2021年11月12日金曜日

ロシア料理とおでんと日本酒

今宵はおでんと狼酒♪
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
目玉焼きトースト
ヨーグルト(チチヤスクラシック)
カフェオレ
DONQ」のパンは嫌いじゃない(むしろ好き)だけど、これはリピートしないかなあ……というトースト用の山型食パン、今日は目玉焼きトーストにして食べることに。
 
外周に沿ってマヨネーズ絞って、真ん中に卵を割落とし、白身が流れないようにシュレッドチーズで固定しつつ魚焼きグリルで焼くこと5分強。
 
シンプルながらなかなか美味しくてお気に入り。今日はちょっと卵の半熟具合がゆるすぎてしまい、あと1分長めに焼けば良かったかなと反省した。
 
さて今日は上野にお出かけ。
 
「なんか、おでんが恋しいから上野でおでん種探してくるね」
とだんなに伝えたら、「大阪屋さんに行けばいいじゃない」と。
 
そっかそういえばそうだよね!とルートを調べたら京成線の町屋で降りて都電荒川線で数駅先から歩いてすぐ。なんだ全然寄り道できる範囲だったわ、と、通販だけ幾度か利用していた昭和11年創業の老舗のおでん種屋さんへと、初めて伺ってみることにした。
 
間口小さめ、可愛い老舗のおでん屋さん。 都電荒川線に乗るのは多分初めてだった私。
 
え、運賃っていくらだろSuica使えるのかな、前払い?それとも後払い?と、乗る前に密かにググッてみたりして、そうか定額料金でSuica使えて前払い、乗車は前から降車は後ろから、おっけー、と確かめた上で小さくて可愛い都電に乗り込んだ。
 
車窓からは立派な八幡様が見えたり、老舗っぽい巨大な割烹料理屋さんが見えたり、おお、下町な感じだなあ、なんて。
 
「大阪屋」さん、昔ながらのおでん種が並ぶこの感じ。 もう、見るからに老舗の、良い感じのおでん屋さん。
 
店頭では開店早々から、美味しそうなおでんが既に煮えていて。
 
「今日はあじつみれ、あります?」
「あるよー」
なんてご主人とやりとりしつつ、ついつい調子に乗ってあれもこれもと5000円分くらい買ってしまった。
 
でもこの量ならスーパーで買ってもそう大差無い金額になりそうだし、練り物はもちろんだけれどこのお店のちくわぶが地味ながら最高に美味しいものだから、これは買いに来て良かったなあと。
 
引っ越して以来、上野行きの頻度が爆増しているので、町屋も以前と違って全然遠くない印象。これは冬の季節のおでん種詣でが捗ってしまいそう。
上野マルイ内「マトリョーシカ」にて
 ストロガノフとつぼ焼き \1260
     細切りチキンのストロガノフ
           16種の雑穀入りバターライス添え
     栗ときのこのつぼ焼き
     はと麦と緑のサラダ
     ロシア紅茶
そして上野に移動してから一人ランチ。
 
きょうの気分は、JR駅ビル内の千疋屋でフルーツサンドを食べるか、マルイ内のロシア料理屋に行くかという、自分でもよくわからない謎な2択だったのだけど、「お腹空いたし!ロシア料理で!」とマルイのレストランフロアに向かってみた。
 
元々、つぼ焼きが食べたいとは思っていたところ、店頭のポスターに「季節限定 栗ときのこのつぼ焼き」の文字が。
 
もう絶対これ!という強い気持ちで、「マトリョーシカ」での昼御飯にした。
 
こちらのサイトによると、このお店、東京都内に4店舗(ミロード店・新宿マルイ店・アトレ恵比寿店・上野マルイ店)を展開しているとあったけれど、今は新宿マルイ店は無いみたい。
 
様々なセットメニューがあって、ロシア料理と言えばこれ、のボルシチやピロシキ、ストロガノフなどが手軽の楽しめるようになっていた。つぼ焼きと何を組み合わせようか悩んだ末、ストロガノフとつぼ焼きのセットに。
 
上野「マトリョーシカ」にて、栗ときのこのつぼ焼き! グラノーラみたいなカリカリ食感のハト麦がトッピングされた葉野菜のサラダが出てきて、そしてこのつぼ焼きが。
 
パイ生地ではなくてパン生地で覆われているのが素朴で嬉しい。しかも美味しい。
 
全粒粉っぽい褐色みとか、あとほうれん草?でも入ってるのかな?という謎の緑色も含まれたこのパン生地、帰宅してから調べたら、胡麻・完熟トマト・新茶&抹茶・くるみなどを練りこみ、極力油脂を使わない生地にしているのだそう。
 
きのこどっさりクリーミーなシチュー。美味しかったです。 パン生地をつつくと、中からはとても濃厚なとろみのあるクリームシチュー。
 
ロシア人が"きのこの王様"と呼ぶ白きのこ(=ポルチーニ)や、シベリア霊芝と言われ古くからの家庭薬でもある"チャガ"、舞茸やマッシュルームを栗と共にシチューにしたとのことで、ブロッコリーなども入っていて。
 
つぼ焼き食べるのは久しぶりだなーとうっとりしつつ、文句なしの美味しさだった。
 
チキンストロガノフはバターライス添えで 細切り鶏むね肉を使ったチキンストロガノフは、クリームベースにパプリカで色付けしたもの。
 
サワークリームの酸味はあんまり感じない、優しい味のストロガノフだった。
 
雑穀入りのバターライスが良い感じ。
 
食後の飲み物は当然ロシアンティー(メニューにはロシア紅茶とあった)で。
 
このお店のは、、"カップに「苺ジャム・蜂蜜・赤ワイン入りの特製ジャム」を入れ、上から濃い目に入れた紅茶を勢い良く注いでお出しし ています"とのことで、苺ジャムの甘さと香りがたっぷり。甘さ強めで美味しかった。満足なお昼御飯。
 
そして今日のメイン目的は酒屋巡り、ということで、食後はレンタサイクルに乗って「酒のサンワ」さんからの「かき沼」さん、最後は上野松坂屋の裏手のポートに自転車返して、「ハナノヒ」のお花貰って帰ってきた。
 
本日の酒屋巡り戦利品。 一番欲しかったのは、出始めたばかりのこのシーズンの定番狼酒、「19 In bocca al lupo!」。
 
今年は狼が起毛のもふもふラベルでいっそう可愛い……というか、かっこいい。
 
義侠 純米原酒生 五百万石」は新酒のおりがらみ、評判良くてサンワさんでは一升瓶が瞬殺で完売したんですって。
 
そしてかき沼さんで、「今日入荷したばかりなんだよ」と言われた、「七賢」のsilky snow time。
 
"寒い冬も燗にはせずに、冷やして凛とした冬の味をお愉しみください"というコンセプトが素敵だなと買ってきたのだけれど、そも「silky snow time」が、"冬の寒い時期に温かい部屋で飲みたくなる、辛口"をテーマにした問屋の企画なのだそう。各蔵元から10~11月に限定リリースされるシリーズなんですって。
 
知らなかったなあと帰宅してから調べてみれば、七賢以外にも栄光冨士、百十郎、月の輪、刈穂、東力士、三千櫻、あら玉、まんさくの花、金陵、誠鏡、福寿、長龍、富士錦、岩波あたりが出しているみたい。まんさくの花とか、良いなあ。
おでん
とうめし
日本酒(長野 尾澤酒造場 19 In bocca al lupo !)
帰宅してからは、午前中に下茹でしてあった大根をだしで煮始めて、おでんの仕込み。
 
大阪屋さんで買った以外に自分で支度したのは、大根、餅巾着、豆腐(とうめし用)くらい。
 
買ってきたのは、ウインナー巻き、チーズ巻き、うずら巻き、タコネギ揚げ、とうもろこし揚げ、イタリア揚げ、シュウマイ巻き、カレーボール、あじつみれ、すじボールが3個ずつ、大きな五目揚げは1枚、そしてちくわ2本、ちくわぶ2本、はんぺん2枚といったところ。
 
相当に厳選して、紅ショウガさつま揚げやお好み揚げ、いか巻き、げそ巻き、餃子巻き、しいたけ揚げあたりはまた次回ねということに。いか巻きとげそ巻きと両方あるのが面白い。
 
面白いのはこの店オリジナルの「イタリア揚げ」。トマトが入っているわけではないのだけれど、中に玉ねぎ、ベーコン、ピーマン、チーズ、それにバジルやにんにくも少し入って一風変わった風味がする。
 
家庭でのおでんの夕飯って、おでんを主菜にして野菜料理だったり酢の物だったりを添えたりするのかなあと思いつつ、私とだんなは飲兵衛なのでおでん屋の晩酌が如くに「もうひたすらおでんを堪能して日本酒を飲む」というのが良かったり。
 
今回は冷蔵庫にチェック表を作って、「おでん種は1人1個!ツイン鍋体制にして見分けつきにくいのはちゃんと分けてるから表を見て!」という風にしてみた。あじつみれとチーズ巻きは小鍋に、すじボールはウインナー巻きは大鍋側だからね、という風にメモ書きもしっかりつけて。
 
おでんのシメはとうめしですよ~ 久々の大阪屋さんのおでんはやっぱり美味しくて、そして最後には"とうめし"も。
 
ネットで人気のリュウジさんの「レンジで即席とうめし」を以前見て、これは簡単で良いなあと思ったものの、別に時間が無いわけではないしと、おでんつゆを少し取り分けてめんつゆや醤油、砂糖で濃いめに調味して、強火の煮汁で豆腐をくるむようにしつつ豆腐をこっくり煮てみた。
 
お店で食べるようなあのふるふるした食感からは少し遠くなってしまったけど、これはこれで悪くはなく。ネットで検索したら「【再現レシピ】ごはんが止まらない!老舗おでん店「お多幸」風の絶品とうめしを作ってみた」の作り方がしっくり来た感じだったので、次回はこれでちゃんと時間かけて作ってみるかなあ。