2012年5月24日木曜日

ステーキ焼いた~

イングリッシュマフィンサンド 卵チーズ
アイスカフェオレ
手作り「練乳いちごヨーグルト」
手作り練乳が手元にあるところで、
「そうだ、"練乳いちごヨーグルト"も自分で作れるじゃん」
と思い至った。
 
市販のパック入りヨーグルトのお気に入りのこの品、プレーンヨーグルトと苺のパック買ってきて手作りするほうが「安上がり」とは言いがたいけれど、でも好きなだけ好みの味でいただける。これは嬉しい。
 
プレーンヨーグルトにややしっかりめに練乳で甘みをつけて、刻み苺をざくざくと。市販のそれよりもたいそうリッチな味の幸せなデザートができた。
 
パンはイングリッシュマフィンを半割にしてチーズ乗せてオーブンで焼き、目玉焼きを挟んだもの。今日は肉無しで。
カプレーゼ
マッシュドポテト
オージービーフステーキ バター醤油ソース
きのこのミルクスープ
羽釜御飯
麦茶
「おお!今日の夕飯は好きなものばっかりだ!」
と息子が歓声を挙げた今日の献立。
 
ステーキにマッシュドポテトにカプレーゼ、ミルクのスープに炊きたて御飯。
 
今日は習い事の日(=英会話の先生が来る日)なので、まぁ色々とお疲れだろうなと肉料理にしてやった。しかもステーキ。1枚300円たらずの、控えめサイズの特売オージービーフではあったのだけれど、それでもやっぱり「御馳走」で、用意するこちらもテンションが上がる。
 
塩胡椒してスキレットで焼いた後、スキレットに赤ワイン注いでこそいで醤油とバター加えて軽く煮詰めた、定番の「バター醤油味」。お供にバターと牛乳多めに加えたふわふわのマッシュドポテト。
 
いかん、何も考えずに用意したら全体的に牛乳とかバターとかチーズとかになっちゃった……と思いつつ、昨日のきのこスープの残りにはブロッコリーと冷凍コーンを足して、牛乳も注いでミルクスープにアレンジ。熟したトマトはベランダのバジルちぎって、大量に買ってしまったモッツァレラチーズと合わせてカプレーゼにした。
 
モッツァレラチーズは、ゴールデンウィークの特売時に「ハイ食材室」で買ったもの。
 
モッツァレラは「ボッコンチーニ」と呼ばれるピンポン玉サイズの冷凍もので、イタリア産水牛のものなのに500g入って1050円というお値打ち価格だった。スーパーで買う国産のは水牛ではなく牛乳が原料で100gが300円ほど。それを思うと、「冷凍でも全然いい、これ買って食べたい」と案内を見てムラムラしてしまい、2パック分申し込みをしてしまっていたのだった。
 
更に「100gパック×5個セットのイタリア産パンチェッタ切り落とし」1180円とか、「しゃぶしゃぶ用イベリコ豚200g」500円とか、そういった冷凍食品を一緒に買って、我が家の冷凍庫はただいま肉とチーズ(と、前から入ってるバターとか豚まんとか)でいっぱい、という状況。パンチェッタがあってモッツァレラが大量にあって……ということは、ピッツァを焼けという神の仰せかもしれない。
 
ともかくも、500gパックのモッツァレラはいかにも食べ応えがありそうなサイズ。一気に解凍しても500gをすぐには消費しきれないということで、半量を解凍することにした。凍ったままの状態でパン切りナイフを当てたらあっさり食べたい分だけ割りとることができたのは何よりで、残りは再び冷凍庫に。
 
解凍した250gのうちの、今日使ったのは半量ほど。思ったよりもかなり塩気のついているチーズで、カプレーゼにするにはぴったりだった。でもこれ、デザートには使えそうにはないかなと。
 
むちーっと裂けるあの独特な触感とか、乳の旨味が濃厚な味わいとか、ハードタイプのチーズにはない風味がたまらない。冷凍だから質が劣化しているというのもさほど気にならない程度で、息子ともどもたいそう美味しくいただいた。肉よりもむしろ「カプレーゼ、美味しかったなぁ」と思ってしまった夕御飯。
 
そして今日は夕食後に英会話レッスンだったのだけれど、お茶菓子には「ブルボン・ルマンド」を出してみた。
 
無印良品のドーナツ出してみたり、自家製チーズケーキ出してみたり、「麦茶だけ出すのも何だし」とちょこちょこ用意している私。カフェイン嫌いの先生は甘いものはウェルカムらしく、「旨いね!今日も旨いね!」となにやら毎回楽しそうなのだった。アメリカ人のこういうストレートな感情表現は美徳の一つだよなぁ……と思いながら、「先生はルマンドもOK」と心にメモしておいてみたり。
 
私も家庭教師をしていた学生時代に、色々な家で色々なものを御馳走になってけっこう美味しい思いをしてきた。それもあって「次は何を出そうかなー」とか考えてしまう。
 
鮎の形をしたどら焼きがえらいこと美味しかったり、「主人のウィーン土産ですの♪」と出してもらったすみれの砂糖菓子を初めて目にしたりと、伺う先によって刺激的な体験が色々あったのだけれど、忘れられないのは「豪華フルーツ盛り」。
 
自宅の1階で自営のバーを営んでいるお宅で、私は上階の娘さんの部屋で勉強を教えていた。いつも勉強を始めるときに「はいいつもありがとねー。センセ、お茶、飲む?」と2リットルペットのお茶をドーンとテーブルに出してくれるようなざっくばらんな訪問先だったのだけれど、ある時
「これ、内緒ね内緒。食べて食べて」
と、えらく巨大なフルーツプレートを持ったお母さんが階下から上がってきて、プレートを置いてまた戻っていったのだった。
 
サービス的なものだったのか、本来フルーツの行くはずだった先がワヤになってしまったのか知るすべもなかったのだけれど、オレンジの皮はぐるぐる渦を巻いたように切られているし、パイナップルもなんかチョウチョみたいになっちゃってるし、なんか見たことないフルーツまで盛られているし(今から思うとドラゴンフルーツやスターフルーツだった)バナナもバナナで南京玉すだれみたいな造形物になっちゃってるしで、生徒と2人「すごーい」「どうしよー」と盛り上がっちゃったのだった。
 
生徒も驚いていたくらいだからそれは滅多にないことだったようで、「すごいね」「フルーツバイキングとかってあるらしいよ、多分こんな感じなのかな~」と、その日は勉強そっちのけでフルーツと格闘していた記憶がある。あのとき教えるはずの二次関数の問題は予定の半分も消化できなかった。後にも先にもそんな強烈な体験は1回だけ。……あれ、この話、前にも書いたことあったかな。
 
そういえば、生徒の家に猫がいたことはあんまりなかったなぁ……てか、いても触らせてくれる猫がいなかったんだよなぁ……と思い出しつつ、
「今日も猫ちゃんを触って帰ってもいいかーい?」
なんてピュアなホワイトなんだ、ビューテホーだね……と笑顔で猫たちを撫でくりまわして帰って行く先生をお見送り。