2016年12月15日木曜日

今年最後の歌舞伎見物

シナモントースト
自家製ヨーグルト w/紅玉ジャム
カフェオレ
今日の朝御飯は久しぶりのシナモントースト。
 
食パンにバター多めに塗って、グラニュー糖多めにかけて、シナモンパウダー多めにかけて、トースト。全体的に多めにかけるのが美味しくするポイントで、「ああ、パン屋さんの菓子パンって相当たっぷりな砂糖やバターを使ってるんだなぁ」と改めて思い知ることになる。
 
だんなには、昨夜作ったローストビーフ丼のソースや肉が残っていたので、イングリッシュマフィンを使ってローストビーフサンドを作ってみた。半割にしてチーズ乗せてトーストしたマフィンにレタス敷いて、ヨーグルトソースをかけた上に肉、玉ねぎソースと積み上げてサンド。パンにも似合いそうなソースの味だなと思っていたのだけれど、思った以上に美味しかったらしい。めでたしめでたし。
歌舞伎座にて
 「銀座うち山」の美彩弁当 \2160
 
「恵那川上屋」の焼きたて栗きんとんパイ
ほうじ茶
今日は夕方から一人でお出かけして、夜の部の「十二月大歌舞伎」を見に。
 
12月は三部制で、第三部は夕方6時半スタート、8時半終演とかなり短めで、内容も休憩一度挟んだ舞踏劇が2つ(通常は演目3つな事が多い)。
 
両方に玉三郎が出て、後半は「京鹿子娘五人道成寺」。道成寺で娘が五人!となんだか楽しいことになっていて、それが玉三郎・勘九郎・七之助・梅枝・児太郎という組み合わせ。え?勘九郎が白拍子やるの?七之助と一緒に?と、思わずチケットを取ってしまったのだった。例によって3階席、お気に入りの東席。
 
どこかで早め軽めの夕飯を済ませて行こうかとも思いつつ、時間もなかったし幕間は35分としっかりあるみたいだったしで、銀座三越で「銀座うち山」のお弁当を買っていった。
 
高級感溢れるお店が色々並ぶ銀座三越の惣菜売り場でも、とりわけ高級感溢れる佇まいのお店。店舗は築地よりの銀座二丁目にあり、ミシュラン星付き、お店で食べると夜のコースは13000円かららしい。銀座三越オリジナルの、お店の名物を詰めあわせた「美彩弁当」を買ってみた。
 
ご飯の上にたっぷり乗った「じゃこ山椒煮」や、メインのおかずの「真鯛の胡麻だれ」「銀だら西京焼き」はこのお店の定番品であるらしい。左側に盛られた、これは立派なサイズの「焼き胡麻豆腐」も同じく名物なのだそう。
 
茄子の田楽、海老の旨煮、炊いたかぼちゃや出汁巻き玉子、それに小ぶりの笹団子など、見た目は地味めながら、美味しいものが詰まったお弁当だった。鱈と鯛はおかわりしたい美味しさ。胡麻豆腐も濃厚で美味しかった。全体的にボリュームは軽めで、お店で食べたらもっと美味しいのだろうなぁ……と。お店での昼のお弁当は2500円からいただけるそうで。
 
で、歌舞伎は、前半が勘九郎と玉三郎の「二人椀久」、後半が件の「京鹿子娘五人道成寺」。どちらも華やかで、絵画のような美しさだった。特に、同じ装いで白拍子が5人舞い踊る道成寺はとても素敵。
 
玉三郎は相変わらず文句なしの妖艶さだし、七之助も美しい。豆狸のようなかわいらしさがある児太郎と、浮世絵の女性のような、のっぺりした(←褒めてます)美しさの梅枝も良い感じ。周囲がそんなだから、舞や所作のどこがどう問題というわけではなかったけれど、勘九郎はやっぱり申し訳ないけど「ちょっと無理めの女役」に見えてしまうのだった。どうしても動きが男らしいメリハリがあったりして、他の人ほど「女」に見えない感。
 
それでも、勘九郎、七之助が2人で踊る場面が多くて、「あーやっぱり兄弟だなー良く似てるよねー」などと思いつつ、満喫したのだった。
 
最後は「鐘入り」の場面だけれど、実際に鐘に入るわけではなく、玉三郎と勘九郎が床に降りた鐘の上に乗り、その横に七之助、梅枝、児太郎の順に鐘に寄り添う形で、ざんばら髪で睨みをきかせ、全員で巨大な白蛇になった風で見得を切り、幕。
 
年越しを前に華やかな舞台で、たいそう満足な内容だった。そのうち衛星放送か何かで流してくれなるといいなぁ……(そしたらスカパー再契約するんだけども)。
 
帰宅は22時前。銀座三越の月替わりスイーツコーナーに出店していた「恵那川上屋」の「焼きたて栗きんとんパイ」が美味しそうだったので、家族分、お土産に買って帰ってきたのだった。
 
だんなにあったかいお茶淹れて貰って、皆でもぐもぐ。栗たっぷり風味でさくさく食感。黒糖の飴が表面にかかっていて、濃厚な甘さが良い感じ。おいしかったー。