレンタルされて空っぽになりかけていて、慌てて別のところから借りてきたりなど。
     
    洗濯乾燥1時間は若干生乾きだったけど、もうこれで良いやと回収して、あとは部屋で干してしまうことにした。
     
  • 朝食はちょっと遠出して魯肉飯?と思いつつ、なんだかんだけっこうな時間になったので自転車圏内で行けるところをと調べて「露西早餐」という、お昼まで営業の朝食特化のお店に行ってみることに。サンドイッチやトースト類も鉄板焼麺も蛋餅もメニューにあって、その幅広い感じがすてき。
     
  • 私は"コーン卵焼きトースト"と説明にあった玉米蛋土司、だんなはミートソース鉄板麺。飲み物は酸っぱいものが恋しくて、私は金桔檸檬(キンカンレモンジュース)にしてみた。
     
  • トーストは嬉しいことにホットサンドで。スクランブルエッグにマヨあえコーンにレタスときゅうり、スクランブルエッグにケチャップもまぶされてる感じ?
    レタスのしゃきしゃき感がよくて、私も今度真似してみようと思った。
     
    キンカンジュースは本当に生のキンカンがごろごろ浮いていて。天然レモネードみたいだとおいしく飲んでいたら、底の方がなんだかしょっぱい?そして酸っぱい?んん?と思ったら、一番底に梅干しが沈んでた。茶色っぽい粒があるなあとは思ってたんだけど……びっくりした……。
     
  • でも梅干し効果と柑橘のクエン酸効果あってか疲れも取れて、自転車でホテルに帰還。バスルームの物干し紐活用したり、ハンガー全部使ったりして割と派手な感じの物干し部屋にしてから、昼御飯外出に繰り出した。
南京復興 「慶城海南雞飯」にて
 2號餐(有菜) TWD130
  • 「忠孝新生と忠孝復興の間にカルフールあるよ」「じゃあスーパー覗きながら自転車で行くか……と、またも自転車に乗って(もう台北滞在は自転車無しには活動できない私たち)、道中のカルフールに。以前は「頂好(Wellcome)」というスーパーがあった場所なのだけど、なぜかウェルカムはすっかり駆逐されてほぼ全てがカルフールになってしまっていた。
     
    ともあれ、クノールのまだ買えてなかった玉子スープ
    康寶 濃湯自然原味雞蓉玉米 TWD79
    を見つけたので購入した。
     
  • 道中自転車通りかかった「國立臺北科技大學」の建物がツタだらけでエモくて萌えた。なんというか、もじゃもじゃ……。
     
  • 忠孝復興駅のそごうの地下をちらっと散策。デパート本体の営業時間開始は遅めだけど、デパ地下は9時からやってるらしい。すごい。
    お洒落な食品売り場で肉骨茶の素をいろいろ見つけたので購入。
    巴生後街慶成肉骨茶 TWD160
    香氏新加坡肉骨茶 TWD130
    游建好白肉骨茶湯料 TWD85
    游建好肉骨茶 TWD98
     
  • そごう地下には鼎泰豐も。ガラス張りの厨房の向こうで職人さんたちがせっせと小籠包包みまくっていて、ノリは完全に551だった。
     
  • お昼は一昨日の客家料理のお店近くの海南鶏飯のお店、「慶城海南雞飯」に。
    11時オープンの直前に到着したら、すでに持ち帰りの人やUber系宅配の人たちがたくさん。店内飲食も開店するなり5割くらいは埋まる人気店だった。
     
  • メニューは2種類のみ、1號餐(無菜) TWD95と2號餐(有菜) TWD180。違いは副菜の有無。
    ターンテーブル的な厨房で、お店の人が実にシステマティックに肉や飯や野菜を盛り付けていく。ソースはセルフで2種類、唐辛子入りの甘酸っぱいのと緑色の生姜ソース。スープもセルフで紙カップに自分でよそう。冬瓜たっぷり。片付けも「箸はここ!プレートはここ!」と。
     
    ふくふく柔らかい鶏肉も、鶏スープで炊かれたご飯も、おいしい。文句なし。
    副菜は葱入り玉子焼き、青菜炒め、きのこと湯葉の煮物、じゃがいもの細切り炒め、きゅうりの甘酢漬け……だったかな(これ書いてる今ネットに繋がってないのであとでインスタの自分の投稿みて修正します……)。
     
  • 海南飯らしい海南飯なのに、おかずはシンガポール色強くなくて、"台湾のお惣菜"風なのが好ましいし、野菜たっぷりなのが更にうれしい。
     
  • そして食後は地下鉄乗り継いで市政府駅へ。和え麺の「Kiki」のレストランが誠品生活ビル内にあるので、そこにはお土産和え麺自体も売っていると聞いて行ってみたものの、スーパーで見る2種類以外は存在せず。ネットで見た辣油味(?)とかは一体どこにあるのか……もうないのか……謎。
     
  • ただでは起きぬとばかり、誠品生活の食材コーナーでここでも肉骨茶ミックスを2個購入。
    香料共和國潮州胡椒肉骨茶 TWD88
    香料共和国-南洋肉骨茶 TWD88
     
    真四角の箱のデザインがとっても素敵なこのシリーズ、滷肉用のスパイスを大阪の誠品生活で買っていたのだけど、他にも色々種類があって買いそろえたい欲望がうずいてしまった。買わなかったけど。
     
  • ホテルWの入ってる地下(だったかな?)には餃子の王将とカルディが。前回台湾に来た5年前だかに「カルディがもうすぐ初めて台湾に来るよー」と大々的に宣伝していたのを見ていたので感慨深い……のだけど、看板にカタカナで「カルディ」ってあって笑ってしまった。英語じゃなくあえてのカタカナ……(かわいい)。
     
    王将の焼き餃子は6個でTWD75。300円ちょっとというところ。
    桜海老と湯葉入り青菜炒めとか、とんかつとか、皿うどんとか、メニューもいろいろあった。
     
  • で、帰ってからは鋭意荷造り。
    大量に買い物することを見越して家から折りコンとIKEAのトロリーを持参していて、お土産満載箱が完成。でもまだ余裕はありそうだなー……。
雙連「冰讃」にて
 芒果雪花冰 TWD180
 布丁牛奶雪花水 TWD90
  • 台湾最終夜の今日は夜市に行こうと、まずは雙連駅近く「冰讃」で遅めのおやつ。
    5人くらいが並んでいたけど数分で入店し、私は芒果雪花冰 TWD180、だんなは布丁牛奶雪花冰 TWD90を。
     
  • 店内で食べている人がいて、「え、なにあのプリン乗ってるかき氷、美味しそう」とだんなが言い出したのだけど、かわいいサイズの小さめプリンはお店自家製。しっかり卵味でちょっと固めなレトロプリン、ミルク氷+練乳+プリンというちょっと謎だけど幸せな組み合わせで、これもよきだった。
     
  • 私は結局冒険できずにいつものミルク氷+マンゴー果肉+練乳の王道もの(これが一番の人気品)にしたけど、マンゴーざっくざく、相変わらずの絶品で。
     
  • 氷がフリルみたいにひらひらしているわけじゃなく、細かなふわふわしゃくしゃく系なのだけど、それもまたよし。
寧夏夜市にて
 「方家雞肉飯」にて
     雞肉飯 TWD50
     魯肉飯 TWD40
     滷豆腐 TWD40
 「柯宗花生捲冰淇淋」の
     花生捲冰淇淋 TWD50
 「豬肝榮仔」にて
     豬肝豬肚綜合湯 TWD75
 
お部屋に帰って
 「碳烤香腸」の
     原味香腸大 TWD55
 「阿卡拉炸雞專賣店」の
     雞排 TWD80
 台湾啤酒
  • んで、5時からやってるとネットで見た寧夏夜市を目指すも、5時じゃなく6時と看板にあって、お店はまだ絶賛準備中で。周囲のコンビニやドラッグストアで時間をつぶしているうちにぽつぽつとお店が動き始めて、チェックしていた"滷豆腐と滷肉飯も美味しい鶏肉飯が名物の店"に着席して食べてきた。
     
    寧夏夜市は政府主導で環境に優しい夜市を目指しているそうで、各店舗に水道が供給される代わり、使い捨てではない容器を使うようにしているそうで。
     
    「方家雞肉飯」、滷肉は五香粉っぽい風味が強めでとろとろ、美味。雞肉飯って、正直、肉自体はそれほど「おいしー!」というものではない(むね肉だし、あっさりぱさぱさな感じ……)のだけど、確かにここのはタレの味が絶妙な感じはして。
     
    でもそれより豆腐が!滷肉と同じ煮汁だと思うのだけど、とろみがついていて味がしみしみ、でも固くなったりはしてなくて。
    残念ながらビールの持ち込みはできないお店だったので、さっさと食べて、直後にコンビニ駆け込んでビール買って飲んだ。
     
  • まだデザートの時間ではない……と思いつつ、行きたかったスープのお店は「6時半頃営業開始だよ」と店頭に張り紙があったので、時間つぶしもあって甘味を挟むことに。
     
    「花生捲冰淇淋」は、もちもち食感のクレープ風生地に、ひと抱えサイズほどのピーナッツヌガーの固まりをカンナで削った風なピーナッツそぼろと、ピーナッツアイスと、そしてひとつまみの香菜(!)を巻いたアイスクレープ的お菓子。
     
    「香菜入れていい?」と言われ「え?いいけど?えええ?」とめちゃめちゃ驚いた(このスイーツが美味しいという事前情報は得ていたけど、香菜は聞いてなかった……)。
     
    しかもこの香菜、アイスに添えるミントとかどころではない存在感で、香菜好きには割と嬉しい感じだったけれど……なんとも不思議な感じ。おいしかったけど。でも香菜。
     
  • そしてめでたくオープンした「豬肝榮仔」に。ここは豚レバーのスープが名物のお店で、豬肚(豚ガツ)スープと豬肝(豚レバー)スープと、ミックスの豬肝豬肚綜合湯(豬肝+豬肚+肉羹)の他は、ちまきといも餅くらいしかメニューがないというお店。
     
    戦々恐々としつつもミックススープを頼んでみたら、これがすこぶる美味だった。
     
    がっつり臓物スープなのに全然臭みがなくて、かといって物足りない味でもなくて。
     
    屋台では、奥の大鍋にスープがたっぷり沸いていて、つど屋台の鍋に足しつつ、ボウルいっぱいの臓物もざくざく放り込まれていく。
     
  • しかし、今の気温も多分30℃越えほどで、夜市の通路は両側に屋台が並ぶ熱気が凄まじく、いくら水分や塩を摂取しても頭がくらくらしてくる感じ。
     
    これはあかん、と、おかず数品買って宿に戻って続きを食べることにした。
     
  • これ美味しそう、で下調べなしに適当に買ったのは、「碳烤香腸」という、大腸小腸屋さんの腸詰(大を頼んだら2本に両断して、串刺して紙袋に入れてくれた)と、「阿卡拉炸雞專賣店」という揚げ物屋さんの巨大な雞排。
     
    揚げ物屋さんは、オーダーしたら後ろの揚げ鍋で二度揚げしてくれる。"魔法の粉"的スパイスをこれでもかーとかけて、嬉しいことに帰ってもずっとさっくさくな食感だった。
     
  • しかしそれにしても、宿のお風呂の排水が全然だめなのは深刻で。
     
    シャンプーを流すだけでもう床の段差から溢れそうになるのは本当に苦痛。「どうにかして」って伝えても、「改善してみたよ!」とレターは貰ったもののさっぱり駄目なまま。お部屋変えてもらうのもそれはそれでめんどくさく、だんなは大浴場に行っていた。
     
    でも大浴場は大浴場でコンディショナーが置かれてないので……(そして部屋のアメニティはボトル固定のタイプなので……)という。
     
  • ともかくも、2人してお風呂上がってから、台湾啤酒飲み飲み、肉もの二次会。
    中華の甘い腸詰って、なんでこんなにおいしいんだろ……もう大好物すぎて。
     
  • そんな今日の歩数は16418歩、昨日の日記に書き忘れたけど昨日は11891歩だそう。よく歩いてます。

2023年8月6日日曜日

台北2日目は客家料理

善導寺「阜杭豆漿」にて
 豆漿 冰 TWD30
 鹹豆漿 2×TWD40
 蔥花蛋 TWD20
 油條 TWD 30
  • 昨日は早々寝てしまったせいで起床は3時台……なのだけど、台湾の3時は日本の4時、大丈夫大丈夫……と私は起きて、もぞもぞしてた。
     
  • ホテルの徒歩圏内の超人気豆乳屋さん「阜杭豆漿」は5時半オープンとのこと。でもオープン直後はかなりの混雑だから、6時過ぎたあたりが若干狙い目とかなんとかだんなが調べてくれて、では6時頃に……と向かってみたら、建物(お店は2階のフードコートにある)から出て2辺に渡って行列するほどの大人気ぶりだった。相変わらずすごい。
     
  • それでも待った時間は40分ほど?空席待ちというわけではなく(席はふんだんにあって、座る場所もまだまだあった)、ただひたすらに購入の列という感じで、見た目よりはさくさく進んだ印象。
     
  • 数年前にリニューアルしていたようで、すっかり綺麗になっていたし、ガラス張りの厨房の向こうでは大勢の職人さんたちが油条を伸ばしては揚げ、伸ばしては揚げしていた。壮観。
     
  • 以前は注文するのも難儀だったけど今は番号でこれとこれと言えるようになってすごくらくちんに。
     
  • というわけで、鹹豆漿と、甘い豆乳の冷たいのと、葱焼き卵と追加の油条で朝御飯。そこそこの店で鹹豆漿を食べきたけど、なんだか薄かったり、やけに酢の酸味がきつかったりなのだけど、ここの豆乳は濃厚で酸味も少なくて、ほんとにほんとにほんとにおいしい。旨味が凝縮されてる感じで。
     
  • 普段は冷たい豆乳なんて飲まない私も、ここだけは別とばかりにぐいぐい飲む。ああおいしい。
     
  • 餅(というかパンというか)っぽいものはお腹に溜まるし……と葱入り玉子焼きにしてしまったけど(でも玉子焼きもおいしかったよ)、やっぱり厚餅も食べるべきだったか。周囲が食べてておいしそうで。
     
  • 油条は割とオイリーではあるのだけど、さくさくかりかりという感じで、これまた美味。そのまま囓ってよし、ちぎって豆乳に突っ込むのもよし。
     
  • 7時過ぎ、建物を出たら行列は私たちが来た時より数十メートル長く伸びていて、ざっと100人くらいの行列になっていた。もうたいへん。
東門市場内「東門城滷肉飯」にて
 滷肉飯 小 TWD30
 滷肉飯 大 TWD50
 2種野菜盛 TWD30
  • 今日のめあては、赤い地下鉄の西から東方面を攻めつつ、お買い物したりしましょう……の日。
     
  • まずは、「この店、絶対おゆきさんが好きそうなんだけど」とだんなが見つけてくれた、東門駅近くの「来好」というお店に。
    やばかった。かわいいものだらけだったし、おいしそうなものだらけだったし、最初に地下降りてポストカードコーナーの前に立ったところでもう5分くらい「かわいー」と見つめ続けることになって。
     
  • え、どうしようかわいい、でもポストカード買ってどうすれば良いんだろう?と悩んだ結果、シール買ったり眼鏡拭き(携帯クリーナー)買ったり、試食しておいしかった可愛いパイナップル型容器入りのパイナップルケーキ買ったり、ジャム買ったり。
    山坡上小廚房 鳳梨百香果醬 TWD160
    在欉紅 法式手工果醬 玉井 鳳梨芒果TWD230
    在欉紅 法式手工果醬 南投 香草鳳梨 TWD230
    陽光菓菓小小鳳梨酥 TWD135
    福灣 70% 台灣三號 古法柴燒黑糖巧克力 TWD300
    Littdlework 插畫手帳貼紙 4×TWD80
    Littdlework 仿麂皮擦拭布 TWD130
    布漾 萬用布 手繪小吃 TWD120
    布漾 紙膠帶 手繪小吃 TWD120
    台灣風味 三層資料夾+卡片組 TWD120
     
  • で、その後、東門市場の中にある魯肉飯屋さんに行ってきた。店名は「東門城滷肉飯」……なのだけど、あんまりお店の境界がはっきりしなくて、周囲のお店で適当に買ってきてそのへんの席に座って食べてもいいよー、みたいな……雰囲気?(日本語も英語もあんまし通じない)
     
  • 並びの店のお兄さんに助けてもらいつつ、魯肉飯大小と、ショーケースの野菜もの(青菜と冬瓜と椎茸?みたいな??)を2種類貰ってみた。
     
  • しかし熱気が籠もっていて、すごーく暑い。扇風機だけはあちこちでぶんぶん回ってるけど体感は40℃越えてたと思う。サウナみたいな中で食べた魯肉飯は、でもすごく美味しかった。
     
  • カレーで言うなら金沢カレー並のこってり感で、少量でもご飯がわしわしいけちゃう味。対して野菜は薄味めで、卓上のにんにく醤油を適当にかけながらいただいて。
     
  • 今日は日曜、周囲のお店はそこそこ閉まっていたものの、この飲食店ブロックは色々な店が営業していて面白かった。
    市場内には人が大勢集まってる水餃子のお店(テイクアウトも充実)があったり、豚肉ばかり売ってるお店があったり、食器のお店ではだんなが「職場で使う」とTWD400くらいの中国茶急須をお買い上げ。
     
  • 食後は地下鉄数駅乗ってから自転車借りて、地下鉄4駅分くらいを自転車で移動しつつお買い物したり休憩したり。
     
  • 信義安和「PEKOE食品雑貨鋪」はお洒落なキッチン雑貨セレクトショップ。
    台灣LE PONT 黑標版黃金鵝油香蔥酥 TWD290
    が美味しそうだったので購入しつつ、あまりに暑くてコーヒー休憩。
    冰酸橘咖啡 TWD150
    美式咖啡 冰 TWD100
     
  • 冰酸橘咖啡 甘くて酸っぱくて謎おいしいコーヒーだった。だんなは砂糖抜きのを好んで飲むけど、私はこの暑さでは糖分がないとやってられません……(コンビニのお茶とかがあらかた甘いのも納得の台湾の気候……)。
     
  • 國父紀念館駅近くの「豐味果品」はこぢんまりとした果物屋さん。店内に小さなカフェコーナーがあって、自家製ジャムなども販売していて。
    豐味果品 自製手工鳳梨果醬 TWD350 台南佳里 温室無花果 純手工熬製 無花果醬 TWD350
    をお土産に買いつつ、これまたあんまり暑くて、
    芒果冰沙 TWD180
    を店内でいただいた。
     
    冰沙とはなんぞやと思ったらスムージーだそうで。
     
    牛乳も氷も砂糖も使ってないような、冷凍台湾マンゴーをミキサーにかけました、みたいな、ゆるいシャーベット的なスムージー、素晴らしく甘くて身体の芯から冷える涼しさで生き返った。
     
    ジャム、いろんな種類があって良かったなー。
     
  • そして101を横目に見つつ、象山駅近くまで辿り着いて「吳寶春麥方店 台北信義旗艦店」、とてもお洒落なパン屋さん。
    ここのパイナップルケーキがおいしいと聞いて、ついでにジャムもおいしいそうで。
     
    無嫌鳳梨酥 3×TWD38
    義式手作果醬 金鑽鳳梨(小) TWD109
    肉鬆捲起來 TWD79 Flossy Pork Egg Rolls
    雞蛋布丁 2×TWD55
     
    謎の肉鬆ロールもうっかり買って、ついでに腕組みシェフの顔写真入りのプリンも購入。さすがにジャムは自重して小さな瓶にしておきました……。パイナップルケーキもバラ売りの3つだけ。
     
  • 最後は北上して市政府駅まで行けばホテルまで地下鉄一本で帰れるよねと、「誠品生活信義店」もちらりと見て。
     
    でももう疲れ果てて、お洒落雑貨の何を見て良いのかもわからなくなりつつあったから早々に帰還した。おつかれさまでした……。
     
  • 滞在ホテルは、スパという名の(メインはサウナ?)大浴場がついていて。もちろん裸で入浴できるし洗い場もある。
     
    汗流したいねと午後に行ってみたら、そこは地元おばちゃんらの社交場と化していた。……なんだろう、ホテルで働いている人たちなんだろうか……謎。
     
    髪はまとめてたけど、「湯船に入るにはシャワーキャップかぶらないとだめよ」「そこのボタンを押して泡を出すのよ」的なことを中国語でまくしたてられ、お、おう……となりつつも大浴場、堪能してきた。
     
    プールやジムも併設していて、入口で部屋ナンバー告げてロッカーキー(記された番号のところを開くと中にローブとタオルセットが入ってる)を渡され、使用済タオルはロッカー内の返却ボックスに入れて、帰りはキーを返すだけ。簡単。
     
    アメニティはあまり充実はしていなくて、コンディショナー無し、パウダールームにはドライヤーのほかはなぜかヘアセットのハードスプレーと壁にボトルが固定された乳液?くらい。利用者が多い割にはとても清潔。
     
    湯船はゆったり浸かるというよりはジェットバスや打ち湯を堪能する感じ……かな。
南京復興「廚房客家美食 Kitchen」にて
 魚香茄子(ナスの甘辛炒め)(小) TWD230
 家常牛肉(家庭風牛肉料理)(小) TWD310
 招牌豆腐(看板メニュー豆腐料理)(小) TWD190
 福菜肉片湯(漬け菜と細切れ肉のスープ)(小) TWD200
 什錦炒飯(五目炒飯)(小) TWD160
 台灣金牌啤酒 3×TWD110
  • 夕飯は、ホテルのコンシェルジュ経由で予約を入れて貰っていた、5年前にも来てあまりの美味しさに感動した客家料理のお店、「廚房客家美食 Kitchen」に。ネットでの予約ができず、電話のみなだけだから、たいへんで。
    s  
  • 予約は18時。既に相当賑わっていて、隣には3世代、4家族くらいの十数名の宴会が。他にも同規模の宴会があちこちの卓であって、相変わらずの人気ぶりに"変わらない台湾"を嬉しく思った。
     
  • ビール頼みつつ、前回うっかり食べ損ねた名物料理(日本語では「看板メニュー豆腐料理」だそう)招牌豆腐を頼むと心に決めつつ、茄子炒め、"家庭風牛肉料理"の3品注文。
     
  • 正直、どの料理も見た目はそれほど派手ではない(油断するとテーブル上は渋茶色一色になる感じ……)のだけれど、何を頼んでも謎おいしいこのお店。
     
  • 客家(はっか)とは、中国大陸の北部広東、広西、江西、福建などに住んでいて、移住してきた人々の事なのだそう。
    客家料理は全体的に味付けが濃く、風味付けに唐辛子や生姜を多用し、台湾醤油や酒で濃いめの風味付けをしているのだとか。全体的にこっくりと脂っこいものが多く、その一方、スープなどはあっさりと出汁をきかせたものも多く……なのだそうで、知ってみればなるほどなあ、と。
     
  • 牛肉炒めは生姜がしっかり効いていて、3品の料理にはどれも必ず斜め切りにした唐辛子が入っていた。けど、辛口かと言えばそこまでのものではなく、ビールが美味しく飲める範囲のものばかり。
     
  • セロリっぽい(でもセロリじゃないっぽい……)葉っぱがどっさり入る爽やかな風味の牛肉炒めも、茄子がほろっと口の中でほどける茄子炒めも良い感じ。茄子炒めはひき肉もたっぷり入っていたけれど、肉の旨味を茄子がしっかり吸っていて、完全に茄子が主役になっていた。
     
    「この茄子料理は全人類が褒め称えながら食べるべきだよ……いや、私が全部食べるからやっぱ食べなくていいよ……」
    なんて言い出していた私はきっとけっこう疲れてはいた。
     
  • 豆腐料理は、言ってみれば"しっかりめの味の、めっちゃビールに似合う方向の揚げ出し豆腐"と言うべきか、表面は揚げ豆腐のサクッと感があるけれど中はほろりと崩れる食感で、そして味が絶妙に染みていて。
     
    他の料理はともかく、これが出てくるまで割と時間がかかったのだけど、それも納得のおいしさだった。だんなに「手伝ってくれる?」なんて言うこともなく、もくもくと食べてしまう。
     
  • で、このお店、コースはともかくアラカルトで頼むと、"とりあえず出来たものからどんどん出す"という感じで、料理3品食べてまだいけそうだねとスープと炒飯を頼んだら、炒飯があっという間に出てきて、スープはのんびりめの提供だった。スープ飲むなら早めに頼んでおく必要があったのだろうから、これはこちらが悪いなあごめんなさい……と。
     
  • スープは漬け菜と細切れ肉……と日本語では記されてたけど、"細切れ"とはなんぞやというレベルの厚切り肉がたっぷりと。
    搾菜っぽい風味のひらひらした野菜が"漬け菜"で、あとは筍がざくざく大量に。筍は聞いてなかったし、200ドルという値段から想像していた量よりはたっぷりめで、2人で飲み干すのはちょっとがんばりが必要だった。
     
  • 炒飯は、前回、「食べたいけどもうお腹いっぱいすぎてどうしても無理だから持って帰ります」と包んでもらって部屋で食べた品。冷めた炒飯がものすごくおいしくて驚いたので、今回は出来たてを食べましょうと、これも強い心で臨んでいただいた。
     
  • 葱に卵に小エビ、豚肉、グリンピース……みたいな。具は比較的シンプルだし、そして案外油が多くて、米一粒一粒がキラキラしてしまってるくらい。なのにこれがめちゃめちゃおいしくて、具材全部が旨味の塊みたいな感じで。
     
    「う……おいしい……なんでかおいしい……」
    「もうわけわかんない感じにおいしい……」
     
    と語彙力喪失させながら米の最後の1粒までおいしくいただいた。
     
  • お会計はTWD1562、7000円弱というところ。値段からしても決して高級中華というわけではなくて、でも「よーし、おいしいもの食べにいくぞーおなかいっぱい食べるぞー」と気合いを入れて行くお店。今回も大満足でした。
     
  • 帰りはちょっとかわいい(ゆりかもめみたいな)文湖線からのいつものブルーライン、板南線に乗り換えてホテルに帰還。地下鉄わかりやすい、自転車使いやすい、タクシーも怖くない、そして全体安い。台北の散策はほんとにまったくストレスなくて良いよ良いよ。
     
  • かくして今日の総歩数は14977歩だったそう。けっこう自転車乗っていたけど、それでも歩いていた模様。

2023年8月5日土曜日

台湾に来ましたよ

羽田空港国際線 JALファーストクラスラウンジにて
 冷製コーンクリームスープ
 ハモンセラーノプレート いちじく赤ワイン煮添え
 鮨 鶴亭 週替わり3貫セット
     (近大生まれシマアジ・サーモン・太巻き)
 ヤリイカのヤムウンセン風
 JAL特製オリジナルビーフカレー小
 凸凹デザート ユーハイム バウムクーヘン
 コーヒーゼリー
 フルーツ盛り合わせ
 シャンパン(ジョセフ・ペリエ)
 白ワイン(伊 アンセルミ サン・フィンチエンツォ)
 日本酒(飛龍 純米大吟醸)
   水出し茶・和菓子 (三栄堂 湖都路)
今日から夏休み、コロナ禍で行くに行けなかった(去年も来たかったけど、コロナ対策的には制度が色々手厚かったグアムにした、という)台湾香港に行きましょうということで。
 
後で旅行記にまとめるつもりで、この日記は箇条書き的にだだーっと行きます……。
 
  • 当初の予定の8:55便は台風の機材繰りの影響で、10:35に遅延するとの旨、数日前に連絡が。むしろその程度の遅延で済んで良かったよねと言わざるを得ない(昨日一昨日の台湾便は欠航か1日単位での遅延だったみたいなので)
     
  • 縁あって人生初のファーストクラスラウンジ(席はファーストクラスじゃないよ)、QRコード読み取りでほとんどの料理は席まで持ってきてくれる。朝からシャンパン、日本酒、ワインにカクテル、おそろしい世界……。お寿司おいしかった。
     
  • 食事スペースではない上階ラウンジは更に快適空間で人もほとんどおらず、水出し茶傍ら、きんつばもぐもぐ。というか朝から私食べ過ぎだし飲み過ぎではという、つい色々食べてしまった。デザート3品はやりすぎたかもだけど、
    「でも私、グラノーラとクロワッサンと酒種あんぱんはちゃんと自重したよ」
    と胸を張ったら、だんなに「ちょっと何言ってるかわかりませんね」と言われてしまう。
     
  • メニューには"長崎産天然真鯛のポワレ"、"グリルドポーク"なんていうのも。激しく気になったけど自重。
     
  • チェックイン時は、JALとANAだけのサービス(有効なのは搭乗当日限り)の「Face Express」がぐう有能だった。あちこちのゲートを顔パスで素早く通過できるの超便利。
     
  • そういえば、手荷物検査、以前は液体とかPCとか、鞄から全部出せとやかましかったのに、全部鞄入れっぱなしで良いですよという親切仕様に変わっていてすごく楽になった。
JAL 機内食
 味噌デミカツ丼
 オクラの胡麻和えと金平蓮根
 フレッシュサラダ ドレッシング添え
 ハーゲンダッツ(木苺のミルクプディング)
 スカイタイム(ももとぶどう)
  • ラウンジにはなぜかなかったスカイタイムをいただきつつ、機内食はいくらか残しつつ。
     
  • 見たことのない木苺ミルクプディングハーゲンダッツはJAL機内専用のオリジナル商品だそうです。おいしい。
     
  • 那覇最接近中の台風を左に見る感じで飛び、いくらかは揺れたけど思ったよりはずっと平穏無事なフライトだった。良かった。
     
  • 予定通りに着陸し、そしてそこそこの人数当選するのではと期待していた「遊台灣金福氣 Taiwan the Lucky Land 自由行旅客來臺消費金」は華麗に落選。台湾を個人で旅行する対象者に抽選で5,000台湾元(約22,000円)をプレゼントするという企画でした。当たりたかった。
     
  • 今日もだんなのロジは素晴らしい。
    流れるように旅行用のSIMカードを購入し、アクティベートは売り場のお姉さんがその場で流れるように済ませてくれ、タクシーでホテルに向かえば(松山空港から今回のお宿までTWD250くらい……1000円ちょっと)、スマホに登録していたホテルの中国語名(と住所)をさらりと出して、ここにお願い、と。
     
  • 台湾は英語も日本語も"まあまあ"通じるけど、やっぱり中国語しかわからないという人がタクシー運転手さん含めて少なくないので、漢字で物事伝える手段があるの、それなり大事(なのにメモ帳もペンも持ってこず、だんなにおんぶにだっこな私……)。
     
  • ホテル、本来のチェックアウト前に14時頃に到着したけどとっととお部屋に入れてくれました。ありがたし。
     
  • お部屋は……裏通りビューですね。台北市内の宿に眺望の良さを期待してはいけない……。
     
  • そして部屋に到着早々、まずはYouBike(レンタサイクル)が使えるようにと手持ちの悠遊カード (Suicaみたいなもの)を登録しようとしたのだけど、なんだかエラーが頻発で。レンタサイクル乗れないと困ります……となりながらも、とりあえず歩いて行ける範囲にちょっとお出かけしてみることにした。
「華山1914文化創意產業園區」内「小確幸紅茶牛奶合作」にて
 紅茶牛奶 正濃 TWD70
 小確幸紅茶 TWD60
 瑪徳蓮 TWD50
  • 行ってみたのは華山1914文化創意產業園區。「日本統治時代の酒工場の跡地を絵心豊かに再利用したアート・イベント空間」とのことで、日本推しが色々すごいスポットだった。
     
  • 今日明日は「88好野!仲夏好日市集!」なるイベントも開催みたいで、広場には目つきの悪い巨大トラ猫のぬいぐるみ?オブジェ?が……(めっちゃかわいい)
     
  • そしてあちこち日本推しがすごかった。伊藤潤二の展覧会(?)、ちいかわ、カピバラさんのグッズショップ、進撃の巨人や呪術廻戦の何か、それになんとも懐かしい「OSAMU GOODS Official POP-UP STORE」。どれもがかなりの大行列。すごい。
     
  • そんな中、気になっていたミルク紅茶のお店「小確幸紅茶牛奶合作社」で、小濃、正濃、特濃とあった中から正濃ミルクティーの冷たいのを飲み飲み。濃厚でほの甘くておいしー。マドレーヌ(瑪徳蓮と書くらしい)は、焼き直してくれたけど、元々が冷凍だったのかな?中心がちょっと冷たくてしょんぼりだったけど。
     
  • 覗きたい雑貨屋さんが色々あったこのエリア。
    未來市」で、「原味千尋」の"原味乳酪絲"(TWD290)や、うっかり衝動買いで「印花樂inBlooom」(MIT-Made In Taiwan雑貨の代表的ブランドらしい)のめちゃめちゃキュートなランチョンマット、"有機棉餐墊(含餐具)"(TWD440)を購入。4種類あった中から、小吃・水果・飲料甜心の3種類を。
     
  • あと「yufen」の欲しかったクールマッサージバー"「上山深呼吸~【 森林精靈 精油舒壓按摩餅 】"(TWD860)も無事購入。
    首筋とかこのバーをごしごしするとけっこう長い間、ミント系のスースー感が続くの。香りも良くてすばらしい。
     
  • で、人混みにそろそろ疲れて、ホテルに帰還。コンビニで水のペットボトル2本買って、お部屋で濃縮のを日本から持ってきた麦茶とほうじ茶に加工しておいた。
    お部屋で馴染んだ味の冷たいお茶が飲めるの、すごーく便利。暑い季節の旅行の必須事項になりつつある。
西門町「梁山泊小籠湯包」にて
 台湾啤酒 2×TWD80
 小籠湯包 2×TWD100
 
西門町「西門金鋒魯肉飯」にて
 魯肉飯(小) TWD38
 雞魯;肉(小) TWD48
 乾麵(小) TWD38
 魯蛋 2×TWD15
 菜魯 TWD30
  • 夕飯は行ってみたかった「阿城鵝肉」!と思いつつ、まずはYouBikeをなんとかしないとと、カスタマーセンターのあるらしい地下鉄駅にまず移動。チャージした悠遊カード で乗れる地下鉄システムは日本とそう変わらなくて解りやすい。
     
  • ちなみにマスクしてる人がまあまあいて、着用率は東京と変わらない感じかな……いや東京の方がちょっと多いかな、くらい。蒸し暑さは同等なので、屋外ではマスクつけてない人がほとんどではある。
     
  • んでめでたくYouBikeのカード登録も無事できて、さっそく自転車乗ってみることに。
     
  • 道中にあるからと目指したのは「台北犁記」、緑豆小月餅も人気な、パイナップルケーキのお店。
    鳳梨酥 3×TWD25
    金旺來土鳳梨酥 3×TWD35
    綠豆小月餅 3×TWD55
    奶油核桃禮餅 1/4切れ TWD68
     
  • そしてガチョウ屋はびっくりするほど混雑で、店頭で順番待ちの登録(EPARK的なやつ)をしたら16組目……待ってみる?と順番がリアルタイムに更新されるQRコードを読み取って画面をタップしていたら、予約ができることが判明。じゃあ明後日行こう、ということに。
     
  • それじゃあ夕飯はどうしようと相談しつつ歩き出し、ホテル側に戻った方に地ビールが飲めるお店があるよと向かいつつ、でも自転車置き場はどうにも見つからず……でかなり歩いてお店に着いたら、今日の生ビールはもう出払ってしまったそうで、途方に暮れる。
     
  • で、「いっそ西門エリアに行ってしまえ」ということでタクシー捕まえて、だんなが気になっていた"にんにく風味の小籠包"が食べられるお店に。
     
  • メニューはいくつかのスープと小籠包、飲み物数種類、以上!という感じ。夜市のお店みたいにお店前に簡素なテーブルと椅子が露天で並んでいるだけのシンプルな感じで、テーブル席3つとカウンター、12人も入ればもうぎちぎち、みたいな。
     
  • たまたま座れたけど、もうあとずっと満席という感じの人気のお店だった。蒸籠でどんどん小籠包蒸してて、でもテーブルには蒸籠じゃなくお皿に乗せて出てくるスタイル。卓上には刻み生姜に醤油にソースにお酢、という感じで。
     
  • 肉汁たっぷり、本当ににんにく風味で、でもそれがくどい感じではなくてとても良かった。しかも7個で100元(500円しない)のも良心的だと思う。
     
  • 隣の滷味とお酒の店にはでっかくて人懐こいレトリーバー系わんこがいて、私はそれに釘付けでした。
     
  • そしてどうせだったらこの界隈の美味しい店はしごしちゃおうということで、「西門金鋒魯肉飯-西門總店」 に。これもだんなチェックのお店だったかな、この記事あたりを参考に。
     
  • 魯肉飯と、雞肉と魯肉の2種盛りのと、美味しそうだったから乾麵と、野菜と玉子。煮玉子は正義とばかり、頼める時は毎回頼んでるね……という。
     
  • 相席上等、目の前にはお兄さんが1人で色々おかず並べて食事していて。
     
  • くたくたに煮られた白菜、黄身が固くなるくらいに煮られた煮玉子、肉絲っぽく細めに切られた豚バラ肉。こっくり味で良い感じ……!
     
  • 2色丼は左右に具が分かれてるかと思いきや、鶏肉の上に魯肉が乗っていて「これは味が混ざるじゃん」と笑ってしまったけど、味の違いはちゃんとわかったし、ああこれは鶏肉飯もちゃんと美味しいやつだ、と。
     
  • 初日からたくさん動いたし色々食べたしで、最後は西門駅の「屈臣氏(Watsons)」でお買い物。欲しくてチェックしていた品が色々買えた。
    DR.WU」の超逆齡修復精華霜(2つ買うと安かった)、杏仁酸煥膚潔顏慕斯(しかもおまけにつけてくれた)
    ワトソンズオリジナルブランドNaturalsの「Naturals 摩洛哥堅果護髮精華油」はBuy 1 Get 1 Free
     
  • 以上でTWD3446.50、支払った後、パスポート見せたら現地での少額税還付がなされるということで現金でTWD132戻ってきたうえに、店内で使えるTWD200券ももらってしまい。
     
  • なので、次の目的地の香港で、ブースト版のを箱買いするつもりだった「TIGER BALM, TIGER BALM NECK & SHOULDER RUB (50G)」を2個だけ購入、2個TWD398のところTWD198で買えたのでおおいに満足。
     
  • 今日の歩数は17,429歩だそうで、まあまあがんばりました……つかれたわ……。おしまい。