2012年10月14日日曜日

今季初鍋

「やまうち」のうどん ひやあつ
おいなりさん
麦茶
日曜でのんびり寝ていようと思っていたのに、朝6時過ぎにうっかり起床。
 
一度目を覚ましたら二度寝できなくなってしまって、「……そうだ、スーパー行ってきちゃおう」といそいそと準備した。
この夏からスーパーイオンは朝7時から営業。今日の朝はうどんの予定だから、揚げたての天ぷらあったら嬉しいなーと、ささっとお買い物に行ってきた。
 
……が、残念ながら、そんな早朝にお総菜は並んでいなかった。
工場で作られたパック詰めのお弁当は大量に並んでいたけれど、スーパー内で揚げられる天ぷらコロッケ類はさっぱり棚に並んでいない。そっか、やっぱり朝イチはダメか……としょんぼりしながら代わりにおいなりさんを買ってきた。
 
茹でたのは、香川で買ってきた名店「やまうち」のうどん。常温保存可能な2人分半生麺で、一緒に売られていた濃縮だしも買ってきた。だしは顆粒のだしと醤油ベースの液体調味料がセットになっていて、それを300ccの水またはお湯でのばせ、とのこと。
 
「まぁ、お店の味まんまじゃないのは覚悟のうえだけど……」
でもでも、美味しいと嬉しいよねー……と茹でてみたら、これがたいそう良い感じ。肌寒いので「ひやひや」ではなく「ひやあつ」でいただいた。
 
さぬきうどんは茹でてから一度水で揉み洗いする。その冷たいうどんに冷たいだしをかけたのが「ひやひや」。温かく作っただしを冷やす手間があるから、熱いだししかないお店もある。
 
冷たいうどんに熱いだしをかけたのが「ひやあつ」で、冷たいうどんをお湯でさっと温めた(=「釜あげ」とは違う、釜あげは水で締めない)ものに冷たいだしだと「あつひや」、温かいうどんに熱いだしが「あつあつ」。
 
「ひやあつ」と「あつひや」は一見似た感じの字面ではあるけれど、これが全然違うのだった。どちらもだしがぬるくなりはするけれど、うどんの食感が全然違う。「ひやひや」好きな私は、「あつひや」より「ひやあつ」の方が好みだ。
 
「ひやあつ、美味しいよねー」
今回の香川旅行でひやあつの美味しさに目覚めたらしい息子、
「あつあつがいい?ひやあつにする?」
と聞いた私に即答で「ひあやつ!」と答え、そんな感じでいただいた。
 
残念ながら天ぷらトッピングはなしで、刻み葱だけで。その代わりにおいなりさんを傍らに、合間につまみながらいただいた。
 
このうどん、期待以上にかなり良い感じに「ちゃんとやまうち」。だしがちゃんといりこの香りで、それもまた良かった。
「……おお!かなり、あのやまうちっぽいうどんだぞ!」
「だしも旨いなー!」
薪で茹でる打ちたての生うどんに比べると、「そんまんま」とまでは言えないわけだけれど、すごいすごい、家でこれ食べられるなら大満足!と、息子も私も大満足だった。
 
数週間は日持ちするみたいだから、今度行ったら大量に買ってこよう(今回はお試しということで1パックしか買わなかったのでしたー……軽く後悔)。
漬物いろいろ
べか菜のハリハリ鍋風
羽釜御飯
日本酒(醸し人九平次 純米吟醸うすにごり 生)
昨日に比べていよいよ涼しくなった感のある今日。
 
「これは……冬眠したい気分かな……ここ数週間昼寝してないし」
今日もなんだか早起きしちゃったからねー……と、昼過ぎにベッドに横になったらすぐさま猫(りゃんりゃんの方)がすっ飛んできて、びたっと私の脇腹に密着。そのまま一人と一匹、夕方になるまで寝こけていた。幸せなひととき。
 
で、やっぱり肌寒かった一日。
 
あったかいものが食べたいなぁ、食卓で熱々のものが食べたいなぁ、と、夕飯は急遽鍋ものにすることにした。
 
材料が揃っているのでこれならできる!と用意したのは「べか菜のハリハリ鍋風」。
 
醤油ベースのだし汁で豚薄切り肉と油揚げ、べか菜、人参を煮ながら食べる。幸いにして材料は全部手元にあった……のだけれど、元々鍋のつもりじゃなかったから肉は300gしかないし(豚味噌鍋時は親子3人で800g食べている我が家……)、べか菜もそうたっぷりあるわけじゃなく、若干控えめ分量の鍋料理ということになった。
 
本当は昆布と鰹節のだし汁を用意しなければいけないところ、「いりこが超大量にあるから」という理由でいりこだしを用意した私。おかげで、鍋用のだし汁なのに、まんまうどんだしみたいな味のつゆができあがり、息子にも
「なんか、うどんのつゆみたいな味がするよ……?わかるよ?」
と言われることになった。
 
でもしっかりアクはひいたし、結果としては具材ともちゃんと似合う美味しい鍋になってくれて、大満足。塩味しっかりめのだしは、最後御飯にかけて雑炊風にしても旨かった。
 
鍋だったらやっぱり日本酒でしょー……と、だんな不在の今は控えがちなお酒、今日は引っ張り出して飲むことに。冷蔵庫に長らく入れっぱなしだった「醸し人九平次 純米吟醸うすにごり 生」を出して、ちびちびやることにした。
 
あ、こりゃ旨いや、こりゃ幸せだ……と、一緒に酌み交わす人がいないのはちと寂しいけど、それでもついつい2杯3杯飲んでしまって良い気分。
 
息子と2人で鍋はつまらないかなと思いきや、案外悪くなかったのでこの冬もじゃんじゃん鍋料理を計画してしまいそうだ。鶏団子鍋とか、良いよねぇ……。