ラベル イベント(スキー) の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル イベント(スキー) の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2017年2月12日日曜日

スキーの〆は山形牛!

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
スキー宿での朝御飯~
 青菜のおひたし
 鮭の塩焼き・玉子焼き・わさび漬け
 納豆・焼き海苔・温泉玉子
 ひじき煮・ポテトサラダ・オレンジ
 御飯・味噌汁・漬物
 お茶
昨日のたった2時間ほどのスキーで、「筋肉痛で熟睡できない感」を久々に体験してしまった朝。
 
それでも夜に寝たのが早かった(9時前だった……)ので、8時間ほどは布団の中にいて、朝風呂も満喫してきた。
 
一日のスタートは、御飯が進む和朝食。 7時半頃の朝食は、いつものこんな感じの和朝食。
 
御飯が進むおかずばかりで、納豆は納豆嫌いのだんなから追加でもう1個貰って、しっかり食べた。
 
こういう朝食も決して嫌いではないのだけれど、でも3日続くと3日目には「うわーん!牛乳飲みたいヨーグルト食べたいチーズ食べたいいいいい」と乳製品の欠乏に耐えられなくなる私。以前連泊した時には、我慢できなくてヨーグルトとかコンビニに買いに行った記憶が。
蔵王温泉スキー場「レストラン大森」にて
 山形牛コロッケ \300
 フライドポテト \450
 モンブラン \450
 生ビール(小) \550
 生ビール(中) \750
大盛りメニューがかなりの大盛り感ある「レストラン大森」は、席数もかなりあって、私たちのお気に入りのゲレンデ食堂。スキー場の端の方の麓にある。
 
「11時にそこに集合ってことで!」
と、適当にバラけつつ、ロープウェイに乗ってリフト何本か乗り継いで、10kmほどのコースを一気に下っていざ大森ゲレンデへ……と行きたいところだったけれど、昨夜積もった雪は軽く20cmほどはあって、そこここが新雪状態。
 
山の中腹以上は「雲の中」という感じで視界も悪く、風もあって、雪の具合がさっぱり見えないこともあって、私は3回ほど転んでしまったのだった。
 
で、10時40分頃にレストラン大森のある麓に無事到達できたので、「もういい!もう午前の部終了!」と、同志2人と共に先にレストラン入り。
「お昼の乾杯の練習しようね!」
と先に小サイズの生ビールを飲みつつ、だんなたちが合流したところで改めて昼乾杯。
 
夜に備えてお昼は軽めに(でもビール) いまいちカレーとかラーメンという気分でもなかったので、「でもビールは飲みたい」と、コロッケ2個と山盛りポテト。
 
ポテトはテーブル中央に置いて、皆でつついて食べた。
 
ポテトも以前は「セルフで盛り放題」な感じだった気がするし、ケーキメニューなども無かった気がする。レストランの風景は以前と変わらずな感じだけれど、メニューはちょっと今っぽくなってしまって、ほんのり残念。
 
でもモンブランは美味しかった。
 
やっぱり山頂には来ないとね、と。お地蔵様の埋まり具合半端ない。 そして天気は徐々に回復。
 
雲も切れてきたので、「山頂に行くのは今がチャンスかも!」と、食後、全員一緒に山頂を目指すことにした。
 
リフト2本乗ったら「蔵王ロープウェイ山頂線」に乗る事ができ、降りて100mほど歩いたところが「蔵王地蔵尊」。
 
今年のお地蔵様は、肩までずっぽり雪に埋まって、ぎりぎり赤い頭巾が見えるだけの状態になっていた。埋まり具合、半端ない。
 
やっぱり山頂付近は雲の中で風も強く、「前後左右全然わからないよー!」という状況ではあったけど、ぎりぎり視界は15mほどはあったから、頑張ってスキーで降りることにした。
 
そんな天候だったから、いつもは初心者だらけで滑りにくいザンゲ坂も人がおらず、雪もふかふか。かつてなく滑りやすいザンゲ坂だった。
 
雲の下はこの見晴らしの良さ。良かった良かった。 雲の下に出れば、めでたく雪も止んでいて、この見晴らしの良さ。
 
行きに滑った時には「"百万人ゲレンデ"なのに、10人も視界に入らないんですけど!?」というくらい視界不良だったゲレンデも、
「きゃー気持ち良い!スキーって楽しいねぇ!」
と心から思えるくらいには、楽しめるコンディションになっていた。
 
午後は自由行動で、各自滑りたいコースを滑りましょう、ということで。
 
最後の1本を滑る前に、ぱちり。すっかり天気、良くなりましたー。 宿への帰還ルートは、最後の最後に絶対そこを通らなきゃいけない中級者コース(狭いしほぼ確実にアイスバーンで凸凹あるしで体感的には上級者コース……迂回路無くはないけど徒歩移動の部分があってめんどくさい)がある。
 
だんなが以前怪我したのはそこでの転倒が原因だし、私もそこでスキーが外れる大転倒して難儀したこと数知れず。今日も途中で合流して一緒に下山したYさんが転んでいたし、「この坂で転んでない人は居ないのではないか」と言えるほどの難所なのだった。
 
なので、そこを乗り越えられるだけの体力を温存しつつ、ゆるゆると雪の良いところで数本滑って満喫してから、あとは宿近くのゲレンデで滑って遊んでいた。なんだかんだで14時半過ぎまで雪山を満喫し、私たち、頑張ったよね、ということで。
 
昔は、朝9時から滑り始めて、昼の休憩30分、そして夕方4時まで滑るとかやれていたんだけどねぇ……。
山形「冷麺さくら」にて
 ファミリーセット
 冷麺
 生ビール
そして夜の新幹線に乗る前の、最後のお楽しみは山形駅近にある「冷麺さくら」の打ち上げ焼き肉!
 
文句なしに美味しい山形牛が、お手頃価格で楽しめる。ビールがばがば飲んで、お腹いっぱい食べて、それでも今回1人7000円ほどだったから、都心の山形牛専門店とかで同じ内容のものを食べるより数段安くいただける。
 
どのお肉もサシがたっぷり、とろける口当たり。 で、8人が4人テーブル×2に別れて、まあ好きな感じに食べましょう、ということになり、大人4人卓になった私たちのテーブルでは、4~5人前用の「ファミリーセット」を頼むことに。
 
特上ロース、上カルビ、上塩タン、さがり、サンチュ、野菜盛、ナムルのセットで8000円。
 
食べ始めたら、あれ、これもう1セットあっても余裕で食べきれるんじゃ?ということになり、追加でもう1セット。
 
牛タンも、うまーなのです。 牛タンは手頃な厚切りっぷりで、これまた美味しかった。
 
卓上にやってきたタレは、レモン汁に刻んだ梅肉を入れたもので、これがまた良い感じ。
 
「焼き肉のたれ」も自家製で、優しい味のこのたれは、買って帰ることもできるそうだ。
 
冷麺があまり好きではないクラスタをも虜にする、魅惑の冷麺。 そして、店名になっているだけあって、最高に美味しい冷麺。
 
冷麺にあまり興味がないだんなも、そして既に米飯を数杯かっくらっている子供らまで逃さず注文する冷麺は、今日は私、だんなの分を1/3量ほど分けてもらっておしまいにした。
 
だんなの好みに合わせて、今回は辛味抜きで(辛さは好みで選べるし、希望すれば別添で辛味噌を添えてもらえる)。
 
牛すねの煮込みとゆで卵、りんご、刻みきゅうり、刻みねぎがトッピングされていて、麺のしこしこもちもち感も、牛スープの自然な味わいも、他の店とは一線を画す美味しさ。
 
もはや大人たちは、「蔵王スキーは、スキーよりむしろ焼き肉と温泉がメインだから!」とか言っちゃう始末。
 
お土産にいつもの「スモッち」や山形の地酒を買い込んで、新幹線の中は爆睡だった。おつかれさまでしたー。

2017年2月11日土曜日

蔵王のお昼はジンギスカン

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「ほんのり屋」の
 牛タン青唐味噌むすび
 炙りたらこむすび
 唐揚げ&玉子焼き
お茶
この週末は、いつものメンバー8人が集って、いつもの山形蔵王へスキー旅行。
 
朝7時過ぎの新幹線だったので、朝7時開店のお弁当屋であれこれ買うのは時間的に厳しいよねと、事前に全員分、希望を募って、東京駅新幹線改札近くの「ほんのり屋」におむすびの予約を入れておいたのだった。こういうことを細々やってくれるのは、有能幹事のだんなだ。
 
7時の開店と同時にお店に訪れると、既に店頭には20人くらいの行列が出来ていて、そんな中、するっとカウンターに直接声をかけて紙袋に詰められたおむすびをすんなり受け取ることができた。予約、めっちゃ便利。
 
先日店頭を訪れて予約を入れた際に期間限定メニューの「牛タン青唐味噌むすび」があったので、私は1個をそれにしてもらった。あとは定番の炙りたらこ。3個入りの唐揚げは家族で分けて食べることにして、玉子焼き2切れはだんなと半分こ。
 
牛タンそのものがほんのりピリ辛味のおむすびは、肉厚の柔らか牛タンがどっさり詰まっていてたいそう美味しかった。
 
この週末はかなりの大型低気圧が来ていて、鳥取あたりは大雪になっているそう。車窓から見える風景は、度々「吹雪です」という感じになっていたけれど、新幹線は遅延することもなく無事に山形駅に到着した。
蔵王温泉「とみたや」にて
 ジンギスカン定食 \1500
 ビール(中瓶) \550
で、まぁ、そんな週末の天気なので、今日のスキー場の天気も「お察し」という感じ。昼頃からは夕方までは吹雪マークがついていて、「こりゃ全然滑れないかもねー」と言いつつ、でも案外と麓は「吹雪」というほどでもなくて(雪は降ってたけど)、とりあえず身支度整えて、必要な人は予約してあったレンタルスキー屋でスキーや靴を受け取って、「じゃあ、とりあえず昼御飯?」と。
 
いつも訪れるお店はあいにく満席で、ならばと訪れた土産物屋併設のレストランは休業で(土曜日なのに!祝日なのに!)、じゃあ……と、初めて訪れる「とみたや」という食堂に入ってみることに。
 
生ラムジンギスカンが食べられるお店で、でも他にも定食メニューが唐揚げ、とんかつなどなどあって、うどんやそばなどのメニューも充実。
私とだんなと、友人息子のK君の3人が「ジンギスカン定食」を頼むことになった。
 
「定食」だし、値段も1500円とそこそこお手頃だし、事前に炒められたものが出てくるのかな?などとも思ったけれど、卓上に出てきたのはカセットコンロと鋳鉄製のジンギスカン鍋。
 
え?これで1500円なの?という、充実のボリュームの厚切りカットのラム肉と、更にどっさり量のもやしとキャベツがやってきた。野菜は他に玉ねぎ、茄子、ピーマン、エリンギ、かぼちゃも。
 
あとは御飯と味噌汁、漬物盛り、切り干し大根の小鉢……だったかな。御飯がたいそう山盛りで、だんなにそれを手伝ってもらいつつせっせと焼いてせっせと食べたけど、呆れるほどお腹いっぱいになってしまった。
 
K君は、これがジンギスカン初体験だったのだそう。お母さんが羊肉苦手で、一度も今まで食べたことがなかったんですって。
「ジンギスカンうまい!超うまい!タレだけで御飯食べられる!」
だそうで、これはあかんものを覚えさせてしまったかな、と苦笑い。
 
ぎりぎり晴れたタイミングで、写真ぱちり。雪はもう最高で。 で、他の皆も充実の昼御飯を食べてしまったところで、「じゃあ2時間くらいは頑張って滑りましょうか」と、ゆるゆるスキー。
 
麓は「そこそこの雪」くらいだったけれど、ロープウェイを1本乗ったら脳内BGMが「こなあぁぁぁぁゆきいぃぃぃぃ♪」ではなく「ブリザード♪ブリザード♪」になり、風で舞い上がる雪のせいでのあまりの視界の悪さにゲーム「かまいたちの夜」のテーマ曲が脳裏に流れ出すのも待ったなし、という感じ。
 
あ、これはあかん……となりつつ、一緒にロープウェイに乗った5人で3~4本山の中腹で滑った後は、「これは麓側で滑った方が危なくないわ」と下山ルートに向かい、あとは各々、個人行動で宿最寄りのゲレンデを好きなだけ滑って終了……という流れ。それでもリフトの2時間券買って、1時間半ちょっとくらいは、頑張って滑ってきた。
 
視界が悪いと、高低差も前後左右の感覚もおかしくなって、車に酔ったみたいな感じになるのがね……つらいわ。あと運動不足もつらいわ。
スキー宿での夕御飯~
 先附 うるいと鮟肝辛子酢味噌
 前菜 いか梅肉ジュレ・バイ貝煮・蛍烏賊・合鴨たたき・海老のテリーヌ
 お造り カンパチ・甘海老・刺身こんにゃく
 焼物 鰆の西京漬け焼き・はじかみ・叩き牛蒡
 煮物 鰤大根・椎茸旨煮・スモーク玉子・針柚子
 鍋 山形豚肉 白ワインしゃぶ鍋・ごまだれ
 皿 ロースビーフと林檎のサラダ仕立て・ベビーリーフ・紅芯大根
 食事 山形県産はえぬき
 お椀 蔵王名物からから汁 豆板醤 酒粕 豆腐 小葱
 香の物 青菜漬 赤かぶ漬
 デザート 抹茶ロールケーキ いちご
 ビール・日本酒
早々に宿にチェックインした後は、お風呂の前に夜の飲み物やお土産の買い出しに行き、その後はのんびり温泉を堪能して、我が家の部屋に集合してちらっとカードゲームなど。
 
天候の悪さもあって(あと、面子がそろそろ良い年齢というのもあって……)、たった2時間のスキーなのに、割と皆、へろへろに疲れていた模様。
 
今日は、なんと夕飯終わって夜9時には皆が部屋に戻って就寝するという、かつてないおとなしいスキーの夜になったのだった。元気な頃は日付が変わるまでモンハンしたりしていたのにねぇ。
 
いかにもな「温泉旅館飯」だけど、これがなかなか美味しくて。 定番のスキー宿の飯、今回はこんな感じ。
 
鍋が白ワイン風味の豚しゃぶで、レタスが盛られていたのが良い感じ。
 
まるっきりの和食というわけではなくてローストビーフがあったり、先附や前菜は日本酒に合うものだったりと、酒好きにもなかなか嬉しい献立なのだった。
 
写真には無いけれど、最後に貰った「豆板醤と酒粕入りの、ピリ辛こっくり味の豚汁」という風の「からから汁」がたいそう美味しかった。昼にけっこう食べたけど、何一つ残すことなく、めでたく完食~。
 
小学生の頃は、「食べるもの(=好きなもの)が無い……」とちまちま並ぶ和食系おかずを嫌がり、ある程度の年齢までは子供用の膳を用意してもらっていた息子とK君も、今ではもう大人用の膳をぺろり(どころか御飯おかわり)。
 
ちらっと調べたら、息子のスキーデビューは2006年1月だった模様。蔵王に来るようになったのは2007年2月から。同年12月には、クリスマスの休みを蔵王で過ごし、クリスマスイブの夕飯が、今や蔵王スキーでの〆夕飯定番の「冷麺さくら」初回訪問なのだった。そっか、もう10年近く通ってたんだ……そりゃ大人たちも年を取るわけだわ。

2013年2月3日日曜日

蔵王温泉スキー、2日目~

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
山形蔵王温泉 スキー宿にて
 焼き鮭・海苔の佃煮・たらこ
 山菜の煮物・ポテトサラダ・みかん
 小松菜のおひたし
 温泉卵・焼き海苔・納豆
 御飯・味噌汁・漬物
 お茶
「……ほら、案の定、この時間に目が覚めちゃった」
今回は「女部屋」「男部屋」「子供部屋」という割り振りにした温泉宿。同室の女性陣が爆睡中の中、5時過ぎに一人ぱっきり目覚めた私。
 
「お風呂行ってこよ……」
と、のんびり温泉浸かりに行って、部屋の窓際の椅子でぽちぽち携帯いじって、寒くなってきたのでもう一度お風呂に行って……と、皆が起きる前に2時間ばかりごそごそ活動していた。朝から二度もお風呂に入っちゃったわ。体中、硫黄臭いわ私。
 
白米が美味しく食べられるものばかりな、朝御飯。 「晴れたねー」
「今日は天気悪そうな予報だったけどね」
 
今のところは山の上の方まで見えてるもんね~、なんて話しながら、食堂の長テーブルにメンバーずらーり並んでの朝御飯。
 
この宿の朝御飯は、いつだって和朝食。焼き魚に卵に納豆にと、いかにもな感じで、御飯が何膳も欲しくなる内容だ。
 
これが3日続くと、4日目には「うわーん!パンとカフェオレとヨーグルトが恋しい~!」という思いも沸いてくるけれど、和朝食が苦手というわけではないので、「こういう朝御飯も新鮮で幸せ♪」と、御飯をお代わりしただんなから少し分けてもらって、朝からしっかりいただいた。
 
雲はあるけれど、なかなかの良い天気♪ 標高1500mくらいの高さにしっかり雲がかかっているものの、その下は綺麗に空気が澄んでいた今日。
 
幸いにして吹雪どころが雪がちらつくこともない、曇りの一日で、ただ、昨日とうって変わって気温がおっそろしく低かった。
 
ゲレンデ麓の方でマイナス10℃。地蔵山頂あたりはきっとマイナス20℃はあったかという感じ。
 
髪の毛がパリパリと白滝状になり、外気に触れている目の周囲が引きつって強ばっていき、じんじん痛んでくる。
 
今日は上半身ヒートテックタンクトップ、ヒートテックタートルネック、ヒートテックフリース、下半身ヒートテックタイツ、ヒートテック靴下……と、私は全身怪奇ヒートテック女となり果てていたので、体の芯から冷えるということはなかったけれど、
「……あ、ヒートテック手袋も欲しい」
「更に、ヒートテック目出し帽があれば完璧」
と、ヒートテックへの欲求は高まる一方なのだった。
 
こんな気温だというのに、我が家の男性陣は案の定薄着で、息子もだんなも
「え?スキーズボンの下は、ぱんつだけだよ?いや、靴下は履いてるけど」
なんておぬかしあそばすのだった。おかしいって。君たち。私ですら友人(=靴下は3枚履きがデフォ)からは薄着扱いされているのに。
 
地蔵山頂。樹氷……ありませんねぇ……。 ともあれ、「なんとか行けそうだから行ってみるか」と。
 
蔵王初めての人もいることだしと、蔵王温泉スキー場の最高地点である「地蔵山頂」を目指した。
 
今年は、昨日の暖かさも影響してか全く「スノーモンスター」に育っておらず、視界も不良で、眼前に広がるのはこんな風景。
 
山頂のお地蔵さまに安全祈願。この埋まり具合は例年と変わらず? でも、山頂のお地蔵さまの方はと言えば、例年と変わらない、安定の「胸までの埋まりっぷり」。
 
お地蔵さまの本来の姿はこんな感じなのだけれど、でも、冬山にばかり来る私たちにとっては、「頭をなでなでできる高さ」がいつものお地蔵さまの姿なのだった。
 
天気が良ければもう少し景色も違って見えたのだろうと思いつつ、快晴だった2011年2月時の樹氷と比べると、随分違った風景だ。
 
そろそろお昼、11時になろうというところ。
9人の大所帯なので席が取れなかったら大変、と、急ぎ麓を目指した。
山形蔵王温泉スキー場「レストラン大森」にて
 盛り放題フライドポテト \400
 バターチキンのジャワ風カレー \1000
 生ビール \600
 ビール(月山 ミュンヒナー) \600
お昼御飯は、我が家がお気に入りの「レストラン大森」で。
 
山頂からザンゲ坂コース~樹氷原コース~大森ジャイアントコースの終点にあたる麓のレストランで、総滑走距離は11kmの超ロングコース。一度もリフトに乗らず、一気に下ることができる。
 
「先行って、レストランの場所取っておくね~!」
と、先発隊で私のだんなと息子、息子友人H君の3人(H君たら、超スキー上手い……大人より上手い……)がコースに飛び出して行き、ここ数年めっきりスピードを出すのが恐ろしくなった私は、女性グループで固まり、のんびり下山。
 
今日の寒さで、シャーベット状になっていたゲレンデはすっかり「全面アイスバーン」状態。スキー板の裏からは、蔵王の雪とは思えない、「ががががが、ゴゴ、ドガドガ」と不穏な音が聞こえてきて、ツルツル滑る雪面を押さえつけるように滑るものだから変なところに力が入る。腰や膝がガックガクに疲れた状態での休憩タイムになった。
 
蔵王温泉スキー場、お昼はカレーだ♪ 「レストラン大森」であって「大盛」ではないはずなのだけれど、ボリュームの多さがすごいこのレストラン。
 
普通盛りはともかくとして、カレーやスパゲティの大盛りを頼むと、本当に尋常じゃない分量が盛られてくる。
 
麺や御飯をごそっと盛った深皿を渡されついでに
「ソースが(or ルーが)足りなくなったらおっしゃってくださいね~足しますからね~」
なんて言葉もついてくる。
 
で、「枝豆盛り放題」「フライドポテト盛り放題」なんてメニューもある。樽での提供の生ビール(ジョッキ6杯分の値段で8杯入ってるんだって)なんてのもある。
 
「というわけで、ポテトは皆でつついてね」
と、ポテトを皿に盛ってきて、そして私の選択は「バターチキンのジャワ風カレー」。
 
「ゲレ食のカレー」とはちょっと違う、サラリとしたエスニック風のカレーにゴーヤーや玉ねぎを揚げたチップ、刻みキャベツなどが乗る、色鮮やかなカレーだった。しっかり美味しい。ちゃんと美味しい♪
 
生ビールと共にいただき、ビールがちと物足りないと瓶ビールも1本だんなと半分こして、なんだかすっかり良い気分。
 
午前中の疲れもあって、
「あ、もう、"本日は営業終了しました"って感じで良いかも」
なんて気分になっちゃったりもした。
 
過酷なゲレンデ環境に皆同じような気分であったらしく、やる気に溢れた数人を除いては、子供たちも含め
「午後は宿方面に戻ろうかな」
という人たちがほとんど。
 
大森ゲレンデから宿までは高速クワッドを含めて5~6本リフトを乗り継がなくてはいけなくて、「すぐ帰る」と言っても30分くらいはかかるけっこうな道のり。でも、すぐ帰ってしまうというのも、悪天候なわけではないしもったいないなぁ……と、同じ気分だったらしいだんなと一緒に2人で数本リフトを余計に乗りつつ、1時半頃帰還目処にゆるゆると滑ってみた。
 
「蔵王温泉大露天風呂」。いつか入ってみたいけど、橋からは丸見えなのね…… こちら、「かもしか橋」から見える「蔵王温泉大露天風呂」。
 
ゲレンデの連絡通路になっている橋から丸見えということもあり、冬季は営業休止のお風呂だけれど、昨日はイベント開催日ということで営業していた(今日は休業)。
 
なんとも風流な立地だけれど、なにしろ「丸見え」。混浴ではなく、女性用は小屋の向こう側の見えにくいところに作られているらしく、夏はかなりの混雑らしい。
 
昨日、タオル持って来てみれば良かったかなぁと思いつつ、スキーウェア全部脱いで、雪の中また装着するのはちょっと大変な感じになりそうだ。頭から湯気出して帰ることになりそうだしね。
山形 「冷麺さくら」にて
 ナムル \525
 さくらセット \2625
 上塩タン \1250
 さがり(ハラミ) \997
 テッチャン \687
 野菜焼き \630
 生ビール(中) \580
やっぱりちょっと過酷な環境下だったらしい今日のスキー。
 
上級者なはずのだんなが最後の最後に足をくじいて膝を痛めてしまい、同じく上級者の友人夫は長年愛用のスキーブーツを破損してしまって予定より早めの下山。私も下山途中で盛大にすっころんでしまい、最後は宿の前のコンクリの道路(ちょっと凍ってた……)で滑って頭にたんこぶを作る始末。
 
もう良い年なんだから無理しちゃいかんよねと……反省しつつ、最後のお楽しみ、山形牛焼き肉を堪能してから新幹線に乗った。
 
みんな大好き「冷麺さくら」は、山形駅ビルに直結した便利な立地。東京で同レベルの焼き肉を食べるのと比べて、6割くらいのお値段で、たまらなく美味しい山形牛をいただける。そして冷麺も絶品。
 
4時前に山を出て4時半頃に焼き肉食べて6時過ぎの新幹線に乗る(と、9時頃東京に着く)……というのが、私たちのいつものパターンだ。
 
事前に予約して、用意してもらっていたのは小上がりの並びの2テーブル。
「5人席と4人席か……」
「男女で分かれればちょうど良いじゃん」
ということで、男卓と女卓に分かれて、2人前セットの「さくらセット」を4つ貰いつつ、あとは適宜注文。皆で「かんぱーい!」と盛り上がった。
 
山形「冷麺さくら」にて。牛タン♪牛タン♪たっぷり牛タン♪ やっぱりこれは欠かせないよね~と、牛タンは各テーブル2皿注文。(写真は2皿分が1皿に盛られたもの)
 
適度に厚みのある牛タンは胡椒がしっかり効いていて、臭みも全くなくムチッとした歯ごたえが良い感じ。
 
「さくらセット」の内容は、上カルビ、ロース、サンチュ、ハーフ冷麺2個というもので、今日の一番上の写真が2セット分の盛り合わせ。
 
「良いお肉は脂が美味しい」の通説通りに、とろける脂がなんとも甘く美味しいカルビの美味しさもさることながら、私が好きなのはロース。ロースとはいえサシたっぷりで、とろけるような口当たり。自家製の焼き肉のたれも自然な味わいで、これもお気に入りだ。
 
でも、初めて頼んでみたホルモン(うちのテーブルはテッチャンを1皿、あとハラミも1皿)は、「この店でわざわざホルモン頼まなくても、正肉をしっかりいただく方が満足感高いかな?」という印象だった。ホルモンも上質なものだったけれど、やっぱりこの店、「肉」を頼まないともったいない感じ。
 
「冷麺さくら」の名物冷麺。ほんっとーに美味しいのです。 そして、冷麺好きの私はもとより、他の焼き肉屋では冷麺を頼むことは滅多にないだんなまでも「ここのは最高に美味しい!」と絶賛の冷麺でシメ。
 
今回は、「辛味別添」で、唐辛子ソースは別碗に添えてきていただいた。
 
澄んだスープは化学調味料などの味がしない、上品だけれどコクのある美味しいもの。辛味抜きもクリアな味で美味しいし、好みで辛くしていくのもまたシメにぴったりの清涼感。
 
気分よくお店でだらだらしてしまって、最後は駆け足気味にホームに向かい、数時間後の夜行バスで大阪に帰るだんなとお別れした。くじいた足、酷いことになってないと良いけれど。ちょっと心配。
 
定番お土産の「スモっち」「蔵王クリームチーズ」「玉こんにゃく」もしっかり買ったし、山形地酒もゆべしも買った。帰りの新幹線車内では、ミニ容器入りの「さくらんぼ酒」を飲みつつ、うとうとしながら東京に帰還。地元駅への帰宅は9時半過ぎで、迎えに来てくれたH君のお母さんに無事お子さんをお返しできた。
 
H君含め、このメンバーは「モンスターハンター愛好者率」が高くて、スキーと関係なくてもゲーム合宿したいねなんて話も。
 
大人の合宿、楽しいね。また近いうちにやりたいな~。

2013年2月2日土曜日

2年ぶりの山形蔵王♪

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
新幹線車内にて
 「三代目たいめいけん」の「ポークジンジャー重」 \900
 ほうじ茶
だんなが大阪に単身赴任中の今年、
「さすがにスキーは無理じゃない?」
なんて言っていたのだけれど、なんとしても1回くらいは行きたい、とのこと。
 
大阪から山形に直通の深夜バスが走っていることもわかり、毎年一緒にスキーに行く面々も楽しみにしているということもあって、「それじゃあ、行くか」と。
 
今年は総勢9人。もう何年も一緒に行っている「いつものメンバー」は、我が家+私の友人夫婦、だんなの友人親子+だんなの友人の友人、という、端からみると不思議な面々だけれど、スキーが好きな他に漫画やゲームの趣味の共通項があって、すっかり仲良し。今年は更に、「息子の同級生男子H君」というメンバーも加わった。
 
で、朝6時、息子と2人で家を出て、地元駅でH君と落ち合った後、東京駅に。新幹線車内で他の5人と合流して、一足先に山形に着いただんなとは温泉宿で合流。いつもとは違う流れになったけれど、無事に全員、現地に着くことができた。目的地がこれまで散々来ている山形蔵王だったのも幸い。
 
駅弁だー駅弁だー♪ 新幹線車内で食べた朝御飯は、「たいめいけん」の駅弁。
 
隣に座る友人は豪華な牛たん弁当を広げていて、
「……あれ?それ、グランスタのお店のでしょ。開店7時じゃなかった?」
よく間に合ったねぇ……新幹線7時10分なのに、と言えば、
「だって、やっぱり美味しいのが食べたくて~。開店と同時に店に飛び込んで急いで買ってきました!」
ですって。
 
いいなぁ牛たん……と思いつつ、そこまでのギリギリ行動は心臓に悪そう。私たちは、新幹線改札近くの駅弁売り場で、各自好きなものを購入してきたのだった。
 
いつもの「チキン弁当」も良いなと思いつつ、「お、たいめいけんだ」と、洋風豚丼を選択。冬の弁当は殊更に冷たくなっちゃってはいるけれど、豚はパサパサではなくしっとり焼き上がっていて、洋風たれも悪くない。添えられたナポリタンスパゲティがいかにもな感じで、なかなか満足なお弁当だった。
山形蔵王温泉 「雪ぐら」にて
 玉こんにゃく \100
 煮込定食 \750
 生ビール \500
山形駅前から路線バスに乗り、蔵王温泉到着は10時半過ぎ。
 
スキーウェアに着替えて宿のロッカーに荷物を入れるともう11時になろうというところで、ランチタイムの混雑の前に早めに昼御飯にしちゃいましょう、と、ゲレンデ前の、いつも寄るお店「雪ぐら」に行くことにした。
 
いわゆる「ゲレ食」は割高感があるけれど、このお店はとても良心価格。ボリュームたっぷりで、素朴に美味しい。もちろん、名物「玉こんにゃく」だってある。
 
9人中、「昼から飲みますよ」メンバーが3人いて(うち2人が私とだんなというのが……なんとも……)、6人席に「子供+酒飲まないメンバー」、ちょっと離れた4人席に「酒飲みますメンバー」が分かれて、ささっと昼御飯。
 
煮込み定食~♪煮込みにも玉こんにゃく入ってます。 ほかほか湯気のたつ玉こんにゃくつつきながらビール飲んで、選んだ定食もビールに似合う「煮込定食」だ。
 
トレイの上には、御飯とわかめとお麩の味噌汁、漬物、山菜の煮物、根菜ときのこの煮物、そしてもつ煮込み。
 
醤油味の煮込みには、たっぷりの刻み葱が盛られて、中には大根やごぼうも入っている。そして「輪切りになった玉こんにゃく」が入っていることに笑ってしまいつつ、モツもたっぷりのほかほか煮込みを堪能した。
 
そしていざいざ!とゲレンデに立ったわけだけど……今日は、なんという暖かさ。
 
関東も20℃近い気温になる予報が出ていた、日本全体陽気に包まれていた今日。蔵王温泉も、いつもは氷点下があたりまえの場所に「9℃」なんて表示が出ている。
 
午前中には、「ザーザー」くらいの勢いで雨も降っていたらしく、ゲレンデは「春スキーですか?」くらいの勢いで、雪がシャバシャバになり、シャーベットのよう。日本海側は大雪が続くニュースが流れているけれど、蔵王の雪はそれほどでもなかったらしく、場所によっては土が見えている場所すらある。
 
それでも幸い、午後は雨にはならず、雪も降らず、ただ大変な濃霧の中、
「隊長~!前が見えませーん!」
「全然見えませーん!」
と、よろよろしながら隊列組んで、それでもあちこち滑ってきた。
 
数本下の方で滑って足慣らししてからロープウェイで鳥兜山に上り、山頂までは厳しいねと、それでもリフトで樹氷原コースの中途を目指す。黒姫は滑りやすいねと、何本か滑っているうちに3時を過ぎて、良い感じに疲れたところで宿に帰還した。
山形蔵王温泉 スキー宿にて
 先附 浅葱とホッキ貝の辛し酢味噌
 前菜 あけび煮 河豚の煮凍り ホタルイカの生姜煮 若鶏のきじ焼き すだち
 刺身 カンパチ ホタテの貝柱 刺身こんにゃく
 焼物 鰆の菜種焼き 檸檬 はじかみ たらの芽
 煮物 根菜と冬瓜のそぼろ餡かけ 南瓜 蓮根 しし唐 針生姜
 鍋物 牛肉の赤ワインしゃぶ鍋 ポン酢 柚子胡椒
 酢物 焼き牡蠣のポン酢ジュレ掛け 胡瓜 紅葉卸し 小葱
 お椀 からから汁
 食事 白米(県産はえぬき)
 香物 おみ漬け 赤かぶ漬け
 デザート こんにゃく餅 いちご
 瓶ビール
 
部屋飲み~
 スパークリングワインとか
 チーズスナックとかチーズとか色々
 
「蔵王は、なんといってもこれだよね~」
と、硫黄の香りのする濁った温泉を満喫して、しょっちゅうお世話になっている定宿での夕御飯。
 
大人は全員、ビール飲んだり日本酒頼んだり、各々お酒を楽しみつつ、お酒に似合う少量多品種の料理をのんびりつつく。
 
温泉宿の夕御飯。昔はこういうの苦手だったのだけど、今は大好き。 牡蠣があったり、まだ温かいそぼろ餡かけの根菜碗があったりで、かなり幸せな品揃え。
 
銘々皿に大きな肉が2枚乗った、牛肉のしゃぶ鍋もたいそう嬉しかった。
 
「なにしろさぁ、蔵王に来ると米が旨いんだよ」
 
温泉好き、かつ東北地方にはどうしても他の地方より愛着がある私はもとより、だんなも山形蔵王がことのほかお気に入り。
 
高級とは言いがたい、お手頃価格のスキー宿だけれど出てくる御飯はしっかり美味しくて、私もしっかりいただいた。
 
そして早めの夕食の後は、1部屋に集まってゲーム大会&部屋飲み。
 
友人が「こんなの買ってみた」と持ってきてくれたのは、Dixit(ディクシット)というボードゲーム……というか、カードゲーム。
 
方向としては「たほいや」みたいな感じ……?数字的な戦略ではなくて、脳の「言語」や「イメージ」を司る部分を使わなきゃいけないようなゲームで、子供も大人も楽しめる面白いものだった。
 
80枚ほどあるカードは味のある不思議な絵柄ばかりで、親になった人は手持ちのカード1枚を自分で選んで、「カードから連想される言葉」を言う。でも、自分以外の全員にそれがわかるようではダメで、全員がわからないようでもダメ。5人でゲームするなら、親以外の3人が親のカードを当ててくれて、1人が外してくれるくらいでちょうど良い……という、その塩梅が難しい。
 
それでも、必死で頭脳戦をしなきゃいけないものでもなく、ふわふわ酔っ払った頭で
「……えーと、私のカードは……"タッタカター"」
「タッタカター?」
「なにそれ?」
なんて、ゆる~く盛り上がったのだった。
 
で、就寝は午後10時過ぎ。
 
疲れもあって、あーっという間に私は意識が飛んだのだった……(まぁ、その分早起きしちゃうんだ、私は……)。

2012年2月19日日曜日

上越国際スキー合宿3日目

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
上越国際「ホテルグリーンプラザ上越」内「桃李」にて
 朝食ブッフェ
今日も早く目が覚めたら温泉入るんだー、そしたら風呂上がりに牛乳飲むんだー、と、昨日のうちに紙パック入りの牛乳買っておいたのに、起床は7時ちょっと前。
 
さすがに疲労と寝不足と昨夜の酒盛りの酔いで、良い気分で寝まくってしまった。
 
今朝の、宿の窓からの風景。おおー絶景ー。 でも、今日の窓外の天気はこんな感じの美しさ。
 
ああ、駐車場の林の奥は、こんな絶景が広がっていたのねー……と感動しながらカメラを構えた。
 
雲は多少あるけれど青空がしっかり見えていて、これは良い一日になりそうだ。
 
今日の朝御飯は、昨日と違う会場を選んでの朝食ブッフェ。基本は昨日と同じ感じだったけれど、中華料理のお店だということでか、あんかけの蟹玉風の玉子焼きが用意されていたりした。
 
今日も焼き鯖があったので、「鯖!鯖!」と、今朝は御飯と味噌汁で。
 
サラダにはミックスビーンズをトッピングして、焼き鯖と筑前煮、牛蒡の佃煮、玉子焼き、焼き海苔などなど。御飯コーナーには、売店で売っているふりかけの試供品が並んでいたので、「柿の種入りわさびふりかけ」をかけてみた。
上越国際スキー場「レストランホルン」にて
 ソーセージと冬野菜のポトフ、ホルン風 \780
今日は一日、絶好のスキー日和。雪が溶けまくるほどの暖かさではなく、風も穏やか。
 
連絡リフトですれ違った雪だるま。なにこれかわいい。 昨日、連絡リフトに乗っていて、
「今の見た!?反対のリフトに雪だるま乗ってた!」
と話題騒然になっていた雪だるま、晴れていた今日、改めてすれ違うことができた。
 
「来た!"ゆきだるさん"来た!」
と、めでたく写真撮影成功。
 
片手でピースサインして、頭にはホウキが刺さってモヒカン仕様。背中側にも顔がついていて、なんとも可愛い(そして安定感のある)ゆきだるさん、なのだった。
 
ポトフのお昼御飯。温かで具沢山でした♪ 混雑する前にと、早めに入ったレストランで、ちょっと軽めの昼御飯。
 
山頂へ向かう高速クワッドの乗り場にあるレストランは、早めの時間にも関わらずなかなかの混雑だった。
 
リフトの方も、「こんなに混んでるリフト、久しぶりだね~」というくらい(100人くらい?)の行列ができている。
 
この光景、私たちが学生の頃は「スキー場のリフトなんて、こんな行列はあたりまえ」な風だったのだけれど、本当にスキー人口は減ってきた。ある意味新鮮な光景だ。
 
で、思うところあって、昼御飯は軽めにポトフ1皿を。サンドイッチとのセットや、ライ麦パンを添えたりすることもできたのだけれど、自重しておいた。ビールも自重。
 
もうかなり体に疲労が溜まっていて「こりゃ2時3時までがっつり滑るのは無理だなー早めにリタイアして、ホテルに戻ってラウンジでうだうだすることになるかも」という予感があって、まぁその時にケーキくらい食べるかもしれないし……という思惑。
 
ごろごろ大きなじゃがいもと人参、ブロッコリー。ソーセージにブロックのベーコン、と、あれこれ入ったポトフは、想像以上の具沢山ぶりでほどよくお腹を満たすことができた。上越国際、割と御飯が美味しくて、バラエティーに富んでいて嬉しいな。
上越国際「ホテルグリーンプラザ上越」内「らいらっく」にて
 ビール(Corona) 2×\500
 ミックスナッツ \300
昨日とはうってかわってのこの天気! 天気はますます良くなって、昨日とはうってかわってのこの青空!
 
それでも気温は低めで、肌が出る顔あたりはピリピリ引きつる痛みを感じる冷たい空気なのだった。
 
で、相変わらずの混雑の山頂行きリフトをゆるゆる待って、一同山頂に移動した。
 
当間山山頂付近。うひょー、絶景! うひょー絶景!
 
と、写真撮影を終えていざいざコースへ!と繰り出すも……もう私は体力の限界ですよほほほほ……と、もうフラッフラの私。
 
体力あり余る子供たちと、それにつきあえる成人男性衆と、子供の元気に張り合う成人女性約1名と、数年前にスキーを始めたにも関わらず「皆に遅れずついていくのを目標に!」と、年々恐るべき上達を遂げている成人女性1名と、あとは「疲れたら無理せず休むのよー帰るのよー」の日和成人女性2人組(うち1人が何を隠そう私)。
 
もうダメです君たちのスピードに私はついていけません……と、「とにかく怪我しない、無理しない」を念頭に、自分のペースで最後の滑走を数本満喫して、皆より数本早く、日和組は早々にリタイアしたのだった。
 
吹き抜け天井が美しい、ホテルラウンジ。 皆が戻ってくる前に済ませましょうと、手早く入浴済ませて荷物をまとめて待ち合わせ予定のラウンジへ。
 
首尾良く残りのメンバーが引き上げてきたところで合流できて、じゃあ残りの皆さんもお風呂入ってくると良いよと、私たちはラウンジで一休み。
 
このラウンジでいただくコロナビールは500円。ホテル内の余所のレストランより安いよねと、それを飲み飲み、ミックスナッツをぽりぽりと。ケーキやパンケーキ、パフェなども美味しそうだったけれど、風呂上がりに体が何より欲しているのはビールだったりした。
 
「……みんな、帰ってきませんねぇ……」
「ビール、無くなっちゃうよねぇ……私たち全然飲んでないのにね」
「そうそう、見ているうちに蒸発しちゃうんだよねぇ……」
 
しょうがないよね、蒸発しちゃうんだから、と、最初に戻ってきたうちのだんなと一緒に
「俺もコロナくださーい」
「私たちもお代わりくださーい」
と、引き続きビール飲み。
 
大人のスキー合宿は、こんなにダメダメでも許される。大人万歳。
越後湯沢駅「ぽんしゅ館 雪ん洞」にて
 お通し2品つき 「うまい助」 \1200
 越後もち豚もつ煮 \500
 爆弾おにぎり 越後もち豚角煮 \600
 
越後湯沢駅「ぽんしゅ館 ていすてぃんぐGALLERY 越の室」にて
 利き酒コーナー \450
 
新幹線車内にて
 玉こんにゃく(味噌だれ) \150
 雪んこドーナツ \120
 お茶
ホテルからは無料送迎バスで越後湯沢駅まで25分ほど。
 
ここには「ぽんしゅ館」なる魅惑的なスポットがあるので、新幹線の便の時間に余裕をもたせて、ここで早めの夕御飯&新潟の地酒を堪能しましょという最後の趣向。
 
まずは軽く腹ごしらえしちゃいますかね、と、素敵な御飯メニューが揃っている「雪ん洞」(ゆきんと)に向かった。
 
名物は、南魚沼産コシヒカリを1合分(!)まるめた、「爆弾おにぎり」1個600円前後。
 
1人1個かなぁ、いやいやちょっと重くないですか……?と、結局、このおにぎりを1個、300mlの冷やのお酒とおつまみ2品のセット、そしてもつ煮を頼んで、だんなと分け合うことにした。息子は親子丼を所望。
 
まずはお酒とおつまみ、そしてもつ煮をもぐもぐ。
 
お酒は「高千代 吟醸生原酒 うまい助」。「越後湯沢限定」という文字入りだ。
だんなが先日「この無濾過生が美味しかったよー」と買ってきてくれた「巻機」(まきはた)同様、高千代酒造のお酒で、こちらもコッテリした原酒ならではの深い味と米の香りがとても良い感じだった。美味しいお酒♪
 
唐辛子の辛さを感じるもつ煮も柔らかく美味しく煮えていたし、酒の肴に出てきたタコわさびとぜんまいの煮物も素敵素敵。
 
爆弾おにぎり。でっかいよー! そしてこれが噂の爆弾おにぎり。
 
だんながこれにしよう!と指差したメニューには「越後もち豚角煮」の文字があって、こってり煮られた豚肉が見事なまでに中央に、ぎゅぎゅっと詰め込まれていた。
 
写真でもその巨大さ、迫力さは伝わると思うけれど作り方動画を見ると、その尋常じゃないサイズがより良く分かるかと思う。
 
具は他に、定番の鮭や梅干し、明太子、更に味噌系(ちびきゅう味噌、にしん味噌、ふきのとう味噌などなど)が充実している。
 
「私は4割くらいいただけたらいいよー」
なんて言っていたのに、うっかり美味しくて半分近く(半分以上)食べてしまい、
「しょうがない、新幹線乗る前にもう1個買って行こうか」
と言っていたところ、テイクアウトコーナーはたいそうな混雑で待ち時間30分!とのこと。「1人1個の1合おにぎり」は次回のお楽しみとなったのだった。
 
うっかりたらふく食べちゃって、ほんと申し訳ありません>だんな
 
越後湯沢の利き酒コーナー。ほんと、楽しいです♪ そして食後はお楽しみの利き酒コーナー。
 
今日は大変な混雑だった利き酒コーナー、十数分前には入場制限までされていたくらいだったらしい。こりゃ大変~と、ぎゅうぎゅうしながらそれでもお酒あれこれいただいてきた。
 
専用コインは5枚で500円(クーポン持参で50円引き)、おちょこに注がれる酒量は25mlといったところで、コーナー一画には各地の塩や味噌も置かれている(ついでに冷やしきゅうりも売られているので、それに塩や味噌をつけつつ食べるのも許される)。
 
今回いただいたのは、こんな感じ。
 
小黒酒造 越乃梅里 特別純米 蔵出ししぼりたて新酒
「お薦め銘柄」と紹介されていた冬期限定酒。「お米のジュース」という印象。素敵素敵。
 
竹田酒造店 特別本醸造 越乃かたふね
「女性の方にお薦めの酒」だそう。平仮名の崩した書体のラベルも、どことなく女性向け。日本酒度は-8と、「こってり」はしていないけれど「甘さが舌に残る」感じ。うううーん、私の好みとはちょっと違うかな、という。
 
小黒酒造 越乃梅里 吟醸
「酒好きの方にお薦めの酒」と紹介。最初のしぼりたて新酒が美味しかったので、同じ蔵元の吟醸を。こちらの方が洗練されたバランスの良い味だけれど、最初にいただいた方が味は好みかなー。
 
越後鶴亀 純米
「人気ランキング2位」とのこと。昔のビールのパッケージのようなそのラベルが格好良くて「ジャケ買い」してみた。ぐいぐいっとするする飲める口当たり。冷やや常温で飲むよりお燗つけると美味しい感じ。「おでんとかと一緒に飲みたいお酒かもー」と思いつついただいた。
 
玉川酒造 玉風味原酒 (越後湯沢限定)
で、最後にいただいたのが、最高に美味しかった玉川酒造の原酒。1年の熟成もの。「しぼりたての新酒を一年間熟成させたお酒」なのだそうだ。
「原酒系好きです、こってりして濃厚なのが」と、お酒ソムリエ氏に相談してみたところ、「こちらはいかがでしょう」と。熟成前のお酒も並んでいるので飲み比べてしてみると面白いですよ、と教えていただいた。
 
じゃあ私が最後の1枚で熟成原酒いただいてみるね、じゃあ俺は最後の1枚で「しぼりたて」(玉川酒造 玉川屋しぼりたて)いただいてみるよ、とお互いお猪口に注いで飲み比べ。
 
うん、確かに「元は同じお酒」という香りと味だけれど、一年を経て丸みを帯びた原酒の美味しさは殊更好みな感じだった。美味しい、これは美味しい♪♪♪
 
4合瓶、いや、一升瓶でもいただきたいくらい、と思ったのだけれど、取扱いは「原酒」「しぼりたて」の各180mlの2本セットしか取扱いがないらしい。でも「しぼりたて」も美味しかったから問題ないねと2セット買うことにした。
 
そんな楽しい最後の休憩もあっという間に終わり、最後の最後に改札前の屋台コーナーで玉こんにゃく(と、うっかり気になってしまって丸いドーナツも1個)を購入。
 
「それ、どっから見てもさーたーあんだぎー、だよね?」
「やっぱり?私もそんな感じかなーと思ったのよ」
食べてみて、やっぱりそれはさーたーあんだぎーな味わいで、思わず笑ってしまいながらあっという間の新幹線移動。越後湯沢は東京から遠くないねー(というか、山形ってやっぱり遠いのねー、という)。
 
帰宅は9時前。「寒かったにゃーどこ行ってたにゃー」と怒り甘える猫たちを宥めて懺悔して撫で回して、
「明日になったらろくすっぽ(筋肉痛で)動けなくなるから!」
と、旅行荷物もおおむね綺麗に片づけた。で、明日もなにも、今日この時点でもう体中がバッキバキに痛いわけだけど……。

2012年2月18日土曜日

上越国際スキー合宿2日目

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
上越国際「ホテルグリーンプラザ上越」内「雪路」にて
 朝食ブッフェ
「どーしても、どーしても、外泊すると朝早く目が覚めちゃうんだなぁ……」
と気がつけば、今日も朝5時半。同室の女性陣は当然ぐーぐーお休み中で、こっそりライティングデスク前に移動して日記書いたりしていた。
 
今朝の上越国際スキー場……猛吹雪であります。どうしましょ……。 窓の外を見れば、昨夜から降り続いた雪は一向に止む気配なく、駐車場の車の上にもこんもり雪が積もっている。
 
「白くて何も見えなーい……」
麓の方でこうなら、ゲレンデの上はどうなっちゃってるのかしらー?と戦々恐々としながら皆が起きるのを待っていた。
 
朝晩の食事つきのプランなので、食事券持って8人揃っての朝御飯は午前7時半。
 
なにしろ600室を超える巨大ホテルなので、朝食会場も複数ある。このホテルのメインダイニングらしい欧風料理のお店も朝食会場の一つだったのでそこにしましょうかと向かってみれば、やはり一番人気の会場らしくあいにくの満席。
 
「他の朝食会場ってどこなのよー?」
と、横に長い(それはそれは長い)ホテルをバタバタと移動し、和食レストランでやっと朝食にありつけた。和風のおかずしかなかったら悲しいねと、そこだけが心配だったのだけれど、朝食内容はどこの会場でも同じだそうで、一安心。
 
ブッフェ朝食。洋風の膳で違和感を放つ焼き鯖……。 「新潟県産コシヒカリ」が用意されたブッフェ台は、でも洋食和食が半々という印象。
 
パンケーキがあったので「今日は洋食~」と、サラダや目玉焼き、ソーセージにクロワッサン、とあれこれ持って来てみたのだけれど、気がつけば「鯖の塩焼き」なども皿に乗せてしまっていて、これはおとなしく和食にしておけば良かったかな、と。
 
種類はそれほどには多くなかったけれど、フルーツヨーグルトやライチがあったり、冷たい牛乳もちゃんとあったり、それなりに幸せな朝御飯だった。
 
で、ここはスキー場なので、今日のメインイベントは当然スキーなわけだけれど……相変わらずの大量の降雪。
 
「これ、専門用語で吹雪、って言うよねー私知ってるよー」
などと軽口たたきつつ、どうしましょうと臆する女性陣。それでもせっかく来たのだしねと身支度を始めた。風も強いうえに、気温はどうやらマイナス10℃くらいなのであるらしい。大変大変。
上越国際スキー場「おしるこ茶屋」にて
 焼きたて黄金餅の特製おしるこ 600円
 ミニ丼(生姜焼き) 300円
 生ビール 600円
「隊長!10m先の視界すら不良であります!」「でも行くぞ!滑るぞ!」 意を決して一同ゲレンデに降り立ったものの、ホテルを出たばかりのところですら、この視界の悪さ。
 
でも、まぁ、行けるところまで行こうねと、一同ゆるゆるとリフトに乗って滑り始めた。
 
これだけの降雪があると、さすがに雪質は最高。最高すぎて、新雪すぎて、そこここで仲間たちが新雪に突っ込んで身動きがとれなくなっていく。新雪の上滑るのって、いつも以上に体力使うのねー……と、私は午前10時半頃に早くも力尽きかけていた。
 
お昼は「おしるこ茶屋」という軽食ロッジで、「おしるこ茶屋なんだから、やっぱりここは」とおしるこを食べることに。
 
更に、ミニサイズの生姜焼きと、一杯の生ビール。
 
目の前で焼き上げてくれる美味しいお餅と粒あんのお汁粉は、素敵に私の好みな感じ。生姜焼きも手作りっぽい味わいで美味しかった。ミニ丼には他にも天丼があったり、「タレカツ丼」があったり。
 
「タレカツ」は新潟名物。薄めのトンカツを、甘じょっぱいタレにくぐらせて御飯に乗せた、卵とじのカツ丼ともソースカツ丼とも別なもの。これを注文していただんなに一口もらったけれど、こちらも美味しかった。
 
ああ、それにしても、午後になっても本当にすごい雪。私はもう早々に心が折れて、「はやくおうちに帰りたい~」という感じ。

上越国際「ホテルグリーンプラザ上越」内「Cucina」にて
 夕食ブッフェ
「もうダメ、私、下山します」
と2時頃に弱音を吐いたら、じゃあ俺たちも帰ろうかと、ほぼ全員が一緒に下山。なんだ、私以外の皆もやっぱりしんどかったのね、と、早々にお風呂入って、暖かな部屋でごろごろ。女性陣全員、昨夜の寝不足もあってそこから2時間ほど寝こけていた。
 
それにしても、最初は「メゾネット!素敵!」という気分だったんだけれど、室内の階段の存在が厳しいものになってきた。つかれたー足いたーい、でもお部屋から出るのに階段上らないといけなーい……と、ゾンビのように蠢いていた。
 
で、夕食も朝食同様、ブッフェスタイル。
 
選べる会場は6ヶ所くらい。朝食同様、どこで食べても同じなのかと思いきや、各レストランごとにメニューが異なっているのだそう。で、事前予約が必要なのだそう。
 
今朝のうちにメニュー案内を眺め、
「和食の店だと、"地酒飲み放題"のプランもつけられるんだねー」
「中華の方だと小龍包もあるね」
「こっちの店は目玉がローストビーフだって」
と、食いしん坊一同が悩んだ結果、「イタリアンにしよう!」と。
 
目玉料理はなぜか「牛肉のしゃぶしゃぶ、地場産野菜と共に」というものだったりしたけれど、ピザやスパゲティーがあり、コーンスープ、アイスクリーム類が揃っているのが決め手だった。子供たちが好きそうなものも多かったし。
 
ブッフェ夕食。色々種類がありますなー。 イタリアンっぽいおかずは、「ツボヌキイカのアイオリ風味焼き」とかサーモンのグリルとか。
 
パスタはカルボナーラ、コーンなどが乗ったきまぐれピッツァ、ミネストローネにカプレーゼ、ローストビーフ、などなど。
 
薄切りパンの脇に、ガーリック風味、黒胡椒風味のディップがあるのも、ビールのアテには嬉しかった。
 
で、どのレストランにも「和洋中」のメニューが揃っていて、こちらにも湯豆腐、切り干し大根、豚汁、あんかけ焼きそばに五目炒飯、焼売などが。
 
ビールのアテにと、まずはこんな感じに。 私が最初に盛ってきたのは、こんな感じ。
 
生ビールに合わせて、グリッシーニやディップ、お腹が空いたのでピッツァも1切れ。
 
カプレーゼにローストビーフ、スモークサーモンのカクテル、スティック野菜に若鶏の照り焼き(これだけ和風)、エビフライにフライドポテト。
 
「でもさ……ブッフェは、好きなもの好きなように食べられるから嬉しいは嬉しいけど、もう私、一度座ったら立ち上がりたくないよー」
と、料理を取りに行くのにもちょっとよろよろ。
 
それでも根性で、しゃぶしゃぶはお代わりして胡麻だれポン酢両方でいただいたし(美味しかった……♪)、デザートにメロンシャーベットなどもしっかり口にした。
 
そして夜は引き続き「部屋飲み」。
 
なぜか今夜は「モンハン大会」になり、2グループに分かれて酒を飲みつつえんえんと狩り。子供含めて全員がPSPを持っているという異様な感じで、テーブル上の空き瓶が増えていくにつれて狩りの方もグダグダになっていったのだった。
 
ちなみに飲んだのは、ホテル内の売店で売られていた「八海山 原酒生酒 越後で候」4合瓶と、300ml瓶が3本セットになった2000円の「冬限定セット」(八海山 原酒生酒 越後で候 ・白龍 純米にごり酒 ぼたん雪 ・ 鶴齢 本醸造 にごり酒)。
 
ささかまぼこもありますよー、スナックも色々ねーと、今日も結局日付が変わるちょっと前まで宴会していた。

2012年2月17日金曜日

上越国際に向かいます

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
フレンチトースト
ヨーグルト(牧場の朝ヨーグルトいちご)
カフェオレ
「朝御飯何か考えないと」
と、スーパーで手早く買ってきたのは大手メーカーのフランスパン。
 
ぶっちゃけ、パン自体はそれほど美味しくはないのだけれど、フレンチトーストが食べたいなと思っていたのだった。
 
卵液多めだったら電子レンジにかけることにしようかなと、卵2個、牛乳1.5カップほどで卵液を用意したところ、気泡の多いフランスパンは卵液を吸い込みに吸い込んで、余った卵液はほんの大さじ1くらい。電子レンジにかけるまでもなかった。
 
バター敷いたグリドルで、時間をかけてじゅうじゅう焼き上げ、1人3切れのフレンチトースト。バターだ牛乳だ食後のヨーグルトだと、今日も「牛さんありがとう」的な朝食になった。
 
フレンチトーストと言えば、ホテルオークラだよね」
一度食べてみたいんだけど、ホテルオークラの売店での価格におそれをなして買って来られなかったんだよねぇ……
などと話しながらもぐもぐ。
 
きっとホテルオークラのそれも幸せに美味しいのだろうけれど、私にとっての「ベストフレンチトースト」は、バリ島のセントレジスホテルのサンデーブランチでいただいた、「クロワッサンのフレンチトースト」。
 
シナモン風味のバタークリームとパパイヤジャムのソースを添えた南国のフレンチトーストは、「そりゃ、ダメでしょう。そりゃあ、ダメでしょうぅぅぅ~」と田中邦衛顔になって呟いてしまうほど(って、どんなだ……)の危険な美味しさだった。またあのフレンチトースト、食べたいなぁ~。
新幹線車内で
 「浅草今半」の重ねすき焼弁当
 「鳥麻」のもも唐揚
 ワンカップ白ワイン
 
ホテルのお部屋で
 おつまみいろいろ
 ワインとかお茶とか
この週末は、毎年お楽しみのイベント、友人たちとのスキー合宿。
 
大人6人子供2人の大人数、元々は2~3年前から「夜行寝台に乗ってスキーに行こう!」という名目で集っていた(スキーも目的だったけど、寝台列車に乗るのも楽しみの一つだった)のだけれど、そのお目当ての寝台列車「ゲレンデ蔵王号」が今年は走らないということで、「じゃあ今回は蔵王じゃないところにしましょうか」と、別のスキー場に行くことに。
 
土曜日朝から滑りましょうよと、通勤通学のある皆、夕方~夜の新幹線で現地に向かうことになった。目的地は上越国際(越後湯沢の近くです)。
 
夕方学校から帰ってきた息子を急ぎ着替えさせ、猫の世話などを済ませた後にいざ東京駅へ。
「駅弁買ってー……で、お母さんはお酒とおつまみも欲しいな♪」
と、まずはお気に入りの「はせがわ酒店」で白ワインを購入。ワンカップタイプの飲み切りサイズのものを冷蔵ケースから選んでみた。
 
そして息子と一緒にGranstaでお弁当探し。
 
私は一度食べてみたかった「今半」の豪華すき焼き弁当(お値段1500円!)を選択。息子はとんかつ屋のかつ重弁当とたいそう悩みながら、焼き鳥屋さんの親子丼を選んでいた。
 
「なんか、親子丼だけじゃ物足りないかもー」
などと息子は言っていたので、一緒に唐揚げも数個購入。ついでに酒のアテにと「砂肝の生姜煮」も包んでもらった。
 
で、越後湯沢までの短い数時間、友人たちと
「そっちのお弁当も美味しそー」
「いやいや、せりあさんたちも大概茶色っぽくて美味しそうですよ」
などと話しつつ、席を向かい合わせにしてもぐもぐもぐ。
 
期待の今半弁当は、その期待を超える、うっとりするような美味しさ。
二重になった弁当箱の片方は御飯(と紅生姜、梅干し)、もう片方がすき焼き。
 
しっとりと、良い具合に煮えた牛肉もたっぷりで、更に豆腐や糸こんにゃく、玉子にしめじに人参、長ねぎが詰まっていた。上品ながらしっかり味の染みた良いお味♪
 
見た目以上に食べ応えがあって、結局酒の肴に買ったあれこれは、そのまま宿まで持っていくことになった。
 
便が混んでいてまとまった空席がなかったという理由で1000円増しのグリーン車での移動になったのだけれど、席も広くてたいそう快適。良い旅でした~。
 
で、越後湯沢からは、宿泊ホテルの送迎バスに乗って30分。今回のお宿はゲレンデ隣接のホテルグリーンプラザ上越。ここはメゾネットルームがあるんだよと、「男部屋」「女部屋」の2部屋体制にして、いつも以上に合宿気分だ。
 
上階に入口と、和室の部屋(寝具は布団)。
 
「そんなところに転がってると写真に入りますよ?ブログに載りますよ?」「どうぞー☆」だそうで。 階段を降りるとシンプルな応接セットとベッドが2台、プラスソファベッドが2台。容量たっぷりめの冷蔵庫やユニットバスもついていた。
 
ゲレンデのど真ん中に建つ宿にしては嬉しいことに温泉の大浴場もあって、もう夜も遅いしと慌ただしめに入浴を済ませた後は、
「ミーティングしまーす。食事とか帰りの足とか予約必要みたいなので意見合わせましょう~」
という名目で集まりつつ、結局ただの飲み会に。
 
だんなが出発前に買っておいてくれていた、スペイン20年もの赤ワイン(先日家で飲んで美味しかったやつ)や、蔵王のタケダワイナリーの微発泡白ワインを一気に空けてしまいつつ、新幹線車内では結局食べなくて宿まで持ってきた砂肝の生姜煮やお菓子をもぐもぐ。
 
砂肝はたいそう好評で、結局1時過ぎまでの本格的な酒盛りになってしまったのだった。持ってきたワイン飲み干しちゃったので、明日の晩は売店で日本酒買ってきて日本酒酒盛り。

2012年1月15日日曜日

志賀高原スキー、2日目~

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
志賀高原「志賀レークホテル」にて
 朝食ブッフェ
筋肉痛でなかなか寝付けなかったとはいえ、昨夜とんでもない時間に(夕食摂り終えた7時過ぎに早々に……)布団に入っただけのことはあって、起床は5時半。一人暗闇でiPhoneいじっているうちに皆も起き出した。
 
朝御飯はブッフェ形式で7時スタート。昨夜の夕食と同じく、「色々用意したので好きなものを食べてね」系ではなくて「一人分ずつ盛り付けるのが面倒だからブッフェスタイルにしちゃいましたよ」系のブッフェ、でもひと通りあれこれ盛り付けてきたら、それなりのボリュームの満足な朝御飯に。
 
昨夜と同じ刻みキャベツベースのサラダとスパゲティサラダ。ハムにオムレツ、焼き鮭、ウィンナー、ほうれん草とベーコンの炒め、漬物あれこれ。
 
あとは味噌汁、御飯、お粥、ロールパン、オレンジジュースとコーヒーとお茶……という感じ。ふりかけと海苔もあったので、「のりたまあったー♪」と息子と2人して貰ってきたりした。
 
昨夜はまた随分と雪が降ったらしく、窓の外はまた一段と真っ白な景色。筋肉痛に負けず、今日もがんばります……。
志賀高原「レストハウス寺小屋」にて
 ビーフシチューセット \1250
志賀高原スキー、2日目の天候。今日も素晴らしい~♪ スキー2日目の今日も、こんな感じに良い天気。
そしてこんな感じの空きっぷり。
 
新雪コースも独り占め!な幸福感を味わえたけれど、林間コースなど滑っていると、あまりの人気の無さに、「コースから外れて崖に落ちたら、普通に遭難コースだなー」なんて思いも沸いてくる。
 
リフト乗っている途中でニホンザルの群を見かけたり、志賀高原は蔵王にない楽しみが色々あったけれど、何より新鮮だったのは、ゲレンデの連絡コースに設置されていた「ロープトーリフト」。
 
もう30年くらい前、私がスキーを始めた頃に秋田の田沢湖スキー場で一度きり乗った(「乗る」という表現が正しいのかも微妙だけど)ことのあるロープトーリフト。もう絶滅したものだと思っていたけれど、まさかここで出会えるとは……と感動してしまった。息子はもとよりだんなも初体験のロープトー。
 
椅子はついておらず、斜面上腰の高さにロープ1本がぐるぐる回っている状態で、そのロープに5m間隔くらいに人間の腰幅のプラスチック製の棒がついている風なのがロープトー。その棒を自分の腰に当てて、スキー履いた両足は地面につけたまま、棒で斜面を押し上げてもらう塩梅だ。棒は安定して腰についていてくれるわけではないので普通のリフトに乗るよりずっと難しい。まさかこれにまた乗ることになるとは思わなかったなぁ。
 
昼御飯は、志賀高原で2番目に標高が高い寺小屋スキー場のレストハウスで。さすがの標高2000m超のゲレンデは、顔の皮膚がピリピリ引きつるような寒さで、「いい天気!写真撮ろ!」と手袋外したその瞬間に指がかじかんで動かなくなるほどの気温だった。普通に零下10℃の世界。その分、雪質はうっとりするほど素敵なもので、ここでもやっぱり「ゲレンデ独り占め、もというちの家族占め」状態のこのうえない贅沢を味わえた。
 
「麺が食べたい」と盛り上がっていただんなと息子はスパゲッティミートソースを、私は限定メニューの「ビーフシチューセット」を食べることに。
 
値段が良いだけあって充実内容のセットは、ビーフシチューにパイが添えられ、更にサラダとご飯、ソフトドリンクもついてきた。
「糖分補給&デザート!」
と、だんなが買ってきてくれたマーブルチョコもテーブルに置いて、薪ストーブがパチパチ言うレストハウスでのしばしの休憩。肉ごろごろじゃがいもごろごろの良い感じのビーフシチューで(でもじゃがいもが"冷凍しました"みたいな感じではあったけども)、ゲレ食にこういう洋食系もあるんだなぁとうっとりしながら平らげた。
長野駅前「高山亭」にて
 季節のサービス晩酌セット(そば焼酎) 2×\900
 かけうどん定食 \1000
 もつ煮 \480
 そば焼酎(信州白峰) 2×\320
昼食後に2時間ほど滑った後、余裕をもって帰路につくことに。
 
宿泊宿ではチェックアウト後の入浴ができないようになっていたので、じゃあどこかの立ち寄り湯を利用しようじゃないか!と、調べた結果1年ぶりの渋温泉に寄ることに。モンハンイベントでちょうど去年の今頃訪れた渋温泉は、ちょうど志賀高原から長野に帰る道中にあるのだった。
 
実のところ、渋温泉は宿泊すると共同浴場巡りができるのだけれど、日帰りの立ち寄り湯となるとそう選択肢があるわけじゃなかったりした。調べて、「石乃湯」というところに寄ってきた。
 
渋温泉「石乃湯」の女湯。小さいけれど良いお湯でしたー 私一人で誰もいないうちに、と撮影してみたのがこの女湯写真。
 
男湯の方は、一つの浴槽をぬる湯あつ湯の2種類に分けていたりしていたようだけれど、女湯は4人入るとぎゅうぎゅうというくらいの小さめ湯船が1つだけ。
 
洗い場も一つだったけれど、ほぼ貸し切り状態で入っていた(先客がいたけれどちょうど入れ違いで出ていったのだった)ので不都合はなかった。
 
去年のあの時は色々と「お祭り!」な雰囲気だった渋温泉、今はすっかり「普通の鄙びた温泉街」という感じで、その雰囲気もたまらなかった。志賀高原スキーの時には3連休使って2泊目を渋温泉でゆっくりというのもきっと幸せだ。
 
長野のJA直営販売所は、さすがのリンゴの山! 我が家には珍しく車での移動ということで、時間があることもあって、
「あ、そこの道の駅寄りたい」
「あと1kmくらい行ったらJAの販売所あるみたいだから寄りたい」
とお願いしていくつか寄り道。
 
さすが長野、売り場に入るとリンゴのものすごく良い香り。ちょっと小ぶりながら、1袋6個入ったリンゴの袋が300円足らずだったり、きのこ類もたっぷり入った1袋が200円ほど。
 
生産者の名前入りの作物がずらりと並ぶ光景はなかなか壮観で、つい持ち運びの大変な洋梨や苺までお買いあげ。結構な大荷物で長野駅まで戻ることになってしまった。
 
長野駅前「高山亭」で、蕎麦焼酎飲み飲み 無事にレンタカーも返却し、
「さーてお酒飲むぞー!」
「車乗るからってお昼は控えたもんね!」
打ち上げじゃー!と、以前訪れて気に入った長野駅前のお蕎麦屋さん「高山亭」でまったり早めの夕御飯。
 
「季節のサービス晩酌セット」は、1000円程度でビールや日本酒などの好みのお酒と料理3品、ミニサイズたぬき蕎麦までついてくるお得な内容。
 
お蕎麦屋だったらやっぱりこれでしょう、と、蕎麦焼酎の蕎麦湯割りをいただくことにして、うきうきと酒の肴を待った。
 
今日の肴は冷や奴、豚バラ入りのごぼうのきんぴら、そしてゲソの唐揚げ、そして漬物。
 
息子はなめこおろしや茶飯がついてくる定食のかけうどんを堪能して、私たちは「新幹線までまだ時間があるしー」と、のんびり酒盛り。セットの1杯の焼酎では物足りなくてお代わりをいただいたのだけれど、徳利に入ってきたお代わり焼酎はたったの320円なのにたっぷり1合以上入っていて笑ってしまった。必然的に「蕎麦湯くださーい」「すみません、もう1回くださーい」と、蕎麦湯も何度もいただくことに。
 
結局だんなと2人、1人1合半以上ほどの蕎麦焼酎を飲むことになり、大変に良い気分になってしまった。こってり味噌味のモツ煮込みも美味しくて、すっかり良い気分のまま、シメのたぬき蕎麦を堪能。山形の「シメ焼き肉」も楽しいけれど、長野の「シメ蕎麦」も格別の美味しさ。いかんこれは幸せだわーと、ほろ酔い気分のまま新幹線に乗って帰ってきたのだった。
 
しかし長野は市街地でも普通に寒くて(長野駅まわりでも普通に雪降ってたし……)、寒い寒いと毎日思っていた千葉はすっっっごく暖かかったのだなぁと思い知った。

2012年1月14日土曜日

志賀高原スキー、1日目

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
長野新幹線車内にて  チキン弁当
午後の紅茶(ミルクティ)
この週末は家族でスキー。
 
年末のだんなのギックリ腰でどうなることかと思ったけれど、整体の先生から「ま、大丈夫でしょう」とお墨付きもいただいて、無事出発できることになったのだった。
 
朝7時過ぎの新幹線ということで、東京駅で朝御飯を買い込んでから乗車。いつもの「ほんのり屋」のおにぎりも魅惑的だったのだけれど、今日の気分は「チキン弁当」だったので私はそれを。
 
みんな大好き「チキン弁当」♪ 数個の唐揚げとケチャップライス、そしてポテトサラダとスモークチーズという組み合わせのチキン弁当は、なんてことない組み合わせなのになんでかすごく美味しい。数十年前からの私の大好物だ。
 
「昔のチキン弁当は、ポテトチップスがついてたよねー私、それも幸せだったんだけど」
「ポテチがポテトサラダになったんだから、むしろバージョンアップしたってことなんじゃないの?」
そんなにポテチ食べたかったら買ってあげるから、と、だんなに苦笑いされたけど、ポテチが食べたいというより「チキン弁当についていたポテチが幸せだった」という話なのねー。
 
食後はiPhoneなど弄っている間に、あっという間に終点長野に到着。そう、今回は我が家のスキーの定番目的地の山形蔵王じゃなくて信州、志賀高原が目的地~。
志賀高原「高原の温泉宿 渓谷の湯」にて
ソースかつ重 1100円
志賀高原ビール(ペールエール) 650円
志賀高原に向かうには長野からバス、とか長野電鉄に乗ってそこから更にバス、という交通手段もあるのだけれど、バス代もお安くないこともあって(しかも普通の路線バスなので座れない確率もあるわけで)「レンタカー借りちゃえ」と今回は雪山ドライブ。
 
ドライブ中にかける音楽CD作って持って行きませんか?とだんなから提案されたので、前日のうちに渾身の「お気に入りボーカロイド曲集」を作っておいた。「おでこに生えたビワの性格が悪い」「スイートフロートアパート」「わたしライス定食たべにきた」あたりの奇天烈な曲中心に詰め込んで、雪山目指しながら家族で熱唱。一枚のCDが一周するのときっちり同時に今回の宿に到着した。
 
今回の宿泊は、「ついに宿泊系にまで手を出しちゃった」の共同購入クーポン利用のもの。
 
さんざん飲食クーポンは買っていたものの、値が張る宿泊クーポンはなかなか手が出せずにいたところ、年末に「ベネポン」から出た「【50%OFF】スキー&スノボシーズン到来★ゲレンデ目の前『志賀レークホテル』1泊2食&2日間フルレンタル付でお1人様8,800円!休前日同料金!手ぶらでOK★」の販売を見て「これ、いいんじゃない?」「ん、安いんじゃない?」と購入してみたのだった。
 
最大の不安は「休前日可と言っても、満室で予約取れなかったらどうしよう」というものだったけれど、滞りなく今日土曜の宿泊も予約できて、そういうわけで今回は志賀高原。宿泊は志賀レークホテル
 
ホテル内のレンタルコーナーでスキー道具一式借りて身支度整え、リフト一日券買って、さぁ滑るぞーと雪上に繰り出した。
 
今日の志賀高原。雪質最高♪天気も最高♪ 今日は雲ひとつない晴天というわけでもなく、かといって吹雪くというわけでもない絶妙なスキー日和。
 
あんまり天気が良くても雪が溶けてくるし眩しくて滑りにくかったりするので、適度に雲で日差しが遮られながらも遠くの景色までくっきり見えるこの気候は素晴らしいものだった。
 
お昼は、ふもと近くに降りてきたついでに「カツ丼」の文字に惹かれて小さな温泉ホテル併設の食堂に。残念ながら、卵を使った普通のカツ丼は品切れとのことで、私はソースカツ丼をいただくことに。
 
「カツ丼はないのかー」
とがっかりする息子とだんなはカツカレーを選んでいた。私とだんなはついついお供に志賀高原ビールまで。
 
値段もなかなかなカツ丼だったけれど、お重からはみ出すくらいの巨大なカツが乗っていたカツ丼、だんなと息子の皿に乗るカツも同様で、たいそう食べ応えがあるボリュームだった。ウスターソースがしっかり染みたカツ丼で、ペールエール飲みながらカツをもぐもぐ。
 
午後の活動の元気が出たところで、午後は寺小屋山てっぺんを目指したりしつつ志賀高原スキー場を満喫した。
 
それにしても天気の良い週末だというのに、不安になってしまうほどのゲレンデの空き具合。スキーブーム華やかなりし頃は、リフト1本乗るのにも5分くらい待たなければいけなかったりして、滑る→待つ→リフト乗る→滑る……と、あまり疲れることもなかったけれど、今の時代はリフト乗り場で待つことなど稀なので、ひたすら滑って・リフト乗って・滑って・リフト乗って……と……大変に疲れる、という……。午後3時頃には、干からびるほどに疲れ果てた。
 
それにしても、「腰を労わって無理しない」と言うだんなに華麗に置いていかれる私。息子にも当たり前のように置いていかれる私。不覚。
志賀高原「志賀レークホテル」にて
夕食ブッフェ
ビール
宿へのチェックイン後はのんびりお風呂に入って、夕飯まで部屋でごろごろ。疲れた。疲れ果てすぎた。
 
宿の夕食はブッフェスタイル。食事提供は5時半からとかなり早めだったのだけれど、宿の入り口の歓迎看板に「○○高校様」の文字があるのを見て
「こ、高校生と夕飯がバッティングする、ってことかなぁ……」
「それはすごい争奪戦になるってこと……?」
「いやいや、さすがに団体さんは別の会場にするでしょ、一般客とは分けるでしょ」
と、家族協議の結果、「まぁ、早く食べに行くに越したことはないかな」と早々に夕食を摂りに行ってしまうことにした。早くちょっとでも出来立てのものが食べられるかもしれないし。
 
宿のブッフェおかずいろいろ。 なんというか、「種類豊富におかず用意したから好きなものを好きなだけ食べてね!」という方向ではなくて、「銘々に盛りつけて出すのが面倒なのでブッフェ式にしちゃいました」という方向のブッフェ夕食。
 
それでも、卓上に1人1つセットされた小さな牛すき焼き鍋があり、子供が喜びそうなフライドポテトやマカロニグラタンも用意され、酒の肴になりそうなものもそれなりに。
 
ビールの大瓶1本貰ってだんなと分けつつ、適当におかずを持ってきて気ままな晩御飯。御飯ものも、味噌汁と共に白い御飯、きのこ入りの炊き込み御飯、それにソース焼きそば……と色々あったのだけれど、そこに至る前にお腹一杯になってしまった。
 
せっかく信州に来たのだからせめてこれくらいは……といただいた日本蕎麦がたいそう美味しくて、そこには感動。
 
宿の夕御飯。蕎麦とグラタンが良い感じ~。 他にはキャベツベースのサラダ、マカロニサラダ、海老フライ、アラ大根、酢豚、野菜炒め、麻婆豆腐、デザートには杏仁豆腐も用意されていた。
 
杏仁豆腐はいかにもな缶詰(しかも安い缶詰……)の味だったりして、他も同様「使える業務用加工食品は極力使いましたよー」という風ではあったのだけれど、疲れた体には揚げ物なんかが地味に嬉しかっりした。
 
で、危惧していた高校生軍団は、同じ食堂だったけれど端の区切られた一画であらかじめ盛りつけられた料理を楽しんでいた模様。賑やかに鍋から味噌汁盛っていたりするのを帰り際に見かけて、いいねぇ楽しそうだねぇ青春だねぇと微笑ましく感じて部屋に帰還したのだった。
 
そして私はスキーしたその当日だというのに、さっそく全身の筋肉痛に苛まれることになった一夜。