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「アンデルセン」のアップルパイ
ヨーグルト(ソフール)
カフェオレ
この週末は、一集英社の漫画雑誌『ジャンプ』の年に一度のお祭り、ジャンプフェスタ(通称"ジャンフェス")が幕張メッセで開催されている。ヨーグルト(ソフール)
カフェオレ
例年のごとく、人気漫画のステージショーの抽選制招待券申込は10~11月頃に漫画雑誌上で始まっていた。私の目当ては当然『ONE PIECE』。
「ゴメン息子!もし当たったら一緒に来てね。当選するのに、君の"千葉在住・中学生・男子"ってアビリティはとても有効なんだよ~」
と、申息子の名前で申込み。めでたくステージの大トリ、日曜最後のワンピステージの招待券が数週間前に我が家に届いたのだった。
この招待券、オークションサイトなどで高値で取引されるのが問題となり、数年前から「当選者本人と同伴者1名のみ使用可能、入場には名前が確認できる証明書(学生証とか保険証とか)必須」という事になっている。招待ハガキ自体も偽造防止のあれこれが施され、宛名シールには割り印まで押されている物々しいものなのだった。いやー、無事に当選できて良かったね。
というわけで、今日はジャンフェス。
でも、昨日もお出かけ&明日もお出かけの私は、「イベント自体は、原画展示ブースが見られればそれで良いんだ~」くらいの気持ちだったので、私自身はゆるゆると。対して中学生男子の息子は
「今日、ジャンフェス行こうって友達がいるんだ!一緒に朝から行ってきていい!?」
と何やらやる気なのだった。
じゃあ、ステージが始まる前に落ち合おうねと打ち合わせ、平日の登校日と変わらない時間に起きてきた息子にパンを食べさせて送り出し、私はだんなが起きてくるのを待ってお出かけ直前の朝昼兼用朝御飯。
昨日表参道の「アンデルセン」で買ってきたアップルパイは、四角い筒状でどっしり重く、甘く煮たリンゴと共にカスタードクリームも詰まっている食べ応えのあるもの。ヨーグルトも食べて、「でもこれだけじゃ夕方までにお腹空いちゃうかなー」と思いつつ、そのまま出かけてしまうことにした。
(以下、ジャンプ作品とかONE PIECEとかに興味のない方にはまったく鬱陶しいだけの語りが続くので夕飯までスルーしてください……)
お昼頃に到着した私は、ゆるゆると漫画家陣の生原稿コーナーを巡り眺めてうっとり。
"男女比で女性10割"の一画が「家庭教師ヒットマンREBORN!」の原稿コーナー。
続いて女性比率が高いのが「BLEACH」「銀魂」、男女半々が「ONE PIECE」「HUNTER×HUNTER」と、傾向がくっきり出ているのが面白い。めだかちゃんはやっぱり男子に人気、そして面白かったのは「バクマン。」の原稿の前が男性ばかりだったこと。
「DEATH NOTE」の頃は耽美系みたいな位置づけで「女性に人気」という風だったのに、描く内容が変わるとこんなに違っちゃうのねぇ、と興味深かった。それにしても、アシスタントに支えられているとはいえ、どの作品も、このクオリティの原稿を週刊であげていくというのはすっごい事だと思う。どの作品も堪能しました。
……で、ステージ待ちの行列につく予定の時間まで30分ばかり余裕があったので、CAPCOMのモンハン展示と物販コーナーを覗きに行って、フィギュア系グッズを出しているメーカー「メガハウス」のブースもうろうろ。
実はこの手のフィギュアが数個居間に並んでいる我が家だったりするのだけれど、来年発売予定の「しらほし姫」がやたらキュートだったので思わず撮影。
あと、思わず足を止めてしまったのが「ジェネシス・グランプリ」のプレイコーナー。
「SKET DANCE」という漫画中のネタで出てくる架空のスポーツ「ジェネシス」。
足ヒレ(フリッパー、という名前)つけて、虫取りアミのような器具(モーニングスター、という)を構えて……なんかもうめんどくさいアホらしいスポーツなのだけれど、まさかそんな小ネタがブースになっているとは……と、ニヤニヤしてしまった。
やっぱアレなの?ハーイハーイハーイハーイトントントントンとかするの?ジェネラルジェネレーターとかってカウントするの?とまじまじ眺めて「ちょっとやってみたいかも」と思ってしまう。
で、帰宅してすぐに、だんなに「ジェネシスがあった!」とか報告している私。スケットダンス好きなんです……。
そして数十分後、無事に息子とも合流して、楽しい楽しいワンピステージ。
何がすごいって、私が息子の頃の年頃の時に「やってやるぜ!」と主役を張って吠えていた矢尾一樹とか、「俺は女だー!」とかやっていた田中真弓とかが今も第一線でこうしてステージに出てきて若い子にキャーキャー言われているのが素晴らしい。
「麦わらの一味」の声優が揃って(ブルック役チョーさんのみ欠席)、原作者、尾田栄一郎も例年通り登場して、「ペケポン」やってみたり、重大発表並べてみたりであっという間の50分だった。
来年は原作15周年とのことで、六本木ヒルズで原画展とかやっちゃうらしい。そしてまた尾田栄一郎指揮のもと新作映画が作られる予定もあるそうで、すごーいすごーいと感動のまま、シメの歌「Family」も楽しんで会場を後にしたのだった。声優の声って素晴らしいね。
周囲にいた若い女の子たちが「もうあたし、この1年で今日が一番幸せー」とか「もう涙出ちゃう~」とか言っているのを耳にして、それはもう20年くらい前の自分を見ているようで、
「うん、私、そういう世界から10年以上前に足を洗ったつもりでいたんだけどね……」
と苦笑い。足洗えてません。すみません。声優萌えも漫画萌えもこれはもう一生治りそうにない。
いやー、堪能しました。身体から変な汁出まくった。
シャラン鴨のバルサミコ&蜂蜜マリネ
人参ドレッシングの海老のサラダ
ヒラスズキのアル・サーレ
熟成肉のグリル 薬味いろいろ
オニオングラタンスープ(キャンベル缶)
羽釜御飯
ビール(サッポロ冬物語)
で、6時頃に興奮さめやらぬまま帰宅して、夕御飯。人参ドレッシングの海老のサラダ
ヒラスズキのアル・サーレ
熟成肉のグリル 薬味いろいろ
オニオングラタンスープ(キャンベル缶)
羽釜御飯
ビール(サッポロ冬物語)
幸いにして、昨日たんまり「欠席しただんな用」と包んでもらった品があり、あらかじめ頼んでおいた熟成肉500gの塊も手元にあったりして、海老だけ買って帰宅した。熟成肉を速攻冷蔵庫から出して、それからのんびりお風呂を済ませてから夕御飯。
茹でた海老はレタスと合わせて人参ドレッシングのサラダに、鴨肉はおつまみな感じで出して、ヒラスズキも温めてテーブルに。
とにかく私は熟成肉を美味しく出すことに専念します!と、スープはキャンベル缶のオニオンスープ(バゲットにチーズ乗せてトーストして、ちゃんと"オニオングラタンスープ"に)出すことにして、ぎっくり腰のだんなに配慮してワインは開けずに(開けると1本飲み干すまで飲んじゃうから……)ビールで自重。
熟成肉は、その脂をスキレットに溶かしてから前面を良い色に焼き上げて、ごろりと厚みのあるブロックだったこともあって「温かいところで寝かせる」ところを、ホイルに包んで100℃のオーブンに15分入れてみることに。
「焼く」と表現するほどには火が入らず、しっとりローストビーフ状態に熱が入ったところで、更に食べる直前に全面をアツアツになるまで強火で焼いてからスライスした。断面が見事なロゼ色の焼き上がりになり、大満足。
色々味をつけて食べられる方が楽しいかなと、卓上にはトリュフ塩、溶かしバター、レモン汁、醤油、おろしわさび、ホースラディッシュを出してみた。「バター醤油」も「わさび醤油」も良い感じ。トリュフ塩パラッとかけてくるりと巻いて食べるのも最高。
シャリシャリした人参の食感がその甘さと共に楽しめるオレンジ風味のドレッシングもやっぱり美味しくて、茹で海老に素敵に似合っていた。
うーん、やっぱりワインが恋しくなっちゃう感じだなーと思いながら、歩き疲れた身体にはビールも美味しかったり。