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2017年5月27日土曜日

高千穂牧場と泥温泉

霧島温泉郷「旅行人山荘」にて
 和朝食
霧島温泉郷の「旅行人山荘」に宿泊の、鹿児島最後の朝。この宿、朝のお風呂は5時から入浴可能なそう。
 
けっこう宿泊者が多いみたいだし、朝早めの朝風呂堪能しに行きますかーと、ぱっきり5時前に起床した。
 
幸い女風呂は貸切状態で、朝もやの中の桜島を露天風呂から独り占め。朝からかなり良い気分だった。
 
朝食は、昨日の夕食と同じく、テーブル席の食堂で。これまた桜島が良く見えて、ちょうど食事時に噴火があったみたい。黒い煙がぼわんと上がるのが見えて、「おー、噴火してる」「あれが噴火か」と盛り上がりつつ、和朝食を楽しんだ。
 
テーブルの盆には、ミニコンロと小鰺の干物、さつまあげ2枚が炙って食べられるようになっていて、あとは温泉玉子、自家製ドレッシングつきサラダ、自家製豆腐、白滝と野菜の和え物、紅白なますなど。味噌汁と御飯はお代わり無料。
 
あとは、セルフサービスの漬物コーナーがあって、りんご酢ドリンクと、焼き海苔、納豆、ふりかけ、海苔の佃煮、梅干し、甘口豚味噌、しそ昆布を自由に小皿に盛って来られるようになっていた。
 
ただでさえ、御飯が進むおかずが多いのに、佃煮とか豚味噌とか、ダメでしょー!と悶絶しつつ、それでも自重して御飯は一膳で。
宮崎「高千穂牧場」にて
 ソフトクリーム 2×\330
 ロースカツカレー 2×\2250
 いちごソフトクリーム \330
 カップ牛乳(大) \220
今日は一日、霧島高原廻り。
 
お土産処などを覗きつつ、最初は鹿児島有数のパワースポットであるらしい「霧島神宮」に。
 
今日は少し雲があるものの基本は青空の良い天気で、どこかおおらかな雰囲気のある霧島神宮の社殿も青空によく映えていた。その後は、宮崎県に入って「高千穂牧場」に。
 
入場無料の牧場で、ふれあいコーナーがあったりポピーの花畑があったり、天然芝そりも楽しめたりと、思った以上に充実の設備。
 
到着早々にソフトクリームを食べて(濃厚でおいしー♪)、一通り見てまわった後に「ちょうど昼時だし」と園内レストランでカツカレーを食べて、食後に「牧場の牛乳をチェイサーにいちごソフトクリーム(あまおう果汁入り)」を食べるという暴挙に出た私。
 
和朝食だと乳製品が口にできなくて、「ヨーグルト食べたい。牛乳飲みたい」とうずうずしてしまっていたので、ここぞとばかりに満喫してしまった。
 
そして午後は、「泥湯に入りたい!」ということで、立ち寄り湯の「さくらさくら温泉」に。
 
別府温泉の泥湯のような、「湯自体がドロドロ」というわけではなく、お湯自体は透明感のある弱酸性の硫黄泉。女風呂では内風呂と外風呂に「泥パック用の泥壷」みたいなものが用意されていて、希望者はそれをこてこてと肌に塗ってどうぞ、という感じになっていた。
 
「泥は肌が薄く見える程度におぬりくださいませ。約10分位で乾き、心地よいパックができます。パックが乾いた後に、石鹸や洗顔料で洗い流していただけますと、美肌効果がより一層実感いただけます。 」
ということで、女風呂は顔が白茶けたゴーレム状の女性だらけ。私も足から腕から盛大に泥を塗りたくって、「泥パック」を楽しんできた。
 
乾くと案外簡単には落ちなくて、タオルでこするとタオルも黒く染まるほど。この泥は、2km離れた源泉からすくってくる「天然の湯の花」なんですって。
 
そして、昨日も寄った「嘉例川駅」に、「猫駅員さん、今日はいるかなー」と再訪して、ついでに「犬飼滝」、「和気神社」に寄り道して(この神社、どこかで情報見たなと思ったら和気公園 藤まつりで有名なところでした。この藤、一度見てみたいなー)、予定より早めに空港に。
 
1人留守番していた息子、「ちゃんと朝は一人で起きて大学行くんだよー?」とプレッシャーかけておいたら、頑張って木曜金曜と一人で起きて登校やらバイトやらした結果、今日、熱を出してしまったそうで(知恵熱……?)。
 
バイトを休んで寝ているらしく、いやでも特典航空券とかって便の変更はできないよね?と思っていたところ、早めにチェックインしたら「18時半の飛行機に変更もできますが」と言ってもらえて、2時間早く帰郷することになった。
 
時間があったら空港至近にある「Barrel Valley Praha&Gen」でも覗きに行くかと思っていたのだけれど、早く帰りましょうか、と、その後はさくさくお土産物屋見て、おつまみ買って空港ラウンジに。
鹿児島空港ラウンジにて
 「揚立屋」の
     新発売ハムたまご \180
     チーズベーコン \165
     さつまいも \140
 生ビール
やっとビールが飲めましたー!と、ラウンジで無料のビール飲み飲み、空港内ショップの「さつまあげの揚立屋」で買ってきたさつまあげで、出発前の軽め夕食、というか遅めのおやつというか。
 
「からあげくん」的な紙容器に1人分ずつ詰めてくれたさつまあげは、ゆで卵が丸々1個さつまあげの中に入った「ハムたまご」に、チーズ天をベーコンでくるんで揚げた「チーズベーコン」、角切りさつまいもがさつまあげのタネに練り込まれた風な「さつまいも」と、どれもビールに合うものばかり。
 
1時間ほどビール飲み飲み、さつあまげも堪能して、ついでに携帯の充電もしっかり終わらせて、少し早く旅行を終えて帰宅の途についたのだった。
「魚力海鮮寿司」の握り寿司セット(半額)
抹茶入り玄米茶
帰宅は21時過ぎ。
 
ちょっと何か食べたいねと、エキナカの「魚力海鮮寿司」で閉店前の半額値札になっていた握り寿司セットを買って帰ってきた。
 
息子にもねぎとろ巻きと、「こういう好物なら具合悪くても食べられるかね」と、これまたエキナカで売っていた北海道「六花亭」のバタサンドと、ポカリスエットを買って帰宅。
 
息子は「なんか、たくさん寝たら治った!」と思った以上に元気な顔で、夕飯に冷凍うどんを3玉茹でて食べたらしい。猫の世話もちゃんとされていて(ただし洗濯とかは一切しておらず……)まぁ、重病じゃなくて何より?という感じなのだった。
 
スーツケースからは、そんなに大量に買ったつもりじゃなかったのに食べ物がざくざく出てきて「うわーこんなに買ったっけ」という状態に。桜島で買った枇杷もちゃんと持って帰ってきましたよ。

2017年5月26日金曜日

本場の白熊と霧島温泉

「ドーミーイン鹿児島」で朝食ブッフェ
 温泉玉子
 カツオのタタキ
 薩摩黒豚の蒸ししゃぶ
 豚骨煮
 焼き鯖
 鹿児島産薩摩揚げ 棒天、鰯棒天
 かつお味噌
 鶏飯
 パイナップル、ピンクグレープフルーツ、ネーブル
 牛乳、ピーチジュース、お茶
ドーミーインの大浴場は、木~日曜の曜日限定の午前中の入浴時間に、季節の変わり湯「果実湯」なんてサービスがある。冬に来た時は柚子湯だったこのお風呂、今回は「ネーブル」ですって。
 
昨夜は早々に寝てしまったので、今朝はパキッと5時前に目覚めた私、いそいそとネーブル湯を堪能しに大浴場に行ってきた。貸切状態で、大きなネーブルがごろごろと20個近く浮かぶ露天風呂を堪能。
 
だんなも早めに起床して、7時前に朝食ブッフェへ。
 
ご当地メニューが色々楽しめる(しかもちゃんと美味しい)このホテルの朝食ブッフェ、「薩摩揚げ」あたりは予想の範囲内だったけれど、薩摩黒豚の蒸ししゃぶに鶏飯までいただけて大満足。
 
目玉焼きやオムレツはお願いすればその場ですぐ焼いてもくれるそうで、でも今日は温泉玉子にしておいた。ソーキ煮的な「豚骨煮」もおいしかったー。焼き鯖も。
鹿児島 天文館「味処むじゃき亭」にて
 薩摩紀行 \1500
     わっぜえか丼
     ベビーコーヒー白熊
ホテルは「22時間宿泊プラン」とやらで、13時チェックアウトで良いらしい。そして13時半からレンタカー借りて、今日は一路霧島温泉郷に向かう予定。
 
「じゃあお昼御飯食べついでに、天文館アーケードとか見て歩きましょうか」とのんびりホテルを出て、「蒸氣屋菓々子横丁」で「かすたどん」買って、「かご市」でお土産用豚とろラーメンと薩摩地鶏の真空パックおつまみ買って、「月揚庵」で真空パック薩摩揚げ買って、「スーパーはるた」で九州醤油と九州醤油味のじゃがりこ買って、充実のお土産購入タイム。
 
お昼は、「鹿児島に来たからには、やっぱりここで食べておかないとね」と「天文館むじゃき」に訪れた。
 
店頭には、私たちと同じ思考の修学旅行生たちがたくさんいて、テイクアウト用の白熊を買う人で大賑わい。
 
私たちは、まあ良い大人なので、店頭の喧噪に混ざるのはちょっとねと、「昼御飯食べついでに白熊食べようかー」と、4階の和食屋さん「味処むじゃき亭」に入ることにした。
 
私が食べたのは、「鹿児島県産黒豚を味噌ベースで甘辛く仕上げました」という「わっぜえか丼」とベビー白熊のセットメニュー、だんなは黒豚カツ丼と単品のベビー白熊を。
 
ベビー白熊は、普通の白熊の他、ストロベリー、ミルク金時、チョコレート、宇治金時、コーヒーから選べるそうで、だんなが普通のを頼むのならと私はあえて「コーヒー白熊」を選んでみた。
 
「わっぜえか丼」は、思ったほどには味噌味噌しておらず、甘さ強めのこってり味の丼。豚そぼろや錦糸卵、千切りキャベツも乗っていて、そぼろがとても美味しかった。添えられた汁物が「薩摩汁」だったのも素敵。
 
「むじゃきの白熊」自体は物産展などで何度か食べた事があって、「あ、おんなじ味だー」という感じ。関東の民には馴染みのない謎焼き菓子や謎豆(でっかい白いんげん豆の煮物。別に甘くはない)、寒天やフルーツ、レーズンにさくらんぼに、とあれこれ盛られた練乳かき氷はベビーサイズでもなかなかの食べ応え。
 
コーヒー白熊には、プリッツ(塩気が幸せ)やマシュマロ、プルーンなどがトッピングされていた。氷の下には豆も、しっかり。
 
練乳ベースにコーヒー風味を加えた味だったので、溶けてくると懐かしい味わいのコーヒー牛乳のような感じ。練乳風味たっぷりで、こちらも美味しかった。
 
だんなはかき氷食べると「頭がキーン」となっちゃうタイプ(私はキーンとなったことがない)で、終盤は私が2皿抱え込んで食べることに。
 
今日はたいそう良い天気。車を借りた後は、「昨日は全然見られなかったし!」と鹿児島港まで桜島を見に行き(ばっちり見えた!)、高速道路に乗ってからも「桜島PA」に寄り道して
「あーやっぱり桜島PAという名前だけあって、ちゃんと桜島見えるねー」
などと確認しつつ、道中「木造駅舎あり」みたいな看板を見つけて急遽立ち寄った「嘉例川駅」を見たりしながら今日のお宿、「旅行人山荘(りょこうじんさんそう)」へ。
 
たいそう眺めが良いらしく、温泉も素敵で、値段もそこそこお手頃だったこの宿、不思議な名前は、かつてあった『旅行人』という雑誌の編集者、蔵前仁一さんの実家旅館だから、だそう。
 
雑誌広告やCMなどに使われた貸切露天風呂はなかなかの人気で、この鹿児島旅行が決まって早々に宿の予約と露天風呂の予約を入れたのに「あいにく赤松の湯は予約がいっぱいで」と断られるほど。
 
お目当ての「赤松の湯」ではない、別の露天風呂を予約していたのだけれど、到着してみたら「夕方5時15分からでしたら、赤松の湯をご用意できます」と言って頂き、更には夜に無料の「ホタル見学ツアー」なるものも開催中とのこと。
 
露天風呂の予約を変えてもらい、夕食スタートも早めにしてもらって、ホタルも見に行くことにした。
 
この宿の温泉は、単純泉と硫黄泉の2種類があるそう。大浴場の露天は硫黄泉で、蔵王温泉郷ほどの濃厚さではなかったものの、湯の花がふわふわ浮かぶあの特有の香り(この匂いが私は大好きでー)のするとても気持ちのよい温泉。肌がすべすべになった。
 
野生の鹿が訪れることもあるという、石段を100m以上も歩いて向かう離れ家的な露天風呂も、とても素敵だった。
 
和室の部屋と共に洋室のベッドルームの部屋もあって、私たちはベッドタイプの部屋を。窓からは桜島が一望できて、大浴場の露天風呂からの眺めも最高。お部屋によっては露天風呂つきの部屋もあるそうで。
霧島温泉郷「旅行人山荘」にて
 みやま御膳
 瓶ビール(キリンラガー) \680
 焼酎(大森林) \480
 焼酎(ぶっぽうそう) \630
せっかく温泉宿に泊まるんだし!と、温泉旅館飯が好きな私は、ちょっと良いめの食事のプランを予約したのだった。
 
「みやま御膳」プランは、「季節を先取りした旬の地元の野菜、黒豚、黒毛和牛などの食材を使った薩摩料理のグルメコースです」だそう。和牛ロースに薩摩黒豚に地鶏のつくねにと、肉料理もたっぷりで食べ応えのある内容だった。
 
お風呂に入ってすっかり喉も渇いたのでビールを1瓶貰った後は、1合徳利でやってくる焼酎を2種類、だんなと半分こ。
 
地元牧園の焼酎「大森林」は、ややすっきり系の味わいで、「おすすめ焼酎」とメニューにあった「ぶっぽうそう」はさっぱりした旨味と甘味が舌に残る、好みな感じの焼酎だった。脂の乗った豚肉料理とかに、焼酎はとてもお似合い。
 
でてきた料理はこんな感じで、どれもちゃんと美味しかった。白味噌仕立てのお鍋の味つけとか、全体的に甘めな印象があって、東北の「塩辛い系の濃い味」側に馴染みのある私にはなかなか新鮮。
 
食前酒
梅酒
小鉢
三点盛 もだま 苦瓜味噌炒め 胡麻豆腐
前菜
サーモン炙り寿司 黒豚昆布巻 もろこしかんざし ホタルイカ
刺身
白身 鮪 ウニ 水烏賊
煮物
季節の野菜 もろこし餡
大隅鍋 塩味噌仕立て
焼物
和牛ロース溶岩プレート焼き
揚物
キビナゴ天麩羅 薩摩芋天麩羅 新茶の葉
吸物
海老 結び湯葉
食事
鹿児島産米かやく御飯(大豆とひじき) 香の物
デザート
メロン 苺
 
そして午後7時半過ぎに宿のロビーに集合して、ホテルのバスで20分ほどの距離にある「ホタルの散歩道」に。
 
霧島温泉の「駅前ホタル会」という団体がホタルが生きる環境を保護整備しているそうで、数百メートルの小さな小川の周辺がホタルの名所になっていた。
 
「いや、とか言っても数十匹がちらちら飛んでるくらいだったりするんじゃないの?」
と思っていたら、1桁単位が違っていた。数百匹のホタルが乱舞していて、本当に綺麗。なんでも見頃のピークが5月下旬で、時間帯は19:30-20:30が一番多く飛ぶんですって。一番良いタイミングに見に来た感じ。
 
緑がかった黄色い灯りがお互い鳴動するように点滅を繰り返していて、隣接の林の木々の高いところにもホタルが飛んで、天然のイルミネーションのよう。撮影禁止ということで(もとより、撮影したところでまともな写真はほとんと撮れなかったと思うけど)、写真には残せなかったけど、思いがけず素敵なものを見ることができて、何より。
 
ホテルへの帰還は午後8時半過ぎで、混まないうちにと早々にもう一回温泉を満喫した後は、お部屋でのんびり。

2017年5月25日木曜日

鹿児島ラーメン食べました

羽田空港ラウンジにて
 「ピーターパン」の
     カツサンド
     天然酵母プレッツェル
     クワトロチーズ塩パン
 を、2人でもぐもぐ
生ビール(モルツ)
通常より少ないマイルで、ただし行き先はJAL側が選んだ「4ヶ所の目的地のうちの"どこか"」という、JALマイレージバンクのサービスプラン「どこかにマイル」。
 
楽しそう楽しそう行ってみたい!と言っていたところ、今年のGWの大半を潰して海外出張だっただんなが、「5月の末に代休貰えたから、どっか行ってみる?」と言ってくれたのだった。行きます行きます!と、「どこかにマイル」の候補を見たら、「釧路・鹿児島・石垣島・熊本」という選択肢が出てきて、これはどこに行けても嬉しいねと申し込みしてみた次第。で、行き先は鹿児島になったのだった。
 
普通に大学のある息子にはお留守番していただいて(バイトもあるしねー)、「猫のお世話だけどうぞよろしく!」と私とだんなの2人旅。そういえば、2人で旅行って、もしかしたらハネムーン以来だったかもしれない。
 
朝食は、空港ラウンジでパンでも食べようかと、昨日買ってきておいた「ピーターパン」のパン食べつつ、朝っぱらから(朝6時から……)生ビール。生ビールが無料で飲めるのをわかっていたから、あえてプレッツェルとか塩パンなどという、ビールに合いそうなパンを選んで買って行ったのだった。
 
平日昼間のビールというのもなんともいえない背徳感だけど、平日早朝のビールというのは、なんかこう、ダメな大人一直線という感じ。
鹿児島フェリー内にて
 かけうどん \450
 
鹿児島 桜島「道の駅 火の島めぐみ館」にて
 桜島小みかんソフト \250
で、鹿児島空港到着が8時半頃、バスで市内に出て9時半。宿泊ホテルに荷物を置いて、「とりあえず桜島に行ってみよう!」と市電(路面電車)に乗ってフェリー乗り場に向かってみた。
 
鹿児島港から桜島港まではフェリー(片道160円)でたったの15分。15分置きに頻繁に船が出ていて、しかも24時間運行(深夜早朝はさすがに1時間1本になるとはいえ)。
 
そして、フェリーについて検索すると、すごく頻繁に「うどん」のワードが出てくるのだった。え、フェリーの中にうどん屋さんあるの?たった15分で着くのに?
 
数年前のデイリーポータルZにも「桜島のフェリーがすごい」なんて記事があったし、観光客がというより地元の人があたりまえに食べているうどんなのであるらしい。
 
ちょうどおやつの時間でもあったし(?)、フェリーに乗って早々、うどんを食べに行ってみた。客席フロアの一角にうどんコーナーと喫茶コーナーがあって、丼持ったお客さんはそこかしこで勝手に食べて丼を返却する感じ。
 
行きも帰りも、さして混雑していなかったフェリーだけど、けっこうな人数、うどんを食べる人たちを見かけたのだった。面白いなー。
 
関西以西ならではの薄い色のおつゆに、ちょっと平たいうどん。トッピングは葱と天かすとさつまあげで450円。だんなの「天ぷらうどん」は550円で、大きなかき揚げ乗せ。
 
だしが、麺が、すごーく美味しい!……というほどでもなかったのだけど、なんだかほっとする味わいで、「これを食べちゃう気持ち、なんかわかる」と思ったのだった。
 
桜島に着いてみると、フェリー乗り場を出たところにレンタサイクル屋さんがあって1時間300円でママチャリ(ギアつき)が借りられるとのこと。
 
ちょっと自転車乗ってみましょうかと、往復4km強くらい?鳥島展望台まで行って、海沿いの遊歩道を回って戻って来た。展望台のところには人慣れした猫が5匹ほどもいて、うっかり猫とのたわむれサービスタイムまで満喫してしまい、最後に寄る予定だった「道の駅」に寄るには時間切れに。一度自転車を返却してから、てくてく歩いて道の駅まで戻ったのだった。
 
道の駅 火の島めぐみ館」の名物が、桜島名産の「小みかん」(直径5cmほどの本当に小さなみかんなんですって)を使った「桜島小みかんソフト」。
 
北海道生乳ミルクとのミックスも選べ、お店のおばちゃん曰く、「ミックスはヨーグルトみたいな味になりますよー」だそう。
 
私はプレーンのみかんソフト、だんなはミックス。味見させてもらったら、確かに「みかんヨーグルト」みたいな味わいで、これもまた美味しかった。みかんソフトは「みかんシャーベット」的な感じで、でも口当たり滑らか。甘酸っぱくてとっても美味しかった。今日は小雨がパラつく曇り空な一日だったのだけど(おかげで桜島は雲に隠れて上の方がさっぱり見えなかったわけだけど)、でも気温はしっかり高いから、冷たくて甘いものがほんとに幸せ。
 
道の駅では島産の柑橘類や、桜島大根の切り干し、ひじきなんかも売られていて、これがたいそう安かった。
「ふおぉ、スーパーで買う国産ひじきの半額以下じゃん!」
と、たんまり詰まったひじきのパック(300円)や切り干し大根(380円)をお買い上げ。ついでに枇杷も買ってみた。これも立派なサイズのが1パック300円。
鹿児島 「鹿児島ラーメン豚とろ 天文館本店」にて
 黒豚とろ餃子 \420
 半熟煮玉子入り豚とろラーメン\870
 瓶ビール \600
市内に戻って、ちょっと遅めのお昼御飯は鹿児島ラーメン。
 
事前に調べて、だんなと2人「ここが美味しそうだよね」「ね、ここが気になる」とアタリをつけていた、「鹿児島ラーメン豚とろ 天文館本店」に向かってみた。
 
鹿児島ラーメンって「各店舗が独自に発達させてきたため鹿児島ラーメン総体としての特徴は無いとも言われている」のだそう。基本は「豚骨をベースにした半濁スープにストレート麺」だけど、各店の個性が強いのだとか。だから関東の家系みたいに「鹿児島ラーメンの味といえばこれ!」という感じのものではないらしい。
 
私が食べたのは、「半熟煮玉子入り豚とろラーメン」870円。これに、葱と醤油だれをかけた黒豚の茹で餃子1皿と、瓶ビール1本はだんなと半分こ。
 
ちょっと塩気強めの煮玉子と、とろける口当たりの豚とろ(これが!素晴らしく!美味しかった!)、スープは関東の豚骨醤油と博多の豚骨スープのちょうど間みたいな、「ほんのり醤油の豚骨スープ」という感じ。上には揚げ葱がたっぷりで、希望すれば生のにんにくも出してもらえるとか。そして卓上に胡麻。
 
ちょっと太めの縮れのない麺で、「替え玉」(100円)を頼むと、これが極細麺になり2度楽しめるとか。数時間前にうどん食べてしまったのでそこまでの余力はなくて、残念でした。
 
ホテルのチェックインまであと2時間弱。
 
この界隈を散策しましょうと、老舗の酒屋さん「鶴田酒店」で、「お一人様2本限り」で売られていた屋久島の焼酎(三岳)買って(1080円……だったかな?)、猫グッズ屋さん「猫雑貨専門店 薩摩ねこ堂」で猫グッズ3点購入。
 
他にお客さんがいなかった事もあって、御主人と猫話をしてしまった。御主人も奥様も大の猫好きなのにお2人とも猫アレルギーで猫飼えないのだそうで。
「最初は、猫を飼ってるお客さんが来店するだけでもくしゃみが出たんですが、慣れましたね!」
とおっしゃっていた。
 
オリジナルグッズの「西郷(せご)にゃん」、かわいかったなー(欲しかったけど、この子が我が家の居間に鎮座している様がいまいち想像できなくて購入は断念……)。
 
そして今日のお宿は「ドーミーイン鹿児島」。
 
ドーミーインは、大浴場つき(ここは天然温泉)で、ご当地メニューが並ぶ充実の朝食バイキング、そして夜の無料夜鳴きそば、という素敵な要素山盛りの、価格帯は「やや高級めのビジネスホテル」なチェーン。だんなも私も大好きで、国内旅行というと(なんなら用事で都内に宿泊する時も)何かとここを使っている。
 
部屋は狭めだけど部屋の照明がシーリングライトで明るくできるのも良いし、館内着もらくちんだしで、色々と居心地が良いのだった。
 
で、チェックイン早々に大浴場を堪能して、部屋でごろごろ。なんだかんだ、たくさん歩いたし自転車も漕いだしで、つかれたー。
鹿児島 天文館「喜多嶋」にて
 突き出し(しらすおくら乗せ冷や奴)
 地鶏刺し \0
 刺身3点盛り(地ダコ・首折サバ・勘八) \1000
 飛魚さつまあげ \700
 キビナゴの天ぷら \700
 黒豚の角煮 \800
 桜島小みかん角ハイボール \2×\600
 焼酎ロック(三岳 原酒) \700
 焼酎ロック(あらわざ 桜島) \400
 焼酎ロック(子鹿 黒) \300
 焼酎ロック(島美人) \300
を、2人ごくごくもぐもぐ
 
ホテルのお部屋で
 セイカ食品の「元祖鹿児島南国白くま」
夕飯は鹿児島っぽいのが食べたいねぇ、あと美味しい焼酎飲めるとこ……と事前に色々調べて、「ここはどうかな?」と「居酒屋 喜多嶋」というお店に行ってみることに。
 
お店の外観、内観もこざっぱりしていて印象が良く、料理もとても美味しそう。某食べ○グの褒め言葉系は私はあまり信用しないのだけど、低評価は見なかったし、強いて言えば「お値段お高め」という言葉が見つかったぐらい。
 
でも、伺ってみたら、事前に見つけたクーポンで地鶏刺しが無料だったうえに、「このくらい飲み食いしたら1万円弱はするよね?」という私たちの千葉感覚(東京感覚だと1万2千円くらいかも?)より2割以上くらいはお安く済んだ。何より、注文したものがどれもこれも美味しくて大満足。
 
焼酎の品揃えも良かったし、初めて口にした「キビナゴの天ぷら」も、自家製のふわふわ食感さつまあげも、中がしっかりレアだた地鶏の刺身も、たいそう良い感じ。
 
卓上には甘口のと普通のの2種類の醤油が置いてあるのが「あー九州なんだなー」という感じで、せっかくの九州だしと、突き出しの冷や奴もお刺身も、全部甘口醤油でいただいてみた。さつまあげに、甘口醤油ちらっとつけて食べるのも美味しいねー。
 
シメの炭水化物系メニューもあれこれあったけれど、「ホテルの夜鳴きそば、食べるでしょ?」「うううーん……私はもう要らないかなー」と話しつつ、コンビニに寄ってホテルに帰還。
 
今日は結局「しろくま」食べに行かなかったので、コンビニアイスのセイカ食品の南国白くま買ってお部屋でもぐもぐ。明日は絶対「むじゃき」に行くんだー。白くま!