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「ウェスティン都ホテル京都」内「洛空」にて
朝食ブッフェ
昨夜はそれほどには酔っておらず(というか一昨日の夜がイレギュラーレベルにしこたま酔っていたともいう)、今朝は健やかに4時頃起床。朝食ブッフェ
お気に入りの京都の常宿「ウェスティン都ホテル京都」をべたべたに褒める私だけれど、ただ、大浴場のオープンが朝6時半というのは、とても残念。
ブッフェレストランのオープンも6時半で、だったら大浴場は5時とか5時半とかのオープンでも良いじゃない……と思う私は、5時からお風呂に入れるなら喜んで行ってしまうところなのだった。
あともう1つだけ残念なのは部屋の収納が物足りないこと。
クローゼットにもベッド脇のチェストにも引き出しはあるにはあるのだけれど、館内着やパジャマ(それぞれ別に存在している……嬉しいけども……)が詰まっていて、自分の服を入れる余地がないのが、微妙に不便だったりするのだった。
ライティングデスク兼ドレッサー的なテーブルにも引き出しがついてないしなあ……という。
ともあれ、だんなも朝6時に起きたので、「じゃあオープン早々に朝御飯行っちゃう?」と2階のブッフェレストランに向かうことにして。
レストランでの朝食は6:30-10:00、クラブラウンジでも7:00-11:00に朝食をいただけるということだったけれど、朝食はやっぱり大きなレストランでいただきたいので。
そういえばようやく、ブッフェの料理を取りに行く時に、マスクしろとか手袋しろとかが無くなって、本当に何よりだなと思った。
最近はコンビニおにぎりにも起用されて一躍全国区になった"八代目儀兵衛"。
その八代目儀兵衛による、ホテルオリジナルブレンドのご飯が食べられるのがこのレストランの目玉。
パンも色々あるし洋食メニューも揃っているけれど、ここでの朝食はやっぱり和食だなとなってしまうのだった。
何より、目の前でにぎってくれるおにぎりが、おいしくておいしくて。
具材は長いこと変わってなくて、ツナマヨ、塩鮭、梅干し、ねぎ味噌、ちりめん山椒、昆布、牛しぐれ煮。
悩みに悩んで、今朝はねぎ味噌と牛しぐれ煮おにぎりにしてもらった。
味噌汁もあったものの、今日は"おすまし"で。
「土井志ば漬本舗」の漬物いろいろに、京都けあげ温泉卵、自家製豆腐、豆腐のピリ辛ソース、はちみつトマト、ひじき煮、焼きナス。
日替わりの炊き合わせも外せないおかずで、今朝はがんも、糸こんにゃく、大根、ブロッコリー、うずらの玉子……だったかな。
それに、"目覚めの一杯"の人参ジンジャージュースと、フレッシュオレンジジュース。
蒸籠で蒸されていたのは、鯖とヤングコーンで、これもおいしかった。
というか、何もかもがおいしい。幸せ。
……で、ここでデザートに行っておけばそれなり普通な感じだったのに、「でもでも、コーンスープおいしそうだよね……ていうか絶対おいしいよね……」と、コーンスープと"都ホテルズ&リゾーツカレー"にベーコンとソーセージ乗せて、更にミニサイズのパン・オ・ショコラも。
カレーは具なしだけれど、フルーツと玉ねぎの甘酸っぱさを感じるような欧風カレーで、けっこう好み。でもそれより、こってりどっしり濃厚なコーンスープがとても良い感じ。
……でも、パン・オ・ショコラは、さすがにセントレジスパイセンが圧勝だった……かな。
果物は5種類、パイナップル、メロン、りんご、オレンジ、グレープフルーツ。
プレーンヨーグルトはあったものの、添えるジャムの選択肢はすごく少なくて、蜂蜜の他はプラスチックケース入りのストロベリージャムだけだったのがちょっと残念。以前は瓶入りのジャムが数種類あった気がするのだけどな。
そんな感じで1時間弱の食事を終えて部屋に戻れば、だんなが「31分の電車があるよ」と。
え、行くの?もう行くの?まあ行くか、よし、と、朝御飯に行ったそのまんまの格好だったけれど、荷造りも身支度もろくにしないまま、パンを買いに「たま木亭」へお出かけしてきた。
何度か買い物に行って学んだところによると、ホテルからたま木亭へは、地下鉄から六地蔵乗り換えのJR奈良線で黄檗(おうばく)駅に行くのが一番らくちん。
1回乗り換えで済むし、乗り換えに歩く距離も少なくて済むし、駅からお店へも、京阪の駅よりはいくらか距離が短くて……という感じ。
それでも片道40~50分はかかるから、なかなかの手間ではあるけれど。
朝とはいえ日曜日だし、お店は毎週月~水が定休だし、混んでるかなあと思っていたのだけれど、8時過ぎのお店は店頭の行列は1人もいなかった。
店内はそれなりお客さんがいて、ひっきりなしに入ってくる風ではあったものの、常になく快適なお買い物。
お目当てはなんと言っても"硬焼きバター"で、これ15個くださいとお願いしつつ、トレイにいくらか惣菜パンなども乗せていき。
- 硬焼きバター 15×\250
- 角食パン(1/2本) \380
- ウッフ \280
- たま木亭オリジナルクリームパン \260
- いちじくのクロワッサン \430
- 長崎メロンパン \240
という感じで、巨大な紙袋にいっぱいのお買い物をした。
ちなみにこの店、クレジットカードもQR決済も利用できないので要注意。
ホテルに帰れば9時過ぎで、そこからのんびり荷造りしても12時のランチには全然余裕な感じだった。
硬焼きバターはじめ、ほとんどは紙袋に入れて渡されるパンなので、油がけっこう染みてくる。持参したレジ袋にきれいに並べて詰めて、スーツケースに詰め込んで。
潰れそうなパンは紙袋に入れた後ドラムバッグに入れて別持ちにしたものの、スーツケースの片面は堅焼きパンでぎゅうぎゅうになった。クローゼットに白パンを溜め込んだハイジを笑えない光景。
で、ラウンジでチェックアウトの手続きして、最後のお茶していかない?と、まだ朝食ブッフェの時間帯だったラウンジで、最後にちらりとジュースを飲んだ。
朝食用に出ていたピンクグレープフルーツジュースは、"コールドプレスオーチャード"の文字が。
それと、有機野菜100%ジュース。ビーツやルッコラなどが入っているそうで、説明からするとスジャータの"有機野菜100%"だったのかなと。
自家製じゃなかったのがちょっと残念。
それと、ラウンジでの朝食はアルコールの提供もあるみたいで、松井酒造の"神蔵「蜜號」 濃厚ヨーグルト 無濾過日本酒仕込み"なんてものもあったので、これも味見がてら一口だけ。
あんまりお酒みはしない、とても濃厚な飲むヨーグルトという感じだった。
なるほど、料理の品揃えはすごく少なくなるものの、ラウンジでの朝食は、それはそれでのんびり色々楽しめて良い感じなんだね……と。
それでも次回もきっといつもの朝食レストランには行ってしまうのだろうと思う。
今回も快適な滞在でした。
清水「ブノワ京都」にて
STARTER + MAIN + DESSERT + HOT DRIN \5500
スパークリングワイン 2×\1600
白ワイングラス(Corse Calvi) \1200
白ワイングラス(Jurançon Sec) \1600
で、お昼は、長らく行ってみたいと思っていた「Benoit Kyoto(ブノワ 京都)」に。STARTER + MAIN + DESSERT + HOT DRIN \5500
スパークリングワイン 2×\1600
白ワイングラス(Corse Calvi) \1200
白ワイングラス(Jurançon Sec) \1600
コロナ渦中の2020年3月にオープンしたこのお店、プリンスホテル系列の「ザ・ホテル青龍 京都清水」の敷地内の別棟に、提携レストランとして営業している。
ホテルそのものも独特な雰囲気で、昭和8年に建築された元清水小学校の建物をリノベートしたものなのだそう。屋上には開業時何かとニュースになっていた「K36 Rooftop」があって、ブノワの予約をすれば、宿泊客でなくともこのバーにも入れる予約を同時にして貰える特典があるそうで。
荷物はホテルから京都駅のサテライトコンシェルジュに送ってもらい、身軽になってタクシーで1000円ほどの距離、"清水道"のバス停あたりまで移動して。
ホテルはそこから坂を200mばかり上がった上にあって、タクシーの運転手さんに「坂きついですけど大丈夫ですか」と言われつつ、いや、大丈夫ですとバス通りで車を降りた。
ホテル前の道は一方通行(坂の上から下方向へ)なものだから遠回りしなくてはいけないし、そもその道路がまあまあ渋滞するとのことで、風光明媚な高台のこのホテルに向かうには、なかなか苦労が必要な様子。
お店に入れば、正面の大きな窓からは"八坂の塔"がよく見えた。
窓際の2人席に案内されて、青山とはまた違う雰囲気だねえと、きょろきょろ。
モダンであり、かつ、レトロポップでもあり……という感じ。"BENOIT"のロゴも、フランス国旗の色合いで。
ネット予約時に、青山店は何度か利用していますが京都店は初めて伺いますと一言入れておいたら、サービスの方が京都店ならではのお勧め料理を色々紹介してくださった。
予約してあったメニューは、お昼だしねと一番軽めの、前菜+メイン+デザートの3品プリフィクスに、アルコールがついた7100円のプラン。
他に、前菜が2品になるプラン(7500円)と、メインが2品になるプラン(8500円)があった。
スパークリングワイン飲み飲み、アミューズ・ブーシュはブノワ定番の"グジェール"。
ほんのり黒胡椒が香る、チーズ風味のプチシュー。
前菜は定番のテリーヌやサラダブノワ、パテ・アン・クルート、エスカルゴなど。
京都らしいのは"京都産バターナッツカボチャの温かいヴルーテと甲烏賊"や"宮津産真蛸のグリエ ハーブと海藻のコンディモン"とのことで、だんなは前者を、私は後者をいただくことにした。
黒々とした蛸にちょっと驚いたのだけれど、柔らかく火入れされていて、もちもちと心地よい食感。
チコリなどの葉野菜も添えられていて、レモンの風味が爽やかだった。ぴょんぴょんした細い野菜はシーアスパラだそうで。
メインは、私は豚でだんなは魚ということで、「じゃあグラスの白ワインが良いかな」と出していただいたのがこの2種類。
私のは手前の Domaine Cauhapé Quatre Temps Jurançon Sec 2019、だんなのは、Domaine Renucci Corse Calvi Cuvee VIGNOLA Blanc。
Corse Calviが、最初の口当たりはふわっと甘いのに後味が綺麗にドライな感じに消えていくのが面白かった。
私の方のは、貴腐ワインも作っている蔵……と言われたかな。これはカジュアルめな飲みやすいラインのだとか、なんとか。
でも適度にどっしりかつドライ。豚の脂を洗い流してくれるような良いお酒。どちらも自分で買っても良いなと思えるおいしさのものだった。
で、前菜はいくらか軽めのポーションだったのだけれど、メインディッシュはさすがのブノワ。食べ応えがあってとっても良かった。
私は"京の都もち豚のロティ 茄子のキャビア 伏見とうがらし"(今日の一番上の写真)。
火入れ完璧な、脂もおいしい豚のグリルに、肉汁のソース。添えられた野菜は、伏見唐辛子に茄子にと京のお野菜がいっぱい。
だんなの"市場から届いた鮮魚 ズッキーニ タプナード 魚介のジュ"はイトヨリで、これもボリュームたっぷり。
他の選択肢は、定番の"ブノワ風カスレ"だったり、"帆立貝のドレとゴールドキャビア ソース"、"牛頬肉のフォンダン"、"和牛フィレ肉とじゃが芋のロティ"などで。
やっぱりここはもち豚で正解だったと思う。おいしかったー♪
そしてデザートは、エスプレッソをいただきつつ、"クープ・グラッセ バニラアイス ペカンナッツのプラリネ"を。
クープ・グラッセとは、"ソースやトッピングなどをあしらったデザート、特にアイスクリームやシャーベットが中心になったもの"だそうで、つまりはプチパフェ的な?
「LE CHOCOLAT ALAIN DUCASSE」のチョコのソースにキャラメルソース、バニラアイスの下にはざくざく食感のプラリネがたっぷり。
で、上にふわっとかけられたナッツのフレークに、「……あ、台湾の夜市で食べたスイーツみたいだ……」などと思ってしまったりして。
ひんやりした口当たりと、どっしり濃厚なチョコの存在感の組み合わせが素敵なデザートだった。
そして見た目がなんとなく似てしまっただんなの選択は"アッフォガート エスプレッソとプラリネ"。
アイスはきっとおそろいで、エスプレッソとナッツの組み合わせがこれもまた悪くなく。
"タルト・オ・シトロン"も相当悩んだ選択肢だったのだけれど、他には"弓削牧場の'プチ タロウ’チーズとハチミツ"、あとは定番のミルフィーユにサヴァランにといった選択肢だった。
そうそう、「なぜフレンチのお店のデザートにアフォガットが?」という思いが過ったのだけれど、なんでも、アランデュカス本人がアフォガットが大好きだから、という理由らしく。
それを聞いて、ちょっと笑ってしまった。かわいいな、アランデュカス……。
そしてプチフールが、全然プチではないサイズのマドレーヌだったことにも笑ってしまったり。
持ち帰りますと言えば包んでくれたのかなと思いつつも、手にしたらふわっと温かかったものだから、わーいとばかりにその場で平らげてしまった。
バターたっぷりの素朴な焼き菓子。最後までツボを突いてくるおもてなしに大満足。ごちそうさまでした……!
ランチは2時間くらいかかるかと思っていたのだけれど、皿数が少なかったこともあって1時間15分くらいで済んだのかな。
京都駅に移動して、ネットで事前に予約できた「出町ふたば」の名代豆餅を受け取って、そのまま伊勢丹で「井筒八ッ橋本舗」の生八つ橋夕子 4個入りミルキー(350円)、栗あん5個入り(270円)を買い。
「551蓬莱」では焼売6個入り箱(450円)2つと甘酢団子(380円)、そして今日の夕飯にと、お弁当コーナーで「露庵 菊乃井」の穴子寿司(1201円)。
ついでにと、通りかかった土産物屋さんも覗いて歩いたら、"のびねこ"シリーズの"のびしか"、あとは犬ばかりだけど、"あらしやーま(嵐山)"、"くりいーぬ(丹波)"、"てんぐいーぬ(京都)"、"くじょうねーぎ(京都)"までみつけてしまった。
ちょっと、京都ののびいぬ供給、過剰では……。
そして最後の最後に、「イノダコーヒ」の八条口支店で、事前予約してあったプリンを6個受け取って、新幹線に乗り込んだのだった。
もう、流れるような京都買い物ミッションは、そんな感じで終了。
新幹線車内にて
「出町ふたば」の
名代豆餅 (3個入 \660)
お茶
「ふたばの豆餅って、すごく有名なの?」「出町ふたば」の
名代豆餅 (3個入 \660)
お茶
出発前にだんなに問えば、「豆餅と言ったらふたばだねえ」って。
正直、豆餅自体にそれほど興味はなかったのだけれど、伊勢丹で簡単に受け取れるならと買ってみたのだった。
お値段そこそこお手頃、3個で660円。
新幹線に乗る前、ペットボトルのお茶も買ってあったから、それを飲みながら車内でおやつにした。
塩味がそれなりに効いているえんどう豆がざくざく入る柔らかなお餅で、しっとりやさしい味のこしあんが包まれていて。
お餅がすごく、滑らかですてきな食感。素朴ながら、なるほど、全体のバランスが良い素敵な豆餅だった。人気も納得のおいしさだった。
台風を無事に逃れてきた私たち、今日もまあまああちこち荒天だったらしく、京都でもランチの間に十数分の土砂降りになったりしていた。それでも幸い、滞在中に傘が必要になることもなく。
最後の最後、東京駅で横須賀線のトラブルでいくらか時間がかかったものの、始発便に座って帰ることができたのだった。
野菜チップ
「551蓬莱」の
焼売
「露庵 菊乃井」の
穴子寿司
ビール(サッポロラガー)
「イノダコーヒー」の
プリン \470
アイスカフェオレ
息子は外出中で、簡単に済ませた夕飯は、冷やしておいたビールと、京都のホテルから持ち帰った野菜チップをおつまみに、551の焼売と菊乃井の穴子寿司。「551蓬莱」の
焼売
「露庵 菊乃井」の
穴子寿司
ビール(サッポロラガー)
「イノダコーヒー」の
プリン \470
アイスカフェオレ
551の焼売がおいしいのはもう言うまでもなく知っているお話で、でも初めて買ってみた菊乃井の穴子寿司が、「あ、これ買って良かったねえ」と思えるおいしさだった。
同じ売り場に、名店「いづう」の鯖寿司も売られていて、ちょっと気にはなったのだけれど、鯖寿司は昨日食べたし、それにいづうの鯖寿司はとっても値段がよろしくて。
だからとこちらの穴子寿司にしたのだけれど、後悔のない美味だった。
酢飯に椎茸、穴子の身の下には山椒。風味が良くて、穴子も肉厚、しっとり甘じょっぱくて。
それと、苦心しながら持ち帰った野菜チップもすごくおいしいものだった。紫芋にかぼちゃに人参、じゃがいもにいんげん、といった感じで、素材の味がちゃんとして。持って帰ってきて良かったねとぱりぱりおいしくいただいた。
で、イノダコーヒーのプリン、6個。
6個だとこんな感じに箱入りになるから、家族分の3個買うよりはバランスが良くて、中でプリンが倒れたりはしないから、買うなら6個が安定だなと学んだ次第。
夕方には普通に売り切れてるから、持ち帰るには予約も必須。同じ風に、レモンパイあたりも予約して買って帰れば良いんだよねと思いつつ。
お店の銀の皿とは違うけど、手持ちのステンレスの皿に盛って、こんな感じ。
バニラビーンズたっぷり、カラメル苦め、生地固め。
卵味濃厚な、パーフェクトなおいしいプリン。
しかし価格高騰の波はこの愛しいプリンにも襲ってきていて、数年前までは400円台前半だったはずのお値段が、気付けば470円になっていた。
1個500円はさすがにちょっと……と思うから、なんとか踏みとどまってほしいなあ。