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養老渓谷「滝見苑」にて
朝食
養老渓谷「滝見苑」に滞在の今日。朝食
案の定早起きした私は、朝5時からいそいそと温泉に行って(さすがにまだ真っ暗……)、部屋でのんびり。
そう、この宿の部屋には、窓際の板張りのところが掘りごたつになっていて、座敷には座卓もあるものの、基本はこたつで寛げるようになっているのだった。これがすごく居心地良くて。
昨夜と同じ食堂でいただいた朝食は、こんな感じ。
炊き込み御飯と同じ羽釜で、今朝は白飯、お鍋まであって、「目抜けの葱鍋」ですって。
勝浦産の鯵の開きや、野菜は滝見山人が酵素畑で育てた地産のものだそう。
焼き海苔、生卵はお願いすれば持ってきてもらえ、脇のトレイには更に漬物(大根・梅干し)と納豆も乗っていた。
- 小付
- 三種盛り
茸味噌・小松菜お浸し・ひじき煮 - 台物
- 目抜けの葱鍋
- 焼物
- 勝浦産鯵の開き・出汁巻き玉子
- 煮物
- 信田巻き・人参・翡翠茄子
- 冷物
- 生野菜サラダ・ヨーグルト・フルーツ
- 食事
- 釜炊き御飯
いすみ産コシヒカリ使用 - 椀物
- 本日の味噌汁(しじみ)
献立表もしっかりあって、内容はこんな感じ。鯵の脂の乗り具合がとても素敵で、米飯が進む幸せなおかず群だった。もちろん朝から綺麗に全部平らげた。
明るくなったお風呂も最後に堪能しないとね!と食後行ってみれば、嬉しいことに貸し切り状態。
やったあ、と、他の方が来ないうちにと、ぱぱっと数枚写真撮ってきた(素っ裸でスマホ持ってうろうろしたから寒かった……)。
木々が望める内風呂と、質素な木扉の向こうに広がる、紅葉に囲まれた露天風呂。
このお風呂の向こう、そして部屋の窓の向こう側が川だったので、粟又の滝の水音が常に聞こえて来て。
自然に囲まれた最高に贅沢な空間で、宿の方達の応対も心地良いもの。
気になっていた勝浦の宿はもう満室だよう、なんて言いながら探して予約した宿だったのだけど、来て良かったな。
「道の駅たけゆらの里おおたき」にて
豬からあげ定食 \1000
チェックアウト後は、この界隈の観光をしつつ、遅くならないうちに帰路に就く予定で。豬からあげ定食 \1000
近隣の駐車場がまだ開いていなかったから車で通り抜けるにとどめたここは、「2階建てトンネル」として有名な向山トンネル。
かつては一般的な素掘りのトンネルで、西側出口は上部のトンネルが使われており、昭和45年に利便性のための道路改良が行なわれた結果、掘り下げた別の出口が設けられ、上側がそのまま残された……という経緯だそう。
そしてトンネルから数百メートル北上したところにあるのが「出世観音 養老山立國寺」。
参道……と言って良いのだと思うのだけど、見事な2連の太鼓橋を渡った後は、湧き水で足元が湿った階段(一部は崩落していて鉄骨で補修されていたりして)を上りに上って、薄暗いトンネルを抜けた先にお堂に辿り着く。
源頼朝が源氏の再起を願って三日三晩観音経を唱えたのがこの地なのだそうで、「開運招福の守護神」「出世観音」となったのだとか。
出世や金運上昇を願う人が遠方からも訪れる、関東では知る人ぞ知るパワースポット……なんですって。
事前に検索して、このお寺の御朱印が非常にかっこよかったので……という俗っぽい理由で、御朱印もいただいてみた。
割合とさくさく散策は進み、じゃあこのまま北上してチバニアンを目指しましょうかということに。
私有地が、とか、地権者が……などというニュースもけっこう耳にしていたチバニアン、訪れてみたら駐車場も整備されてビジターセンターなるものも整えられていて、駐車場には仮設トイレまで並んでいた。
ビジターセンターで訪問者登録をしてからは、また坂を歩いて歩いて(さすが渓谷、養老渓谷はどこも高低差すごい)、川べりに。
そも、この界隈にチバニアンがあったとは全然知らなかった私たち。
往路に看板をみつけて「え?チバニアンだって」「ここだったんだー」「帰りに寄ろうか」なんてノリで来たものだから、「こちらのルートは長靴必要」な看板にも「長靴なんてないねえ」言いつつ、それでも無事滑ったりすることもなく地層見学をすることができた。
道中の看板、あちこちに記された「すべっても+ころんでも=すべて自己責任」の文字に笑ってしまいつつ。
目で見てあからさま地層!というほどには層になって見えないけれど、うっすらと境界線。
「約77万年前に起きた最後の地磁気逆転現象前後の連続的な海底堆積層」と説明を見てもピンとは来ないものの、そんな時代の地層が地上で観察可能なのはすごい事なんだなというのはうっすら理解できる。
白尾火山灰層があることで視覚的にも見やすく、年代が特定可能で、当時の環境変動を復元できる微化石や花粉化石も良好に保存されていることで、希少性重要性が認められたんですって。
それにしても、浅く穏やかな流れの川水が実に実に綺麗で、丸く綺麗に浸食された川底の感じも美しく。
今が12月じゃなくて夏のサンダル履きとかだったら水に足入れてみたかったな。
そんな感じで養老渓谷周辺を満喫した後は、東に移動して「道の駅たけゆらの里おおたき」に。
この界隈では比較的大きな道の駅で、お値打ちなキャベツや長ねぎ、ついでに冷凍猪肉なども買ってしまいつつ、地元大多喜町で捕獲された肉を使ったのだという猪定食をいただいてきた。
豬肉のからあげに、猪メンチ、米も大多喜町産コシヒカリですって。
メンチカツは驚きの肉汁の多さで、旨味もしっかり。塊の豬肉を囓る経験はそう多くなく、生姜が効いて歯応えのある唐揚げも美味しかった。
この界隈、動物注意の看板は豬や狸が多くて、なるほど、いっぱいいるんだねえ、と。
豬肉は"ももブロック"なんていうのも冷凍で売られていて、ちょっとそわぁとしてしまったのだった。でももうすぐラム肉が3kg強届くので今日のところは我慢して。
もつ鍋
(牛小腸・豚肉・木綿豆腐・キャベツ・にら・ちゃんぽん麺)
日本酒(長野 尾澤酒造場 十九 熊猫 300)
そんなこんなで、帰宅は14時少し回ったあたり。(牛小腸・豚肉・木綿豆腐・キャベツ・にら・ちゃんぽん麺)
日本酒(長野 尾澤酒造場 十九 熊猫 300)
夕飯は家で食べられるね、冷凍庫整理でもつ鍋しましょうかと、佐賀県上峰町からのふるさと納税返礼品「12人前 国産小腸の絶品塩もつ鍋(小腸1.2kg)」のもつを2パック解凍して、もつが苦手な息子のためにと豚薄切りも入れることに。
1万円の寄付で、
- 牛小腸(国産) 300g×4パック
- 濃縮塩スープ 600ml×1パック
- ちゃんぽん麺 115g×5玉
- 鷹の爪
- すり胡麻
が届いたのだから、これはかなりお値打ちだったと思う(届いたのが私不在のタイミングでだんなが冷凍庫にしまっていてくれたので写真残ってないのだけども)。
濃縮スープは1パックだけど注ぎ口がついているから複数に分けて使っても問題なさそうで、ただちゃんぽん麺も5玉がくっついてのものだったから、これは一度半解凍にして使う分だけ割ってからもう1回冷凍しておいた。
若干小ぶりなカットだったものの、もつはしっかり美味しくて、スープも好みな方向の味で良い感じ。
水炊きも最高にキャベツを美味しく食べる鍋ものだと思うけれど、もつ鍋も同じだと思う。にんにく風味の塩味スープにキャベツが合う合う。