2020年2月15日土曜日

雪無し蔵王

蔵王に来ました!よ!今年は滑ります!よ!
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
新幹線車内にて
 「大船軒」の鯵と小鯛の押寿し
 お茶(ペットボトル)
さて、この週末は山形蔵王にスキー。
 
今年はおそろしいほどの暖冬で、年が明けてもなんだか全然雪は積もらないし、どころかこの週末は雨の予報まで出ているしで、かつてなくしょんぼりな状況ではあったのだけど、私はここ数ヶ月の肉体改造(?)の甲斐もあって、かつてなく体力おばけな現状なので、今年は私も滑る予定。雪が全然無いらしいけど!
 
で、朝5時起きで東京駅に向かい、駅弁を買って新幹線に乗り込んだ。
 
朝から肉でも揚げ物でも無いなあと、私が選んだのは「大船軒」の押し寿司。
 
好物の鯵と小鯛のセットでボリュームもほどよく、ぴったりな朝御飯。
 
山形駅までは約3時間、けっこう時間はかかるけど、最高の温泉郷&スキー場だから、私たちはなかなか他の地へ行く気がしないのだった。
山形 蔵王温泉郷「雪ぐら」にて
 豚のもつ煮込み
 玉こんにゃく
 ビール
この道路のすぐ向こうがゲレンデなのにこの雪の無さ! そうしていつもの総勢8人で蔵王温泉郷に到着してみれば、この雪の無さ。
 
「今年は雪が少ない」は2007年に(多分)初めて家族で蔵王に来て以来何度かはあったけれど、ここまで酷いのは初めての事。
 
今日の気温はスキー場でも5℃くらいあって、もう完全に春スキーな感じだった。まだ2月の半ばなのに。
 
それでもととりあえずスキーウェアに着替え、まずは昼御飯とゲレンデ近くのお気に入りのお店「雪ぐら」で昼御飯にした。
 
豚もつ煮込みには玉こんにゃくも入ってました。さすが山形……! ビール飲むし玉こんにゃく食べるし、だったら麺とか米飯とかいう気分じゃないなあと、私は単品の豚もつ煮込みを。
 
そして茶色く美味しく煮えた玉こんにゃく(ここのお店の、大好きなんだなあ……味が染み染みで……)もいただいて、かなーり幸せな昼御飯。
 
大根がざくざく入るもつ煮には、スライスされた玉こんにゃくも入っていて、それがいかにもらしかった。
 
天気は最高でした。うん、やっぱり気分は春スキー。 そしてロープウェイとリフトを乗り継ぎつつ、まず目指すは山頂に。
 
この季節の雪山は木々も真っ白に雪と氷が付いているのが常なのに、今季の蔵王は木が茶色だったり緑だったりでとっても違和感。
 
足元は水を含んだしゃばっしゃばの雪で、場所によってはゲレンデも土と草が見えてしまっているくらい。
 
それでも幸い、天気だけは最高だった。
 
山頂風景も、いつもの蔵王じゃないみたい。 山頂に到着しても、「顔がちょーっと冷たいね?」くらいの気温で、見える風景もいつもの山頂とは全然違っていた。
 
ちなみに蔵王にこの面子で来るようになったのは2009年から。途中何度かは来ない年もあったけど、記録によると私が最後にスキーをしたのは2017年だったみたい。
 
2月の蔵王でお地蔵様の足が見えるよ……! お地蔵様も、「あー、こういうポーズだったんですね」「座ってたんだ」と言うメンバーが居たほどに、まず冬には見ることのできない姿が拝めてしまった。
 
というか、隣にミニお地蔵様が居たことは、私も知らなかった。
 
ちなみに、胸まで雪に埋もれてたお地蔵様(まあ例年こんな感じ)は2013年、首まで雪に埋もれていたのは2017年の日記に記録が残っていたりして。
 
どう滑れと……と絶望しながら帰ってきましたよ。たいへんー。 おおむね問題無いゲレンデではあったけど、「これはあかん」となったのはこの斜面。
 
もうシーズン終わりのスキー場のようなこの風景。
 
雪が重くて曲がるのも止まるのも大変な状況で、それでもリフト券は2日分買ってしまったしねと、18ポイント消費する勢いで3時を過ぎるまで頑張って滑ってきた。
 
今年の私は、「ふくらはぎと脛が痛くて滑れないよー」なんてこともなく、ちょっとしたバランスの崩れで転んでしまうこともなく、「筋肉とスタミナって大事なんだな……!」と心から思い知ることに。
 
それでも最後の最後に盛大に転んでしまって、顔面でスキーをして(怪我はしなかった)なかなかの惨事になってしまったりはした。油断良くない。
山形 蔵王温泉郷「山形酒のミュージアム&湯けむり屋台つまみ」にて
 山形酒米飲み比べコース \1000
     寿虎屋 霞城寿 純米大吟醸 雪女神
     香坂酒造 香梅 純米吟醸原酒 出羽燦々
     小嶋総本店 東光 吟醸原酒 出羽の里
最近、蔵王温泉郷には「山形酒のミュージアム&湯けむり屋台つまみ」というちょっと楽しいスポットが出来たらしい。
 
「山形酒のミュージアム&湯けむり屋台つまみ」、素敵なスポット 夕飯前にと、ぱぱっと宿にチェックインしてお風呂を済ませた後、有志で繰り出して軽く飲んで来た。
 
17時からは着席して飲み食いできる屋台つまみの併設店が開くようだけど、それまでは立ち飲みテーブルでの営業で。
 
それでも1杯300~600円でいただける地酒が50種類近くに、なかなか楽しい飲み比べセットが何種類も用意されていて、皆で交換しつつやいやい色々飲んで来た。
 
私が飲んだのは、山形の地米使用の米違い飲み比べ。安定の出羽燦々、比較的すっきりめの出羽の里、そしてほどよくフルーティーで軽さもある、期待の酒米雪女神。名前も素敵な雪女神、美味しかったな。
 
最後は、友人が好みじゃないと言っていたけど私的にはすさまじく好みど真ん中だった「米鶴」の純米あんだんて、だんなが飲んで「これは好み!」と言っていた、「大山」の出羽燦々55磨きを店頭で買ってしまって、「山形駅でもきっとお酒買うのにねー」なんて言いつつ宿に帰還。
 
ベリー系と乳酸菌系の甘酸っぱさがあるあんだんて、ほんとに好みでした。これはおいしい。
山形 蔵王温泉郷 スキー定宿にて
 先附   胡麻豆腐 生山葵 ウニ
 前菜   きのこ卸し 有頭海老 烏賊糀和え 黒豆串
          サーモン錦糸巻き ローストビーフ
 お造り   鮪 カンパチ 刺身こんにゃく
 焼物   鰤味噌漬け焼き 檸檬 はじかみ 蕗味噌漬け
 煮物   凍み大根と鰊炊合せ 人参 結び昆布 ブロッコリー
 鍋   山形豚肉 鶏出汁水炊き風 しゃぶ鍋 ぽん酢
 小鉢   金目鯛あん肝 辛子酢味噌 菜の花 山葵 岩塩
 食事   山形県産はえぬき
 お椀   きりたんぽ汁
 香の物   青菜漬 赤かぶ漬
 デザート   抹茶ロールケーキ 苺 オレンジ
 瓶ビール
いかにもな旅館飯だけど、美味しいのです。色々全部。 そしていつもの旅館飯な夕御飯。
 
既にこんな感じに配膳されていて、あつあつのが食べられるのはお椀と鍋だけではあるのだけれど、でもどの料理もちゃんと美味しいし、野菜も多く、肉と魚もほどよく食べられて、何よりとっても"酒の肴"。
 
今日は既にある程度日本酒を飲んで来てしまったからビールだけにしたけれど、それでもたいそう幸せだった。
 
鶏だしの水炊き風のしゃぶしゃぶがとても美味しくて、あと、あん肝とか山椒風味の鰊とか、お刺身もちゃんと美味。
 
さすがにこんな御馳走を前にしたらダイエットはどこかにふっとんでしまうもので、全部綺麗にいただいた。
 
そして食後は一室に集まってゲーム大会。
 
何しろこのメンバーでモンハン合宿もしたことがあるくらいのゲーム好きの集まりなので、でも今回はお手軽カードゲームをねと、「はぁって言うゲーム」、「想像と言葉」、「インサイダー・ゲーム」、そして「萌札」あたりを。
 
「萌札」が思いの他女子に受けて貰えて「だ、だめですわこれは性癖が出ますわお姉様」「泣きぼくろ……!わたくし、これには抗えません……!」などと、お嬢様口調で萌えを垂れ流す危険な遊戯をげらげら笑いまくりながら遊んでいたのだった。
 
でも早起きの寝不足もあって、皆粛々と午後10半頃には就寝。おつかれさまでしたー。