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蔵王温泉郷 定宿にて
朝御飯
昨夜は10時過ぎに寝て、そして安定の5時過ぎに起きて温泉に入っていた私。朝御飯
温泉宿に行ったら、チェックイン後、夕飯後、朝食前(更に余裕あったら朝食後)と最低でも1泊中に3回は入らないと気が済まない私。
朝食は、コロナ禍になってから中断していた(多分)、朝食の漬物バイキングコーナーが復活していて。
青菜漬、赤かぶ漬、ぜんご漬、わらび漬、おみ漬、柿たくあん漬、山蕗みそ漬、白菜一夜漬、小梅、らっきょう、などなど。
好きなものを好きなだけいただけるようになっていた。
特に山形名物で特徴的なのが「さくらんぼ漬」。
しょっぱいさくらんぼって、不思議な感じだけれどほのかに甘さもあって癖になる美味しさ。
夕食同様品数多めの朝御飯は、"はえぬき"の米飯に、なめこと豆腐の味噌汁。
塩鮭、ハムエッグ、温泉卵、野菜サラダにめかぶにちりめんふりかけ、青菜のおひたし、玉こん、さつまいものサラダ、ひじき煮、そして小鍋にたらちりまで出てくる豪華な内容だった。
グラスに一杯の飲み物は、オレンジジュース(嬉しい)。フルーツはバナナとオレンジ。
焼き海苔と納豆は、漬物と一緒に用意されていて、好きなように貰って来られるようになっていた(以前は自動的に1人1個ついてきていた)。
だんなと息子は欲望のまま米飯をおかわりしていたけれど、私はぐっと我慢。……というか、おかずが多すぎてそれだけでもうお腹いっぱいに。
蔵王温泉スキー場「レストランとどまつ」にて
半熟卵の焼きカレードリア \1450
ジンジャーエール \400
今日の蔵王もまあまあ良い天気。半熟卵の焼きカレードリア \1450
ジンジャーエール \400
いくらか雲は低いものの、雪が降っていない天候はもうそれだけで上々で、スキーウェアの下、ヒートテック3枚重ね着していれば寒いということもなく。
ただ、頂上あたりはもうあからさま視界不良なのが見てとれたので、「まあ、山頂は昨日行けたしね」「お地蔵様見て来られたしね」と、今日はもう山頂にはこだわらない流れで、百万人ゲレンデから大森ゲレンデまで……と、蔵王温泉スキー場の最長滑走距離10kmには満たなかったものの、7kmくらいのコースをつるつる元気に滑ったりした。
昨年もだったけど、運動をたゆまずしている今年の私もたいそう元気で、そういえば今回のスキーは1回も転ぶことすら無かった感。
お昼は、山頂ロープウェイのすぐ脇、「とまとの森」という看板が異彩を放っている、「レストランとどまつ」でいただくことにした。
去年かその前あたりからか、トマト農園「とまとの森」がこのレストランの運営を担うようになって、トマトごり押しのメニュー尽くしになり、そのごり押し感がすごいと私たちの間で話題が沸騰していたお店。
目玉メニューはトマトのメンチカツ。
フードメニューはトマトカレー、トマトメンチカツ丼、チキンとキノコのトマトパスタ、7種の野菜とチーズのトマトリゾット、チーズトマトカレーうどんとトマトの文字が満載で、ドリンクも一般的なものに加えてトマト酢カッシュ、トマトオレンジジュース、トマトフロート、トマトサイダー、トマトハイボール、トマトサワーという文字が。
そしてプレーンのタイプは無い(他のフレーバーも無い)のにトマトソフトクリームはあるという徹底ぶり。
私が頼んだのは、半熟卵の焼きカレードリア。
1450円はなかなか良い値段だったかもだけど、ゲレ食とは思えない本格的な美味しさだった。
カレーソースがしっかり辛めでさすがトマト農家さんの品、トマト味も漂って。
チーズたっぷり、卵はしっかり半熟、ちょっとセロリの香りのするスープも美味しかったし。
だんなと息子は2人して、完熟トマトのオムハヤシライスのソフトドリンクセット、1850円也を。
こちらも見た目からして美しい、ゲレ食ぽくない1皿で、そして息子曰く、ボリュームがかなりのものだったらしい。
「朝に食べすぎた……」言いながら、割と頑張って食べていた。
こちらも卵が良い感じにとろとろで、ハヤシソースも本格的。
午後は黒姫ゲレンデを数本降りたり、まあまあの急斜面の中級者コースを「ひいいい」言いながら降りたり、でも今日は私が最後まで、「あれ1本滑らない?」「これ、上まで行って戻ってこない?」とひたすらに元気だった模様。
私も、50歳越えてこんなに元気にスキーしてるとか、自分でも思ってなかったね……。
蔵王温泉スキー場「レストハウス102」にて
玉こんにゃく \100
で、「玉こん食べて帰りませんか?」と、帰路についてる途中、リフト2本余分に乗ることになるけどと、中央ロープウェイの降り口のところにある「レストハウス102」に寄り道を。玉こんにゃく \100
気温か気圧かロケーションか雰囲気か、ともかく、串に3個刺さって100円(からしはセルフ)のこれが、美味しくて美味しくて。
注文すると大鍋に煮えてる玉こんを、ひょいひょいと串に刺してくれる。
おいしー、と玉こんを食べていたら、傍らに空き瓶が詰まってるケースがあって、なんだろと思ったら「中央高原プリン」というシールが貼ってあって。
プリン?プリンあるの?と周囲を見たら冷蔵ケースはあったものの、中のプリンは空っぽで、「すみませんーまだ入ってきていないんですー」とのこと。
「あー!」と息子と2人、声を合わせて嘆いてしまったのだけど、次回は食べられるかな。食べられると良いな。
なんでもこのプリン、このレストランの他では、私たちが"三角屋根のリフト"と呼んでるリフトの傍らに建つ、三角屋根のホテル「Forest inn SANGORO」でしか扱いがないそうで。
期せずして、玉こん食べた直後、「うわーい晴れてるー(でももう山頂は行けないーというか行ける体力も時間もなーい)」と撮った写真に、まさにその"三角屋根"が遠くに写っていた。
あそこのレストランに行けば、いつでもプリンは食べられるのかな……?
蔵王温泉郷 定宿にて
夕御飯
生ビール(中) 2×\700
お銚子(男山) 1合 2×\620
宿のお部屋で
酪王牛乳アイスクリーム
ともかくも頑張りました、と、2時半頃に宿に帰還して、何はともあれ早々にお風呂。夕御飯
生ビール(中) 2×\700
お銚子(男山) 1合 2×\620
宿のお部屋で
酪王牛乳アイスクリーム
二面が窓の明るいお風呂、全体的に古びている定宿ではあるけれど、清潔だし、泉質も最高……だったのだけど、ここ数年は、なんだかお湯が薄くなった?あんまり濁ってない?気がしていて。
けど、ここのサイトにあるように
蔵王温泉の特徴は乳白色のにごり湯です。
しかし温泉そのものは実は無色透明なのです。
温泉が空気に触れると温泉成分が酸化して酸化化合物である湯の花が形成されます。
それが時間の経過と共に浴槽の中で沈殿し対流することで白濁したにごり湯になるのです。
ということで、むしろ頻繁に湯を入れ替えてくれている証左なのかな?と(毎日10時から13時までは入浴できないことになってるし)。
風呂上がりにお部屋でチューハイ飲んで、夕飯は、「でもビール飲みたいね」と生ビールからのお銚子2本。
黒豆と梅麩なんて、お正月の続きかな?みたいな前菜もあったものの、今日は赤みが強い庄内豚の胡麻鍋が出てきたり、蕗味噌の銀鮭焼きが美味しかったり。
- 先附
- 鮪山掛け わさび
- 前菜
- 南瓜煮 ローストビーフ 有頭海老チリソース 烏賊糀和え 黒豆串 公魚胡麻 梅麩
- 造里
- サーモン 帆立貝柱 刺身こんにゃく 妻一式
- 焼物
- 銀鮭蕗味噌焼き こごみ ライム はじかみ
- 炊合せ
- 鶏新丈 揚げだし茄子 むき海老 しし唐 赤卸し
- 鍋物
- 庄内豚とキャベツの胡麻鍋
- 酢の物
- うるいと蛍烏賊 辛子酢味噌 あん肝 赤かぶ
- 食事
- 山形県産はえぬき
- 椀物
- 蔵王温泉名物 からから汁
- 香の物
- おみ漬 赤かぶ漬
- 水物
- 桜小餅 苺 みかん
いつも楽しみな汁物、今日は蔵王名物からから汁。
ベースはけんちん汁、そこに酒粕と唐辛子が入った、とても身体が温まる汁物で、この宿の定番汁物の1つ。
豚肉、豆腐、ごぼう、人参、大根、こんにゃく……かな。元々の名称は"蔵王権現からから汁"だったそうで、唐辛子の代わりに豆板醤入れたりすると。なるほど。
で、日に一度は乳製品摂らないと狂おしい気持ちになってしまう私はそろそろ限界で、宿近くのコンビニで「酪王牛乳アイスクリーム」を買ってきて、夕食後の風呂上がりに皆でもぐもぐ。
見たことない品だからてっきり山形のだと思ったら、福島のメーカーだった。
宿の部屋の小さな冷蔵庫には小さな冷凍庫スペースもあってアイスも無事入れることができて。夕飯前にコンビニ覗いて「アイスを買います!」と言い出した私に「あー、乳製品ね……」「お母さん飢えてるんだね……」とだんなと息子が温かいまなざしで見てくれたことに笑ってしまった。ええ、乳製品、恋しいんです。
初めて食べた酪王牛乳アイスクリーム、ミルク感濃厚でとても良かった。