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「ミスタードーナツ」の
濃厚チョコレートパイ
カフェオレ
なんでもだんな、今日金曜から来週半ばにかけて北海道出張だそうで。濃厚チョコレートパイ
カフェオレ
「帰ってくるより向こう泊まった方が安上がりだから週末も北海道居ようと思うけど」
なんなら遊びに来る?と言われて、「え、じゃあ行く」と。
金曜の夕方には身体が空くの?じゃあ金曜から行くね、んで月曜の朝出勤するならその後一人で遊んでから帰るからどうぞお構いなく、と、JALカードで溜めてたマイルで飛行機予約して、あそこ行きたいこれ食べたいといっぱい調べておいたのだった。
だんなは「のんびり洞爺湖でも行ってみる?」くらいのつもりだったらしいのだけど、「小樽行きたい、小樽行ってみたい、揚げ鶏食べたい」と私が希望して今日は小樽泊ということに。
だんなは朝早い便だということだったから、空港のラウンジで食べられるように昨日ミスドのドーナツを買っておいてある。
私も1個だけ、新作パイの「濃厚チョコレートパイ」を、だんなが訪れただろう数時間後の羽田空港のサクララウンジでカプチーノ傍らにもぐもぐ。
「濃厚ながらも甘さひかえめなビターチョコクリームをココアパイ生地で包みました」だそうで、確かにミスドにしては甘さ控えめだったかも。
これ午後には絶対お腹空くだろうなあと思いつつ、今日の私は食べたいものがぎっちり決まっているので、空腹堪えて一気に小樽まで移動した。
新千歳空港から小樽まではJRで1時間15分というところ。かかる時間はまあこんなもんだろうと思ったのだけど、運賃が2000円近くかかったことに驚いた。感覚、千葉から鎌倉に行くようなものだけれどかかるお金は1.5倍という感じ……。
小樽「桑田屋」にて
ぱんじゅうコーヒー紅茶セット \560
我が家の旅行先の宿は、ポイント溜まってアップグレードも期待できるSPG系かドーミーインかという謎の2択で、小樽の宿は「天然温泉 灯の湯 ドーミーインPREMIUM小樽 」。ぱんじゅうコーヒー紅茶セット \560
お部屋は全然広くはないしこのホテルはバスタブ無しのシャワーブースのみで、所謂ビジネスホテルだけど、大浴場ついてて(場所によっては温泉、この宿は温泉)、朝食が充実で、夜にはミニラーメンの"夜鳴きそば"も無料サービスされる。
あと、客室内があんまり薄暗くないのも便利。
色々と、痒いところに絶妙に手が届く宿で、私もだんなもお気に入りなのだった。
で、チェックインして荷物置くなり、だんなと合流する予定の2時間あまりを使って一人ダッシュで小樽散策&食べ歩き。
まず目指したのは、小樽名物の「ぱんじゅう」目当てで「桑田屋」さんに。
私が「ぱんじゅう」を知ったのは、朝の日テレ系情報バラエティ番組「スッキリ」でのこと。
その顛末はデイリーニュースオンラインのこちらの記事に詳しくあって、「ぱんじゅうとは何か」「こういうものでした」という顛末を生で見ていた私は「えー、いつか食べてみたいな」と思っていたのだった。
このお店は札幌にも支店があるらしく、美味しかったら帰宅日に買って帰ろうと思いつつ、味見のつもりだったのに「お腹空いちゃったし」と、好みのぱんじゅうが3個選べるドリンクセットをうっかり注文。
こしあんつぶあんは1個たったの99円。他に、クリーム、チョコ、生キャラメル(これらも、たったの99円)、そしてプレミアムカマンベールチーズ(116円)、限定パンプキンクリーム(116円)、1日50個限定ころころ甘栗あん(116円)が今日の売り場には並んでいた。
残念、一番気になった栗あんはもう売り切れだったわけだけど。
選んでみたのはつぶあん、クリーム、カマンベールチーズ。
"ぱんじゅう"って、つまり今川焼きがこのサイズになったようなものかなと思っていたのだけれど、むしろ"薄皮鯛焼き"に近い印象だった。
皮がすんごく薄くって、そしてその皮がカリサクッとした食感で、中にたっぷり餡が詰まっている感じ。
1口半ほどの可愛いサイズ感も大変にちょうど良くて、「え、なにこれ美味しいすごく美味しい」と、期待以上の美味しさにうっとりだった。
カマンベールなども悪くなかったけど、つぶあんがやっぱり一番美味しかったかな(でも栗味が諦められないので明日再チャレンジしてしまうかも)。
食後は、16時閉店と聞いていたので急ぎ足になりつつ、「澤の露本舗」さんで、"水飴を使用せずに砂糖だけで仕上げる「水晶あめ玉」"をお土産に1袋購入。
明治44年創業で、ひたすらこの飴だけを作っているお店なんですって。一体どんな味なんだろうと気になって。
小樽「LeTAO本店」にて
奇跡の口どけセット \1430
そしてやはりここは行っておくべきではないかしらと、小樽で最も有名な洋菓子屋さんと言ったらここ!の「LeTAO」の本店に。奇跡の口どけセット \1430
小樽駅前からは1.6kmほどの距離。冷たい小雨降る中歩くには、まあまあ疲れた。
1階の売店で、小樽本店の先行新発売だというクワトロフォルマッジ風味のザクザク食感クッキーを購入してしまいつつ(試食の欠片を貰ったら美味しかったので)、そして「ホテルのお部屋でだんなと食べよう」とプリンと本店限定シュークリームも買ってしまいつつ、ちゃっかり2階の喫茶でお茶も楽しんできた。
喫茶コーナーの一番人気が「奇跡の口どけセット」だそうで、季節限定のマロンケーキを食べるか悩んだ結果、こちらのセットに。
北海道限定ドゥーブルフロマージュとヴェネチア・ランデヴーのケーキセットに、選べるコーヒー紅茶、ジュース類からハーブティ「カリヨンの音色」を選んで、いただいてきた。
紅茶はスリランカムレスナ社のフレーバーティーで、季節ごとに変わるフレーバーは2~5種類ブレンドして出しているのだそう。カリヨン~はいちじく・ピーチアプリコット・アイスワイン・アールグレイを使った本店限定のオリジナルだそうで。
フレーバーティーは香りが強すぎて苦手なものもあるのだけれど、ここのは自然なフルーツの風味で美味しかった。アールグレイとアプリコットが強めな感じ?
値段もそこそこ良いこの喫茶店、値段的にも建物の設え的にも、イノダコーヒー本店くらいの雰囲気だともっと良かったのだけど、思いのほかカジュアルな内装と調度品でがちゃがちゃとした空気だったのはほんのり残念……とはいえ、ケーキは素晴らしく美味しかった。
ルタオの冷凍ケーキって、「美味しいけど、でもまあまあ高いしこんなものだよね?」くらいに思っていたのだけれど、生ケーキはやっぱり別格。ミルクの風味が濃厚で口の中でふわんと溶ける。ケーキに添えられたホイップクリームからして、なんかすごく美味しい、という風で。
ああ本店に来てみて良かった、ルタオ恐るべし……と感じ入りつつ、古めかしい建物に這う、良い塩梅に紅葉しているツタなどを愛でながらゆるゆるホテルに帰還した。
それにしても、覚悟してヒートテックも着込んできたけど寒い寒い寒い。言うて10月だしねと、ダウンとまでは言わず東京の12月に着て歩くくらいのコートで来たのだけど、もう空気の冷たさが雪国のそれだった。
小樽「若鶏時代なると 本店」にて
オニオンサラダ \350
とり皮ぽん酢 \450
若鶏半身揚げ 2×\980
生ビール 2×\550
瓶ビール(サッポロクラシック) 2×\550
小樽の名物と言えば鶏の半身揚げ!……で、都内の催事などに良く来るのは「小樽なると屋」さん。オニオンサラダ \350
とり皮ぽん酢 \450
若鶏半身揚げ 2×\980
生ビール 2×\550
瓶ビール(サッポロクラシック) 2×\550
そして「若鶏時代なると」というお店もあって、「その違いは『名前』だけ」なんですって。
なると屋の公式サイトによると、
小樽駅前にある創業60年の老舗「若鶏時代なると本店」の三代目(実孫)が、支店ではなく暖簾分けで独立したため、ひねりを加えて「屋」がついた、というお話です。
とのことで、血肉の争いなど欠片もなく、仲良く一緒に揚げ鶏屋さんをやっている、と。
ともかく、催事で食べられる可能性のあるなると屋さんよりはと、今回は大元の「若鶏時代なると」に行ってみたのだった。
ここはちょっと面白いシステムで、レジでの前払い制。
各席に置いてあるテーブルナンバー入りの札持って、レジで注文してお金払うと飲み物も食べ物もあとはお店の人が持ってきてくれる。
当然、半身揚げは1人1つでしょ、あとはどれだけ食べられるかな……と、ビール(最初生を頼んだらスーパードライだったので、ちがーう、と次は瓶ビールのサッポロクラシックに……)の他はおつまみ2品。でもこれでしっかり満腹になった。調子に乗ってざんぎとか頼まないで本当に良かった。
メニューの写真ではそうとわからなかったのだけれど、一般的な居酒屋だったら湯引きで出てくる事が多い鶏皮ぽん酢、この店のは揚げ皮だったのがとっても素敵。
さっくさくに揚げられていて、ちょっと甘めのぽん酢と、どっさりの大根おろし。
あかんもうここから美味しい、ビールが止まりません……とうっとりしつつ、提供までそこそこ時間がかかる半身揚げをのんびり待って。
以前に催事で買って食べたのが美味しかったからいつか現地でと思っていた半身揚げ、期待していたけれど期待以上にべらぼうに美味しかった。いや、北海道的に言うなら、なまら美味しかった。
シンプル塩味な風なのに全体良い塩梅にその塩味が染みていて、表面はどこもかしこもサクサクカリカリ食感に揚がってて、ごろりと塊のままテーブルにやってくるけど関節のとこひねれば簡単にバラけていくから食べる難易度はケンタのチキンと大差無い(いやむしろケンタの方が身離れが悪いかもレベル)。
ジューシーな脚を序盤に食べるかそれとも脂身少ない胸部分を最初に片付けるかなどと悩みつつ、結局どこを食べても美味しいものだから、蟹食べるレベルで無言になりつつ、ビール飲むのも忘れる勢いで食べきってしまった。なにこれ美味しい。すごく美味しい。小樽に来て良かったわあ。
「……ケンタのチキンって、いくつ食べると1羽分になるんだっけ」
「7つじゃなかった?」
「ああ、じゃあ半身揚げってケンタ3.5個分か……うん、そんな感じだね」
そりゃ確かにお腹一杯になるわ納得だわ、と、満悦して駅前宿に帰還。
それでも、お風呂入ったら甘味とラーメンが待ってるわけですけども。
「LeTAO」の
北海道ジャージーミルクプリン \360
本店限定モーモーミルクパイシュー \380
ホットコーヒー
お宿では現在諸々キャンペーン中で、ロビーフロアでコーヒーマシンのコーヒーが無料で提供されてたり、「湯上りサービス」として夜間はアイスキャンディー、明朝は乳酸菌飲料が1人1ついただけるそう。北海道ジャージーミルクプリン \360
本店限定モーモーミルクパイシュー \380
ホットコーヒー
半露天風呂までついてる充実の大浴場を堪能したら、10種類ほど、いろんな種類のアイスキャンディーと2口サイズほどのチョコモナカアイスなんかが冷凍ケースに詰め込まれていた。
吟味の結果、チョコモナカアイスをいただいてしまいつつ、夕食後のデザートにと、ルタオ本店で買ってきたプリンと限定パイシューを。飲み物はだんながロビーフロアの無料コーヒーを貰いに行ってくれた。
パイシューは、その名の通り、ざっくざく食感のパイにカスタードクリームがぎっちり詰め込まれているというもの。
プリンはぽってり分厚いガラス容器に固められているもので、ジャージーミルクっぽく一番上にクリームの層が作られていた。
なめらかプリン系かなと思っていて、実際、口当たりはとろんと柔らかだったのだけれど、でも味はとても濃厚で、ミルクの風味が強いしちゃんと卵の味もした。どちらのお菓子も美味しくて、ごめんなさいルタオ今まで"北海道土産"としてはちょっと侮っていたよすごく美味しいお店だったよ……!と認識を改めた次第。
お宿の
夜鳴きそば
そして飽食のとどめに、夜鳴きそば。夜鳴きそば
全国のドーミーインで、ここは夜21時半から(場所によっては21時からというのもあるみたい)食堂で供される、ミニラーメン。
朝食と違ってご当地の味というのは特になく、どこで食べてもシンプル醤油ラーメン。トッピングにメンマと葱と海苔というのも、画像検索したら全国変わらずのよう。
なんてことないラーメンだけど、なんでか美味しいし、実際人気で、食堂は今夜も大盛況だった。
客室数の割にあんまり広くない食堂(そしてコロナ禍で多分テーブル数も絞ってる)だから、朝食はけっこう混雑するみたい。明日は早起きしてお風呂入って営業開始早々に朝食食べに行こうねとだんなと話しつつ、早々にベッドに転がったのだった。
枕が低反発のものでそれがまた心地良い。これは快適だわ。