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ホットサンド(卵チーズ)
ホットドッグ
カフェオレ
メリークリスマス~。ホットドッグ
カフェオレ
クリスマスの今日当日は、「昨日で我が家のクリスマスイベントは終了しました」という感じで、朝からだらだら。正直申し上げて、夕飯とかもノーアイディア。
イブにしこたま飲んで二日酔いになったら、とか、食材用意してイブのメニューと重なっても悲劇だし(丸鶏用意しておいたらうっかりイブの食事でも出て来ちゃった、とかね)、と、「当日適当に考えればいいや」と思っていたのだった。
「というわけで、朝御飯もノーアイディアでーす」
と、ありもののパンを見たところ、ドッグパンが2個にサンドイッチ用のパンが4枚。なんとも半端な個数だけれど、ホットドッグ2個、ホットサンドを2つ作って皆で適当に分けて食べることにした。
昨日と同じく、ホットドッグはパン・ソーセージ・チーズ・ピクルス・ケチャップの組み合わせ。こちらに肉っ気があるので、ホットサンドの方はシンプルに「卵&チーズ」にした。
冬の日の朝御飯はチーズ大活躍。いや、朝御飯に限らず大活躍。
スーパーのいなり寿司・ねぎとろ巻き
「きりたんぽ鍋」の残り
麦茶
細かな具がぽろぽろ入ったきりたんぽ鍋の残りスープ。「きりたんぽ鍋」の残り
麦茶
「うどんにしてお昼に食べる?」
と言いつつ午前中買い物に行ってきた。結局、「うどんとして食べるよりは、汁物的にいただいた方がいいかも?」と、スーパーでお値打ち価格だったいなり寿司とねぎとろ巻きを買ってきて、簡単に済ませることに。
肉はあいにくほぼすっかり食べ尽くされていたものの、白滝も舞茸もごぼうもたっぷり……という感じで、「おおむね具沢山」なきりたんぽ汁。鍋セットに入ってきた濃縮スープはまだ冷蔵庫(と、冷凍庫)に未開封のものが残っているので、鶏団子の煮物とか、筑前煮風の煮物とか作るのに重宝するかな?と思っている。
枝付き干し葡萄
バーニャカウダ
ラクレット
鴨のコンフィ(仏産瓶詰)
イベリコカルビの塩焼き
禁断のラード御飯
白ワイン(VILLA RUSSIZ CHARDONNAY 2007)
クリスマスケーキ
カフェオレ
夕御飯はどうしましょう……と考えて、バーニャカウダ
ラクレット
鴨のコンフィ(仏産瓶詰)
イベリコカルビの塩焼き
禁断のラード御飯
白ワイン(VILLA RUSSIZ CHARDONNAY 2007)
クリスマスケーキ
カフェオレ
「そういえば冷凍庫にイベリコが入ってた!」
と思い出して、メインディッシュはイベリコ、ということに。
白くサシの入ったような肉で、でもこれが塊肉だったのか薄切りのを固めたものなのかが思い出せず、とりあえず解凍してみたら牛肉で言うところのカルビのような薄切りの脂多めの肉だった。これはもう、焼き肉のように焼いて食べるのが一番かなと一口大にカットして両面スキレットで炙ることに。味つけは塩胡椒のみ。
今日はワインを開けようという算段だったので、じゃああとはこんな感じかなと、小ぶりのじゃがいも茹でてラクレットチーズを溶かしてかけるのと、バーニャカウダと。イベリコだけでは肉っ気が微妙に物足りないかなと、瓶詰めの鴨のコンフィも出してしまうことにした。コンフィ、実はとうに賞味期限が過ぎてしまっていたものだけれど、瓶詰めで「油漬け」になっているものだから、酸化していなければ大丈夫でしょう、ということで。(大丈夫でした)
で、バゲットでも焼けば献立としてのバランスが良かったところだけれど、そこは我が家、最後はやっぱり「米の飯」なのだった。これが、後になって「米炊いておいて本当に良かったー」と思うことになるのだけれど。
というわけで、さして手間もかかっていない割には、華やかなクリスマスディナーっぽくなった夕御飯。
開けたワインは、イタリアワイン、「VILLA RUSSIZ」(ヴィラ・ルシッツ)のシャルドネ。
もう5年以上前に、青山のCozimaさんのワインイベントで口にしたヴィラ・ルシッツのワイン、殊にシャルドネは強く強く記憶に残るほど美味しくて、でも巷のワインショップを回ってもシャルドネは扱いのないところが多くて(てか、ヴィラ・ルシッツ自体、あまり頻繁に見かけない……)「またあのワインを飲みたいね」と時折話題にしていたここ数年。
今回、御縁があって、数本の2007年ヴィンテージのヴィラ・ルシッツのシャルドネを購入できる機会があったのだけれど、クリスマス前に開けた1本は「あれ……?」な味わいなのだった。
私は「カビ臭さ」というのが今ひとつわからなくて、でも「んー……この程度のワインだったかな?もっと美味しかった記憶があるんだけど、なんか後味がちょっと変かも」という印象。
だんなはコルクを抜いた瞬間に
「コルクがなんかちょっと……変かも」
と言っていて、ワインを口にした時も「やっぱり変だ」と言っていた。「ブショネ、じゃね?」と。
見れば、コルクは青黒い筋がいくつも中に染みるように入っていて、良い状態のコルクとはちょっと異なっている風。「ブショネ」とは、コルクの腐敗(正確には「コルクがバクテリアに汚染された事」)により、ワインの品質が悪くなってしまうこと。
高級めなレストランに行くと、テイスティングを求められる事がままあるけれど(で、私、照れくさいし格好良くテイスティングできないから断っちゃうことが多い)、ああ、あそこでちゃんとコルクとか確認して「美味しいです」と確認することは大事な事なのだなぁ、と今回知るに至った。レストランが悪いのではなく、もとよりソムリエが悪いのではなく、インポーターが悪いのでもなく、ブショネというのはそこそこな頻度で起こりうる悲劇的事態なのであるそうな……と、あれこれ調べて、知ったのだった。
……で、数日前の「疑惑のワイン」は、でも「これがブショネである」という確信を私は持てたわけではなく、でもインポーターさんに報告した結果「現品交換」という事に。ブショネ疑いのワインの残りを瓶ごとコルクつきで送る事にして、残りのワインの状態を確認する意味で、まとめて買ったうちから更にもう1本、開けてみましょうということになった。それが今日のヴィラ・ルシッツ。
そしたら奥さん、今日のワインは美味しい。ちゃんと美味しい。
5年前にいただいた感動の記憶を思い出させる、豊かな味の香りもとっても好みな、良い感じにずっしり重く、でもフルーティーな白ワインだった。
「あ!これ、美味しいね。ちゃんと美味しい。こないだのとは大違いだ」
「でしょー、だから言ったでしょー。この間のは"これ、変!"って」
やばい、これは美味しい、鴨のコンフィも出して良かったねー……と、料理に箸を出すスピードもついつい増してしまった。ただ塩して焼いただけのイベリコが、これまた超美味しい。
で、美味しいワインと美味しい御飯ですっかり良い気分になっちゃって、シメはついつい禁断の「ラード御飯」。
スキレットでイベリコ焼いたら、その脂がけっこう大量に染み出てきてしまって、
「塩入っちゃってるけど、瓶詰めにでもして取っておく?……てか、"ラード御飯"……」
と呟いたら、だんなの目がキラキラキラーンと。
脂が残るスキレットを再度火にかけて、1切れ残しておいた塩焼き済みのイベリコもそこに加えて温めてから、脂もろとも御飯にかける。醤油をちらっと垂らしたら、今回の「ラード御飯」のできあがり。
恵比寿ウェスティンホテルの「龍天門」にも隠しメニューとして存在する「ラード御飯」。アレもたいそう美味しかったけれど、今回は脂の元がイベリコで、しかもアツアツに熱したものとあって、アレに輪をかけたすさまじい美味しさだった。表面がカリッとなるほどによく炙った肉の美味しさも殊更。
「やば!これ、やばい!」
やばいほど美味しい!と身悶えする私。そっと御飯のお代わりに立つだんな。
「イベリコ焼く時は、脂の部分削って炙って、これを作ることにしよう」と密かに決意しちゃうほど、それは美味しかったのだった。
字面と語感がすごい感じなのだけれど、「ラード御飯」、美味しいです。
そんなデンジャラス&ポイズンなものを食べた後だけれど、食後はしっかりクリスマスケーキ。
昨夜のうちに6等分して家族で1切れずつ食べたので、今日はその残りを。
グランドハイアット東京の「ストロベリーショート」は、天使の羽根を模したようなホワイトチョコが周囲に飾られて、華やかながらとても上品。
「どうせだったら高級ホテルのケーキにしてみようか」
と検討している頃にこのケーキの写真を見て、
「なんかこう……エヴァンゲリオンの、使徒っぽい感じじゃない?このピラピラが」
とか思ってしまってこのケーキにしたのは秘密だ。(いや、家族にはカミングアウトしたけど)
だんなが「ストロベリー以外のベリーが苦手」(ex、ブルーベリー、ラズベリー……)なので、事前に「中にブルーベリーなどがサンドされていたりしませんか?」と問い合わせていたのだけれど、スポンジにたたくシロップに少量ベリーが使われているとのこと。
ありがたくも
「シロップ抜きでお作りできます」
と言っていただいていたのだけれど、シロップに使われるくらいの分量なら問題なさそう、と、アレンジ抜きでそのままのショートケーキを予約していたのだった。
大粒のフレッシュなイチゴがふんだんに飾られたケーキは、下からスポンジ・クリーム・スポンジ・クリーム・スポンジ・クリームとスポンジが三段になった手のこんだもの。それぞれのクリーム層に薄切り苺がたっぷり入り、スポンジがシロップで薄く赤く染まっていて断面もとても綺麗なケーキだった。
「……うっまいよねー」
「さすがだよね」
「まぁ、お値段も相当だったけどね」
と、うっとりしながらもぐもぐ。今年も良いクリスマスでした。