2012年1月2日月曜日

フォアグラ大根!

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
餅(きなこ&あんこ)
鶏肉とごぼう、舞茸の吸物
麦茶
「今日も餅を食べます!今日の餅は……きなこ&あんこにしようと思います!」
と宣言したら、息子が
「あ、それなら僕も食べるー」
とのこと。甘い餅ならOKなのかしら、息子。
 
で、だんなは「俺は甘くない方がいいから、磯辺がいいな」とだんなは磯辺。私と息子はきなこ&あんこ。雑煮用にたんまり作った汁物は吸物としてそのまま出すことにした。もとよりこの汁物、吸物としてもいただけるように雑煮にするにはちょっと淡めな塩加減にしてある。
 
きなこは上白糖を半分混ぜて(グラニュー糖じゃなくて、ざらっとした上白糖を混ぜるのが好き)、焼いてから湯に一度漬けて表面を湿らせてから甘いきなこをたっぷりまぶす。
 
あんころ餅の方は、簡単に、手持ちの煮小豆缶の中身をかけるだけ。
 
小豆を煮ても良かったのだけれど、息子もだんなもそれほどには食べないし私も毎日口にするわけではないから結局傷めてしまうことが多くて、それも勿体ないなと食べたい時に食べたいだけ使える分量の、市販の煮小豆を使うことにした。
 
今は手元になくて(以前買ったものは昨月中に使い切っちゃった)数日後に届く予定なのだけれど、「大地を守る会」の「大納言あずきのぜんざい」がかなり「自分で煮た時の好みな濃度&甘さ」な感じでお気に入り。
 
今日も一日のんびり。お出かけの予定は無し!
……でも、それはそれとして、ちょっと「外に出る」くらいはしたいかも。すっかり引きこもりのここ数日。
「モスバーガー」の
 サウザン野菜バーガー
 モスチキン
 オニポテ
 モスシェイク(コーヒー)
というわけで、ちょっとした買い物ついでにお昼御飯を買ってくることにした。
「夕飯用の足りない食材あるから、ちょっと買ってくるよー。ついでに昼御飯はモスバーガーとかどうかな?買ってくるし」
と提案したらだんなも息子も「いいねいいね」と言ってくれたのでそんな感じで。
 
「わたくしは!モスシェイクもいっちゃおうと思います!シェイク始め!」
と高らかに宣言して、コーヒー味シェイクも買ってきた。あとは、家族協議の結果、バーガーにプラスしてモスチキンも。オニポテは2袋を家族で分けっこ。
 
「君は本当にサウザン野菜バーガーが好きだよね」
とだんなに言われて気が付いたけれど、そういえばだんなも息子もこの品を選択することはまずない。彼らが好む"モスチーズバーガー"あたりも私は大好きなのだけれど、どうも私は「レタスたんまり」が好きらしく、「モスバーガーのハンバーガーが食べたいなー」と思う時はたいがいサウザン野菜バーガーやテリヤキチキンバーガーが恋しい時だったりするのだった。
 
「モスバーガー始め」は私の好きなものばかりで大満足。息子に「冬にシェイク!?」と呆れられたけれど、こたつに入って飲むシェイクって幸せなのよ。
生ハムとかパテとか
おせちの残りとか玉子焼きとか
フォアグラ大根
牛すじのねぎぽん
フォアグラ丼(プチ)
鶏肉とごぼう、舞茸の吸物
日本酒(高知 安芸虎 純米 山田錦うすにごり生 槽しぼり)
本日の夕御飯のメインディッシュは「フォアグラ大根」!
 
年末届いたフレッシュフォアグラがまだまだ残っているけれど、飲みたいのはワインではなく日本酒で、実際おせちの残りや牛すじの煮込みもぼちぼち残っていたところ。
 
「だったらフォアグラ大根とかどうかなぁ……」
と調べてみたら、美味しくできそうだったので作ってみることにした。お店で食べたことはないので、どういうのが正解なのかは今ひとつ確信が持てないまま、
 
・大根は鰹だしもしくはコンソメで煮る、薄味のものもこっくりめのも、色々
・その大根の上に、ソテーしたフォアグラ乗せる
・そこに刻み葱や水菜などを添えていただく
・更に上からソースをかけることも。和風味洋風味、これも色々
 
というのが「フォアグラ大根」のありよう、らしい。見た目はこんな感じ
 
まぁ、基本は和風寄りの味で、でもある程度こっくりめに……と色々考えて、超自己流で作ってみた。正月ゆえ、あまり長時間台所に立ちたくないというのもあって手間はかけない方向で、こんな感じに。
 
大根は圧力鍋で煮込んだ。「フォアグラも"鳥系"だからこのスープが合わないはずはなかろう」という理屈で、冷凍庫に残っていたきりたんぽ鍋用の濃縮スープが煮汁のベース。輪切りにした大根を圧力鍋に並べて昆布入れて、きりたんぽ鍋用スープを注いで適当な量まで水を足す。「米のとぎ汁」の代わりにはならないかなと思いつつ、旨味を足すおまじない程度に塩麹も少々。その状態で、加圧15分。
 
大根の煮汁だけだとちょっと薄味だったので、上から別途ソースをかけることにした。「フォアグラ丼」用に作ったソースは赤ワイン入りでほんのり酸味があるもの(でも醤油と砂糖が入っていて和風寄りの味ではある)。なので、フォアグラ丼用のソースを大根の煮汁で1.5倍くらいに薄め、砂糖を足してこっくり甘めに調整。片栗粉を溶いてテラッとトロッとしたソースを用意した。
 
で、フォアグラは厚切りにカットして塩胡椒してから薄力粉をはたき、スキレットで両面こんがりと焼きつける。ごく少量の煮汁と共に大根を皿に盛り、フォアグラ乗せて、ソースかけて、刻んだわけぎ散らして、できあがり。
 
「食べたことないけど、作ってみました~」
と出してみたら、
「食べたことない味だー!」
と息子は驚き、だんなは
「なんじゃこりゃ!うま!」
と目を丸くしていた。成功……かな?
 
大根とフォアグラという、淡泊な根菜とねっとり系肉物を合わせる組み合わせの妙は、作ってみると「なるほどー」という感じ。ほくほく口の中で崩れる、スープを吸った大根と、香ばしいフォアグラは想像以上によく似合っていて、自己流で(しかも適当に)作ったソースも違和感がなかった。
 
しかも素敵に日本酒によく似合っていた。
 
「冷蔵庫内の日本酒を飲んでいきましょう」という趣旨で、今日のお酒は「安芸虎」。昨日は活性の発泡にごりだったけれど、今日は火入れ済のもの。濁りは軽めで、喉ごしの良いお酒だった。酒造好適米といえばこれ、という感じの「山田錦」だけれど、同じ蔵元のお酒でも「雄町」と「山田錦」だったら「山田錦」を使ったものの方が好みな味だな、と思う。
 
今日は他に、「すじぽん」始め、残った生ハムやパテ、おせちの残りなども出して食卓は賑やかに。シメにまでうっかり「フォアグラ丼」作って食べてしまって(でも自重してフォアグラは1切れにしておきました)、あれだけあったフォアグラ、残りはほんの切れ端だけになってしまったのだった。
 
フレッシュフォアグラって美味しいものなんだなぁということを心から理解したこの年末年始。でもぶっちゃけ、これから半年くらいはフォアグラ口にしなくても良いかも、と思いつつあるのも事実……。