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「アンデルセン」の
ミートグラタンパイ
りんご(シナノゴールド)
カフェオレ
昨日千葉に出かけたついでに「アンデルセン」で買ってきたパンで、本日の朝御飯。ミートグラタンパイ
りんご(シナノゴールド)
カフェオレ
「なんか見かけないパンがある~……」
と私が選んだのは「ミートグラタンパイ」、「パイ生地にマッシュポテト、ミートソース、モルネーソース、チーズをトッピングして焼き上げました」というものだそうで。
毎日御馳走続きなのに、うっかりハイカロリーな選択をしちゃったよ……お腹空いてるタイミングで買っちゃったのかしら私ってば……と猛省しつつ、でも後悔はしないで美味しくもぐもぐ。
「モルネーソース」とはなんだろ?と思ったら、「ベシャメルソースにチーズ、あるいはチーズと卵黄を加えたもの。」なんですって。なるほど、ベシャメルソースより濃厚な感じ。
「マッシュポテトとミートソース」という組み合わせが、シェファーズパイのような感じ。だんなは元気でやってるかなー(多分今はシェパーズパイの本場、ロンドンにいると思われ)。
稲毛 「神戸屋キッチン」にて
パン屋さんのシチューセット \980
連日のお出かけで、体の外側も内側もさすがにお疲れ気味な私たち。パン屋さんのシチューセット \980
連休最終日の今日は「夕飯も外で食べてくるからー」と息子は朝からお出かけで、
「じゃあせっかくだから、息子が喜ばなさそうなお店で夕飯にしようか?」
「でも、中華や洋食は彼、好きでしょう?」
「……うん、選択肢はスパイシーなもの、辛いもの、あとは和食くらいしかないんだけど」
「じゃあ和食しかないじゃない」
「そうなんですよねー……」
というやりとりの結果、「夕飯は和食に」ということになった。
母と息子は食べ物の好みがよく似ていて、2人ともエスニック料理や辛いものは好きじゃない。チャレンジ精神が旺盛とも言えないから、私とだんなが旅行先で「現地の怪しい喫茶店で朝御飯にしてみよう」「お粥を食べに出かけよう」と盛り上がる中でも、母と息子は2人で「私たちはホテルのブッフェがいいわー」「僕もー」と言ったりしているのだった。ともかく、今日の夜は和食で。
「……で、午後にIKEAに行ってみる?」
「へ?行くの?連休中だからきっとけっこうな混雑だよ」
「でもちょっと欲しいのがあるのよー」
「……まあ、私も引っ越し先に使おうと考えてて、その前に現物を見ておきたい棚とかは、まぁあるんだけど」
と、午後の予定はIKEA詣でに決定。
ランチは軽く、地元で簡単に済ませれば良いかなと、地元駅ビル内の「神戸屋キッチン」に寄ることにした。
「パン屋さんのシチューセット」は、サラダとコーヒーor紅茶、食べ放題のパンがついてきて980円。定番メニューの「牛ほほ肉シチュー」と、季節メニューは今は「ポトフ風ミネストローネシチュー」だそう。私は牛ほほ肉シチューの方をいただいた。
大きな肉がごろごろ入る、なかなかリッチなシチューセット。
パンは今日も10種類近くが用意されていて、全粒粉入り、ドライフルーツ入り、チョコ入りにアップルシナモンに小豆にと、テーブルパン系の他にも甘いもの系も数種類。
リッチな食パン、「神戸屋スペシャル」まで出ていたので「わ、スペシャル発見!」と、これも1切れいただいた。並べてみると、神戸屋スペシャルってほのかなクリーム色をしているのだなぁ、と。
自重して、あまり満腹にはならないように、パンを全種類食べるのは止めておいた。さて、がんばってIKEAで歩くぞー。
千葉そごう内「美濃吉」にて
雪懐石「神楽月」 \10,000
日本酒(千年一・1合) \0
日本酒(飛露喜・グラス) \1000
連休最終日のIKEAは、想像していた以上の大混雑。それでも、お目当ての品の現物をじっくり見ることができて、満足だった。最後はカフェコーナーでIKEA名物50円のソフトクリームを食べてちらっと休憩してから帰還。雪懐石「神楽月」 \10,000
日本酒(千年一・1合) \0
日本酒(飛露喜・グラス) \1000
一度家に帰ってゆっくり休んでから出かけたのは、「美濃吉そごう千葉店」。
デパートの中のお店だけれど、そうは感じられないほど静かなお店だし、接客も良いし、味も安心していただける感じのもの。我が家からは気軽に出かけることができる「最寄りの懐石料理屋さん」という存在だから、ここしばらく、何かと重宝させてもらっているお店だ。
そういえば夜に来るのは初めてで、いつもはランチに飛び込みで伺うことが多かったから、なんだか新鮮だった。
数年前、このお店での食事中に勧められて入会した「美濃吉メンバーズクラブ」。2年間有効で会費は1000円。カード提示で飲食代が5%割引になり、月に一度使用可能な、2人分の「飲み物サービス券」が会報と共に郵送されてくる。サービスドリンクは生ビールやワインなどにも適用されるから、2人でビールを飲むならそれ1回で会費の元が取れる計算。月に一度、献立が紹介されたハガキを持って伺えば粗品も貰えるオマケつき。
今日はハガキ提示で昆布の佃煮と、予約特典で「たち吉」の可愛い湯飲みをいただいてしまった。
今日も、結局サービスドリンクでけっこう良い気分になってしまい、懐石コースの他は日本酒1杯飲むだけで食事が済んで、なかなかお値打ちな感じ。
いただいたのは、1万円の「雪懐石」。お肉もたっぷり、ずわい蟹やふかひれも出てくる豪華な内容だった。
- 食前酒
- 千年一
- 前菜
- 晩秋の彩り七種
- 椀替
- ずわい蟹しゃぶしゃぶ
- 向付
- 鯛 鮪 ぼたん海老 鰤 烏賊 湯葉
- 旬菜
- 赤城牛朴葉焼き 又は ふぐ唐揚げ
- 酢物
- あん肝みぞれ和え
- 鉢物
- ふかひれ旨煮 大かぶら 葛あん 生姜
- 御飯
- 釜炊き蟹御飯 又は 鰻寿司 又は ふぐ雑炊
- 水物
- 小倉八ッ橋アイス りんご オレンジ 千年一ジュレ
- 甘味
- くずきり 又は かぼちゃ汁粉
- お薄
これぞ懐石の楽しみ、といった感じの、なんとも美しい前菜盛り合わせ。
白身魚の一口寿司、子持ち鮎の甘露煮、栗の渋皮煮、鶏の山椒焼き、銀杏の松風、いちょうをかたどったさつまいもの素揚げ、あとはしめじのおろしいくら和え……という感じ。
綺麗に紅葉した葉があしらわれていて、私は子持ち鮎と銀杏入りの松風がたいそう気に入った。
続く皿は「ずわい蟹しゃぶしゃぶ」。既に火の通ったものが来るのかな?なんて思っていたら、本当に「しゃぶしゃぶ」だった。紙鍋に薄味のだしが張られて固形燃料で温められ、そこで立派なズワイガニの足2本をしゃぶしゃぶしてポン酢でいただく趣向。
美味しい豆腐、たっぷりの九条ねぎ、京菜と、いかにも「京懐石」な野菜も添えられ、存分にしゃぶしゃぶした。蟹尽くしの料理を食べたいと思うほどに蟹が好きというわけではないけれど、上質の蟹の足を1本2本いただくというのはなんとも幸せな事で、テンション上がる。最後に蟹の旨味が溶けただしをれんげですくっていただくのも美味しかった。
続くお造りもボリュームたっぷり(今日の一番上の写真)。
湯葉の上にはオリーブ油をいくら風に丸く固めたものが乗り、ぼたん海老はなかなかに立派なサイズ。醤油の他に塩も添えられ、塩で食べるイカなども新鮮で良い感じ。
で、ここでどかんと、肉。
「旬菜」は2択だったのだけれど、母も私も「肉だよね」「ふぐよりも肉だよね」と「赤城牛朴葉焼き」を選択。
白味噌たっぷりの甘じょっぱい練り味噌の上に表面だけ炙った肉が盛られ、ししとうと、刻んだ九条ねぎがたっぷり。
朴葉の上でじくじく炙り、味噌が沸騰してフツフツしたら肉と絡めてお召し上がりください……とのことだった。焼けた味噌と乾いた葉っぱの香りが風情があって、肉も文句なしの美味しさ。御飯が恋しくなる味ね。
そろそろお腹がいっぱいになってきたところで、大きなふかひれがどーんと乗った鉢。ふっくら炊かれた蕪は透けるように綺麗で、優しい味だったこともあって母も私もぺろりと完食した。
そして御飯は、蟹御飯、鰻寿司、ふぐ雑炊の3択。
私は鰻を選択し、こんな感じ。
これ、美濃吉名物の「うなぎ姿ずし」だったみたい。「江戸焼きのうなぎを美濃吉独自の調理法で時間をかけて煮込みました」だそうで、実山椒の香りがきりりと効いていた。
固めにしっかり形作られた押し寿司で、酢飯の具合も悪くなく。
……でも、母の蟹御飯の方が幸せな感じ。
食事の途中で「これから、こちらを炊いていきますね」と見せてくれた、1人分の羽釜で炊かれた「蟹釜飯」で、卓上には昆布茶と刻み海苔とわさび、たっぷりの漬物もやってきて「最後はお茶漬けでどうぞ」とのこと。「お釜にまだ御飯が残っておりますので、おかわりもぜひお申し付けください」と。
お茶漬けが嫌いな母(そもそも母、米飯にあんまり興味がない人)は「どうでもいいわー」という感じだったので、私が食べます、お茶漬けは私がいかせていただきます!と、鰻寿司を平らげた後でちゃっかり蟹茶漬けも満喫させていただいた。蟹風味たっぷり、美味しいわさびとお茶で、素敵に贅沢なお茶漬けだった。
母に乞われて肉やお造りの湯葉などを手伝っていたので、このへんで私はたいそう満腹に。「懐石で満腹」というのも変な感じだわと思いつつ、でもデザートを残すはずもなく、和食のお店とは思えない豪華な甘味皿も平らげてきた。
大皿にまとめられた、八ッ橋風味(つまりシナモン風味)の小倉アイスクリームと、りんごとオレンジ、キウイなどのフルーツに日本酒のゼリーをかけたもの。2択の「甘味」はくずきりか、かぼちゃ汁粉で、ここはくずきりを。
幅広のとぅるんとした食感のくずきりは5~6枚となかなかたっぷりな分量で、煎茶、最後のお抹茶をいただきつつ。
「ちょっと前までは全然和食なんて美味しいと思わなかったのにねぇー」
70歳近くになるまで和食の良さなんてわからなかったわ、と言う母。でもきっと今でも、母は「美味しいパン」や「美味しい紅茶」、フレンチや中華の方が好きなんだろうなと思う。
私は30代半ばくらいから和食がめっちゃ美味しいんですけどね……多分きっかけは日本酒が大好きになったからだと思うけど……、と苦笑しながら、母と一緒に「ここ美味しい」「今度はあそこ行ってみよう」と和食を食べに行けるのは楽しいことだと思う。
「おでんも美味しいよ。私、おでん屋で夕飯食べるのがちょっとした野望なんだー」
「おでん!?おでんは嫌いよー。美味しいなんて思ったことないわ」
……和食でも、どうやらジャンルによるらしいのだけど。(ふぐも興味ないみたいだし、あんこう鍋やすっぽんもどうでもいいみたいだし……)