2024年8月25日日曜日

時間無制限飲み放題に

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ブブルアヤム
アイス烏龍茶
図書館でつい先日借りてきた、『日本、台湾、韓国etc. ととのうおかゆ365日』(鈴木かゆ/著 KADOKAWA 2024/07)という、なかなかすごいお粥本。なにしろ365日分、365種類のお粥レシピが載っている。
 
お粥好きのJちゃんにぴったりね、と読んでみたのだけど、さすがにそれだけ種類があると「それはどうなの」という品も色々あるもので、りんごとクリームチーズが乗った"りんご粥"とか、白粥にオクラ乗せただけの"天の川オクラ粥"とか、うううーん??と。
おいしそうなものも色々あるにはあったけど。
 
で、中には中華風タイ風といった他国のお粥レシピも載っていて、その一つがブブルアヤムだった。インドネシアの鷄のお粥。
 
けどこれこそ、「それっぽいかもしれないけど違ーう」という感じしかなくて。
「明日、もう一度来て下さい、本当のブブルアヤムを食べさせますよ」と山岡士郎顔にならざるを得ない感じだったものだから、本気で自作しようとなった次第。
 
あれはタイ米を鷄スープで炊くのだよなと調べて、一番参考になったのが「Bubur Ayam Recipe : Indonesia’s Savory Chicken Porridge - RecipeGuru」のサイト。
 
でもたまたま一昨日炊いた数日前に炊いたタイ米の残りがあるしと、今日は炊いてある米を鷄スープで煮て雑炊風にすることにした。
 
鶏むね肉でスープを取り、鷄は裂いてトッピング&粥にも混ぜて、ゆで卵、香菜、フライドオニオン(フライドガーリックもあればなおよしだった)、砕いたナッツ。
 
写真の奥にちらりと映っているケチャップマニスサンバルは、まさか売ってるとは思わなかったけれど、「せんどば」で見つけてしまったから買ってきた。
 
ケチャップマニスは甘口醤油(中国の老抽王に少し似てる)、サンバルはチリソース、もちろんインドネシア産。
似ている調味料は隣接国にもあるものの、やっぱりその国のものがその国の味に近くなるよねとしみじみ思う。
 
「というわけで、ケチャップマニスとサンバルをお好きに添えてどうぞ」
と出したブブル(=粥)アヤム(=鷄)、期待以上においしくできた。
 
いつもの中華粥は干し貝柱の魚介系の味だから、鷄粥は新鮮だし、素直においしい。また作ろう。
 
で、午前中は、買ってあったけど解いてなかった"その場で解く系の謎"をもそもそ解きつつ、功夫茶器でお茶を飲んだことが無いと言うJちゃんにと、久しぶりに茶器色々を引っ張り出して。
 
聞香杯とか、日常ではもはや使わないから、久々に出してちゃんと洗ったりもして楽しかった。
 
功夫茶器で淹れたお茶って、やっぱりおいしいものだなと。
池袋 「富士喜商店 池袋本店」にて
 お通し 2×\450
 宝石箱~お造り4種盛合わせ~ \1780
 青のり豆腐 \690
 夏野菜の揚げ浸し \480
 クリームチーズ西京漬け \440
 カニみそ甲羅焼き \690
 カマンベールはちみつ \480
 エイヒレの炙り \590
 獺祭の酒粕ピザ \790
 時間無制限飲み放題 2×\3390
 [追加]徳利1個 \1000
で、お昼頃に家を出て、今日は午後2時から時間無制限飲み放題を、池袋東口近くの「富士喜商店 池袋本店」で。
 
この冷蔵庫に1区画6本くらいずつ、47都道府県のお酒が揃っていて、更に卓上リストにはない季節のお酒とか、お客様リクエストのお酒コーナーもあったりで。
 
注ぐのはセルフ、お猪口1人1つにガラスの徳利が1つ。
 
私とJちゃんは好みが微妙に違うから、「徳利2つ欲しいです」と告げたら、徳利追加は1000円なんですって。それが微妙に高めの値段設定だなあと思ったのだけど、飲み放題自体は3390円と、まあまあお値打ち。
 
そして、時間無制限言いつつ、利用は6時間までですって。
無制限じゃないじゃん!と思ったけど、Jちゃんは「でも6時間はいなくない?」と。
いや、居ると思うよ、というか飲めるよ?と話していたところ、本当に6時間滞在していた次第。
 
それでも良心的だったのは、6時間経ってから(8時になってから)「ラストオーダーです」と告げられたことで、最後に緑茶を貰ってすっきりしてからお店を出ることができたのだった。
 
今日入っていた秋酒はこんな感じ。
 
七賢のひやおろしがもうあるー!とテンション上がった私。
 
パンプキン柄の天吹も、お月見団子柄の銀盤もキュートなお酒だったな。
さすがに8月にこれは早すぎないかと思ったけど。
 
最初のお酒は、夏酒はこれが最後なんですと言われた最後の1本、百十郎の夏の風。良い感じに甘酸っぱい、夏らしいお酒だった。
 
お通しは1人450円とまあまあの値段だけれど、セルフサービスでしじみ汁と、大根と人参と鷄肉の煮物が食べ放題。
 
煮物が若干しょっぱかったけれど、でもこれが食べ放題なのは嬉しかった。
 
あ、ちなみに飲み放題は、フード1人2品の注文が必須とのことで、それは400円ほどのおつまみもいっぱいあったしで全然問題はなかった。
 
普通に8品くらい注文して食べていたし。
 
料理も全体的にボリュームがあったし、おいしかった。
 
この奇抜な見た目の品は青のり豆腐。青海苔たっぷり湯豆腐という感じの品。
 
ちょっと塩気が強かったけれど、悪くない酒のあて。
 
のどぐろが入っているのがウリだったらしい"宝石箱”という刺身盛りも、残念ながらのどぐろは欠品で代わりに金目鯛が入っていた(その説明が注文時に無かったのが残念だった……のどぐろ食べたかったのに)ものの、鮪も厚切りだったし、巨大な海老も美味。
 
飲んだお酒はこんな感じで、1合徳利に満たしすぎることもなく、2人で16種類飲んできた。
 
多分全部で1升瓶+αくらいの分量だった……んじゃないかな?
暴飲というレベルではなかったと思う。
 
  • 岐阜 百十郎 純米吟醸 南の風 South Wind
  • 和歌山 車坂 魚に合う吟醸酒
  • 富山 銀盤 純米吟醸 ひやおろし
  • 佐賀 天吹 秋に恋する純米
  • 山梨 七賢 ひやおろし
  • 大分 ちえびじん 純米
  • 大阪 かたの桜 特別純米 雄町
  • 岐阜 ダルマ正宗 甘口純米

 
  • 山形 楯野川 子宝 鳥海山麓ヨーグルト
  • 高知 美丈夫 ゆず
  • 佐賀 七田 純米 Assemblage AOY75
  • 長崎 六十餘洲 純米 山田錦
  • 茨城 森嶋 純米吟醸 美山錦
  • 徳島 三芳菊 残骸3 責めブレンド 無濾過生原酒
  • 茨城 来福 純米吟醸 Coming Happiness
  • 香川 讃岐くらうでぃ

 
お酒コーナーには電気式のお燗器もあって、徳利をそのまま温めることもできるようになっていて。
 
カニみそ甲羅焼きの途中で片野桜の熱燗注いでつついたら、最高においしかった。
 
途中でこってり系のヨーグルト酒とか飲んだ時には、さすがに徳利を交換して貰えたし(基本は交換してくれないけど、果実酒は別とのことで)。
 
細々煩いルールはあったものの、でも6時間だらだら飲み食いして1人1万円いかなかったのだから、良かったと思う。
 
最後は獺祭の酒粕を使った、卓上炙りのシンプルピッツァ。
 
皮ぱりぱりで良い感じ。
 
料理は全般、特にこれが名物的に最高においしかった!みたいなものは無かったものの、全体値段はお手頃だったし、揚げ物系とかも頼もうと思えば色々種類があったしで、結果的には大満足。
 
ほんとに色々飲んだねと、店に来た時には暑さのピークだった屋外もすっかり夜も更けていて、夜9時にならずしてけっこうな酔っ払いの2人がいた。
 
んで最後にPARCOの「ポムダムールトーキョー」で、季節のりんご飴が買いたかったんだよねと買いに寄って。
 
8月中に食べられるか解らなかったココナッツ味のりんご飴を、無事買うことができた。
 
今日はお互い、電車を乗り過ごすとか、いつだったかJちゃんは爆睡して終点まで行って更に折り返して神奈川から埼玉にまで戻ってしまったこともあったのだけど、そんなこともなく。
 
お互い、大体同じくらいの時間に「帰れた!」「帰ったよ!」と連絡しあうことが出来たのだった。
2日間おつかれさまでしたー。