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虎ノ門「ホテルオークラ東京」内「Orchid Room」にて
パパイアヨーグルト \1260
フレンチトースト 2p \1,785
紅茶 \945
「やっぱりホテルは2泊はしなきゃ!」という母の音頭で2泊した、楽しいジュニアスイートルーム滞在も今日でおしまい。今日の午後にホテルを発ったら、母はそのまま秋田に戻る予定だ。パパイアヨーグルト \1260
フレンチトースト 2p \1,785
紅茶 \945
「ホテルオークラの名物の一つがフレンチトーストらしいよ?」
webサイト見たら予約した方が良いみたい……と、母に伝えたら「あら素敵。じゃあ食べましょう、予約しておいて」とのこと。
「あと、あれじゃないの?ホテルオークラに泊まるんだったら、あの飲茶食べ放題は行かないの?行くもんだと思ってたわ?」
とも言われたので、「じゃあ、朝御飯にフレンチトーストで、昼に飲茶食べ放題にすればいいのかな……朝ブッフェじゃないから、まぁちょうど良いのかしら」と、そんな感じに朝と昼の予約を入れておいた。
予約しておいた朝食の時間は8時。ちょっとのんびりめに起きて、本館のロビーフロアにある「欧風料理 Orchid Room」に向かった。ブッフェ朝食のレストランとはうって変わって静かで、そして面白いことに欧米人のお客さんが多い(昨日大騒ぎしていた、かの国のお客さんは見当たらない……)。
予約していたのは私と母の分のフレンチトースト2皿。「僕はフレンチトーストじゃなくて別のが良いなー」と言っていた息子は、メニューを見てアメリカンブレックファーストを選択。
私と母は、
「フレンチトーストだけじゃつまらないかな」
でもきっと、フレンチトーストはけっこうな分量があると思うから、追加するにしてもフルーツくらいにしておいた方が良いかもだよ……?と、母はフルーツプレート、私は「パパイアヨーグルト」をフレンチトーストの前に持ってきてもらうことにした。
で、やってきたパパイアヨーグルト。
てっきり「パパイア in ヨーグルト」もしくは「パパイア with ヨーグルト」だと想像していたのだけれど、目の前に出てきたのは「ヨーグルト in パパイア」。
「わぁ!パパイアでっかいな!」とびっくりしつつ、卓上に置かれたヨーグルト用のシュガーをパラっとかけていただいたのだけど、砂糖など要らないくらいにパパイアが甘く熟れていて美味しかった。スプーンだけで簡単にこそげる果肉を削ってはヨーグルトに絡めて、もぐもぐ。
この美味しいパパイアももちろん、マンゴーやキウイ、苺、ブルーベリー、葡萄、りんご、オレンジにグレープフルーツにと数切れずつ美しく盛られた母のフルーツプレートも美味しそうだった。
そして待望のフレンチトースト。
事前に写真で見て知ってはいたけれど、私の知るフレンチトーストとはまるで違う、この分厚さ。
まるで卵焼きのような、厚みのある直方体のパンがどどんと2切れやってきた。別添でバターとメープルシロップ。
表面こんがり、中はふっくら焼き上がって、見事に卵液が中まで染みたそれは仕込みに丸1日をかけているのだそう。
この厚みの感じとか、中まで卵液がこれでもかと染みた感じとか、かなり独特なフレンチトーストだから好みが分かれるところかもしれないけれど(私が作るフレンチトーストはたいていバゲットを使ったものだし)、私はすごく美味しいと思った。「これぞフレンチトースト」というのとはまたちょっと違うのだけど、「フレンチトーストとしてこういう方向もあり。すごくあり」という感じ。
外側はカリッと、そして中はぷるんぷるんのプリンのような食感のフレンチトーストは、メープルシロップの甘さともお似合いで、シロップをたっぷりしっかりかけながらいただいた。おいしかったー。
虎ノ門「ホテルオークラ東京」内「Starlight」にて
頂級飲茶 蘭 \3150
グラスビール
中国茶(烏龍)
朝食後は、「楽しかった数日間もおしまいかー」と惜しみながら、帰りの荷造り。頂級飲茶 蘭 \3150
グラスビール
中国茶(烏龍)
お菓子やら服やら息子の靴やら、行きの荷物と比べると随分増えてしまったから、ホテルで段ボールを貰って母も私も宅急便で荷物を送ってしまうことにした。底にガムテープを貼って組み立ててもらった段ボールをベルデスクで受け取って、部屋で荷造り。詰め終えたところで「宅急便お願いしますー」とベルデスクに連絡したら、部屋まで集荷しに来てくれた。配送料の集金もその場で。これはたいそうらくちんだ。
チェックアウトしてから向かったのが、本館の上階にあるカジュアルめな中華料理店「チャイニーズテーブル Starlight(スターライト)」。
50種類もの飲茶が食べ放題で楽しめる「頂級飲茶」は一番シンプルなプランで3150円から。サラダと「本日の点心4種類」がやってきた後にオーダー制の飲茶食べ放題になる。
今日の点心4種はこんな感じ。
蒸しものは、リストにはないものだったと思われる、豚肉ベースの蒸し餃子と、貝柱入りの焼売。
揚げ物は「脆炸粉果」(海老入り揚げ点心)と「芝麻蟹盒」(蟹肉入り挟み揚げ胡麻風味)。
最初に揚げ物が出てくるあたりが微妙にずるいのよねと今回も感じてしまいつつ、しかも今日のこの揚げ物は揚げたてではなく冷めかかったものだったから、余計にしょんぼり。
でも、揚げ物はともかく、蒸し物は2点とも美味しかった。あまり飾らない感じの、でも香港のレストランでいただくような、本格的な味の点心。
今回は朝にしっかりフレンチトーストを食べてしまったこともあり、何よりも連日のご馳走続きで胃腸も疲れ気味だったこともあり、「無理してたくさん食べずに軽くにしようね」と。私も今日は無理せず、食べたいものをほどよい量、食べたい分だけいただいた。
今回の食べ放題メニューはこんな感じ。一口でも食べたもの(大きな肉まん、息子が注文していたので一口だけ囓らせてもらったりした)に丸をつけたけど、本当に今回は控えめだった。後から書いている今となっては「もっと食べておくべきだったー」とか思うわけだけども。
- 蒸点心(蒸し点心)
- 鮮蝦餃皇(広東風海老の蒸し餃子)○
- 干貝焼売(焼売)○
- 蝦仁焼売(海老焼売)
- 鮮翡翠餃(蒸し餃子 翡翠仕立て)○
- 滑肉包子(肉入り饅頭)○
- 叉焼包子(チャーシュー入り饅頭)
- 潮州粉果(五目入り辛蒸し点心)
- 焼小籠包(焼き小籠包)
- 潮州粉果(五目入り辛蒸し点心)
- 糯米珍珠(海老、豚肉のもち米蒸し)
- 蓮葉米鶏(鶏肉ともち米の蓮の葉包み蒸し)
- 精蒸花捲(中華蒸しパン)
- 梅子排骨(スペアリブの梅肉蒸し)
- 蛎油牛肉(牛肉の包み蒸しオイスターソース)
- 豉蒸牛肚(ハチノスの中国黒豆蒸し)○
- 紅焼猪脚(豚足の醤油煮込み)
- 紅焼腐皮(巻き湯葉の醤油煮込み)
- 姜葱大蜆(アサリの葱・生姜蒸し)
- 干貝焼売(焼売)○
- 煎点心(煎り焼き点心)
- 煎韮菜餅(豚肉とニラの香港餃子香り焼き)
- 煎水晶蝦(海老の煎り焼点心)
- 煎水晶蝦(海老の煎り焼点心)
- 炸点心(揚げ点心)
- 煎蘿蔔糕(大根餅)○
- 叉焼酥角(中国風チャーシュー入りパイ包み揚げ)
- 麺包貝球(帆立、イカのパン包み揚げ)
- 脆炸春巻(春巻)
- 炒咖哩角(カレー入り包み揚げ)
- 脆炸粉果(海老入り揚げ点心)○
- 咸水角子(変わり揚げ餃子)○
- 峰巣芋角(タロ芋の蜂の巣揚げ点心)
- 炸腐皮巻(湯葉巻き揚げ)
- 芝麻蟹盒(蟹肉入り挟み揚げ胡麻風味)○
- 叉焼酥角(中国風チャーシュー入りパイ包み揚げ)
- 小吃(小皿料理)
- 辣白菜(白菜の甘酢漬け)○
- 清白海蜇(刺身くらげ)
- 涼拌木茸(木くらげの和えもの)
- 麻醤鶏片(鶏肉の胡麻ソース炒め)
- 蝦米白菜粉絲(干し海老入り白菜と春雨の煮込み)
- 鮮炒時菜(季節野菜のさっぱり炒め)○
- 麻蓉蝦仁(海老のマヨネーズソース)
- 芝土乾焼蝦仁(とろけるチーズ入り海老のチリソース)○
- 麻婆豆腐(麻婆豆腐)
- 黒椒牛肉(牛肉黒胡椒炒め)
- 清白海蜇(刺身くらげ)
- 甜品(デザート)
- 香芝麻球(胡麻付き揚げ団子)
- 焼菓子(焼き菓子)
- 黒芝湯圓(黒胡麻入り白玉団子きな粉風味)○
- 馬拉蛋糍(中国風カステラ)
- 豆沙包子(あん入り饅頭)
- 杏仁豆腐(杏仁豆腐)○
- 椰汁西米(タピオカ入りココナッツミルク)
- 茘枝愛玉(愛玉子のライチ風味)○
- 杏仁雪糕(杏仁アイスクリーム)
- 黒芝雪糕(黒胡麻アイスクリーム)
- 芒果冰淇(マンゴーシャーベット)○
- 焼菓子(焼き菓子)
小皿に盛られた一品料理でも、この量で1人前だから、「この料理、私一人しか食べられる人がいないしなぁ」という品でも遠慮無く注文できるのがこの食べ放題の嬉しいところ。
見た目ではさほどチーズの存在は感じられなかったけれど、箸を入れると見事にぴよーんと伸びる、とろけたチーズの存在感。チーズ入りの海老チリってどうなの?と最初は思ったけれど、食材の組み合わせ的に似合わないはずがなく、じんわり辛い海老チリソースが良い感じにマイルドになって美味しかった。
というわけで、「これは絶対私しか食べる人がいないよね」と思いながら注文した「豉蒸牛肚(ハチノスの中国黒豆蒸し)」。
事前にハチノスが豆鼓で味付けされていた感じではなく、味付けなしで煮るなり蒸すなり、下処理しておいたハチノスを、注文を受けてから豆鼓ソースで和えて蒸しました……みたいな感じの品。
でも、こっくり味の豆鼓ソースを絡めて食べるハチノスは充分に味が染みていて良い感じ。
好物の大根餅や咸水角もいただけたし、デザートには大好物の「黒芝湯圓」もいただけたし、最後の食事も美味しくて楽しめてめでたしめでたし。
平日ランチということで、数日前の予約でもすんなり席が取れたのも何よりで、でもお店を出る頃にはすっかり満席になっていた。
「成城石井」の
鶏つくねと根菜のあんかけ丼
サーモンと玉ねぎのマリネサラダ
麦茶
「ホテルオークラ東京」の
レモンパイ
アイスティー
楽しかった数日間もあっという間。ホテルを発つ直前にホテル内のケーキショップで最後にケーキと明日に食べるパンを買って、タクシーで東京駅まで。息子に荷物を託して先に帰らせた後は、母の新幹線の時間まで、少しばかり丸の内界隈を散策。鶏つくねと根菜のあんかけ丼
サーモンと玉ねぎのマリネサラダ
麦茶
「ホテルオークラ東京」の
レモンパイ
アイスティー
我が家にあった野菜チップを美味しい美味しいとつまんでいた母に、「あのチップ、この店の福袋に入ってたのよ?」と「DEAN&DELUCA」に連れて行き(「ベジタブルチップス」と「根菜チップス」、それに「フルーツチップス」と数種類売られていて、母大喜び)、数日前に歩き足りなかったということで新丸ビル内もちらっと散策。
帰りがけ、
「もう夕方だし、夕飯のお総菜も買って帰っちゃえば良いじゃない」
と母に言われて、
「うーん……そうしようかな……」
と、成城石井でお弁当の類を見繕って帰ることにした。
まだまだお腹いっぱいだし、ケーキも買ってしまったしで、夕食は軽くで良いなと、「鶏つくねと根菜のあんかけ丼」を息子と分けるつもりで1個購入。さっぱりしたサラダっぽいのも欲しいなと、玉ねぎたっぷりのサーモンマリネも1パック。
購入したお総菜と、母が買ってくれたDEAN&DELUCAのフルーツチップと、ホテルのケーキとパンの袋を抱えて(うわ、食べ物ばっかり……)、あと十数分後に新幹線の時間が迫った母と別れて帰路についた。
帰宅してから洗濯して掃除して猫の世話して、でも息子も私も夜になってもいまいちお腹が空かず。
やっぱり軽くで良いねと、つくね丼は息子が8割私が2割くらいで盛りつけ、サーモンマリネは1パックの半量を更に半分こ。成城石井はお総菜も案外ちゃんと美味しくて、つくね丼もなかなか自然な味で悪くなかった。
で、食後にホテルオークラ東京のレモンパイ。
ホテルオークラ東京には「絶対の一品。」と銘打った名物料理の数々があって、レモンパイもそのうちの1つ。館内でリーフレットを見て、食べてみたいなと買ってきてみたのだった。
1カット525円で、半世紀変わらないレシピなのであるらしい。
しっかりめに焼いたパイ生地にレモン風味の滑らかな生地。上には焼き色をつけたメレンゲがたっぷり。
あんまり酸味が強すぎないといいなー……と思いながら口にしたのだけれど、ほどよい甘さでほどよい酸味。レモンの風味は強いものの強すぎる酸味や青臭さはなく、マイルドな味わいだった。「レモンクリーム」というよりも「レモンプリン」とでも言うような口当たりの生地で、「今時」ではない、なんともレトロなケーキ。でもすごく美味しかった。
「ん!これは美味しい……。うん、美味しい」
「僕もこのケーキは好き」
と息子と2人、デザートを堪能。
ホテルオークラは繁華街の近くというわけではないからなかなか「ついでに買い物」というわけにはいかないのが難点。でもあの美味しいコンソメスープはだんなにも是非味わって貰いたい(&私ももう一度いただきたい)から、遠くないうちにまたホテルに来たいなと。