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「ほしのベーカリー」の塩ロール
苺(あまおう) w/練乳&牛乳
カフェオレ
今日の朝御飯は、戸越銀座「ほしのベーカリー」の塩ロールパン。1個たったの90円だったという、嬉しい価格。苺(あまおう) w/練乳&牛乳
カフェオレ
こちらの地元の人気パン屋「ピーターパン」のものに比べると少し小ぶりな感じ……かな。ほのかな塩気と中央にくるまれたバター。
温めると外側パリッと、中はふんわりで美味しかった。
地元で人気のある昔ながらのパン屋さんって、本当に素敵。
新橋演舞場「落語と日本酒と伝統野菜を楽しむ会」にて
特別献立 酒の肴膳・利き酒会
今日はとても楽しい一夜。特別献立 酒の肴膳・利き酒会
だんなと2人、「演舞場発 東寄席 第三十七回 落語と日本酒と伝統野菜を楽しむ会」を見に行ってきた。
新橋演舞場の食堂で、目の前で生の高座を楽しみながら、日本酒飲みつつ酒の肴を堪能するという、酒飲みにはたまらない企画。
しょっちゅうお世話になっている、チケット互助会なサイト経由で、少しお安くこのチケットを買うことができたのだった。
この会、もう37回も続いているそうで、今日も満席。なんでお安くチケットが買えたのかわからないくらいの盛況ぶりだった。
18時の受付開始で、会のはじまりは18時半。
でもテーブルには既に膳が用意されていて、すぐさま日本酒の小瓶(300mlサイズ)が2人に1本供される。
会の始まりを待ちながら、さっそくちびちび飲んで、肴もいただいた。
- 先付
- しんとり菜の煮浸し
烏賊の塩辛
- 八寸
- オクラと桜海老のお浸し
筍の胡麻和え 鶏松風
葱入り玉子焼 一口昆布
海老芝煮 花蓮根
筍入りメンチカツ
浅利と葱の山葵入り酢味噌和え
- 煮物
- 大根 焼き湯葉 人参
一口がんも 蕗 桜麩
- 向付
- 鮪 鯛
卓上に置かれていたのは、こんな感じ。
そして膳の向こうには、ガラスのお猪口が4種類。右から順に、今日のお酒をいただけるようになっている。
今日のお酒は東京青梅の「小澤酒造」さん。春らしいお酒から古酒のような風格のあるものまで、流れ良く4種類のお酒が供された。思った以上にたんまり出てきて、最後はすっかり良い気分。
テーブルを共にした4人で1本の瓶やカラフェを分け合うスタイルで、飲みきれなかったテーブルもあった風だった。
- 澤乃井 純米吟醸生酒 蒼天 (2人で300ml)
- 澤乃井 生貯蔵酒 花見新酒 本醸造 (4人で4合瓶)
- 澤乃井 生酛純米吟醸 東京蔵人 (4人で2合)
- 澤乃井 生酛純米 元禄酒 (4人で2合)
すっきり口当たりの良いものから、徐々に重いものへと。一番好みだったのは東京蔵人かな。美味しかった。
最初のお酒と最初の膳とぼちぼちいただいたところで、高座のはじまり。
今日の出演は春風亭一朝さん。お弟子の春風亭一之輔さんは、今一番勢いのある若手落語家なのだそう。
前座は女性噺家の一花さんによる「黄金の大黒」。
座布団返してめくりを返して、いよいよ一朝さん。
一席目は「蛙茶番」、15分の仲入りを挟んで、二席目は「抜け雀」。
生の落語はたいそう面白かった。
なにしろ初心者だから、何を聞いても初めてなわけだけど、わかりやすく聞きやすいお話。
最初の「蛙茶番」は、間抜けな舞台番が褌忘れて下半身をおっぴろげるという、なんというかお下劣な話ではあったけれど、酒の席だしね。普通にくすくす笑えてしまった。
二席目は、一文無しの絵描きが宿泊(とさんざん飲んだ酒)の礼に、衝立に描いた雀が絵を飛び出して本物になるという、演目。
「駕籠舁きには非常に悪質なものもおりまして……」
という頭の説明がオチに繋がる、綺麗なお話だった。
木訥な宿の主人、最後は大団円という感じの、昔話のような雰囲気で後味の良いお話だった。
そんな楽しい高座の後は、次々と日本酒3種類が出てきての「利き酒会」。
- 主菜
- 鮭の菜花入りマヨネーズ焼き
- 御飯
- あだち菜うどん 小松菜の煮浸し添え
- 留椀
- 河豚真丈 筍 若布 柚子
- 水菓子
- 桜ゼリーとミックスフルーツ
酒蔵のご主人も来てくれて、酒の話を聞きつつ、会場隅では今日のお酒や、使われた野菜の農園さんの蜂蜜の販売(季節によっては野菜の販売もするそうで)などもありつつ。
この料理を出してくれた新橋演舞場の料理長は、新橋の料亭「金田中」で修行をつんだ人なのだそう。
お浸しひとつとってもちゃんと美味しくて、大満足な内容だった。酒の肴にメンチカツがあったのが、密かにとても嬉しかったり(おいしかった……♪)
そして最後は、座席札を使っての、お楽しみ抽選会。
一朝さんの手書き色紙、酒蔵のオリジナル商品、農家さんの蜂蜜などなど、当選者は20人くらいいた……のかな?
4人テーブルの1人は大体当たっていた感覚。
我が家も1つ、食品系が当選しました。嬉しいおみやげ。
中には、「なでしこの踊り」で訪れた新橋芸者衆の千社札セットなんていうのもあって、それもちょっと羨ましかった。普通にそれを貰おうと思ったら、とんでもないお金がかかるシロモノで(だって基本芸者遊びしないと貰えないものなわけで……)。
初めての落語、こんな感じに楽しく美味しいものだった。
いつかはちゃんとした寄席にも行ってみたいなあ。「芝浜」(「よそう。また夢になるといけねえ」)とか、生で聞いてみたいのです。