2018年7月11日水曜日

熟成酒の夜

「カトランベーカリー」のバターロール
「Pasco」の黒ゴマ&チーズパン
刻みベーコン入りスクランブルエッグ
白桃
アイスカフェオレ
今朝は昨日に続いて同じバターロールなので、せめておかずは別にしましょうかと、ベーコン入りスクランブルエッグにした。
 
私もスクランブルエッグは大好物なのだけれど、なんでか知らないけれどスクランブルエッグって目玉焼きより食べた時の満足度(満腹度?)が低くって。スクランブルエッグにするなら1人あたりの卵の量を1.5個か2個くらいにしたいよなぁなどと思ってしまう。
 
まだ残っていたパスコのチーズパンと、甘い白桃も剥いて出して。
錦糸町「LITTLE SAKE SQUARE」にて
 店長山本の熟成隠し酒飲み比べ \3500
 
 持参おつまみ
     麦チョコ
     鶏皮ぱりぱり、食べる削り節
     味付うずらたまご
     刺身盛り(大とろ、しまあじ、サーモン)
     和牛の低温調理 サラダ風
     奈良漬(きゅうり・大根)、いぶりがっこ
     いかなごのくぎ煮
     ねぎたく巻き
今日は、楽しい企画があったので、だんなと2人で錦糸町の日本酒飲み放題スペース「LITTLE SAKE SQUARE」に。
 
我々にとっては楽しすぎる企画の「店長山本の熟成隠し酒飲み比べ」というそれ、でも世間的にはニッチすぎるのか、3日間開催された最終日の今日のお客さんは10時頃までは私とだんなを入れてたったの5人!(常連さんが最後にちらちらやってきて、最終的には10人になったけれども)
 
しかも序盤1時間ほどはお客さんは私たちだけで、店長さんとお酒の話をしまくっていた(主にだんなが)。
 
午前中のうちに魚屋に行ったり、低温調理器を使ったりで持ち込んだ今日の酒の肴はこんな感じ。
 
わさびドレッシングを絡めたミックスリーフの上に低温調理の和牛の薄切り。肉用のたれは、九州醤油にトリュフ塩を混ぜて、「なんちゃってトリュフ醤油」にした。
 
熟成酒ならということで、奈良漬やいぶりがっこ、そしてこれは鉄板の「麦チョコ」。熟成酒にはチョコレートが素晴らしくよく似合う。
 
美味しいですよ合いますよと他のお客さんにもふるまったらヨーカドーで買ってきた麦チョコ袋はあっさり空になったのだった。
麦チョコ、日本で最初にこれを作った「レーマン」のものを食べてみたいのだけど、この界隈では上野松坂屋でしか買えないらしく。いっそ通販してみようかしら(でも今の時期はクール便必須との事……ですよねー……)。
 
そして、お酒はどれもこれも幸せに美味しかった。
 
もうこれ、酒蔵の方はこうして飲むことを想定してないよね?みたいなのが盛りだくさんで。
 
しっかり古酒の風格が出ているものだったり、思いのほか軽めの口当たりのがあったり、年違いのものを3本飲み比べても直線上に味が違うというわけではなかったりで、おもしろい。
 
人数が少なかったこともあってか、「これ、開けちゃいましょうか!?」と店長が出してくれたのが、古酒といえばこの蔵、の「達磨正宗」の古酒セット。
 
水色が実に綺麗で、3年、5年、10年、20年とグラデーションのよう。
 
20年古酒ともなるとこってり甘くカラメルのような、上質の紹興酒のような風味になって、もういっそバニラアイスクリームにどぼどぼかけて食べたくなる感じ。
 
4種全部味見できて、しあわせだった。
 
これは愛知の長珍、純米無濾過生の阿波山田錦65の27BY、28BY、29BY。
 
28BYが「おおっ!」と前のめりになる美味しさなのに、じゃあ27BYはもっと凄くなっているかというと、案外そうでもなくて。
 
「5年後にまたお顔を見せて欲しいかな?」
という印象だったりするのが面白かった。
 
香川の悦凱陣、山廃純米、赤磐雄町の27~29BY飲み比べもあって、これも28BYが美味しかったんだよね。
この年の米の味が全体的に良かったということなんだろうか。
 
もう終盤は相当に酔っ払っていて何を飲んだかのメモも曖昧なのだけど、
旭日の純米大吟醸原酒26BY(出品酒)がうま!とか、
新政 陽乃鳥 なかどりがバケツで飲めるほど好み!とか、
赤武 極上ノ斬がこれまたすこぶる旨さとか、
寝かせておいた新政 立春搾りは……んんん、もっといけるんじゃないかな、とか。
あ、乗った勢いで開けてくれた十九の入道雲は、今年はあんまり美味しく感じなかった。……残念。
 
そんな感じだったらしい。
 
店長曰く、店を始めてトップ3に入るくらいのカオスな夜になったらしい今夜。
 
「瓶の上部(上澄み)と中の部分は味が違うのか」(←面白いくらいに別の味だった)を何種類かのお酒で試してみたり、古酒も次々お燗につけてみたり。
 
「無い!この酒はちょっと無い!」なんてげらげら笑うしかないような酒も登場したりして、6時前から10時過ぎまで、4時間半ほども楽しんできてしまった。
いやあ、楽しかった。
 
本日の名言としてメモに残っていたところによると、
「生酛は強い子」
なんだそうです。