2012年1月17日火曜日

豪華ゴチランチ

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「焼きたてパン工房」の
 鶏そぼろのパン
 ミルクフランス
長野の洋梨(ルレクチェ)
カフェオレ
今日の朝御飯は、スーパー併設のパン屋さんで買ってきたもの。甘辛く煮つけた鶏そぼろと炒り卵をくるんだ総菜パンがお手頃価格だったのでこれを1人1個。ついでに、ミルクフランスも1本だけ買ってきて、これは3等分して家族で分けた。
 
すごく美味しいパン屋さんというわけではないけれど、もう1つのスーパー併設パン屋に比べるとずっとずっと美味しい(あっちが美味しくなさすぎる、ともいう……)。全体的に値段も手頃なので、時々買い物ついでに買ってくるお店だ。
 
食後には、長野で買ってきた洋梨「ルレクチェ」。大ぶりの洋梨が1個たったの180円、小ぶりのものは4個で300円たらずという嬉しい値段は、さすが産地という感じ。「食べ頃」というシールが貼られた洋梨を買ってきたところ、素晴らしく良い香りで最高の熟し具合だった。甘くとろけるような口当たりで本当に美味しかった洋梨。……重さがしんどくて1個しか買わなかったことを激しく後悔したのだった。
広尾「Acqua Pazza」にて
 おまかせランチコース
私のwebデザイナーとしての、一番最初のお客さまになってくれた広尾のイタリアン(当時は西麻布にお店があったのよね……)Acqua Pazza。10年ほど前のその頃は、お店で配る広報ペーパーすらパソコンでレイアウトできる人がいないということで、「なんでもやります、ダイレクトメールのハガキのデザインだってやります」という感じで、隨分色々やらせていただいた記憶がある。
 
それから店舗も人も増えて、数年前からはhtmlの編集もできるスタッフも常駐するようになって、私は「大がかりな改装時の助っ人」として時々お手伝いに入るくらいになっていた。が、数ヶ月前に人事異動等々でまた細かな更新のお手伝いをさせていただける事になり、お店の人と数日毎に連絡を取り合うようになって日髙シェフともちょいちょい電話で話す機会もできたりした。
 
食事に伺うのもずいぶんご無沙汰してしまっていたし、近々ご挨拶も兼ねて家族か友人とお食事に伺わなくちゃと思っていたところで、お店の広報担当Kさんから「○○社のwebセミナー御一緒しませんか?ついては当日当店でランチもいかがですか?」と嬉しいお誘いが。
 
年末にちょっと急ぎめの更新依頼もほいほいお受けしていた事もあってか、豪華なランチをがっつりゴチになってしまった。久しぶりのアクアパッツァは、相変わらずの居心地の良い明るい空間で、和の食材を豊富に使った料理も「ちゃんとイタリアン」なのに「他では味わえない」感じもあって、やっぱり美味しいなぁ幸せだなぁとうっとりのランチタイムだった。
 
広報Kさんと一緒に「料理写真撮るのって難しいですよね」とカメラの話などしながら、フロア隅の席を用意していただいたのをこれ幸いと、一緒に写真撮り撮り料理を堪能。
季節野菜のバーニャカウダ
最初の品は定番のバーニャカウダ。色鮮やかに、根菜も緑や黄色、紅色などの彩りが綺麗な野菜を盛り合わせて、バーニャカウダポットもスタイリッシュな白い陶器のツルリとしたもの。
皮を残したごぼうまで盛られているのに驚いたけれど、これが不思議とにんにくアンチョビ味のバーニャカウダソースに似合っていた。ほろ苦いトレヴィスなども良い感じ。
 
前菜6種類盛合せ
広尾アクアパッツァにて、幸せな前菜盛り合わせ~ ガラスの涼やかな器に盛られた前菜盛り合わせは6種類。
 
鱈とじゃがいものペーストに黒トリュフを合わせたクロスティーニ、バニラとアニスの香りの甘いかぼちゃ、自家製スモークサーモンにはアボカドとクリームチーズのディップ。
 
吉田牧場のモッツァレラを使ったカプレーゼと、広島県産ムール貝とサフランを浮かべた蕪のスープ、中央はほんのりマヨネーズ味でくるみときのこと豚を和えた冷菜……という感じだった。
 
小さな一口サイズの前菜1つ1つにしっかり手がかけられていて、特に幸せだったのは蕪のスープ。なんとも幸せな甘さを感じる滑らかな口当たりだった。
 
グリルした白金豚首肉とゆずのクリームソース
広尾アクアパッツァにて、3種からの選択のパスタは柚子風味のを パスタは日替わりの3種類で、牡蠣を使ったものにもかなりそそられたのだけれど、高知県産柚子を使ったクリームソースのパスタをいただいてみた。
 
ちょうど年末にお店で柚子料理のフェアを開催していて、webサイト更新しながら「やだ……美味しそう……食べたい……」と悶えていたので、まだメニューに残っていたのは嬉しい限り。
 
皮つきの輪切りの柚子が1皿に5~6切れ、思ったよりしっかりめの分量が使われていたのだけれど、苦さや酸っぱさを不快に感じない絶妙な味わいだった。「柚子と生クリーム」というのも不思議な感じだけれど、楊枝甘露的な爽やかな美味しさ。白金豚首肉のグリルがコクのあるトッピングになっていて、これも幸せだった。
 
和牛のロースト 小豆島オリーブのソース
広尾アクアパッツァにて、びっくりするほど美味しいオリーブを使った和牛のロースト で、魚か肉かのメインディッシュもついついお肉を選択……(お魚と根菜の煮込みも美味しそうだったのだけど)。
 
絶妙に火入れされた柔らかな牛肉の上には、小豆島産オリーブの自家製マリネ。
 
このオリーブマリネも年末にお店で販売していて、webサイト更新しながら「美味しそう……食べたい……」と……(こんなのばかりだ)。
「本当に、驚くほどこのオリーブが美味しいんですよー!」
と伺っていたので、とても楽しみにしていたメインディッシュなのだった。
 
今ひとつなオリーブを買ってしまうと、渋かったりえぐかったりで「オリーブの香り、どこそれ?」みたいなものがあったりするけれど、本当にこのオリーブは良い香り。フルーツのような瑞々しいオリーブは、松の実、自家製ドライトマトなどと共にソースになっているのだった。フルーツは使われていないのに、どこかフルーティーなメインディッシュ。お肉もがっつり食べ応えがあった。
 
彩りドルチェ7種類盛合せ
広尾アクアパッツァにて、迫力のデザート♪♪ ユーカリーのハーブティーいただきながらのドルチェは、なんと7種類の盛り合わせ(キャー!)。
 
「レストランのwebサイトに"美味しそうな写真"は絶対必要なんですけど、でもね、"手のうちを出しすぎない"というのも大切じゃないかなって思うんですよね……」
 
当日お店に来て「きゃー!」って思うところも必要じゃないかなって……、などと話しつつ、こういったデザートなどは最たるものじゃないかなーと思いながらもぐもぐ。今の世の中、こうしてお客さんのブログを検索すれば、そのお店でどんなコースが出てくるのかはほぼ丸わかりになるわけだけれど、お店の公式サイトに全部全部載せておく必要もないんじゃないかな、というのが私の考え。
 
そんな真面目な話をしつつも、目の前にはたっぷりのスイーツ。1つ1つ、しっかり味わってきた。
 
冷たい系は奥の4点、黒胡麻のジェラート、苺のスープと黒胡椒(!)をかけたパンナコッタ、ミルクを張ったカスタード、そしてチョコレートのムース。あとはピスタチオのクリームをたっぷり詰めたプチシューと、ビスコッティ、甘く煮てグラニュー糖を絡めたお菓子のような生姜1かけ。
 
黒胡麻のジェラートがびっくりするくらいに「胡麻!」で、新鮮な美味しさだった。辛くはなく、スパイシーな香りを添えただけ……という感じの、黒胡椒を添えた苺のパンナコッタも良い感じ。
 
……で、そんな幸せなランチの後、今日の主目的のセミナー会場を目指した。
 
某レストラン予約サイトの主催による「飲食店のためのwebサイト活用」といったものがテーマのセミナーで、こういったものに参加するのは初めてだった私はかなりわくわく。「自店のwebサイトを作るとして、そこに何を載せるのか、どういう方向でサイト作りをすべきか」といった話でわかりやすく、でもとても勉強になる内容だった。
 
色々ヒントを貰ったけれど、特に興味深かったのは以下の言葉。
「今のこの時代は、"他人のブラウザのスタートページは、googleやYahooなどの検索サイトである"ということを念頭に置かなければいけない」
「たとえば"新宿、居酒屋"のキーワードで自分のサイトをヒットさせたい、そういうのはSEO対策が絡んできて別の話になってくるけれど、それ以前に"店名で検索しても1ページ目に自サイトが出てこない"ような場合は、それは店名が悪いと思わないといけない。店名を他とかぶらないものに変えた方がいい」
「"サイト名で検索しても出てこないようなwebサイト"は、それはもう"存在していないwebサイト"と等しい」
というもの。
 
たとえばレストランをオープンしようとしたとして、レストランでなくても通用するような、ものすごく一般的な単語を店名にしてしまったとする。「リーフ」とか「ハート」とか。そうすると店名だけで検索しようとしても数多ある他のお店、企業、個人サイトまでもが検索対象になってしまい、どころか地域も検索語に加えて「東京 リーフ」「青山 リーフ」としても自分のお店が出てこない……という事に。それは最初からものすごいハンデを抱えていることになる。なるほどなぁ、と思ったのだった。
稲毛 「太閤園」にて
 餃子
 酢豚定食
 ビール
有意義な数時間を過ごして帰宅すれば、もう夕飯時。
 
今日は外食しちゃいましょう、と、習い事のある息子とはお店で落ち合うことにして、仕事を終えて帰ってきただんなと一緒に地元の中華定食屋さん「太閤園」に向かった。
 
親子3人、餃子もらったりビールも2本貰ったりしてあれこれ食べて、お会計は4000円ちょっと。安くて美味しい、幸せなお店だ。
 
「太閤園」の焼き餃子、今日はダブルで~ こんがり焼けた餃子は、むっちむちにたっぷりとあんが詰まった美味しいもの。
 
キャベツたっぷりのほんのり甘さのある餃子で、週に何度か、お店のおばちゃんらがお昼の開店前に凄い勢いで包んでいるのを時々見かける。密かな人気商品で、生餃子を買って帰る人もいるくらい。
 
一人4個だねー、なんて言いながら私たちももぐもぐもぐ。
 
「太閤園」の酢豚~♪私の大好物♪ 私のおかずは、どうにもこうにもこれが好きな、酢豚。あれほど好きな「茄子野菜炒め」をさしおいてなお、太閤園に来ると食べたくなってしまう魔性の酢豚だ。
 
野菜はシャキシャキ、肉はカラッと揚がっていて、本当に素晴らしい口当たり。ケチャップを使っていない甘酢の味もとても好み。パイナップルではなくキュウリが入っているのも不思議に美味しい。
 
今日もテラテラと魅惑的に光る酢豚はばっちりな美味しさだった。「今度は食べたことのないあの料理を食べよう」と思いつつ、4回のうち3回はつい酢豚を選択してしまう私。太閤園に行く回数を4倍にすれば他の料理も頼めるかしら……。