2022年10月8日土曜日

秋の京都に来ましたよ

京都について、いきなりラーメン!
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「Bakerys Kitchen ohana」の
 十勝豊西ビーフカレーパン 1/2個
 ほうれん草チーズカレーパン 1/2個
フレンチトースト
ヤクルト1000
カフェオレ
さて、今日から2泊3日で私とだんなは1年ぶりの京都旅行。
 
息子は合宿中ゆえ、猫の世話は数年ぶりにペットシッターさんにお願いしてある。ペットシッターさん曰く、もう正月の予約も埋まりきったくらいに多忙が戻ってきたのだそう。
 
その実感は、東京駅で、京都駅で、京都の街中で、コロナ禍では全く見なかったレベルの大混雑を目の当たりにすることになって、ああコロナ禍は終わったのかなーなんて、思うことになったのだけど。
 
朝食は自宅で、昨日の残りのフレンチトーストを焼きつつ、新宿高島屋で買ってきた「Bakerys Kitchen ohana」というお店のカレーパンを2種類。
 
埼玉県本庄市に本店があるパン屋さんだそうで、店頭ポップ札によると「カレー大好き槙原寛己さんとコラボ開発した絶品カレーパンです!」なんですって。深谷ねぎカレーパンとか、コーンポークカレーパンとか、何種類もあったから自信作の人気商品なのかな?なんて。
 
で、十勝豊西ビーフカレーパンとほうれん草チーズカレーパンをだんなと半分こ。
 
カレーフィリングのベースは同じで、トマトの酸味を感じるもの。後者はパン生地自体にほうれん草が練り込まれてる、緑色のカレーパンでけっこう独特だった。
 
悪くはなかったけど、カレーの量が好みの塩梅よりは控えめで、もうちょっとたっぷりあっても良かったなー……と。
東海道新幹線車内にて
 アイスクリーム(バニラ)
そして9時の新幹線で一路京都に。
 
今回はわざわざ選んで、「抜群の安全対策で東海道新幹線の主役を張る」という新型N700S(N700 Supreme)の便をだんなが予約してくれていた。
 
客車ドア上の電光表示がかなり大きめで、座席のシートも座りやすい気がする。なんでも「腰と太ももの負担を軽減し、疲れにくい姿勢を維持できるよう、人間工学に基づいて設計された」そうで、グリーン車のみならず普通車のシートも背もたれと座面が連動するようになっているとか。当たり前のように全席に電源の口もあるのが超絶便利。
 
指定席は満席、自由車はワゴン車も通行できないとアナウンスがあったほどの大混雑だった。
 
「俺、毎時ちょうどの新幹線って嫌いなんだよね」
「……?なんで?」
「会社の役員が"9時頃の新幹線で"って言うじゃん?そうしたら秘書とか事務の人とかがちょうど9時の新幹線を予約するわけだよ。純粋に混む」
「……だんなもそうやってとってもらってるの?」
「まさか。自分で取るに決まってんじゃん」
「うん、知ってた」
 
今回のシンカンセンスゴイカタイアイスはひときわ固かったです……。 ロジの鬼のだんなが、自分の乗りたい便、乗りたい座席を自分で取らないわけがなかったのでした……と納得感しか覚えないまま、東海道新幹線と言ったらこれは外せないとばかり、シンカンセンスゴイカタイアイスをもぐもぐ。
 
今日はまた、見るからにカチンカチンに凍っていて、タイマーかけて様子をみたのだけど、10分経ってもなおガッチガチだった。
 
なんでこんなに固いんだろう……と毎度思いつつ、とても美味しくいただいた。
 
今日の選択肢は、バニラの他はチョコとモカだって。モカも美味しそうだったな。
京都 「本家第一旭本店」にて
 チャーシューメン \950
 餃子 \250
 瓶ビール(キリン) \600
そしてとんでもなく人が多い京都駅に無事到着して、ホテルのサテライトオフィスにキャリーを預けたその脚で、早速目指すは人気のラーメン屋さん「京都 本家第一旭本店」。
 
京都本家第一旭本店。行列嫌いな私も並んででも食べたくなるお店。 去年、だんなから「醤油ラーメンである」という以外には"とにかく美味い""なんでか美味い"という曖昧模糊な説明だけを受けて食べに来たラーメン店。
 
確かに、どういう特色がと問われるとちょっと困る感じの醤油ラーメンで、そして人気で。そしてめちゃめちゃ美味しかったのだった。
 
今日は前回にも増しての行列で、並んでから席につくまでかかった時間が1時間10分。私もだんなも行列大嫌いなのに、我慢して並んでしまうくらい、好きな店。
 
だんなは最近オープンしたらしい神保町店にも行ってみたそうで、でも塩気強めで「なんか違う……」という感じだったんですって。
 
絶妙なバランスでなりたってる美味しさで、塩気1つ崩れてもあの美味しさにはならないんだなあと思ったとか、思わなかったとか。
 
今回はチャーシューメンにしましたよ。お肉たっぷり! あんまりいお腹空いたので、私もだんなもチャーシューメン。
 
餃子もつけて、ならばと瓶ビールも。
 
うっすら油の浮かぶスープは、でもギトギトというほどではなく、コクはあるけどくどすぎない絶妙感。
 
ちぢれのないちょっと太めの麺は、他のラーメン屋さんに比べるとちょっと多めに感じるくらいに入っている印象で。
 
そしてチャーシューメンの具はバラ肉を始め、もも肉あたりも入ってるのかな、部位の違うチャーシューがたんまり入り、刻み葱と茹でもやし。メンマは別注文。
 
ほんと、コクが凄いとか、麺がとにかく美味しいとか、そういう感じではない(と思う)のだけど、絶妙にバランスが良くて美味しいラーメン。今回も変わらずの美味で大満足。
 
……で、宿のチェックインまではまだいくらか時間があるので、京都駅まで戻って、日持ちのするお菓子類を見て歩いた。
 
今日買ったお菓子色々。 最近は雑誌も旅行推しで、京都特集が色々あって。
 
dマガジンで掻い摘まんで眺めた中で気になった「菓心おおすが」という滋賀のお店の和三盆くるみとか、たまたま通りかかって「綺麗!おいしそう!」ってなった琥珀糖とか、ついにこのシーズン到来の焼き栗の金平糖と、衝動買いの早生みかんの金平糖。
 
だんな大好き千寿せんべいのお店の栗味のミニサイズ千寿せんべいと、いつもの千寿せんべいはLINEの友達登録で1枚ずつ貰えてしまった。
 
というわけで、京都に来て早々の戦利品。
 
菓心おおすが
和三盆くるみ \831
栗の実パイ 2×\291
といろ
水彩糖~Raisin~ \800
緑寿庵清水
焼栗の金平糖 \1800
夕なぎ(秋季限定 早生みかんの金平糖) \850
京菓子處 鼓月
姫千寿せんべい(栗モンブラン) \1404
 
この季節は栗もの満載で、栗スイーツが大好物な私は浮き足だって仕方がない。大変に危険な季節だわ。
 
ウェスティン都ホテル京都、ロビーフロアにはハロウィンの装飾が。 そして今回も京都のお宿は「ウェスティン都ホテル京都」。
 
京都駅からは地下鉄で1回乗り換えが必要なのは若干不便なものの駅近ではあるし南禅寺そばのロケーションは雰囲気も素敵。
 
そして京都駅のサテライトオフィスで荷物の受け渡しができるのがおそろしく便利。
 
宿泊客は最高の内容の朝食ブッフェが無料、天然温泉の大浴場も無料というのも素晴らしく、更に客室にはそこここに電源とUSBの口があるのも地味ながらすごく有り難い。
 
客室も使い勝手が良いのです。 客室はすごく広いというほどでもないものの、ぎりぎり食事もできるくらいのテーブルも使いやすい(これとは別に化粧台とライティングデスク兼用みたいなテーブルが写真の手前側に設えてある)。
 
1人がけのちょっとしたソファと、梅の花みたいな形状のスツールも2つ。
 
そして大浴場に行くから使わないものの、浴室は洗い場付きの日本式。
 
もう色々過不足なくて、ホテルスタッフの対応も良く、勝手知ったるという感じもあって、京都のお宿はここ以外に浮気できる気がしないのだった(あ、でも、任天堂旧本社社屋の「丸福樓」には泊まってみたい、かな……)。
京都 京都市役所前「京の酒処 1038」にて
 日本酒(白嶺 純米吟醸原酒 Hakurei-03 さんきあまざけもと) 2×\500
そして今夜は日本酒飲みに。
 
ちょっと早めに宿を出て、乗り換えが面倒だから市役所前駅から歩こうかってことになり。
 
「あ、だったら、駅のすぐ近くに角打ちがあるみたいだよ、寄ってみる?」と、「京の酒処 1038」を訪れてみた。
 
そう広くはないけれど、京の地酒を扱うお店で、特に白嶺は特約店なのかな、かなりな種類が揃っていた。
 
角打ちで白嶺飲み飲み。美味しかったなあ……!(この後買った) で、だんなが、「これが気になる」と言い出したお酒があって。
 
ちょうど角打ちでも提供中だったから、味見がてらいただいてみた。
 
Hakurei-03 さんきあまざけもと 五百万石100%。
 
今年限りの季節限定酒だそうで、"さんきあまざけもと"は酸基醴酛と書くみたい。
 
五百万石って割と淡泊めなお酒が多い印象だけれど、これは旨味しっかり、綺麗な酸のある美味しいお酒だった。
 
一期一会とばかり買ってしまって、夕食後にホテルへ帰ってから、「すみません、ホテルのチェックアウトは明後日なんですが……」とホテルの冷蔵庫に入れておいてもらうことに。
 
快く保管してくれたうえに、回収時にはホテル紙袋にプチプチまで使って綺麗に包装してくれてびっくりしたし嬉しかった。お手数かけました……。
 
そして日本酒と言えば、錦市場の「津之喜酒舗」も素敵なお店。
 
今回も立ち寄って、大阪のお酒"片野桜"について「今年はどうですかね」的なことを店員さんと語っていたら、その方、店員さんじゃなくて社長さんだった。そして「片野桜がお好きでしたら、これを推したい」と、伏見の米(祝米)を使った永勲の限定酒を勧めてくれて。
 
騙されたと思って飲んで欲しいと生詰の一升瓶を推されたのだけど、それは宅配便で配送しないと難しいなあ……と、今回は常温で持ち帰れる同じシリーズの火入れの四合瓶をいただいてきた。
 
……で、日本酒2本抱えて、日本酒バーに行くという。もう、どんだけ。
京都 烏丸「サケホール益や」にて
 付出(枝豆のピリ辛+日本酒(福田)) 2×\440
 新銀杏の素揚げ \480
 自家製よだれ鶏 毛沢東スパイス \680
 自家製しめ鯖 \550
 お魚(鰆)の西京味噌焼き \720
 益やの日替わりお茶漬け(なめろう) \550
 日本酒(アイヤマニアVSオマチスト 飲み比べset) \1100
 日本酒(大分 ちえびじん 八反錦 純米吟醸生熟)グラス \490
 日本酒(大阪 秋鹿 自営田雄町 山廃純米無濾過生原酒)1合 \930
 日本酒(奈良 櫛羅 山田錦×6号酵母 生酛純米無濾過生原酒)1合 2×\1380
今回、日本酒飲みに行こう!と、予約を入れようとしたのが「神馬」と「馳走いなせや」だったのだけど、どちらも1週間前にしてもう満席で。
 
で、なら、ここはどうかなと予約を入れた(ここはすんなり取れた)のが「サケホール益や」だった。錦市場からほど近い、ビルのひっそり奥まった先にある隠れ家みたいな素敵なお店。
 
「サケホール益や」にて。アイヤマニアVSオマチストの飲み比べ企画。 値段はまあまあ良かったけれど、お酒の品揃えはなかなか個性的(このあたり置いてあったらステレオタイプの日本酒好きな喜ぶでしょうみたいな人気の銘柄酒は寫樂くらいだった)で、しかも、こんな素敵な企画も開催中。
 
「アイヤマニアVSオマチスト」という、愛山と雄町の酒米の飲み比べという、愛山大好きな私と雄町大好きなだんなのためにあるような内容だった。
 
45ccずつの4種類、
 
京都 城陽 純米無濾過原酒 愛山
秋田 ゆきの美人 愛山麹 純米吟醸
山形 東北泉 純米酒 雄町
群馬 大盃 macho 純米酒 雄町
 
ですって。
 
今宵は飲み比べからのスタートで。 リストを見る限りでは愛山圧勝では?という感じで、実際、トータルでの印象はそんな感じだったのだけど、大盃のmacho(マッチョ)がマッチョにすぎてとても面白いお酒だった。
 
"低精白80%の純米酒で雄町の旨味を感じながらも爽快な辛口でキレてます"だそうで、なんというか、暴力的なマッチョ感。
 
ぶっちゃけ食中酒ではなく、飲み疲れる系のお酒ではあったのだけど、美味しいなあと思った。
 
酒肴も素敵なもの揃いでした。 酒肴も割と独特で、「自家製よだれ鶏 毛沢東スパイス」なんて、日本酒に合わせるには割と挑戦的じゃないのかなと。
 
思わず頼んでしまったのだけど、甘さ強めで辛さ控えめ、見た目よりはずっと食べやすいよだれ鶏で、そして先のマッチョに大変にお似合いだった。
 
しめ鯖は淡めな酢の味で、これもまた食べやすく。
 
これも初めて知った美味しいお酒でした。奈良の櫛羅(くじら)。 そしてこれも初めて知った美味しいお酒、奈良の櫛羅(くじら)。
 
山田錦×6号酵母 生酛純米無濾過生原酒だそうで、6号酵母らしい酸味やキレがあるものの、旨味もしっかり。
 
お店のリストでは爽酒(さわやかスッキリ系)に分類されていたけど、これ、薫酒、醇酒の分類に入れても良さそうな味わいだった。
 
お魚の西京味噌焼きは鰆でした。おいしい♪ あんまり好みだったのでこれお代わりして2合飲んで、今日、2人で1リットルくらい日本酒飲んでしまったのでは感。
 
そして左の写真はお魚の西京味噌焼き、肉厚のこれは鰆だそうで、これも淡めの優しい味付け。
 
素揚げの銀杏も大粒の良質なもので、これまたとっても美味しかった。
 
シメは「益やの日替わりお茶漬け」で。 そしてシメにと、「益やの日替わりお茶漬け」を。
 
日替わりって何ですかと尋ねたら、なめろうとのこと。
 
千葉県民としては、関西で"なめろう"の文字を見聞きするのは嬉しくて、それじゃあと頼んでみたら、ねっちりしっかり叩いた青魚がしっかり"なめろう"していて幸せだった。
 
錦市場やデパ地下を歩いていると何かと目に入る(でも関東じゃあんまり見かけない印象の)"ぶぶあられ"が散らされているのも、なんとなく京都だなあという感じ。
 
そんなこんなで御機嫌にほろ酔いになり、烏丸御池駅まで歩いてからホテルに帰還。お風呂にもしっかり入りました。