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「那須マウントホテル」の
朝御飯
昨日は早くに寝てしまったものだから、案の定私は5時前に目を覚まして、がさがさ露天風呂を満喫したりなどしていた朝。朝御飯
昨夜の夕飯が6時スタートだったものだからすっかりお腹が空いてしまい、7時半~8時半指定の食堂での朝食は、「早く行こう、すぐ行こう」と7時半早々に食堂に向かったのだった。
「那須マウントホテル」の朝食は、セットメニューでnotバイキングの和食もの。
昨日も出てきた陶鍋で、今朝焼くのはベーコンエッグ。
塩鮭、きんぴらごぼう、ひじきの煮物、茄子とししとうの揚げ浸し、ハム入りサラダ、納豆にお新香に、味噌汁は豆腐となめこと三つ葉入り。
きんぴらごぼうがちゃんと美味しくて、「あの、"飲めるハンバーグ"屋に見習って貰いたいよね」とぽそりと呟いたら、だんなが笑ってた。
そう、お茶はセルフサービスで、その隣にアップルジュース、オレンジジュース、牛乳もセルフで飲み放題だったのがちょっと嬉しい。朝の牛乳はとっても嬉しい。
そして卵は半熟に焼いて、ご飯に乗せていただくことにして、燃料残っていたので鮭もちょっと炙って食べた。
「那須どうぶつ王国」内「BOCCA」にて
森林ノ牧場ソフトクリーム \440
そして宿から車で20分ほどのところにある「那須どうぶつ王国」が今回の旅行最大の目的地。森林ノ牧場ソフトクリーム \440
4月下旬に生まれたスナネコの赤ちゃんアミーラ、youtubeの動画などで見ていたけど、まあ可愛い可愛い。スナネコ自体が「砂漠の天使」だそうだけど、ほんと天使。超天使。
ひと目見たくて訪れたけど、姫様(アミーラはアラビア語で"お姫様"なんですって)は整理券式、数人のグループ毎に1分ほどの観覧なのだそう。お姫様、アイドル並の謁見体制なのだった。
というわけで、朝イチに姫様に拝謁を。
姫様、ずーっと一人で遊んでた。「わかる、わかるで……生後3ヶ月くらいの子猫ってこんなの、よーく知ってるで……」という感じ。
腕と尻尾が綺麗にしましま、身体やおでこはうっすらしましま。
横に広がった耳が和猫と違った形状で、顔が全体的に横に長くて可愛らしい。耳の内側にもふさふさと毛が生えてるのは砂漠の砂対応なんですって。
こちらは別館に居た、子猫のお父さんシャリフ。
なんでも7月にまた子猫が3匹生まれたそうで、明日からはその子猫のうちの1匹も公開されるのだとか。事前に知っていたら旅行の日程ずらしたのになあ。
飼育員さん曰く、生後1ヶ月だと「大体寝てますけどねー」だそうで、数ヶ月後にまた会いに来られたら嬉しいな。
あんまり大きな動物はいないこの園、でもジャガーがいたり、アムールヤマネコもいたり、そしてこの風格のマヌルネコも。
大きな建物内、柵もなく放し飼いのようになっているワオキツネザルやナマケモノ、レッサーパンダなどを間近で見られるのもすごくすごく良かった。いや、これは楽しいぞ。
愛嬌のあるこの子は、ジャコウネコ科のビントロングという動物。
ジャコウネコ科では最長の尾を持ち、基本的には木の上で暮らしているのだそう。
木にもたれてぐでぐでしていたけど、スマホを向けると威嚇なのか愛嬌なのかこの表情。最初写真で見たときには「闇堕ちしたコアラかな……?」なんて思ってしまった。
そして"動かない鳥"と言われるハシビロコウ氏も。
彼(彼女?)もまた、檻無しで柵のすぐ向こうに見ることができた。
時々は首を振ったりしていたけど、この顔でのーんと立ち続けているのはほんと、面白可愛い生き物で。
見所はまだあって、無料のバスに乗って山を下った先には牧場エリア。撫でることもできるカンガルーや、馬やラクダに乗れる一画、そして思った以上に楽しかった「バードパフォーマンスショー」。
撫でてみたカンガルーはものすごい背筋で、そしてふかもことしたフェルトっぽい柔らかい毛並みだった。カピバラさんは見た目可愛いけど、体毛はタワシみたいなんだよね(これも撫でた)。
炎天の下、じりじりと焦げそうだったバードショーの前には、"那須高原の森で育つジャージー牛のプレミアムソフト"というちょっとお高いソフトクリーム休憩もして、そしてハクトウワシやミミズクがすぐ目の前を飛ぶ迫力のショーを満喫した。
ハヤブサがお仕事放棄でどこかに飛んで行ってしまうハプニングがあったものの、このショーもすごく楽しかったなあ……というわけで、最後にはだんな、「スナネコかわいい、マヌルネコもかわいい」とイラストつきのTシャツやらハクトウワシの布扇子やらを買っていて、私はこれが良いなあと、人気品らしい「那須薫風堂バームクーヘン」を。
このどうぶつ王国、もちょっと近所にあったら年パス買いたいわってくらいに楽しかった。
秋にはホッキョクオオカミの展示も始まるそうで、スナネコさんの成長見がてら、ほんとにまた来たいなあ。
那須「天水」にて
京ゆばぶっかけ \1600
そう、「那須最高」と思った理由がもう一つあって、道中にあった「月井酒店」とう酒屋さんが実に実に素晴らしかった。京ゆばぶっかけ \1600
地酒愛に溢れていて、見たことのない栃木のお酒がいっぱいで。
この銘柄知らないなあと熱心に冷蔵ケースを眺めれば、お店の人がとても丁寧に説明をしてくれた。雄町も愛山もたくさんあって、目移りすることこの上ない。
で、「これ、本当は売りたくないんだけど」と言いつつも教えてくれた、170本限定(!)の七水 純米吟醸山廃熟成 雄町(1600円)と雄東正宗 生酛造り純米吟醸生原酒の雄町(1650円)をお買い上げ。
保冷剤代わりに、「水道水凍らせたものだから飲まない方が良いよ」と言いつつ、ペットボトルに水詰めて凍らせたものを持たせてくれた(助かった……ほんとに助かった……結果的に帰宅までひえひえのままでいてくれて)。
そしてその酒屋さんで「お昼に蕎麦食べたいのだけど、お勧めの店はありますか?」と聞いて教えてもらったのが「山里料理とそば ほし」というお店……だったのだけど、残念ながら、12時半にしてもう既に売り切れ仕舞い。たいそう人気の店だったらしい。
それじゃあと仕方なしに見通しのないまま車を走らせて、道中に見つけた「那須高原天水(てんすい)」というお店で昼御飯にしてみたのだった。
酒屋のおじさん曰く、「このへんの蕎麦屋はどこも美味しいよー」だそうで、実際、このお店もすごく良かった。
私がいただいたのは「京ゆばぶっかけ」。
生湯葉がたっぷり盛られた冷たいそばに、つゆと刻み葱とわさび。
だんなの天せいろも美味しそうで、頃合いのタイミングで蕎麦湯もやってきた。
ほんのり緑色がかった蕎麦は、"青刈りそば"を使っているゆえだそうで、甘皮の緑色と香りが特徴なんですって。甘さ控えめのつゆも、風味濃厚な蕎麦も、どちらもなかなか良い感じ。何より湯葉が美味しかった。
そして最後は「お菓子の城 那須ハートランド」でお買い物。
工場併設で、1階では人気商品「御用邸の月」が、2階ではこれも人気商品らしいミニサイズのチーズケーキが続々と焼かれ続けている。なかなか圧巻。
「萩の月」に良く似た「御用邸の月」、パクリなのかなあと思いつつ、でも美味しいと思う。
今回はせっかくメーカーのお店に来たのだからと、食べてみたいと思っていた「那須 心森のバウムクーヘン」と、ストロベリークリームのクッキーサンド「御用邸の花」、それと店頭であらこれ美味しそうと惹かれたミルクパイ「那須高原のそよ風」をお買い上げ。
さああとは帰るだけ、夕方には家に着けるよねと意気揚々高速道路に向かった……のだけど。
鴨の燻製・煮卵
ビール(銀河高原ビール)
船橋競馬場「魚彩だんらん食堂」にて
宮崎チキン南蛮 \360
鯖塩焼き \300
まぐろ刺 \250
野菜炒め \200
玉子焼き \200
かぼちゃの鶏そぼろ煮 \150
生ビール 3×\420
高速道路はさほど混んでもおらず、順調に「5時前には帰れるね」なんて佐野インター近くまで来たところで、突然、車の調子が悪くなった。突然エンジンが空ぶかし(?)になって速度ががくんと60km/hほどにまで落ちて、警告ランプが点灯する中、ゆるゆると路肩に移動して。ビール(銀河高原ビール)
船橋競馬場「魚彩だんらん食堂」にて
宮崎チキン南蛮 \360
鯖塩焼き \300
まぐろ刺 \250
野菜炒め \200
玉子焼き \200
かぼちゃの鶏そぼろ煮 \150
生ビール 3×\420
結局エンジントラブルでどうしようもなく、佐野PAまでなんとか移動したところで保険会社に連絡して車をレッカー移動して貰い、私たちはそこから電車で帰宅……という流れになった。
保険でこの移動費も出るそうなので、ルートを検討の結果、小山駅までタクシー移動してそこから上野まで新幹線、そこから京成線で帰宅、ということに。
もう飲まなきゃやってられないよねーとばかり新幹線車内でビール飲み飲み、地元駅に到着したのは8時半になろうという頃だった。4時間オーバーでの帰宅だったけど、それでもまあ、無事に帰って来られただけ良いのかな。突然車が路上で止まってしまっていたら、追突事故になっていた可能性だってあったわけで。
んで、「一度家に帰っちゃったら、もう出たくなくなっちゃう自信があるよ……」と、駅近くの「魚彩だんらん食堂」でさらっと夕飯にした。セルフサービス式でおかず色々取って好みの定食を作る店。米飯は抜きでビールとおかずだけにして。
ちょうど焼きたてでほどよく熱々の鯖の塩焼きが美味しかった。これまた焼きたての玉子焼きも良い感じ。
幸いにして、チーズやお酒の冷蔵品もひんやりしたまま持ち帰れたし、たんまり買ったお菓子も無事に。
一緒に夕飯食べるつもりだった息子は一人で焼きそば作って食べたらしく、遅くなった帰宅分、猫の世話や花の水やりもしていてくれた。ごめんねえと、息子へのお土産は、あれこれのお菓子の他に、「栃木レモン」と「ミルキー(とちおとめ)」を。
最後だけはやれやれだったけれど、でも那須は最高だった。
行けなかったお蕎麦屋とか、また買いたい酒屋とか、また見たいスナネコとか、次への宿題がいっぱい。