2015年10月12日月曜日

観艦式に行ってきました

※今日の写真はクリックすると大きくなります※
電車内で
 「Little Breads To Go」のパンいろいろ
 午後の紅茶(ミルク)
今日はなんと4時起きで1日お出かけ。
 
5時前に出る始発電車に乗って目指すは横浜。眠い目こすりながら、食事は昨日買ったパンと駅前のコンビニで買ったペットボトル飲料を持って、電車内で食べながら向かった。
 
船橋の「Little Breads To Go」で買ってきたパン、どれも丁寧に作った素朴な風合いで美味しかった。小さな可愛いパン屋さん、値段もお手頃だったこともあり、地元にあったらせっせと通ってしまいそう。
 
練乳風味クリームがサンドされたミルクスティックを半分と、パイナップルとココナッツを使ったトロピカル風味のパンを1個食べて、残った「たまごパン」と「クリームパン」はそのまま持っていくことに。これが後々、貴重な食料になるのだった。
 
どどーんと、目の前に自衛隊の艦艇が。これは潜水艦救難母艦の「ちはや」だそうです。 今日、私たちが参加したのは、「平成27年度自衛隊観艦式」という海上自衛隊の3年に1度の記念日行事。
 
起源は1341年英仏戦争時、英国王が自ら艦隊を率いて出撃する際、その偉容を観閲したことにあるんですって。
 
で、日本の自衛隊のこれは、「自衛隊記念日記念行事の一環」として、「自衛隊の最高指揮官(内閣総理大臣)が艦隊を観閲することにより、部隊(隊員等)の士気を高め、国内外に自衛隊の精強さをアピールすることまた、国際親善や防衛交流を促進することや、国民の皆様に自衛隊に対する理解を深めていただくことを目的として」いるのだそう。
 
観艦式当日は来週の10月18日。その観艦式当日含め、事前2回の「事前公開(体験航海)」と共に、一般募集の抽選で当選者が艦艇に乗ることができる、とのこと。
 
んで今回、めでたく横浜新港出港の「自衛艦くろべ」に乗船できることになったのだった。
 
「艦これ」のキャラクターくらいはうっすら知ってはいるものの、「戦艦萌え」「戦闘機萌え」属性は持ち合わせてない私。「自衛隊の船が海の上でパレードするってこと?」と、予備知識もほとんどないまま参加したけれど、たいそう楽しかった。素直に「自衛隊すごーい」「艦艇かっこいー」「制服かわいー」と、萌え萌えして帰宅することに。
 
存在自体知らなかったこのイベントだけれど、お好きな人にはたまらないみたいで、オークションではこの乗船チケットが1枚10万円くらいで取引されたりもするみたい。だんなの知り合いの船マニアさんは、
「くろべですかっ!小学生の頃から船好きですが、でも一度もくろべは見たことないんですよ!すっごいレアです!」
とおっしゃっていたそう。
 
というわけで、事前に通知された乗り場に向かうと、目の前にいた艦は「潜水艦救難母艦ちはや」。肝心の「くろべ」は「ちはや」の裏側にいて、私たちは「ちはや」経由で「くろべ」に乗艦することになった。
 
飛行機に乗るより厳重に手荷物チェックや金属探知機チェックを受けて、出がけにバッグに放り込んだスプレー式日焼け止めは降艦するまで没収品ということに。没収される直前に慌てて首筋や腕にスプレー巻いてはみたけれど、がっつり日焼けした。「教訓:自衛隊艦艇にスプレー缶は持ち込めません」
 
そして想定外だったのが「お弁当はどこにも売られていなかった」ということ。事前に前回の参加者のブログ等を読んでどんな感じか情報収集していたのだけれど、「乗る前にも、船の中にも弁当が売られていた」という記述を見て、「じゃあ現地で買えばいいやー」と構えていたら、今回の私たちの乗った港と船内には弁当の扱いは一切無かった。
 
港には何も販売品はなく、船内ではグッズがメイン。かろうじて菓子パンの類が数種類と紙パックのお茶が販売されていた(あと食堂でアイスクリームも売られていたらしい)くらい。JRの駅を降りたところの案内の人に「お弁当って買えますか?」と聞いて「販売はありません」と答えを貰えたのが幸いで、私たちは桜木町駅前のコンビニでおにぎりを調達することができたけど、これがなかったら1日飢えるところだった。
 
「弁当とか買えなかったら」と、かなり早めに、乗艦受付開始前に到着する勢いで現地に向かったのがけっこう幸いして、艦内では良い具合に日陰になる上部甲板壁際の場所に座っていられることに。「くろべ」に乗っていたのは多分300人ほどで、気合いの入った人は甲板前方に椅子置いて、バズーカ砲みたいなカメラ構えていたりした。
訓練支援艦「くろべ」船上で
 ツナサラダ巻き・鮭おにぎり
 麦茶
あ、今日の写真はアホほど撮ったのでフォト蔵のアルバムに入れてあります。
 
8時過ぎ、出航した「くろべ」と「ちはや」はベイブリッジをくぐって相模湾方向を目指す。
 
艦内では訓練支援艦「くろべ」の兵装である「62口径76ミリ速射砲」の説明が数回に渡って行われたり、後方甲板で演奏会があったり、艦内回ってシール集めるスタンプラリーがあったり。
 
スタンプラリーの景品は「呉基地グッズ詰め合せ」で、聞けば「くろべ」の所属は広島の呉基地なのだそう。「訓練支援」の特性柄、海外に行くことはほぼ無く、でもグアムや沖縄あたりまでなら行ったことがある、とのことだった。
 
「じゃあ米軍と合同演習などもするんですか?」
と聞いたら、「それはまだありません」だそうで。
 
イージス艦だイージス艦!右が「こんごう」、左が「きりしま」、かな? 南西に向けて船が進むうち、周囲から少しずつ集まって一列になり始めた。
 
私たち艦の後ろにはイージス艦の「こんごう」と「きりしま」が。
 
イージス艦みたいな最先端の護衛艦にはお客さんは乗せないのかなと思ったら、こちらにもしっかり沢山の人が乗っていた。
 
観艦式、祝賀航行が始まるよー。 そして右手に富士山がよく見える中、観艦式のメインイベントの始まりー。
 
右手に一列に見えるのが、総理が乗る船も含まれる「観閲部隊」、私たち左の列は「観閲付属部隊」。
 
その間を「祝賀航行部隊」がしずしずとパレードするように一列に進んでいくのが観艦式なのだった。
 
先頭は「あたご」、続いて「しまかぜ」「おおなみ」、途中には潜水艦3隻の「ずいりゅう」「こくりゅう」「うずしお」が頭を出して航行するという、おそらくはとても貴重な光景を見ることができた。
 
圧巻だったのは、今年3月に就役したばかりの海上自衛隊最大の護衛艦、ヘリ空母の「いずも」。大型客船に匹敵するくらいの巨大さだった。
 
残念ながら、本番では見られるはずの海外船の観閲(米韓印仏豪の5カ国の予定)は省略されたけど、でも初めて見る風景に「なんか凄いもの見ちゃったなぁ」という感動が。
 
観艦式、後半は「訓練展示」。ブルーインパルスも来ましたよー。 私たちの乗る船、前半は「右側が特等席」だったのだけれど、祝賀航行後は2列ともUターンして、今度は「左側が特等席」状態に。
 
続く「訓練展示」は、護衛艦「しまかぜ」による祝砲発射、潜水艦の潜航&浮上航行、LCAC(エアクッション艇)の高速航走、ミサイル艇高速航行IRデコイ発射、P-3C対潜爆弾投下、P-1 IRフレアー発射、ブルーインパルス飛行展示、と盛り沢山。
 
それらは全て、総理大臣の乗る「観閲艦」から一番見やすいように展開されるわけで、ちょうどその船が私たちの左斜め前方だったものだから、何もかもがたいそう良く見えた。
 
「重いからー」と、私は、目下愛用中のミラーレス一眼カメラを持って行ったのだけど、
「え、奥様が使わないなら俺が一眼持っていっていい?」
と、だんなは以前私が愛用していたデジタル一眼(重い)を望遠レンズつきで持参。
 
あまりに長く使ってなかったから、電源入りにくかったり色々トラブルあったのだけれど、幸い問題なく写真を撮ることができて、私のミラーレスではとても撮れなかった(望遠そんなにできないので)戦闘機の写真もだんなはばっちり撮りまくっていた。あ、生オスプレイも初めて見ました。
 
港が近づいてきたぞー、ということで、隊員の皆さん、作業中。 行きに3時間、帰りに3時間と、短くはない道中。
 
東京湾を出たらけっこう波も高くて、気分が悪くなる人続出だった模様。肝心の観艦式の時間帯に、倒れ伏して動けなくなってる人も何人かいた。
 
私も乗り物酔いしやすい体質だけど、「外の風にさえ当たっていれば大丈夫」なので、帰路に疲れ果てて1時間ばかり寝た(甲板に支給の毛布敷いて寝転がってた)以外は全然元気。そもそも自衛隊艦艇、大型客船並に揺れにくい構造をしているのか、サイズの割にはさほど派手には揺れなかった。
 
「いずも」は横浜大さん橋に停泊だそうですよ。 いかつい自衛隊艦艇が一直線にしずしず並んでの帰り道、横須賀、木更津に帰る船と別れて、少しずつ艦列が短くなって、でも私たちの前にはあの「いずも」が。
 
「いずも」は横浜大さん橋に停泊なんですって。夕日を浴びつつ港に向かう「いずも」、それを見に来たのか、大さん橋には大勢のお客さんが見えた。ベイブリッジの上も明らかに「見物渋滞」が起きてたし。
 
天候にも恵まれて、暑すぎず寒すぎず(でも10月のこの気候で、春秋用のジャケットは必須でした。風が強くて、地上マイナス5度くらいの体感の低さ)、貴重な体験を出来たことに感謝感謝。
 
海上自衛隊員の皆さんは実に礼儀正しくて、何より驚いたのは「全員靴がぴっかぴか」な事だったりした。艦内も、使い古された感はあるのにこれまたどこもぴかぴか。観艦式に備えてというのもあるかもしれないけれど、それにしても、ネジ1本の溝に至るまで、汚れ一つなかった。
桜木町「青龍門」にて
 香菜と干し豆腐の台湾サラダ \691
 爆汁焼餃子 2×\594
 蟹まみれ!ふわふわ蟹玉 \1382
 鶏の唐揚げ甘辛ソース \842
 豆苗の炒め \637
 豚肉の春巻き \529
 牛肉とピーマンの細切り炒め \950
 豚挽き肉と玉ねぎの黒炒飯 \907
 五目炒飯 \950
 マンゴープリン \594
 自家製杏仁豆腐 \529
 飲み放題 3×\1000
そして私たちは、すっっっっかり、腹ぺこ。
 
お腹空いたお腹空いた、もうダメ倒れる、という感じでよろよろと桜木町駅まで辿り着き、もうダメだとばかりに駅前の「青龍門横浜みなとみらい店」に駆け込んだ。
 
青龍門って不思議な雰囲気のお店がちょこちょこあるけれど、ここは「横浜外国人居留区の地下鉄をイメージした」空間なのだそう。1時間に1回、サイレンの音が鳴った後に各テーブルの照明が瞬いた後に暗くなり、店内に水が流れるという演出があった。
 
「1時間飲み放題1000円」というプランがあり、お得ではあるけれども、ソフトドリンクしか飲めない息子も同席して注文するなら全員頼まないといけないのだそう。それでも多分、単品でドリンク頼むよりお得だよね?と、これにしてもらって1時間、がっつり飲んできた。私は生ビール・生ビール・グアバハイ・グアバハイという感じで、4杯。
 
桜木町「青龍門」でお疲れさま会。香菜と干し豆腐の台湾サラダが幸せー。 これは「香菜と干し豆腐の台湾サラダ」。
 
甘酸っぱいドレッシングで和えられていて、とても食べやすいうえに、香菜たっぷり。
 
これとビールの組み合わせだけでいくらでもいけそうだけれど、そこはもう空腹極まれりという感じで、油淋鶏や餃子2皿、炒飯2種類等々、次々注文して次々食べた。
 
10年以上前は、お気に入りでそこそこ頻繁に食べに行っていた青龍門。かつては担仔麺のようなメニューもあったと記憶しているけれど、なんというか「割と普通の中華料理店」みたいなメニュー内容に変わっていた。厚めの皮の餃子は肉汁たっぷりで良い感じ。
 
全体的に、味は良かったけれどお値段高めで、しかもオーダー間違いがあったり(しかも間違えた品と訂正された品、2品とも金額請求されてたし……)、60分飲み放題(LOは45分)の最初の飲み物来るのに10分近くかかって「それ実質35分飲み放題じゃん」みたいな事になってたり、味以外はなんだかなぁという感じ。
 
請求間違いも飲み物出てくる遅さも、そこはお店にきっちり文句言って修正してもらったけれど、味は悪くないし店のコンセプトも楽しいだけに勿体ないなぁという印象だった。
 
帰りの電車では、気を失うレベルで爆睡。東京駅を通ったあたりは全く記憶なく、でも乗り過ごすことなく無事に帰宅した。かつてなく充実の三連休、明日から平日とか、あんまり思いたくない……。