2020年10月31日土曜日

GoTo那須ですよー

青空の下でのバーベキュー。控えめに言って最高……っ!
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
那須「ガスト」にて
 目玉焼き&ベーコンソーセージセット
この週末は、8月に行ってあんまり楽しかった那須高原に、また行こうというお題目のGo To トラベル。
 
今回は息子もスナネコを見たいそうなので、親子3人で自宅を5時半に出発して、道中多少の渋滞はあったものの8時前には那須インターに着くことができた。
 
朝食は間調整もしやすい道中のここで良いよねと、インター近くのガストでモーニングセットを。
 
目玉焼き2個とベーコン、ソーセージ、サラダとトーストのセットでドリンクバーとスープバー(いっつも卵スープなんだわ、これが……)つき。こういうところでトースト食べると、「コメダのトーストって実はすごく美味しいよね」なんて気付かされたりしつつ、9時開園(いや開国?)の「那須どうぶつ王国」に速攻向かったのだった。
 
お目当ては、前回にも見た今年4月生まれのスナネコの姫、アミーラ嬢(アラビア語で"お姫様")と、7月に生まれた妹ズ3匹の展示。
折良く、アミーラと並んで隣の区画で展示されていた妹猫1匹が一昨日から仕切りを外しての"同居開始"とのこと。
 
そんな姉妹猫は、週末の午前中は整理券制、母猫子猫の方の展示は13時から開始で行列は12時半から……と色々取り決めがある中、「早めに動こう、早めに」とさくさく予定立てて動いた結果、最善な感じにスナネコたちに会えたしショーも見る事ができたし、ランチも快適にいただけた……と思う。
 
再びの那須どうぶつ王国。ホッキョクオオカミ、かっこいいなー! というわけで、首尾良く9時半からのスナネコ整理券を貰えた後は、まずはこの秋から展示が始まったホッキョクオオカミの姉弟?兄妹?のきょうだいを。
 
ドイツの動物園からやってきたそうで、2匹仲良くすったすた歩いてきたり、すぐ目の前でふさふさの白い尻尾を揺らしてくれたり、精悍だけど優しげな顔のオオカミは思った以上に綺麗な生き物だった。
 
レッサーパンダの赤ちゃん。もっふもふのまんまるちゃん。 この動物園、何かと"動物ファースト"で昼に展示の休憩時間があったり、飼育エリアもすごく広く取ってあったりで、見ていて全然「この環境は可哀想……」という風にならないのが、何より素敵。
 
今回は、レッサーパンダの赤ちゃん(今年の7月生まれ)や、トナカイの子供、羊の子供なんかも見る事ができて、そして相変わらずマヌルネコさんは仙人じみた迫力の見た目でいらっしゃった。
 
「この人間共が……」みたいな顔をいつもしてらっしゃるマヌルネコさん。 毎度毎度、気高いというか、「この人間共が……」と蔑むようなというか、あるいは仙豆でもくれちゃいそうな、この存在感のマヌルネコさん。
 
残念だったのは、ハシビロコウさんが今日は遠くの柵の中に居たのと、"闇堕ちしたコアラ"みたいな外見のビントロングの展示がお休みだった(ビントロングエリアがレッサーパンダの赤ちゃんコーナーになっていた)事くらい……かな。
 
今回は時間もあったので、前回は入らなかった「ふれあいドッグパーク」で大型犬ともふもふ触れ合ってもきた。
 
息子がなぜかニュージーランド・ハンタウェイという犬種の黒犬に好かれてしまって、メス犬ジュディにべったり寄り添われた挙げ句、最後にはその姉妹のアニーまで寄ってきて自ら息子の隣に座りこむ始末で、息子はやたら嬉しそうだったりして。
 
私はサモエドのアカネちゃんが目の前で腹見せてころんころんしてくれたので満足。でっかい犬もかわいいなー。
 
そしてスナネコ!スナネコですよー!写真はこんなのしか撮れなかったけども! そしてスナネコは、結局3回(アミーラ側2回、母猫側1回)見る事ができたのだけど、いずれの回も猫たちはぴょんぴょんどたばたぴゅんぴゅん、ずーっと動き回っていて。
 
「昼間は寝ないんですか?」と園の人に聞いてみたら、「いえいえ、さっきまでは寝てたんですよ2匹とも」などと言われ、私たちはちょうど良いタイミングで見る事が出来ただけだったらしい。
 
子猫の可愛さもさることながら、でもアミーラ嬢はほんとに可愛い。美しい。
スナネコ可愛い。天使。あまりにぴゅんぴゅん動き回っていたからろくな写真も撮れなかったけど(でも躍動感溢れる動画はばっちり)。
「那須どうぶつ王国」内「バーベキューガーデン」にて
 BBQ食べ放題+入場セットプラン \3800
 ウーロン茶 \110
8月とは比較にならない混雑だった今日、ファームエリアへ移動する無料バスも長蛇の列で、バードショーも30分前の開場前からステージ周辺に行列ができるほど。
 
昼食も算段つけといた方が良いよねと、土日祝限定販売の「BBQ食べ放題と入国セットプラン」を買っていた。本来の入国料が2400円。このセットプランは3800円。つまり1400円で食べ放題のバーベキューがいただける。
 
バーベキューガーデン」はテラス席もあるそうで、天気が良ければテラス席が最高という情報も得ていたから、「混む前に行こう?」と11時にならないくらいでの早めの昼食にしたら、これがもう、たいそう幸せな事に。
 
眼前にばばーんと広がる秋の野山。食事の終盤は料理のブッフェ台もそこそこの混雑だったけれど食べ始めはそうでもなく、そこそこ快適に1時間がーっつり食べ続けることができた。
 
料理は全てセルフサービスで、都度交換して使うトングで肉や野菜を持ってくるスタイル。
 
羊肉、牛肉、豚肉、ソーセージ、焼きそば、もやし、キャベツ、人参、ピーマン、かぼちゃ、玉ねぎ、サラダ、ご飯、カレー、味噌汁、杏仁豆腐といった品揃えで、卓上には塩胡椒、焼肉のたれ、焼きそばソースが置かれている。
 
私は「焼きそばとかご飯要らないから、肉と野菜をまりまり食べよう……」と、存分に焼きまくって食べまくってきた。
テラス焼肉、最高、これは幸せ。気温も日射しがある分、寒いと言うほど寒くなく(ちなみに今日、朝9時の段階では9℃しかなかった)。
 
そして焼肉臭くなった私たちは、午後スタートのスナネコの母娘展示を見に行って後は、混雑を避けて有料リフト利用でエリア移動して「バードパフォーマンスショー」も見て。
 
ハクトウワシが目の前を飛ぶ様を最前列でうっとり眺めた後はカンガルー撫でたりアルパカ撫でたり羊撫でたり、トナカイの子供を間近で見たり、今日の宿には「3時くらいに到着します」と伝えてあったのに4時近くまで王国を満喫しまくってしまったのだった。動物園に飽きずに6時間超滞在するって、なかなかすごいなと思いつつ。
那須湯本温泉「旅館 山快」にて
 夕御飯
 日本酒(栃木 若駒酒造 若駒 雄町50 無濾過生原酒)
で、今日のお宿は、どうぶつ王国から車で15分ほどの那須湯本温泉「旅館 山快」さん。
 
前回、車を走らせていた時に硫黄泉の匂いがぶわんと漂ってきたエリアがあって、「え、硫黄泉の温泉あるの?今度は絶対そこ行きたいそれがいい」と検索しまくってここが良いなと思った宿に予約を入れた。
 
クチコミによると、若干料理が物足りない(……と思う人も居る、くらい?)とあったので、せっかくだからと「お料理プラスで満足♪」プランにしてもらい、1人14000円のところ、GoTo適用で支払いは1人9000円強、そして手元に紙クーポンが6000円分。
 
わーいわーい早速使うよ!と、チェックイン後、お風呂の前にとだんなとてくて、トラベルクーポン利用可なのを事前に調べてあった気に入りの「月井酒店」で日本酒2本と息子用にご当地サイダー買って大体4000円。
 
更に気になっていた、隣接のお菓子屋さん「那須御用邸御用命舗 扇屋」にも寄って、バラ売りの「ロイヤルの杜へ」、「もんちゃうす」、「一粒栗パイ」を家族分買って、1500円くらい。
 
残りのチケットはあと1枚、これも明日「御用邸の月」あたりを買ったら終わりかな?ということに。
 
嬉しいことに、この宿、「お酒等のお持込につきましては制限、持込料の徴収は致しておりません」だそう。
代わりに、持ち込んだものについては"持ち帰り"(瓶を置いて帰らないでね、と)のお願いをしております……とのことで。
 
食事は部屋食で、飲み物は部屋内の冷蔵庫に入っているものをどうぞという形で、だから今日買ってきたばかりのお酒をありがたくいただきながら夕食を楽しむことができた。
冷蔵庫の上にはビールグラスやガラス製のお猪口、そしてなぜかサランラップ?までしっかり用意されていて。
 
那須湯本温泉「旅館山快」さん。料理も良い感じ♪ 料理は、立派なサイズのとちぎ牛が3切れの陶板焼き(材料のお皿は、写真から溢れた外に)とか、3種のお刺身、馬刺しあり蟹ありの素敵な内容。
 
よくある割烹料理の味より若干家庭向け?な、馴染みやすい味のものが多くて、お刺身の甘海老の頭がカリッと素揚げされて添えられていたのもちょっと面白かった。
 
買ったばかりの栃木のお酒若駒の雄町は、期待よりもいくらかすっきり味ではあったけど、何かとお高い宿の飲み物を、こういう形で地酒買ってきて楽しめるのは良いなあ、と。
 
デザートに、ボリュームたっぷりの柿と梨と葡萄の盛り合わせもいただいて、そして私は食後に今日2回目の温泉も堪能してきた。誰も居なかったので浴室内の写真をぱちりと。
 
期待していたけど期待以上に良かったお風呂。泉質が超好みでした。 風情のある岩風呂は、肩まで浸かると胸が白く濁って見えなくなるほどのこってりめのにごり湯で、湯の花ざくざくな蔵王温泉に比べるととろりとまろやか、うっすら緑色がかってもいて、とても綺麗。
 
それほど広くはないものの、普通の湯船の他に浅めで床に傾斜のある寝湯や、打湯、あと夜10時に毎日切り替わるもう1方の側には「かぶり湯」の用意まであった。家族風呂は非予約制で空いてる時はいつでもどうぞという形。
 
そしてそして、この宿、寝具が無圧布団だった。
 
和室の宿って、いまいち布団や枕が合わなくて、「背中がいたーい」ってなったりする事が多いのだけど、この布団がすごくすごく快適で。
 
設備がちょっと古いとか、エレベーターが無い(泊まった部屋は3階だった)とか、駐車場がちこっと遠い(宿から坂上がって40mほどのところらしい)とか、すぐ近くにコンビニなどが無いとか、難点はちょこちょこあるものの、宿の人の対応も良いし、総じてここは素敵なお宿。
 
早起きして疲れもあった私たちは、9時過ぎたあたりで早々に布団に入ったのだった。