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「ピーターパン」の塩バターロール
炒めウィンナー&目玉焼き
朝食みかんヨーグルト
アイスカフェオレ
今日の朝御飯は、安定の美味しさの「ピーターパン」の塩バターロール。安くて美味しい、安定の朝食パンという感じ。炒めウィンナー&目玉焼き
朝食みかんヨーグルト
アイスカフェオレ
もしかしたら「朝食りんごヨーグルト」よりも好きかもしれない、「朝食みかんヨーグルト」も食卓に。
津田沼「長寿庵」の
冷しおろし天ぷら \900
麦茶
今日はだんな、仕事お休み。冷しおろし天ぷら \900
麦茶
「13日、休み貰えたからねー」
と数週間前に言われて、「へ?なんで?」と素で返してしまった私。今年もどうやら全力で、私は結婚記念日を失念していたらしかった。
だんなの誕生日は絶対忘れないんだけど、なんでか結婚記念日は忘れがち……。
世には「つきあって100日目記念日」とか「初デートから○周年記念日」とかの記念日好きクラスタさんも存在するというのに(むかーし、記念日カウンターをうじゃうじゃつけたweb日記サイトとかが存在しましてな……今もあるのかな……)、私は夫婦最大の記念日も軽やかに忘却して今年もだんなを脱力させてしまうのだった。
いや、忘れてはいたというのもちょっと違くて、「結婚記念日は?」と聞かれたらすぐに出てくるけど、脳内でカウンター回してないから「あああと○日で……」という意識がない、というわけでね……(ごにょごにょ)。
というわけで、ディナーの予約はしっかり入れた(入れてくれた、だんなが)。
出かけるのは午後で良いよねと、午前中は家でごろごろ。
早めスタートの夕御飯だから、お昼は軽くか、いっそ抜きでもいいくらい……昼御飯のためだけにお出かけするのはちと面倒……という気持ちでいたら、「じゃあ"出前"をとろう!」と、だんな。
「ん?ピザとか?」
と聞けば、
「いやいや"出前"だって、"出前"!」
と、以前お店で貰ってきた地元お蕎麦屋さんのメニューを出してきたのだった。おお、そんな選択肢が。
「出前迅速」とメニューに書いてあったそのお蕎麦屋さん、ほんとに迅速に届けてくれた。天ぷらがまだちゃんとあったかい。
私が頼んだのは「冷しおろし天ぷら」。
大きな海老天にいか、長ねぎ、茄子、かぼちゃ、ピーマン、とたっぷりの天ぷらと、中央に大根おろし。
地元の蕎麦屋というと、つい駅前の「志な乃」さんに寄りがちなのだけど、京成津田沼駅寄りにあるこの「長寿庵」さんも人気のお店で、週末などに通りかかるといつもなかなかの盛況ぶりなのだった。
昔ながらの木製の盆に陶器の器で届けてくれて、「2時頃に受け取りにまいります~」と、その配達代なども無しで、値段は店内価格と同じ(多分)。
昔ながらの「出前」って、素晴らしいなぁとしみじみ思った。また何かあったらここに頼もうっと。体調悪い時とか、とても助かりそうな予感。
下板橋「Cucinetta Tomino」にて
シェフおまかせコース \6000
グラススプマンテ
白ワイン(Colli Martani Grechetto DOC “Grecante” 2015 Arnaldo Caprai)
そして夕飯は、「あそこにする?あっちの店は?」とだんなと相談の結果、一度伺ってみたかったとずーっと思っていた、下板橋の「Cucinetta Tomino」さんに。シェフおまかせコース \6000
グラススプマンテ
白ワイン(Colli Martani Grechetto DOC “Grecante” 2015 Arnaldo Caprai)
シェフの富田さんは、青山時代の「Cucina Tokionese Cozima」でスーシェフとして長く勤めていらした方。その後独立して、池袋から東武東上線で2駅の下板橋駅降りてすぐのところにイタリア料理店を開いたのだった。
お店を開いてすぐに伺おうと思っていたのに、タイミング悪くて予約を入れようと思った日に貸切だったり、その後だんなが単身赴任してしまったりで機を逸してしまって、なんだかんだで7年経過。とーっても久しぶりに電話して予約を入れたら、名前でちゃんと「ああ!お久しぶりです!」と、シェフ、わかってくださった。
下板橋はとても小さな駅で、駅前もスーパーが1軒とコンビニ数軒、コーヒーショップなども見た感じは無くて、飲食店も少なめという印象。閑静な住宅街といった雰囲気で、そんな中で、とても本格的なイタリア料理をいただくことができた。
おまかせでお願いしていた料理はどれもこれも美味しくて、大満足。乾杯のスプマンテと、その後に白ワインをボトルで貰ったのにお会計は18000円ほどで、フルコースいただいてこのお値段は、お値打ちだと思う。
せっかくなので、いただいた料理を全部ご紹介。
- 短角牛のカルネサラータ
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最初の皿は、短角牛のカルネサラータ。
味わいからして、多分、先日他のお店で食べた「ブレザオラ」っぽい牛肉だと思う。塩気強めの「牛肉のハム」をサラダに仕立てていて、旨味たっぷり。
卓上には、全て自家製のフォカッチャと、ローズマリー風味のグリッシーニ、クミン風味の丸パンも。
- シチリア風イワシのパン粉焼き
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2皿目はシチリア風のイワシのパン粉焼き。
写真が非常にがっかりな感じになってしまったけれど、くるりとイワシが巻かれた姿がとても綺麗なお皿だった。
詰められたタネもイワシの存在感たっぷりで、内と外の食感と風味の妙が楽しめる料理。
添えられているのは一般的なトマトソースではなく、「長ねぎとじゃがいものくたくた煮」でこれがとても優しい味だった。
蕪と半熟卵、素揚げしたケールの葉?かな?が添えられていた。
- グリーンピースのあたたかいスープ
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そして、グリーンピースのあたたかいスープ。
口当たり滑らかで、上に少量落としたオリーブ油が良いアクセント。
豆の風味が濃厚で、でも青臭くなくて良い感じ。
- 空豆と桜海老のピーチ
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今日の一番のお皿はこれかな?これでしょ!と、後にだんなと盛り上がった、パスタのお皿は手打ちの「ピーチ」。
うどん……というか、軽く捻れたような、ちょっと太さが不均一な感じは、「長~くしたトロフィエ」というか、不思議な形状の面白いパスタだった。もちもちしていて、食べていて楽しい食感。
合わせているのは桜海老と空豆で、素揚げした風な桜海老の香ばしさとか、空豆のぽくぽくした食感と優しい味だとかが、とても良いバランスだった。
- 鮎のコンフィ
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魚料理は、和魚の「鮎」!(今日の一番上の写真)
頭から尻尾までサクサク食感で丸ごといただけるように火を入れた鮎は、傷ひとつない完璧な外見で、見た目からまずうっとり。
旬のホワイトアスパラと、「アスパラソバージュ」を添えて、添えたソースは魚の骨から取った魚介風味濃厚なもの。
「今日一番美味しかったお皿」、私は、先の手打ちパスタかこの鮎だったなぁと。なんというか「色々とパーフェクトな料理をありがとうございます!」という感じ。
- 熟成豚肉と生ハムのサルティンボッカ
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メインのお肉料理は、熟成豚肉と生ハムのサルティンボッカ。
ソースはごぼうを使った、これまたどこか和風なもので、奥の葉野菜のサラダは、「サラダ小松菜」を使ったものだそう。
小松菜って独特な風味が私があまり好きではなかったのだけど、このサラダ小松菜は小松菜独特の「アク」みたいなのが少なくて、とても食べやすく美味しかった。
お肉もジューシーで旨味たっぷり。
- パッションフルーツとマンゴーのムース
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ドルチェは、私の大好物、パッションフルーツとマンゴーを使ったムース。
私の皿もだんなも皿もチョコレートでそれぞれメッセージが書かれていて(しかも片方の皿は英語バージョン、もう片方はイタリア語バージョン)、ムースの隣にはクラシックな味わいのセミフレッド。
食後の飲み物にエスプレッソをいただいて、気がつけば、お店に来てから2時間半。あっという間に感じたということは、それだけ楽しい時間だったということなんだろうな。
Cozima時代から変わらない、誠実な富田さんの人柄そのままの、地に足のついた素敵な料理ばかりだった。最近は「また来て食べなきゃ!」がお店がたくさんで(特にイタリアンはそんな店ばかり……)、それはとても幸せな事だと思う。
そして私たちは結婚21周年目に突入の模様。めでたいね!