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千倉「政右ヱ門」にて
朝御飯
千葉県千倉の「海辺の料理宿 政右ヱ門」に宿泊翌朝。朝御飯
温泉ではないとはいえ、家のより大きなお風呂は快適なもので、例によって早起きした私は朝風呂を堪能しに行って、そしてほどなく起きただんなも「俺も」と朝風呂を楽しんで。
あれだけ昨夜しっかり食べたのに案外朝にはお腹が空いていた事に軽く驚きつつ、私たちってほんと元気よねと話しながら、朝7時半、階下の食事処で朝御飯。
そこには素敵な朝食が待っていた。
碗にはどーんと半身の房州海老。
昨日のお刺身の海老なのかな、頭の方にはまだつつける身が残っていて、そして何より、房州海老は足もしっかり食べられると昨日、宿のお姉さんに教えてもらった。
「足の身も食べられますので、逆関節を決めてどうぞ!」とのことで、当然ながら蟹よりは細いものの、するりと出てくる身は蟹肉とさして遜色ない美味しさで。
卓上にはカマスの干物、タコとわかめの酢味噌和え、冷や奴と湯葉、海老やエディブルフラワーの乗ったサラダにカツオとおくらの和え物。
小鉢で並んでいるのはきんぴらごぼう、鰹の甘露煮(?)、明太子。更に焼き海苔と生卵(好みで目玉焼きにもできるように陶板焼きセットも脇に支度されていた)。
そして目の前で蒸していただく、焼売も1人1個。
「これは……大変にご飯が進むおかずだねえ」
せっかくだから卵かけご飯も食べたいし、なんなら明太子だけでも米飯1膳いけてしまいそうだし。
結局私は途中でご飯を足して1.5膳分くらい、だんなは旨い旨いと2.5膳、しっかり炊きたて御飯も楽しんだ。ガスで炊いてる新米なんですって。文句なしの美味しさ。
9時を過ぎたあたりでチェックアウトしてから、今日最初に向かったのは宿から数キロ離れたところにある「高家(たかべ)神社」。
日本で唯一、料理の神さま磐鹿六雁命(いわかむつかりのみこと)を祀る神社だそうで、特殊神事として"庖丁式"を年に3回奉納するのだそう。
今回泊まった宿の大将は、その儀式の庖丁士さんも務めてらっしゃるんですって。
それはもう、挨拶しないで帰るわけにはいかないよねということで、お参りしてきた。
茅葺きの趣ある拝殿に、庖丁塚。
絵馬には、新しい飲食店が成功しますようにとか、調理師学校で頑張れますようにとか、立派なパティシエになれますようにといった独特な願い事が山と記されていた。
せっかくだしといただいてきた御朱印がまた、とっても素敵。
とんでもなく綺麗な達筆で、「料理祖神」の唯一無二感。
ちなみに私、
「これからも家族が喜ぶ美味しい料理を作れるように頑張ります……えーと、特にビリヤニを頑張ります」
と挨拶してきたのだけど、果たして"ビリヤニ"なるものを神様は理解してくださったかどうか。
そんなのインドの神様に祈れやと言われてしまいそう。
「ハイウェイオアシス 道の駅 富楽里とみやま」にて
「近藤牧場」のミックスソフト(黒ごま&ミルク) \350
今日は午後から天気が下り坂らしく、日曜にあんまり疲れる事をしてもねと、ゆるっと帰宅することに。「近藤牧場」のミックスソフト(黒ごま&ミルク) \350
道の駅だけ見ていきましょうと、千倉の「道の駅ちくら 潮風王国」から、高速道路乗ってからの「ハイウェイオアシス 道の駅 富楽里とみやま」に寄り道してみた。
どちらも鮮魚も扱っているという風な案内を見たのだけれど、未だコロナ禍を引きずっているのか季節的なものか、残念ながら生の魚介はほとんど無く。
冷凍ものも、それは地元の「せんどば」とか「角上魚類」あたりより圧倒的に品質が良くて安いかと問われると「うーん……?」という印象だったので、残念ながら魚介は1つも買わなかった。
でも、野菜は安くて色々あったし、立派なサイズの温州みかんも1袋購入して、そしてめでたく見つけた"のびねこ"も。
残念ながら北海道では生息が認められなかった、日本各地の土産物屋で見かけるこのゆるいマスコット、千葉版は「ぴーなっつ」と「あまーい」の2体。
「あまーい」って何よと思ったら(見た目、みかんかなと思った)、房州びわだそうで。
だったら「びーわ」で良いのにね。だめなのか。
同じシリーズで「あざらーし」だの「ぺんぎーん」だのといったお魚系も色々いたのだけれど、私が買いたいのはその土地ならではのご当地のびねこなので、ちょっと良いなと思ったものの「うつーぼ」などはスルーして。
そしてこれは、「道の駅 富楽里」でうっかり買ってしまった新たな多肉植物。
「火祭り」というこの種類はホームセンターなどでも見かけたことがあると思うけれど、そこそこ立派に育ったこのサイズが1鉢たったの300円という価格に「やっす!」と、ついつい。
「道の駅 富楽里」には、南房総市の「近藤牧場」のショップもあったので、ソフトクリーム休憩をしてきた。
ソフトクリームはミルクと黒ごま、ミックスだそうなので、黒胡麻好きな私は迷わずミックスで。だんなはコーヒーフロートにしていた。
乳脂肪たっぷりという風な濃厚さはそれほどないものの、牛乳自体の味が濃厚という風な、美味しいソフトクリーム。黒胡麻が割としっかり黒胡麻で、面白い風味だった。これは季節によって変わるみたいで、来る度何味があるのか試してみたい気持ちになる。
店頭にはモッツァレラチーズやリコッタチーズも販売していて、これも次回、買ってみようかなあと。
そんな感じに、また千倉を訪れる気を抱えたまま我が家に向かって北上する帰り道。
当初はここで昼御飯もと思ったけど、あんまりお腹が空かなかったのだった。
「市原SA」内
「生そば・米粉うどん かのか」の
肉汁つけうどん \780
で、帰り道でのお昼ご飯は、結局「市原SA」で摂る事に。「生そば・米粉うどん かのか」の
肉汁つけうどん \780
あ、これなら分量的に程よいわと、米粉も使ったうどんなのだという、肉汁つけ麺をいただいてきた。
つけつゆの中には、容赦なくたっぷりな豚バラ肉に油揚げ、そして長ねぎ。
そういえば今夜は豚味噌鍋をしようという話になっていて、既に白菜や葱も買ってしまっていたところ。うどんも豚バラも重なってるねえと気付いたものの、美味しかったので後悔はしない。
市原SAにはパン屋さんもあったので、ここで明日のパンも買うことができた。
最後に地元のスーパーで肉買い足して買えなかった長ねぎ買ったら楽しかった週末のプチ旅行も終了。結局2時過ぎくらいには帰ってくることが出来たのだった。
豚味噌鍋
イベリコ豚・米国産豚バラ肉
白菜・長ねぎ・うどん
日本酒(京都 玉乃光酒造 純米吟醸 TAMA )
「かまや」の
自家製プリン \198
「オランダ家」の
チーバくんそのまんまサブレ
カフェオレ
で、夕飯は、冷凍のイベリコ豚(500g)を使いつつ、米国産豚肉も足して豚味噌鍋。イベリコ豚・米国産豚バラ肉
白菜・長ねぎ・うどん
日本酒(京都 玉乃光酒造 純米吟醸 TAMA )
「かまや」の
自家製プリン \198
「オランダ家」の
チーバくんそのまんまサブレ
カフェオレ
まだシーズン早めの白菜は、葉が青々とふわっとしていてシャキッと感が良い感じ。
お供は猫のシルエットのラベルが可愛い玉乃光の"TAMA"。ワイン酵母を使用しているとのことで、独特の甘酸っぱさがある低めのアルコール度数の面白いお酒だった。
一口目の印象が「洋梨のジュースみたい」というものだったけど、味わうともうちょっとプラムみもある感じで、いずれにしてもフルーツ酒のよう。私は好きな方向だったな。
食後は、こんな素朴なプリンを。
「道の駅 富楽里」で売られていて、「あら美味しそう」と買ってきたのは、"大臣賞3回受賞の宮本養鶏場の卵を使用しています"というプリン。
「かまや」さんって、何の店なのかなと調べてみたけれど、わからず。
固すぎず柔らかすぎずの優しい味のプリンだった。甘さ控えめということで、でも私はもうちょっと甘い方が好みかなー。(プリンは甘くカラメルはしっかり苦くメリハリがあるのが好きー)
そして、そういえば旅行先でサブレをけっこう買っているのに地元千葉では買ったことがないね?と、道の駅で手にしてみた「チーバくんそのまんまサブレ」。
何これ面白い、と手にしてみたら、千葉が誇る和洋菓子店「オランダ家」の品だった。
オランダ家なら間違いないね美味しいよねと、試しに1箱買ってきてみて、そうか船橋はチーバくんの口のあたりであったか、なんて話しながらもぐもぐ。
サブレ界の雄、鳩サブレーには今一歩及ばないかもしれないけれど、充分美味しかったし見た目も可愛いチーバくんサブレ。
おへそのあたりから踵のところまで旅をしてきたよ、なんて話題にもできて、楽しいお土産だと思います。