2023年1月8日日曜日

六本木でブランチを

お久しぶりのフレンチを楽しみに、六本木。
※今日の写真はクリックすると大きくなります※
「木村屋總本店」の
 四角いハムたまご \341
 酒種あんぱん いちじくきなこ \270
ヤクルト1000
カフェオレ
一昨日は新宿伊勢丹に寄ったついで、惣菜パンも色々揃ってる「木村屋總本店」でお買い物。
 
本当は昨日の朝食べるつもりで買ったのだけど、七草粥の日だというのを忘れていたので、日延べして今日食べたという次第。
 
「四角いハムたまご」は卵サラダたっぷり、8cm四方くらいのかわいい直方体のパン。見た目はちょっと地味だったけれど、中はしっかり具沢山で良い感じ。
 
そして新商品の「酒種あんぱん いちじくきなこ」が、「あ、これ絶対食べたい」と、木村屋に寄るきっかけになった品。
 
白こし餡とラム酒漬けのいちじく、きなこ、バター、黒蜜を合わせた餡を風味の良い酒種生地で包み、ラム酒漬けのいちじくをトッピングしました。
 
というもので、和風なような洋風なような、不思議な風味。
ほんのりラム酒が香って、ドライいちじく特有のねっとりとした濃厚な甘さがあって、どこか和菓子のような味わいで。美味しかった。
 
さて今日は六本木にお出かけー。
六本木「ザ・リッツ・カールトン東京」内「TOWERS」にて
 Towers Brunch \9500
 スパークリングワイン(Cremant d'Alsace Albert Mann Extra Brut 2019) \2194
今月で有効期限が来てしまう、"2万円以上のお食事で1万円割引"というSPG系のホテルダイニングクーポンが手元にあって。
 
ホテルのレストランだったらディナーで1人1万円なんてすぐ越えてしまいそうだし、だったら良いめのランチの方が満足度高いのでは……と色々考えて、「ザ・リッツ・カールトン東京」の「ビストロノミー TOWERS」のブランチが幸せなんじゃないかなあと予約した。
 
9500円の「Towers Brunch」は、
 
  • ベーカリーセレクション
  • 前菜の盛り合わせ
  • セカンド
  • メイン
  • デザートトロリー
 
という内容で、トロリーということは、デザートは好きなものを選んで複数いただける感じのものですか!?とテンション上がったのだけど、残念、見本が目の前に出てくるだけで、実際食べられるのは1種類だけだった。
 
ネットで検索したところによると、以前は"好きなものを好きなだけ"スタイルな時期もあった風に見えるけど。残念。
 
でもプリフィクススタイルの料理はどれも美味しかったし、パンがまた最高に良かったし、素敵なプレゼンテーションの前菜も良い感じ。
 
だんなと2人でフレンチはなかなか機会もないので、年明け早々、とても良い時間を過ごせた。
 
最初に選べたパンは4種類……だったかな。パン・オ・ショコラを。 前菜が出てくる前、パンをどうぞと選べたのが、確か4種類。
 
マフィン系が2種類に、大ぶりのクロワッサン、そしてパン・オ・ショコラ。
 
カンパーニュは焼き上がり待ちとのことで、それじゃあと腹ぺこだったのでいきなり初手からパン・オ・ショコラを貰ってしまった。
 
しっかりめのサイズで、お手本のような綺麗なパン・オ・ショコラ。
 
バターの風味も濃厚で層も美しく、さくっくしゅっと解けるような食感で、これがいきなり美味しくて。
 
で、流れるようにパンをおかわり……。 で、飲むような勢いでパン・オ・ショコラが消えてしまったものだから、前菜食べつつ、流れるようにおかわりパンを貰ってしまった。
 
もうこれは絶対クロワッサンが美味しい予感しかしない、ということで、クロワッサンと、焼き上がって出てきたカンパーニュ。
 
クロワッサンはこう、しましまな感じ(?)に卵黄が塗られて艶感があって、さっくさくのもっちもちな、パーフェクト食感。
 
カンパーニュもまた、独特のねっちり感があって、どちらも素敵に美味しかった。
 
マフィンもきっと美味しかったのだろうなあ……食べれば良かったかな……と思いつつ、目の前には迫力の2人分盛りの前菜皿(今日の一番上の写真)もやってきていて。
 
中央の銅鍋に入った白いふわふわは、わさびの風味の帆立のタルタル、脇はトマトのムース……だったかな。
 
かぼちゃのポタージュ、ビーツのムース、鰹のたたき、野菜のピクルス、ミズダコのマリネ、きのこの生ハムの風味のメレンゲ、という感じだった。
 
野菜も多いし、味のメリハリが素敵だし、茗荷や白胡麻など、和の食材もさりげなく使われつつ、土台はフレンチで、という風で、どれも美味しいし、一口サイズとはいえこれだけの品数があるとけっこうなボリュームだしで、これは最初の皿からテンションも上がってしまうというもので。
 
セカンドのお皿は、穴子にしてみました。 続く"セカンド"の皿は、3種類からの選択。エッグベネディクト、穴子のクリスピー、スペシャルディッシュはポロ葱のヴィネグレットで、これは追加料金1200円。
 
メニューには「穴子のクリスピー グリーンペッパーソース、ハーブサラダ」という端的な説明しか載っておらず、どんな料理かな?穴子大好きだし問題無いな?……と頼んでみたら、これもまた幸せに美味しかった。
 
穴子と茄子がライスペーパーでくるまれていて、それがこんがりと揚げられているという品で。
 
爽やかな緑のソースに、サラダ風にリーフサラダが添えられて、穴子も茄子もとろけるような口当たり。
 
前菜こそ品数豊富で華やかだったけれど、他の皿はデザートも含め、あまり装飾過多ではない"美味しいお料理、以上!"な雰囲気で、それがまた好ましかったりした。
 
こう来たか……という、どーんとソーセージ1本のお皿。 そしてメインは5種類からの選択。
 
クエのライスクリスピー、牛ほほ肉の赤ワイン煮込み、子羊のソーセージ、和牛サーロインのグリル(+\2900)、スペシャルディッシュは黒毛和牛テンダーロインのロースト(+\4500)。
 
お魚は、本来はサワラを使っているところ今日はクエということで、ものすごく気になったのだけど、ラムもソーセージも好きな私としては、子羊のソーセージ一択で。
 
やってきたのはこんな風にシンプル極まりないお皿で、ジューシーなソーセージはほんのりカレーっぽいスパイス香。
 
滑らかなじゃがいものソースに散らされているのはパプリカパウダーで、同じくパプリカを甘く煮込んだものがポテトの下にたっぷり潜んでいた。
 
赤と茶色とクリーム色と、全体的に食欲を唆る色だけで構成されていて、そして食べ応えもしっかり。
 
だんなが頼んだ牛ほほ肉は、赤ワイン風味がそれほど奥まで染みてる風ではなくてそれが逆に肉の味を表に出している風で。
 
一口ずつ交換したのだけど、添えられていた"ライスクリーム"が、ふわっとしたお米のソースのような感じで、これがすごく良い感じだった。
 
デザートは栗のミルフィーユ。栗もミルフィーユも好きな私にはたまらない組み合わせ。 食後のエスプレッソをいただきつつ、デザートの選択肢は季節柄ベリーものが多かったかなという印象。
 
柑橘のムースっぽいのにも心惹かれつつ、でも私もだんなも「これでしょう」「これだよね」と栗のミルフィーユにした。
 
層が横になっている珍しいスタイルで、トッピングのみならず、パイ生地の隙間にも栗のクリームが挟んであって、刻んだ甘露煮もたっぷりと。
 
パイ生地の端に薄くカシスのソース(だったと思う、多分)が塗られていてその酸味と香りも良いアクセントだった。
 
美味しかった、満足ー!と、食後は隣接の「東京ミッドタウン」をちょっとぷらぷら。
 
セール期間ということで、インテリア雑貨のお店などを見て歩きつつ、でも結局、足を向けてテンションが高くなるのは地階の食品系……という。
 
ミッドタウン東京で買ったもの。ぜーんぶ食料品……。 ちょうど「TOKYO MIDTOWN 2023 新春抽選会」なるものが開催中で、館内で期間中5000円以上の買い物ごとに1回、抽選会に参加できるんですって。
 
特賞はザ・リッツ・カールトン東京のスイートルーム宿泊券。
 
ちょうど5000円ちょっと越えるくらいのお買い物をしたから、「てんぷら山の上のお食事券が欲しいなー!欲しいなー!」と念じつつデジタルくじを引いたら、1944円相当の「茅乃舎」のだしが当選した。
 
他にもとらやの羊羹とかなども景品にあったとはいえ、ボールペンや食器やバッグや隣接のスケートリンクのチケットなども当たる可能性はあったのに、やっぱりここで食べ物系が当たってしまう自分の引きに笑ってしまいつつ。
 
買ったものは特売品だったり見切り品だったり、他ではあまり見ないお酒だったりで、大変によき買い物が出来てしまった。
 
特に、お店のお姉さんに色々お話を聞きながら買ってきた「ふくどめ小牧場」の品が大変に良い買い物で。
 
あんまり美味しいから年末に多めに仕入れていたら賞味期限が迫ってきてしまって、致し方なくの値下げなのだと伺って、ありがたくハムやリエットをいただいてきたのだった。
 
DEAN&DELUCA
缶詰 サバのエスカベッシュ \900→\540
缶詰 ハイナン チキンライス \1000→\700
ふくどめ小牧場 豚肉のリエット \900→\720
ふくどめ小牧場 ジャンボンドノエ \672→\537
平田牧場
日本の米育ち三元豚 焼きハンバーグ(105g) 2×\432
日本の米育ち三元豚 煮込みハンバーグ(135g) 2×\432
→4pで\1080
SAKE SHOP 福光屋
福正宗 純米吟醸にごり酒・生 しろき \1313
福正宗吟醸酒粕 \380
 
最後は、銀座三越に寄りたいというだんなと、デパ地下もちらっと覗きつつ夕方早めに帰宅。
 
美味しいもの食べに行って、美味しいもの抱えて帰ってきた日。
残りものいろいろ
「ふくどめ小牧場」の
 豚肉のリエット w/バゲット
「和食屋の惣菜 えん」の
 茄子のたたき生姜ダレ だいだいの香り
「魚久」の
 粕漬け味噌漬けいろいろ
日本酒(長野 尾澤酒造場 十九 まーべらす)
日本酒(大阪 山野酒造 片野桜 特別純米無ろ過生原酒 雄町 直汲み)
息子外出ということで、だんなと2人の夕御飯。
 
昼重めだったから軽めでいいねーと言いつつ、夕飯用にと買ってきたのは三越地下で買ってきた「和食屋の惣菜 えん」 の茄子料理だけだったのだけど、買ってきたリエットとか、福袋の粕漬けとか色々出したら御馳走になってしまった。
 
焦げないようにとよくよく用心しながら焼いた「魚久」の粕漬けの鮭の銀だらに、西京味噌漬けの本さわら。
 
粕漬けの専門店は色々あれど、我が家の気に入りはなんと言っても「魚久」で、甘さとか旨味とか、値段も良いからなかなか定価販売の方のは買えないけれど、もうもう最高……という感じ。
 
パッケージに残った粕も後生大事にとっておいて、帆立でも漬けて焼こうかしら、などと思っている。
 
茄子も1切れが大きくて値段も手頃、店名からしてそうかなと思ってたけど、「だし茶漬け えん」あたりと同じ系列であるらしく。
 
でも何より美味しかったのが、豚肉のリエット。
 
ぶっちゃけ、クリスマス頃からおいしいおいしいと食べていた「千駄木腰塚」の生ハムのパテよりも美味しいと思った。
 
香辛料やにんにくが強めに香るけど、肉自体の旨味が凄まじい。味見したうえで買ってきた品だけど、家で食べたら輪を掛けて美味しく感じた
 
「明後日、都内に出る時にまた買って来ない?これ」
とだんなに言われ、え、そこまでかと笑ってしまいつつ、それじゃあ明後日また六本木に来てみますか……。