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2023年5月29日月曜日

横浜パフェ活、伊勢崎中華

今日は横浜パフェ活です。
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「MAISON KAYSER」の
 マンゴーとバニラのパン \360 1/2個
 プリエ オ ショコラ \360 1/2個
タイ産マンゴー入りプレーンヨーグルト
アイスカフェオレ
今朝は昨日、日本橋で乗り換えついでに通りかかった「MAISON KAYSER」で買ってきたパンで朝御飯。
 
だんなはパンオショコラを食べたがっていたのだけれど、夕方の店舗はもう品揃えが少なくて、代わりにと
「カスタードクリームとチョコチップをクロワッサン生地ではさんだパン」
というちょっと大きめサイズの"プリエ オ ショコラ"を買って私と半分こ。
 
チョコチップがざくざくというよりは、カスタードクリームとチョコが溶けて一体になったクリームが包まれた風な菓子パンだった。
 
そして、いざ食べようと思ったらなかなか大きくて半分にしておいた"マンゴーとバニラのパン"も。
 
季節限定の品とのことで、品名通り、「ドライマンゴーとバニラを練り込んだパン」。すごくマンゴー感濃厚で美味しい……なんて言いつつ、食後にタイ産マンゴーを入れたヨーグルトも出してしまい、そして今日の私は横浜にマンゴーパフェを食べに行くという。
 
何も考えず朝食の支度をした結果、どれだけマンゴーが好きな人なんだろうという感じになってしまったけれど、気にしないままお出かけ準備。
横浜 馬車道「水信フルーツパーラー」にて
 宮崎マンゴーパフェ \3100
田中玉緒さんとの、月イチのパフェ活動、今月は去年あたりからずっと「横浜遠征もいつかしましょう」と言い合っていたこともあって、気候の良いだろう5月に……と企画したのだけど、今日はあいにくの雨模様。知ってた(←私も玉緒さんもまあまあの雨女なので……)。
 
でも、がつがつ歩こうという今日、いくらか気温が低めで曇り空だったくらいでちょうど良かったかも。
パフェに寒すぎるというほどの気温ではなかったし、なんだかんだ、帰宅するまでほとんど傘は必要なかったし。
 
馬車道の駅降りてすぐの水信フルーツパーラーさんに。 横浜のパフェと言ったらここは外せないのではないでしょうか!で予約して訪れたのは「水信フルーツパーラー」。
 
母体は大正4年創業の水信商店、バナナ加工の草分け的な存在だったんですって。
 
なんでも今では水信グループとして、青果仲卸やレストラン経営の他、不動産サービスなど、様々な業態を展開しているのだとか。すごい。
 
場所は馬車道駅直結の商業施設「KITANAKA BRICK&WHITE」の1階で、上品な佇まい。
 
店内もとても素敵な雰囲気でした。 店内もこんな感じに、女性的なとても素敵な雰囲気で。
 
内装デザインはJR九州「ななつ星」を手がけた水戸岡鋭治氏なんですって、公式サイトにこんなインタビュー記事があって、興味深かった。
 
パフェは、通年用意されている”フルーツパフェ"の他、季節の果物を使ったものが。
 
5月15日からスタートのパフェは"マスクメロンパフェ"と"宮崎マンゴーパフェ"。
せっかくなので、それぞれをいただいてみることにして。
 
かわいいイラストつきの説明カードもついてきました。こちらはマンゴーパフェ。
宮崎マンゴーの果肉と魅力でしっかり満たされるように、贅沢なカットでパフェトップを盛り付けました。
 
芳醇な香り、抜群の糖度、食味の良さは、まさに格別で圧倒的な存在感です。
 
優しく広がるジャスミン茶のアイスクリーム、香ばしい胡麻とアーモンドの焼き菓子、エキゾチックなパッションフルーツソース、丁寧に作られたバナナのアイスクリーム。
 
組み立ては複雑ですが、それらの要素はいずれもマンゴーを上手く引き立てる絶妙なバランスの仕上がりに。果物の満足感と構成の充実感。初夏にぴったりのパフェが出来上がりました。
 
と公式サイトに説明のあったパフェ。
 
フルーツ専門店のパフェって、ともすると「果物自体が美味しいんだから他のところでは勝負しなくて良いでしょう?」とばかりにシンプルな構造のものもまま見るけれど、このお店はしっかりパフェとしての構成が計算されていて。
 
こちらはメロンパフェの説明カード。 メロンパフェに入っているのはライチとフロマージュブランのアイス、白ワインゼリー、チーズテリーヌ、杏仁のパンナコッタなどなど。
 
紙製のランチョンマットもオリジナルで、その柄もとても美しく、隅々まで美意識を感じるお店だった。
 
そうそう、お水も、レモン水ならぬフルーツ水で、香りが良くほんのり甘さまで感じるくらい。
ライムやパイナップルが入ってる?んだったかな?すごく夏っぽい味がして。
 
美味しい国産マンゴーのパフェ、フルーツパーラーで口にできて良かった。 写真がどうにもアレなのだけれど(多分こっちが正面で、一番上の写真が斜めな感じだと思うのだけど)、贅沢に果肉がたっぷり。
 
あえてマイナス点をあげつらうなら、メインの果物は上の方だけで、下層はマンゴー感が全くない……ということくらい?
 
"マンゴーパフェ"な味わいを最後まで楽しみたかったら、井戸を掘るべく上部を残しつつ下部を掘り進めないといけない……みたいなところがあったけれど、でも、どこをどう食べても風味が今ひとつということはなく、むしろ組み合わせの妙が楽しめる味わいで、とても美味しくいただけた。
 
お店のinstagramを見ると、モンブランクリームを合わせた秋の洋梨パフェ、秋の始めのいちじくパフェ、真夏の桃パフェ、どれもとても美味しそう。
 
お値段は張る(6000円……)し、平日限定要予約制だけれど、「トロピカルフルーツアフタヌーンティー」もとっても素敵。
横浜 伊勢佐木町 「中国料理 龍鳳」にて
 つぶ貝豆苗炒め \1200
 いちじく薬膳スープ \1800
 えび包み揚げ(2ケ) \800
 本日のランチ 固ヤキソバ \880
もうすっかり「パフェは前菜」という文化が根付いてしまった私たち、パフェを食べたあとにお昼ご飯!と、伊勢佐木町までてくてく歩いて(1.5km弱くらいあった)、「中国料理 龍鳳」でのお昼にした。
 
上記リンクの公式サイト、「お席だけの予約はお受けしていません」の詳細の文章などを見ると、なかなか言葉が強くてドキリとしてしまうのだけど、「焼売はテイクアウトできるみたいですよね」「ちょっとお店にメールしてみましょうか」と、玉緒さんが果敢にお土産についてお店にメールしてくださって、私の分もお土産の包みを頼んでおいてくれていた。ありがとうございます……!
 
このお店は、お店所有の筍山があるということで、春の筍料理コースが大変な人気とのこと。あとは冬の牡蠣料理(特に牡蠣チャーハン)。
 
牡蠣の時期でも筍の時期でもないこのタイミング、でも"普段の味"を知る機会ができてとても良かったと思う。
 
「龍鳳」にて、つぶ貝豆苗炒めから。 「本日のランチ」は、基本、ご飯とスープと小鉢、お新香つき。ついでにアイスコーヒーか杏仁豆腐もついてくるそう。
 
焼豚と野菜の炒め、麻婆豆腐定食、サンマーメンといったそのランチも気になったけど、米飯は要らないんだなあと、ランチメニューからは固ヤキソバだけを頼むことにして。
 
あとは「本日おすすめの旬のメニュー」の紙から3品いただいてみた。
 
上の写真はぷりぷりと新鮮なツブ貝ががたっぷり入っていた豆苗炒め。
 
頼んで良かった薬膳スープ。じわじわおいしい。 頼んで良かった……と心から思ったのが、この薬膳スープ。
 
webサイトには「6月より提供開始」とあったから、フライング的にいただけたものだったのであるらしく?
 
広東料理の真髄は例湯(本日のスープ)にあり。
サービスで付く無料のラーメンスープで済ませてしまっては、「いつまでも、いつまでも真の食通にはなれません」と発信続けた成果がようやく実を結び、多くのご注文をいただいています。
 
なんて公式サイトに記されているだけあっての自慢のスープ、干しいちじくが入っているのかと思いきや、生の果実がごろごろ入っていて、それ以上に豚肉もたっぷり。いくつかのかけらには軟骨も入っていたから、これ、ソーキだったみたい。
 
私がよく飲む船橋「旬輝」の薬膳スープにも似た、あとは火鍋とか参鶏湯とかの方向のちょっと渋かったり苦かったりする漢方系の食材も入っていて、なんとも滋味深い味で。
 
とはいえ、頻繁に飲み付けているものでもないものだから、なんていうか"正解の味"(こういうのがおいしい、みたいな)が解らない私たちだったわけだけど、このスープ、アツアツの状態よりはいくらか冷めていった時の方がいちじくの甘さが強く出てきておいしいなと思った。
 
じわじわと「あれ?おいしい、これ、おいしい」という感じでレンゲが止まらなくなってくる不思議なスープ。ベースもちゃんとしているからこれだけ美味しいのだろうな、きっと。
 
ふわっとした衣のえび包み揚げも美味。 春巻の皮ではなく、もっとふわっと軽い皮で包まれて揚げられたえび包み揚げも期待以上に美味しくて。
 
もう海老がぎゅうぎゅうに詰まっている感じで、とても贅沢。
 
メニューには種類は少ないけれど、海老蒸し餃子、春巻、焼売、焼き餃子といった点心メニューも載っていた。
 
全体、グランドメニューはとても定番的な感じで、クラゲの和え物、蒸し鶏、バンバンヂー、えびチリ、帆立のクリーム煮、酢豚に角煮に青椒肉絲という風で。
 
ひゃあ!というボリュームだった焼きそば(ぜんぶたべたよ) そして、パフェを食べた後にこれだったものだから、「ひゃあ!?」と小さな悲鳴を挙げることになった、ボリューミーな固ヤキソバ。
 
ランチで1人分でこの量ってなかなか……と笑ってしまいつつ、でも2人で全部食べきった。食べきれるくらいに、すごく美味しい焼きそばだった。
 
もやしたっぷり、大ぶりの海老や自家製叉焼が入った具の美味しさもさることながら、麺がカリカリに揚げられていて、終盤までずっとカリカリカリカリしてくれていて。
 
私は水気を吸ってしんなりした麺よりも、最後までカリカリな麺の方が好みだから、それがすごく嬉しかった。
 
で、食後は、徒歩圏内にある蔬「横浜橋通商店街」に。
 
昔ながらの個人商店が並ぶ風な、手頃な規模のアーケード街。事前に調べておいたお店をちょこちょこ覗いて、夕飯のお惣菜をいくらか買って。
 
玉緒さんがちょっと不思議なお買い物(メダカ……)をお花屋さんでしていたことに笑ってしまいつつ、夕方には帰宅することもできて。
 
地元駅からは傘が必要なくらいの雨になっていたけれどそれほどの降りでもなく寒くもなく。
おつかれさまでしたー。
空心菜のにんにく炒め
「美濃屋あられ製造本舗」の
 スモークピー柿
横浜橋通商店街「栃木屋惣菜店」の
 ポテトサラダ \150/100g
 アジ天 \120
伊勢佐木町「龍鳳」の
 お惣菜セット
横浜橋通商店街「和記食坊」の
 北京烤鴨(北京ダック) \1500
ビール(キリン SPRING VALLEY シルクエール<白>)
今日はだんなと2人の夕御飯、戦利品を色々並べての夕御飯。
 
せっかくの横浜だしと横浜駅でも少し買い物して、「ウイッシュボン」の夏の期間限定品「横濱レンガ通り トロピカルパイン」とか、「横濱ビア柿」の「美濃屋あられ製造本舗」の「スモークピー柿」も買ってきて、早速にスモークピー柿も食卓に。
 
「龍鳳」のお惣菜盛り。幸せ♪ 「龍鳳」さんで作ってもらった惣菜パックはこんな感じだった。
 
メニューと見比べたところによると、焼売(これはメニューやwebサイトにもはっきり「お持ち帰りできます」みたいな記述があった)と、蜜味叉焼(炭焼チャーシュウ)、白切鶏(蒸し鶏)、麻辣蔬菜(酢漬け野菜)のよう。
 
伊勢佐木町は日本のシュウマイ発祥の地。
初代が渡日して早一世紀、
かわらぬ美味しさを受け継いだ伝統の一品をご提供。
豚肉・長ネギ・干しエビ入りの大粒で、
餡のねりと包みの技でプリプリ感とふわっとした
おいしさを同時に実現しました。
贈って喜ばれ、頂いて嬉しい龍鳳のシュウマイ。
 
とのことで、このシュウマイがすごーく美味しかった。崎陽軒あたりはもう少ししっとり柔らかなのだけれど、このお店のは"むちむちぎゅうぎゅう"という感じ。塩味は控えめで優しい味だけれど旨味は濃厚で。
 
商店街で買ってきた北京ダックもおいしかった。 そしてお肉系おかずのもう1つが、2号店が伊勢佐木町にもあるらしい、「和記食坊」というお店の北京ダック。
 
店頭にずらりと色々お惣菜が売られていて、ここのが美味しそうだなと思って買ってきてみた。
 
並ぶパックには同じくらいのボリュームで650円の「薫鶏」もあったので悩んだのだけど、やっぱり鴨でしょ!ということで。
 
別添で甘じょっぱいタレもついてきた北京ダック、結局食べきってしまえるくらいに美味しかった。
 
それと、揚げ物がずらりと並んで美味しそうだった「栃木屋惣菜店」で、アジ天と素朴な風合いのポテトサラダも。
 
せめてもと空心菜だけは自分で炒めて、昼に続いて夜も美味しいものだらけの横浜ありがとうな1日だった。

2023年4月8日土曜日

今日は横浜デート

はじめましてー、で4時間飲んでた、という。
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「Pierre gagnaire pains et gateaux」の
 パン・オ・ショコラ \324
 ビーフカレーパン \278 1/2個
小岩井ヨーグルト w/オレンジマーマレード
ヤクルト1000
アイスカフェオレ
今朝は、人間ドック終了後に「もう絶対絶対おいしいパン買って帰る」という強い決意で寄ってきた、「ANAインターコンチネンタルホテル東京」の「Pierre gagnaire pains et gateaux」のパンで朝御飯。
 
パン・オ・ショコラは表面ぱりぱり、チョコの筋が2本ついてる、クラシックな感じのほろ苦いタイプ。デニッシュ生地もチョコの風味も申し分なく、おいしくて。
 
ホテルメイドなのに、お肉たっぷり焼きカレーパンもそこそこのお手頃価格で、具沢山。こちらもとても美味しかった。
 
今日は半年前に人狼RP村(……とは何ぞやというのはこちらのnote「【人狼議事】人狼RP村であそぼう」に色々詳しく)で出会った人と一日遊ぼう!ということになっていて。
 
やりとりは半年前からほぼ毎日、出会ったその村で書き切れなかったお話を……と、クローズドな掲示板でやりとりし続けていて、やりとりを重ねる中で、どうやら我々、ものすごく食べ物の好みが近しいらしいぞ?と知るに至ることになり。
 
お互い正確な年齢は知らねど(女性だということは解ってた)、年の差は多くとも10歳くらいの幅だろうなというのもうっすら解っていて、日本酒が好き、けっこう量いける、ホルモン系大好き、そも食べ物の好き嫌い少なめ……と、これまでの女友達の中にはあまりいなかった嗜好の人で。
 
うう、リアルで一緒に飲もうよ、お酒飲もう……?となって、会うことにしたのだった。
 
都内でという話も出たのだけど、彼女の居住エリアである横浜方面に私が久しぶりに行きたかったというのもあって、彼女おすすめの戸塚の居酒屋に行くことにして、じゃあ昼から会って何かして遊ぶ?と。
 
リアル脱出ゲームもコロナ禍以前にけっこう参加していたという話だったから、じゃあ謎解きしよっか、ということになったのだった。
 
はじめましての人と10時間も2人で遊ぶとか、ちょっと面白い状況になってしまいつつ、でもすごく楽しかった。
横浜中華街「横浜チョコレートファクトリー&ミュージアム」にて
 パイナップルケーキ中国茶セット \1100
はじめまして、どうもはじめまして……と最初は少しだけ照れ照れしつつ、昼間は「横浜謎解き街歩き」をすることにして、一緒に謎解きキット持って中華街散策しながら謎を解き、中華街の外にも出ていっぱい歩き。
 
街も歩くけど、30分くらいじっくり座って解かなきゃいけないタイミングも何度かあって、中華街では「横浜チョコレートファクトリー&ミュージアム」で甘いもの休憩にした。
 
チョコ味のパイナップルケーキ、新鮮で良かったです。 彼女の操るキャラが、無類のチョコレート好きという設定で、「……もしかして、中の人もガチでチョコが好きなの……?」と尋ねたら、そうだ、と。
 
道理で、チョコの描写がやたらと詳しくて美味しそうだなと思ったわけだよ……(私も私で自キャラは料理好きでお酒大好き乳製品大好きという、中の人の嗜好丸出しな設定だったりして)。
 
なるほど、と笑ってしまいながら、じゃあここにしよう、とチョコレートファクトリーの喫茶にしたというのもあるのだけど、期待に違わずアイスチョコレートドリンクを注文していて更に笑えてしまった。
 
これ半分こしようよと、チョコ味とプレーン味とのパイナップルケーキを頼んで、私は普洱茶飲みつつ。
 
添えられていたのが杏仁風味のクリームで、独自色のある中華スイーツで美味しかった。
 
謎解きは私が閃くのもあれば彼女が素早く気付いてくれたものもあって、さくさくと。
 
雨になりそうな曇り空だったというのもあり(そして私たち2人ともが雨女だということも判明し……)なるべく早足で外歩きの部分は終わらせて、最後はドトールで紅茶飲み飲み最後の謎に取り組んでいた。
 
"あとは帰宅してからでも解けます"という段まではいっていたのだけど、どうせだったら2人で最後まで解きたくて、色々頑張った結果、居酒屋予約の13分前に無事クリア。
 
良かった良かった。
戸塚「酒と料理 戸塚駅横研究所」にて
 日本酒のあて五種盛り \1650
 白エビ唐揚げ \780
 ホタルイカ酢味噌がけ \630
 サクラマスふき味噌焼き \880
 鹿肉のステーキ 2×\1280
 玉ねぎ入りさつま揚げ \680
 九条葱と酒盗のピザ \1100
 バニラアイス 2×\0
 日本酒(山廃飲み比べセット) \1340
     石川 天狗舞 山廃仕込純米酒 五百万石
     埼玉 神亀 手造り純米酒 辛口
     滋賀 不老泉 山廃純米吟醸 亀の尾 無濾過生原酒
 日本酒(秋田 新政 ニルガメ)
 日本酒(福島 廣戸川 特別純米 夢の香)
 日本酒(島根 王祿 R03BY 純米大吟醸五〇 直汲)
 日本酒(山口 東洋美人 純米吟醸 限定純米吟醸 醇道一途 愛山)
 日本酒(栃木 モダン仙禽 雄町)
 日本酒(兵庫 剣菱 瑞祥黒松 長期熟成酒)
んで、伺ってきたのが「酒と料理 戸塚駅横研究所」。
 
店名もなかなかすごいけど、お酒リストも素敵な感じで、定番リストに加え季節のお酒のペラ紙、更に素敵なことに、3種飲み比べのセットが色々と趣向を凝らした方向に多種類あって。
 
いきなり山廃飲み比べを頼んだわたくし…… 「え……最初にこういうの頼んだら戻れなくなるかな……」
 
と思いつつ、でも一番これ飲み比べてみたいんだよな?っていう、"山廃飲み比べセット"(説明文に、"「クセがすごいお酒が好きなんです!」という方に"とあった)を頼んでみたら、
 
「この方向のお酒、お好きですか!」
と給仕の兄さんの瞳がキラーンと輝いて。
 
うん、好き、すごく好きです、と頷いたら、「冷やで出してるんだけど、この不老泉はお燗が良いんですよー」なんて、サービスでお燗も一口つけてくれたり、いやいや神亀こそお燗向けじゃないですかこれ、なんて流れで神亀もさらっとお燗つけてきてくれたり、すごく愉快な店だった。
 
いやすみません私、この店初めてなんですけどあつかましくて、と告げたら、「そっちのお姉さんは何度か来てくださってますよね?」と。
 
そうですそうですなんて言いつつ、随分色々飲み食いしてきた。
結局2人で9合以上、一升瓶弱くらいは飲んでた気がする。
 
でもこれだけ飲んで食べてお会計は1人1万円くらいだったから、お値打ちなお店だったなあ……と。
 
酒の肴セットも良い感じで。 日替わりらしい、日本酒のあて五種盛りは、こんな感じ。
 
すじこおろし、クリームチーズの酒粕漬け、酒盗、ふぐの子糠漬け、ほやの塩辛。
 
そういえば数ヶ月前に自家製塩辛作ったのも、彼女とのやりとりがきっかけだったのだった。
 
彼女のキャラから「酒盗が食べたい」と言われ、「え……酒盗……手作りできるのかな……」と真面目に悩んで調べ、どうやら自家製酒盗はめちゃくちゃ大変らしいと知って(発酵食品だから、カツオやマグロの内臓を魚屋から貰ってきて、塩漬け、熟成で2ヶ月くらいかかる)、なら塩辛でどうかなあ……と。
 
文章書くのにせっかくだから体験談から書きたくて塩辛は自家製してみてしまったというあれそれ。
 
そもそも、動かしてるキャラが大学生なのに、2人して日本酒が好きという設定になっていってるのが色々間違いで、
 
「ねえ、あれさあ、中の人が普通に酒盗とか塩辛とか好きなやつだよね……?」
「へへ、バレましたか……」
 
などと話しつつ、でも中身の私たちは良い大人なので遠慮会釈なくおおいに食べておおいに飲んだ。
 
鹿肉も食べました。つい、2皿。 鹿肉が好きで、一回この店で食べ尽くすくらい食べたことがあって……という彼女に
「わかる……鹿肉おいしい……わかる……」
と言いつつ、つい、お代わりして2皿食べてしまいつつ。
 
人気メニューの1つらしく、猟師から直接仕入れている鹿肉とのこと。
 
醤油ベースの和風味がいかにも日本酒にお似合いで、「そうなんだよ……鹿肉、美味しいけど、洋風料理だとすぐ赤ワイン煮にするのが解せなくて……」などと話しつつ、もぐもぐもぐもぐ。
 
最後には、「熟成酒何かありますか?」と聞いたら「目の前にあります」と言われ、カウンター席の前に並んでた瓶から、剣菱の長期熟成酒、「瑞祥黒松」をいただいた。
 
土田の熟成もあったのだけど、「おにーさんのお勧め的にはどっち?」と聞いたら、それはもう剣菱だとおっしゃるので。
 
琥珀色の綺麗なお酒と一緒に九条葱と酒盗のピザを貰う頃には、ラストオーダーの時間になりつつあった。
 
結局私たち、5時半に店に入って4時間飲んだくれていたらしい。
 
それだけ飲めるなら、今度は是非我が家にいらしてください、日本酒冷蔵庫が今溢れかけてる……というか溢れてるので飲みに来て!とお誘いしつつ、ついでに錦糸町の日本酒飲み放題にお連れしたいともお誘いしつつ、早々にゴールデンウィークに会う約束まで取り付けてしまったのだった。
 
けっこうべろべろに酔ったかと思いきや、案外平静に、ちゃんと船橋で乗り換えて無事帰宅。

2019年2月2日土曜日

横浜脱出、中華街

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「米八」の
 赤飯・栗おこわ・鯛おこわ
ほうれん草の味噌汁(アマノフーズ)
麦茶
昨夜、夜9時過ぎに帰ってきただんなが「エキナカでおこわが安かった」と朝御飯用に買ってきてくれた。
 
おこわ、3パックで1000円だったんですって。多分、これ、普段は1パック500円ほどで売ってるやつ。
赤飯と栗おこわと鯛おこわ、全て蒸籠で蒸してアツアツの美味しいのをいただいた。お供にアマノフーズの美味しい味噌汁。
 
そして今日は横浜で一日お遊びー。
横浜中華街「萬珍樓點心舗」にて
 海老蒸し餃子
 大根餅
 春巻
 牛肉ニンニク炒飯
 普洱茶
先日、池袋の10人脱出を一緒した友人から「横浜のこれもやってみたい」と言われて、今日は午前と午後のリアル脱出ゲーム2演目に挑戦ということに。
 
午前中は、我が家+その友人夫妻の5人で、1チーム6人定員の「最終兵器工場からの脱出」に。
 
結果は、非常に惜しいところまでいったのだけれど残念ながら脱出失敗。最後の最後のアレなやつをアレ的に解決できなかったという、非常にアレなタイムアップを迎えてしまったのだった。
 
で、脱出と脱出の間の2時間ほどでささっと昼御飯。
 
行ってみようと目指したお店があいにく休業中で、じゃあ安定感のあるあそこにと、「萬珍樓點心舗」に。
 
安定の美味しさ、萬珍樓點心舗にて私は牛肉ニンニク炒飯を。 点心3品を皆で分けつつ、あとは麺か炒飯を1人1皿しましょうということで、私は「牛肉ニンニク炒飯」を。
 
キクラゲどっさり、みじん切りの牛肉もどっさり。
そして写真からは伝わらない、鮮烈なにんにく風味。
 
こってり味で、非常に好みな味わいだった。
 
そして息子は横浜名物「サンマー麺」を。
 
円卓で隣に座っていたから、少し貰ってみたけれど、これもすごく美味しかった。
 
「秋刀魚」ではなく「生馬」なんですって。「肉もやし炒めあんかけラーメン」という感じのもの。味の方向としては、青椒肉絲がラーメンの上に乗ってる感じに近い?かな??
 
そして食後は「金陵」で予約していた焼味セットを受け取って、たまたま通りかかったとても好きな酒屋さん「一石屋酒店」で、探していた十九のBianconiglioと鳳凰美田の活性にごり、更に十九の酒粕も買えてしまったりして。
 
ああ、横浜中華街で寄るべき店が、1つ増えてしまったよ。
横浜中華街「鮮芋仙(MeetFresh)」にて
 豆花3号(あずき/ピーナッツ) \450
友人曰く、
「せりあさんせりあさん、すぐそこにね、芋仙ができてたんですよ」
だそう。
 
いもせん?と首を傾げれば、台北であちこちにあるチェーン豆花屋さんですって。知らなかった。
 
じゃあ次の脱出までちらっと食べに行ってみる?と、その「鮮芋仙(MeetFresh)」に向かい、私と友人と友人旦那の3人(だんなと息子はこれ系スイーツは興味なしと別行動)で台湾甘味を楽しんできた。
 
「鮮芋仙」にて、私はピーナッツと小豆が乗った豆花を。 私が頼んだのは、写真左手前、小豆とピーナッツが乗った豆花。
 
右手前は友人が頼んだ「仙草」(レンズ豆やタピオカが入ってる)、奥は友人旦那の頼んだ「芋園」。
 
この店には無かったけど、友人曰く、台湾店には仙草のあったかいのがあって、それがとても美味しいのだそう。
豆花も濃厚な豆腐に自然な甘さのシロップの口当たりが良くて、美味しかった。
 
なんでも「マロニエゲート銀座店」が期間限定でオープン中らしく。
今度は私も仙草にしてみたいな。交換して食べた仙草、苦くもなくて美味しかった。
横浜「崎陽軒本店 嘉宮」にて
 初霞コース \5400
 生ビールとか紹興酒とか
そして、その後は更に4人と合流して、9人で10人グループ挑戦の「古代遺跡エルドラドからの脱出」に参加。
 
これまでのどの10人脱出とも趣向が違っていて、トレジャーハンターとして遺跡の秘宝を探しに行くという、インディジョーンズ的なノリの楽しいものだった。
が、私、今日はいまいち体調が宜しくなくて頭がボーッとしていたうえにだんなまで不調だったらしく、気付くべきところになかなか気付けなかったり、途中の謎にえらいこと時間がかかってしまったり。
 
あと5分余裕があったらもうちょっとなんとかなったかもしれないけれど、残念ながらこれもクリアできなかった。
最近、脱出成功率が低いね……寄る年波かなぁ……。
 
んで、夕飯は午前中からのメンバー+午後合流組からSちゃんと一緒に(女3人が高校時代からの友人という組み合わせ)祝勝会ならぬ反省会。
 
中華街は昼に歩いたしというのと、息子があんまり中華街が好きでない(行くと具合悪くなるんですって)ということから、夜は横浜駅に移動して、駅前の崎陽軒本店にある中華料理店「嘉宮」に行ってきた。
 
で、皆で、コース料理の「初霞(はつがすみ)」を。
 
  • 前菜盛り合わせ 銘々盛り
  • 旬の生海苔と甲州健味鶏のフカヒレスープ 
  • シウマイ発売90周年 崎陽軒シウマイ食べ比べ(昔ながらのシウマイ・特製シウマイ)
  • 冬野菜と海老すり身包みズワイ蟹肉・バナメイ海老のソテー 牡丹雪仕立て
  • ミネラルたっぷり神奈川産やまゆりポーク角煮のやわらか紅麹煮 熱々壷焼き
  • 春菊と中国サラミ 神奈川産恵寿卵の炒飯
  • リンゴのプディング カスタード風味
 
という内容で、ボリュームもしっかり。お腹一杯になる満足な内容だった。
 
一口サイズの品々が美しく盛られた前菜から。 一番最初に「突き出し」でピーカンナッツの飴炊きとザーサイの小皿がやってきて、その後にこの前菜盛りが。
 
自家製がんもどきのわさびマヨネーズ、窯焼きチャーシュー、くらげの冷菜、紫芋の練り物、スモークダック……だったかな?
 
紫芋が鮮烈な色合いで、とっても綺麗。チャーシューとダックは5倍量いただきたいくらいに美味しかった。
 
好みでお酢を入れていただく生海苔たっぷりのフカヒレスープがやってきて、その後に崎陽軒と言えば!の「シウマイ」。
 
ちょっと小ぶりの「昔ながらのシウマイ」が2個と、特製シウマイ1個が、ミニ蒸籠に入って銘々にやってくるというのがなんだか可愛い。
 
安定感のある「あの味」そのままで、「ああ、特製ってやっぱり味が濃いね」「海鮮の味が濃い感じ?」と皆でもぐもぐ。
 
なんでも、この崎陽軒ビル地階のレストランの「ランチバイキング」では、平日は2000円、週末は2300円(週末はワイン飲み放題付き)でシウマイも食べ放題対象なのだとか。
 
そして、どーんと大皿盛りでやってきた後、取り分けて出してくださったのが、バナメイ海老のソテー、今日の一番上の写真。
 
びっくりするほど大きな海老に、野菜もたっぷり、上にこんもり盛られているのは揚げたごぼう。ポップコーンみたいに散らされた可愛い白い粒々は揚げたお米?かな??
 
これがこのお店の名物らしい、角煮のやわらか壷焼き。 そして、1人1壷。
 
「ミネラルたっぷり神奈川産やまゆりポーク角煮のやわらか紅麹煮 熱々壷焼き」はこのお店の名物の1つなんですって。
 
赤さは紅麹の色なので特段辛いということもなく、とろみたっぷりなのでスープというよりは、「煮物」。
 
お玉と碗とレンゲがついてくるので、適宜すくっていただいて。
 
とろっと煮えた豚肉と、里芋かな、ねっとりとした大きなお芋、他にも色々野菜ときのこが。
 
腸詰の旨味たっぷりの、春菊の風味な爽やかな炒飯もいただけば、すっかりお腹一杯になった。
 
どの料理も美味しくて、大満足。
 
コースの〆は、中華風のりんごプリンでした。 そして最後はぷるぷる食感のりんごのプリン。
 
すごーく高級なフルーチェを食べているような、そんな感じの口当たり。
 
話も弾んで、楽しかった。
ああ、これで、脱出さえ成功していれば最高だったのにねえ……。
 
おつかれさまでした!

2018年3月21日水曜日

横浜散策。

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ジャムバターコッペ
ヨーグルト(チチヤスクラシック)
カフェオレ
今日土曜日は、家族全員ばらばらの予定の一日。
 
息子は外遊びからのバイト、私は学生時代の友人とお出かけ、だんなは野球観戦の予定……が、あいにくの荒天でどうやら野球は中止らしい。
 
荒天というか、今日は春分の日だというのに天気予報には雪のマークがついていた。予想最高気温6℃、予想最低気温は3℃と、なんだかとんでもない数字になっている。
 
ともかくも、朝は皆で、家族揃って。
だんなと息子にはチーズトーストを出し、私は1本残ったドッグパンがあったので、半割にして軽く炙ってからジャムバターサンドにした。
 
ヨーグルトは皆揃いでチチヤスを。
横浜ベイシェラトンホテル内「彩龍」にて
 飲茶ランチ \5000
 プーアル茶 \600
今日は高校生時代の友人と2人、久しぶりに会いましょうということに。
 
都内?それとも我が家に遊びに?と色々相談した結果、「横浜行かない?」と私が誘った。
調べてみたら、一度見てみたいと思っていた人形師さんの展覧会があったので、それと合わせて美味しい中華でもどうでしょう、ということで。
 
お店をあれこれ調べて、向かったのは横浜駅前の「横浜ベイシェラトン」の中華料理店、「彩龍」。
 
ちょうど今月一杯まで「香港フェア2018」を開催中ということで、これが良いねと、そのメニューが楽しめる「飲茶ランチ」を予約した。
 
出てきた料理はどれも見目良く、趣向の変わった面白いものばかり。分量もたっぷりで、すっかりお腹一杯になった。
 
メニューは、こんな感じ。
 
彩龍一口盤
一口冷菜:和牛の和え物と中華ピクルス
飲茶俥仔点
飲茶ワゴンよりお好みの点心
蒸し大根餅or手羽先の腐乳蒸しor餅米焼売orスペアリブの豆豉蒸しor茄子と椎茸のオイスター蒸し
老火滋覿湯
本日の健康こだわりスープ:砂肝とクレソン
彩龍煎炸点
マンゴーと海鮮入り揚げ物と黒毛和牛入りスワンパイ
黒魚子蝦腸
キャビアのせ海老入りライスクレープ
籠仔蒸美點
トリュフ香る饅頭と日替わり点心:ほうれん草と海鮮の餃子
麺粉 或 粥飯
野菜のヘルシーヌードルor香港式焼き物のせご飯
任食港式甜品
デザート
香港汁粉or楊枝甘露or苺ミルク
 
今日の一番上の写真が、「マンゴーと海鮮入り揚げ物と黒毛和牛入りスワンパイ」。
 
可愛い白鳥の頭がついているのが、黒毛和牛入りのスワンパイ。
サクサクモロモロとした、独特の食感の中華パイで、和牛のあんはこってりめの味わい。
 
奥はお菓子にも似た風味の、マンゴー感濃厚な海鮮の揚げ春巻きのようなこちらも軽い食感のものだった。
 
なんとも滋味深い味わいだった砂肝入りのスープ。いかにも身体によさそうで。 こちらは「本日の健康こだわりスープ」。
 
なんだかちょっと漢方のような風味もある、いかにも身体によさそうな味わいで、具材は砂肝とクレソンと大ぶりの人参という、これまた好みが分かれそうなもの。
 
ぷりぷりの砂肝は旨味もちゃんと乗っていて、モツ好きには嬉しいスープだった。
 
本当に見た目が椎茸だった饅頭は、トリュフが香る不思議な風味。 面白かったのは、この「トリュフ香る饅頭」。
 
椎茸を模した見た目で、表面がひび割れた感じもとっても椎茸だった。
 
中身は野菜あんで、もう1個の日替わり点心は、浮き粉の皮にくるまれたほうれん草と海鮮の餃子。
 
どちらも定番のものとは言えないもので(特に椎茸饅頭が!)、面白い趣向の素敵な点心だった。味も申し分なく。
 
嬉しいシメは、焼味丼。 料理のいくつかは選択できるものだったのも嬉しいポイント。
 
コースの前半には飲茶ワゴンがやってきて、その中には小皿系の蒸し物が色々入っていた。
 
蒸し大根餅という面白いものから、手羽先の腐乳蒸し、そして私の大好物のスペアリブの豆豉蒸しまで。
 
私が貰ったのは当然、スペアリブ。
点心はお茶に合うものがほとんどだけれど、この料理ばかりは酒が欲しくなる。こってり味で美味しかった。
 
シメの炭水化物も、野菜の麺料理か焼味丼の2択。
 
私は当然焼味丼。
 
蒸し鶏とチャーシューの2種類が乗った丼は、ご飯にも焼味のたれが少量かかっていて、ミニ青梗菜も添えられていた。
一風変わった点心が多かったコースだけれど、この焼味は定番ど真ん中の味。たいそう美味しかった。
 
そしてデザートは冷たい液体系のが3種類からの選択。
 
中華汁粉とタピオカやココナッツミルク入りの苺ミルク、そして大好物の楊枝甘露。
 
ここもやっぱり好物は外せずに、楊枝甘露にした。マンゴー風味濃厚で、こんな季節だけれどちょっと夏っぽい味わいで。
 
そう、外は、笑っちゃうほどの大雪だったりした。
 
千葉を出る時には小雨だった天気は、武蔵小杉あたりで雪になり、横浜に到着した頃にはけっこうな大雪に。
食事を終えた頃には雨になっているかと思いきや、えんえんと降っていたようで、バス停の屋根などがうっすら白くなっていた。
横浜元町「ecomo bakery」にて
 Wチーズケーキ \450
 アイスティー \500
そしてランチ後に向かったのは「横浜人形の家」。
 
4月まで開催の「後藤由香子展 ~時空を超えた愛の贈り物~」を見てきた。
 
真っ黒な雛人形が衝撃的だった後藤由香子さんの追悼個展を見てきました。美しい……! 数年前、マスコミで紹介されていたのを見て、「すごい雛人形もあるものだなあ」と感動した、後藤由香子さんの雛人形。
 
今風の顔立ちに、雛人形らしからぬシックな色合い、シルクフラワーがふんだんに使われた世界観。素敵だなぁと思っていた。
 
人形作家としてこれからという頃だったろうに、ガンにより49歳の若さで去年の秋に逝去してしまったのだそうだ。
 
会場は全て撮影可能。大きなカメラを持った人たちも沢山来ていました。 上の黒い雛人形は、ゴスロリがテーマの「Gothic」。
 
右の写真は「As time goes by」という名前の雛人形。
 
色の重ね方、大胆な柄の選び方、テーマに沿った建具や小物、どれもが素敵。
 
動きのあるポーズのお人形も多くて。かーわいい。 こちらはコンパクトなシリーズの、「妖精~桜~」。
 
同じシリーズの「ミモザ」もあって、どちらも花の妖精のような雛人形。
 
お花がたくさん飾られて、お雛様の手には小鳥まで。
 
雛人形にはまず見ない、立ち姿の人形も数多く、本当に壮観だった。
 
館内の常設展は国内国外の人形が色々飾られていて、一角では「文豪ストレイドッグス」の企画展も。
「あー太宰さんだー」
とにへらにへら、それも眺めてみたりして。
 
横浜元町の隅っこにあったパン屋さん「ecomo bakery」で少し休憩。 人形を見終わる頃には、雪がみぞれっぽくなっていた。
 
パンが買いたいなと話していたら、友人が元町の端っこにある徒歩圏内のパン屋さんを探してくれて、そこに行ってみようかと「ecomo bakery」という可愛いお店に。
 
中には喫茶コーナーも併設されていたので、そこでお茶を飲み飲みケーキを食べてきた。
 
「Wチーズケーキ」は、ベイクドチーズケーキにレアチーズケーキを重ねた2層のチーズケーキ。
 
大きな銀色の皿にはグラノーラのような、ドライフルーツとナッツの飴がけが添えられていた。
紅茶がアールグレイではなくウバなのも私の好み。
 
もう少し天気が良くて寒くなかったら元町散策も素敵だったのだけれど、なにしろ今日は寒くてまるで真冬の空模様で。
また会おうねと、お茶の後は散策をせずに帰宅したのだった。
だんな特製 豚肉の生姜焼き w/キャベツの千切り
肉団子と白菜の煮込み
ビール(サントリー ザ・プレミアム・モルツ〈香る〉エール)
で、夕飯、
「どうしよう、それほどお腹は空いてないけど」
と、留守番のだんなに連絡して、「生姜焼き食べたい」との返事を貰い。
 
じゃあ材料買って帰るよと豚バラの薄切りとキャベツを買って帰宅した。
 
寒かったでしょと沸かしておいてくれたお風呂に早々入って、あとはだんなが夕飯を作ってくれて、なんだかお大尽のような感じになった今日の夜。
 
米飯を食べられるほどの余裕はなくて、それでも生姜焼きはしっかり食べた。山盛りの千切りキャベツも。
昨日の肉団子の煮込みも残っていたのでスープ代わりに出して、ビール傍らにもぐもぐと。
 
だんな昨日だか一昨日だかの昼御飯に外食で生姜焼きを注文したのだけれど、それがいまいちだったんですって。
こういうのは家で炒めて食べるのが、なんだかんだ美味しいよね。

2012年9月1日土曜日

江の島満喫。

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目玉焼きトースト
ヨーグルト(牧場の朝)
アイスカフェオレ
夏休み最後の週末。今日から9月。
 
今日は8時過ぎには家を出るからねー……と慌ただしく迎えた土曜の朝は、目玉焼きトーストを囓って行くことにした。昼御飯の算段を全くつけていないので、一応ちゃんと食べていかないとね、と。
 
時間があまりなくて、「このままちんたらオーブンに入れておいてもあと10分近くかかるし」と、オーブンで焼いていた途中で急遽魚焼きグリルに入れてみることに。焦げるのが心配で目玉焼きトーストには使っていなかったのだけれど、とても上手いこといって、実に美味しそうに焼けてくれた。卵も絶妙に半熟。
 
熱い熱い言いながら急いで食べて、いざ出発。
鵠沼海岸 「埜庵」にて
 白桃みるく 2×\900
 おかわり練乳 \100
 梨(幸水) \900
 ……かき氷3杯を息子と2人で。
目指したのは、湘南、江の島。
 
実は息子、まだ夏休みの宿題が終わりきっていないのである。だからこの週末は必死でやらないと、という感じだったんである。
……でも、昨日の朝に、大好きなかき氷屋さん「埜庵(のあん)」のwebサイトの更新があって、「桃のかき氷「白桃」始まりました。もう一つは「梨」。幸水の手に入る時期までです。」の一文を見てしまったのだった。ぎゃー!白桃!ぎゃー!梨!
 
9月に入ったらすぐに息子の学校は期末テストがある(2学期制だから、10月に1学期の終わりが来る)。週末も何かと予定が入っている。この週末を逃したら、もう今年は白桃かき氷も梨かき氷も食べられない。混雑するのがわかっているからできれば週末は避けて行きたかった……けど、息子はここの白桃氷が大好きだから、私が一人で行っちゃったりしたらかなり恨まれるだろうしなぁ。
 
「……というわけでさ、この週末、埜庵行く?」
「行くーーーーー!」
「……でも君、宿題終わってないよね?」
「一日あれば大丈夫!絶対!」
「……絶対だね?」
 
というわけで、「天気が悪いだろう日曜は絶対勉強すること」と約束して、本日お出かけ決行。埜庵、夏の週末は「整理券」が発行されて「○時に来てね」と指定されたりするらしい。整理券になっちゃうよりは、開店前早めに到着して「第一陣のお客さん」で入店しちゃった方が気が楽だねと、お店到着目処を10:30(開店は11:00)にして向かってみた。そしたらめでたく2組目。
 
たまたま、駅で階段に近い車両に乗っていたのが幸いして(そして何度も来てるから道に迷いようもなく)、さっさかさーとお店に向かえたわけだけど、同じ列車に埜庵目当てのお客さんが10人以上乗っていたらしい。ものの数分のうちに店頭にはずらりと5組以上のお客さんが並ぶことになったのだった。
 
さて、30分頑張って待つかー……と覚悟したところで、「まだ早いですけれど、お待ちのお客様多いので開店致しまーす」と嬉しい言葉。私の雨女パワー(?)が炸裂してしまったものか、よりにもよってこの界隈は「11時から13時は雨」という不運な予報も出ていて(お店はテラス席もあるので、雨が降ると使える席が半分になってしまう)、とにかく色々上手いこと回ったのだった。幸いにして埜庵滞在中は雨には見舞われなかったし。
 
「やっぱり最初は白桃だな!」
「だな!……あ、お母さん、僕、"おかわり練乳"足してみたい」
「いいよー。……私にもちょっと頂戴ね?」
と、息子と私、それぞれ最初は(ええ、「最初」は)「白桃みるく」を。
 
「埜庵」にて、白桃みるく+おかわり練乳。 木製トレイに、ぼぼーんと迫力のサイズの練乳かき氷と、片口に入った白桃シロップ。
 
で、「おかわり練乳」は、シロップの片口よりふた回りほど大きなミルクピッチャーに入れられてやってきた。何度か来たけど、おかわり練乳をいただいたのは初めて……だった、かな?
 
今年は何度か我が家でも手作りシロップで「白桃かき氷」をやってみていたわけだけど……やっぱり違う。「恐れ入りました」という感じ。
 
白桃をジューサーにかけた(そして、シロップ足した?)だけではない甘さや香りがあって、この桃シロップは美味しいわ練乳もやっぱり美味しいわ、何よりふわっと盛られた氷も美味しいわで、相変わらずの至福なかき氷なのだった。練乳増量も素敵だ。
 
「……さて。おかわり!」
「じゃ、頼んでくるね」(食券制じゃないけど、注文は1階の厨房前でしないといけない)
 
2人で4杯いけるかなぁ、とも思ったのだけれど、後でお腹痛くなっても困るし、今日は「2人で3杯」ということに。空いている季節だったら、諸々他の用事を済ませて夕方もう一度来るという荒技もできるけど、混雑必至の今日はさすがに無理だろうから、それは秋以降のお楽しみだ。
 
「埜庵」にて、初体験の梨かき氷!うまー♪ で、お代わりかき氷は「梨かき氷(幸水)」。
 
こちらは練乳が使われておらず、氷の上にはごくほんのりベージュ色がかった梨シロップがかけられて、
「お好みでこちらの糖蜜をおかけください」
と、透明なシロップが添えられてきたのだった。
 
確かに淡い梨の甘さには練乳はちょっと似合わないかもね……と思いつつ、でも息子は残った「おかわり練乳」を取り分けた皿に垂らしてみたりしながら、「これも旨いよ」ともぐもぐ。
 
和梨は、加工品にはいまいち向かない繊細な甘さと香りを持つ果物なわけだけど、「梨の氷菓は案外と美味しい」というのは「ガリガリ君梨味」で実感済み。だからぜ~ったいこのかき氷も美味しいだろうな~と期待していて、その期待を裏切らない幸せな美味しさだった。
 
爽やかな柑橘系の酸味もほのかにあって、でも梨の風味がとても濃厚。添えられた糖蜜は、いわゆる「基本のシロップ」というものだったのかな(直接舐めてみれば良かった……)。途中で足しつつかけても、梨の甘さや香りが損なわれることもなく、ずっと口や鼻に梨の香りが残っていた。
 
せっかく「えのすい」の年間パスポートも持っていることだし、ちょいちょい食べに来たいのだけれど、いかんせん往復の電車賃が3000円。なんとも贅沢な遠征かき氷なのだった。あー、でも、秋の葡萄かき氷も食べたいのよ、私……。
江の島 「カプリチョーザ」にて
 江ノ島セット \3980
     カプリチョーザのシーザーサラダ
     マルゲリータピッツァ
     ベーコンとクリームのスパゲティ カルボナーラ
     生チーズケーキ ラズベリーソース
     アップルタルト
     メロンソーダ・生ビール(グラス)
     アイスウーロン茶×2
かき氷1.5杯食べてお腹もたぷたぷになったところで、「じゃあいつものコースに行きますか!」と、えのすいへ。年間パスポートまで所持している私の目当ては、関東最大級の充実ぶりを誇るクラゲの展示。今日も、ピチピチと良い感じのクラゲたちが展示されていた。
 
新江ノ島水族館、クラゲショーが始まりました ゴメン、お母さんのことは30分、いや、1時間くらい忘れてて!と息子と別行動して、クラゲを堪能。
 
右の写真は、到着後ほどなくして始まったクラゲショー「海月の宇宙」。照明と音楽で、パシフィックシーネットルの大水槽が色とりどりに照らされるショーだった。プラネタリウムみたいで、ちょっと素敵。
 
今日は私の大好きなパープルストライプドジェリーの展示があったり、初めて見た「ハブクラゲ」の展示もあって、収穫色々。あと、大きなオワンクラゲも素敵だったなー。
 
というわけで、撮ってきたクラゲ写真からマシなものをこちらのフォト蔵アルバムに掲載してみましたー。混雑していたから、水槽に長い時間貼り付くわけにもいかず、あんまり素敵な写真は撮れず……(残念……)。
 
えのすいにて。「しんかい2000」! そしてこれは、今年の7月半ばから展示が始まった「しんかい2000」(模型じゃなくて実物よ♪)。
 
去年だか一昨年だかに生きて捕獲されたミツクリザメのホルマリン漬け標本もあったりして、深海好きにはうっとりな展示。ああ、私、やっぱり江の島界隈に住みたいかもしれない……。
 
そんなこんなで、えのすい堪能後にはすっかり良い時間になったのでお昼御飯!
 
本当は、えのすいのすぐ向かいにこの夏オープンした「Eggs'n Things」に行きたいところだったけれど、当然のごとく大行列。
 
まぁ、ここは夏が終われば多少空くだろうし、そしたらまた来ようねと、並びの「カプリチョーザ」に入ってしまうことにした。店頭で紹介されていた「江ノ島セット」なるものが魅力的だったので、「これいいね」ということで。
 
2人前のセットは3980円で、ビールも選択可能なドリンク2杯に、それぞれいくつかの選択肢がある中からサラダとパスタ(150gサイズ)とピッツァ、ハーフサイズのデザートも2種類来て、食後のドリンク(ホットコーヒーかホットの紅茶、それかアイスウーロン茶)もついてくるという。
 
今日の外出のかき氷の後の予定は、もっぱら私の興味で息子につきあって貰っているので、「君の好きなの頼むと良いよ」と息子にメニューを選ばせてやった。結果、シーザーサラダにマルゲリータ、カルボナーラといういつもながら「チーズやクリームが多め」な感じのメニュー構成に。
 
ここのカルボナーラは、どの店でいつ食べてもなんだかシャバシャバと水っぽくて、「もっと生クリーム煮詰めると良いのにねぇ」と思っていたりする。ピッツァも、なんというか「普通」な感じ。
 
でも、カプリチョーザは、実は私が初めて「自分のお金で(バイトしたお金で)夕御飯を食べた」お店だったりして、なんとなく思い出深いチェーンなのだった。お茶とか昼御飯とか、それこそファストフード店はそれまでもさんざん行っていたけれど、「家族と一緒じゃない状況で夕飯を外で食べる」というのは大人っぽい感じがして、友人との御飯だったのになんだか緊張したんだよなぁ……、なんて思い出したりして。
江の島のお茶屋で
 江の島鎌倉サイダー \300
盛りだくさんの今日一日、せっかく江の島界隈に来たのだから「江の島にも寄りましょ」と。
 
何度も来ている江の島(目的は主に猫)、でもそういえば展望台まで行って戻るばかりで、その「奥」は行ったことないなぁ、と。確か洞窟みたいなのがあるんだっけ?と、調べてみたら「江の島岩屋」なるものがあるそうで。江の島信仰の発祥の地、なのだそうだ。岩屋の奥はろうそくを持って進むようになっていて、富士山の氷穴に繋がると言われている穴があるとか。
 
歩いたことのないエリアに行けば会ったことのない猫にも会えるかもだし、奥津宮あたりまで歩くならちゃんと最初からお参りしてみようかと、江島神社を順に参拝していうことにした。言い出しっぺは私だけれど、これがもう、なかなか大変で……。ものっすごく歩いたし、歩いた以前に階段の上り下りが多くて、最後はかなりへこたれた。岩屋近くの船乗り場から江の島駅近くまで戻ってくるつもりが、「本日運休」の看板がかかっていて泣く泣く徒歩で帰ってきたのも疲労困憊になった原因の一つ。
 
ともあれ、島玄関近くの辺津宮(へつみや)参って中津宮(なかつみや)参って、奥津宮(おくつみや)へと、全部参拝して、今日は江島神社を満喫してきた。
 
何度かスコールのような大雨があった今日の天気。折良く水族館堪能中、お昼休憩中に降っていたようでこれまで全然大丈夫だったのに、江の島に入った途端にどうやら今日一番の大雨。絵に描いたような「土砂降り」に見舞われて、携帯電話で雨雲レーダー睨みつつ、「あと20分も待てば絶対止むから、ちょっと待ってよう」とお土産物屋さんの軒下で雨宿りしていたりした。
 
そんな天気だったから、いつもはそこここに寝転んでいる江の島の猫たちも、これじゃあ会えそうにないねとがっかりだったのだけれど、大雨が通り過ぎたらあとは晴天になり、気温も一気に急上昇、道路もあっという間に乾いて、展望台に着いた頃からそこここに猫の姿が見えるようになってきた。島の人に餌をもらい、観光客にも愛でられる猫たちはたいがいが人なつこくて、まるまると肥えている。「猫いたー」「あそこにも!」と、結局今日も10匹ほどの猫たちと会うことができた。
 
江の島、雨上がりの稚児ヶ淵。 岩屋付近のこのあたりは「稚児ヶ淵」と呼ばれているそう。
 
天気が良ければ富士山も見えるそうで、磯釣りのポイントでもあるみたい。私は靴が滑りそうだなと降りなかったけれど、息子がすったすたと降りていた。
 
江の島の岩屋。ひんやりしてます。 そして波の浸食でできた洞窟、岩屋に到着。
 
夏は涼しく冬は暖かい岩屋、天然のクーラーのようにひんやりした空気だった。入洞料払って奥へ奥へと進み、途中からはカウンターでろうそくもらって、ゆらゆらさせながら先へ進む。
 
しかしここ……「洞窟」って、基本的には好き(アメリカの国立公園とか鍾乳洞とか、たまらん……♪)なのだけれど、それでもって、江の島は島全体がパワースポットと呼ばれている、感じの良い場所なのだけれど、この岩屋はなんだか良い気持ちはしなかったのが、残念……というか、「あれええええ?」という感じ。単に観光客みっちりで息苦しかっただけかもしれないけども。
 
江の島の猫さんその1。豊満なボディ……♪ 最後に、今日会えた江の島の猫ちゃんから2匹。
 
こちら、奥津宮近くの喫茶店の前の歩道に寝そべっていたトラ猫さん。
 
比較対象になるものを一緒に撮らなかったのが悔やまれるほど、それは見事な巨体の猫だった。
 
たいそう豊満でふくよかで、抱っこしたら8kgくらいはあるんじゃないかな?という感じ。うちの猫を3回りくらい大きくしたような感じ。
 
行き交う人々が、皆口を揃えて「でかっ!」と言っていたのだった。
 
江の島の猫さんその2。目が青いんです。 こちらは「下道」経由で戻り途中に出会った猫さん。
 
耳と顔の一部、尻尾だけがベージュ色の白毛の猫で、目が綺麗な青。
 
「あ、青い目だ」
と記憶に残るくらい、野良猫で目が青というのはやっぱり珍しい印象があるんだな-、と。
 
人は普通には行けない、柵の向こうのちょっとした崖の下にいた猫さんだった。
レタスときゅうりのサラダ
「湘南ポテト」の
 ポテトコロッケ
 コーンクリームコロッケ
「むすびのいちばん」の
 ツナマヨむすび
チューハイ(アサヒチューハイ果実の瞬間 贅沢みかんテイスト)
「……も、ダメ。お母さん閉店しました。本日の営業を終了しました」
「……どゆこと?」
「もう御飯の支度とかヤダってこと。家帰ってお風呂入って酒飲んで、寝たい」
「えええええー?」
 
お母さん、体力なさすぎー……と息子に言われたけど、あれだけ江の島歩いたら(高低差が!何より高低差が!)たいていの人は疲れると思う。
 
そっかー……と息子は考えて、「夕飯、牛丼食べたい。吉野家の」と。
 
いやいや夕飯牛丼って、なんかちょっと切なくない?と返しつつ、「まぁ、それでもいいか……」と思いつつ、一応お総菜も買って帰ることにした。大船で乗り換えついでに駅ビル寄って、何度か買ったことがある「湘南ポテト」という揚げ物屋さんでコロッケをいくつか。
 
地元に帰って息子には牛丼買ってやり、私は隣接のおにぎり屋さんでツナマヨむすびを1個買って、それで帰ってきた。
 
お風呂に入ったら少しは元気が戻ったので、レタスときゅうりのサラダだけささっと用意して、あとは買ってきたもの並べて夕御飯。時計を見たら今日は10時間も外出していたことになっていて(うち4時間は移動に使ったわけだけど……)、そりゃ疲れるはずだねと。
 
でも盛りだくさんの一日に悔いなし。楽しかった~。

2012年5月9日水曜日

江の島満喫~

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
藤沢「8HOTEL」にて
 Original Hot Sandwich \500
藤沢の「8HOTEL」に宿泊の昨夜。
 
チェックインカウンターで500円のチケットを買うと、1階のカフェレストランで朝食をいただくことができる。事前にメニューをネットで確認していて、これはいいなと友人と一緒に食べることにした。
 
内容は、ホットサンドとサラダとヨーグルト、飲み物。ホットサンドの具は選べないけれど、サラダとヨーグルトと飲み物はお代わり自由のセルフサービス。
 
500円でこの内容は結構嬉しい。そしてホットサンドは期待以上に美味しかった。
 
8HOTELの朝御飯。良い感じ♪ 飲み物はリンゴジュース、野菜ジュース、ホットコーヒーの3種類。
 
サラダは千切りキャベツがベースになっていて、柚子ドレッシングとシーザードレッシングを自分でかける。
 
ヨーグルトのソースも苺やブルーベリーなど数種類。
 
で、ホットサンドは、ホットサンドメーカーで作るものではなくて、大きなホットプレートで具と共にパンも炙ってサンドするというちょっと面白いものだった。挟んであるのは薄焼き卵とハム、チーズ、ドレッシングで和えた風のコールスロー。
 
チーズがとろんと溶けて野菜と混ざり、想像していた「ホットサンド」よりずっと食べ応えがある美味しいものだった。パンも10枚切り12枚切りとかじゃなく8枚切りのものだったし。
 
力が沸いてきました!と、いざいざと友人と向かったのは、小田急線で数駅の距離の「新江ノ島水族館(通称"えのすい")」。
 
毎月9日は、平日週末にかかわらず「えのすいクラゲの日」というイベントがあって、水族館員の引率で江の島にクラゲを採取しにいくイベントがある。
 
一度12月に参加したことがあるのだけれど、やっぱり冬のクラゲはなかなか採取が難しいようで、あんまり芳しくない釣果(釣果という表現で良いものか……)となったのだった。
 
で、やっと春到来!ということで、冬よりはずっとクラゲも増えてきているはず!と、参加ついでにその手のものにくいついてきそうな友人に「良ければ一緒に参加してみる?」と声をかけてみたところ、「行く行く、行きます!」と。友人と2人、クラゲ採取に励んでみた。
 
ふわふわ海の中を漂うクラゲは満ち潮に乗って浜に近づき、引き潮と共に沖に行ってしまう。だから採取イベントは潮の満ち引きに合わせての開催になっていて、今日のイベントは朝9時集合。千葉の我が家から当日向かうとなると、朝のラッシュに揉まれて移動する必要があるわけで、それも藤沢に前泊しちゃうことにした理由の一つだ。
 
でも、あいにく今日は先日の荒天の影響で、湾内にはゴミがたくさん。木くずが大量に浮いているのに、でも水は濁ってない(プランクトンたくさん含んでそうな濁った海水の方がクラゲもいる確率大らしい)という、ちょっと残念な状況だった。
 
「気温は充分なんですけどねー……先月のクラゲの日は、大漁だったんですよー」
真夏でも、タイミング悪いとやっぱり1匹もみつからない、ってこともありますからね……とのことで、自然はなかなか思うようにならないものだ。
 
前回と同じく、4m近く伸びる網を持って、海水にくぐらせてそれを濾して……と、「砂金取り」のような作業が続く。目視でクラゲがみつかるなら苦労しないというもので、今日はメンバー全員、「やった!クラゲいた!」とわかるサイズのものはつかまえられず、12月以上に厳しい状況となってしまったのだった。うーん、残念。
 
「えのすいクラゲの日」ですが、タコがいました そんな中、トリーター(=水族館の飼育員)さんが、
「あ、いたいたータコいましたよー」
と、見事にアミでつかまえたのが、小さなマダコ。手のひらサイズだ。
 
動かないと、ホントに岩と区別つかないんですけどねー、みつけるポイントは目です。目だけは擬態できませんからねーと、他の参加者もたくさん覗いていたはずの岸壁からするっとタコをみつけて更に捕獲するその見事な手腕に驚き。
 
他にみつけたヒトデなどと一緒に、もしかしたら水族館のどこかの水槽かプールに入れられることになるかもしれませんねー、ということだった。
 
えのすいクラゲの日」、今日のクラゲ水…… というわけで、本日の私の「クラゲ水」。
 
何かプランクトン的なものがいる感じはあるけれど、「クラゲいる!」とはさっぱり確信できない液体が今日の成果。
 
これを水族館に持ち帰って、ボウルに水入れてクラゲを探して、顕微鏡で観察して「同定」する作業に入る。学生時代の理科の勉強をしているみたいで、これがなかなか楽しいのだった。
 
クラゲいました!これは「オオタマウミヒドラ」 なんか、明らかに虫っぽいのがいるよねー、これは?違う?
と、賑やかにかつ厳かにクラゲ探し。
 
私のクラゲ水からは(友人のクラゲ水からも)さっぱりクラゲがみつからず、半ば涙目になりながらトリーターさんにも手伝ったもらったら、やっとこさクラゲ発見!
 
顕微鏡にデジカメ押し当てて撮影したので、実際のサイズは2mmくらい。名前は「オオタマウミヒドラ」。ぴよぴよ動くかわいいヤツだった。
 
ああ、カツオノエボシとかアカクラゲとか贅沢言わないから、アンドンクラゲとかギヤマンクラゲとか、ベニクラゲあたりが採取できたら楽しいなあぁぁぁ。……次回がんばります。
 
解散後はちらっと水族館内を散策。もう12時過ぎていてお腹空いちゃって、でもクラゲ水槽だけはちゃんと見てきた。今日はタコクラゲが素敵だったなーというわけで、クラゲ写真はこちらにまとめてございます。
江の島 「HANABI」にて
 生しらす三色丼 \1500
もうダメ、超お腹空いた……と、私も友人もふらふらで、手早くえのすい近くでお昼御飯。
 
「横浜中華街まるた小屋 江ノ島店」という案内文字が添えられた「HANABI」というお店に入ってみることにした。しらす丼ならすぐに出てくるかしらね?と、2人して「生しらす三色丼」を注文。
 
「HANABI」の生しらす三色丼~♪ 生しらすと、釜揚げしらす、手作り生しらす煮の三色盛りのしらす丼。
 
更に刻み海苔ととろろ、青じそと卵の黄身がトッピングされている。
 
しらす煮はすでに味がついているので釜揚げと生しらすの部分にわさび醤油をかけつつ食べてくださいね~、だそうで、卓上のレモン水をお代わりしながら、もぐもぐ。
 
生しらすは、その「普段はあまり食べられるものではないし」という希少な感じでつい注文してしまうけれど、実のところ、私の好みは釜揚げしらすの方だなと思う。さほどしょっぱくない、ふんわり煮られたしらす煮も良い塩梅だった。
 
お味噌汁はわかめとお麩入り。
鵠沼海岸「埜庵」にて
 マンゴーみるく \800
まだ5月だけど、そして今日はちとうすら寒い気がしなくもないけども、でも江の島に来たらここに寄らなきゃなんだよー!と、友人連れて食後はかき氷屋さん「埜庵(のあん)」に。
 
友人は「抹茶みるく金時」、私はかなり悩んだ結果、季節メニューの「ベリーベリー」と「さくら」にもたいそう心惹かれつつ、ド定番の「マンゴーみるく」にした。なんだか今日はマンゴー味のものが食べたかった。
 
半年ぶりくらいの「埜庵」のかき氷。友人の抹茶も良かったなぁ……。 友人のも私のも、パッと見は「ただの練乳かき氷」風のがやってきた。
 
更に別添でマンゴーソース、抹茶シロップが添えられてきて(今日の一番上の写真は、だから自分でソースをかけてから撮影したのでした)、更に友人の氷には掘り進んだその中にあんこが詰まっている。
 
「チューブに口つけて飲んじゃうくらいコンデンスミルクが好き」という友人、オーダーする時も「おかわり練乳も頼むべき?頼むべき?」と悩んでいたけれど、「デフォルトでたっぷりかかってくるから、とりあえずそのまま食べてみても良いと思うよー」とアドバイス。
 
表面にもたっぷりかかった練乳は、氷を削る途中にもかけてくれているので氷が溶けるにしたがってミルクセーキのような感じになってくる。私のはマンゴーミルク、友人のは抹茶ミルクみたいになってきて、それを「飲んでも良いように」と店内にはストローが用意されている。
 
はああああ、やっぱりここの練乳は美味しいなぁとうっとりしながら、友人と
「練乳だけ売ってくれると嬉しいよね」
「いやー……やっぱり冷蔵品だし、手間もかかるし大変じゃない?」
レシピ載ってる本出てるから自作するしか!私は近々作る予定だよー、とか話しつつ、しばしお客は私たちだけの二階席でまったり。
 
ゴールデンウィークには店頭に行列ができるほどの混雑だったらしいけれど、今日は本当に静かなお店だった。
山盛りサラダ
炙り鮭丼
豆腐とわかめの味噌汁
麦茶
なんだかんだで帰宅は夕方。
 
藤沢駅前の小田急デパートで北海道物産展が催されていて、友人と別れる前に一緒にちらっと覗きに行った。
目当ては、駅のそこここに貼られていたポスターに掲載されていた美味しそうなバームクーヘンで、
「これ美味しそう!」
「買って帰る?」
と、行ってみたわけだけれど、残念ながら目当てのバームクーヘンは味見してみたら今ひとつ。売られていたのは冷凍されたバームクーヘンで、なんだかポソモソした食感なのだった。
 
代わりにと、夕飯に買ってきたのは「炙り鮭丼」。炭火で炙った風の鮭の切り身が御飯に盛られ、御飯には醤油ベースの甘じょっぱいたれが少量かかっているというもの。
 
帰宅してすぐにちょうど野菜が届いたところだったので(届いた野菜の詳細は明日の日記に書きますー)、さっそくこれを食べようと、サニーレタスをざくざくちぎってマスタードグリーンと合わせ、小さな人参は皮を剥かずにスティックに。いつものサラダ用のガラス器ではなく、シチューをよそう大ぶりの深皿にごそっと野菜を盛って玉ねぎドレッシングをかけたのを用意した。
 
味噌汁は、一昨日息子との夕飯用に作ったのがちょうど1杯分余ってしまっていたので冷蔵庫に入れておいたもの。味噌汁なんてそう何日も保存しておくべきではないけれど、もったいないしとこれもチンして添えてみた。手間のかからない割にそれなりにバランスの良い夕御飯。
 
外出の荷物の片付けがあったりとか、仕事と遊びで撮影した山のような写真の整理、昨日今日来た仕事のメールのお返事などなど、思っていた以上にやることがあって、「一人が寂しい」と思う余裕もなく、あっというまに夜も更けてしまった。
 
明日は一日予定もないけれど、天気も良くないみたいだし、何より大きな仕事を控えているので遊ぶどころでも「一人を満喫」どころでもない予定。

2011年10月16日日曜日

えのすいとかき氷と中華街の一日

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
江の島「Denny's」にて
 選べるサラダモーニング \500
     ツナとフレッシュ野菜のサラダ
     グリルドチーズサンド
 フリードリンク \280
江の島で過ごした一夜。
 
昨日も一日湿度の高い嫌な蒸し暑さがあったけれど、今日は素晴らしい青空。気温も朝からたいそう高く、気温はぐんぐん上がりそう。昨日も結局一日半袖だったけれど、今日も半袖で行動だなーという感じだ。
 
朝6時半に朝風呂を楽しんでから少し部屋でのんびりし、その後ゆるゆるとチェックアウト。
 
今回の1泊2日の小さなお出かけには私のノートパソコンは持参しなかったのだけれど、そこで取り出した秘密兵器(というほどのものではないけど)が、Bluetoothキーボード。値は少々張ったけれど、REUDOのものが評判が良く、コンパクトなのも気に入ってこれを買ってみていた。
 
これを接続するとあら不思議、iPhoneがネット接続できるpomeraに変身!という感じで、日記を書くのも簡単に。pomeraもたいそう好きだったのだけれど、書いた文章を即座にメールで送信できたりする分、iPhone+無線キーボードの方が軍配が上がるという感じだ。
 
お昼御飯は、本日の目的地「えのすい」に向かう前に、水族館前のデニーズで。
 
お店に入った次点ではフレンチトーストを食べる気満々だったのだけれど、メニューを見ていたらサラダが恋しくなってしまったので、私はサラダのモーニングセットを。ツナと野菜のサラダに、選択できるドレッシングはコブサラダドレッシングを、選択できるパン類はグリルドチーズサンドを選んでみた。飲み放題のソフトドリンクをつけてもらって、最初にレモネードを1杯、アイスティーを2杯。
 
えのすいの「クラゲ検定」に挑戦! そしてオープンと同時に「えのすい」に入館して、家族で挑戦してきたのが「第2回 えのすいクラゲ検定」というニッチなイベント。
 
日本でも有数の「クラゲ飼育に力を入れている水族館」である「えのすい」ならではの、「クラゲ筆記テスト」が開催されたのだった。
 
「クラゲの基本問題から、“えのすい”ならではの問題まで、図鑑や教科書だけでは答えられない問題にチャレンジしてみませんか。」
との案内に「挑戦するー!」と食い付いたのは当然ながら私だ。
 
申込時に「初級(プラヌラ級)」「中級(ポリプ級)」「上級(エフィラ級)」を選択し、参加費はいずれも500円。30問中24問(80%)正答すれば合格で、エフィラ級の合格者へのプレゼントは、なんと「えのすいトリーターと行くクラゲ乗船調査へご招待」なんですって。
 
でも、その難易度はたいそう高め。クラゲ好きを自認する私でも初級をぎりぎり合格できるかな……という印象で、それでもせっかくだからと私は中級に挑戦してみることにした。だんなと息子は初級に挑戦。
 
クラゲ検定、すごい勢いで「ちゃんとテスト」でした…… 参加者は30~40人といった印象。
 
子供ばかりかと思いきや全然そんなことはなくて、大人も案外たくさん。
 
男女比は同率くらいという感じ。試験番号が貼られた席には「プ」「ポ」「エ」と挑戦級がわかる頭文字がついているのだけれど、エフィラ級挑戦者もいるようだった。
 
いやー、難しかった難しかった。「そんなの、えのすいのクラゲ飼育員でもなきゃわからないがね!」という問題もあったりした。
 
クラゲそのもの生態から離れて、「○○の作品に登場するクラゲの怪物は~」と、アニメ漫画小説ゲーム映画などなど、多岐に渡る分野からの出題がある。私はクラゲは好きだけどヒドロ虫全体が好きなわけじゃないんだよーと涙目になりながら必死で解いた。解いたけど、多分合格はしないだろうなぁ。
 
試験の結果は後日メールで知らせてくれるのだそう。
 
緊張の試験の後は、改めてゆっくりえのすいを見て歩いた(正確には「えのすいのクラゲを見て歩いた」)。
 
今日のえのすいクラゲの見所は、独特な外見の華やかしいクラゲ「ハナガサクラゲ」。タコクラゲ水槽にいた、ピンク色のタコクラゲもたいそう可愛らしかった。
 
定番のアマクサクラゲアカクラゲ。いつも展示されているわけではないクラゲはコブエイレネクラゲカブトクラゲカギノテクラゲエダクダクラゲなどなどに、今日は会えた。ああ、暗所でもばっちりピントが合って綺麗に撮れるカメラが欲しい……。
鵠沼海岸「埜庵」にて
 みるく金時+白玉 \900 (だんな)
 ぶどう \800 (私)
 白桃みるく \900 (息子)
 キャラメルみるく \800 (私おかわり!)
 生めろんみるく \900 (息子おかわり!)
これだけ来ていて、実は「えのすい」の年間パスポートを持っていなかった私。
 
一年に2回は来るけど、3回は来ない……かもしれないし……と二の足を踏んでいた(パスポートの金額は2回分の入場料と同じなので)のだけれど、パスポートを持っていれば同行者の入場料も割引になるそうで「誰かと一緒に1年に2回来れば、それだけで割安」ということに気付いて、やっと、この度申込をしてきた。
 
これで心おきなく江の島に来られるわ!と思うと、かなりわくわく。
 
そうこうしているうちに、ちょうど11時も過ぎたところだし、と、昨日に引き続いて「埜庵」に向かった。ほんのりお腹が空いていた&喉が乾いていたところだったので、かき氷は染みるほど美味しかった。美味しかったものだから、ついつい私と息子は「おかわりかき氷」を所望して、だんなをちょっと唖然とさせた。
 
「埜庵」のかき氷、これは季節の品「ぶどう」 私は、「ぶどう」を。
 
ぶどうゼリー入りの「Wぶどう」ではなく、あえて普通の「ぶどう」。
 
果肉の粒を感じるピオーネの濃厚なシロップがかかり、練乳は別添で。
 
昨日だんなの分を少し味見させてもらってはいたけれど、酔っぱらってしまいそうに感じるほどの濃厚な葡萄の香りには改めてうっとりだった。
 
息子は初志貫徹でブレることなく、今日も大好物の「白桃みるく」を。
 
「埜庵」のかき氷、みるく金時の白玉添え! だんなは、このお店の練乳にたいそう魅了されてしまったらしく、
「みるくが良い……抹茶は要らない……あ、みるく金時あるじゃん!」
と、あずき+ミルクのみるく金時で。
 
更に100円足して、白玉をつけてもらっていた。
 
そしてやってきたのは、「見た目はみるく氷」の、真っ白なかき氷。更に添付で練乳、小皿に白玉、と、もう全体的に真っ白だ。
 
あんこはというと、かき氷を掘り進めた中に、ひっそりと埋め込まれているのだった。果物の味のしない「ただひたすらにみるく味」の氷も、これまた絶品。あんこの部分も味見させてもらったけれどこれまた美味しくて、「いつかは宇治金時食べるんだー」と密かに決意したのだった。
 
「埜庵」のかき氷、最後はこんな感じにスムージーっぽく ジャリジャリしていないこのお店の氷は、涼しい時期でも食べ進むうちに思いのほか早いスピードで溶けていって、最後はこんな感じになるのがお約束。
 
この、「飲むかき氷」のような、シェイクのようなスムージーのような状態になったものをいただくのもお楽しみの一つ。最後までシロップや練乳を加減しながらとっておいて、最後の最後にミルクたっぷり足して飲むのも幸せだ。
 
「埜庵」のキャラメルみるく。塩キャラメル風味が楽しめました♪ で、早々に私がおかわり!
 
これが気になっていたのよねと食べてみたのが「キャラメルみるく」。
 
トレイの上には「みるく氷」と、別添でキャラメルソース。更に小さな器には、なんと粗塩と粗挽きの黒胡椒!「塩と黒胡椒はお好みで添えてお召し上がり下さい」だそうだ。
 
キャラメルは良い感じにしっかりとほろ苦く、上等なカスタードプリンの底にたっぷり溜まるカラメルソースを思い出させてくれるもの。
 
パラッと、粗塩と黒胡椒もかけてみた。このスパイシーな感じが確かに不思議とよく似合う。気分は流行の「塩キャラメル」な感じ。
 
僕もおかわり!と、息子は「生めろんみるく」 そして負けじと、息子もおかわり。
 
さすがに2日で3杯「白桃みるく」を食べ続けるのは断念したようで、彼のチョイスは「生めろんみるく」。
 
「メロンと牛乳」という組み合わせはなんだか不思議な感じもしなくもないのだけれど、これがまたよく似合うのだった。
 
とってもジューシー、メロンの果汁を滴らせたような、メロンそのものの味を感じるメロン氷も素敵な味……♪
 
キャラメルみるく、最後はこんな感じで。器がファイヤーキングなんですよー! 例によって、スムージー状になったキャラメルみるく氷の最後は、少量残しておいたキャラメルシロップをぐるぐるっと垂らしてこんな感じに。
 
よくよく見たら、なんとこの器はファイヤーキング!
 
注文したかき氷の種類で、盛りつける器もきちんと揃えているのは知っていたけれど、キャラメルみるくに合わせたブラウン&イエローのキンバリーボウルは殊更に素敵な風景。
 
程良い混雑ぶりで、盛夏の頃は大変そうなご主人も、楽しげに店内を歩いていて、たくさんおしゃべりすることができた。「常連」とはとても言えない頻度でしか訪れていないけれど、なんかばっちり覚えられてしまった模様。えのすいパスポートも手に入れちゃったことだし、一人ででもふらりと来ることに致します。
横浜中華街「金陵酒家」にて
 白切雞&燒鴨飯 \1000
 ビール
せっかくこちらまで出てきたのだから、と、横浜中華街でちらっとお買い物してから帰ることに。
 
さすがにかき氷2杯食べたらお腹も膨れて(最初「だって水分じゃない、大丈夫だよ」と言っていたのだけれど、だんなに「でも糖分たっぷりよ?」と言われて確かに……と……)、さらっと食べようということで、「じゃあ丼だ!」と。
 
お気に入りの焼味屋さん「金陵」に向かうことにした。
 
店頭でさして宣伝もしていないけれど、細い階段を上がった2階で、焼味丼やその他諸々のメニューを楽しむことができる。チャーシューや蒸し鶏など、各種揃った丼メニューから2種類選んで乗せてもらうと1000円だ。
 
私は蒸し鶏と焼き鴨の丼「白切雞&燒鴨飯」を、だんなはチャーシューと蒸し鶏の「叉燒&白切雞飯」を、息子はチャーシューのみの丼「叉燒飯(これは800円)」を。
 
ビール飲み飲み、クーラーのないお店で「今日はあっついねー」と汗かきながら御飯をかっこんできた。
 
青菜と半割の煮卵が添えられた丼は、香港の街角の焼味屋さんで作ってもらう弁当を思い出させる幸せな味わい。
 
焼味盛り合わせ+御飯と別々に注文しても良いのだけれど、焼味から滴る油や調味料が御飯にじんわり染みたところをいただくのが最高だったりするのだった。
 
横浜中華街「金陵」にて、こちらは私の白切雞&燒鴨飯♪ 私はうっかり、鶏も鴨も骨つきだったのを忘れて盛ってもらい、食べるのに難儀したわけなのだけれど、それも悔いなしと思える美味。
 
ここの叉焼饅がまた絶品なのだけれど、あいにく今日はもう売り切れとのこと。
 
夕飯に軽くつまみましょうか、と、燒豚(皮目をカリッカリに焼いた豚バラ肉)を200gばかり包んでもらってお店を出た。
 
さすがに少々お疲れで、あとは手早くお買い物して中華街を後に。
 
「肉まん3個900円→600円に割引セール中!」との案内を見て通りがかりに買ってみた「揚州飯店」の肉まんと、「萬珍樓」の月餅2個とミニあんまんミニ肉まんのセット、「永楽製麺所」でちゃんぽん麺とたまご麺、「大珍樓」でカスタード饅、それと中華食材屋さんで料理用の安紹興酒。
 
私たちはたいてい石川町から中華街に入るのだけれど、買い物して歩くのもおおむね石川町寄りのエリア。次あそこー!んでもってあそこー!とさっさか歩いて買い物して帰路についた。
 
しっかし中華街、「○○のチャンピオンの店」みたいなのが溢れすぎ。もともと中華街を歩いていて興味を惹かれるお店は5割に満たないくらい、という感じだったのだけれど、それがもう「3割に満たないくらい」な印象になってきた。行きつけのお気に入りの店しか行かないでいいや、という感がますます高まる一方。
 
以前は大珍樓の店頭で蛋撻なども売っていたのだけれど、それも無くなっていて、「蛋撻無くなっちゃったのー?」と尋ねたら「もうお土産用は売らなくなっちゃった」と。
 
で、
「あっちの店にはあるんだけどね」
と指差されたのは、「○○チャンピオン」系の店だったりして。
 
肉まんは異様に安いけど、蛋撻は異様に高くて、「あの店のなら、要らない……」としょんぼりお店を後にしたのだった。
笹かまぼこ
ほうれん草のにんにく炒め
「金陵」の燒豚
豆腐と油揚げの味噌汁
羽釜御飯
ビール
遅めの昼御飯だったし夕飯は軽くで良いよねと、帰宅してお風呂済ませた後にちょっと遅めの夕御飯。
 
買ってきた燒豚の他は、ありものの青菜を炒めて、冷蔵庫に入っていたクリームチーズ入り笹かまぼこ出して、あとは御飯と味噌汁。
 
お昼には食べなかった燒豚は、皮目がパリンパリンで、じんわりしっかり染みた塩味も良い感じ。これまたたいそう美味しかった。「喉乾いたし」と、だんなと2人350ml缶2つと500ml缶1つのビールを空けちゃって、そしてすっかり良い気分。
 
おつかれさまでしたー。