2019年9月7日土曜日

本当のバビグリン

バリ島 クタ「Benih Cafe」にて
 Sweet "B" Breakfast 60000Rp
 Coffee White 35000Rp
今日は一日こってり買い物デー。
 
朝御飯は近場に何か食べに行こうと、ホテルからものの数十秒のところにある人気のカフェ「Benih Cafe」に行ってみることにした。朝は7時から営業ですって。
 
好みの卵料理とサワードウのパンの組み合わせとか、パンケーキとか、お洒落な洋風メニューがたくさんあって、私はこれだと「Sweet "B" Breakfast」を。
「Double Decker French Toast, Vanilla Ice Cream, Mixed berries Sauce, Granolla.」だそうで、やってきたお皿はお洒落感すごかった。
 
だんなはエッグベネディクト。ほうれん草ソテーがたんまり挟まれていて、きのこのソテーとドラゴンフルーツのソースが飾られ、これまた"映え"な素敵なお皿。
 
「Coffee White」はカプチーノかカフェラテだそうで、カフェラテにしてもらったら表面に葉っぱの模様が浮かんでいるし、座った席は古いミシンを改造したテーブルだし、最初に卓上にやってきた謎タブレットと水が入った可愛い木皿は、「水にタブレットを入れてね」のおしぼり容器だったりしたし。
 
お洒落なうえに料理もちゃんと美味しくて、フレンチトーストは、薄切りパン3枚にベリーのソースを挟んで重ねてから焼いたという手の込んだもの。皿に美しくブルーベリーとベリーソースとグラノーラとミントが飾られて、そして脇にはバニラアイス。
 
しっかり活力養ったところで、今日は6時間のカーチャーターであちこち回ってお買い物。
バリ島 サヌール「Massimo Italian Restaurant」にて
 Spaghetti allo Scoglio 89000Rp
 Tagliatelle con Ragu alla Bolognese 89000Rp
 Pizza Frutti di Mare 95000Rp
 Lime Juice 35000Rp
 Sprite 2×32000Rp
今日一日お世話になったのは、日本語堪能なプタラさん
 
色々面白いお話も聞けたし諸々助けていただいたしで、ほんとにお世話になった。陽気で良い方だったので、次回はこの方に頼んでバトゥブラン村に本場のケチャを見に行きたいなと誓ったほど。
 
クタを出発して、最初は近くにある「JENGGALA FACTORY OUTLET」に趣き、そこからサヌールに移動して早めのお昼御飯……と思ったのだけど、チェックしていたバビグリン専門店が臨時休業。
ならばとその近場のプタラさん御存知のバビグリン屋に車を向けるも、そのお店も2つして休業。
 
なんでもこの界隈で先日大きなお祭りがあったのだそうで、お祭りの後はお店が休みになることが多かったりするのだそう。
 
結局お昼は、「じゃああのイタリアンに行こうか」と、7年前の旅行でジェラートを食べた、人気のイタリアンレストラン「Massimo Italian Restaurant」に入ってしまうことにした。
 
プタラさんも一緒に食べようよということで、パスタ2皿ピッツァ1皿を適当に分けつつ、私は甘酸っぱい味が恋しくてライムジュースをいただいた。
 
プタラさん曰く、ここは魚介系が美味しいとのこと。なので、アーリオオーリオベースにフレッシュトマトとアンチョビ、あさりと海老が入ったスパゲッティに、ピッツァもツナと海老とイカが乗ったものにして、あとは自家製手打ちタリアテッレのボロネーゼ。
 
言うて、バリのイタリアンでしょー?なんて思っていたのだけれど、これがしっかり美味しかった。ピッツァも中央部分はしっかり薄く、縁はもっちもちの良い感じのもので、具沢山。
 
「あとでスミニャックの方にも行ってみますか?私の知ってるバビグリン屋さんで良ければ……」
と嬉しい提案をプタラさんからして貰えたから、ここはさらっと軽めに(ええ、これでも軽めに)しておいた。
 
突き出しのトマト入りのゼッポリーニもとても美味しかった。
 
で、食後は本腰入れてお買い物!と、「Nogo Bali Ikat Center」に7年前に買ったゲッコー(≒ヤモリ)のぬいぐるみがまた買えないかなと見に行って(残念、なかった)、もしかしてお土産系はここ1つで収束するんじゃなかろうかという品揃えの「Hardy's Sanur」に行き、本日の一番の目的の「JENGGALA JIMBARAN」に行って、先のアウトレットショップと合わせて梱包含めて12.5kgという重量のお買い物をし、その後はまたクタエリアまで北上しつつ、明日の朝御飯用に「The Harvest Cake」に行きーの、スミニャック方面に向かいつつ、巨大ハンドクラフトお土産ショップ「Unagi Handicraft Bali」にも寄りつつの……という道程。
 
最後の最後、プタラさんお勧めのバビグリン弁当も無事買えて、契約通りの午後4時にホテルまで戻ってきたのだった。
はー、おつかれさまでしたー。
ホテルのお部屋にて
 「Warung Babi Guling Sari Kembar 99」の
     バビグリン弁当 30000Rp
 ビール(ビンタン) 40000Rp
 ビール(バリハイ) 39000Rp
ホテルに戻った後は早々にシャワーを浴びて(そう、このお部屋、バスタブは無いのね、シャワーだけ……まあ良いけども)、少しのんびりしてからお部屋ディナー。
 
「これは、お部屋で食べるよりベランダで食べた方が気持ち良いし椅子もテーブルもあるのでは?」
ということで、コンビニで買ってきた瓶ビールをグラスに注ぎつつ、プールサイドのベランダの籐の椅子と丸太のテーブルでアウトドア夕飯にした。
 
バビグリンは、「Warung Babi Guling Sari Kembar 99」というお店のもの。夕方半端な時間に訪れたのに、他にもお客さんが続々とやってきていて、ここも人気店らしかった。
 
「私が行った方が安く買えるので買ってきますね!」と、プタラさんが一人で店に入っていってくれ、肉野菜多めに詰めてもらって、1人前30000Rp。コンビニのビール大瓶より安い。
 
写真で見知ってはいたけれど、パリパリの皮部分は1枚が入っていて、あとは肉の謎炒めみたいなのとか、骨付き肉の唐揚げっぽいのとか、串焼きにしたものとか(サテだね)、あとは脂身をこんがりフライにしたような、「ああこれ細かく砕いたのが富士宮焼きそばに入ってるよね!」みたいなのとかが合わさってるのがバビグリン。
 
青菜のにんにく炒めっぽいのも添えられていて、封筒みたいに綺麗に畳んだ紙筒の中に御飯もたんまり入ってた。
 
謎肉炒めの部分が案外とスパイシーで、唇がヒリヒリしてくる程度には辛い。辛いけど、我慢できないくらいでもないし、ビールにも米飯にもすこぶる似合うものだから、フォークが止まらなくなる。他の部分の肉の味のメリハリが効いてるし、2人して余裕で完食できたのだった。
 
バリ島4回目にして、やっと食べられた、本物のバビグリン。
ホテルのブッフェでは何度か口にしていたけど、皮のとこだけ皿に盛ってくれるものだから、これは北京ダックみたいに皮だけ食べる料理なのかしらくらいに思っていたのだった。
 
高級ホテル飯もそこそこ安く美味しくいただけるバリ島だけど、昨夜や今日みたいな、「数百円で美味しいものをたらふく食べられる」というこの文化が素晴らしい。きっと次回も食べに行ってしまうなバビグリン(あと美味しいナシチャンプルのあるワルンもきっと行く)。
 
最後に、今日聞いて楽しかったプタラさん語録。
 
  • バリ島、1997-99年頃は海外人旅行客は日本人が一番多かった。今は中国人。特に旧正月の頃は本当に中国人だらけ。
  • オーストラリア人はクタが大好き。彼らはクラブとビーチが好きだから。
  • 今のウブドゥはヴィラやゲストハウスが増えすぎて昼夜問わず渋滞しまくり、路駐も多いから大変。
  • 日々のお供えもの(チャナン)は供えて精々が1時間くらいが大切で、その後は踏まれても蹴散らされても良いもの。
  • お供え物は新月と満月、三日月などによって内容が違う。他にもお盆とかその前の祝いとか、色々な種類がある。
 
山の神様と水の神様にお祈りしますとか、道中、いろんな話を聞いた気がする。
7年前頃に出来たのだというヌサドゥアとサヌールあたりを繋ぐ海の上の高速道路も走ってくれたし、カーチャーター万歳な一日だった。