2012年5月29日火曜日

友人とお出かけ♪

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イングリッシュマフィンのハムエッグサンド
いちごミルク
ペッパースモークハムが手元にまだ半分ほど。あまり日持ちしそうにないし、早めに食べないと、ということで、イングリッシュマフィンサンドにして食べることにした。今日はチーズ+ペッパースモークハム+スクランブルエッグ、という感じで。
 
ハム自体も胡椒胡椒した風味だったのだけれど、「ついでに卵にも入れちゃえ~」と卵にも黒胡椒入れたら、なかなかスパイシーなサンドイッチになってしまった。
 
そうそう、我が家の胡椒挽き、長らくchef'nのうさぎさんのを愛用していた(最近デザイン変わっちゃったみたいでこんな風になっちゃったらしい……デザイン的には昔の丸っこいのがかわいかったな……)のだけれど、さすがに10年選手になったせいもあってかたいそう扱いづらくなってきたので先日買い換えた。
 
密かに「胡椒挽きと言ったらプジョーでしょ」という憧れがあったのだけれど、プジョー社のはさすがのお値段。デザインも、クラシックなうねうねした形状のはあんまり好みではなくて、デザイン的にはOXOのが好きだなぁ……という結論に。
 
まぁ、OXOのだったら「使いにくい」ということは無いだろうし……と値段などを調べた結果、米amazonから通販すれば送料入れても国内で通販するよりも安く済むことがわかった。あるいは合羽橋あたりに行けばもっと安いのがあるかもしれないけれど、「合羽橋への交通費」を考えるとやっぱり米amazonのがお得かな、と。
 
そういうわけで黒胡椒用、白胡椒用、2つのミルの通販申し込みをし、数日前に届いたところ。期待通りに使いやすいし握りやすいミルだった。思う存分ガリゴリ挽けて、良い感じ~♪
銀座 「Le Chat Souriant」にて
 Menu Souriant \3780
 お勧め食前酒 \1600
 発泡水(Badoit) \800
さて、今日はお出かけ。高校時代の友人と1年ぶりくらいに会うことになって、稲毛の我が家に来ていただくのも歓迎だけど、せっかく平日だし週末より空いているだろう美術館とか行って美味しいもの食べようか、ということに。
 
お互いに「このレストラン、行ってみたかったの」という候補をいくつか挙げて(友人が候補に挙げてくれた神宮前の「le gaulois (ル ゴロワ)」もすごく気になった……いつか行きたいな)、私がチェックしていた「Le Chat Souriant (ルシャスリヨン)」という銀座のフレンチに予約を入れることになった。
 
プランタン銀座の裏手あたりにある、開放感のある1階のカフェが良い感じのこのお店、高級フレンチ「レカン」グループのカジュアル店だ。確か昨夏あたりにオープンした新業態のお店。1階でワインとおつまみでのんびり過ごす、という使い方もできるみたい。
 
レカン、本店はそりゃもう美味しかったし、上野のブラッスリーも良かったし(上野駅改札近くであの天井の高い空間はたいそう良い感じ……♪)、残念ながら撤退してしまったけれど、COREDO日本橋に入っていたカジュアル店も良かった(この店、お子様ランチもあってねぇ……750円で素晴らしいクオリティだったことに感動した)。
 
「料理は良いのに接客がなんかがっかり」「本店は良いけど手を広げすぎだよねー支店は良い店ないのよね」と言われちゃうような高級店も少なくない中、よくこれだけ良い人材集めるな、っていうくらいどの店に行っても接客が気持ち良いのも素敵な感じ。というわけでたいそう期待していた。
 
2階のレストランフロアは、多すぎず少なすぎずの適度な客席数で(2人がけテーブルが7~8つ、4人がけテーブルが2つ、くらいだったかな)、半数ほどの席が埋まって程よい賑やかさ。ランチメニューは、3780円の軽めのコースと、がっつりメニューの6720円コースの2種類。軽めと言いつつも、前菜2品に魚、肉、デザート、と一通り楽しめて3780円はけっこうお得だ。ただし、プリフィクスではなく、好き嫌いやアレルギーの対応はしてくれるけれど基本的には固定メニュー。
 
あとでお茶するだろうし、軽めのコースで良いよね~と、お勧め食前酒のすももシロップのシャンパン割をいただきつつ、久しぶりの友人との会話を楽しみながらのお昼御飯。美味しかったし楽しかった。このお店、母も好きそうだなー母が上京したら連れて来よう……と、心のノートにメモメモ。
 
で、いただいた料理はこんな感じ。
アミューズブーシュ
テーブルに置かれていた位置皿は鈍く光る金のラインが美しい、「いかにもレカン」的なお皿だったのだけれど、料理が始まると出てくるお皿は皆ストイックな白一色。でも皿の形がほのかにモダンな風合いで、レカン本店と比べて「若々しい」感じ。デザートの時に厨房から出てきて「いかがでしたか?」と問うてきたシェフも、お若い感じの方だった。上野の厨房に入っていたこともあるのだそうで。
 
で、アミューズはスプーンに乗った海老の一口マリネ、赤ピーマンのムース(ふわふわ!うま!)、フォアグラを巻き込んだシガレットサイズの細いパイ。
 
パンは、最初に出てきたのが胡麻を練り込んだ丸パンで、メインの前におかわりで出ていたのがロブションで出てくるみたいなプチバケット(うま!)。他のテーブルをちらっと見たら、更に「第3のパン」もあったみたい。「第3」までがんばって食べれば良かったかなぁ、なんて思ったり。
 
昆布〆とび魚のタルタル メリメロサラダ仕立て
銀座「Le Chat Souriant」にて、とび魚のタルタル~♪ 前菜は、グリンピースのソースを敷いた初夏らしい皿。
 
セルクルで綺麗に固めた円筒形の中には一口大のぷりぷりしたトビウオもたっぷりだけど、野菜もたっぷり。
 
アボカドに空豆にアスパラに、葉野菜色々、そしてエディブルフラワーも。前衛的すぎない「綺麗なお皿」で良い感じ。
 
黒鯛の炭火焼き ういきょうの香るソースヴァンブラン
銀座「Le Chat Souriant」にて。この黒鯛がすっごく美味しかったのでした。 じゅわっと脂が染み出てくるほどに脂の乗ったとろけるような口当たりが最高だった黒鯛のお皿。
 
上に乗ってるのはウイキョウのサクサク揚げ。つつくと崩れるほどにパリッと揚がったその下に、シンプルな炭火焼きの黒鯛。
 
その下にはパルミジャーノ・レッジャーノのリゾットで、更にその下にウイキョウたっぷりの魚のだしが効いた白ワインソース。
 
リゾットが出てくるなんてイタリア料理みたいねーと思いつつ、でもこの料理のメインの部分ははっきりと「黒鯛」で、そのメリハリも良い感じ。
 
うずらの天火ロティ 爽やかなレモンヴィネガーソース
で、メインディッシュは今日の一番上の写真。
見ためより「しっかりレモン」なさっぱりした味のソースがかかったうずらが1羽。
 
骨もついているけれど、「ナイフでするっと外れますので」とフィンガーボールの必要もない(ていうか出てこない)、お行儀良くナイフとフォークで最後までいただけるようになっていた。さすがだ。
 
皮は心持ちパリッと、中はふんわり焼けたうずらの味も良かったし、添え物のじゃがいも、キャベツ、蓮根のフライ(?)も1つ1つが凝っていた。
 
フレッシュいちごムースと柑橘のマリネ
銀座「Le Chat Souriant」にて、果物たっぷりデザート♪ デザートは、柑橘類といちごのムースの組み合わせ、というちょっと新鮮なもの。
 
柑橘は春がシーズンの「清見オレンジ」やルビーグレープフルーツなど。ピスタチオと自家製オレンジピール、ミントの葉を添えて、中央にいちごのムース。
 
上に乗ってるアイスクリームがねっとりとこくのある美味しいもので、これはバナナとシナモンの味。このアイスがたいそう良かった。いちごのムースよりもインパクトがあったくらい。チョコパフェとかにして食べたい感じ……。
 
ミニャルディーズ キャフェ
銀座「Le Chat Souriant」にて、食後のお菓子~♪ レカンオリジナルブレンドだというハーブティー(レモングラスが強くて、あとはカモミールなどが入ってるそう)いただきつつ、「食後のお菓子」まで登場。
 
一口サイズのクリームタルト、かなり濃厚なチョコレート(いわゆる「生チョコ」的な)、直立している一口サイズのマカロンに、グミのような食感のベリーのゼリー。
 
さりげなく「お代わりのお茶」も出してくださって、楽しかったランチはおしまい。そういえばお皿の出てくるタイミングとかもすごくちょうど良かったな-。
 
このお店、店名にさりげなく猫のシルエットが入ってたりするのだけれど、そもそもが「笑顔の猫」という意味の店名だった(帰宅してから調べた……)。
 
2階への階段脇に、愛嬌のある表情の猫のオブジェが並んでいたりして、ますますなんだか良い感じ。また来よう。
渋谷 ヒカリエ内 「Kailua Weekend」にて
 ハワイアンパンケーキ(マンゴー) \830
 フレッシュレモネード \500
午後は銀座から渋谷へ移動、気になっていた「レオナルド・ダ・ヴィンチ美の理想」展を友人と見てきた。
 
レオナルド・ダ・ヴィンチの作品は、「ダ・ヴィンチの真筆である」と確定するのがたいそう大変なのであるらしく、「下絵はダ・ヴィンチが描いたっぽいけど上は弟子が塗ったんだよ」とか、「真筆と思われてたけど弟子の作品だったよ」とか、「この構図を最初に考えたのがダ・ヴィンチだったんだよ」とか、色々あるらしい。
 
この展覧会はそうした周囲の人々の作品を並べつつ、ダ・ヴィンチの理想の美がどのへんにあるのか、を探る構成……という感じ。
 
あの時代にtwitterとかブログがあったら
「昨日から○○侯の絵頼まれて描いてるなう。もうなんか嫌になっちゃったから弟子に投げるなう」
とか、
「お師匠が下絵描いてくれたなう、これから色塗りするなう」
などと、赤裸々に動向が後世に残ったりするだろうに、「どういう課程で仕上げられた絵なのか今もっていまいちわからん」という作品があったりするということはその作品に関する日記などすら残ってないということなんだろうなぁ。
 
圧巻だったのはモナ・リザがずらりと並ぶ一角。それは一流の画家たちによる「模写」のはずなのに、各画家の好みが出ているようでとても面白かった。日本初公開だという「アイルワースのモナ・リザ」は、真作より目が大きく若々しい感じ。「美人」という意味では真作より美人かも……と思ってしまったり。
 
しかしダ・ヴィンチ、「女はほつれ髪がいい」「伏し目がちの目がいい」って、「大芸術家の言葉」と思って聞くから皆「ほほー」と思うけど、ノリとしては「ツインテール、テラ萌ゆる!」的な萌え心と根っこは一緒じゃないかしらん。そのあたりもまたちょっと面白かった。
 
で、歩き疲れて休憩。
 
「いやぁ、まだまだ混雑してるんじゃないかな」
「でも平日だし、ほら、みんなスカイツリーに流れてるよ」
「そういうものかしら」
 
とりあえず、行くだけ行ってみようかーと、新スポット「ヒカリエ」に。
 
各フロアに点在する喫茶店系はもとより混雑しているかなと、カフェタイム営業をしているだろうレストランフロアに向かってみた。
 
「あー、このパンケーキ食べたみたいー」
と、私が所望して入ったお店は、ハワイアン料理のお店「Kailua Weekend」。
 
パンケーキも食べたかったけど、実はレモネードも飲みたいなと思ってしまったのだった。このお店、「フレッシュレモネード」はじめ、「ピンクレモネード」「ダブルレモネード」「ホットハニーレモネード」と、何種類もレモネードメニューが揃っている。
 
「ヒカリエ」でパンケーキ~。見た目よりもあっさり味。 「ハワイアンパンケーキ」は、ベリーとパイナップルとバナナチョコ、そしてマンゴーという品揃え。
 
パンケーキ生地に全粒粉を加え、ホイップクリームは豆乳ベースのヘルシーパンケーキ、なのだそうだ。シロップもメープルではなく「てんさい糖」ベースだそう。
 
どかーんとクリーム盛られてこんな感じでやってきたパンケーキ、でも本当にクリームはあっさり味。植物油のホイップクリーム的なべたべたした感じがしないのは良い感じ。マンゴーの果肉入りシロップもさほど「甘~い」という感じではなかったから、てんさい糖シロップも適当にかけながらいただいた。
 
んー、悪くないけど、美味しいけど、「わざわざ食べに来る」というほどの感じでもないかな、と。
 
そんなこんなでこのお店でもおしゃべりして、そろそろ5時というところ。
 
友人とヒカリエの入り口で別れたところで、「ちょっとだけお店も見て帰ろうかなー」とヒカリエのショップもちらっと見てから帰宅した。
 
洋服扱う店よりも、雑貨を扱うお店が多い印象。でもなんとなく似た品を揃えているお店が多いような感じがした。フレグランスオイルにウッドスティック刺すタイプの芳香剤を扱うお店がなんだかやたらとあるなぁとか、そんな感じ。
 
夕方になって売り場もますます混雑という感じだから早々に退散してしまったけれど、空いているタイミングにもうちょっとゆっくり見たいかな、と。
レタスのサラダ
白いんげん豆の煮込みカスレ風(昨夜の残り)
ミネストローネ
スライスバゲット with レバーペースト
白ワイン(丸藤葡萄酒 ルバイヤート甲州樽貯蔵 '08)
で、パンケーキまで食べてしまったから、夕飯は軽めに。
 
息子用にはお総菜屋でコロッケと唐揚げを買っていってやり、レタスのサラダと共にそれをメインのおかずに。
 
昨夜のカスレ風煮込みもあるし、ミネストローネもあるし……と、私はありものをあれこれ並べてワインをグラスに1杯。
 
息子は御飯で、私は薄切りバゲット&レバーペースト。
ワインくいくい飲んでいたら、
「あのねー最近学校で先生がワインの話してて。"ブショネ"って知ってますか?って聞いてみたら、社会の先生も、飲んべえの国語の先生も知らないって言ってたよー」
なんて息子が言ってきて、ワイン吹きそうになってしまった。息子よ、君、学校で何の話をしてるんだい……。